青春小説おすすめ【感動】ランキング!胸が熱くなる名作勢ぞろい!
ここでは感動を呼ぶ青春小説のおすすめランキングをご紹介します。みなさんはどんな小説をよく読みますか?その時の気分によるという人が多いでしょう。とくに青春小説は感動したい、熱い気持ちを感じたい時に読みたくなりますよね。ぜひ青春小説を読む際の参考にしてください。
目次
- 青春小説は大人気
- どんな時に青春小説が読みたくなる?
- ランキング28位:若さゆえに突っ走る
- ランキング27位:青春は若者の特権か?
- ランキング26位:ガテン系青春小説
- ランキング25位:夢は吹奏楽の甲子園
- ランキング24位:結果よりも過程が大事
- ランキング23位:青春は放送室にある
- ランキング22位:優しさを知るのも青春の醍醐味
- ランキング21位:テニスと恋と青春と
- ランキング20位:学生寮の自治を守る
- ランキング19位:勝つことだけが青春じゃない
- ランキング18位:気づいたのはメンバーの尊さ
- ランキング17位:青春は俳句バトルで輝き出す
- ランキング16位:読むと元気になる青春小説
- ランキング15位:本気の友情とは闘うこと
- ランキング14位:飛び込んで青春
- ランキング13位:みんなで歌って心を1つに
- ランキング12位:延長戦の裏に物語がある
- ランキング11位:平凡な毎日が愛おしい
- ランキング10位:ロックにかける青春100%小説
- ランキング9位:弱小でも目標は大きく
- ランキング8位:平凡な4人組の平凡ではない青春
- ランキング7位:大人と若者の青春友情ストーリー
- ランキング6位:恋はまるで北極星のよう
- ランキング5位:1つをみんなでつくる感動
- ランキング4位:競い合う2人の青春
- ランキング3位:青春の辛さや痛みを知る人へ
- ランキング2位:大切な人がいるという喜び
- ランキング1位:私達は歩きながら成長する
- いろいろな青春小説を読んでみよう
青春小説は大人気

世の中には様々な小説がありますがなかでも人気があるのは青春小説ではないでしょうか?青春時代は誰もが通るものですし、何もない平坦な毎日に青春小説は胸を揺さぶるような感動を与えてくれます。青春の真っ只にいる人なら共感を覚えるでしょう。青春期を終えた社会人なら過去を思い出して号泣するかもしれません。
また明るい青春だけではなく暗い青春もあるでしょう。でも誰にとっても青春時代は大切なものです。そのため学生から社会人まで年代を問わず青春小説は人気があるのですね。ここでは青春小説のなかでも、とくに感動を呼ぶおすすめランキングをご紹介します。ぜひ青春小説を選ぶときの参考にしてくださいね。胸が熱くなる名作が揃っていますよ。

どんな時に青春小説が読みたくなる?
一瞬の風になれ読みたくなってきたな〜
— arisa (@umibeno0321) March 17, 2018
疲れてる時は青春小説でリフレッシュしたくなる
みなさんはどんな時に青春小説が読みたくなりますか?なんとなく入った本屋の棚でおすすめされていたからという人も多いでしょう。その一方で、青春小説じゃなければこの心は癒せない!なんて時もありますよね。では青春小説を手に取る動機は一体どういうものなのでしょう?Twitterで検索してまず出てきたのが「疲れている時」というツイート。
時かけ見終わると土手に行きたくなる。あと青春小説が読みたくなる
— 雪那 (@mix_yukina) August 17, 2012
青春小説が持つ爽やかさやエネルギーを感じてリフレッシュしたいのでしょう。ほかには青春映画やアニメなどを観た後に青春小説が読みたくなるという意見も。きっと良い青春映画やアニメは青春をさらに味わって感動したいという気持ちを促進させるのでしょう。それが青春小説を読みたいという気持ちにつながるのですね。
40を過ぎたオッサンが気持ち悪いこと呟きますが、クソみたいな青春時代を巻き戻したいからか無性に甘酸っぱい恋愛青春小説を読みたくなる時がある。
— きんちゃん (@tarakooooo) January 22, 2015
んでタイトルとジャケットだけで買っちゃったのがこちら↓
中田永一【百瀬、こっちを向いて。】
俺はキュン死するぞー!JOJOー!
感動して泣くことは心のデトックスになりますから精神衛生には非常に良い影響を与えるでしょう。さらには青春時代を巻き戻したい気持ちから青春小説が読みたくなるという意見もありました。大人になればなるほど青春時代がキラキラして見えるものなのでしょう。また当時を思い出して見失なってしまった自分を取り戻そうとしているのかもしれませんね。
ランキング28位:若さゆえに突っ走る
青春小説おすすめ【感動】第28位:69 sixty nine
村上龍 「69 sixty nine」 文句なしの青春小説。1969年代の空気と青春がガンガン響いてくる。久しぶりに楽しい小説を読んだって気になった。同じ九州の出身だからか、登場人物たちの方言が染み込んでくる感じがする。
— カンダ丸 (@VM9Mdex3IQFIf6Q) January 25, 2018
ここから感動を呼ぶ青春小説おすすめランキングをご紹介しましょう。ランキング第28位は、村上龍著『69 sixty nine』です。69という数字は1969年に由来します。舞台は長崎県佐世保市。市内で随一の進学校に通う主人公が革命を夢みて学校をバリケード封鎖し警察沙汰になるというストーリーです。その過程がおバカでとても楽しい。若さゆえに突っ走っています。
感動というよりは楽しくて笑える青春小説と言うのがピッタリでしょう。60年代のノスタルジックな雰囲気も懐かしい作品です。著者である村上龍の自伝的小説とされており、2004年には李相日監督、妻夫木聡主演により映画化もされています。

ランキング27位:青春は若者の特権か?
青春小説おすすめ【感動】ランキング第27位:ビタミンF
『ビタミンF(重松清)』家族の、特に父親目線の短編集。読んでほっこりする親子関係が描かれているのではない。息子が大人に見えた日や家族写真にまつわる話など、時が経てば忘れてしまうような中途半端な出来事を思い出させてくれる。 pic.twitter.com/UjpFSW3PlC
— takeshi (@takeshi57860148) January 3, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第27位は、重松清の『ビタミンF』です。主人公は38歳のサラリーマンで家族持ち。この時点で青春小説とは言えないかもしれませんが主人公が迷い、立ち止まり、考え、前に進むという点では青春小説に登場する若者たちと同じでしょう。青春は若い人のだけのものではありません。

家族の問題に悩む主人公のように、何かに真正面から取り組む姿勢を持つ人にとって青春は終わらないのではないでしょうか?深刻な問題を描きつつも最後は爽やかな感動を感じさせてくれる名作。家族小説の最高峰とも言われています。涙腺の弱い人はハンカチを用意した方が良いかもしれませんね。
ランキング26位:ガテン系青春小説
青春小説おすすめ【感動】ランキング第26位:太陽がイッパイいっぱい
三羽省吾「太陽がイッパイいっぱい」読了。
— やました@4月15日DJやまぴー (@yamashita_music) June 14, 2017
ありそうだけどなかったガテン系小説。
働くことの意味を考えさせられた。
人物描写がとにかくうまく、最後まで楽しんで読ませていただきました!
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第26位は、三羽省吾著『太陽がイッパイいっぱい』です。大学生の主人公のバイト先「マルショウ解体」で働く人々をユーモラスに力強く描いた名作。主人公は本当にふとしたことがきっかけでそのバイト先に勤めることになりますが、そこで働く人は個性派ばかり。

元左官職人や元サラリーマンなど経歴も様々です。そんな中、マルショウ解体に問題が持ち上がります。財政は逼迫し倒産寸前。その危機的な状況を主人公を含めた従業員で乗り越えるというのがストーリーの大筋になります。深刻な状況でもどこか面白みが感じられるガテン系青春小説です。

ランキング25位:夢は吹奏楽の甲子園
青春小説おすすめ【感動】ランキング第25位:退出ゲーム
きみたちがこれから経験する世界は、美しい。(『退出ゲーム』初野晴p106)
— words (@boobookwords) March 9, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第25位は、初野晴著『退出ゲーム』です。廃部寸前の弱小吹奏楽部に所属する幼馴染のハルタとチカが吹奏楽の甲子園である普門館を目指すという青春ストーリーです。さらに校内で起こる様々な事件をハルタとチカは解決していきます。そのためミステリー要素の強い青春小説だと言うことができるでしょう。
ちなみにこの作品はハルチカシリーズの第1弾だそうです。同シリーズはハルタとチカを主人公にした初野晴の作品シリーズのこと。これまでに単行本5巻のほか、漫画化やアニメ化、映画化されている大人気シリーズです。ミステリー様子が強いので推理が好きな人や得意な人には、とくにおすすめの青春小説でしょう。
ランキング24位:結果よりも過程が大事
青春小説おすすめ【感動】ランキング第24位:向かい風で飛べ!
向かい風で飛べ! 乾ルカ
— りぃ@読書 (@happyriririsun) March 7, 2018
「向かい風は大きく飛ぶための
チャンスなんだよ」
「負けを知ってそれでも諦めずに投げ出さずに練習を続けて苦しい時間を耐える経験は絶対にマイナスにならないと思うの。たとえ最終的に報われなかったとしても。」
この言葉が好きです。#読書好きと繋がりたい
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第24位は、乾ルカ著『向かい風で飛べ!』です。タイトルからもわかる通りスキージャンプを題材にしたスポーツ青春小説です。新しい小学校に転校したさつきが同じクラスの理子という女の子に出会うところから物語は動き出します。理子は天才スキージャンパーで、さつきは彼女からジャンプをやらないかと声をかけられるのです。

転校生だった孤独な日々を抜け出し、さつきはスキージャンプ競技にどんどんのめり込んでいきます。スキージャンプはややマイナーなスポーツですが、面白い作品ですのでよく知らない人にも是非おすすめ。スキージャンプを通した友情、周りの人との心の交流、そして頑張るさつきの姿に思わず目頭が熱くなる名作です。

ランキング23位:青春は放送室にある
青春小説おすすめ【感動】ランキング第23位:ABC!曙第二中学校放送部
「ABC!曙第二中学校放送部」を読む。中学時代放送委員をやっていたが、コンテストも番組作りもなかった。こんなに楽しくやれたら良かったのに…キュンとはかないかき氷の味わい。 pic.twitter.com/d14uzdPvaP
— UFO (@UFO19073974) August 29, 2017
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第23位は、市川朔久子著『ABC!曙第二中学校放送部』です。主人公が所属する廃部寸前の放送部がコンクールを目指すという青春ストーリー。アナウンス初心者のみさとと放送部の機材ばかりいじっている古場和人、この2人しかいない放送部に美人の転校生が入部するところから物語が動き出します。

美人ですが少し変わった転校生である葉月の指導の元、部員たちは本格的なアナウンスの練習や番組作りに取り組み始めます。その中で時にはすれ違いながらも理解を深めていく部員たち。恋愛要素はありませんが仲間や友情、人生について考えさせられる名作です。とくにきちんと人と向き合おうとする部員たちの純粋な姿に胸が熱くなるでしょう。

ランキング22位:優しさを知るのも青春の醍醐味
青春小説おすすめ【感動】ランキング第22位:青森ドロップキッカーズ
森沢明夫の「青森ドロップキッカーズ」読了。オリンピック前に読んでおけばよかったカーリング話。これは珍しく涙なしで終わるかなと思ったら最後にやられた。優しさは変わらず。あとがきまで優しかった。 pic.twitter.com/sFp4ozrIYu
— うのの (@unotomo) March 21, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第22位は、森沢明夫著『青春ドロップキッカーズ』です。2018年に話題となったスポーツと言えばカーリングですが、この作品はカーリングを題材にした青春スポーツ小説。イジメられっ子の主人公がカーリングを通じて仲間たちと強い絆で結ばれるという名作です。青春小説の中でも王道中の王道と言えるでしょう。

仲間は個性的な人ばかりで見た目も性格もバラバラ。そんな4人が一丸となってカーリングに挑む姿は非常に爽快で感動的です。仲間の大切さや清く美しく生きることをしみじみと考えさせられます。読むときはハンカチが必須でしょう。カーリングは詳しくわからないという人でも大丈夫。読み進むにつれてルールなどが学べるようになっていますよ。
ランキング21位:テニスと恋と青春と
青春小説おすすめ【感動】ランキング第21位:青が散る
>RT「青が散る」青春小説なのだけど、後半のテニスの試合場面が緊迫して熱が入る。王道を目指す若者と覇道な頭脳攻略を使って戦う若者との熾烈な闘いが忘れられない。宮本輝さんの傑作小説。
— ☆モミ★ (@momimomishi) February 22, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第21位は、宮本輝著『青が散る』です。1980年代に刊行された少し古い小説ですが感動あり恋愛ありスポーツありの青春小説になっています。大学生の主人公が仲間たちとテニス部を創設しテニスに打ち込むというのが大筋のストーリーです。主人公の恋愛や仲間たちが抱える問題を通して、当時の若者たちの青春を描いた名作です。

単に明るくて熱血なだけの青春小説ではなく若者たちが抱える暗い問題も取り上げていますので、今の若者たちも共感を覚えるかもしれませんね。主人公の恋愛ではお見合いや婚約者が登場しますが、これも1980年代という時代を反映していて非常に興味深い。いつの時代も青春とは迷い立ち止まるものなのかと考えさせられます。青春の明暗に触れたい人に是非おすすめです。

ランキング20位:学生寮の自治を守る
青春小説おすすめ【感動】ランキング第20位:反乱のボヤージュ
野沢さんのドラマで「反乱のボヤージュ」がとても印象に残っています。寮の存続をめぐる学生達の群像が脳裏に浮かびます。
— 躓いてもひとり (@32100100) January 13, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第20位は、野沢尚著『反乱のボヤージュ』です。廃寮の危機にある大学生寮の自治を守るため学生たちが立ち上がり寮の存続に奮闘する青春ストーリーです。廃寮に反抗する学生たちの成長や、学生たちと舎監をはじめとする大人たちとの心の交流に胸が熱くなる名作。実際にあった東京大学駒場寮の存続運動に着想を得て書かれたものだそうです。

しかし小説の内容はほぼフィクションとのこと。主人公は団塊ジュニアの世代ですから、いまから20年近く前の学生寮を舞台にした物語です。当時の大学生寮の様子や雰囲気、寮内での人間関係がよくわかるよう丁寧に描かれています。2001年に岡田准一主演でテレビドラマ化もされているので、もしかしたら観たことのある人もいるかもしれませんね。

ランキング19位:勝つことだけが青春じゃない
青春小説おすすめ【感動】ランキング第19位:サクリファイス
サクリファイス/近藤史恵、読了。陸上から自転車競技に転じた白石は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。青春とスポーツ、サスペンスの融合した小説。馴染みのないスポーツが主題なので、その点だけでも楽しめるが、ライバルとの関係、恋愛模様、その他もろもろ…本当に魅力的。
— ケイスケ (@_aoshi_) March 18, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第19位は、近藤史恵著『サクリファイス』です。あまり馴染みのないスポーツですが自転車のロードレースを題材にした名作です。ロードレースのプロチームに所属する主人公の役割はチームのエースをアシストして勝利させること。「そんな役割がスポーツの世界にはあるの?」と驚かれるかもしれませんが、実は結構ある話だったりするんです。

小説の中ではロードレースの試合以外にも、主人公の恋愛やライバルとの関係、エースに関する良くない噂なども描かれます。主人公の心理描写や白熱するレース展開が丁寧に描かれ、思わず胸が熱くなってしまうシーンもあります。そして待ち受ける衝撃のラスト!サスペンス要素の強い青春小説とも言えるでしょう。

ランキング18位:気づいたのはメンバーの尊さ
青春小説おすすめ【感動】ランキング第18位:あと少し、もう少し
読書日記。瀬尾まいこ『あと少し、もう少し』★★★★★。中学生の駅伝ストーリー。それぞれの子の視点から同じ駅伝に向かう様子が描かれ、大きな全体像が見える。書き下ろしだから巧みに出来たこともあるのかな。構成もお話もとても気持ちがよかった。
— m_TOMO (@mastom_dongry) March 28, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第18位は、瀬尾まいこ著『あと少し、もう少し』です。中学校にある崩壊寸前の陸上部が駅伝に挑むというストーリー。駅伝に出場するメンバーにはスポーツ初心者のイジメられっ子や不良など寄せ集め感の強い個性的な面々が集まってきます。この作品が面白いのは何と言っても構成です。短いプロローグの後はもう駅伝のシーンが開始。

物語が進むと同時に1区、2区と各区間を走る学生の内面が掘り下げられていきます。自尊心や葛藤、素直になれない自分の心。そして心の繫がりがほぼなかったメンバー間に生まれるのは「このメンバーでもっと走りたい」という想い。その想いが描かれる過程がとても見事な青春スポーツ小説です。瀬尾まいこさんの著作には名作が多いですが、この作品もその1冊に含まれるでしょう。
ランキング17位:青春は俳句バトルで輝き出す
青春小説おすすめ【感動】ランキング第17位:春や春
森谷明子著「春や春」読了。俳句好きな女子高生・茜は、昔の知人が俳句甲子園に出ていたのを知り、自らも俳句甲子園を目指して同好会を立ち上げる。字面、音感、情景など、短い句に託された想いは無限大。時に揚げ足とりな対戦のなかで、好ましい句に出会った時、褒め称えることができるのも素敵。
— 彩 (@ayasai) December 24, 2017
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第17位は、森谷明子著『春や春』です。女子高に通う俳句好きの主人公が俳句同好会を立ち上げ、仲間たちと俳句甲子園を目指すという名作です。茜とトーコの2人しかいない同好会はメンバー集めに奮闘。その結果、茜やトーコを含めて個性がバラバラの学生たち6人が揃います。

最初はバラバラだったメンバーも俳句甲子園では大活躍。6人が俳句に悩みながら奮闘する姿は感動ものです。読後感は非常に爽やかで「青春っていいな」と素直に思わせられるでしょう。まっすぐでひたむきな女子高生たちの姿は私達が青春に持つ理想のイメージそのものです。青春の良さを味わいたい人に是非おすすめします。

ランキング16位:読むと元気になる青春小説
青春小説おすすめ【感動】ランキング第16位:トリガール

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第16位は、中村航著『トリガール!』です。工業大学に入学した主人公が人力飛行機サークルにひょんなことから入部し鳥人間コンテストを目指すという内容の青春小説。パイロットを務めるはずだった先輩の1人が怪我をしてしまい主人公が代わりを務めることになりますが、そのトレーニングはとてつもなく過酷なもの。
でも主人公は持前の元気で全力投球します。その姿に感動する人は少なくないでしょう。鳥人間コンテストが好きな人はもちろんのこと、コンテストを中心とした人間模様が好きな人にはおすすめの名作です。少しだけですが恋愛要素を含む内容となっています。2017年には土屋太鳳さん主演で映画化され大ヒットを記録。読むと元気をもらえる青春小説の代表格でしょう。
ランキング15位:本気の友情とは闘うこと
青春小説おすすめ【感動】ランキング第15位:武士道シックスティーン

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第15位は、誉田哲也著『武士道シックスティーン』です。剣道を嗜む女の子2人の青春友情ストーリーです。1人の女の子は剣道の熱血エリート、もう1人はお気楽剣士であまり勝ち負けにこだわらないタイプ。その2人が中学校最後の試合で対決し熱血エリートがお気楽剣士に敗退するところからストーリーが動き出します。

高校に進学しても剣道を通した2人の関係は続き、最初は反発し合っていた2人が最終的に相手を尊重し合うことを学んでいくという名作です。馴れ合いの友情ではない本気の友情に胸が熱くなります。恋愛のワクワクドキドキではなく、2人の本気の勝負にワクワクドキドキします。この作品ではスポーツを主題にした青春小説ならではの感動と情熱を感じることができます。

ランキング14位:飛び込んで青春
青春小説おすすめ【感動】ランキング第14位:DIVE!!

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第14位は、森絵都著『DIVE!!』です。水泳競技の飛び込みを主題としたスポーツ青春小説の名作。中学生の主人公が通うダイビングクラブが経営難に陥り、その窮地を救うため提案された「翌年のオリンピックに日本代表選手を送り出す」というクラブ存続の条件に挑むというストーリーです。

代表選考会に向けて主人公たちの過酷な練習が開始されます。普通のスポーツ小説ではなくスポ根小説と言えるでしょう。これまでに全4巻が刊行され映画化、ラジオドラマ化、漫画化、テレビアニメ化もされています。非常に人気のある作品です。飛び込み競技はややマイナーなスポーツですが彼らの必死の姿には感動を覚えるでしょう。気づいたら彼らを応援しているかもしれませんね。

ランキング13位:みんなで歌って心を1つに
青春小説おすすめ【感動】ランキング第13位:くちびるに歌を

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第13位は、中田永一著『くちびるに歌を』です。崩壊寸前の状況にある中学校の合唱部がコンクールを目指して立ち上がるという青春ストーリー。NHK全国学校音楽コンクールの課題曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」を取り上げたテレビドキュメンタリーを小説化したものです。合唱を通じて心を1つにしていく過程が丁寧に描かれています。

読後は温かい気持ちになること間違いありません。青春小説の主題ではスポーツや恋愛が人気ですが、合唱も素敵だなと思わせられる名作です。2015年には新垣結衣さん主演で映画化もされています。ちなみに著者の中田永一さんは、実はホラー小説家の乙一さんだそうです。乙一さんのファンも読んでみるといいかもしれませんね。

ランキング12位:延長戦の裏に物語がある
青春小説おすすめ【感動】ランキング第12位:大延長
堂場瞬一『大延長』
— 私の本 (@yoshimura_yossy) July 12, 2015
夏の甲子園決勝。延長15回で決着つかず再試合。監督は大学時代のバッテリー同士。中心選手はリトルリーグ時代のチームメイト。互いを知り尽くしたもの同士の熱い闘いとその裏で動く黒い思惑。果たして………! pic.twitter.com/gEOKuL7L1k
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第12位は、堂場瞬一著『大延長』です。高校野球を主題にしたスポーツ青春小説。舞台は夏の全国高等学校野球選手権大会の決勝戦。15回の延長戦にも決着がつかず翌日再試合することになります。この作品は単なるスポーツ青春小説ではありません。両校の監督や選手の中に同じ大学やリトルリーグで以前一緒に闘った仲間がいるのです。

それがこの作品のアクセントとなり、そうした人間模様を絡めながら友情やチームワーク、さらには生き方が小説の中では描かれます。野球って、人生って面白いと思わせてくれる名作です。若い人にはもちろんのこと、ライバルと闘った経験のある大人たちにはとくにおすすめでしょう。

ランキング11位:平凡な毎日が愛おしい
青春小説おすすめ【感動】ランキング第11位:島はぼくらと

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第11位は、辻村深月著『島はぼくらと』です。瀬戸内海に浮かぶ島で生まれ育った4人の女子高生の成長を描いた青春小説です。島内に高校がないので彼女たちはフェリーで本土の学校に通っていますが、その中で島を背負って生きるとは一体どういうことなのかを彼女たちは深く見つめることになります。

特別大きな事件は起きませんが、彼女たちが考え行動し、成長していく姿に胸を熱くさせられる人は多いでしょう。幼い頃から島の中で一緒に育った女の子同士の強い絆にも感動させられます。10代だけではなく大人にも是非読んでほしい名作です。生きる場所を見出す、問い直すことはどの年代にとっても大切なことですから。

ランキング10位:ロックにかける青春100%小説
青春小説おすすめ【感動】ランキング第10位:階段途中のビッグ・ノイズ

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング10位は、越谷オサム著『階段途中のビッグ・ノイズ』です。スポーツや恋愛ではなく軽音部やロックを題材にした青春小説。廃部寸前の軽音部に所属する高校生の主人公が文化祭でライブを成功させるところまでを描いた名作です。それまでは幽霊部員だった学生が登場し、校長に軽音部存続を直談判するところから物語は動き出します。

男子高校生のひたむきでまっすぐな言動には「青春」という言葉しか思い浮かびません。2012年には漫画化もされています。キャッチコピーは「男子高校生よ、軽音であれ」。ロックンロールが好きな人や青春を心ゆくまで味わいたい人に是非おすすめしたい作品です。
ランキング9位:弱小でも目標は大きく
青春小説おすすめ【感動】ランキング第9位:幕が上がる

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第9位は、平田オリザ著『幕が上がる』です。平田オリザさんは非常に有名な日本の劇作家で劇団「青年団」の主催者です。その平田さんが描くのは高校の演劇部を舞台にした青春ストーリー。弱小演劇部が全国大会を目指してひたすらに奮闘するという内容です。高校時代は恋愛や勉強に忙しい時ですが、演劇部の面々は演劇にまっしぐら。

文化部を題材にした青春小説なのにスポーツをした後のような爽やかな読後感が味わえる名作です。彼女たちの真っ直ぐな姿に感動を覚えますし、仲間との繫がりの中で成長する姿には涙が溢れるでしょう。2015年にはももクロ主演で映画化もされています。
ランキング8位:平凡な4人組の平凡ではない青春
青春小説おすすめ【感動】ランキング第8位:4TEEN
ぼくが怖いのは、変わることだ。みんなが変わってしまって、今日ここにこうして四人でいるときの気もちを、いつか忘れてしまうことなんだ。(4teen /石田衣良) https://t.co/B12TVclqoa #小説 #心に残る言葉
— 死ぬまでに読んでおきたい本 (@boookdou) January 30, 2018
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第8位は、石田衣良著『4TEEN』です。主役は14歳の中学2年生、4人組。彼らが友情や死、暴力、性、恋愛を通じて成長していく青春ストーリーです。スポーツや勉強ができたり女子にもてたりなど、そうした個性を持たない平凡な男の子たちの物語です。それだけに14歳という年齢の難しさや危うさ、純粋さがこの作品からは伝わってきます。

どちらかと言えば暗めの作品ですが、青春の匂いや手触りを確かに感じさせてくれます。著者である石田衣良さんの出世作であり名作と言える作品でしょう。ただ読者による感想は賛否両論。スポーツや恋愛を主題とした爽やかな青春小説のイメージで読むと裏切られるかもしれません。注意しましょうね。

ランキング7位:大人と若者の青春友情ストーリー
青春小説おすすめ【感動】ランキング第7位:フライ ダディ フライ

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第7位は、金城一紀著『フライ ダディ フライ』です。主人公は若者ではなく中年サラリーマンの鈴木一。ある日ボクシングをやっている高校生に暴行され、その高校生に復讐しようと立ち上がる物語です。青春小説の主人公は通常10代や20代の若者ですが、この作品では中年サラリーマン。

でも復讐しようと奮闘しトレーニングに励む主人公の姿は青春ど真ん中にいる若者と何も変わりません。主人公にボクシングを教える高校生スンシンとの間に友情も芽生えます。必死になって何かに取り組む大人が読めば目頭が熱くあること間違いないでしょう。笑い所もあり面白くて痛快で爽やかな名作。映画化もされていますのでそちらもおすすめです。

ランキング6位:恋はまるで北極星のよう
青春小説おすすめ【感動】ランキング第6位:きみはポラリス
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第6位は、三浦しをん著『きみはポラリス』です。恋愛について書かれた11の短編が収録された青春小説。面白いのは短編の中に「きみはポラリス」というタイトルがないということ。11の短編全てを合わせて『きみはポラリス』というタイトルが1冊に付けられているのです。ちなみにポラリスとは北極星のこと。北極星は地球から見て不動の星です。

恋という人間にとって特別なものを北極星にたとえているのでしょうか?様々な恋愛の形が11の短編を通して描かれますが、とにかくどのストーリーも面白い!また恋ってこんなにたくさんの形があるものなのだと考えさせられます。恋をすることを真面目に考え始めるのも青春時代ならでは。大人にとってもいろいろな発見のある名作です。
ランキング5位:1つをみんなでつくる感動
青春小説おすすめ【感動】ランキング第5位:2005年のロケットボーイズ
五十嵐貴久氏「2005年のロケットボーイズ」読了、青春物第2弾だそうで、落ちこぼれ生徒たちが人口衛星を作って飛ばす、私のツボにはまりまくりで、超速読でした。恐るべし五十嵐氏、笑って泣いて最後の落としどころがまた感動ものですよ。読むべし、私も再読します。 pic.twitter.com/HonLobRbFR
— nori (@NorioUejima) December 17, 2016
感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第5位は、五十嵐貴久著『2005年のロケットボーイズ』です。ヤル気のない高校生が仲間と一緒に人工衛星を作り上げるというストーリーの青春小説です。人工衛星をつくる過程で様々な問題が起きますが、仲間たちは一丸となってそれらを1つ1つクリアしていきます。人工衛星をつくろうと集まった個性ある仲間たちの面々も非常に魅力的。

簡単に言ってしまえば変わり者の集まりですが、そんな彼らが何か1つのものをみんなでつくり上げようとします。その喜びが読者にも伝わってくる作品です。笑いながら感動して泣いてしまうかもしれません。青春っていいなあと素直に思える名作に仕上がっています。

ランキング4位:競い合う2人の青春
青春小説おすすめ【感動】ランキング第4位:一瞬の風になれ

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第4位は、佐藤多佳子著『一瞬の風になれ』です。陸上を題材にしたスポーツ青春小説で佐藤多佳子さんの著作の中で大変人気のある作品です。高校の陸上部に所属する主人公が、友人でライバルの才能ある青年と競い合いながら成長していくという名作。スポーツや競い合うことに努力や勝利、挫折はつきものですよね。

この作品では、それが主人公の青春に明暗をつけるアクセントになっています。スポーツに打ち込んだ経験のある人なら、きっと胸が熱くなり感情移入してしまうでしょう。またスポーツだけではなく恋愛要素も物語中に含まれていますので、いろいろな人が共感できるところの多い青春小説だと言えます。全3巻の長編小説ですが読みやすいので長編が苦手な人にもおすすめです。

ランキング3位:青春の辛さや痛みを知る人へ
青春小説おすすめ【感動】ランキング第3位:バッテリー

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第3位は、あさのあつこ著『バッテリー』です。1996年から2005年にかけて全6巻が刊行されたベストセラー小説です。野球を題材にしたスポーツ青春小説の代表と言えばこの作品でしょう。またあさのあつこさんの出世作でもあります。小説ではバッテリーを組む男子中学生同士の心の交流が中心に描かれていきます。
才能もあり厳しい練習にも耐えるけどやや傲慢なところがある主人公が、野球や様々なことで周りとぶつかり合いながら成長していく感動の名作。なんでも真正面から受け止めることしかできなかった自分の青春時代と重ねて目頭が熱くなる人も多いでしょう。映画化もされていますので、小説を読んだ後に映画を観ると感動が2倍になるかもしれませんね。

ランキング2位:大切な人がいるという喜び
青春小説おすすめ【感動】ランキング第2位:君の膵臓をたべたい

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング第25位は、住野よる著『君の膵臓を食べたい』です。住野よるさんの著作の中で最も有名なのがこの作品でしょう。2017年には映画化され大ヒットを記録。物語は主人公が病院で偶然1冊の文庫本を拾うところから始まります。しかし実はそれは本ではなく同じクラスの山内桜良の日記であることが判明。

主人公はその日記から彼女が膵臓の病気であり余命が短いことを知ってしまいます。山内桜良の病状を知る、ただ1人の同級生として彼女と交流する主人公の心の葛藤、内面の成長が小説の中で描かれます。恋愛関係にはないけれどお互いを大切な人として尊重する2人の関係にきっと目頭が熱くなるでしょう。人間が人間を認めるという壮大なテーマに取り組んだ名作です。
ランキング1位:私達は歩きながら成長する
青春小説おすすめ【感動】ランキング第1位:夜のピクニック

感動を呼ぶ青春小説おすすめランキング堂々の第1位は、恩田陸著『夜のピクニック』です。恩田陸さんの著作中で最も有名な作品でしょう。高校3年生の主人公がその高校の伝統行事である歩行祭で、西脇という男子学生に声をかけるところから物語は動き出します。歩行祭とは全校生徒が24時間で80kmを歩くという行事。実際に恩田陸さんの母校にあった伝統行事に着想を得ています。

この作品が名作なのは歩行祭を単に歩くだけの行事に終わらせない点。歩きながら自分の内面や悩みと向き合ったり友情が芽生えたりする中、学生たちは成長していきます。また主人公と男子学生との物語は恋愛かと思いきや、実はそうではないのです。友情、成長、サスペンス要素もありで大満足の感動青春小説。夜というシチュエーションが作品全体をますます素敵なものにしています。

いろいろな青春小説を読んでみよう

ここでは感動を呼ぶ青春小説おすすめランキングをご紹介しました。スポーツや恋愛、友情など様々なテーマの青春小説がありますので興味のあるものを選んでいろいろ読んでみてくださいね。青春小説を読むことを通して自分とはまた別の青春を経験することはきっと人生の幅を広げてくれるでしょう。
