お風呂の水垢掃除まとめ!クエン酸を使う簡単な落とし方など
お風呂の水垢は落ちにくくて掃除が大変なイメージがありますよね?気が付いたときには水垢が付いていて、なかなか落とせないで困ることも多いです。今回はクエン酸を使った簡単な方法等、普段困っているお風呂の水垢掃除の方法を紹介していきます。
目次
お風呂の水垢って何?
お風呂の水垢は気にしているつもりでも、気が付くと浴槽や鏡に付いています。蛇口周り等は特に目立つので、キレイに掃除していても水垢のせいで汚く見えてしまいます。せっかくキレイにしているのに、汚く見えてしまっては台無しですよね?今回はそんな掃除しにくい水垢の落とし方で、簡単にできるものを紹介していきます。

お風呂の水垢の成分は?
お風呂の掃除は毎日しているのに、水垢は付いてしまいます。「水垢」と呼ばれていますが、そもそも水垢とは何でしょうか?実はお風呂の水垢の原因は、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウム、ナトリウム等のミネラル成分です。お風呂を使用すると掃除後でも水滴が付きますよね。水滴は時間が経って蒸発すると、水分だけが蒸発してミネラル成分は結晶となって残ります。
お風呂の後に換気扇つけてくれないから水垢とカビだらけもうイライラ
— あやなちゃん (@AOTOXXX_ayana) April 3, 2018
ずーーーーーっとニコニコしてたいのに
このミネラル成分が結晶となって残ったものが、水垢です。水垢を触ってみると、ザラザラして固い感触があります。さらにこの水垢に石鹸カスが混ざったものもあります。ミネラル成分と石鹸カスが反応して、白い粉末状になることがあります。これもお風呂の水垢に含まれます。
お風呂場の鏡にこびりついている水垢ってどうやれば綺麗に取れますかね( ˘ω˘ )
— かいと (@Red_neckedStint) March 29, 2018
水垢だと思っていたけどもしかして違う?
水垢はミネラル成分が結晶になったものだと説明しましたが、お風呂には白いザラザラしたもの以外にもヌメヌメした水垢があります。これは湯垢で、水垢とは区別されます。シャンプーボトルや洗面器の底に付いていることがあります。ヌメヌメ水垢の原因は、石鹸カスや皮脂汚れです。この汚れに菌が付着して繁殖すると、ヌメヌメした湯垢になります。
風呂掃除で、鏡にビッシリついた水垢と格闘中。
— まさこ@おばさん (@konkatsu_obasan) March 24, 2018
何度かクエン酸とラップのパックを繰り返してるけど、頑固な白い水垢とれないな〜…。
鏡はあまり見ないから、もう水垢と共存してもいいかなーり
浴槽の水面付近にヌメヌメ水垢ができやすいのは、浴槽内の皮脂汚れが浮いてくるためです。シャンプーボトルの底にできやすいのは、石鹸カスが付きやすいからです。石鹸カスは石鹸なので問題なさそうですが、石鹸の油脂成分が水道水中の金属成分と反応することで金属石鹸となってしまうと、洗浄能力は無くなり汚れの原因となります。

お風呂の水垢汚れにも種類があった!
水垢・湯垢の違いを説明しました。お風呂掃除の難しさは、この汚れたちにあります。そもそも水道水に原因の一端があるため、水で流すだけでは落とすことができません。このため、汚れにあった洗剤を選ばなければなりません。

ここで問題になるのが汚れの種類です。お風呂汚れをキレイにするには、汚れを中性にする事を意識すると良いです。酸性の汚れにはアルカリ性のもの、アルカリ性の汚れには酸性のものを使用します。水垢はアルカリ性、ヌメヌメ水垢は酸性と汚れの種類によって違うため、しっかり見極める事が重要になります。

お風呂掃除の手順は?
基本的な掃除はどれも同じですが、掃除した箇所が汚れないような順番で掃除をしていくのが良い方法です。お風呂掃除だとまず浴槽が気になって浴槽から手をつけてしまいそうですが、お風呂場全体をしっかり掃除するときは、まずは天井から始めましょう。

カビの胞子は天井から降ってくると言われています。天井の掃除も定期的に行うのがおすすめです。天井が終わったら蛇口やシャワーヘッドの掃除をして、浴槽に進みましょう。最後に床掃除をしたら、仕上げが排水溝です。これでお風呂場全体がキレイになりますよ。

お風呂の浴槽の水垢を掃除しよう
お風呂で最もキレイにしたい場所といえば、浴槽です。浴槽にも水垢がついていますよね。水垢はアルカリ性なので、酸性の洗剤が効果的です。しかし酸性の洗剤はなかなか手に入りませんし、なんだか不安という人もいます。家にある酸性のものといえばお酢ですよね。お酢でも水垢は落ちますが、独特の匂いが気になります。そこでおすすめなのがクエン酸です。

クエン酸で簡単に水垢が落ちるので、試してみましょう。まずはお風呂の浴槽の水垢の落とし方です。水100mlにクエン酸を小さじ1入れて溶かします。これをスプレー容器に入れてクエン酸スプレーを作ります。お風呂の水垢が気になるところにこのクエン酸スプレーを吹きかけ、上からラップを貼りつけます。こうすることでクエン酸が蒸発するのを防げます。
ラップをした状態で2〜3時間程度放置します。頑固な汚れがある時は、長めに放置すると良いでしょう。クエン酸が乾いてしまったらそれ以上長く放置しても効果は変わらないので、様子を見ながら時間をおくようにしましょう。あとはラップを外してスポンジで磨くだけです。簡単なので、掃除をする時にはこの水垢の落とし方を試してみてください。

お風呂の鏡掃除での水垢の落とし方
お風呂場の鏡には水垢がつきやすいですよね。鏡が見えるようにとシャワーをかけてしまいがちですが、一瞬キレイになった様に見えても気がつくと水垢が浮かびあがってきます。鏡の水垢の落とし方も結構簡単なので、しっかり水垢を掃除して、キレイな鏡を取り戻しましょう。

鏡の水垢もクエン酸で簡単に掃除することができます。鏡の水垢の落とし方は、浴槽と同じ様にクエン酸スプレーを使います。水100mlにクエン酸小さじ1を入れて溶かし、クエン酸水を作ります。このクエン酸水を布につけて、鏡の水垢が気になる部分を重点的に拭いていきます。金属部分はクエン酸で錆びることがあるので、金属部分はクエン酸の付着を避けましょう。
拭き終わったところで、今度は水で濡らした布で鏡を拭いていきます。クエン酸を拭き取るように掃除してください。鏡にとってはクエン酸はよくないので、残らない様にしっかり拭きます。拭き取りが終わったら、今度は乾いた布で拭いていきます。水滴は水垢の原因なので、乾拭きもしっかり行いましょう。
お風呂の鏡の水垢が頑固な時の落とし方
布で拭く程度では落ちない水垢の時は、クエン酸を使ったワンランク上の水垢の落とし方を試してみましょう。まずは鏡にクエン酸スプレーを吹きかけます。もちろん、金属部分は避ける様にしてください。クエン酸がかかってしまいそうな時は、ラップでしっかりガードしましょう。

クエン酸スプレーを吹き付けた鏡に、キッチンペーパーを貼りつけていきます。お肌のパックと同じ方法です。キッチンペーパーが張り付く様にたっぷりクエン酸スプレーをしておきましょう。貼り付けたら、更にその上からラップで覆います。この状態で1時間程度放置します。

放置してキレイになったところで、鏡からキッチンペーパーとラップを外し、スポンジで円を描く様に鏡をこすります。貼り付けていたラップを丸めてスポンジ代わりに使用しても良いです。最後はシャワーで流し、乾いた布で水滴を拭き取ります。これで鏡はピカピカに復活しますよ。気になる時には部分的にも使える方法なので、意外と簡単ですよ。

お風呂の鏡掃除での水垢以外の落とし方
クエン酸で鏡の水垢はキレイになりますが、石鹸カスの場合はまだ汚れが残っているかもしれません。クエン酸でキレイにならなかったという人は、石鹸カスの落とし方も参考にしてみてください。石鹸カスは酸性汚れに分類されるため、クエン酸ではなく重曹を使用します。

重曹もクエン酸と同じ様に100mlの水に重曹小さじ1を入れて溶かし、スプレー容器に入れて重曹スプレーを作ります。石鹸カスの落とし方もクエン酸の時と工程はほとんど同じです。鏡に重曹スプレーを吹き付け、キッチンペーパーを貼ります。その上からラップを貼り、1時間程度放置します。時間が経ったらキッチンペーパーとラップを外し、傷がつかない様に丁寧に拭き取ります。
重曹には研磨作用があるため、気になる部分は気をつけて擦るようにしましょう。重曹の場合も外したラップを使用できます。終わったらシャワーで流し、乾いた布で水滴を拭き取ったら掃除は終了です。簡単ですよね。

お風呂の水垢・汚れを分類して掃除しよう!
お風呂の床掃除も、お風呂掃除の中では気になるところです。毎日使っているし、目に入りやすいですよね。黒ずんでいるところもあれば、水垢で白っぽくなっているところやピンク色になっているところもあります。

ピンク色のヌメヌメ水垢は赤カビです。黒くくすんでいたり白っぽくなったりしているのは、水垢や皮脂汚れですね。黒い点がポツポツできているのは黒カビです。お風呂場の床汚れといっても、様々ですね。

ピンク色のヌメヌメ水垢の掃除はどうする?
お風呂の床に発生しやすいヌメヌメ水垢は赤カビです。赤カビは、酵母菌の一種です。繁殖スピードが非常に早いのが特徴です。そのため、掃除をしてもすぐに復活してしまいます。同じ場所に何度も出てきますよね?

赤カビは水だけでも繁殖できます。そのため、お風呂場や洗面等の水回りに発生しやすいです。また皮脂や髪の毛や石鹸カスを栄養分にしているので、赤カビが発生しているときは、発生している部分だけでなく床全体を掃除する必要があります。赤カビを除去したい時は重曹を使うのがおすすめです。

お風呂の黒カビ掃除はどうする?
お風呂場の黒カビ掃除には塩素系の洗剤が有効です。安全のために使用するときは、ゴム手袋、マスク、メガネ等をきちんと装着して、しっかり換気を行うようにしましょう。高い位置で気になったとしても、目より高い位置であれば塩素系の洗剤は使わないようにしましょう。

塩素系の洗剤は、黒カビが気になる部分にスプレーします。このとき、カビ部分が乾いている状態で行ってください。乾いている方がより洗剤が密着します。スプレー後は数分程度放置するようにしましょう。放置することで洗剤がしっかり浸透するようになります。すぐに擦るとカビの菌糸が奥に入り込んで取りにくくなってしまいます。

頑固な黒カビの落とし方は?
特に頑固な黒カビはパックをしてしっかり死滅させましょう。液だれしやすい壁等にも使えるので、便利です。黒カビは空気に触れていると生きていられるので、なかなか死滅させるのは難しいです。空気に触れないように意識すると良いですよ。

パックの方法は、クエン酸や重曹と同じです。塩素系洗剤を黒カビが気になる部分にスプレーし、キッチンペーパーを貼り付けます。しっかり浸透させるため更に上からスプレーしても良いでしょう。その上からラップで空気が入らないようにしたら、半日程度放置します。放置した後はキッチンペーパーとラップを外して、シャワーでしっかり流して終わりです。

お風呂の小物についた水垢も掃除しよう!
お風呂用の椅子や石鹸置きにも水垢は付いています。お風呂場の掃除のときに、まとめて小物の水垢も掃除をしておくとスッキリしますよ。椅子等にこびりついている水垢も、クエン酸スプレーを吹き付けてスポンジで擦るだけで簡単に落とせます。

シャワーヘッドの出が悪いなと感じるのであれば、シャワーヘッドも掃除しておきましょう。シャワーヘッドにも水垢が付き、水の出を邪魔している可能性があります。シャワーヘッドの掃除も水垢掃除なので、キッチンペーパーにクエン酸スプレーを吹き付けてシャワーヘッドに巻き付けましょう。
ラップをすると更に効果的ですね。しばらく放置したらスポンジ等で擦ってみてください。あまり改善しないときは、洗面器にシャワーヘッドを浸しておくのも手ですよ。簡単に改善できるので、水垢は気が付いた時に掃除しておきましょう。

お風呂の排水溝も掃除しよう
お風呂掃除で嫌なところといえば排水溝の掃除ですね。スポンジ等で擦るのには少し抵抗がある人も多いでしょう。排水溝専用のヌメリ取り洗剤もありますが、重曹とクエン酸を使って簡単にできるお掃除方法もあります。まず排水溝の蓋やカバーをすべて取り外し、重曹を振りかけます。このとき、蓋やカバーにも振りかけてください。

ここにクエン酸スプレーを吹き付けます。発泡して炭酸ガスが発生します。炭酸ガスなので有害ではないですが、換気はしておきましょう。10分程度放置したら、更に重曹を振りかけてブラシ等で汚れを落とします。発泡させた時に汚れは浮き出ているので、ごしごし擦らなくても簡単に汚れがとれますよ。最後に洗い流せば終わりです。

お風呂の水垢は日々の工夫で対策できる?
発生してしまった水垢は、落とし方を参考に掃除をしていくしか方法はないですが、そもそも水垢が付かないように工夫できると簡単ですよね。水垢の原因はミネラル成分や石鹸カスであることがわかっているので、毎日のお風呂あがりに石鹸カスができないようにしっかりとお風呂全体を流しておきましょう。
水分が蒸発すると、水垢になります。水滴を全て拭き取ることができたら水垢も付きませんが、全て拭き取るのは簡単ではないですよね。拭き取りが難しい場合は、しっかり一気に換気させるだけでも違います。浴室乾燥等が設置されているお風呂であれば、使用後にしっかり乾燥させることができるでしょう。

また市販のフッ素樹脂コート剤等を使うと、汚れがつきにくくなります。汚れが付着しても落としやすくなるため、石鹸カスが残りにくいという利点もありますよ。水垢等の掃除も簡単になるので、一度使ってみることをおすすめします。

お風呂の水垢掃除の注意点
様々なお風呂の気になる掃除場所や掃除の方法について紹介しましたが、掃除するにあたって注意することがあります。まずはお風呂や鏡の材質です。鏡は曇り止め加工がされているものもあります。クエン酸で曇り止め加工が剥がれてしまうことがあるので、自宅の鏡がクエン酸や重曹等の中性洗剤以外を使用しても問題ないか、必ず確認するようにしましょう。

またお風呂の掃除に使用する洗剤には、「混ぜるな危険」と注意書きのあるものがあります。クエン酸等と混ぜても有毒成分が発生する恐れがあるため、それぞれの掃除道具が混ざらないようにきちんと注意して掃除をするようにしましょう。

さらに金属のような材質だと錆びることがあるため、お風呂の中の材質をしっかり見極めて掃除を始める様にしてください。お風呂の床の掃除でも、材質によっては色が落ちたりコーティングが剥がれたりすることがあります。目立たないところで一度確かめてからそれぞれの道具を使用する様にしましょう。

メラミンスポンジや研磨作用があるものは、材質に傷をつける恐れがあります。床や鏡等、それぞれの材質と道具の相性を確認してから掃除をはじめてください。

水垢掃除でお風呂を気持ち良く使おう
お風呂の水垢の掃除方法を紹介してきました。クエン酸や重曹で簡単に掃除ができますね。水垢や湯垢の落とし方を知っていれば、汚く見えてしまう鏡や蛇口周りもピカピカに保つことができます。きちんと掃除をして、美しいお風呂を守りましょう。

お風呂の水垢がキレイになると、気持ち良くお風呂に入れるので、お風呂でのリラックス効果が上がりますよね。1日の疲れを癒すお風呂の時間は、気分良くしっかりと楽しめるように日々気をつけておきましょう。
