すのこベッドのカビ対策まとめ!予防・防止・除去について!
すのこは風通しが良くカビが生えにくいと人気のすのこベッド。すのこベッドならカビの心配はいらないと思っていませんか?実はすのこべっどでもカビは生えてしまうので、みなさんのベッドも知らず知らずのうちにカビが発生しているかも!?対策をまとめてみました。
目次
すのこベッドのカビ対策が知りたい!
ベッドはお値段も高いので選ぶときは慎重に選ぶ人がほとんどだと思います。たくさんのベッドの中でも日本の気候に適していると人気があるのがすのこベッドです。カビが生えにくいといわれているため、衛生的な睡眠空間を作り出せると人気のすのこベッドですが、実はすのこベッドでもカビが生えてしまうんですよ。
カビが生えた状態のベッドで毎日眠ると、体にもいろいろな悪影響が出てしまいます。ですからカビが生えないようにしっかりとした予防対策や防止対策、生えてしまったらきちんと除去しなければなりません。そこで安心してぐっすり眠るための、すのこベッドのカビ対策や防止対策などをご紹介します。
すのこベッドとは
すのこベッドを知っていますか?すのこベッドにはいくつか種類があるのですが、基本的にはマットレスを置く部分がすのこになっているベッドのことをいいます。すのこベッドを知らない人は、全ヘッドレストまですのこでできているのかと勘違いさせてしまいそうなネーミングですよね。もちろんすのこを前面にアピールしたすのこベッドもあります。
非常に通気性が良いので、日本のような高温多湿の気候にはとても適した寝具だといわれています。そもそもすのことは、太い角材に薄い木の板を隙間をあけて打ち付けたものです。100円ショップでもすのこは販売されているので見たことがある人も多いのではないでしょうか。簡単にいえばそれを大きくしたものがベッドになっているんです。
隙間は空いているのですが、すのこの上にしっかりマットレスを敷きますから、寝ていても隙間を感じることは全くありません。すのこベッドの木材として使われるのはひのきや杉、桐、パイン材で、普通のベッドはマットレスと床板に隙間がなく通気性が悪くなりますが、すのこベッドなら隙間があるので通気性が良く、夏涼しいのが特徴です。
すのこベッドの種類
すのこベッドは2種類あり、普通のベッドタイプのものと折りたためるタイプのものです。普通のベッドタイプのものは一般的なベッドと見た目は変わりないものや、ヘッドレストがないものがありますが、上にマットレスを使って使うので、見た目は一般的なベッドと変わりありません。
折りたたみタイプのすのこベッドはいわゆる普通のベッドという外見ではなく、敷布団の下に敷くようなイメージのものです。使わないときは2つに折りたたんだり、くるくると丸めて部屋の隅に置いておくことができるので、部屋のスペースが有効に使えます。2つ折りタイプならそのまま布団干しとして使うこともできるので便利ですよ。
すのこベッドにカビが生えるとどんな影響がある?
カビはお風呂やキッチンなどの水回りでのみ発生するものだ、というイメージがありますが、実はカビはベッドやマットレスにも生えてしまうのです。カビが生えている状態を除去せずに放置していると、私たちの体にいろいろな悪影響を及ぼします。特に小さなお子さんやお年寄りはその影響を受けやすいため、カビの予防対策、防止対策しなければなりません。
日本は高温多湿という気候なので、もともとカビが生えやすい環境です。それに住環境も気密性が高い家が多く湿気がこもりやすいんです。人は寝ている間にもたくさんの汗をかくので湿気は増し、人の髪や垢、木くず、ほこりなどが栄養分になってダニやカビがベッドには生えやすいんです。
カビはアレルギーの発症や喘息、気管支炎などを引き起こしてしまいます。そのためカビを見つけたらすぐに除去する必要があります。カビは胞子を飛ばしているので、寝ている間に鼻や口から体内に吸い込まれてしまうので、なおさらカビには注意が必要です。寝るときに咳が出るなど不調を感じる場合は、すでにカビの影響を受けているかもしれませんよ。
すのこベッドにカビが生えないというのはウソ!
「すのこベッドにはカビは生えない」と聞いたことはありませんか?ベッドを選んでいるときに店員さんにそういってすすめられて、それを決め手に購入したという人もいるかもしれませんね。でもすのこベッドにカビが生えないというのはウソなんですよ!
もちろん一般的なベッドと比較すると、床板に隙間があるため通気性の面では勝りますが、だからといってカビが生えないということはありません。そのためしっかりとカビに対しての予防策や防止策をとる必要があります。すのこベッドを買ったから安心、ではなく、定期的なメンテナンスが必要なんです。
すのこベッドにカビが生える原因
どうして通気性の良いすのこベッドを使っているのにカビが生えてくるのでしょうか。カビを予防するために通気性のよりすのこベッドを買ったのに、カビが生えてしまっては何だか騙された感じがしますよね。ですが残念ながら通気性がいくら良くても、条件さえ合えばカビというものは水回りでなくてもどこにでも生えてしまうものなんです。
カビが生える条件は「温度」「湿度」「酸素」「栄養」「時間」です。すのこベッドを含めたベッドにはカビが生える条件がすべて揃っています。それにカビの胞子は空気中に普通に浮遊しているものなので、ベッドにつくことを防ぐことは不可能です。だからこそメンテナンスが大切なんです。メンテナンスといってもそう大変なものでなく簡単にできるやり方がありますよ。
カビに強いすのこベッドの選び方
とはいえ、すのこベッドは通気性が良く、カビが生えづらいベッドには違いありませんから、ベッドを購入するならすのこベッドがおすすめです。部屋のスペースを有効活用したい・ベランダに布団を干すスペースがない人は、折りたたみタイプのすのこベッドがおすすめです。寝心地が固めになるので気になる人は敷布団の下に薄めのマットレスを敷くと寝やすくなりますよ。
部屋のスペースに余裕があって、普通のベッドとして使いたいなら普通のベッドタイプのすのこベッドを選びましょう。普通のベッドタイプのすのこベッドには厚めのマットレスでも良いですし、薄めのマットレス+敷布団でもOK。すのこベッドの良いところは、和洋どちらの布団でも良いというところです。
すのこベッドは使っている木材や種類やサイズによっても値段が違いますが、平均すると5,000円~50,000円程度で購入できるので、一般的なベッドよりもリーズナブルな値段で購入することができます。カビを予防するためには木材は桐を選ぶと良いでしょう。桐は他の木材よりも通気性が良いので、すのこベッドの中でもよりカビに強いですよ。
すのこベッドに生えたカビを除去しよう!
シーツを交換するとき床板を目にすることがあると思いますが、そんなときに見つけてしまうのがカビ。ベッドにカビを見つけてしまうとショックですよね。でもいったんショックは置いておいて早急に除去しましょう。なぜなら時間の経過とともにカビはどんどん繁殖してしまうからです。
すのこベッドでカビは生えやすい部分は、マットレスと板が接している部分です。カビを見つけたらすのこベッドからマットレスを外し、部屋の窓を開けて乾燥させます。直射日光に当てると板が割れてしまうことがあるので、風を通して乾燥させる感じで大丈夫です。
カビそのものはしっかりと乾燥させれば除去できますが、黒い見た目は消えません。これを除去するにはサンドペーパーで削り取るのが手っ取り早くておすすめの方法です。もしくは漂白剤を薄めたものを布につけ、黒くなった部分に染みこませるようにしたら拭き取って乾燥させましょう。
すのこベッドのカビを予防するには?
カビは一度できてしまうと除去しても黒い色が残ってしまいますし、しっかりとるには漂白剤などの薬剤が必要になります。ベッドに薬剤は使いたくないという人もいるでしょう。ですからカビが発生しないように、予防策・防止策をとることが大切です。
すのこベッドのカビを予防・防止するためには、マットレスや敷布団を敷きっぱなしにしないことです。これが最も効果的です。敷布団なら朝起きたときにたたむ、マットレスなら週に1度はベッドからどけ、しっかりすのこを乾燥させてしっかりカビの発生を予防・防止しましょう。また除湿シートを併用するのも効果的ですよ。
カビ対策したすのこベッドで快適な眠りを!
人生の1/3が睡眠時間といわれているほど、睡眠は私たちにとって大切なものです。衛生的な環境で快眠できるよう、ベッドの衛生面にも気を使ってみませんか?しっかりとカビ対策をしたすのこベッドで快適な眠りにつきましょう!