ルブタンのヒールは女子の憧れ！人気の理由や気になる値段を調査

なぜルブタンのハイヒールに憧れてしまうのでしょう？女性なら、生涯1度は手に入れたいと願う夢のようなアイテムがルブタンのハイヒールです。赤い靴底が印象的なルブタンのハイヒールの人気の理由、そして気になるお値段など、憧れのルブタンについての魅力などを知っていきませんか？沢山のルブタンの魅力を今回はお伝えします。

レッドカーペットの舞台で、足元を見ると、赤い靴底が覗くルブタンの靴を履いているセレブばかりです。数々のセレブを虜にしてしまうほどの魅力をもつルブタンのハイヒールは、もはや靴愛好家には中毒性があると言っても過言ではないのでしょうか？新作が出るたびにセレブたちを釘づけにしてしまうルブタン、そうまでさせてしまうルブタンの魅力とはどんなところなのでしょうか。

1991年にクリスチャン・ルブタンが創業した靴のブランドで、ブランドの象徴となる赤い靴底「レッドソール」はアメリカで商標登録もされています。このレッドソールのハイヒールは直営店でしか販売がありません。ルブタンは1992年に１号店のパリの路面店をオープンさせ、今では多くのセレブを顧客に持つブランドとなりました。

10代の頃から靴のデザインを始めたルブタン氏ですが、幼い頃からナイトクラブに出入りする環境にあり、そこでショーダンサーから影響を受け、ファッションに興味をもち始めます。その中でも特に興味をもったのが靴だったようで、その後靴の製作に熱意を燃やし始めます。

彼が最初に作った靴たちはショーガールのためのハイヒールでした。彼は決してファッションの世界に入りたくて靴をデザインしだした訳ではなく、純粋に靴を作ることに情熱をもやしていただけだったそうです。始めからブランドを作りたかったという訳ではなかったルブタン氏です。

ルブタン人気の立役者は、モナコ公女カロリーヌ妃だと言われています。カロリーヌ妃はルブタンのショップがまだ出来て間もない1991年の頃に訪れ、その時にルブタンのショップをとても気に入り、褒めちぎりました。それを記者たちが大々的に取り上げ記事にしたことで、ルブタンの名があっという間に広まっていきました。これが現在までのルブタンの地位の始まりです。
 

STACやゴシップガールなど女性人気の高いドラマの中でも、ルブタンのハイヒールは幾度となく登場します。後ろ姿、足を組んだ時にさりげなく見える、赤い靴底がルブタンであるということを教えてくれ、またどれも印象に残るハイヒールばかり。その魅力で見ていた女性たちを虜にしさらに知名度をあげ、人気に拍車がかかっていたのは間違いありません。

また映画好きの女性であれば、「バーレスク」で主人公がプレゼントされているハイヒールがルブタンであったことが印象に残っているのではないでしょうか？あんなハイヒールがいつか欲しい！と女性を虜にし続けるルブタンのその人気の理由はどんなところにあるのか気になります。

ルブタンの最大の魅力であり人気は何と言っても、ヒールの洗練された美しさではないでしょうか。横から見たルブタンのハイヒールのフォルムの美しさは言葉を失うほどであり、靴マニアではなくともその美しさに心奪われてしまいたちまちファンになってしまうはずです。

クラシックなデザインから斬新なデザインまで幅広く展開しているルブタン。大勢を虜にする魅力の1つにデザイン性の高さもあげられます。可愛いさから美しさ、また格好良さまでも演出してくれるルブタンの靴は1度人を虜にしたら離しません。

ルブタンのアイコンである赤い靴底もまたルブタン人気の理由です。ルブタン氏は赤い靴底を「後ろ姿はマリリン・モンローというイメージが理想」と言っていて、後ろから見た瞬間に一目でルブタンだと教えてくれるあの赤い靴底は飾っているだけでも絵になる美しさを持ち人々を魅了します。

ある時、いきずまっていたルブタン氏は、ソールの色が入っていないことに気づきました。そしてその時にいた女性が赤いマニュキアを塗っていたことがきっかけでソールが赤になったと話しています。もしもあの時塗っていたマニュキアが違う色だったなら？数々の偶然の中で生まれたルブタンの象徴であるレッドソールですが、当初は毎シーズン色を変えようと思っていたようです。

またレッドソールの誕生は偶然の産物ですが、レッドソールにこだわるのには、「靴が赤い炎のように、熱く燃えていることを表現したいから」というルブタン氏なりのこだわりの理由があるのです。

ルブタンのレッドソールはアメリカ、ヨーロッパでは商標登録されれています。ちなみに日本では2015年に商標登録を出願していますが、登録には至っていません。また商標登録されているEUですが、2018年の2月に法廷で、ルブタンの赤い靴底の商標登録が無効になる可能性があるという判断が下されています。

ルブタンの象徴であり、商標登録もされている赤い靴底ですが、魅力的なあまりレッドソールをめぐって数々のトラブルも起きています。2011年にはイヴ・サンローランを相手に靴底を模倣していると訴え提訴しています。数々のブランドが赤いソールを真似てしまうほど、赤い靴底には魅力が詰まっていると言えるのではないでしょうか。

ルブタンは、数々のブランドともコラボもしています。さらには、ランバン、アレキサンダーマックイーン、ジャンボールゴルチェなどの多くの有名ブランドのコレクションにも関わっています。
 

2009年から2010年にかけてバービー50周年を記念して、ルブタンとバービーが特別コラボして、3体の限定バービー人形とバービーの靴をかなりの数量限定で発売しています。幼い頃の憧れであるバービー人形と大人になってからの憧れであるルブタンのコラボとなると、飛びつく女性も多いはずです。

2012年には、ルブタンはシンデレラとコラボしています。ディズニーから「シンデレラの有名なガラスの靴を現代によみがえらせてほしい」という依頼を受け、究極のシンデレラの靴を作りました。20足限定で作られたルブタンのシンデレラの靴は、幸運な20人の方にプレゼントされ話題に。このガラスの靴は世界中のルブタンファンの女性を虜にしたこと間違いなしです。

2012年パリのショークラブの最高峰であるクレイジー・ホースとコラボし80日限定でショーが開催されました。瞬く間にショーはブームになったものの、80日限定というショーだったため延長することも、追加することもせず、「永遠の命」を与えるということで映画化に至り、2013年にショーを映像化した映画「FIRE」が上映されました。

2017年に、ルブタンはスターウォーズの最新作映画公開記念に、スターウォーズとコラボし、4人のキャラクターをイメージした、4つ靴を発表しています。ルブタンとスターウォーズのコラボシューズは一般発売はされず、オークションでのみ取り引きされたレアアイテムです。

ルブタンの靴が履きやすいかどうかは賛否両輪です。「痛みを伴う靴の王様」とルブタン氏自身が表現していますが、デザインによっては履きやすいと感じるものも、履きにくいと感じるものもあるでしょう。また足の形も人それぞれなため一概にこのデザインなら履きやすい！と断言できるものはありません。

オシャレは我慢と言いますが、そもそもヨーロッパブランドの靴は日本のものに比べ横幅が狭く作られていて、さらにルブタンはデザイン性が強いため、多少の履きにくさは仕方ないのではないでしょうか。このようなことを踏まえると、オシャレにかっこよくハイヒールを履きこなすには多少の我慢も必要なのかもしれません。

ルブタンの定番のパンプスといえばソーケイトです。ソーケイトの特徴はシャープなシルエットでつま先がポインテッドトゥになっていることで、定番のデザインのためカラーバリエーションも豊富に展開されていてルブタンの中でも人気の靴です。

ソーケイトのヒールの高さは12センチのスティレッドヒールで作られています。値段は8万円から9万円ほどでカラーや素材別に前後してますが、定番の黒やベージュのハイヒールだと8万5千円ほどです。（2017年3月現在）

ピガールもソーケイトと同じくらいルブタンの靴では定番で人気のあるデザインのパンプスです。こちらもカラーや素材のバリエーションに富んでいて、沢山のパターン×赤い靴底を楽しむことができます。

ピガールのヒールの高さは、12センチのものが多いですが、そのほかにも10センチ、８.5センチとソーケイトに比べヒールの高さにバリエーションがあります。こちらも素材によって異なりますが、値段は8万5千円から9万円とソーケイトとほぼ同価格です。またピガールプレートというプラットフォームがあるデザインのハイヒールだと10万円程になります。

シンプルなパンプスで、つま先もラウンドトゥのデザインで可愛い印象をもつ人気のパンプスです。定番のアイテムですが、ソーケイトやピガールに比べ、足の甲の部分のカッティングが少し深いデザインになっているため、ルブタン初心者にも比較的履きやすいパンプスです。ルブタン氏が「現代を生きる女性のクローゼットに欠かせない一足」と勧めているパンプスでもあります。

シンプルパンプスのヒールの高さは、7センチ、8.5センチ、10センチ、12センチとルブタンの中でも低いヒールの作りもあります。値段は８万円から８万5千円なのですが、12センチヒールになると10万円程です。

高いハイヒールと、プラットフォームが印象的で本当に歩けるのかと思わせてしまう程のレディピープのハイヒールですが、エナメルから、スタッズ、グリッターなど様々な素材やデザインの作りがあり、またヒールが高く、プラットフォームもかなり厚めに作られているため、赤い靴底が後ろからよく見え、足首もすっと美しく見えるようにデザインされています。

レディピープのヒールの高さは15センチで、かなりヒールが高い印象を受けますが、プラットフォームが厚いため履くと10センチヒールと同じくらいの感覚になるようです。値段はシンプルデザインのものは12万円から15万円ほどで、凝ったデザインや素材、スタッズを使ったものになると、30万円を超えるものもあります。

2015年に発売された細身のポインテッドトォにミニスタッズがエッジ周りやヒールに上品にあしらわれている、ルブタンのアイコンであるスタッズをシンプルに取り入れているデザインの人気のパンプスです。今やレッドソールの次にルブタンのブランドのアイコンといっても過言ではないのがこのスタッズです。

アンジェリーナのヒールの高さは8.5センチ、12センチ、またヒールのないフラットシューズもあります。ヒールが苦手という人にもおすすめのデザインです。値段は、素材、ヒールの高さで異なりますが、13万円前後のものが多いです。

ルブタンにはとてもヒールの印象が強いと思いますが、ヒールじゃないデザインのフラッドシューズなどもデザイン豊富に展開されています。ルブタンは履いてみたいけど、ヒールはちょっとという人にもおすすめの人気デザイン達です。

またルブタンのスニーカーはレディースのデザインも豊富にあり、とても人気です。スニーカーはスタッズがあしらわれているものが多く、スニーカーはヒールがないため靴底は見えませんが、スニーカーの靴底もしっかりとルブタンのブランドの象徴となる赤い靴底になっています。

2017年には初めてとなる赤ちゃん用のシューズラインをライフスタイルブランドGoopとコラボして展開しました。日本での販売はなく、Goopオンラインまたは、ニューヨーク、ロス、マイアミのポップアップショップで販売され、値段は最高US250ドルで赤ちゃん用のシューズながらしっかりと靴底は赤でつくられています。

憧れのルブタンを手に入れたのなら、長く履くためにもしっかりとケアが必要です。靴底のレッドソールは歩いているうちにすり減ってきてしまいます。美しい靴底を守るためにもかならす履く前に靴屋さんに持っていき、裏にゴムの靴底を貼ってもらいましょう。またそのままの靴底では凹凸がなく滑りやすいため、裏張りしなければかなり滑りやすくなっていて危ないです。

特にエナメルタイプのハイヒールは靴同士くっついて置いておいてしまうと、色移りしてします恐れがおります。どんな靴でもそうですが、出し入れする時に、隣の靴が傷の原因になてしまことがあるので靴と靴はぎゅうぎゅうに保存せずゆとりを持って保存しましょう。また丁寧に出し入れしましょう。

ハイヒールのイメージが強い靴のブランドルブタンですが、近年靴の他にもいくつものアイテムが展開され人気になっています。もちろんブランドのアイコンである赤やスタッズの作りのものが多く発売されています。

2012年に誕生したビューティーライン、クリスチャンルブタンボーテは今や、リップ、マスカラ、ネイルポリッシュ、アイライナーなどかなり豊富な種類のコスメテェックが展開され人気になっています。2014年に第一弾となる赤いネイルポリッシュを発売し、ルブタン氏は「ここにきてネイルポリッシュを作ることは、原点回帰の意味が含まれている」と語っていたそうです。

2016年ビュティーラインからフレグランスが発売されました。斬新なボトルデザインが印象的なルブタンの香水は、それぞれ個性豊かな香りで人気になり、1年後の2017年9月には使いやすいミニサイズの展開も始まり、ますます人気になりつつあります。

トゲトゲが印象的な財布や、カバンなど数々の種類が、メンズレディース共に多くのデザインが展開されています。靴と同じコレクションで展開されているため、靴同様に多くのセレブや芸能人、スポーツ選手に愛用者が多く人気です。

ここまでルブタンのハイヒールが人気であるのには沢山の歴史や理由があったのです。根強い人気があり、1度は履きたい現代のシンデレラシューズである美しいルブタンのハイヒールを、ぜひブランドの歴史や魅力も共に履きこなしてくださいね。