ほうれん草の旬の時期や季節について!栄養価や選び方もご紹介
毎日の食卓に欠かせない野菜の代表ほうれん草。和食・洋食・中華などジャンルを越えて大活躍しているほうれん草について、旬の時期や採れる季節を紹介します。ほうれん草にはたくさんの栄養がありますので、旬の時期の栄養価や美味しいほうれん草の選び方などをまとめました。
目次
ほうれん草とはどんな野菜

誰でもよく知っている、毎日の食卓に欠かせない野菜の代表ほうれん草。和食・洋食・中華などの料理で幅広く活躍しています。ほうれん草は、西アジア原産・アカザ科ほうれん草属の野菜で、江戸時代初期頃に日本へ入ってきたと伝えられています。様々なレシピに多用できるほうれん草は世界各地で食べられており、アメリカやヨーロッパなどでも幅広く普及しています。

ほうれん草は品種により見た目や味が異なり、その特徴によって食べ方や味も変わります。ほうれん草の品種は大きく分けると東洋種・西洋種の2種、そしてその2種が混ざり合った交雑種があり、市場に出ているものはこの交雑種が多いようです。選び方はそれらを参考にすると良いでしょう。

ほうれん草にはそれぞれの特徴があり、東洋種はアクが少ない品種で、素材そのものを味わえる味付けのあっさりした和食に特に向いています。西洋種はしっかりとした葉で、アクが強く炒め物などに向いています。バターソテーや煮込みなどにも重宝しますね。ほうれん草は栄養価もとても高く、わたしたちの暮らしにもはや欠かせません。旬の季節やその栄養価をよく知ることで、日々の健康にも役立てていきましょう。

ほうれん草の旬はいつ?

ほうれん草の旬というのはいつ頃でしょうか?ほうれん草といえば冬野菜というイメージがありますが、やはり本来の旬の時期は秋の終わり11月から2月頃です。ありがたいことに現代では品種改良や生産技術の向上で、旬の時期以外もほうれん草は1年中市場に出回り、私たちの食卓を豊かにしてくれています。

旬の時期のほうれん草は、特にその栄養価が増します。寒い冬を乗り越えるために身体に栄養を蓄えるためと言われています。旬の時期の食べ物を身体に取り入れることにより、季節を乗り越える栄養を身体に蓄えることができます。食材の旬を知ることはとても大事ですね。旬の時期を知ることにより、栄養や美味しさの価値の理解を深めることができますね。

そもそも旬とはいつのこと?

様々な事柄について「旬」という言葉を耳にしますね。「旬を味わう」など主に食材について使う言葉でしょう。島国で四季がある日本では、気候の変化・海流の変化などにより農作物から水産物までたくさんの食材を手にすることができます。

旬とはその食材が他の時期より新鮮で美味しく食せる時期のことをいいます。また、旬を迎えた食材は出荷量も多くなり市場の価格が下がることが多く、手に入りやすくなります。

旬のほうれん草の産地や出荷量について
今日は急遽ほうれん草を出荷してきましたよ!!
— りょうすけ (@geesg_6710) November 6, 2017
まだ少し小さいけど(^^;;
市場の方から、ほうれん草がないから出してよー💦🙇と頼まれてしまったので😅 pic.twitter.com/kVdLO6yEkK
ほうれん草といえば、スーパーなどで多くの場合いつでも手に入れることのできる、身近で人気の野菜ですね。子供の頃は苦手でもだんだんその美味しさが分かるようになり、大人になる頃には自然とほうれん草を好きになる人も多いのではないでしょうか?
久しぶりに売り場の風景。。いなげや大泉学園店の開店前。ほうれん草、人参を出荷ししました。よろしくお願いします😊 pic.twitter.com/Pw5e8c6BeD
— seiji tsuneoka (@ssidtune1927) March 23, 2017
産地は千葉県・群馬県・埼玉県で多く作られており、全国で約3割以上を生産しています。3県での出荷量の合計はおよそ83,100t以上です。他に宮崎県も業務用ほうれん草の出荷が多い県です。業務用は冷凍のほうれん草もよく使われます。こちらは海外からも輸入しており、主な輸入先は中国・台湾・ベトナムなどです。ほうれん草はアジア料理にも欠かせない食材の一つですよね。

旬のものを食べて健康になろう!

昔からよく旬のものを食べると元気でいられるなどといいますね。健康でいる秘訣は、運動や睡眠も大事ですが、何より食事が大切ですね。季節ごとの旬の食べ物を食べて元気で健康になるのはどうしてでしょうか?

食材である農作物や魚介類などの生物は、花や卵などで数を確実に増やすため、それぞれの体全体に栄養をいきわたらせようとします。土や水からの養分をたっぷり取り入れた体にはビタミンやミネラル、鉄やカルシウムなど人間にとっても大切な栄養素がたくさん詰まっています。植物なら花、魚介類なら卵、それぞれ数を増やすための準備期間がいわゆる旬といわれる時期です。

旬の食材のもつ豊かな栄養を身体に取りこむことにより身体を強くすることができます。特に健康に気をつかう必要があるお年寄りや、小さいお子様がいるご家庭では旬の栄養価の高い食材が活躍します。様々なレシピに対応できるほうれん草はうってつけですね。優しい味付けにして食卓に並べてみましょう。ちなみに「旬」とは10日間を指す言葉で、「上旬」「中旬」「下旬」とは1ヶ月をそれぞれ10日間ずつ区切って表現した呼び名です。

旬を迎えたほうれん草を美味しく味わおう

ほうれん草が美味しく食べられる旬の季節は冬です。寒さが深まる11月頃から市場に出るほうれん草は、さらに甘みが増し美味しさもアップします。ほうれん草は食べ方のバリエーションが豊富です。まずは大きなお鍋でさっと茹でてさっぱりとしたおひたしでいただいてみましょう。かつお節とお醤油をさっとかけ、歯ごたえや香りを楽しむことができます。

旬の季節のほうれん草は、茎から葉までみずみずしく、豊かな栄養があります。日本ではおひたしの他に代表的な食べ方がソテーです。バターやベーコン・コーンなどと一緒に和えた炒め物は、子供から大人まで人気ですね。クリームパスタやラーメン、鍋焼きうどんなどに入れ彩りを添えます。加熱せずグリーンスムージーにして飲む食し方も流行しています。

旬のほうれん草の栄養価にはどんなものがあるの?

ほうれん草にはどんな栄養があるのでしょう。ほうれん草といえば鉄分豊富というイメージがありますが、意外と多く含まれている栄養素がビタミンCです。100g当たり約35mgも含まれており、美容効果のほかに風邪予防にも効果的ですね。
今夜は…
— Kayo☆Y24 ⚾️次回現地ꉂꉂ📣5/29✨ (@k14y24) April 16, 2018
筍ご飯
筍とワカメの味噌汁
ほうれん草の胡麻和え
筍と豚肉のオイスターソース炒め
(๑'ڡ'๑)୨♡ pic.twitter.com/GuDM90PamJ
ビタミンCはビタミンEと一緒に摂ると吸収しやすいことから、ビタミンEが豊富なゴマと一緒に和える「ほうれん草のゴマ和え」はその栄養価を存分に吸収できるすばらしいレシピですね。栄養価が高いほうれん草は、栄養の多い順にカロテン・カリウム・カルシウム・食物繊維など、様々な栄養がありジュースにすれば冬のエナジードリンクになりますね。

旬の季節の冬には、その栄養価はなんと3倍にもなります。甘みもぐっと増すので美味しさプラス栄養満点の健康野菜そのものですね!しかしほうれん草に含まれるアク、独特のエグ味が苦手という方も多いと思います。そのアクの正体は「シュウ酸」といってほうれん草が害虫から身を守るために作りだしている物質です。
ほうれん草のアクの一つはシュウ酸。
— 目指せ美魔女💛 (@HAWAI227) February 25, 2018
シュウ酸はカルシウムとくっつきやすく
体内のカルシウムと結合すると結石になります。
生で栄養しっかり摂りたいけど
シュウ酸はあまり摂りたくない!
軽くゆでてシュウ酸を減らしておくと安心です。
えぐみも減って飲みやすくなります。https://t.co/aDqlY84TzR pic.twitter.com/y6P4eUD1m9
ほうれん草のアク、「シュウ酸」は結石の原因にもなるので摂取量には少し注意が必要のようです。茹でた汁は使わずにそのまま捨てた方が良いでしょう。アクやエグ味の少ないほうれん草の選び方を参考に、近年ではアクの少ないサラダほうれん草など子供でも食べやすい品種があるので、苦手な方はそちらを選ぶようにすると良いでしょう。
旬の美味しいほうれん草を上手に保存したい
ほうれん草を茹でるときは、塩を入れると色鮮やかになるって学校で習ったけど、ばあちゃんは砂糖だって言ってたのでどっちも入れたら鮮やかになったので万事オッケー pic.twitter.com/dBvmKuaehb
— くも☁ (@kumovague) March 6, 2018
保存は冷蔵庫の野菜室に入れましょう。ほうれん草などの葉物野菜全般に言えますが、葉の面積が広い分乾燥が苦手です。包装してあるビニールを外し、濡らした新聞紙でくるんだあとビニール袋などに入れて保存します。長持ちさせたい時はかために茹でて冷水にとり、よく水気をきってからタッパーやラップに包んで保存しましょう。

ほうれん草の選び方のポイント

美味しいほうれん草の選び方には、いくつかポイントあります。まずはみずみずしく新鮮なほうれん草を選びましょう。葉の部分がピンとしていて、肉厚・緑色の濃い葉が良いでしょう。真ん中の筋を基準に折りたたみ、左右対称に近いものが良いです。ほうれん草の品種によって茎の太さは違いますが、茎はまっすぐ張り、弾力があるものが良いでしょう。根本の付近から葉が密集してボリュームのある株がおすすめです。

新鮮なものの選び方は、葉や茎が黄色や白っぽく変色しているものは避けましょう。収穫してから時間が経ち、ほうれん草の栄養が減ってしまっているものでしょう。株の中に変色したものが多く混ざっているのもは避けた方が良いかも知れません。ほうれん草の根本の赤い部分は、ミネラルやマンガンなどの栄養素の色が出ているものです。赤みが強いとその分甘みも強く出ます。
旬のほうれん草を活用しよう!

今回は、ほうれん草の旬や栄養価についてまとめました。おいしくて栄養も高いほうれん草。美容や健康にもとても役立ちますね。ほうれん草は、調理も簡単なので様々なレシピがあるもの嬉しいです。ぜひ旬の美味しいほうれん草をたくさん食卓に取り入れましょう!
