ボルダリングシューズのおすすめブランドは?初心者のための選び方も!
ボルダリングで使うボルダリングシューズにも様々な種類があります。選び方もよくわからないまま初心者が自分で選ぶのは難しいですよね。今回はそんな初心者でもわかる様に、ボルダリングシューズのおすすめブランドや選び方を紹介していきます。
目次
- ボルダリングシューズとは?
- ボルダリングシューズの正しい選び方って?
- ボルダリングシューズには3タイプがある!
- 良いとこ取りのシューズタイプを選ぶならベルクロ
- 上達してきたらしっかり調整できるシューレース
- 脱いだり履いたりを繰り返すならスリップオン
- ボルダリングシューズの靴底の違いって何?
- ボルダリングシューズの形状を知ろう!
- 足の形でシューズの選び方が違う?
- ボルダリング初心者だとシューズ選びが不安
- ボルダリングシューズの老舗ブランド
- 圧倒的メジャーブランド
- アメリカではシェアNo.1のブランド
- イタリアのこだわり派人気ブランド
- 若い世代に人気のブランド
- コスパも良いドイツのブランド
- 自分に合うシューズで楽しくボルダリング!
ボルダリングシューズとは?
近年ボルダリングジムが増えてきて、初心者でもボルダリングが始めやすくなりました。ボルダリングジムに通ってみようと考えている人も多いでしょう。ボルダリングを始めるには、ボルダリングシューズとチョークバッグが必要になります。始めのうちはレンタルで問題ないですが、よく通うようになるとマイシューズを用意した方が経済的にも良いですよね。
ボルダリングシューズ買うと世界が変わる的なこと言われてゆらぎそうになるレベルにボルダリング楽しい。靴がレンタルじゃなかったらもっと登れてるって言われてうわーーーって悔しくなるいや私の技術不足だな悔しい悔しい。
— azdn (@azdndn) March 18, 2018
そもそもボルダリングで使用するシューズはボルダリングの専用シューズではなく、クライミングシューズになります。シューズの種類も色々あり、初心者では何を買って良いのかわからなくなりますね。そんな初心者の人にシューズの選び方やおすすめの製品・人気ブランドを紹介します。
ボルダリングシューズ悩めば悩むほど深淵に沈む気がする。
— モンタナ (@monntana29) March 8, 2018
ちょっとオフロで頭冷やしてこよう。
ボルダリングシューズの正しい選び方って?
ボルダリングのシューズの選び方は普通の靴を買うのとは違います。つま先でホールドに立つため、フィット感は欠かせません。シューズの中で足が動かないように、サイズも普段のシューズでは考えられない程小さいものを使います。そのため、きちんと試着をして買うことをおすすめします。シューズの形やメーカーによってもフィット感が変わってくるので、足浮きがないか等必ず確認しましょう。

初心者でクライミングシューズはボルダリングジムで主に使うという人は、ソールは薄くて柔らかいものを選びましょう。ソールが硬いものは、細かいフットホールドに乗りやすいように曲がりにくくなっています。上達してきてエッジングが必要になった時に硬めのソールを検討すると良いでしょう。

ボルダリングシューズのサイズの選び方
ボルダリングシューズのサイズは、足幅や足の甲の高さ、足指の形や長さで決まります。足の長さだけでは決められないため、きちんと試着してフィット感を確かめましょう。大抵の場合、普段よりも小さいものを使います。シューズの中で足が動かないようにして、ホールドに乗りやすくするためです。

上級者は小さめのホールドに乗ることが多くかなり小さめのサイズを選びますが、初心者であればそこまで必要ありません。しばらく履いていても痛くならないものが良いので、初心者は1センチメートルを目安に小さいシューズを選ぶのがおすすめです。試しに履いてみて、1〜2分でも痛みがでるようであれば別のものを検討しましょう。まずはある程度快適に登れることが重要です。


ボルダリングシューズには3タイプがある!
ボルダリングシューズのタイプには3種類あります。ベルクロタイプとシューレースタイプとスリップオンタイプです。どれも足を入れる方法によって名前わけされています。ベルクロタイプは2本〜3本のマジックテープで締めるもので、シューレースタイプは靴紐で締めるものです。スリップオンタイプはベルクロも靴紐もついていないタイプのものになります。

それぞれフィット感と着脱のしやすさが違います。自分の足の特徴や使い勝手を考えて選ぶ必要がありますね。シューズタイプの中で初心者におすすめなのは、ベルクロタイプです。それぞれのシューズタイプの特徴とデメリットをみていきましょう。
良いとこ取りのシューズタイプを選ぶならベルクロ
ベルクロタイプのボルダリングシューズの特徴
ベルクロタイプのボルダリングシューズは、マジックテープで締めるので着脱がしやすいのが利点です。締め具合も調整が簡単なので、初心者でも使いやすいですね。フィット感と着脱のしやすさを兼ね備えているので、履きやすくおすすめです。

着脱が簡単ですが、締める場所がマジックテープの箇所で決まっているため、締めたい所が締まらないという可能性もあります。またマジックテープなので締まりが悪くなった時は付け替えができないので、買い直しになりますね。

上達してきたらしっかり調整できるシューレース
シューレースタイプのボルダリングシューズの特徴
シューレースタイプのボルダリングシューズは、足先からしっかり締め上げることができるため、フィット感が非常に良いです。靴紐の強弱で自分の足に合わせて調整ができます。シューズ全体を緩めたり締めたりできるので、シューレースタイプが履きやすいという人もいます。上級者では自分の足に合わせて締めることができるため、シューレースタイプの人が多いです。

靴紐を結ぶので、通常の靴と同じ様に使用中に解ける可能性があります。また着脱の際に靴紐を結ぶのが面倒という人もいますね。靴紐が邪魔だと感じるようなら、あまりおすすめできないタイプになります。

脱いだり履いたりを繰り返すならスリップオン
スリップオンタイプのボルダリングシューズの特徴
スリップオンタイプのボルダリングシューズは、ベルクロも靴紐もないものになります。もともときつめに作られているシューズですが、フィットしやすいよいうに柔らかく作られています。締めるパーツがないため、軽量で足になじみやすいシューズです。慣れると着脱も簡単なので、頻繁に着脱する人におすすめです。

締めて調整するシューズではないため、使っているうちにシューズが伸びてきます。その際は調整する方法がないため、合わなくなると買い替えが必要になります。ある程度伸びるのを想定して買う必要があるため、初心者にはサイズ選びが難しいですね。

ボルダリングシューズの靴底の違いって何?
ボルダリングシューズの靴底をソールと呼びます。ソールの形によって種類がわかれていますが、ボルダリング初心者におすすめなのはフラット型と呼ばれるソールが平面になっているものになります。シューズの選び方ではソールの性能は特に重要です。

フラット型以外にはダウントウと船底型があります。船底型は靴底が反っている形をしています。初心者ではあまり使わないスメアリングがしやすいという特徴があります。スメアリングとは、ホールドがない時に体を安定させるため、壁に靴底を当てて足場を作ることです。

ダウントウは船底とは逆に、親指側のソールがかぎ形になっているシューズです。小さいホールドに引っ掛かる感じがあり、足指でホールドがしっかりつかめる感覚があります。形が不自然になるので、足の感覚がつかみにくく初心者にはおすすめできません。

ボルダリングシューズの形状を知ろう!
ボルダリングシューズの形状にもノーマルとターンインの2種類あります。ノーマルは通常のシューズと同じ形状ですが、ターンインはつま先が親指側に集まるようにシューズの先が親指側に曲がった形状をしています。

ターンインのボルダリングシューズにすることによって親指側のエッジが使いやすくなります。しかし反対に小指側のエッジは使いにくくなるので、ルートによって使いやすさがわかれます。初心者はノーマルを選ぶようにしましょう。

足の形でシューズの選び方が違う?
ボルダリングシューズはできる限り自分の足に合ったものが良いですが、足の形も人それぞれです。自分の足の形をきちんと把握して、選び方の参考にしましょう。
つま先の形で代表的なのが、足を真っ直ぐにした時の頂点が親指か人差し指の2パターンです。親指が頂点の足の形は日本人に多い形ですが、ボルダリングシューズではあまり種類がないかもしれません。つま先に丸みがあるものが合いやすいですね。

人差し指が頂点の形状の人は、つま先が尖った形状のシューズが合いやすいです。ボルダリングシューズではこちらの方が多いです。

また、かかとの形にも違いがあります。アキレス腱のところが足首から真っ直ぐおりてきている直角型とかかと側に傾斜がある三角型に大別されます。かかと部の傾斜が強いボルダリングシューズも多いため、直角型の人はかかとが浮かないかしっかり確認しましょう。

ボルダリング初心者だとシューズ選びが不安
おすすめの選び方は説明しましたが、実際にボルダリングシューズを買うのは不安という初心者も多いでしょう。買ったはいいけど、思っていたのと違うということはあります。誰でも失敗はしたくないですよね。ボルダリングシューズにも人気のブランドがあり、人気のブランドであれば購入者も多く、少しは安心です。

ボルダリングシューズのブランドは自分の足に合うかどうかや好みが分かれますが、特徴やそれぞれのコンセプトがあるので知っておいて損はないですよ。シューズの選び方の参考にしてみてください。

ボルダリングシューズの老舗ブランド
ボルダリングシューズの人気ブランド:LA SPORTIVA(ラ・スポルティバ)
1928年に北イタリアで創設されたブランドです。林業に携わる人々のために登山靴を作り始めたのがきっかけで、3代目の社長がクライミングシューズの開発を始めました。イタリアの地にこだわり、工場も創業以来同じ場所にあります。

長い間シューズを作り続けており、現在でも足の形態学等の研究が進められています。ほとんどの靴作りが地元の職人たちにより手作業で進められており、丁寧に作られているのがわかります。

特に初心者におすすめのモデルは、タランチュラです。デザインは特徴的ですが、くせがない履き心地で、ベルクロタイプなのでサポート性も良いです。耐久性も高く、長持ちします。
ジャッカルVSも初心者におすすめです。足入れ感が良く、馴染みやすいモデルです。ソールに厚みがあるため足の疲労も少なく、通気性も高いので長時間使用しても快適です。
カタナもおすすめのモデルになります。2本のベルクロを左右に締めるタイプで、フィット感がよくサポート性も高いです。クセのない足型のオールラウンドシューズで、幅広いクライマーが使用しています。
圧倒的メジャーブランド
ボルダリングシューズの人気ブランド:FIVE TEN(ファイブテン)
1985年にクライマーであるチャールズ・コールが設立したブランドです。フリクション性能が圧倒的に高いステルスラバーソールを開発したことで有名なブランドで、日本でも幅広い層に人気があります。

常に革新的な商品を生み出しているアメリカのブランドで、ステルスラバーの専売特許を持っています。どうしてもステルスラバーが良いからとファイブテンを選ぶ人もいるほど人気のソールです。他にも人気のシステムを次々と生み出しており、日々進化を遂げているブランドです。

初心者に特におすすめのモデルはモカシムです。クセのない型で、あらゆる足にフィットするモデルです。足裏感覚に優れており、足入れ感も良いです。スリップオンタイプですが、ベルクロが1本ついたモカシムオンサイトというモデルもあります。
ローグベルクロというモデルも初心者におすすめです。アッパー素材にスウェードレザーが使われており、足に馴染みやすいです。足幅が広めだったり甲が高かったりする人にもおすすめです。2本のベルクロで着脱もしやすいです。細身のウィメンズモデルもあります。
アメリカではシェアNo.1のブランド
ボルダリングシューズの人気ブランド:evolv(イボルブ)
2003年に誕生したアメリカのブランドであるイボルブは、アメリカ国内でクライミングシューズのシェアNo.1になっています。エントリーモデルは価格を抑えた設定になっており、初心者も購入しやすいですね。クセが少なく履きやすいものが多いです。

トップクライマーと開発チームが共同で開発をしており、アフターケアにも力を入れています。自社開発のラバーを使用しており、耐久性は水洗いを推奨するほど高いようです。

初心者におすすめのモデルはデファイです。履き心地にこだわったオールラウンドモデルで、足入れの良さと足裏感覚に優れています。幅広でつま先に余裕があるので、初心者が選びやすいモデルです。
シャーマンもおすすめのモデルです。定番のものですが、足入れも良くフィット感にも優れています。ソールの柔らかさもあり、バランスの良いシューズなので、様々な動きに対応できます。
イタリアのこだわり派人気ブランド
ボルダリングシューズの人気ブランド:SCARPA(スカルパ)
SCARPAとはイタリア語で靴を意味します。1938年にイタリアで登山靴の専門ブランドとして誕生しました。最高品質のレザーを使用している職人気質な靴作りをしているブランドです。

レザーへのこだわりが非常に強く、製品に使うもとになる動物の産地や飼育環境からなめし加工業者の発掘まで徹底して管理しています。

特に初心者におすすめのモデルはフォースです。クッション性のあるベルクロでフィット感があり、快適な履き心地です。様々な動きが習得できるため、クライミングスタイルが決まっていない初心者にうってつけです。
若い世代に人気のブランド
ボルダリングシューズの人気ブランド:MAD ROCK(マッドロック)
キッズサイズの展開もあるアメリカのブランドです。2002年から革新的で技術的な手頃な価格のクライミングシューズを作ることを目的として作られたブランドになります。
斬新なアイディアが特徴で、若い世代からの支持もあります。独自のソールラバーを使っていて、自社工場で開発・生産・製造の全てを行っています。

ダウントウモデルですが、人気のモデルなのがシャークです。土踏まずを包み込むようなかたちでサポート性にも優れており、履き心地も良いです。日本人の足に会いやすく幅広ですし、クセが少なく万人向きです。
コスパも良いドイツのブランド
ボルダリングシューズの人気ブランド:Red Chili(レッドチリ)
ドイツのクライマーが従来のシューズとは違う理想のシューズを提供するために立ち上げたブランドで、コストパフォーマンスの向上を重視しています。ドイツ西部の工場で開発からテストまで全てを行います。

クライマーとしてのこだわりがあり、従業員は全員クライマーという熱意あふれるブランドです。低価格で納得のいくシューズを提供する、クライマーに優しいブランドですね。

初心者におすすめのモデルはデュランゴVCRです。履き心地を重視した靴で、幅広になっています。2本のベルクロで着脱もしやすく、長時間履いても足が痛くなりにくいところが初心者向きですね。
コロナVCRもオススメです。インサイドをしっかり包み込む形の標準的なモデルになります。ソールはやや硬めになります。
自分に合うシューズで楽しくボルダリング!
ボルダリングシューズを買うときの選び方やおすすめを紹介してきました。ボルダリング初心者であればシューズ選びはかなり迷いますが、まずは痛みがなく楽しくボルダリングが続けられるものを選びましょう。

上達してくると、つま先の使い方や乗るホールドのサイズも変わってきます。最初に選んだシューズとは選び方も変わってくるでしょう。そうなれば自分に合ったシューズが見つかります。お気に入りのシューズで、更にボルダリングを楽しみましょう。
