さくっと読む【短編小説】おすすめランキング21!満足できる最強作品!
恋愛小説やSF小説などと、小説にも様々なジャンルがあり、それぞれで面白い要素は異なります。そこで今回はさくっと読むことができる短編小説にフォーカスをあてていきます。特におすすめの面白い短編小説ランキングをご紹介していきます。
目次
- おすすめの面白い短編小説ランキング!
- 短編・中編・長編の違いとは
- 読書が苦手な人の特徴と対処方法
- 本が苦手な人でも読みやすい短編小説
- 小説を読む前に心得ておきたいこと
- ランキング21位:映画化されている恋愛短編小説!
- ランキング20位:ミステリー好きにおすすめの短編小説
- ランキング19位:痴呆の祖母を持つ著者による短編
- ランキング18位:ミステリー好きもそうでない方も!
- ランキング17位:男女問わず人気のある恋愛小説作家
- ランキング16位:芥川賞受賞作家による面白い短編
- ランキング15位:多数の賞候補作品を執筆する作家の短編
- ランキング14位:読みやすい恋愛短編小説
- ランキング13位:美しく可愛い文章が女性に人気
- ランキング12位:デビュー作が話題となった山内マリコ作品
- ランキング11位:世界観に引き込まれるような小説
- ランキング10位:世界のハルキによる短編小説
- ランキング9位:美しくたくましさがある小説
- ランキング8位:強く生きる大事さを学ぶ
- ランキング7位:心に染みる恋愛小説
- ランキング6位:唯一無二のミステリー小説
- ランキング5位:ジャンルにとらわれない石田衣良作品
- ランキング4位:毒のあるユーモアたっぷり短編小説
- ランキング3位:SF御三家によるユニークな短編小説
- ランキング2位:SF短編小説の巨匠である星新一
- ランキング1位:最も女性が惹かれるミステリアスな小説
- ランキング番外編:短編小説アンソロジー
- おすすめの短編少年と短編少女
- 本好きにはたまらない奥深い日本文学の世界
- 面白い短編小説に出会って素敵な時間を過ごそう
おすすめの面白い短編小説ランキング!

この世にはたくさんの小説があります。感動的な恋愛小説や、ワクワクするファンタジー小説、最後まで展開が気になるミステリー小説などとジャンルは様々です。小説は私たちをいつもとは違う世界に誘ってくれたり、日常生活を送る上での何か重要なヒントを与えてくれたりします。小説から得られるものというのは思っているよりも案外大きいものかもしれません。

あまり小説を読むことに馴染みがない方にいきなり長編小説を渡しても、なかなか難しいですよね。そんな小説初心者の方は、短編小説から読み始めるのがおすすめです。短編小説であればさらっと読むことができるので、気兼ねなく読み始められます。今回はそんな短編小説の中で特に面白いおすすめの小説をピックアップしてランキング形式で発表していきます。
短編・中編・長編の違いとは

短編小説・中編小説・長編小説の違いをご存知ですか?どれくらいの分量があるか、目安だけでも知っておきましょう。今回ご紹介する文字数や原稿用紙の枚数はあくまでも目安です。賞などによって短編・中編・長編の文字数の規定が異なる場合もあります。
短編小説
短編小説は一般的に20×20の原稿用紙10枚〜200枚程度の文字をまとめた小説のことを言います。文字数にすると、4000文字〜80000文字程度です。
中編小説

中編小説は、短編小説と長編小説のちょうど間くらいの文字量を持つ小説のことを指します。原稿用紙200枚〜300枚程度で、文字数は80000文字〜120000文字と言われています。
長編小説

長編小説は最も長い小説で、原稿用紙300枚以上の大作のことを示します。文字数は120000文字以上の文章です。長編は上中下巻に分かれている小説も少なくありません。
読書が苦手な人の特徴と対処方法
小説を読むためのポイント:小説の面白い部分を見つける

小説を読みきったことがないという方は意外にも多くいます。なかなか小説を読めない人の特徴として、集中力が持続しないことなどがあげられます。それは逆にいえばその小説に対しての興味が薄いために集中力につながっていないといえます。小説を手にとったのには理由があるはずです。まずは読もうとしている小説の価値を知り、その小説の面白い部分を見つけてみましょう。
小説を読むためのポイント:読み飛ばしを覚える
小説を読むことが苦手な人の特徴はもう一つあります。それは、読み飛ばしをせず真面目に一言一句読もうとするという特徴です。心当たりがある方も少なくないのではないでしょうか?短編でも長編でも小説を読もうとする時に、すべて読もうとすると挫折しやすくなります。読書を楽しめる人というのはさらっと流し読みすることを知っています。自分の興味のアンテナにひっかかるところだけを読み進めれば良いのです。
本が苦手な人でも読みやすい短編小説
短編小説は長編などと比べるとやはり分量も短く、展開も早いので本をあまり読んだことのない初心者におすすめです。もちろん小説をたくさん読んでいる人の中にも短編を好んで読む方はたくさんいます。長編小説を読むには少し時間がかかります。しかし短編小説であれば、さらっと短時間で気軽に読むことができるのでちょっとしたお出かけの際の移動時間を有効活用できます。

長編小説は見ただけでも分量も厚みもあるので、なかなか終わりがやってきません。しかし一方の短編小説は終わりがどれくらいか見えています。気負いすることなく読むことができますね。まずは短編小説から読み始めて、本の面白い部分に触れてみてはいかがでしょうか?だんだんと長編小説を読めるようになった方も多くいらっしゃいますよ!
小説を読む前に心得ておきたいこと
小説を読む目的を忘れないこと

なんだか背伸びをして難しそうな本を手に取ったり、おしゃれな装丁の小説を手に取ったりする方は少なくないですよね。もちろん内容に惹かれて手に取る方もいます。小説を手に取る時には、何か自分にプラスになりそうな要素が必ず何かしらありますよね。買ってしまったら満足して、手に取った時の気持ちを忘れてしまってはもったいないです。せっかくピンときて買った本には、得られるものがたくさんつまっているかもしれませんよ!
小説を読む時の環境は大事

小説を読む時、環境というのは非常に大事ですね。たいていの方は集中するために静かなところで読みます。しかし読書というのは非常に自由なものです。生活音が落ち着くという方やクラシック音楽を流しながら読みたいという方もいます。あなたにぴったりあった読書スタイルを見つけることが、良い読書の時間を過ごせる一歩です。
ランキング21位:映画化されている恋愛短編小説!
おすすめの面白い短編小説21位:ジョゼと虎と魚たち
おすすめの面白い短編小説ランキング21位にランクインしたのは、1984年6月に発表された田辺聖子の「ジョゼと虎と魚たち」です。足が不自由なジョゼと、麻雀屋でアルバイトをする大学4年生の恒夫の恋愛小説です。ジョゼは恒夫が管理人をしている物件に住んでおり、ひょんなことからどんどん惹かれていく純粋な恋愛が描かれています。

ジョゼと虎と魚たちは2003年に映画化されている大ヒット短編小説です。ジョゼは池脇千鶴が、恒夫は妻夫木聡がそれぞれ演じています。映画でご存知の方も少なくないのではないでしょうか?ブルーリボン賞で作品賞を受賞した作品としても話題になっていました。賞だけではなく、キネマ旬報日本映画ベストテン4位にランクインするなどとかなりの実力を持った作品です。
ランキング20位:ミステリー好きにおすすめの短編小説
おすすめの面白い短編小説20位:短劇

おすすめの面白い短編小説ランキング20位には、2008年に初版が発売された坂木司の「短劇」がランクインしました。26編ものミステリアスで奇妙な面白いストーリーが一冊につまっています。ミステリー好きの方におすすめしたい短編小説です。ミステリアスな雰囲気の中に深みのあるほろ苦さのようなものも感じることができる多面性も持っています。
同著のおすすめ面白い小説:肉小説集

日本推理作家協会や本格ミステリ作家サクラブの会員でもある坂木司は多数の短編小説を書いています。短劇以外におすすめしたい短編小説は「肉小説集」です。肉をモチーフにバラエティに富んだ短編小説がつまった一冊です。ユーモアたっぷりで小説に馴染みがない方もさらっと読むことができるのでおすすめです。
ランキング19位:痴呆の祖母を持つ著者による短編
おすすめの面白い短編小説19位:徘徊タクシー

おすすめの面白い短編小説ランキング19位には、建築家であり小説家であり、ミュージシャンでもあるという坂口恭平の「徘徊タクシー」がランクインしました。徘徊癖のある90歳の曾祖母を持つ坂口恭平による、短編小説です。認知症の高齢者による徘徊をなんとかサポートすべく、タクシー会社を立ち上げてドライブするという社会的な問題をピックアップした読みやすい一冊となっています。

坂口恭平は「TOKYO0円ハウス0円生活」という本で一躍有名になりました。隅田川でホームレス生活を余儀なくされているある男性に密着して、理想の家を考えるというなんともユニークな一冊です。面白い本ではありますが、非常に考えさせられるような要素がたくさんつまっています。私たちが住む日本が抱えている問題を知っておくことも時には大事ですね。
ランキング18位:ミステリー好きもそうでない方も!
おすすめの面白い短編小説18位:失はれる物語

おすすめの面白い短編小説ランキング18位にはミステリー小説やホラー小説などを多く執筆する乙一の「失はれる物語」がランクインしました。失はれる物語は、右腕以外の感覚を失った一人の男性とその妻の物語となっています。唯一のコミュニケーションであるピアノの鍵盤を通して、様々な変化が起こるようになります。少し不思議でミステリアスな世界を感じたい方におすすめです。
同著のおすすめ面白い小説:夏と花火と私の死体

ジャンプ小説大賞を受賞し、一躍話題になった乙一の「夏と花火と私の死体」もおすすめです。9歳の五月は、親友である弥生のお兄ちゃんに恋心をもっています。ある日五月が弥生にそのことを打ち明けたところ、弥生は嫉妬心が芽生え、木の上から突き落としてしまいました。弥生と兄は手を組んでなんとか事を収めようと子供ながらにもがく、ミステリーホラー小説となっています。
ランキング17位:男女問わず人気のある恋愛小説作家
おすすめの面白い短編小説17位:ぼくは勉強ができない

おすすめの面白い短編小説ランキング17位には、恋愛小説を主に執筆している人気作家の山田詠美の「ぼくは勉強ができない」がランクインしました。学生らしい心の葛藤が言葉巧みに描かれている短編小説です。ある男子高校生の生活と心の推移はとてもリアルで、読めば読むほど引き込まれるような魅力があります。恋愛や学業が描かれているこの作品を読んで、自身の学生時代を思い出してみませんか?
同著のおすすめ面白い小説:風葬の教室

山田詠美は文藝賞、野間文芸賞、川端康成文学賞など数々の小説で賞を受賞しています。「トラッシュ」や「アニマル・ロジック」といった濃厚でつい読み入ってしまうような恋愛小説を得意とします。そんな山田詠美の短編小説である「風葬の教室」もおすすめです。学校を舞台に、辛い日々を受けて達観していく一人の少女を描いたなんとも心が動かされる一冊となっています。
ランキング16位:芥川賞受賞作家による面白い短編
おすすめの面白い短編小説16位:殺人出産

恋愛小説でありSF要素もある村田沙耶香の「殺人出産」がおすすめの面白い短編小説ランキング16位にランクインしました。「コンビニ人間」で芥川賞を受賞し一躍有名になった村田沙耶香による殺人出産の舞台はなんと、およそ100年後の日本という設定です。深刻な少子化の進む日本では、10人子供を出産すれば1人を殺めても良いというなんともミステリー要素のある設定となっています。
同著のおすすめ面白い小説:しろいろの街の、その骨の体温の

今もコンビニ店員と両立しながら面白い多数の作品を執筆し続けている村田沙耶香のおすすめ小説をもう一冊ご紹介します。三島由紀夫賞を受賞した「しろいろの街の、その骨の体温の」です。容姿に自信のない小学4年生の女子生徒が主人公のこの作品では、学生時代特有の思春期女子の悩みや現代の学校の描写を非常に緻密に描いた作品となっています。
ランキング15位:多数の賞候補作品を執筆する作家の短編
おすすめの面白い短編小説15位:ボーイミーツガールの極端なもの

おすすめの面白い短編小説ランキング15位には、少し変わった名前が特徴の山崎ナオコーラ「ボーイミーツガールの極端なもの」がランクインしました。恋愛の様々なスタイルをナチュラルに描いた恋愛短編小説となっています。どんな形でも成り立たないものはなく、今まで否定的だった自分の恋愛も肯定できるようになるかもしれません。
同著のおすすめ面白い小説:美しい距離

山崎ナオコーラのもう一冊のおすすめ小説「美しい距離」をご紹介します。芥川賞の候補になり、島清恋愛文学賞に選ばれた恋愛小説です。まさにタイトルを裏切らない一冊です。夫婦の生活を美しい距離感を持って描いてある小説で、心が温まる要素がたっぷりつまっています。淡々とした山崎ナオコーラらしい語り口が非常に読みやすい一冊です。
ランキング14位:読みやすい恋愛短編小説
おすすめの面白い短編小説14位:きみはポラリス

三浦しをんが描く恋愛短編小説の「きみはポラリス」がおすすめの面白い短編小説ランキング14位にランクインしました。読み進めていくうちにどんどん深みを感じるような、噛めば噛むほど味が分かるタイプの短編小説となっています。また恋愛小説ですので、女性の方は自分の恋愛に置き換えて考えてみるという楽しみ方をすることもできますよ!
同著のおすすめ面白い小説:まほろ駅前シリーズ

三浦しをんは、直木賞や本屋大賞、織田作之助賞などを受賞する人気の女性作家です。「まほろ駅前多田便利軒」は直木賞を受賞しており、人気があります。こちらはシリーズ物で、「まほろ駅前番外地」や「まほろ駅前狂騒曲」もありそれぞれおすすめです。三浦しをんの短編小説を読んでしっくりきた方はぜひシリーズ物の少し長めの小説も読んでみてください。
ランキング13位:美しく可愛い文章が女性に人気
おすすめの面白い短編小説13位:あつあつを召し上がれ

おすすめの面白い短編小説ランキング13位には小川糸の「あつあつを召し上がれ」がランクインしました。あつあつを召し上がれは一緒にご飯を食べることの大事さを、感動的な要素がつまった短編で読者に教えてくれます。作詞家としても活動している小川糸の小説は女性に人気のある美しいものが多く、映画化されている小説もいくつかあります。
同著のおすすめ面白い小説:さようなら、私

「食堂かたつむり」や「ツバキ文具店」などと少し可愛らしいタイトルの多い小川糸の作品のおすすめ「さようなら、私」をご紹介します。自殺した友人のお別れ会で初恋の相手に再会し、不倫や退職と生活に変化が起きていく主人公の「私」の心の描写を細かく描いた一冊です。何かもやもやとした悩みを抱えている女性の強い味方になる小説です。
ランキング12位:デビュー作が話題となった山内マリコ作品
おすすめの面白い短編小説12位:さみしくなったら名前を呼んで

おすすめの面白い短編小説ランキング12位には山内マリコの「さみしくなったら名前を呼んで」がランクインしました。「いつになれば自分は完成するのか」という悩みを抱える孤独な人々の美しい人生がこの短編小説一冊につまっています。夫婦や女子中学生、派手なギャルなどと様々な生き方にフォーカスをあてて語られています。
同著のおすすめ面白い小説:ここは退屈迎えに来て

山内マリコのデビュー作である「ここは退屈迎えに来て」をご紹介します。加藤ミリヤや坂井真紀といった著名人も大絶賛し話題となった小説です。地方で生まれ育った女の子の生活を描き、希望と落胆の色を言葉巧みに綴っています。新鮮さと寂しさを覚えながらも共感できるような一冊です。地方で育った方に特におすすめの小説です。
ランキング11位:世界観に引き込まれるような小説
おすすめの面白い短編小説11位:四畳半神話大系

おすすめの面白い短編小説ランキング11位には森見登美彦の「四畳半神話大系」がランクインしました。なんともノスタルジックな森見登美彦らしい独特の雰囲気を持つ短編小説で、一度読めばどっぷりその世界観の虜になってしまうという方も少なくありません。京都を舞台にある男子学生の大学生活の変化を独立した4編によって語られています。
同著のおすすめ面白い小説:夜は短し歩けよ乙女

森見登美彦は多数の賞を受賞する実力ある小説家です。主にファンタジーやSF小説を執筆しています。デビュー作である「太陽の塔」では第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しています。また、直木賞の候補になった「夜は短し歩けよ乙女」は山本周五郎賞を受賞しています。後輩の少女と、その少女に恋をする主人公が奇妙な事件に巻き込まれていくという恋愛ファンタジー小説となっています。
ランキング10位:世界のハルキによる短編小説
おすすめの面白い短編小説10位:カンガルー日和

おすすめの面白い短編小説ランキング10位にはあの世界のハルキと呼ばれる村上春樹の「カンガルー日和」がランクインしました。地方紙で知った動物園のカンガルーを見に主人公と彼女が動物園へ出向いていくというストーリーです。読者に不思議な時間感覚を与えるカンガルー日和はミステリーともファンタジーとも言いにくい深い一冊となっています。
おすすめの面白い短編小説:パン屋再襲撃

受賞歴が多数ある村上春樹のもう一冊のおすすめ「パン屋再襲撃」をご紹介します。必要に以上に他人に踏み込まないような距離感のある不思議な短編小説となっています。なんとも村上春樹ワールドが炸裂した一冊です。読み出したら止まらないのが村上春樹の小説の魅力の1つです。ハルキストと呼ばれる村上春樹のファンの一員になる日も遠くないかもしれませんよ。
ランキング9位:美しくたくましさがある小説
おすすめの面白い短編小説9位:炎上する君

おすすめの面白い短編小説ランキング第9位には西加奈子の「炎上する君」がランクインしました。映画化されている「きいろいゾウ」や、織田作之助賞を受賞した「通天閣」などと様々な小説を描いている西加奈子の短編小説である炎上する君は、孤独感やコンプレックスといった部分にフォーカスをあてられています。非常に愛のある美しい作品です。
おすすめの面白い短編小説:しずく

メッセージ性が強く、男女問わず心に響くような小説を多く執筆する西加奈子の「しずく」もおすすめです。女性はプライドが高く、面倒な部分があるけれどそれもおおらかに愛をもって肯定してくれるようなほろりとくる一冊です。
ランキング8位:強く生きる大事さを学ぶ
おすすめの面白い短編小説8位:独立記念日

原田マハによる短編小説の「独立記念日」がおすすめの面白い短編小説ランキング8位にランクインしました。生きていると大事なものが増えていき、時には依存や執着心を抱いてしまうこともありますね。独立記念日では女性らしく強さを持ち、独立心の上で生きていく大切さを原田マハらしい語り口で描かれています。女性にはおすすめしたい一冊です。
同著のおすすめ面白い小説:ギフト
【ギフト】
— 旭生@読書垢 (@asaki2739) October 3, 2017
著︰原田マハ
10ページにも満たない短編を集めた1冊。家族、恋人、友人…きっと自分の周りに居る人全てが自分にとってのギフトなのだろう。失恋や旅立ち新たな出会いを繰り返し、読んだ後はすっきりと明るく温かい気持になる。#旭生の本棚 pic.twitter.com/vAu0HJ5bVP
恋愛小説「カフーを待ちわびて」で日本ラブストーリー大賞を受賞したり、「楽園のカンヴァス」で山本周五郎賞を受賞したり、受賞暦が豊富な原田マハの面白い小説はまだまだたくさんあります。独立記念日に次いでおすすめしたい短編小説「ギフト」をご紹介します。忙しいとつい忘れてしまいがちな自分にとっての大事なものを振り返ることができる心が暖かくなるような短編小説です。
ランキング7位:心に染みる恋愛小説
おすすめの面白い短編小説7位:君が降る日

おすすめの面白い短編小説ランキング7位には島本理生の「君が降る日」がランクインしました。島本理生は小学生から小説を執筆しており、若くから活躍する数少ない女性人気作家です。君が降る日は切ない恋愛小説として、人気があります。共感できる要素がつまっており、登場人物についつい感情移入してしまうようなシーンも多くあります。
同著のおすすめ面白い小説:週末は彼女たちのもの
若い頃から受賞作品も多く排出してきた島本理生のもう一冊のおすすめ「週末は彼女たちのもの」をご紹介します。シングルマザーの失恋や、彼氏の役を頼まれる学生などと、男女の間で生まれる様々な形を短編小説にした恋愛作品です。切なく、どこか美しくもある島本理生の恋愛小説は、多くの女性の心に響きます。
ランキング6位:唯一無二のミステリー小説
おすすめの面白い短編小説6位:アイネクライネナハトムジーク
推理小説やミステリー小説などを得意とする伊坂幸太郎の「アイネクライネナハトムジーク」がおすすめの面白い短編小説ランキング6位にランクインしました。短編集となっており、最後にはすべてがつながるようになっています。癖がなく、伊坂幸太郎の珍しい恋愛要素のあるミステリーとしても人気が高い一冊です。ぜひ一度読んでみてください。
同著のおすすめ面白い小説:チルドレン

本屋大賞や日本推理作家協会賞の短編部門に輝いたり、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞したりと多くの小説を執筆している伊坂幸太郎の作品は映画化されているものも多くあります。その中の一つ「チルドレン」をご紹介します。チルドレンは、「奇跡を起こす」という正義感の上で生活を送る陣内を中心に数々の不可解な事件が発生するという伊坂幸太郎ワールドが全体のミステリー小説となっています。
ランキング5位:ジャンルにとらわれない石田衣良作品
おすすめの面白い短編小説5位:スローグッドバイ

おすすめの面白い短編小説ランキング5位にランクインしたのは、石田衣良による「スローグッドバイ」です。都会で生活を送る若い男女の様々な関係性を描いた短編小説です。どこかほろ苦さもあり、美しさもあり、人間らしい要素のつまっている魅力的な小説となっています。誰でも読めるわかりやすい語り口は小説初心者にもおすすめです。
同著のおすすめ面白い小説:娼年

石田衣良はジャンルにとらわれず、様々な小説を執筆しています。中でもおすすめなのが、長編小説である「娼年」です。直木賞の候補作品にもなった娼年は、恋愛も大学生活もなんとなく過ごして日々を淡々と退屈に生きている20歳男性が主人公の一冊です。しかし少し変わった娼夫の仕事を初めて、だんだんと変化が起きていくという魅力ある恋愛小説となっています。
ランキング4位:毒のあるユーモアたっぷり短編小説
おすすめの面白い短編小説4位:浄土
おすすめの面白い短編小説ランキング4位にはミュージシャンや俳優でもある町田康の「浄土」がランクインしました。パンクを歌うミュージシャンでもある町田康の小説も、どこかパンク要素があり、さくさく読み進めることができるリズミカルさが魅力的です。他者への批判をしながらも、批判には筋が通っておらず矛盾がある自意識などを自意識をユーモアたっぷりに描いています。人間の滑稽さをここまでパンクに描ける作家はなかなかいません。
同著のおすすめ面白い小説:夫婦茶碗

町田康のもう一冊のおすすめ小説「夫婦茶碗」をご紹介します。主人公のダメっぷりがなんとも滑稽で愛おしくなるような魅力あふれる一冊です。理屈をこねてなんとか言い訳をし続ける人間らしさには思わずくすりと笑ってしまいそうになります。町田康は小説以外にもエッセイを多く執筆しています。気になる方はエッセイも面白いと評判ですのでぜひ一度読んでみましょう。
ランキング3位:SF御三家によるユニークな短編小説
おすすめの面白い短編小説3位:くたばれPTA

おすすめの面白い短編小説ランキング3位には日本のSF小説御三家と言われている筒井康隆の「くたばれPTA」がランクインしました。なんとも興味をそそられるタイトルの短編小説がぐっと一冊につまっています。高度成長時代の会社員の話や、たくさんの男性と交わる一人の女性の話などと面白いユーモアたっぷりのSF短編小説が24編もつまっています。
同著のおすすめ面白い小説:虚人たち

筒井康隆は星雲賞や川端康成文学賞、読売文学賞などと多くの賞を受賞するSF小説作家の中でも1位2位を争う作家です。そんな筒井康隆の泉鏡花文学賞受賞作品である面白い小説「虚人たち」をご紹介します。この小説が他の小説と違う点の1つには、小説の登場人物たちは「小説の中の登場人物」であることを意識しているというユニークなものが挙げられます。筒井康隆の小説の力が発揮されている一冊です。
ランキング2位:SF短編小説の巨匠である星新一
おすすめの面白い短編小説2位:きまぐれロボット

おすすめの面白い短編小説ランキング2位にはSF小説を多く執筆し、日本SF大賞特別賞などを受賞する大人気作家の星新一による「きまぐれロボット」がランクインしました。料理も作り話し相手にもなるという万能なロボットと一緒に別荘へ出かけた際の話がショートショートの形で一冊につまっています。だんだん利口だったロボットが奇妙な行動に出るようになるというユーモアたっぷりの短編小説です。
同著のおすすめ面白い小説:未来いそっぷ

星新一の「未来いそっぷ」もおすすめです。きまぐれロボットで面白いと感じた方はぜひこちらも読んでみてはいかがでしょうか?SFの巨匠と呼ばれる星新一ワールドがこれでもかというほど展開されている、世界観があふれる一冊です。誰もが知っているうさぎとかめなどの昔話を星新一風に描いた「未来いそっぷ」はもともとのストーリーを知っている方も多いので、老若男女楽しめるようになっています。
ランキング1位:最も女性が惹かれるミステリアスな小説
おすすめの面白い短編小説1位:キッチン

5歳の頃から自身が文章の職につくことをイメージしていたという吉本ばななの「とかげ」がおすすめの面白い短編小説ランキングの栄えある第1位にランクインしました。吉本ばなな特有の単調な語り口には、とてつもない深みがつまっています。とかげは、心の痛みをお互い抱えて生きてきた2人の男女が、生き返っていく恋愛要素のつまった短編小説です。
同著のおすすめ面白い小説:アムリタ
吉本ばななのおすすめの面白い小説「アムリタ」をご紹介します。アムリタは紫式部文学賞を受賞した長編小説です。亡くなった妹の恋人と恋愛をしたり、記憶を失ったりと目まぐるしい日々の中で生きる主人公のお話です。全身で幸福を悲しみを感じて生きていく、なんとも心が洗われるような不思議な一冊です。吉本ばななの作品は女性人気の高いものが多いので、ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
ランキング番外編:短編小説アンソロジー
おすすめの短編小説アンソロジー:短編工場
たくさんの著者が短編小説を執筆しています。全くどの著者が面白いのかわからない方や、いろいろな著者の短編小説を一気に読みたいという方には、短編小説がつまったアンソロジーがおすすめです。中でも乙一や石田衣良、奥田英朗などの短編がつまった「短編工場」はおすすめです。元気になる短編や、ふとした時に思い出すような心に染みる短編など12編が一冊につまっています。
おすすめの短編小説アンソロジー:恋愛仮免中

恋愛小説がお好きな方には、5名の作家による恋愛短編小説がつまった「恋愛仮免中」がおすすめです。窪美澄や萩原浩、原田マハなどによるそれぞれの色が出ている個性豊かな恋愛短編小説アンソロジーです。贅沢な有名人気作家らが集まっているだけあり、どの短編も非常に面白いと多数の声があがっています。ぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?
おすすめの短編少年と短編少女
おすすめの短編小説アンソロジー:短編少年
おすすめの短編小説アンソロジー「短編少年」をご紹介します。伊坂幸太郎、あさのあつこ、佐川光晴、朝井リョウ、柳広司、奥田英朗、山崎ナオコーラ、小川糸、石田衣良の合計9人の作家によるアンソロジーです。少年をキーワードに描かれる短編小説を、作家それぞれの語り口で描いたとても魅力的な一冊です。どんな作家がいるのか知りたい方にはおすすめです。
おすすめの短編小説アンソロジー:短編少女

短編少年の少女バージョンである「短編少女」も人気となっています。三浦しをん、萩原浩、道尾秀介、中島京子、中田永一、加藤千恵、橋本紡、島本理生、村山由佳の合計9名による短編アンソロジーです。こちらは「少女」を題材にした短編がつまっています。なんとも言えない少女の心の揺れなどを作家ごとに全く違う言葉で巧みに描写されています。
本好きにはたまらない奥深い日本文学の世界
面白いおすすめ日本文学小説:安部公房

日本の近代文学に興味がある方はいらっしゃいますか?一見難しそうな日本の近代文学ですが、読めば読むほど面白い要素がつまっている深みある作品が多くあります。中でも読みやすく面白いと声が多くあがっているのが「安部公房」の作品です。もっともノーベル文学賞に近い日本人作家と呼ばれていただけあり、ユーモアある語り口でさらっと読めてしまう小説力があります。
面白いおすすめ日本文学小説:三島由紀夫

日本の近代文学のおすすめ作家「三島由紀夫」をご紹介します。三島由紀夫賞などという賞もあるほど、文学の世界に大きな影響を与え続けている偉大な作家の一人です。海外でも三島由紀夫の作品は度々認められており、「金閣寺」「仮面の告白」などが代表作品と言われています。一度読めば虜になるという方も少なくありません。

面白い短編小説に出会って素敵な時間を過ごそう

この世にはたくさんの短編小説があり、その他にもエッセイや私小説、自己啓発本などと様々な種類の本があります。そして人によって合う本合わない本は多数あります。合わなかった本は無理して読む必要はありません。学校の課題図書とは違い、読書をすることは楽しむためにあります。ぜひめいいっぱい読書を楽しんで、あなたにとって何かプラスになるものを探してみてください。
今回ご紹介したおすすめの面白い短編小説ランキングを参考に、気になった小説を手に取って読んでみてください。そこから面白そうな本を次々に読んでみるなどと、あなたの好きなタイミングで好きなスタイルで読書を楽しみましょう。また、ネットには多くの小説の口コミや感想などがあります。参考にして、面白いと思う本を探してみましょう。