お風呂のカビ掃除&予防対策まとめ!洗剤や重曹の使い方など
お風呂場のカビに悩まされていませんか?水場は湿気があるので、どうしてもカビがでやすくなります。お風呂にカビが出てしまった時はどう掃除をすれば良いでしょうか?またカビの予防にどのような対策を取れば良いでしょうか?お風呂のカビ掃除、対策についてご紹介します。
目次
綺麗に使いたい!お風呂のカビ対策

毎日使うお風呂はもちろん清潔な方が良いですが、水を使う場所にはどうしてもカビが生えやすくなります。お風呂のカビ掃除にはどのような洗剤がおすすめでしょうか?またそもそもカビが生えないようにするにはどのような対策を取れば良いでしょうか?少しの工夫でお風呂がより快適に使えるようになります。今回はお風呂のカビ掃除、対策についてご紹介します。
お風呂のカビの原因は?

そもそもお風呂にはどうしてカビが生えやすいのでしょうか?まずカビには発生しやすい環境があります。まずは温度です。カビは温度20度から40度でもっとも発生しやすくなります。高温、低温の場所では発生しにくいのです。お風呂場はこのカビが好む温度になりやすい場所です。次に湿度です。カビは湿度80パーセント以上で発生しやすくなります。

そのため日本の梅雨時期などはカビが繁殖する絶好の季節となります。そのほかにも汚れや空気がカビの栄養源となります。汚れというのはホコリや垢などです。お風呂場はお湯などを使うため適度な温度と湿気があり、さらに体の汚れも落とすためホコリや垢なども存在しています。お風呂は365日ほぼ使うため、予防などをしておかないとすぐにカビが生えてしまいます。

空気や酸素の濃度を変えることはまず不可能なので、温度、湿度、汚れをどうするかがお風呂のカビ対策のポイントです。カビは放っておくと繁殖して数を増やしていきます。健康にとっても良いことはないので、カビが生える前の予防対策、そして生えてしまったら早めに掃除をすることが大切です。
カビにも種類がある!
ヤギのチーズ
— chanri (@ShimizuRintaro) April 1, 2018
クロタン・デュ・シャヴィニョル
フランス産
春が旬の青カビチーズ
山羊なのに癖も強くなく、美味! pic.twitter.com/hH22K0tSXh
一口にカビといってもさまざまな種類があり、その数はなんと3万を越えると言われています。その中でも身近なもの、そしてお風呂場に発生しやすいものをご紹介します。まずは青カビです。青カビといえばペニシリンなどの薬にも使われるカビです。主に食品に発生します。代表的なのはチーズなどがあります。湿気を好むのでもちろんお風呂場にも発生することがあります。

お風呂場に多く発生するのは黒カビです。その名の通り色が黒っぽいのが特徴です。湿気を好み、さらに繁殖力が強いのが厄介です。よく表面はカビが落ちたように見えても実は根が残っておりそこから再繁殖するなどと言われますが、このほとんどが黒カビです。また怖いのは黒カビは喘息やアレルギーの原因にもなります。発見したらいち早く対策したいカビの一つです。
セッコク真鶴
— 塗り壁 (@Plaster_wall) March 12, 2018
ススカビみたいなのが付いてるんだけど、日向に移して水やってたら少し減った感じ pic.twitter.com/5wXEsbmGA3
黒カビに似ているのがススカビと呼ばれるカビです。こちらは名前の通り煤のようにカビが生えます。植物などにもつくことが多く、とても身近に存在しています。他のカビと同じく湿気を好みます。お風呂場でいうとシャワーカーテンなどに注意が必要です。他のカビに比べて軽く、飛散するためアレルギー反応などを起こすこともあります。
定番!カビキラーでカビ掃除
お風呂のカビ掃除その1:カビキラーで掃除

では具体的にお風呂場のカビ掃除方法を見ていきましょう。お風呂のカビ掃除1つ目はカビキラーで掃除をする方法です。カビ対策洗剤の代名詞ともいえるカビキラーはカビに対してとても効果が高く、お風呂場のカビ掃除でも強い味方となってくれます。カビキラーは様々な種類が発売されているので、お風呂用のカビキラー洗剤を買うと良いでしょう。
先ほど黒カビなどは根をはるとご紹介しました。表面はカビがなくなったように見えても、この根がなくならなければカビはまた発生してしまいます。ですがカビキラーはその根まで浸透するように作られているので安心です。カビキラーは噴射後すぐに洗い落とすのではなく、少し時間を置いてからにしましょう。そうすることでより浸透力が増します。
カビキラーは換気をしながら!
洗剤は強力!格好や換気に注意
タイル目地からサッシ、天井、壁、シャワーホースに至るまで #カビキラー 先生にご登場いただいてすっきり清潔、だが目が痛い…換気や換気 pic.twitter.com/q64JCiBA2g
— _assume_ (@_Assume_bot) December 17, 2017
カビキラーを使うときには注意点があります。それは掃除の時の格好、そして換気です。カビキラーはカビの細胞壁を壊し、分解するという強力な洗剤です。そのため使う際には肌にふれないようにするなどして気をつけなければなりません。カビキラーのにおいを直にかいでしまうと気分が悪くなることがあります。それを防ぐためにも必ず換気をしながら使いましょう。

また成分が気化して目など弱い部分が刺激を受けることがあります。刺激を予防するためにもゴーグルやマスクをしましょう。格好としては、袖や裾の長い洋服、ゴーグルまたは保護メガネ、ゴム手袋、ゴム靴、マスクがおすすめです。使い方を誤って、病院に行くことになってしまったなどとならないように注意しましょう。カビキラーは正しく使えばカビ対策の強い味方です。
重曹でお手軽にカビ掃除
お風呂のカビ掃除その2:重曹スプレーで掃除
お風呂のカビ掃除2つ目は重曹スプレーで掃除をする方法です。重曹は皮脂汚れなどに強く、お風呂場のカビ掃除でも役に立ちます。食品用に販売されているものでも良いですし、最近では洗剤コーナーでも見かけることができるのでそれを使っても良いでしょう。重曹に水を加えてお手軽にオリジナル洗剤、重曹スプレーを作ってみましょう。
スプレーボトルに水、またはぬるま湯を200cc注ぎます。そこに重曹を大さじ1加えてよく混ぜれば重曹スプレーの完成です。冷たい水だと重曹が溶けにくい場合があります。反対にお湯だと泡立ちすぎて使いにくくなってしまうので、できればぬるま湯を加えるのがおすすめです。重曹スプレーができあがったら、あとはカビ部分に吹き付け、やさしくこすり洗い流せばOKです。
重曹はペーストもおすすめ
重曹ペーストはより効果が増す!
重曹ペースト無敵だぁ!
— 渉さん@そらぱれ情報局 (@kapiwata) January 6, 2017
湯垢でめっちゃ汚れて何しても取れずにいたお風呂の椅子がめちゃめちゃキレイになったよ!(ノ≧▽≦)ノ
上が重曹ペーストにまみれたBeforeで下が磨いたafterです(笑) pic.twitter.com/PYxY2lK5CU
とても便利な重曹スプレーですが、お風呂場の吹き付ける場所によっては流れ落ちてしまうこともあります。少し留めておいた方がカビ落としの効果が増すので、そのようなときにはペースト状にしてみましょう。重曹と液体の酸素系漂白剤を1対1の割合で混ぜれば完成です。重曹をペースト状にしてカビに密着させることで、より洗浄力を高めます。

カビキラーのような臭いもなく、使いやすい重曹ですが一つ注意したいことがあります。重曹には研磨効果があります。つまり汚れを削るのです。そのため重曹スプレーやペーストをした部分を強くこすりすぎてしまうとお風呂場に傷がついてしまうことがあります。傷がつくとその部分からまたカビが生えやすくなります。落とす際は優しくこするようにしましょう。
ミョウバンで殺菌してカビ掃除
お風呂のカビ掃除その3:ミョウバン水で掃除

お風呂のカビ掃除3つ目はミョウバン水で掃除する方法です。ミョウバンには消臭効果などがあると言われており、カビの菌にも効果があると言われています。そんなミョウバンを使ってお風呂場の掃除をしてみましょう。まずはミョウバン水を作ります。空のペットボトルなどにミョウバンを30グラム入れます。そこに水1リットスを加えてよく混ぜれば完成です。
ミョウバン水初めて作って使ったけど結構効果ある~~!
— 縁 (@hutimawari) June 10, 2017
でも掃除疲れた pic.twitter.com/WPjWGmLN1B
ミョウバンは溶けきると透明になるので、水が透明になってから使うようにしましょう。時間にして丸1日ほど置いておくことになります。あとはお風呂場のカビ部分に吹き付けて使うだけです。少し時間を置いてから洗い流しましょう。重曹のように研磨効果もなく安心して使うことができるオリジナル洗剤になります。ただし頑固なカビには効かないこともあります。
キッチン道具を活用しよう!
お風呂のカビ掃除その4:キッチンペーパーで湿布効果

様々な洗剤でのカビ掃除をご紹介しましたが、洗剤効果をより高める方法があります。まずはキッチンペーパーを使う方法です。少し厚手のものがおすすめです。カビ取り用の洗剤の多くはスプレータイプです。吹き付ける場所によっては垂れてしまうこともあります。そのようなときカビ部分の上にペーパーを敷き、その上からスプレーすれば湿布のようになり密着度が上がります。
お風呂のカビ掃除その5:ラップで密着効果
なぜかこんな時間にお風呂ピカピカにしたくなってしもた( ˙-˙ )
— ★まほまほ★55 (@mahomaho0710) March 20, 2018
カビキラー吹きかけてラップかぶせたら時間おいてこするとめっちゃ綺麗になる(´▽`)
天井までやりたいけど明日も早いし寝よう( ˙-˙ )
換気してるのに部屋中カビキラー臭。
市民プールにいるよう。わるくない。
おやすみなさい⭐︎ pic.twitter.com/cKR1GdbLwM
もう一つおすすめの道具はラップです。こちらも洗剤が垂れるのを防ぎ、密着度をあげてくれます。さらに黒カビなどは栄養となる空気に触れていると死滅しないと言われているため、ラップをして空気を遮断すればカビによりダメージを与えることができます。キッチンペーパーとラップのダブル使いもおすすめです。余裕があれば時間をしっかりとかけてカビ掃除しましょう。
ゴムパッキンは専用の洗剤で!
厄介なゴムパッキンのカビ

お風呂場の中で、厄介なカビといえばゴムパッキンに生えるカビです。ゴムパッキンは柔らかさがあり傷がつきやすい場所です。一度傷がつくとそこに水分がたまり、他の場所よりもカビが発生そして増えやすくなります。お風呂場のゴムパッキンには防カビ用が使われていることがほとんどですが、年数が経つにつれ劣化していくためやはりカビ対策が必要となります。
お風呂のカビ掃除その6:専用洗剤で根こそぎ掃除!
これ職場の人におすすめされたんだけど、ずっと色々なカビ取り剤試してきて全く取れなかったお風呂場ゴムパッキンの黒カビ、本当にキレイに「劇落ち」して戦慄している… pic.twitter.com/bEXkaIHYGP
— 966☆彡 (@kululun966) January 28, 2018
ゴムパッキンのカビ掃除には専用の洗剤を使うようにしましょう。カビキラーや激落ちくんなどの有名ブランドからゴムパッキン専用のカビ取り洗剤が販売されています。ジェル状タイプのものが多いため、ゴムパッキンにつけても垂れ落ちる心配がありません。カビがパッキン内に侵食していることもあるので、できれば塗ってから半日ほど置くのが理想です。
カビ取りは下から攻める!
お風呂全体をカビ掃除できるのが理想

一度カビが生えてしまうとどうしてもそこに目が向きがちですが、できればお風呂場全体を掃除するのがおすすめです。全体となると、お風呂場の天井そして床までを掃除することになります。カビ取りは下から攻めましょう。理由は天井などの上を先に掃除してしまうと、洗剤が垂れてしまうことがあるからです。まずは浴槽などを掃除するのがおすすめです。
浴槽、腰掛けなどのお風呂場の道具にカビ取りを施したら、その次に床そして最後に天井にカビ取りを施しましょう。天井に洗剤を吹き付けることが難しいという場合は、ワイバー式の柄の長い掃除道具を使います。道具の天井に触れる面にカビ取り洗剤を吹き付けます。そしてそれを天井にこすりつけるようにしましょう。垂れてきた時を考え、服装に気をつけましょう。
ピンク汚れはカビじゃない
放っておくとカビが生える!

お風呂場で気になる汚れの一つに、ピンク色でぬるぬるしたものはありませんか?ピンク汚れといわれるこの汚れはカビではなく菌です。ロドトルラと呼ばれるこの菌は水気の多い場所で繁殖をします。その繁殖スピードはカビよりかなり早く、発生すると3日ほどで目に見えるピンク色になります。そして厄介なのはそのピンクの場所からカビが生えるということです。
洗濯後、お風呂の掃除をしようと洗濯機のホースを引き上げると、主人が昼間にホースを掃除してくれていたことに気付く。
— こはる (@koharunote777) November 6, 2017
この先端、結構ひどいピンク汚れが付いていたんですが。お陰さまで真っ白ピカピカです。ありがとう。 pic.twitter.com/oaW7zpvJOg
そのためこのピンクのぬめりは出てきたら落とさなければなりません。もちろんカビの予防のためにも必要ですが、かなり滑るため落とすことはお風呂場での転倒防止にもつながります。水をかけると落ちたように見えますが、実は菌が付着しています。効果的なのはエタノールです。カビと同じようにキッチンペーパーなどで湿布をしてしっかりとぬめりと菌を落とすようにしましょう。
出る前にシャワーをかけよう!
お風呂のカビ予防対策その1:シャワーで洗い流す
カビを掃除することも大切ですが、できればカビが発生しないように予防することも大切です。お風呂のカビ予防対策1つ目はシャワーで洗い流すです。タイミングはお風呂を上がる前です。お風呂場ではシャンプーやボディーソープなどを使いますが、それが残るとカビの栄養になってしまいます。カビに餌を与えないためにも洗い流すことが大切です。

またシャワーの温度もポイントです。カビは高温では繁殖することができません。そのため50度ほど熱さのあるシャワーをお風呂場にかけるようにしましょう。時間にして90秒ほどかければゴムパッキンの中にも熱が伝わるため、よりカビ予防に効果的です。ただ50度のシャワーはとても高温なので火傷にはくれぐれも注意しましょう。シャワーで手軽にカビ予防を心がけましょう。
こまめに水気をとってカビ予防
お風呂のカビ予防対策その2:水気を拭き取る

お風呂のカビ予防対策2つ目は水気を拭き取ることです。カビは水気を好みます。そのためこちらも先ほどのシャワーと同じくお風呂を上がる前に水気をある程度拭き取ることで、カビ発生の予防になります。できればお風呂場全体の水気を拭き取りたいものですが、なかなか体力を使うので厳しいでしょう。おすすめとしては浴槽の中、あとは床です。

腰掛けやシャワーヘッドなどはある程度自然に水が切れるので、さほど心配はありません。また熱湯シャワーをかけておけば、お湯は水に比べて水切れが良いため乾燥しやすくなります。水切れのしにくい浴槽の中や、床、そしてボディソープなどを並べる棚などを掃除しておけば効果的です。毎日だときついかもしれませんので、数日に1度ほどを目安に頑張りましょう。
換気扇で乾燥させよう
お風呂のカビ予防対策その3:換気扇を使う
掃除...お風呂のカビ防止に、壁にシャワーで水かけて温度下げて換気扇暫く回すのがいいらしいですね...(やってないけど)
— 髙野 美羽@Dilett0! (@dilett0) July 19, 2016
お風呂のカビ予防対策3つ目は換気扇を使うことです。お風呂場には必ず換気扇があります。またただ単にファンが回る換気扇だけでなく、最近では浴室乾燥機というものが付いている場合もあります。換気扇はその名の通り換気をし、お風呂場に空気を送ります。とても便利ですがホコリなどもたまりやすいので、定期的な掃除が必要です。もう一つは浴室乾燥機です。

こちらは換気扇とは少し性質が異なります。浴室乾燥機には換気と乾燥の機能があります。そのためカビ予防になるだけでなく、洗濯物なども乾かして使うことができます。流れとしては換気をしたあと乾燥させます。最初から乾燥させるとお風呂場の温度が上がり、乾くまで時間がかかってしまうためです。どちらも電気代は日で割るとそこまで高くありません。上手に活用しましょう。

定期的にお風呂掃除をしよう
お風呂のカビ予防対策その4:お風呂掃除をする

お風呂のカビ予防対策4つ目はお風呂の掃除をすることです。カビは水垢やせっけんなどの残りカスが栄養分となり成長することがわかりました。そのため定期的にお風呂場の掃除をすることが予防になります。どの汚れも蓄積が少なければ、比較的簡単に落とすことができます。
お風呂掃除してたらヤモリが…かわいい…
— 隣のゆきこ🐷 (@N_kajima__) April 3, 2018
そしてお風呂場公開 pic.twitter.com/NVPF9TrcAI
定期的に掃除をすることで、カビやカビの元となる菌の繁殖を予防することができます。カビ取り用だけでなく、掃除用の市販洗剤もたくさんあるので、それを使うとより便利です。毎日とは行かなくても曜日を決めてお風呂掃除をしてみてはいかがでしょうか?
カビ対策して綺麗なお風呂を楽しもう

お風呂のカビ掃除、そして予防対策についてご紹介しました。カビを取るための洗剤は市販の便利なものもあれば、手作りで作ることもできます。洗剤は成分によってそれぞれ利点があるので、カビの状況に応じて使い分けましょう。またカビを予防する方法もたくさんあります。対策、そして掃除をすることで、カビのない快適なお風呂を楽しみましょう!
