妊娠検査薬の蒸発線とは?【画像あり】Pチェックやチェックワンの判断は?
妊娠検査薬で蒸発線が出る原因は?蒸発線はどのように出る?人気のPチェックやチェックワンをはじめ、クリアブルー、ドゥーテストの蒸発線の出方と、陽性の参考画像もまとめました。蒸発線が出にくい妊娠検査薬の使い方もご紹介します。
目次
妊娠検査薬の仕組み

卵子が受精し子宮内に着床するとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンが分泌され、hCGホルモンは尿中へ排出する性質があることから、尿をかけて反応があるかないかを自分で簡単に調べられるよう作られたのが妊娠検査薬です。

hCGホルモンは、卵巣から卵子を排卵させる働きと受精卵が子宮に着床し続けるよう維持する働きがあり、高温期の継続と子宮内膜の発育を促します。妊娠検査薬は様々な種類が販売されていますが、試験が正常に行われているかを確認する部分と陽性か陰性を判定する部分に分かれており、尿をかけてから約1分程でわかる仕組みになっています。

妊娠検査薬でhCGホルモンが十分に検知できる量になるのは生理予定日から1週間後で、多くの妊娠検査薬はその頃の使用を推奨しています。妊娠している場合、生理予定日1週間後はすでに妊娠5週目にあたり、早い人ではツワリの症状が出ることもあります。

妊娠の判定をセルフチェックできるメリットは、心臓や脳などの大事な器官が形成される妊娠初期に妊娠に気付けることで薬の服用や飲酒、タバコ、激しい運動、レントゲン診察などを避けることができることです。ただし、妊娠検査薬が陽性反応を示しているからといって正常な妊娠だとは限らないため、早めに婦人科で検査をしてもらう必要があります。
陽性反応が出る目安は?

一般的に妊娠検査薬の使用は生理予定日1週間後ですが、実際に妊娠した皆さんはどれくらいの時期で陽性反応が見られたのでしょうか?ここでは妊娠検査薬で陽性反応を確認できた日数に関する投稿をご紹介します。
フライング検査で有名なドゥーテスト三本使いくっきり濃いめの妊娠陽性反応獲得でございます。
— すずき (@52525252chan) October 18, 2017
生理予定日→目を凝らせば見えるが写真に写らない。異様な鼻水。
生理予定日3日後→薄っすら陽性…?
生理予定日1週間後→がっつり濃いめの線!わぁーやっとだ
生理予定日1週間後から使用可能なドゥーテストを用いた結果、生理予定日から3日後には薄く陽性反応が出ています。1週間後にははっきりと陽性反応が確認できました。
ET9、ついにクリアブルーでも、(薄いけどきちんと見える)線が!!!!!#フライング検査 #妊活
— 1000@顕微授精で2人目妊娠中 (@futarimefunin17) February 20, 2018
妊娠検査薬クリアブルーにて検査したところ、ET(胚移植)から9日目で薄く陽性反応が見られました。移植日を0日目でカウントし、妊娠していない場合は移植日より7日〜10日で生理が来るため、生理予定日付近で薄く陽性反応が見られたと言えます。

妊娠検査薬の種類

セルフチェックできる妊娠検査薬には、生理予定日より1週間後に使用できるもの、生理予定日に使用できるもの、デジタルで判定できるものがあります。それぞれの値段の違いや特徴をご紹介します。
妊娠検査薬の値段の違いは?

まず、ドラッグストアなどで購入できる妊娠検査薬は、主に1回用の単品販売と2回用のセット販売があります。1回用が約500円程度で、メーカーによってやや前後します。生理予定日に判定できる低感知の妊娠検査薬や曖昧な反応を回避できるデジタルの妊娠検査薬はそれより値段が高くなり、販売しているお店もまだ少ないのが現状です。
一般的な妊娠検査薬

手に入りやすい一般的な妊娠検査薬は生理予定日1週間後から使用でき、スティックタイプで手を汚さず検査することができるのが特徴です。hCGホルモンの分泌量が50mIU/Lで反応するようになっているものがほとんどです。

hCGホルモンの量は着床後から増えていき生理予定日頃で25〜50mIU/L、生理予定日1週間後には50〜200mIU/Lまで増えるため、分泌量が少なかったり排卵日がズレていた人でも反応が見られる時期になります。hCGホルモンが尿へ排出されるまで約3日ほどかかるため、早い人だと生理予定日3日後には反応が見られる場合もあります。

試験紙のメリットは50mIU/Lを越えたら線が出るということではなくhCGホルモンが少量でも反応するため、生理予定日一週間後を待たなくても薄く反応が出ることで、いち早く妊娠を知ることができる点です。しかし反面、後ほど詳しくご紹介する蒸発線(尿が蒸発する時に現れる線)である可能性や光のあたり具合で線が出ているように見えるなど曖昧な反応が出るのも確かです。
電子妊娠検査薬

電子妊娠検査薬はデジタルで陽性か陰性かがわかるので、試験紙を用いて検査するタイプにある曖昧な反応を回避できます。電子タイプの検査薬には小さなディスプレイがついており、陽性か陰性かがデジタルで表示され、検査薬によっては妊娠何週目であるかもわかる優れものです。

ただし、現在日本ではまだ販売されておらず、amazonや海外のネット通販なので輸入をする必要があり、また、値段も1回分で千円以上と高めで購入のハードルが高いです。ですが、医療の先進国であるアメリカやヨーロッパではすでに市販されており信頼も高いことから、より確実な判定が欲しい人に向いています。
早期妊娠検査薬

早期妊娠検査薬は、生理予定日一週間後に使用できる検査薬が50mIU/L以上のhcgホルモンに反応するのに対して25mIU/L以上で反応する低感知が特徴です。生理の遅れを待たずに検査することができるので、妊娠の有無を早く知りたい人に向いています。

hCGホルモンは着床後から分泌されはじめ、生理予定日にかけて25〜50mIU/Lと量が増えていくため、生理予定日の約6日前から陽性反応が確認できる人もいます。基礎体温をつけている人は高温期9日目から、排卵日を把握できている場合は排卵日の2週間後を目安に検査が可能です。

生理が不規則な人や、基礎体温をつけていない人は最後の性交渉から2週間後から反応が確認できます。

妊娠検査薬の蒸発線とは?

蒸発線とは、尿が検査薬にしみ込んだあと時間が経ち水分が蒸発する時に残る線で、水分が蒸発することで濃度が上がった尿に反応して線が出てくるものだとされています。

hCGホルモンは妊娠していなくても日頃から微量ですが約0.7mIU/L以下程度分泌されており、強い反応は出ないもののごく薄く細く反応が見えることがあります。多少の差はありますが、日本製・海外製、メーカー問わず現れる可能性はあります。
蒸発線は妊娠していない?

蒸発線が出たからと言って妊娠していないとは限りません。排卵日がいつもより遅れてhCGホルモンの分泌量がまだ少量だったり、水分を多量に摂ったあとの濃度の低い尿で検査したことによってうまく反応しなかったり、使用期限が古い妊娠検査薬で判定ができていなかったりと様々なケースが考えられます。

蒸発線が出たからと焦らず、生理予定日の3日後〜一週間後を目処に再度検査をしてみましょう。妊娠しておれば、ホルモン量が日に日に増えるので徐々に線が濃くなっていきます。

妊娠検査薬の蒸発線を画像でチェック!

蒸発線なのか薄い陽性なのかは判定がつきにくいため、検査後に生理が来て妊娠に至らなかった方の妊娠検査薬をご紹介します。個体差や個人差がありますので、目安としてご覧ください。
妊娠検査薬の蒸発線<Pチェック>

Pチェック(P-チェック)は株式会社ミズホメディーから販売されている妊娠検査薬で、生理一週間後から使用可能です。尿をかけてから1分後に判定でき、朝・昼・夜いつの尿でも検査ができます。陽性の場合、判定窓と終了窓の両方にピンク色の線が現れ、陰性の場合は終了窓のみに線が現れます。
Pチェックの蒸発線画像①

年子のお子さんを願うママさんの妊娠検査薬画像です。その後、妊娠していないことが判明しましたが画像でもうっすらと反応が出ているように見えます。「母乳をあげているからかも?」とのことですが、母乳とhCGホルモンの分泌は関係がないとされ、むしろ母乳をあげていることで出るプロラクチンというホルモンは妊娠しづらくする作用があります。

子供2人がお母さんのおっぱいを同時に吸う「タンデム授乳」する微笑ましい姿を見たいお母さんは、完全母乳ではなく混合やミルクでの授乳に切り替え、妊娠しやすい体へ整えることも1つです。
Pチェックの蒸発線画像②

蒸発線は画像だと見えにくいことが多いですが、こちらの検査薬は画像でもはっきりと線がわかります。残念ながらこの後生理が来て妊娠していなかったようです。曖昧な結果がかえってストレスになることもあるため、判定時間である1分後、最長でも10分後の結果で判定した方が良いでしょう。
Pチェックの蒸発線画像③
昨日、出血してきた時にダメモトでやった妊娠検査薬、尿のかけかた足りなかったから失敗したと思って放置したら、陽性の線出てる!これは蒸発線というやつ?もしかして化学流産? pic.twitter.com/IdhxaqExXY
— うらましたろー (@Kktryn) November 8, 2016
出血していてダメもとで検査をされたとのことですが、画像でもしっかりと確認できる線が出ています。この方も残念ながらこの後生理が来て妊娠していなかったようです。「蒸発線か?化学流産か?」とのことですが、化学流産とは卵子が精子と出会い受精したものの何らかの影響で妊娠が継続できず本人も気付かないうちに流産している状態のことを言います。

最終月経を妊娠0日目としてカウントしますが妊娠4週目から6週目の時期がそれにあたります。生理予定日頃に反応が出ているにも関わらずその後生理が遅れて来た場合だけでなく、妊娠検査薬でも確認できない時期に化学流産している場合もあります。
Pチェックの陽性画像
参考のため、Pチェックで陽性反応が出た画像もご紹介します。陽性なのか蒸発線なのか迷った時に見比べてみてください。

高温期14日目は排卵から2週間後、生理予定日にあたります。高温期13日目ですでに陽性反応がはっきりとわかり、徐々に色も濃くなっていることがわかります。Pチェックは生理予定日1週間後より使用可能な妊娠検査薬ですが反応が良いことがわかります。

予定通りであれば妊娠5週目、生理予定日より1週間経過した頃のPチェックの反応です。排卵が少し遅れたかもしれないとのことで、終了線に比べてやや薄い反応ですが妊娠していたそうです。
ちなみに検査薬はpチェックを使用。すぐに線がくっきり。検査薬は生理予定日1週間後から使えるものが多いけど、めちゃめちゃ精度上がってるんだな、、、 pic.twitter.com/rLFXCF5n4U
— ひのめ@41w2d→1m♂ (@_hinacoco___) January 25, 2018
生理予定日2日後の使用とのことですが、はっきりと陽性反応が出ています。Pチェックは反応が悪いという口コミもありますが、実際のところ、1週間を待たなくても反応していることがわかります。
Pチェックの口コミは?
とりあえず生理予定日に妊娠検査薬して5分後くらいに若干薄い陽性。
— せあ@腐れBBA (@BBA29052828) June 15, 2018
Pチェックだから生理予定日1週間後からだけど、これはもう確定と言っていいんかな??
今年の初めに6週で流産してたので素直に嬉しい!
生理予定日とのことですが、Pチェックで陽性反応が確認できたとのことです。まだhCGホルモンの量が少ないせいか5分後に反応とのことですが、10分後までは判定基準として見て問題ないでしょう。
妊娠検査薬は安さ重視でPチェック使ってます!何使っても陽性出るときは出るし、出ないもんは出ないしと開き直って安さ重視です笑
— 玲奈@一人目妊活 (@ko_notori31) June 12, 2018
排卵検査薬はまだ使ったことないですねー。この日!ってわかると色々疲れそうなので、使ってないです(;・ω・)
Pチェックは市販の妊娠検査薬の中でもコストパフォーマンスが良く、妊活中の強い味方です。また、Pチェックを取り扱っている店舗も多いです。
Pチェックを購入する
Pチェックは販売店によって2回分用で500円未満とかなりリーズナブルです。また、Pチェックは陽性の反応が残りやすいので、旦那さんやご家族へサプライズ発表したい人にもオススメです。
妊娠検査薬の蒸発線<ドゥーテスト>

ドゥーテストはロート製薬の妊娠検査薬で、生理予定日の一週間後から使用でき朝・昼・晩いつの尿でも検査可能です。判定窓と終了窓が分かれておらず、一つの窓で確認します。陽性だった場合は、陽性の線と終了線の2本の線がピンク色で現れ、陰性の場合は右側の終了線のみが現れます。

終了線がはっきりと出ている上で薄い線でも色がついている線が左側に出ている時は「色の濃さに関係なく、たとえ薄いラインでも【判定】部分に赤紫色のラインが出ていれば陽性と判定してください。

ただし、10分を過ぎての判定は避けてください。」と公式サイトで回答されていました。また、尿を吸い上げる過程で色のある横線が出ることもあるようですが、「試薬粒子の流れが横ライン状に見えたり、色がついて見えることがありますが、これは判定とは関係ありません。」と公式サイトにて回答がありました。
ドゥーテストの蒸発線画像①
高温期11日目夕。
— ゆん 妊活垢 (@yk510_51) October 3, 2017
写真じゃ分かりにくいけどうっすら線が見える( ˙-˙ )
先月もフライングクリアブルーで薄い線(蒸発線?)見たけどリセット来たからな…まだまだ様子見😐#フライング検査 #ドゥーテスト pic.twitter.com/coayBuNj0S
高温期11日目ということで検査するには早い時期ですが、こちらの画像では左側にうっすらと太い線が確認できます。残念ながら妊娠はしていなかったようです。

ハッシュタグにあるフライング検査とは、その名の通り生理予定日から1週間後の検査可能時期を待たずに検査することで、排卵日がずれずhCGホルモンの分泌が多い人の場合は生理予定日前後では既に検査薬が反応する50mIU/Lに達している場合、陽性が確認できることから、妊娠を強く望む方の間で出来た言葉です。
ドゥーテストの陽性画像
次に、参考のためドゥーテストの陽性画像をご紹介します。参考のため、Pチェックで陽性反応が出た画像もご紹介します。陽性なのか蒸発線なのか迷った時に見比べてみてください。

こちらの画像は生理予定日の次の日だそうです。終了線と同じ太さ、色の濃さで反応しており、一目で陽性だとわかります。

高温期9日目は生理予定日の5日前です。ドゥーテストは生理予定日から1週間後に検査可能な妊娠検査薬ですが、薄くではあるものの色のある線が見てとれます。生理予定日の3日前には終了線と同じ濃さで反応しています。
ドゥーテストの口コミは?
今日は高温期14日目。リセット予定日なのでドゥーテストでフライングしてみた!
— Lala (@Lalalu_14) November 26, 2018
そしたらぼやけた後にうっすらピンクの線!?
私の願望でそう見えてるだけで見間違いなのか、蒸発線なのか、はたまた数日後は…。
真っ白しか見たことないから内心かなり混乱中🌀フライングすぎて夫にすら言えないや😭
蒸発線かと疑っておられますが、結果妊娠していたとのことです。公式サイトでも回答があるように、薄くても色がついていれば妊娠している可能性が高いです。
昨日ドゥーテストでフライングしてみたらうっすらだけど、陽性反応出た😭
— ぽぽっこ@1人目妊活中 (@4p65Miokk7GbJNP) November 21, 2018
まだ本当の初期で安心できないけど、とりあえず着床したみたいで良かった。
詳しい日数はわかりませんが、フライング検査で陽性反応が出たようです。この方の言う通り、妊娠初期は流産しやすいため病院で妊娠が確定するまではモヤモヤした日が続きますが、安静に過ごすよう心がけましょう。
ドゥーテストを購入する
ドゥーテストは感知も良く、フライング検査でも反応が出たという口コミも多い検査薬です。コストパフォーマンスも良いため、徐々に濃くなっていく妊娠検査薬を見たい人にもオススメです。
妊娠検査薬の蒸発線<チェックワン>

チェックワンは株式会社アラクスから発売されている妊娠検査薬で、生理予定日の約1週間後から判定が可能です。判定窓と終了窓が分かれており、妊娠している場合は両方の窓に赤紫色の線が現れ、妊娠が確認できない場合は終了窓にのみ赤紫色の線が現れます。

生理予定日一週間後以降であればその日のいつの尿でも検査ができます。まれに判定窓へ色のある横ラインが出ることがありますが、「薬が流れている途中で、判定結果には関係ありません。」と公式サイトで回答がありました。なお、この横ラインは時間の経過と共になくなります。
チェックワンの蒸発線画像①

画像を見る限り、判定窓に縦線が入っているように見えますが、この後生理が来て妊娠はしていなかったとのことです。色がついている線なので、化学流産した可能性も考えられます。
チェックワンの陽性画像

生理予定日の次の日にチェックワンで検査した結果です。薄いながらもしっかりと陽性反応が出ていることがわかります。

こちらの方も生理予定日の次の日にチェックワンで検査したところ、終了線と同じ濃さで陽性反応が出ています。

同じく、生理予定日の次の日にチェックワンで検査したものです。陽性反応がしっかりと出ています。

生理予定日から1週間後にチェックワンで検査したものです。終了線より濃く陽性反応が出ています。
チェックワンの口コミは?
京都から帰ってきた日、チェックワンでフライング検査したら薄く陽性が出ました…
— まりも (@marimoninkatsu) May 22, 2018
今日たまたま仕事休んでたので2ヶ月ぶりに通ってたクリニックに行き、血液検査のみでしたが一応妊娠反応がありました。
チェックワンでフライング検査したところ陽性反応が出たとのことです。病院で妊娠の確認もできたようです。
主人が今日「妊娠検査薬をしよう」と誘ってくるのを何度断ったか(*´Д`*)
— みみみ (@miii0181) April 28, 2018
私はまだ信じたい派で、彼は早く知りたい派。
ちなみに我が家にはチェックワンファストと通常のチェックワンが1本ずつ。
旦那様が妊活に積極的なご夫婦で、自宅にはチェックワンと生理予定日から検査可能なチェックワンファストを準備しているようです。
チェックワンを購入する
チェックワンは他の妊娠検査薬に比べてやや高いですが、蒸発線が出にくいと人気があります。曖昧な反応が出ないため、はっきりと結果が知りたい人にオススメです。
チェックワンファストはどこで購入できる?

チェックワンには生理予定日から使用できるチェックワンファストも販売されています。hCGホルモンを25mIU/Lで反応する低感知の早期妊娠検査薬を購入するには、薬剤師のいる薬局や病院で署名をしなければいけません。置いている薬局も限られていますので、購入前に店へ確認しておくと良いでしょう。
妊娠検査薬の蒸発線<クリアブルー>

クリアブルーはオムロンヘルスケアから発売されている妊娠検査薬です。生理予定日より一週間後から使用でき、朝・昼・晩いつの尿でも検査可能です。終了窓と判定窓が分かれており、妊娠している場合は終了窓と判定窓の両方にブルーの縦線が現れ、妊娠が確認できない場合は終了窓にのみブルーのラインが現れます。

市販されている妊娠検査薬の中では、フライング検査でも陽性反応が出やすいという口コミが多く、50mIU/L以上での感知にも関わらず反応が良いせいか蒸発線が出やすいとも言われています。
クリアブルーの蒸発線画像①

画像でも見てわかるように、終了線に比べてかなり薄い線が確認できます。ブルーのラインということもあり、グレーになりやすい蒸発線との判別も難しいです。残念ながら妊娠はしていなかったようです。
クリアブルーの蒸発線画像②

こちらの画像は、上がクリアブルー、下がチェックワンファストという25mIU/L以上で判定できる早期発見できる妊娠検査薬です。どちらも色のある反応が見てとれますが、妊娠はしていなかったようです。メーカーの異なる妊娠検査薬で同じように反応が出た場合は、蒸発線でなく化学流産の可能性も高いです。
クリアブルーの蒸発線画像③

画像でもわかるくらいの細い線が判定窓で確認できます。色も青みがかっているように感じますが、妊娠はしていなかったとのことです。クリアブルーの蒸発線の特徴として、髪の毛のように細い線が中心よりやや左側に出てくることがわかります。
クリアブルーの蒸発線画像④

こちらの画像も先ほどと同じく判定窓の中心よりやや左に髪の毛ほどの細い線が見られます。この方も残念ながら妊娠していなかったようです。
クリアブルーの蒸発線画像⑤
昨日使った時は確かに薄い尿だったろうなーって思って今日見たら
— ぺちゃ子 (@p_p_petya) September 27, 2018
え?これって?蒸発線?わからん pic.twitter.com/32H3REsQ93
こちらの画像では、うっすらではありますが終了線と同じような太さの線が確認できます。ツイートしている内容から、尿をかけた次の日の判定ということもあり、妊娠検査薬を長時間置いているため陽性である可能性は非常に低いと考えられます。その後、生理が来て陰性だったと判明したようです。
クリアブルーの蒸発線画像⑥
妊娠検査薬フライングです。生理予定日4日前の昨晩は反応なかったんですが生理予定日3日前の今晩のが下なんですがよーく見ると細い縦線があるように見えるのは錯覚なのだろうか。明日の朝にもう一度やり直したい。クリアブルーという妊娠検査薬を使いました。 pic.twitter.com/THbPfwWoTe
— hikaru_er_6f (@hikaru_er_6f) May 8, 2018
画像ではわかりにくいですが、とても薄く反応しているようにも感じます。生理予定日4日前、3日前ということで、人によっては陽性反応が確認できる日にちということもあり期待したい気持ちはありますが、妊娠している場合は日に日にhCGホルモンの分泌量も増えていくため判定線の色もどんどん濃くなっていきます。
クリアブルーの陽性画像

生理予定日から4日後に検査したものです。終了線と同様の濃さで陽性反応が出ています。クリアブルーはスマホの画面越しで見るとやや薄く写るため、ここまで濃く出ると安心ですね。

生理予定日から3日後に検査した画像です。薄くではありますが、終了線と同じブルーの線が判定窓に出ていることがわかります。
クリアブルーの口コミは?
あ、妊娠検査薬ちゃんと陽性やった!!!!!🤗
— さあや (@climber0912) July 27, 2018
クリアブルーが色々失敗して反応薄かったから不安やって、
1回用の安いやつ買おうと思って見たことなかったプレセルフって検査薬買ってみたら、
がっつり陽性反応!(*´∇`*)❣️
無事に産まれてきてくれますように。
またママ頑張ります❕🤰 pic.twitter.com/Jdlq8vLRDH
クリアブルーで検査を数度失敗しているようで、陽性反応も他の検査薬と比べてやや薄く出ていますが、妊娠されていたとのことです。
高温期16日目、クリアブルーで陽性反応出ました。
— アキ@妊活 (@aki_tatan) November 24, 2018
今月末か来月頭に病院行って、問題なければその日にここは卒業します。
呟きは控えますのでもう少しいさせてください。
高温期16日目ということは、生理予定日から2日後ですが、クリアブルーで陽性反応が確認できたそうです。
クリアブルーを購入する
クリアブルーは比較的安く、反応も良いためフライング検査で妊娠かどうかを確かめたい人に良く使われています。反応が良い分、蒸発線も出やすいですが、妊娠している時はくっきりと陽性が確認できます。
妊娠検査薬で蒸発線が出る原因

妊娠検査薬で蒸発線が出る原因は、フライング検査や尿の薄さ、検査時期、多胎である可能性があります。詳しくご紹介します。
フライング検査

一般的な妊娠検査薬は生理予定日より1週間後、早いものでも生理予定日頃から使用が可能です。それより早い時期に妊娠検査薬を使用することをフライング検査と言い、着床後に分泌量が増えていくhCGホルモンの量によっては検査可能日を待たなくても陽性反応が確認できることがあります。ホルモン量が薄いと反応がはっきりと出ないため蒸発線と勘違いする原因になります。
尿が薄い

妊娠検査薬は尿中に排出されたhCGホルモンの濃度で反応が出ますので、できれば朝一番の最も濃度の高い尿で検査することが薦められています。水分を大量に摂取した後の尿はhCGホルモンが薄くなるため、妊娠検査薬が反応しづらいこともあります。

水分の多い尿で検査すると、時間の経過と共に妊娠検査薬から水分が蒸発し、蒸発線も出やすくなると考えられるため、「水分をたくさんとってしまったかも?」と心当たりがある時は時間をあけて、できれば朝一番の尿で再検査を試みてください。生理予定日より1週間たった頃は尿の濃さは関係なく、いつの尿で検査してもはっきりと陽性反応が確認できます。
検査する時期が早すぎるか遅すぎる

hCGホルモンは妊娠中に増加し続けるわけではなく、妊娠10週目頃を境に分泌量は徐々に少なくなっていきます。妊娠検査薬は生理予定日から1週間後のhCGホルモンの分泌量で反応するように作られているため、フライング検査や、反対に遅すぎる場合も正確な判定ができません。

妊娠10週目頃とは、つまり生理予定日より6週間後なので、生理周期が定まっていない・毎月生理が来ない・ツワリ症状が軽い人は妊娠に気付いていない可能性もあります。「ここ数ヶ月生理が来ていないが妊娠検査薬は薄くしか反応しないので妊娠はしていないだろう」と自分で完結せず、病院で検査するようにしましょう。
赤ちゃんが2人以上いる(多胎)

赤ちゃんがお腹に2人以上(多胎)の場合、赤ちゃんが1人に比べてhCGホルモンの分泌量が増えることがあります。hCGホルモンの分泌量が多い場合、生理一週間後であっても妊娠検査薬で正しい判定ができず、蒸発線のような薄い線として出る可能性もあります。

実際、妊娠検査薬ではっきりとした陽性の線が確認できずガッカリしていたにも関わらず、双子や三つ子を妊娠していたというケースもあります。妊娠検査薬では陰性にも関わらず生理が来ない、体調が悪い日が続いている時は病院で検査してもらいましょう。
妊娠検査薬の蒸発線の見分け方

蒸発線かどうかの見分け方は、判定時間や線の薄さ、色で判断できます。ここでは、それぞれの理由や原因を詳しくご紹介します。
判定時間が過ぎてから出る

蒸発線が出る原因の1つに、検査時間を守っていないことがあげられます。一般の妊娠検査薬は尿をかけてから約1分間で判定が出ます。時間を長く見ても10分程度までの判定で確認します。

妊娠検査薬を長時間置いておくと、水分が蒸発して濃度が高くなった尿に検査薬が反応してしまい線が出たり、水分が蒸発したことで試験薬が塗られている部分が他の部分より色が濃くなっているなどで蒸発線が見られます。正しい判定を行うためにも確認時間は規定の時間を守り、長時間置いたもので判断しないようにしましょう。
線が薄い

妊娠検査薬の線が非常に薄く出ている場合、蒸発線ではなく妊娠している可能性もあります。生理周期が不規則だったり、排卵日がいつもより遅かったなどで、hCGホルモンの分泌量が妊娠検査薬が反応する数値を満たしていないと、妊娠していても蒸発線のような薄い反応を示すこともあります。
線が出ているがグレー

蒸発線の特徴の1つが、線は出ているがグレーであることが多いです。妊娠検査薬を販売する各メーカーのサイトや説明書では、薄くても色のある線が出ていれば妊娠している可能性が高いと記載されています。

蒸発線にも出方が色々とありますが、試験薬の部分が他の部分に比べて水分が多いだけでも、角度や光の入る具合にとっては線が出ているようにも見えます。正常な判定が行われたかどうかの判断基準となる終了線もはっきりとしない場合は、新しい妊娠検査薬で再検査をしましょう。
妊娠検査薬の失敗しにくい使い方

妊娠検査薬で失敗しないためには、説明書の注意事項を守って使用することです。フライング検査で「陽性かも」と期待した分、生理が来て妊娠していなかった時の落胆は大きくストレスにもなります。

反対に、妊娠検査薬の使い方を間違い、妊娠しているにも関わらず陰性だと自己判断し、飲酒や喫煙、レントゲン、薬の服用、無理な運動、重い荷物の運搬などによって赤ちゃんとお母さんの体に負担をかけてしまい何らかの影響が出ないとも限りません。
尿が適量か?

妊娠検査薬の使用方法には必ず尿のかける量が記載されています。直接かけて失敗してしまいそうな人は紙コップにとって規定時間浸すと失敗が少なく正確に検査できます。生理予定日を1週間過ぎていれば1日のうちどの時間の尿で検査しても反応がしっかりと出ますが、より失敗なく検査したい人は朝一番の濃度が高い尿で検査すると良いでしょう。
検査薬を尿に長時間つけていないか?

陽性が出て欲しいという気持ちが強いあまり、検査薬を尿につける時間を長くしてしまう人がいますが、規定時間より長い時間尿につけてしまうと検査薬が正しく行われないこともあります。また、つけすぎると水分が蒸発する時に蒸発線が出やすくなる原因にもなりますので、説明書に記載のある時間通りで検査してください。
判定時間内か?

一般的な妊娠検査薬なら、尿をかけて1分程度で判定が出ます。最長でも10分程度での判定とし、それより長時間放置したものでの判定は控えるようにしましょう。蒸発線は水分が蒸発した際に出る線ですので、時間を置けば置くほど出る傾向があります。終了線が出ない場合は検査を失敗していますので、再度新しい検査薬で検査し直しましょう。
妊娠検査薬を水平にしているか?

検査薬に尿をつけると吸収体が尿を吸い上げていき、判定部分にある試験薬で反応を見ます。スムーズに尿が行き渡るように尿をつけた後は妊娠検査薬を水平にして判定時間まで待ちましょう。スティックを縦にもったり振ったりするとうまく反応せず正しく判定ができない恐れがあります。
妊娠検査薬の使用期限が過ぎていないか?

妊娠検査薬には使用期限があります。いつ購入したかわからないものは使用を控えて、新しいものを購入しましょう。また、古い妊娠検査薬で出た反応は信用性にかけるため、陰性だったにも関わらず生理が来ない場合も新しいもので再検査しましょう。
直射日光や照明など熱源を避けて保存していたか?

直射日光や照明などの熱源にあたる状態で保存していた妊娠検査薬は、試験薬が反応しなくくなり判定に正確性が欠けてしまいます。品質を保持するために、熱源は避けなるべく涼しい場所で保存するようにして下さい。
妊娠検査薬で蒸発線が出たら再検査しよう!

妊娠検査薬で蒸発線が出ている画像をいくつかご紹介しましたが、着床してhCGホルモンが分泌されると日に日に反応もはっきりとしてくるので、曖昧な判定が出た時は2〜3日置いてから再検査をしてください。再検査で使用する検査薬がずいぶん古くに購入したものや保存状態が悪いものは誤判定が出る可能性もあるため、新たに買い直した方が良いでしょう。
