トレッキングは絶対登山靴?初心者に知ってほしい選び方とおすすめランキング!
新緑の季節になり、登山でも始めたいという方必見!今回は、登山靴の選び方をご紹介します。登山の装備で一番慎重に選ぶべき装備は、登山靴です。自分に合ってない登山靴を購入してしまうと非常に後悔します。事故防止や苦い思い出を作らないためにも、必読の内容です。
目次
- 新緑の季節に山に登りたい!
- 登山で最も重視すべき装備は登山靴
- スニーカーの懸念点
- 登山を楽しむために装備は自分に合っているものを揃える
- 登山靴の選び方①:専門店に行って買う
- 登山靴の選び方②:必ず採寸と試し履きする
- 登山靴の選び方③:店内を歩く
- 登山靴の選び方④:1cmの余裕を持って選ぶ
- 登山靴の選び方⑤:目的の山を店員さんに相談する
- 登山靴の選び方⑥:靴に適した靴下を購入すると安心
- 登山靴の選び方⑦:季節性やアイゼンの着用も考慮する
- カットの違いで安定感が変わる
- 防水性能もしっかり確認
- 軽さを取るか丈夫さを取るかを考慮する
- 履き心地で疲れやすさを判断する
- クッション性能は店員さんに確認する
- アイゼンを付けられない登山靴もある
- もし靴擦れした時用のテーピングも合わせて購入
- 登山前は足の爪を切ると爪が浮かない
- 代えの靴紐も一緒に用意すると安心
- 登山前には足慣らしが必要
- 岩場向けソールのしっかりした登山靴
- ライトなトレッキング用の登山靴
- ローカットの履き心地が好きな方向け
- 膝の負担を和らげる登山靴
- 外反母趾の人向けの登山靴
- 高コスパナンバーワン日本製登山靴
- 幅広の人向けの登山靴
- 甲高の人向けの登山靴
- 日本人向けの登山靴
- 自分に合った登山靴を見つけよう!
新緑の季節に山に登りたい!

春になり花が咲くと心がウキウキして、アクティブな気持ちになりますよね。そんな時には、新緑を求めて奥多摩に登山でも行きたくなります。スニーカーでも関係ないくらい楽しいイベントの一つです。確かに、新緑の若葉を見ると癒されるので、自分も光合成している気分になります。しかし、初心者の方が登山を始めようすると、装備を揃えるのにお金がかかって大変ですよね。

日帰り登山に必要な装備は、ザック、プラティパス(ビニールの水筒)、防寒着、レインウェア、レーション(行動食)、昼食、エマージェンシーキット、そして登山靴です。登山靴は、初心者の方だからこそ自分の足に合ったものを選ぶ必要がある重要なアイテムなので、今回は登山靴の選び方についてご紹介します。

登山で最も重視すべき装備は登山靴

どうして初心者の方が登山靴を慎重に選ばなけらばいけないかというと、歩けなくなることが一番危険だからです。例えば、水を忘れたなら最悪の場合駅の近くの自販機で購入することができます。また、行動食や山頂でのお昼ご飯を忘れても山小屋で食べたり、駅の近くのコンビニで調達したりすることもできます。それくらいなら命の危険はないように感じますよね。

ところが、登山靴を履いて靴擦れや爪がはがれるようなことがあったら、足が痛くて歩けなくなります。登山中に歩けなくなった場合、どうなるかというとレスキュー隊員に救助を求めるしかなくなります。もし、ヘリコプターで救助することになったら100万円程度のお金では済みません。だからこそ、初心者の方が事故を起こさないように自分に合った登山靴を選ぶ必要があるのです。

スニーカーの懸念点

よく「登山は、スニーカじゃだめですか?」と質問される方がいらっしゃいますが、答えとしてはおすすめしていません。理由は、一回の登山でスニーカーが大変に汚れて街歩きに使えなくなるくらいボロボロになるからです。また、スニーカーのインソールの具合によって、岩場を歩くのに苦労したり、どうしても沢を通る必要があるルートだとスニーカーがびしょ濡れになります。
滑りやすく汚れやすい登山道を歩く上では、丈夫で安定感があり滑りにくいタイプの登山靴がおすすめです。スニーカーは街歩き用に使いましょう。また、登山靴には、撥水性や防水性の効果もあるので、沢を通っても水が染みこみにくいです。きつい登山の時に、スニーカーだと足がぐちょぐちょのまま登山することになるので、本当に不快です。スニーカーはやめたほうがいいです。

登山を楽しむために装備は自分に合っているものを揃える
では登山靴はどのようなものがおすすめなのかをご紹介します。スニーカーでも、インソールがしっかりしていて、軽くて足首くらいまであるものを選ぶと疲れづらいと言われています。それは登山靴でも同じです。ローカットかハイカットの違いでも、歩行の安定性が変わってくるので、試着しつつ着用感を考慮して、自分にあっている登山靴を見つけるようにしましょう!
改めて、今日は白馬は唐松岳に行ってたんですが、絶好の登山日和で行って良かった以外の感想がないですね pic.twitter.com/wQmwnI5YF3
— こな (@kooooona) March 24, 2018
一方、重くても硬く丈夫でアイゼン(雪道も歩行できるようにする装備)も装着できるタイプのものもあります。アイゼンがつけられるタイプの登山靴は、少し季節を限定して使わざるを得ないかもしれませんが、一つ丈夫な登山靴を持っていると、残雪が残っている山にもアイゼンをつけて登ることができるので行動範囲を広げることができるのでおすすめです。

しかし、一番いい選び方は、自分の足と目的の山の状況に合っているものを選ぶことです。硬い登山靴の方が疲れづらい方もいれば、ローカットの柔らかい登山靴の方があっている方もいます。また、目的の山によっては、岩場が多い山やぬかるみが多い山などたくさん種類があるので、目的の山の環境に応じて適している登山靴の種類も変わってしまうのです。
したがって、日常使いのスニーカー選びよりも、登山靴の選び方は非常に難しいです。そんな時は、登山用品店のプロの意見と自分の履き心地を考慮して、慎重に選ぶようにしましょう。そうすれば、より登山を楽しむことができますよ!

登山靴の選び方①:専門店に行って買う

それでは次から登山靴の選び方についてご紹介します。登山靴やトレッキングシューズを購入する時は、必ずプロに見てもらう必要があるので、登山用品専門店に行って靴を選ぶようにしましょう。ご自身が感じる履き心地も大事ですが、選び方にコツが必要なので、プロの判断も本当に重要になってきます。スニーカーのように見た目や自己判断で選ぶと確実に後悔しますよ。
登山靴は、「防水性能」「クッション性能」「硬さ」「柔らかさ」「耐久性」「滑りにくさ」「通気性」などさまざまなポイントを考慮する必要があります。それらの検討項目を初心者の自分一人で判断して、選ぶことは非常に難しいですよね。そんな時は、登山用品店のプロと相談しつつ、目的の山や自分の足に合わせて登山靴を選ぶことが一番いい選び方です。

そして登山用品専門店に行って、実際に試し履きしてみて履き心地はどうかを試してみましょう。よく通販などで登山靴やトレッキングシューズを購入する方がいますが、本当にそれは危険です。登山靴やトレッキングシューズに関わらず、靴って本当に難しいので、見た目や機能だけで選んではいけません。履き心地と、目標の山に登れる耐久性を考慮する必要があります。

登山靴の選び方②:必ず採寸と試し履きする

登山靴やトレッキングシューズを購入する際は、必ず足のサイズを測ってもらうようにしましょう。足のサイズを測ってもらうことは、登山用品店に行けば大体サービスでやってくれます。そして次の章でご紹介しますが、登山靴の選び方として1㎝の余裕をもった登山靴選びが必須なのです。そのため、自分の足のサイズがわからないと判断できないので、重要な作業です。

試し履きも非常に重要な作業です。見た目で決める選び方をしてしまうと、本当に後悔することが多いです。そのため、見た目があまり惹かれないタイプの登山靴やトレッキングシューズでも一度試し履きしてみることをおすすめします。登山靴やトレッキングシューズは、甲高タイプのものもあれば、幅広タイプのものあるので、千差万別です。履かないと本当にわかりません!

登山靴の選び方③:店内を歩く
ドイツの靴屋さんでたまに見かけるもの。
— マイバス ドイツ【公式】 (@Mybus_Germany) March 5, 2018
様々な状況を考慮して試し履きができるという。便利だーー!!#1番知りたいのは #雨の日 #濡れ具合 #雪の日 #滑り具合 pic.twitter.com/OoPCQKfHSU
ある程度自分の履き心地のいいものの見当がついたら、それらの登山靴やトレッキングシューズを履いて、上記の写真の様な坂に上ってみてください。登山用品店の登山靴やトレッキングシューズ売り場に置いてあります。岩場や砂地を想定した坂があるので、それを新しい登山靴で登ってみると、すこしだけ登山をしてる時に近い感覚で靴の使用感を確かめることができます。
石井山専です。登山靴ためしばき大歓迎!本日、日曜は午後3時頃が最も混雑が予想されます。じっくり試し履きには午前中がオススメです。https://t.co/KA8Pnb6sup pic.twitter.com/70dVvVt8Tz
— 石井スポーツグループ (@ISGgreen) August 6, 2017
また平地の店内を歩き回ることもおすすめです。その時は、必ずその登山靴に合った登山用の靴下を借りて試し履きするようにしてください。登山靴やトレッキングシューズも大事ですが、登山用の靴下は1㎝くらい厚いものもあるので、靴下が有無で全然違うのです。店員さんに確認すれば確実に貸してくれるので、ひと声かけてから試し履きするようにしましょう。
登山靴の選び方④:1cmの余裕を持って選ぶ

先ほどもご説明した通り登山靴やトレッキングシューズは、街履きするスニーカーのようにピッタリサイズで購入するのではなく、1㎝の余裕を持たせたものを購入することがおすすめです。選び方としては、それぞれの登山靴に適した靴下があるので、それを店員さんに確認して購入しておくことがおすすめです。

そのため、靴下分の余裕としてかかとに1㎝の余裕を残して置くことが重要になってきます。登山靴やトレッキングシューズは選び方が特殊なので、終始登山用品店の店員さんに質問しつつ、試し履きや比較をしてから、最終決定を下したほうがいいです。また、登山用の靴下もウールのものもあれば、化学繊維のものあるので性能が全く違います。その点も店員さんに相談しましょう!
登山靴の選び方⑤:目的の山を店員さんに相談する
AKUの新作登山靴[モンテラIIGTX(¥18,000+税)][アルバトレックGTX(¥24,000+税)]好評販売中です!試し履き大歓迎ヽ(^o^)詳細はブログで→https://t.co/PVcVre4YTD #大宮店 #登山靴 #AKU #新作 pic.twitter.com/2BeZt6j0yz
— 石井スポーツグループ (@ISGgreen) March 5, 2018
もっともおすすめの登山靴やトレッキングシューズの選び方をご紹介します。それは店員さんに目的の山を伝えて、そのレベルに合った登山靴を購入することです。会話の流れとしては、「今度○○山に登りたくて、登山靴を探しています。将来的には、××山にも登る予定でいます。それらの山を登るのに対応している登山靴を教えてください。」です。
上記の質問をすると店員さんが、足の採寸をしてくれたうえで、山の状況や必要そうな機能を考慮し、適した登山靴やトレッキングシューズを提案してくれます。高尾山に行くのに槍ヶ岳に登るような登山靴は必要ないように、レベルや環境に応じた登山靴を提案してくれます。自分で欲しいものを決める選び方も重要ですが、プロに質問する選び方もおすすめです。
登山靴の選び方⑥:靴に適した靴下を購入すると安心

そして初心者に見落としとしがちなポイントとして、靴下の買い忘れが多いです。普通の靴下を登山の時に履いていったら確実に穴が開きます。そのため、厚手で丈夫な登山用の靴下を登山靴やトレッキングシューズと共に購入すべきです。登山靴に適したタイプの登山用の靴下があるので、店員さんに確認するか、自分で確認して購入しましょう。

おすすめの選び方としては、試し履きの時に履いたタイプの靴下と同じタイプの靴下を購入することです。そうすると、試し履きの時に良かったという感覚が、登山当日に少し違って感じてしまうので、よくありません。せっかく試し履きして選んだ登山靴やトレッキングシューズなので、しっかり登山靴まで慎重に選んで購入することが重要です。
登山靴の選び方⑦:季節性やアイゼンの着用も考慮する
【山の悩み相談】冬山靴を夏山で使うと足に痛みが出ました
— Sherpa ~登山学習Q&Aサイト~ (@sherpa_jp) November 2, 2017
友人が、冬靴のスポルティバを足に慣らすため、夏の尾瀬で試し履きしたところ、途中で足の痛みを訴えてました...
→ https://t.co/OsaNct2SC8#登山靴 #尾瀬 #登山 #登山学習サイトSherpa #山 pic.twitter.com/Maovyw4GS9
最後に、初心者の方にはあまり必要ないかもしれませんが、アイゼン(雪道を歩く時の装着型スパイク)を付けられない登山靴があります。硬くて丈夫な登山靴であれば、軽アイゼンを装着することはできますが、軽くて柔らかいタイプの登山靴には、アイゼンをつけることは難しいです。そのため、大体の登山靴はシーズンが、春から秋想定で作られています。

それでももしアイゼンをつけて登りたい山がある場合は、アイゼンをつけることができる登山靴を購入するようにしましょう。ちなみに、アイゼンをつけるということは冬山登山をすることになりますが、その時は手袋3セットや、冬山用スパッツ、ハーネス、ハードシェル、ピッケル、インナーなど通常の登山には使用しないような装備も数珠つなぎで必要になるので、注意が必要です。
カットの違いで安定感が変わる
足首まで固定してくれるハイカット

登山靴は、ハイカット、ローカット、ミドルカットで、履き心地が変化します。ハイカットの登山靴は足首をひねった時でも、しっかり保護してくれるので足場の悪い登山道を歩いていても、安定性が高いです。そのため、少しレベルの高い山に挑戦する時や、雪山に登る時は、ハイカットの方がおすすめです。
足首のホールドがない分開放感がある
一方、ローカットの登山靴は、履き心地がとても軽いので初心者の方におすすめの登山靴です。履き心地が軽い分、長時間の登山やトレッキングをしても疲れづらいです。また、スニーカーに近い履き心地なので、開放感があります。しかし、あまりにも悪路だったり沢を通る場合は、カットが低い分水が侵入してきたり、泥が侵入してきたりするので、汚れやすいです。
防水性能もしっかり確認
ゴアテックス製は防水が抜群

登山靴は、防水のものをおすすめします。山には、湧き水があったり、沢があったりするので、想定以上に濡れることが多いです。その時に撥水加工されている登山靴を履けていると、水が浸入しにくいので、無敵な気分になることができます。したがって、登山靴を購入する時は「ゴアテックス」という防水性能が保証されているものを選ぶようにしましょう。
ルート上は沢を通らないといけないこともある
登山をしていると、水濡れ不可避な状況に陥ることがあります。その状況を考慮すると、防水性能が高い登山靴を選ぶ必要があります。また、登山靴のメンテナンスの時にも、汚れが付きづらいのでとても楽です。そして、登山靴のメンテナンス(登山後に登山靴をブラシで洗うこと)が完了したら、必ず防水スプレーを吹きかけて乾かすようにしましょう。防水性能が低下してしまいます。
軽さを取るか丈夫さを取るかを考慮する

先ほどもご説明した通り、登山靴はカットの高さによって履き心地の軽さが変化します。初心者の方にお勧めなのは、ローカットですが、これからたくさん山に登りたいという方は、履き心地よりも丈夫さを優先したいという方もいらっしゃるかもしれません。その時は、ソールの硬さとカットの高さを優先しましょう。

ソールが硬いと岩場や雪渓があるところにも滑らずに対応できます。さらに、履き心地を優先して、軽くて柔らかすぎる登山靴を選んでしまうと、アイゼン(雪道を歩くための、装着型スパイク)を付けられないものもあります。そのため、初心者の方でもこれからのことを考えると、丈夫で硬く、ハイカットの登山靴を一つ買っておくことで、登山の幅を広げることができます。
履き心地で疲れやすさを判断する

しかしながら、硬くて丈夫な登山靴はとにかく重いので平地を歩くだけでも疲れてしまいます。それもそのはず、いくら平地とはいえ、登山中は3キロ以上の荷物を持って、岩がごろごろしている坂道や下り坂を永遠と歩くことになるのです。そうなると、いくら足腰が強いという方でも足が本当に疲れてしまうんです。

そのため、一番は自分の足に合うものをちゃんと試し履きして選ぶこと!初心者だからと言って、ローカットを選ばなければいけないわけではありません。自分の足に合っていればハイカットでも疲れづらいです。スニーカーに近い登山靴を選んでも、結局楽な登山道なんてないので、それだったら歩行の安定性を優先するためにもハイカットのものを選ぶこともおすすめです。
クッション性能は店員さんに確認する

長時間登山する時は、登山靴やトレッキングシューズの選び方として、クッション性能を重視する方も多いですよね。クッション性能を判断する時は、靴底の厚みで判断する方もいらっしゃいますが、実はそれだけでは判断できないんです。靴底の厚みだけでは、クッション性能は判断できないので、まずは店員さんに確認するようにしましょう。

靴底が薄いものでもしっかりと硬いものであれば、岩場でも安定感を保ってくれたり、ケースバイケースで活躍してくれる登山靴やトレッキングシューズがあります。そのため、目標としている山を店員さんに伝えて、岩場の有無、水場の有無、などを考慮して柔らかいソールがいいのか、硬いソールがいいのかを判断してもらうようにしましょう。
アイゼンを付けられない登山靴もある

登山靴の中には3シーズン対応しているものもあれば、対応していない登山靴もあります。また、それとは別に、冬山登山に対応している登山靴は様々な条件をクリアしていないといけません。例えば、冷気を遮断できるような構造をしているかどうかとか、靴底が硬いかとか、厚い靴下を履いても問題なく歩けるかどうかなどです。

冬山登山を目標に登山を始める方は、初めから冬山対応の登山靴を購入することも検討したほうがいいです。しかし、冬山対応の登山靴だから夏山で使えると考える方もいるかもしれませんが、冬山対応の登山靴は重くて硬くてごついので、非常に疲れやすいです。そのため、初心者の方でも、3シーズン用の登山靴と冬山対応の登山靴は分けることをおすすめします。
もし靴擦れした時用のテーピングも合わせて購入
これは、初心者の方も玄人の方も関係なく、新しい登山靴を購入した時は、靴擦れしやすいです。そのためテーピングを持っていくことをおすすめします。スニーカーのような登山靴やトレッキングシューズを履いても、靴擦れになることはあります。そのため、エマージェンシーキット(救急箱)にテーピングを入れて置くこと安心です。

エマージェンシーパックの説明をさせていただくと、緊急時に使うアイテムが揃っている救急箱のようなものです。そこには、カットバンや包帯、三角巾、はさみ、テーピング、ポイズンリムーバー、靴紐などが入っています。登山をしていて、何かトラブルが起きても、自分で解決しないといけません。したがって、けがや虫刺されに対応したアイテムを持っていくルールがあります。
登山前は足の爪を切ると爪が浮かない

また、登山の事前準備として重要なのが、登山前日に足の爪を切ることです。いくら自分にあっている登山靴やトレッキングシューズを購入しても、爪が伸びている場合登山中に爪がはがれることがあります。特に、登山靴やトレッキングシューズは、スニーカーよりも硬いので爪が負けてしまうのです。また、登山中は足が蒸れるので、爪も柔らかくなっています。

そのため、登山をすると、爪が浮いたりはがれやすい状況になっていしまうのです。そうならないためにも、爪が前日に切ってから登山をするようにしましょう。特に初心者の方は、登山中に起こりうるトラブルを想定することが難しいので、事前知識としてお伝えしました。
代えの靴紐も一緒に用意すると安心

登山靴を購入したタイミングで重要なのは、代えの靴紐を一緒に購入することです。一つの登山靴を何年も使うと、靴紐がちぎれることがあります。また1シーズン履いただけで、靴紐が擦れて切れそうになることもあります。そのため、購入のタイミングで一緒の靴紐を購入するようにしましょう。

登山中のトラブルとして、靴底が取れることも多いですが、靴紐がちぎれることも多いです。登山中に靴紐がちぎれたら、歩けなくなり下山が遅れることも想像できます。その時のために、細引き(ロープ)を持っていくという方もいらっしゃいますが、初心者の方はあらかじめ靴紐を用意しておくことをおすすめします。
登山前には足慣らしが必要

登山靴は履くほどに足の方に馴染むことが多いですが、それまではとにかく硬いので靴擦れの原因になります。靴擦れしてしまうと、本当に下山がつらいので早いうちに足を慣らすことをおすすめします。特に初心者の方は、登山靴をとにかく硬く感じるので、履きならすことをおすすめします。お店でいくら試し履きをしても長時間歩くと違って感じることもあります。

登山を始めてから公開するよりも、履きならしのタイミングで靴擦れすることに気づければ、テーピングをするなどの対策を練ることができるので、おすすめです。新緑の季節に、登山靴を履いて街歩きするのも、楽しいです。登山の準備段階でも、さらに登山が楽しくなること間違えなしですので、おすすめです。
岩場向けソールのしっかりした登山靴
おすすめ登山靴9位:スカルパ テックアッセント
SCARPA(スカルパ) テックアッセントGTX SC21200https://t.co/R0ksCrmmvQ pic.twitter.com/6rvhVUDNB7
— ミッシングホロウ (@ymmgdu) December 7, 2016
不安定な岩場を得意とする登山靴と言えば、「スカルパのテックアッセント」です。つま先にもしっかり力を伝えて、踏ん張れるような設計になっています。また、ぬかるみや風雨にも瞬時に対応できます。岩場の多い登山をする時には、こちらの登山靴がおすすめです。ちなみに初心者の方でも気軽に登れる岩場の多い山は、夏季の金峰山や谷川岳です。
SCARPA スカルパ テックアッセントGTX SC21200 岩場 ビブラム 発揮 BNラスト アプローチシューズ ミドルカット グリップ 爪先 荷重 プロパルスソール ゴアテックス 天候 急変 ライニング ぬかるみ… https://t.co/OoWHCk2cCh pic.twitter.com/zGvqBBfcen
— カメラ大戦 (@mattyadad) March 5, 2017
登山靴の選び方として、汎用性が高い登山靴を選ぶことも重要ですが、もっと重要な選び方としては目的に応じた登山靴を履くことでもあります。季節によっても、環境によっても、必要装備が変わるように登山靴も適しているものを選択できるような選び方ができると、ベストです。
ライトなトレッキング用の登山靴
おすすめ登山靴8位:シリオ P.F.302

シリオの登山靴は「高さ」「幅」「硬さ」という3つのポイントを重視して、登山靴を作っているメーカーです。欧米人と日本人の足の形を分析していることと、目的の山に応じて登山靴を選ぶという選び方を推奨している点もシリオのブランドの魅力です。また、ソールの硬さによって、必要以上の脚力を必要としない登山靴を提供しています。

職人のこだわりの詰まった登山靴なのに、1.7万円で購入できる点も魅力です。非常に丈夫ですが、通気性もよく、足首が適度にサポートされているので、安定感が抜群です。ハイキングや軽登山に挑戦したい初心者のかたにおすすめです。
ローカットの履き心地が好きな方向け
おすすめ登山靴7位:キーン KOVEN WP

アウトドアサンダルで人気のキーンからも登山靴が出ています。軽量であり、通気性もよく、耐久性に優れている特徴があります。また、ソールも高機能で滑りづらいです。長時間使用しても、疲れにくく、蒸れにくく、滑りにくい性能を考慮すると、2万円を出しても買いたいアイテムと言えます。

また、とにかくおしゃれですよね。足に負担が少ないので、スニーカーのように使い、街歩きもできるかも知れません。すこし高価なスニーカーとして、一つ持っておくこともいいかもしれません。また、キーンのサンダルも下山後に最適なので、興味がある方は「キーン サンダル」で検索してみてください。
膝の負担を和らげる登山靴
おすすめ登山靴6位:モンベルのワオナブーツ

登山靴の選び方として疲れづらさを優先することをご紹介してきました。そのなかでも、比較的に疲れづらい登山靴として「ワオナブーツ」をご紹介します。こちらもミドルカットの登山靴になりますが、ミッドソールという靴底の中間部分にE.V.Aを採用しているため、地面から足の裏への突き上げを軽減してくれる効果があります。

こちらも価格は、1.5万円と比較的安いので、初心者の方には購入しやすいかもしれませんね。丈夫で長持ちするので、初めての登山靴に非常におすすめです。
外反母趾の人向けの登山靴
おすすめ登山靴5位:モンベルのタイオガブーツ(ミドルカットの登山靴)

同じくモンベルの製品である「タイオガブーツ」をご紹介します。ホールド感がいい意味で低いので、外反母趾の方でも登山靴の中で足が痛くなりづらいです。また、タイオガブーツは、ミドルカットなので軽登山や日帰りのトレッキングに適している登山靴です。また、イージーフィットシステムを採用しているため、つま先部分から靴紐を簡単に締めることができます。
その他にも、靴底が非常に優秀です。濡れた40度の傾斜でも滑りづらいといわれている「トレールグリッパー」を採用しているため、登山道を歩きなれていない初心者の方に適しています。またインソールも特殊で、つま先の部分が柔らかく、かかと部分が硬い構造になっています。そのことで、踏み込みをしっかりすることで、歩みの力が分散されづらい設計になっています。
高コスパナンバーワン日本製登山靴
おすすめ登山靴4位:モンベル アルパインクルーザー 2500

「モンベルのアルパインクルーザー 2500」は、足首の部分がしっかりしているものです。左右のブレをなくすような設計になっているものの、前後の動きには柔軟に対応できる構造になっています。そのため、足首の自由度は高く、さらに安定感があるタイプのものです。スニーカーのような履き心地ではないですが、しっかりと安定感を求める方にはおすすめです。

日本で人気の登山用品店としておすすめなのが「モンベル」です。とにかくコスパが最高です。日本製のものなので、日本人の足に合いやすいですし、価格も安いので幅広い年代の方に人気のブランドです。また、製品の幅も広いのでモンベルに行けば、全てのアイテムを揃えることができます。初心者の方に、一番お勧めできるメーカーがモンベルです。
幅広の人向けの登山靴
おすすめ登山靴3位:メレル Mattertal
メレル MERRELL トレッキングシューズ Mattertal GORE-TEX スポーツ 同様 フラッグシップモデル ゴアテックス ツェルマット https://t.co/LyENoLazDM pic.twitter.com/HN4wsqVsTz
— のだですが (@prissyeh) June 10, 2017
メレルは、全体的におしゃれで履きやすいものが多いです。また、通気性が良く蒸れにくいにもかかわらず、外的な要因の雨や風を防ぐ構造になっています。スニーカーのようにローカットの靴の「ジャングルモック」もあるので、街歩きにも適しています。このジャングルモックは、脱ぎ履きの多いキャンプに適しているタイプのものです。
比較的に、軽い履き心地の登山靴が多いので、初心者の方に好まれるメーカーです。選び方としては、スニーカーのような履き心地を優先する方におすすめです。価格から見ると、そこまで安い!というわけではないので、スニーカーのような履き心地が好きという方には、向いています。
甲高の人向けの登山靴
おすすめ登山靴2位:スカルパ クリスタロ
登山靴はスカルパのクリスタロGTXを買ってみた。 pic.twitter.com/Z3XLeenUTN
— てづー (@hand_shota) January 29, 2017
スカルパの特性は、甲高の人向けに開発されている登山靴が多いという点です。また、スカルパのクリスタロGTXは、従来よりも耐久性が向上したため長時間のロングトレイルをより快適にしたモデルです。さらに靴底が非常に高性能なので、グリップ力が高いです。安心して岩場を歩くとことができます。

スカルパは、イタリア製の登山靴メーカーなので、どことなくおしゃれな登山靴や多いです。登山をしていると、岩場や沢を通る時に、下を向くことが多いですが、そんな時に足元がおしゃれだと、テンションが上がりますよね。機能性も見た目もしっかり納得したものが欲しいという方には、このスカルパをおすすめします。ちなみにお値段は、2万円を下回るものもあります!
日本人向けの登山靴
おすすめ登山靴1位:Caravan(キャラバン) トレッキングシューズ GK64_02
色がかわいい (2017年6月7日)初めての登山用シューズです。サイズがちょっと大きかったけれど、少・・・
— tw6381fashion (@tw6381fashion) February 11, 2018
「[キャラバン] Caravan トレッキングシューズ GK64_02」https://t.co/aGj1WxaXtf pic.twitter.com/bLYCn6D5Vf
日本人の足向けに開発された登山靴の王道である「キャラバン」。おすすめの理由は、幅広甲高の日本人の足に合っているものを提供している点です。さらに、キャラバントレックソールという独自のソールを採用してるタイプの登山靴もあり、初心者の方におすすめの登山靴です。スニーカーのような軽さはありませんが、この丈夫さがあれば登山中の安定感に貢献してくれます。
キャラバン トレッキングシューズ 26.5 GORE-TEX 登山靴 トレッキング 登山 アウトドア mc022880 https://t.co/4NHUZdMjmD pic.twitter.com/DBJLW6CBkG
— お得!激安!Shopping (@otokulove1) August 13, 2017
キャラバン製のトレッキングシューズは、トレッキングやアウトドア、冬山対応の登山靴としても使用できますが、キャンプや野外フェスにも使うことができます。非常に日本人の足に合っているという理由から、登山以外の用途で頻繁に使用しても、疲れずらいという点で、日常使いに適しているとも言えます。
自分に合った登山靴を見つけよう!

今回は、登山靴の選び方をご紹介しました。スニーカーのような履き心地の方が初心者の方でも疲れにくいのでおすすめではありますが、硬くて丈夫なほうが登山中の安定感が増すので歩きやすいという点もあります。一番いい選び方は、自分の足に合っている登山靴を試し履きして決めるという選び方です。初心者だからこそ、たくさん勉強と準備段階を楽しんでみてください!