みかんの保存方法について!期間や冷凍&冷蔵の違いもご紹介!
ビタミン豊富で甘くて美味しいみかん。冬になると自然と食べたくなってしまいますよね。ついまとめ買いをして、気づいた頃にはどれもカビが生えて食べられないなんて経験、皆様もありませんか?今回はそんなみかんの正しい保存方法、保存期間などを詳しくご紹介致します。
目次
美味しくて栄養たっぷりのみかん!

生で食べても美味しいみかんですが、料理やお菓子作りにも役に立ちますよね。サラダにしたり、お肉に合わせるソースとして使ったり、ケーキのトッピングとしても定番です。ビタミンCやβカロテンなどが多く含まれており、粘膜の健康を維持してくれる効果もある上、甘くてもしっかり低カロリーで、女性には嬉しい果物です。

スッキリしていて食べやすいから、沢山買って沢山食べたい!でも常温で保存していると、食べきらない内に腐らせてしまってはもったいないですよね。そんな方に以下でみかんの長期間の保存方法を紹介します。

みかんの保存期間の目安は?

いつも何となく常温で保存しているけど、そもそもどれ位の期間保存できるものなの?と疑問に思われる方も多いでしょう。まずは基本的なみかんの保存期間をご紹介します。
保存期間はおおよそ二週間から一ヶ月!

みかんを保存する上での適温は5℃~15℃と言われています。みかんの旬である冬場ですと、常温でも長期間保存できるのはありがたいですよね。

常温保存でも長持ちさせるために
みかんは乾燥で味が大きく劣化したり、風通しの良くない所で保管したりするとすぐにカビが生えてしまいます。保存方法を間違えば、沢山買ったみかんが全て台無し!なんてことになりかねません。できるだけ涼しくて風通しがよい場所で、直射日光を避けて保存するようにして下さい。
【美容プチ情報】 美味しいみかんの見分け方?
— ゆるゆるミカン (@yuruyurumikan7) January 28, 2018
◎オレンジ色が濃いもの
◎形が平べったいもの
◎触った時に弾力があるもの
です。
保存は、みかん箱を開けて風通しの良い涼しいところに置いてね。
βクリプトキサンチンが入っているので美肌やガン予防に良いよ!#みかん #ゆるゆるミカン #見分け方 pic.twitter.com/4nAm4gZM1r
少量であれば気軽に保存できますが、みかんの量が多くなれば、中には傷が入っているものや、少し潰れたり傷んだりしている物がある場合もあります。そういった物がないかチェックし、取り除いておくことも大切です。一つ傷んだものがあると、周りのみかんにまで影響してしまう恐れがありますので、長く保存したい方は特に注意して下さい。

悪くなったみかんの見分け方のコツ
変な匂いがしたり、皮にカビがびっしりと生えていたりする場合は判りやすいですが、その他にも鮮度が落ちていると判断できる特徴をいくつかご紹介します。
手に持った時にぐにゃりと柔らかい感触がする、また皮を触ったら少し汁が滲んでいる。そんな時はかなり悪くなっていると言えるでしょう。少くらい大丈夫と思っても、中が変色していたり、カビの原因になったりしますので避けたほうが無難と言えます。
また、皮が乾燥してパサパサになっていたり、皮がぷかぷかと浮いて空洞になっていたりする場合があります。こういったみかんは食べても体に影響を及ぼすことはありませんが、味は普通のみかんとは違い劣化してしまいますので気をつけましょう。

夏でも冷蔵庫で長期保存!

冬であれば常温保存が可能なみかんですが、春から夏にかけてはハウス栽培されたみかんをよく見かけます。暖かい時期に買ったみかんは常温で保存するよりも冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

冷蔵庫は常に低温に保たれていますので、上記と同じく、二週間から最大一ヶ月間保存することが可能です。ただし冷蔵庫内は大変乾燥しやすい場所でもあります。ラップや新聞紙等で個別に包み保存すると良いでしょう。ヘタの部分を下にして置いておくのも効果的です。

正しく冷凍すれば最大三ヶ月保存ができる!
そのままでも他の果物と比べて長期保存が出来るみかんですが、ふとした時にご近所さんから段ボール一杯大量のみかんを貰ってしまった。一ヶ月間保存できてもその間に食べきることが出来ない!そんな時には冷凍庫での保存がおすすめです。

冷凍での保存だと味は劣化しないの?
冷凍保存と言えば、長期保存が出来ても味が劣化してしまうのではと思う方も多いでしょう。しかし、みかんを保存する場合、保存方法さえ間違わなければ三ヶ月間は新鮮なものと変わりません。それ以上になると味だけでなく見た目も悪くなってしまいますので要注意です。

冷凍庫での最適な保存方法は?
冷凍庫での保存方法は少し特殊ですので、以下にまとめました。保存の仕方に気をつけ、長期間保存できる術を身につければ、気楽にみかんを大人買いできますね。

1:みかんを水で濡らしてからトレイに並べる
まずはみかんを剥かずにそのまま水に濡らします。軽くざっと水に通すだけでもOKです。そのままアルミホイルを敷いたお皿、または金属製のものであればトレイなどでも大丈夫です。みかん同士が重なったりしないよう並べたら、冷凍庫に入れてしっかりと凍らせましょう。

2:表面に霜が見えたらもう一度水で濡らそう
皮に霜が降りているな、ということが確認出来たら、再び水にくぐらせて冷凍し直します。冷蔵庫と同じく、冷凍庫は乾燥しやすい場所ですので、みかんの周りを氷で覆い乾燥するのを防ぐ必要があります。

3:最後はフリーザーバックに入れて保存!
二度目の冷凍でしっかりと凍らせれば、あとはジップロックなどのフリーザーバックに入れて保存するだけです。ビニール袋でも構いませんが、どちらも空洞ができないよう丁寧に空気を抜くことを忘れないで下さい。最後は折角抜いた空気が再び入ってしまわないように封をすれば完成です。
みかんをzipでくれって言ったらジップロックで頂きました pic.twitter.com/aMn6NHhXAW
— ジャンボ (@jumbo_tw) February 22, 2014
解凍方法は常温の部屋で自然解凍するのが良いでしょう。また、夏場などは凍ったままでもシャーベット感覚で美味しく食べられますので、子供のおやつとしても活用できますね。
コツを覚えてみかん保存のプロになろう!
常温でも冷蔵でも、なるべく多くのみかんを美味しく食べたいですよね?保存するコツさえ覚えておけば、大量のみかんでも簡単に保存が可能です。箱買いや貰い物も怖くなくなる保存のポイントをお教えします。

重ね置きは厳禁
箱買いをした際やお裾分けで大量に貰ったときなど、そのままダンボールに入れた状態で保存したりしていませんか?みかんは手で簡単に皮が剥けてしまうくらい柔らかい果物ですので、重ね置きしてしまうと下の方が他のみかんの重みで潰れ、汁が出てしまうこともあります。これはみかんを早く腐らせてしまう要因になるので、なるべく重ねての保存はしないようにしましょう。

通気性の良い所に保存しよう
通気性が悪く、ジメジメとした場所はカビが生えやすい環境になってしまいます。ですので、極力風通しの良い場所で保存するのが良いでしょう。フルーツ用の盛籠やボウルなどが売っていますので、それらを使うのも効果的です。

食べるだけじゃない!余ったみかんの驚きの使い道とは?

どれだけ気をつけて保存していても、思ったより早く駄目になってしまったり、うっかり忘れて放置してしまったりすることもありますよね。そんな時にただ捨ててしまうのはもったいないので、食べることとは別の活用法を覚えてくと、少し得した気分になれます。
お風呂でちょっとした贅沢気分

みかんに含まれた栄養には、肌荒れやニキビを治しやすくする効果や体臭を消してくれる効果もあります。特に、みかんに含まれる「リモネン」という成分には汚れを吸着してくれるという効果まであり、お風呂の水垢防止にも繋がります。

みかんは食べるだけでなく、香りもいいですよね。柑橘系の香りにはアロマテラピーの効果があり、みかんを軽く水で洗ってそのままお風呂に浮かべるだけでもリラックス効果が期待できます。お手軽にストレスを解消できるので、みなさんもぜひ試してみて下さい。
みかんの皮はお掃除にも役に立つ!?

先程お風呂でも役に立ったみかんですが、まだまだ他にも応用できます。みかんに含まれる「リモネン」には、汚れを吸着する効果に加え、油を溶かす効果もあり、特に油汚れの多い台所での活躍が大いに期待できるでしょう。

また、みかんの皮を乾燥しておけば、消臭剤としての効果も期待できます。新聞紙に並べて天日干しにし、あとはニオイの気になる場所へ置いておくだけ!簡単で気軽にできるので、ぜひ有効活用したいところですね。


食べきれないみかんはジャムにして長期間保存!

冷凍すれば最大三ヶ月の保存が可能なみかん。それでも全部は食べきれない、なんてこともありますよね。そんな時はジャムにするのがお手軽です。

まずはみかんを皮を剥き、薄く輪切りにします。鍋にみかん、みかんの30%程の砂糖を入れて弱火で煮込みます。水分が上がってくれば、中火にして、スプーンなどでしっかりとアクを取り除きます。焦げに気をつけながらかき混ぜ、半分くらいの量になれば完成です。

あとは瓶に詰めれば、冷蔵庫などで長期保存が可能です。調理する際、お好みでブランデーを入れたり、林檎等他の果物と一緒に煮込むのもおしゃれで良いですね。気軽に保存できて、調理の手間も少ないので、余ってしまったみかんはぜひジャムにして保存しましょう。

適切な保存方法で美味しいみかんを!

みかんの栄養素は上記で紹介した以外にもたっぷりと含まれています。人間の体に必要な成分を美味しく摂取できるのは嬉しいですよね。季節や環境に合った保存方法をしっかりと選んで、いつでも新鮮なみかんを味わいましょう。