失恋した時に観たい映画まとめ！おすすめ作品をランキングで

失恋は何度経験しても辛く、悲しいものです。早く忘れたい！と思ってもなかなか苦しい気持ちが離れません。しかし大丈夫です。失恋から立ち直るには、焦らずにゆっくりと自分に気持ちを癒していくことが大切です。映画は、失恋で苦しんでいる心に寄り添ってくれ、きっと失恋から立ち直る手助けをしてくれるはずです。

今回は失恋した時におすすめの映画を、日本ものから洋画までランキング形式で紹介します。泣ける映画や、笑える映画を観て、心のデトックスをしてください。きっと失恋の苦しさが少し楽になるはずです。

「愛しのローズマリー」は2001年にアメリカで製作されたロマンティックコメディです。父親の遺言が原因で女性を外見でしか見ていないハルが主人公です。自分は冴えない外見でありながら、理想ばかり高く、外見のいい女性ばかりを追い続けているので、失恋を繰り返すばかりです。

ある日ハルは偶然出会ったセラピストに、人の内面が外見として見える催眠術をかけられます。翌日目の前に現れた、見たこともないような美女ローズマリーに恋をします。しかしローズマリーの本当の姿は体重100キロ以上の巨体の女性です。互いに好意を持ち、二人の距離は縮まっていきます。しかしある日、心配した友人がハルの催眠術が解きます。

ありのままに愛し合えることは、本当に素晴らしいことです。「愛しのローズマリー」はたくさん笑えてハッピーな気持ちになれること間違いなしの洋画です。この映画を観ると、ありのままの自分を愛してくれる人は必ずいるんだと思えるはずです。心がほっこり温まるので、失恋したときにおすすめです。

「(500)日のサマー」は2009年に公開されたアメリカ映画です。日本での公開は2010年です。主人公のトムは、会社のアシスタントとして入社してきたサマーに一目惚れをします。同じバンドが好きだということをきっかけに、二人はどんどん親密になっていきます。

トムのサマーへの気持ちは募っていきますが、サマーには真剣に付き合う気がないことがわかります。トムは自由奔放なサマーに翻弄され、悩む日々が続きます。そしてついに、トムとサマーの甘く切ない500日が終わる日がやってきます。

「(500)日のサマーは」主人公の恋する姿がリアルに描かれてます。可愛くておしゃれな雰囲気の中に、片思いの切なさや失恋の苦しさがギュッと詰まっています。「(500)日のサマーは」失恋すると観たくなると言われている、人気の失恋洋画の一つです。

「ユー・ガット・メール」は1998年に公開されたアメリカ映画です。日本では1999年に公開されています。主人公は老舗の小さな絵本書店を営むキャスリーンです。キャスリーンは顔の知らない相手とのメールのやり取りに夢中になっています。

ある日キャスリーンの店の近くに大型書店ができることになりました。実はその店の御曹司がメール相手のジョーなのです。その事実を知らない二人はメールを続けていきます。現実世界では商売敵の二人ですが、メールでの二人は着実に距離を縮めていき、次第に互いに惹かれ合うようになります。

「ユー・ガット・メール」はハッピーエンドのザ・王道ラブストーリーです。NYの美しい四季の移ろいと、流れてくる素敵な音楽は、観ているだけで幸せな気持ちにさせてくれます。失恋で傷ついた心が癒され、明るい気持ちなれるおすすめの洋画です。

2007年に制作された「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は「恋する惑星」などで有名なウォン・カーウァイ監督の作品です。日本では2008年に公開されました。NYで暮らす、失恋したばかりのエリザベスは深夜のカフェでブルーベリーパイを食べることになります。それが日課となり、カフェのオーナーのジェレミーとエリザベスはいろんな会話をし、距離を縮めていきます。

しかし失恋から立ち直れないエリザベスは街を出て、旅立ってしまいます。旅先でいろいろな人に出会い、ます。綺麗なことばかりではない様々な人生を目の当たりにし、エリザベスは逞しく成長していきます。そして半年間の放浪を終え、ついにジェレミーの店へ戻ってきます。

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」は映像や音楽など全てが美しい、少し大人なラブストーリーです。失恋をしても、自分で変化を起こせば人生の見え方が変わっていくということを教えてくれます。失恋した後に、芸術作品をうっとりと眺めるように観れる、おすすめの洋画です。

「100万円と苦虫女」は2008年公開の日本映画です。主人公の鈴子は、とあることで前科持ちになってしまいます。出所後実家に戻ったけれど、世間の目は冷たく、家族とも気まずい関係になってしまいます。そんな現状に嫌気がさし「100万円貯まったら出ていきます」と宣言します。

無事に実家を出た鈴子は、これからは100万円が貯まる度に違う町に住むということを決意します。そして鈴子は山や海での暮らしを経験します。次の場所は都心に近い町で、鈴子はアルバイト先の先輩、中島と恋に落ち、二人は順調に幸せな日々を過ごしていました。しかし鈴子の貯金が100万円に近づきはじめます。

どこにでもいそうなごく普通の女の子が、前を向き行動を起こして行く姿は、どんなことがあっても強く生きようと思わせてくれます。劇中の「別れは次の出会いのためにある」という泣けるセリフは、失恋した心を優しく励ましてくれます。失恋した後に観ると勇気が湧いてきそうです。

「あと1センチの恋」は2014年に公開されたイギリス・ドイツ合作の映画です。イギリスに暮らすロージーとアレックスは６歳の頃からの親友です。成長していきうちに二人は友情以上の感情が生まれはじめますが、二人は親友の関係を続けようとします。二人は夢であるアメリカでの大学進学を語り合い、約束します。

高校を卒業した夜にロージーは高校の人気者の男の子と一夜を共にし、妊娠してしまいます。ロージーは、アメリカの大学へ行くアレックスに妊娠したことを打ち明けないままイギリスに残り、二人は離れ離れになってしまいます。互いに特別な気持ちを抱きながらも二人はすれ違い続けます。

二人は離れた場所でお互いにいろいろな経験をしていきます。いつでもどんなときも想い続けているのに、いつもあと1センチ届かない二人の姿は観ていて切なく、涙が溢れ出てきます。「あと1センチの恋」は思いっきり泣けるので、失恋した後におすすめの洋画です。

「ただ、君を愛してる」は2003年に公開された日本映画です。幼い頃からコンプレックスを抱える誠人は人とうまく関われないでいます。大学の入学式の日、横断歩道を渡ろうとしている静流と出会います。不思議と誠人は、静流とは自然と仲よくなることができます。そして静流は誠人に恋をします。

写真が趣味の誠人は、学校の近くにある森で写真を撮っています。誠人と一緒に過ごしたいがために静流も写真をはじめます。しかし誠人には想いを寄せる人がいることを知り、静流は失恋します。いつも二人で過ごしているけれど、女性として見ていない誠人に、静流はキスの誕生日プレゼントをお願いします。

静流の「好きな人の好きな人を好きになりたい」という純粋で大きな愛に、胸を打たれます。大いに泣けるラストシーンはハンカチ必須です。二人の切なく美しい物語は、失恋したばかりの心に、きっと優しい感動を与えてくれます。「ただ、君を愛してる」は、失恋した後に観ると、純粋な気持ちで人を愛したいと思える映画です。

「ホリデイ」は2006年に公開されたアメリカ映画です。週末興行成績で初登場3位を獲得し、日本でも2007年に公開され、週末興行成績で初登場4位を獲得した大ヒット洋画です。

ロンドン郊外に暮らすアイリスは、かつての恋人ジャスパーの婚約発表にシャックを受け、傷つきます。一方ロスの豪邸に暮らすアマンダは恋人の浮気が発覚し破局します。どんなに悲しくても涙が出ないことにショックを受け、休暇を取り旅に出ることを決めます。アマンダはネットのホームエクスチェンジのサイトでアイリスのコテージを見つけます。失恋した二人が、お互いの家を交換することになります。

アマンダはアイリスの兄のグレアムと出会い、アイリスはロスでイーサンの友人マイルズと出会います。全く違うお互いの生活環境で過ごしている中で、思いもよらない素敵な出会いや出来事が起こる、希望に満ちた物語です。失恋してぼろぼろになってしまっても、気持ちを切り替えて一歩を踏み出そうと思えます。失恋した時におすすめの心温まる洋画です。

「耳をすませば」は1995年に公開された、スタジオジブリのアニメーション映画の名作です。アメリカでは「Wisper of the Hear」というタイトルで2006年にDVDが発売されています。

月島雫は読書が好きな中学三年生です。ある日図書館で自分が借りる本の読書カードすべてに、天沢聖司という名前があることに気がつきます。雫は見たこともないその人物に興味を持ち、気になり始めます。中学最後の夏休みにヴァイオリン職人を目指す、一人の少年と出会います。その少年こそが、あの天沢聖司だったのです。

雫と聖司は、互いに心惹かれ合い、少しずつ距離を縮めていきます。自分との違いに悩みながらも、雫は自分たちの関係の在り方を見つけ出し、強く決意します。イタリアへと旅立った聖司に影響を受け、雫も自分の夢に向かって進みだします。「耳をすませば」は、さわやかで胸がキュンとときめく青春ラブストーリーです。失恋して落ち込んでいるときに観ると明るい気持ちになれる、おすすめの映画です。

「シザーハンズ」は1990年に公開されたアメリカ映画です。日本では1991年に公開されました。監督ティムジョニー・デップバートン、主演ジョニー・デップの名作洋画です。町はずれの屋敷に暮らす発明家によって造られたエドワードは、ハサミの手を持つ人造人間です。人間の手を与える前に、発明家はこの世を去ってしまいます。

屋敷に一人残されてしまったエドワードの元に、化粧品セールスをしているペグがやってきます。優しいペグは、エドワードを不憫に思い自宅に連れて帰ります。両手がハサミのエドワードは、日常生活もままなりませんが、植木を剪定したり、ペットの毛を刈ったりしていくうちに町の人気者になっていきます。そしてエドワードはペグの娘のキムに恋をします。

大好きな人を抱きしめたいのに、両手がハサミなので抱きしめることができない場面は泣けるシーンで、観ていてとても切ないです。「シザーハンズ」は胸が張り裂けそうなほど泣ける、おすすめの失恋洋画です。

「アバウトタイム〜愛おしい時間について〜」は2013年に公開された、イギリス、アメリカの合作の映画です。日本での公開は2014年です。イギリスに暮らす主人公のティムは21歳の誕生日に、父親から一家の男はタイムトラベルの能力があることを教えられます。早速ティムは恋を実らせるためにタイムトラベルを使いますが失恋します。

ある夜、ティムはチャーミングで魅力的なアメリカ人女性、メアリーに出会い、恋に落ちます。しかし友人のためにタイムトラベルを使ってしまい、メアリーとの出会いはなかったことになってしまいます。メアリーと出会い直すために何度もタイムトラベルや失恋を繰り返し、なんとか二人は愛を育む関係になります。いろいろなトラブルが起っていくうちに、ティムは重大なことに気づいていきます。

「アバウトタイム〜愛おしい時間について〜」は家族の愛のつながりを描いた映画で、特に父と息子の最後の会話を交わす場面は泣けるシーンです。観終わったあとは、ありふれた毎日が特別に愛おしく感じはずです。心が温まり、失恋のくるしい気持ちが少し楽になっています。あったかくて泣ける、おすすめの洋画です。

「100円の恋」は2014年に公開された日本映画です。主演の安藤サクラはこの作品で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得しています。またこの作品は最優秀脚本賞も獲得しています。32歳の一子は実家で引きこもりのような生活を続けています。しかし子連れで出戻りしてきた離婚した妹の二三子との折り合いが悪く、一子は実家を出て行くことにします。

一人暮らしを始めた一子は、実家時代から通っていた100円ショップで働き始めます。一子は帰り道にあるボクシングジムで、一人練習する狩野を覗き見することが楽しみになります。ある日、狩野が一子の店で買ったバナナを忘れたことをきっかけに、二人は距離を縮めていきます。しかし二人の幸せな日々は早々に終わってしまい、一子は失恋します。

失恋を機に、一子はスイッチが入ったかのように変わり始めます。身も心もボロボロだった一子がボクシングに打ち込み、変貌を遂げていく姿はとてもかっこいいです。本当に痛々しく苦しい映画ですが、一子のたくましさに感動し、失恋でへこんでいた心が励まされます。

「はじまりのうた」は2013年のアメリカの音楽映画です。日本での公開は2015年です。この作品は、アメリカでは５館の映画館でしか上映されていなかったのですが、口コミで評判が広がり、最終的には1300館で上映された大ヒット映画です。劇中歌の「Lost Stars」は第87回アカデミー賞の歌曲賞を獲得しています。

失恋したグレタは、ミュージシャンである友人スティーブの家に居候をします。ある夜、スティーブがライブハウスで歌っているのを見ています。スティーブは歌い終わると突然グレタの紹介を始めます。失恋で落ち込んでいるグレタは、渋々ながらも歌い始めます。そこに偶然いたのが落ち目の音楽プロデューサーのダンです。彼はグレタの歌を聴いていると、魔法にかかったように、あるはずのないピアノの音やドラムの音が頭の中で流れ始めてきます。

グレタに才能を感じたダンは一緒にアルバムを作ろうと持ちかけます。恋や仕事に行き詰まってしまった二人が、音楽を通して新たな一歩を踏み出します。NY中で奏でる素敵な音楽たちが心に沁みます。「はじまりのうた」は失恋したときに何度でも見たくなる、おすすめの泣ける洋画です。

「きみに読む物語」は2004年に製作されたアメリカ映画です。日本では2005年に公開されています。身分の違う二人の恋を描いた泣ける名作ラブストーリーです。

老人の日課は、認知症の老婦人に本を読み聞かせることです。夫人は老人のことが誰かは認識していませんが、老人は毎日物語を読み聞かせます。1940年の夏、ノアは令嬢のアリーに一目惚れをします。アリーは少しずつノアに惹かれていき、二人は恋人同士となります。しかしアリーの母親に反対され別れてしまいます。

失恋したロンは戦争へ行くことになり、アリーには婚約者ができます。ロンが戦争から戻り、二人のどちらを選ぶかアリーが決断します。物語の結末を老人が話している時に、老婦人はこの話は自分たちの話だということに気付きます。二人の情熱的な愛の美しさに心が震えます。失恋で曇った心が涙で洗われます。失恋したときに観てほしい、おすすめの泣ける洋画です。

「タイタニック」は1997年のアメリカ映画です。1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故を基に製作された、ジェームス・キャメロン監督の作品です。1998年のアカデミー賞では11部門を受賞しています。全世界で大ヒットし、今でも泣ける超名作として愛され続けています。

イギリスからアメリカへ沈まない船としてタイタニック号が出発します。主人公は上流階級のローズと、タイタニック号のチケットをポーカーで手に入れた貧しい少年ジャックという正反対の二人です。ローズはジャックが描く絵を気に入り、晩餐会へ招待します。互いに惹かれ合い、幸せな時間を過ごしていた矢先、タイタニック号は巨大な氷山と衝突し、ゆっくりと沈み始めていきます。

命をかけてローズを守ったジャックの強く深い愛に、心を突き動かされます。悲しい結末ですが、真実の愛を見つけた二人は美しく輝いています。最高の映画体験ができる「タイタニック」は泣ける名作洋画です。悲しくも壮大な愛で包まれるこの作品こそ、失恋した時に見たい映画ランキング第1位です。

映画は娯楽として楽しめるだけではなく、人生に影響を与えてくれることもあるほど素晴らしいものです。失恋したばかりで繊細になっている時こそ、映画の世界にどっぷりつかってみてください。きっと少しずつ失恋で苦しい心が軽くなっていくはずです。

ここでは失恋した時に観たいおすすめの映画を、日本のものから洋画までランキングで紹介しました。たくさん笑えるものから、思いっきり泣けるものまでおすすめの作品を紹介したので、ぜひ観てみてください。失恋から立ち直る日は必ずやってきます。きっと新しい出会いが待っています。