亀の種類&飼育方法まとめ!必要なものについても解説【初心者向け】
見ているだけでも癒される亀ですが、意外と亀の種類によっては飼育の仕方は様々です。今回は、そんな亀を飼育するにあたり、必要なものや飼育方法についてご紹介します。初心者の方でも飼育しやすい亀の種類もご紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
亀が癒される!

亀はカメ目に属する爬虫類の総称で、硬い甲羅で体が覆われていることが特徴の動物です。ほとんど動かず、のそのそと活動する様子から、癒されると古来からペットとして飼育されてきました。亀は動物の中でも長寿の分類に入り、長くペットとして共に生活していると、愛着がわきます。

亀は種類によっては、気難しい種類の亀もいますが、環境さえ整えれば初心者の方でも、非常に飼育しやすい動物です。ここでは初心者の方でも飼育しやすい種類の亀や、飼育方法についてご紹介しるため、ぜひ参考にしてください。
初心者におすすめの亀の種類
初心者が飼育しやすい亀の種類①クサガメ

別名「ゼニガメ」とも呼ばれているクサガメは、古来から日本の池や川に生息している亀です。大きさは20㎝前後です。おおらかな性格で人懐っこい亀のため、なついてくると自分の名前を覚えたり人の後について歩いたりすることもあります。
初心者が飼育しやすい亀の種類②ニホンイシガメ

ニホンイシガメは、クサガメよりもやや小さく15㎝ほどの大きさの亀です。見た目は頭と甲羅は茶褐色で手足は黒色です。性格は神経質で憶病な亀が多く、水がきれいな場所を好みます。そのため飼育水が汚れていると、藻が生えたり皮膚病になったりする恐れがあるため、飼育には注意が必要です。
初心者が飼育しやすい亀の種類③ミドリガメ

正式名称は、「ミシシッピアカミミガメ」と言い、小さい頃は鮮やかな緑色をしているのが特徴です。成長すると体色が黒に変化し、最大で28㎝まで大きくなります。丈夫で飼育がしやすく初心者向きですが、成長していくにつれて気性が荒くなっていきます。
初心者が飼育しやすい亀の種類④ミシシッピニオイガメ
ミシシッピニオイガメは、成長しても大きさは10㎝前後の小型の亀です。そのため飼育スペースは、他の亀と比べて小さめでも良いのが特徴です。ほとんど水中で生活をしているため、日光浴の回数は少なくても良いです。また成長すると、寒さに強くなることもあり、非常に飼うのに手間がかからない亀です。
初心者が飼育しやすい亀の種類⑤キバラガメ

キバラガメは、大人しく温厚な性格をしている亀です。人間にもなつきやすく、スキンシップを比較的取りやすいため、初心者の方でもお世話のしやすい亀です。キバラガメは、子亀の時は手のひらに収まるほどの大きさですが、成長すると最大で30㎝ほどになります。そのため飼育する際は、あらかじめ大きめの水槽で飼育すると良いです。
初心者が飼育しやすい亀の種類⑥ヘルマンリクガメ

ヘルマンリクガメは、成長しても20㎝ほどの大きさの小型の亀です。甲羅がドームのように、丸い形をしているのが特徴です。比較的安価で購入することができ、飼育環境を整えれば、初心者の方でも非常に飼育しやすいです。
上級者向け!初心者は控えた方が良い種類の亀
初心者向きではない亀の種類①インプレッサムツアシガメ

インプレッサムツアシガメは、リクガメの中でも飼育最困難種です。以前までは比較的流通していた亀ですが、高温と蒸れを除外した多湿環境を作る必要があり、飼育環境を整えることが非常に困難です。
初心者向きではない亀の種類②カミツキガメ

カミツキガメは、子亀のころは扱いやすいですが、成長するとともに攻撃性が非常に強くなる亀です。気性が荒く動きが俊敏であり、近づいたものに噛みつく習性があります。また、カミツキガメを飼育するには、都道府県からの許可が必要です。
初心者向きではない亀の種類③ソリガメ
ソリガメはメスよりオスの方が食い意地が張ってる気がする。
— ポタカ (@Potaka77) December 1, 2017
大きくなるからかな pic.twitter.com/4IfsASJyfH
ソリガメは、甲羅の色彩が様々で、ソリガメの中には、非常に鮮やかなオレンジ色の甲羅を持つ亀もいます。ソリガメは、乾燥にも多湿にも弱く、最適湿度の幅が非常に狭いです。そのため、最適な湿度環境を保ち続けることが困難です。
初心者向きではない亀の種類④インドホシガメ

インドホシガメは、リクガメの中でも非常に人気のある亀です。高温多湿の環境を好み、繊細な性格をしているため、わずかな環境の変化にも敏感です。特に子亀の時は、わずかな環境の変化でも反応し、体調を崩しやすく飼育が困難です。
種類ごとに変動しやすい亀の寿命

「鶴は千年、亀は万年」ということわざがあるように、亀の寿命は他の動物と比べて比較的長いです。亀の種類によっても寿命は変わりますが、小型の亀でさえ他の動物よりも長生きします。一部の亀の中には、人間よりも長生きする亀もいるほどで、現在確認されている亀で250年生存した亀も存在します。

一般的に家庭で飼育されるクサガメの寿命は、およそ20~30年です。しかしクサガメの中には、50年生きたという記録もあり、飼育の環境によって寿命は大きく変動します。
健康な亀の見分ける方法
健康状態の良くない亀を購入してしまうと、せっかく買ったのにすぐに死んでしまったり、病気になったりする恐れがあります。そのため、亀を購入するときには、健康状態の良い亀を購入するようにしましょう。
健康な亀の見分け方法は、まず甲羅を触りましょう。もしも甲羅がぷにぷにした状態の亀の場合、カルシウム不足や日光浴不足の亀です。甲羅が硬い亀を選びましょう。次に見た目です。目がぱっちりしている、傷やけががない、爪が欠けていない、元気に動いている亀を選びましょう。
意外とお金がかかる!亀の飼育に必要なもの
亀の飼育に必要なもの①水槽

亀の飼育するには、水槽を用いるのが一般的です。衣装ケースやタライでも代用が可能ですが、水を入れるため穴が開いていないかを確認しましょう。小さい亀であれば、小さい水槽でも飼育できますが、亀の成長は早く、1年で2倍以上の大きさになる種類の亀もいます。
(大型)らんちゅう水槽 900(896×450×300)90cm水槽 金魚 亀 カメ(単体)別途大型手数料・同梱不可・代引不可https://t.co/HhKkG1mqVG pic.twitter.com/tMsHdpBEhL
— メールによる恋の相談を受けるサイト (@VzXmt) October 9, 2016
そのため成長した最大サイズの亀の大きさに、合わせた水槽を購入しましょう。ミシシッピニオイガメなどの小型の種類の亀であれば45㎝水槽に、クサガメやニホンイシガメであれば60㎝水槽、ミドリガメであれば90㎝の大きさの水槽が最低限必要です。
亀の飼育に必要なもの②陸場
陸場は亀が日光浴をしたり、体を乾燥させるために必要なアイテムです。市販で亀用の浮島が売っています。亀が全身を乾燥できるように、亀の成長するサイズに合わせて購入しましょう。
カメハウスを45cmのテトラ水槽と入れ替えた。陸地面積をもっと増やすかな?テトラさんは鯉に追いやられ、亀に追いやられ、とうとう30cm水槽に(^^;) pic.twitter.com/k2Qbp4xmco
— 魔竜王 (@maryuou) July 6, 2016
浮島は、人工芝を使用し自身で作ることもできます。100円均一で販売している人工芝と棚を購入して、結束バンドで組み合わせると浮島の完成です。通常市販の浮島を購入するとサイズの大きい物程、価格が高くなってしまいますが、自作で作る場合は400円程度で作ることができます。
亀の飼育に必要なもの③シェルター
ぴわたんや、
— 亀夫人の銭桜と銭吹雪と銭煙と枇杷徳利 (@madame_turtle) March 18, 2018
それでいいのかい?
せっかくシェルター大きくしたのに
ロカボーイさんと一緒だと狭くないかい?
ブクブク音も奇妙なブクブク音発していてるから元にもどしますよ
( ´Д`)y━・~~ pic.twitter.com/aaV9CVbLLA
亀にとって急な環境の変化や人間に飼育されることは、落ち着かずストレスが蓄積してしまいます。そのため亀用のシェルターを設置し、亀が身を隠せる場所を準備しましょう。市販のシェルターもありますが、水質に影響を与えないもので亀の甲羅を隠せるサイズであれば、基本的に何でもよいです。
亀の飼育に必要なもの④水槽用ヒーター
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— あくび(奈美恵❤️) (@1111akubi) March 12, 2015
亀は変温動物のため、周囲の環境の温度に影響されます。そのため、亀が住みやすい温度に調節する必要があります。特に秋から春にかけては、気温が下がるためヒーターを常に使用していた方が良いです。亀の種類にもよりますが、基本的に水温は26度以上にしましょう。また亀がやけどしないように、ヒーターにはカバーをかけましょう。
亀の飼育に必要なもの⑤紫外線ライト

亀が成長するためには、成長に必要な分のカルシウムを吸収するために、体内でビタミンD3を生成する必要があります。そしてそのビタミンD3の生成には、紫外線を浴びなければいけません。

屋外で亀を飼育されている方には、太陽を十分に浴びることができるため、紫外線ライトは必要ありません。しかし、屋内で飼育されている方には、意図的に飼い主が紫外線を亀に当てる必要が有ります。そのため、紫外線ライトを設置しましょう。
亀の飼育に必要なもの⑥ホットスポット

陸場は亀にとって日光浴をして体を乾かすとともに、温める場所でもあります。冬場では気温が低下してしまうため、陸場にもホットスポットという温かい場所を用意しましょう。ホットスポットは、30~35度に温めるのが良いです。ヒーターや保温電球を照明器具に装着して、陸場に向かい照らしましょう。
必要なものではないけど飼育に便利なアイテム
亀の飼育にあったら便利な物①砂利
水槽はガラスの面のため、亀にとったらつるつるしており歩きづらいです。そのため、水槽の底に砂利を敷くと良いです。また砂利を敷くことによって、手足の爪を適度に削ぐことができ、爪が伸びすぎないようにすることができます。

亀の水槽は非常に汚れやすく、砂利があると砂利の隙間に汚れが付着しやすくなります。そのため水槽の掃除をする際に、砂利があることで手間が増えてしまいます。砂利は必ずしも必要なものではないため、清掃に手間をかけたくない方は、なくても良いです。
亀の飼育にあったら便利な物②亀の飼育本
家に帰って来たら、レプファンから
— 三ツ矢一美 (@328kota) August 30, 2017
爬虫類飼育完全マニュアルの本が、
送られていました。(^^)
我が家の亀さん載っている! pic.twitter.com/fJ201ozjJv
インターネットからの情報でも十分情報がありますが、亀の飼育本であれば、亀の専門家が著作した本であるため、確かな飼育方法を手に入れることができます。必ずしも必要なものではありませんが、飼育に不安がある初心者の方や飼育費用にあまりがある方は、購入しても良いでしょう。
亀の飼育にあったら便利な物③温度計

亀を飼育するにあたり、水の温度管理は亀の健康状態にも関わるため重要です。そのため温度計を設置し、温度管理をしましょう。またリクガメを飼育される方は、温度計とともに湿度計も設置すると良いです。
亀の飼育にあったら便利な物④ろ過装置・フィルター

亀を飼育していると、非常に水が汚れやすいです。しかし亀の種類にも左右しますが、亀の中にはきれいな水でないと病気になりやすい亀もいます。そのためきれいな水環境を保つために、フィルターとろ過装置を使用しましょう。しかし必ずしもつける必要はなく、水替えをこまめに行うことで代用ができます。自身のライフスタイルに合わせて購入を考えましょう。
水槽のセッティング方法
まずは水槽に浮島を、好きな位置に設置しましょう。次に、ヒーターを設置します。亀がやけどしないように、必ずヒートカバーをつけて水槽に設置します。水槽のどこに設置しても構いませんが、なるべく亀の進行の邪魔にならないように、端っこに置くと良いです。
うちのマタマタの飼育環境
— ジャンボ 東レプ5/12 (@sy00040726514v) August 17, 2017
まだちっこいから60水槽("⌒∇⌒")
亀元気フィルターはゼオライトに隠して床下に水流つくってます。
これからカメを飼う人に少しでも参考になれたら嬉しいです。#マタマタ#カメ飼育#爬虫類#爬虫類好きと繋がりたい pic.twitter.com/iA55Px3gac
次にホットスポットを設置します。クリップなどを購入し、ホットスポット用に使用する電球と固定します。そしてクリップを水槽の淵に固定して、ライトが陸場に当たるように調節しましょう。またライトと陸場の距離感も大切です。近すぎると陸場の温度が高くなりすぎてしまうため、温度を確認しながら調節すると良いでしょう。
私がここに来る前から塾で飼われていたのに、今まで気にもしなかった亀。水槽が汚すぎるのが気になりだしてから「カメキチ」というベタな名前までつけて世話をしだしたのが今夏。朝に塾に来ると、気持ちよさそうに日光浴している姿にほっこりする。本来、動物は猫のみ好きなんですが pic.twitter.com/k8cHsoPIJb
— 育星舎 伸学α 香口 (@y_kouguchi) December 2, 2017
次に紫外線ライトも設置しましょう。設置方法は、ホットスポットと同様の方法で大丈夫です。以上で水槽のセッティングが完成です。ホットスポットや紫外線ライトは、水槽の淵にクリップで固定するとご紹介しましたが、ライトやホットスポットが適切に当たればどこに着けても問題はないため、水槽の設置場所によってつけやすい場所につけても大丈夫です。
バランスのよい餌の種類

幼少期の子亀には、成長を促進するために毎日餌をあげます。最低でも1日に1回の頻度であげましょう。幼少期は、動物質でカルシウムの多い餌だとなお良いです。注意点として餌を与えすぎると、肥満になってしまいます。亀が大きくなるにつれて、徐々に与える餌の回数を減らしていきましょう。
亀が成長しきったら、毎日餌を与えなくても良いです。1回に与える餌の量は、亀の頭3つ分が目安です。食べ残しがあると、水を汚してしまうため亀の食べる量に合わせて調節しましょう。

亀に与える餌は、基本的に市販の「カメの餌」でも必要な栄養バランスが、そろっているため大丈夫です。市販のカメの餌にプラスして時折、動物性の食べ物である乾燥川エビや昆虫、植物性の食べ物であるりんごや小松菜を混ぜて与えるとなお良いです。しかしこれらのプラスの食べ物を与えすぎると、栄養価の高いカメの餌を食べなくなることがあるため、適度にしましょう。
危険!亀の健康に悪い餌
亀に与えてはいけない餌①乳製品

亀は乳製品を消化することができません。乳製品を亀に与えると、亀は消化不良を起こし、体調を悪くしてしまいます。そのためチーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品は、与えないようにしましょう。
亀に与えてはいけない餌②他の動物の餌

他の動物の餌には、亀に必要な栄養素が含まれていない上に、亀にとって余分な塩分や添加物、脂分、調味料が含まれています。そのため他の動物の餌を与え続けていると、必要な栄養素が足りず栄養失調となる恐れがあるため控えましょう。
亀に与えてはいけない餌③加工品

人間が食べるために加工された食品には、塩分や添加物、脂分、調味料など、亀にとって余分な栄養素が含まれています。比較的加工食品を好んで食べる亀が多いですが、食べさせ続けると加工食品のみを好んで食べ、栄養価のある餌を食べなくなることがあるため、基本的に与えないようにしましょう。
水替えと水掃除は亀の飼育に重要
こまめに水替えをしよう

亀は大量の糞をする動物のため、水がすぐに汚くなりやすいです。また亀は、水を飲みます。汚い水で飼育していると、水を飲むことができず脱水症状になったり、皮膚病などの病気になる恐れがあります。そのため水替えは、できるだけ毎日、最低でも3日に1回行うようにしましょう。

水替えと同時に、水槽の掃除も行うようにしましょう。掃除に関しては、水槽の表面にぬめりやコケが生えたら行い、週に約1回程度のペースで大丈夫です。掃除方法は、スポンジ等でぬめりをこすれば大丈夫です。また亀専用のフィルターを使用している方は、水の汚れを抑えることができるため、水替えの頻度は週に1回程度でも大丈夫です。
水換えの方法

水替えを行うために必要なものは、ポンプとバケツです。水替えの方法は、まず亀をケースなどに移動させましょう。水槽の汚れた水をポンプで吸い、バケツに入れましょう。水槽の水をすべてバケツに移したら、トイレなどに捨てましょう。そして水槽に新しい水を張ったら、亀を戻して終了です。
日光浴をさせよう

亀は日光浴をして紫外線を浴びることで、骨や甲羅を形成します。また日光浴をすることで、体を殺菌消毒し皮膚病や藻が生えることを予防する効果もあります。最低でも週に3回で2~5時間程度の時間で行いましょう。ただし夏場は日差しが強いため、30分程度で済ませましょう。

日光浴をする場合は、亀が熱中症とならないように、日陰を作るようにしましょう。また、もしも亀の甲羅が柔らかかい時や皮膚や甲羅がぼこぼことしている場合は、日光浴不足の可能性があります。その場合は、強制的に日光浴をさせましょう。
亀が脱皮をし始めたら?

亀も蛇やトカゲなどと同じように、爬虫類のため年に1度のペースで脱皮をします。しかし亀の脱皮方法は蛇とは異なり、亀の姿のままで脱皮するのではなく、ボロボロと皮が剥がれ落ちていきます。亀が脱皮するにあたり必要なものや手伝いなどは、基本的に必要ありません。触れずに静かに見守りましょう。

しかし、いつまでたっても脱皮が終わらず、皮がくっついたままの状態が続いた場合は、脱皮不全である可能性があります。その場合は、すぐに病院へ連れて行きましょう。また、亀の種類の中には、脱皮をしない亀もいます。種類によって脱皮の方法も異なるため、脱皮をしないからと言って焦る必要はありません。
病気にならないためには

亀が比較的なりやすい病気として、皮膚病があります。日光浴の時間が足りていないことや、水が汚れていることが原因で生じやすい病気です。特に子亀を飼育される場合は、特に生じやすいため注意しましょう。亀に白い綿のような物がついていたら、皮膚病である可能性が高いです。病院に行き薬を処方してもらいましょう。

こうした皮膚病を予防するためには、亀の生活環境を整えることが重要です。こまめな日光浴と水替えを行い、常に清潔を保つようにすると良いです。
産卵させる方法

亀を繁殖させたい場合は、産卵場所を確保する必要があります。必要なものは砂です。水槽内の陸場が10㎝以上の厚さになるように砂を敷き詰めましょう。産卵の方法としては、まず亀の交尾をさせる必要があります。亀の発情期がきたら、雄と雌の亀を一緒の水槽にいれてあげます。

交尾を確認したら、雌を陸場10㎝以上にした方の水槽に入れてあげましょう。そうすると数日後にメスが産卵します。産卵したらすぐに、掘り出し温度と湿度の調節をしましょう。この時の卵の扱い方ですが、必ず振ったり上下を逆さまにしないようにしましょう。生まれた時の高さのままで、卵にどちらが上下か書いておいても良いです。1か月半~2か月ほどで孵化するので、待ちましょう。
冬の乗り越え方

野生の亀は、11月~3月にかけての寒い時期に冬眠をします。飼育される場合は、水温・気温に注意して飼育すれば冬眠させなくても良いです。しかし亀を繁殖させたい場合は、冬眠をさせる必要があります。注意点として、もともと熱帯地方に住んでいた種類の亀は、冬眠させる必要がありません。日本のように四季のある地方や寒い地域に住むミドリガメやクサガメは、冬眠が必要です。

もしも亀を冬眠させたい場合、準備が必要です。冬眠中の亀は、餌を食べずほとんど活動することもありません。仮死状態に近いです。そのため冬眠前は、冬眠に向けて体力をつけるとともに、餌を徐々に減らしていく必要があります。もしも冬眠中に、腸内に消化していない餌があると、腸内の餌が腐り健康状態に悪影響をもたらします。

そのため冬眠をする場合は、冬眠1か月前から餌をあげないようにして、腸内を空っぽにします。そして亀が動かなくなってきたら、日の当たらず暖房の無いところへと水槽を移動させます。餌をあげるのを完全に辞めたら、水槽内の水を徐々に増やし、20㎝ほどの深さの水面にしましょう。

亀が冬眠を開始したら、頻回でなくても良いですが、週に1度は亀が健康か観察する必要が有ります。亀の皮膚や甲羅の状態がおかしかったり、痩せてきている時は、すぐに冬眠を中断しましょう。冬眠を中断する場合は、水温をあげるヒーターを使用し、時間をかけて徐々に温度を上げていきます。そして水温が15~20度になったら、温度をキープして病院へと行きましょう。

初心者におすすめの亀を飼育してみよう!

いかがでしたでしょうか?亀の飼育方法について、ご紹介いたしました。亀を飼育するためには、最初こそ環境を整える必要がありますが、一度環境を整えれば飼育を続けることはさほど難しくはありません。子亀の時から飼育した場合は、20年以上は生き続けます。人生の4分の1以上の時間を共に過ごすため、家族としての愛着がわきやすいです。

亀も環境に慣れてくると他のペットと同様に、飼い主の後ろについて歩いたり、甘えたり可愛らしい一面もあります。亀は他のペットと比べると比較的安価に購入できるため、気になる方は、ぜひ飼育されてはいかがでしょうか?