羊毛フェルトの作り方とコツ!初心者でも上手く仕上げるポイントは?
羊毛を専用の針でつつくだけで様々なマスコットが作れる羊毛フェルトですが、初心者でも簡単に作れるものなのか気になりますよね?今回は初心者でも上手く作れる羊毛フェルトの作り方のコツを紹介します。ポイントをおさえた作り方で、コツを掴んで羊毛フェルトを楽しみましょう。
目次
- 羊毛フェルトとは?
- 何故か上手くいかない人も!?
- 羊毛フェルトはニードルだけじゃない!
- 羊毛フェルトに必要な物って?
- 初心者が持っていると便利な道具は?
- 初心者に便利な材料もある
- 羊毛選びはどうする?
- 初心者が始めるならここから!
- まずは羊毛を取り分けよう
- ニードルを刺してみよう!
- 羊毛フェルトの形を作っていこう
- パーツをくっつける時のコツは?
- 羊毛フェルトにさし目をつけてみよう!
- 羊毛フェルトに金具をつけよう
- 羊毛フェルトの表面の毛が気になる時は?
- フェルティングニードルを折らないために
- 羊毛フェルトが上手くまとまらない時は?
- 羊毛フェルトで細い線を作りたいときは?
- 羊毛フェルトで模様を表現しよう
- 羊毛フェルトはどこまでかたくする?
- 羊毛フェルトで刺繍もできる
- 初心者でも大丈夫?失敗した時の対処法!
- しっかり学びたいなら羊毛フェルトの本がおすすめ
- コツを掴んで羊毛フェルトを楽しもう!
羊毛フェルトとは?
可愛いマスコットや小物を作りたくても、手芸は苦手で難しいからできないという人もいますよね?そんな人には羊毛フェルトがおすすめです。羊毛フェルトは近年人気のハンドメイドです。専用の針と羊毛だけで始めることができるため、初心者でも始めやすいです。可愛いマスコットやブローチが作れ、初期費用もあまりかからないので趣味にするのにも程よいです。
パンが大好きな動物さんのがま口ポシェットを持ったハリネズミさんたち♡
— sako (@sako21834) April 5, 2018
この子たちもアートダイブに連れて行きます。#アートダイブ#羊毛フェルト#ハリネズミ pic.twitter.com/kdWc7JlobB
スタートキット等も販売されているので、羊毛フェルト初心者でも気軽に始めることができます。100均でも揃いますし道具も小さくかさばらないので、とりあえずやってみるという人に最適です。少しコツを掴むことで、初心者でも簡単に羊毛フェルトを楽しめますよ。

そこで今回は、羊毛フェルトの作り方とコツについてまとめました。初心者でも上手に仕上げることのできるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
何故か上手くいかない人も!?
手軽に始められる羊毛フェルトですが、全く知識なく始めた人が苦労しているのもよく見ます。少しでもコツを掴むことができたら、羊毛フェルトがずっと上手にでき、面白くなりますよ。何事も基本が大切なので、作り始める前にポイントを確認しておくと良いでしょう。
一番の失敗は少し前に作ったペンギンだな!#羊毛フェルト#失敗 pic.twitter.com/TmqwJGBUVT
— 青紫@イラスト練習垢 (@biiayuroma) April 10, 2018
まずは土台となる羊毛フェルトの形が大切です。しっかり形を整えてから、細かい模様やパーツを作っていくようにしましょう。上手くいかないなと思った時は、そのまま進めずに修正することをおすすめします。
羊毛フェルトでサンタを作ろうとしたけどなにかがおかしい
— ポケット (@hcpocket) February 22, 2018
#羊毛フェルト#サンタ#失敗 pic.twitter.com/zbLuDrZ5T4
羊毛フェルトはニードルだけじゃない!
実は羊毛フェルトの作り方には2種類ある!
羊毛フェルトは専用のフェルティングニードルで羊毛を刺してフェルト化し、固めていくことで形を作る作り方が有名です。これはフェルティングニードルの先端のギザギザしたところに、羊毛の繊維を絡ませることによってフェルト化して羊毛フェルトを作ります。ニードルフェルトという作り方で、人形や立体の物を作るのに向いた作り方です。

実は羊毛フェルトにはもうひとつ作り方があり、こちらは水フェルトと言われる作り方です。羊毛フェルトに洗剤を混ぜた湯を含ませ、振動させて圧力と摩擦によって繊維を絡ませてフェルト化します。小さく丸めたり、平面の物を作るのに向いた作り方です。必要な物は少ないですが、初心者が習得するには時間がかかります。色々と作りたくなったら挑戦してみましょう。


羊毛フェルトに必要な物って?
羊毛フェルトを始めたいという初心者の方に、羊毛フェルトを始めるのに必要な道具と材料を紹介していきます。まずは材料ですが、羊毛です。名前の通り羊の毛を刈り取ったものです。ナチュラルカラーも羊の種類によって少し色が違います。染色してある様々なカラーの羊毛も販売されているので、作りたいモチーフを決めたら必要なカラーを確認して揃えていきましょう。

道具はフェルティングニードルという羊毛フェルト専用の針が必要です。針の先端に羊毛が引っ掛かるようにいくつか傷がつけられた物になります。針の太さもいくつかあり、幅広くできるように針が2~3本並んでくっつけてある物もあります。すべて揃えて使い分けると大変便利ですが、中針という通常の太さの針が1本あれば作れます。

羊毛フェルトの初心者用セット等で数種類ニードルがあるという人は使い分けると良いでしょう。針が2~3本セットできるものは大きめの作品を作るときに作業が早く進むのでおすすめです。細いニードルは仕上げ用です。仕上げ用のニードルがあると、更にキレイに仕上がるので嬉しいですね。

初心者が持っていると便利な道具は?
羊毛フェルトをキレイに作るコツ:きちんと道具を揃えてから始める
羊毛とフェルティングニードルがあれば羊毛フェルトは作れますが、作業するためにフェルティングマットは準備した方が良いでしょう。初心者は特に専用の物が良いですが、スポンジやブラシ等で代用する人もいます。すべりが防止できて針が突き抜けても大丈夫なものを使いましょう。消耗品なので、へたってきたら買い換えましょうね。

ここまでの道具が揃っていれば羊毛フェルトは作ることができます。動物等の生き物モチーフを作るときは、さし目を使うと上手に可愛く仕上がりますよ。カッティングマットやはさみ、さし目をつける時に必要なボンドや目打ち等もあると失敗しにくく便利です。また誤って指を刺してしまうという不安がある人は、指ぬきで指をガードしておくと安心ですよ。

羊毛フェルト専用の指ぬきも販売されていますが、少し高価です。皮の手袋や市販の指サックでも代用できるので、一度使ってみて使い心地を確認してみると良いでしょう。刺さると結構痛いので、何か対策しておくと良いですよ。
ニードルフェルト用の指サックに入れてみた。こっちの方が幾分か可愛く見える気が。 pic.twitter.com/Ra97XJ3C
— りっしも (@shimorits) September 29, 2012
初心者に便利な材料もある
初心者が簡単に時間短縮できるコツ:アイテムを使おう
羊毛フェルトを作成する場合、基本は色のついた羊毛を使用していきます。その羊毛をフェルト化してベースの羊毛フェルトを作っていきますが、これには時間がかかります。時間短縮できるアイテムがあるならば使用したいという人には、中詰羊毛がおすすめです。

手芸でぬいぐるみやクッション等の中に使用する中綿のようなもので、繊維が整えられていないものになります。手頃な値段で手に入り、形も作りやすいので羊毛フェルトに向いています。土台を中詰羊毛で作り、上からカラーの羊毛をフェルト化していくことでより思い通りの形が作りやすく、羊毛フェルトを楽しむのに便利ですよ。
羊毛選びはどうする?
初心者でも扱いやすい羊毛選びのコツ
羊毛フェルトを作る際に必須の羊毛ですが、種類によって作りやすさや仕上がりが違います。キットになっているものを使う時はカラーが揃っているのでそのまま使用する方が良いですが、羊毛から選ぶのならば扱い易いものの方が良いでしょう。羊毛フェルトで使用する羊毛の種類について、少し説明しておきます。
羊毛フェルトに使用される羊毛の中でよく使われる羊毛が、メリノウールです。繊維が細く柔らかい羊毛で、羊毛フェルトに使うとなめらかな手触りになります。発色が良くカラーも多いので目に付きやすいですが、なめらかな毛質のためフェルト化しづらい可能性があり、初心者向きではないかもしれませんね。

メリノウールよりも繊維が太く手触りもすこしごわつきがありますが、羊毛フェルト初心者におすすめなのがロムニーです。ニードルでフェルト化しやすく、針穴が目立ちにくいので作りやすいのが特徴です。発色は良くないためカラーバリエーションが少ないのが残念です。初心者のうちはロムニーを使用して、慣れてきたらメリノウールにすると良いでしょう。

販売されている羊毛の中にはナイロンやアクリル等が混ざっているものもあります。実は化学繊維の方が羊毛よりも絡まりやすいため、羊毛フェルトには向いています。羊毛フェルト初心者の方はあえて化学繊維のものを使用するのも良いでしょう。

初心者が始めるならここから!
初心者はまず基本の球体を作ろう
羊毛フェルトは初めてという初心者は、まずは基本の球体を作りましょう。球体が作れる様になってから複雑なものに挑戦していくことをおすすめします。羊毛フェルトを作る際のコツももちろん大事ですが、上達するには繰り返しが必要になります。

まずは納得いくまで球体が作れる様になると、その後の羊毛フェルトの習得がしやすいです。球体では面白くないと思う人は、モチーフの中でも基本の球体に近いものから選びましょう。小さいパーツや細かい部分がなく、角がないモチーフが初心者にはおすすめですよ。

まずは羊毛を取り分けよう
羊毛フェルトの基本の作り方【羊毛を取り分ける】
羊毛フェルトのキット等でセットになったものを買うと、作りたいモチーフのパーツが全て揃っているので便利ですが、好みのモチーフやこだわりのカラーがある場合はそれに沿って準備をしていきます。まずは作りたいパーツのそれぞれの塊ごとに羊毛を取り分けます。仕上げの段階で羊毛が必要になるため、羊毛のカラーが全てなくならないよう少しだけ取り分けて置いておきましょう。
羊毛を分ける時点で嫌な予感しかしない。 pic.twitter.com/AfgZ7Ronp2
— チェス (@chess_san) August 26, 2015
初心者でも上手にできる作り方のコツ:羊毛を取り分ける時
羊毛を取り分ける際は、羊毛の繊維の流れに注意しましょう。繊維に沿って縦に割くように取り分けていくのがコツです。取り分けた羊毛は毛束を少しずつ引き出すように割いてほぐしておきます。初心者だと羊毛フェルトでは繊維の跡が残りやすく、割け目が出てくることがあるため、失敗しやすいです。ほぐすことでその後まとめていく時に繊維の跡が残りにくく、やりやすいです。
あー羊毛フェルトまたやりたいな ほぐすまでが地道で大変なんだ
— 嵐山凪生 (@negio) January 19, 2011
人によっては羊毛をほぐしておくと上手くできず難しいという方もいます。そのため、初心者はどちらも試してみると良いかもしれません。ほぐしておかない方が上手くできるという人は、ほぐす工程はとばして進めていきましょう。
羊毛をほぐすという地道な作業に忍耐と魂をを削られるのんびりアルパカ。 ポリエステル綿ほぐし職人の朝は早い。ポリエステル綿を解さないとギョウ虫のようなダマがそこかしこに出来てつらいのである。#アルパカチャレンジ pic.twitter.com/P5TpGo3PCz
— さすが多摩湖♡ナルコレプシー (@tamako_han) June 10, 2016
ニードルを刺してみよう!
羊毛フェルトの基本の作り方【手で丸めてニードルを刺していく】
取り分けてほぐした羊毛を、手で思い切り丸めます。丸めた羊毛をフェルティングマットの上でニードルで刺していきます。フェルティングマットを貫く勢いで深めに刺していきましょう。激しくやりすぎると針が折れるので、初心者は様子を見ながら行ってください。

初心者でも上手にできる作り方のコツ:手で丸める時
初心者だとつい早くニードルを刺したくなりますが、初心者こそ手で丸めていく作業をしっかりと行うようにしましょう。丸める作業がしっかりできていないと、最初のニードルの引っ掛かりが少なくて苦労します。羊毛フェルトは摩擦と熱によって羊毛をフェルト化させるので、手で丸める段階でフェルト化させるイメージをしっかり持っておくのが失敗しないコツですよ。

羊毛フェルトの形を作っていこう
羊毛フェルトの基本の作り方【形を整えながら羊毛フェルトを完成させる】
後は完成の形をイメージしながら整えていくだけです。ひたすらニードルを刺します。途中手で押したり折りたたんだりしながら理想の形に近づく様にしていきます。小さい球体をひとつ作るだけでも、初心者だと1時間程度かかることがあります。気長に丁寧に行うのがコツですよ。

初心者でも上手にできる作り方のコツ:仕上げる時
最終的にしっかりとした形で固くフェルト化した状態にするので、形が作られていくにつれてニードルが刺さりにくくなります。しっかりと深く刺していたニードルが刺さりにくくなってきたら、表面を浅く丁寧に刺していくと上手く整えることができますよ。

パーツをくっつける時のコツは?
羊毛フェルトの基本の作り方【立体モチーフのパーツをくっつける】
基本のパーツを作る際に、立体の球体と球体をくっつける作業が発生します。初心者はまず球体を作るところから始めますが、作れる様になってきたら2つの立体をくっつけてモチーフの形に近づけていきます。例えば頭と胴体をくっつける際ですが、胴体が大きければ胴体部をまず基本の作り方で刺し固めて作ります。そして頭を作る時に、胴体とくっつける部分は刺し固めずに残します。
胴体と頭の接合部意外をしっかりと形作ったら、いよいよ接合していきます。胴体に頭部を強く押し付けた状態で、残した羊毛部を刺して接合していきます。位置がずれて失敗したと思った時は、剥がしてやり直します。位置が決まったら、刺しつけていきます。基本の形を作る時よりも丁寧さが必要になり、初心者には少し難しいです。指をニードルで刺さないよう気をつけましょう。

羊毛フェルトにさし目をつけてみよう!
羊毛フェルトの基本の作り方【さし目をつける】
動物等を作る時は市販のさし目を使うと初心者でも失敗せずに可愛く作れます。さし目をつける時は、目をつける部分を確認して目打ちで穴をあけましょう。穴が開けば良いので、目打ちがない時は何か別のもので代用しましょう。位置が定まったらしっかり穴を開け、手芸用ボンドでくっつけます。

初心者でも上手にできる作り方のコツ:さし目をつける時
さし目がしっかりさし込めていないと、失敗の原因になります。さし目は思っているよりもしっかり埋め込むのが失敗しないコツです。刺し固めすぎてさし目が入りにくい時は、大きめに穴を開けてから埋め込みましょう。穴は大きすぎてもニードルを刺して補修できるので、失敗を繰り返してでも納得いくまで目の位置はきちんと調整しましょうね。

羊毛フェルトに金具をつけよう
初心者でも上手にできる作り方のコツ:金具をつける時
作った羊毛フェルトをキーホルダーにしたい時は、丸カンを羊毛フェルトに付けましょう。丸カンを縫い針と糸で付けたいところに縫い付けていきます。一度ではとれてしまう心配があるため、何回か糸を通して丈夫に付けておきましょう。

縫い付けが終わったら、糸の始末跡が残ります。これをきれいにするコツは、羊毛で覆っていくことです。始末跡のところと同じ色の羊毛を少し用意し、上から被せて隠していきます。こうすることで出来上がりがよりキレイになりますよ。

羊毛フェルトの表面の毛が気になる時は?
初心者でも上手にできる作り方のコツ:毛の処理
羊毛フェルトのモチーフはなんとか形になったけれど、表面のもさもさした毛が気になるという初心者が多いようです。初心者のうちは手で持っていると羊毛フェルトに力が入り、表面を毛羽立たせてしまうことがよくあります。形が完成したら、細めのニードルで表面の仕上げをしていきましょう。

羊毛フェルトの表面だけを丁寧に細かくニードルで何度も刺していきます。浅く刺すことで表面が滑らかになっていきます。細いニードルを使うとよりなめらかに仕上がるので、上手く仕上げたい人は極細のニードルの購入をおすすめします。中針でもある程度はなめらかに仕上がるので、丁寧に細かく刺して仕上げていきましょうね。

どうしてもキレイにならない部分は、ハサミでカットしても良いです。カットする時は毛を引っ張らないように注意してくださいね。毛がどんどん出てきて収集がつかなくなります。ハサミも小さめで切れ味の良いものを使いましょう。

フェルティングニードルを折らないために
初心者でも失敗しない作り方のコツ:フェルティングニードルの使い方
フェルティングニードルは消耗品です。使っていると折れてしまったり曲がってしまったりすることはありますが、できることならば長く使用したいですよね。初心者がニードルを使う時に陥りやすい失敗はいくつかあります。気を付けていれば防げる物もあるので、少し気にかけて丁寧に使いましょう。

羊毛フェルトにニードルを刺す際に、刺す方向が斜めになっているとニードルが折れやすいです。また針を羊毛フェルトから抜くときも、刺した時と違う方向に抜くと曲がったり折れたりします。まっすぐ刺してまっすぐ抜くように、方向を注意しながら刺していきましょう。

またニードルの下の方を持って作業するとニードルが折れやすいです。力を入れすぎないように軽くニードルの上の方を持って作業するようにしましょう。気を付けていても折れる時は折れるので、羊毛フェルトを今後も長く続けるのであれば予備のニードルもあると良いですよ。

羊毛フェルトが上手くまとまらない時は?
初心者でも上手にできる作り方のコツ:羊毛フェルトを作り始める時
羊毛フェルトを作り始めた最初の球体を作る時、何度刺してもふわふわの羊毛のままでなかなかフェルト化しないと嘆いている初心者をよく見ます。時間はかかりますが、フェルティングニードルを刺す時にフェルト化されている様な感触はわかるはずです。どんなに刺してもふわふわした感触のままであれば、刺し始めから失敗しているかもしれません。

羊毛が刺してもふわふわのままになっているのは、ニードルでの刺し始めが問題です。羊毛を取り分けてほぐしたあと、手で丸める作業の時に、しっかりと摩擦を与えてフェルト化しやすくするのが失敗しないコツです。くるくると巻いて羊毛を丸めていくとしても、フェルト化しやすいようにきつめに巻いていきましょう。
羊毛フェルトの質感をふわふわにしたい時は別ですが、しっかりとフェルト化させるためには指で押しても潰れない程度には固くする方が上手く扱えて良いですよ。

羊毛フェルトで細い線を作りたいときは?
初心者でも上手にできる作り方のコツ:細い線を描く時
羊毛フェルトで動物の顔を描くや刺繍をする時等は、細い線が必要になります。羊毛フェルトで細い線を表現するのは意外と難しく、コツが要ります。まずは刺しているうちに場所がずれないよう、チャコペン等で印をつけておきましょう。

羊毛を必要な量取り分けて、羊毛を指でこよりをよるようにねじります。線が描けるくらいの細い糸になったら、これを刺していきます。ずれないようにしっかり押さえながら、丁寧に刺していきましょう。

羊毛フェルトで模様を表現しよう
初心者でも上手にできる作り方のコツ:模様をつける時
模様には様々なものがありますが、動物を作る時も模様はいります。模様をいれる時は、ベースの色で羊毛フェルトを完成させ、後から模様をいれていきます。シマシマの柄であれば、線を描く時の様に羊毛をよってから描きたいポイントに置いて刺していきます。

ドット柄のような模様であれば、少量の羊毛を丸めて模様を描きたいポイントに置いて刺していきます。羊毛の量も調整しながら輪郭を刺していくのが上手く見えるコツですよ。

羊毛フェルトはどこまでかたくする?
初心者でもわかりやすい作り方のコツ:羊毛フェルトのかたさ
羊毛フェルトのかたさは様々で個性もあるので一概には表現できませんが、形が崩れないことが絶対条件です。手で軽く持ってみて崩れる様であれば、刺しこみが足りないと思いましょう。あまりにふわふわのままだと、時間が経つとすぐ崩れてきます。初心者は崩れないことを目安に作りましょう。

家に飾っておくだけであれば、崩れなければ問題ないですが、キーホルダー等にして持ち歩くのであれば、かなりかために作った方が良いですよ。また外側をしっかり刺していても、内側がふわふわのままだと時間が経つにつれて崩れていきます。中心をしっかり刺しておくのが時間が経っても崩れないコツですよ。

羊毛フェルトで刺繍もできる
羊毛フェルトは立体だけでなく刺繍のように楽しむこともできます。トートバッグや洋服にワンポイントで羊毛刺繍をするのも、可愛くておすすめですよ。洗濯するととれてしまいそうですが、羊毛は濡れることで繊維が絡まるのでほどけにくくなっているので大丈夫なのです。羊毛刺繍だとふっくらして立体的に刺繍ができるので、通常の刺繍よりも可愛らしさがでます。

立体で作った羊毛フェルトに模様をつける時と同じ感覚で刺していくと、羊毛刺繍ができます。デザインは始めに印をつけておくと良いでしょう。刺し終わったら石鹸水で羊毛フェルトをこすってアイロンをあてると、しっかりと定着するので安心ですよ。

初心者でも大丈夫?失敗した時の対処法!
初心者でも上手にできる作り方のコツ:失敗した時
羊毛フェルトは基本的には、基本の球体にパーツを付けて作っていきます。初心者の時は特にパーツの場所が納得いかなかったり失敗してしまったりすることありますよね?パーツはニードルで刺してくっつけているため、失敗した時は引っ張ってパーツを取り外してしまいましょう。

完全に接着しているわけではないので、何度でもやり直しができます。違うなと思ったら思いきって引き剥がしてみましょう。ただし、基本を大きく作りすぎたものはやり直すのが難しいです。羊毛を足していくことは簡単にできるので、初心者は大きくなりすぎないように作ると、たとえ失敗しても上手く修正できますよ。

しっかり学びたいなら羊毛フェルトの本がおすすめ
初心者が上達するためのコツ:専門の本を読もう
初心者でも簡単に羊毛フェルトが楽しめるコツを紹介していますが、羊毛フェルトを上達させたいと思うなら、初心者向けの羊毛フェルトの本も販売されています。基本のテクニックが全て乗っている本もあるので、好みのものを見つけて読んでみるのもおすすめです。

羊毛フェルトの本にはモチーフの作り方が詳しく乗っているものも多いです。イメージだけで作るのはなかなかセンスが必要で難しいですが、作りたいモチーフが乗っている本を購入することで、そのモチーフは作れるようになりますよ。顔の造形等はお手本を見ながら作る方が良いので、好きなモチーフが乗っている本を発見したら、購入するも良いですね。

コツを掴んで羊毛フェルトを楽しもう!
羊毛フェルトの初心者でも上手に作れる作り方のコツを紹介してきました。必要な道具が少なく、初心者でもすぐに始められる羊毛フェルトは趣味にするのに最適です。単純作業なのでストレス解消にもなっておすすめですよ。

修正のコツが掴めると、失敗知らずでより上手くモチーフが再現できます。コツを掴んで、自分好みのモチーフを作って羊毛フェルトを楽しみましょう。上手くできると色々アレンジ可能なので、趣味の幅も広がってどんどん楽しくなりますよ。
