伊坂幸太郎のおすすめ作品・初心者はコレ!映画化もありの小説ランキング
映画化されている人気小説を多く執筆している伊坂幸太郎の小説おすすめランキングをご紹介していきます。伊坂幸太郎の作品は読書初心者の方でも読みやすくおすすめです。映画も人気の伊坂幸太郎の小説は数々の名言も飛び出します。まだ読んだことのない方は必見です!
目次
- 初心者にもおすすめ伊坂幸太郎小説ランキング!
- 映画化作品を多数執筆するおすすめ作家伊坂幸太郎
- 映画のみならず舞台・漫画化もされる伊坂幸太郎の小説
- ランキング25位:小説の枠組みを超えたユーモラスな一冊
- ランキング24位:摩訶不思議な長編ミステリー
- ランキング23位:心を掴まれるような名言炸裂!
- ランキング22位:スピーディーに読める長編ミステリー
- ランキング21位:特殊能力を持つ男によるストーリー
- ランキング20位:巧みな登場人物らの会話劇
- ランキング19位:初心者より上級者向けの伊坂幸太郎作品
- ランキング18位:伊坂ワールド全開のテーマ性ある作品
- ランキング17位:映画化された有名な代表作
- ランキング16位:直木賞の候補作としても話題に
- ランキング15位:6つの人生が独特な視点で描かれる
- ランキング14位:シリーズ物のユーモラスな小説
- ランキング13位:友情と裏切りを緻密に描いた作品
- ランキング12位:命の大事さを考えさせられる一冊
- ランキング11位:愛おしい主人公の数週間
- ランキング10位:上級者向けの独特な世界観の小説
- ランキング9位:初心者の方はまずは他の小説から入ろう!
- ランキング8位:ポジティブな名言がつまった作品
- ランキング7位:テンポの良いユーモラスな作品
- ランキング6位:ほろりとくる名言もある小説
- ランキング5位:ユニークで面白いサスペンス小説
- ランキング4位:映画化決定の読みやすいオムニバス
- ランキング3位:初心者も読みやすい爽やかな青春小説
- ランキング2位:映画化され話題となった名言連発の作品
- ランキング1位:映画化された伊坂幸太郎のデビュー作
- ランキング番外編!こんな本もおすすめ!
- おすすめの伊坂幸太郎の小説や映画を堪能しよう!
初心者にもおすすめ伊坂幸太郎小説ランキング!

みなさん、小説を読むのはお好きですか?小説を読むと何か今までにないような新しい考え方を発見できたり、生活を送る上で非常に重要なヒントを得ることができたりします。自分とは全く視点の違う人間の本を読むことで、何か新鮮な空気を自分の中に取り入れることができるかもしれません。また、小説は出会いですので、その時々によって合う本合わない本なども存在します。

日本には小説を執筆している作家がたくさんいます。その中で、不動の人気を誇っているのが今回ご紹介する伊坂幸太郎です。伊坂幸太郎はたくさんの映画化された小説を執筆する人気作家の一人です。小説をあまり読まない人でも非常に読みやすく、名言もたくさんつまっているのですっと人の心に入り込んでくるような魅力があります。そんな伊坂幸太郎の中でも特におすすめの小説をランキングでご紹介していきます。
映画化作品を多数執筆するおすすめ作家伊坂幸太郎
1971年5月千葉県松戸市で産声をあげた伊坂幸太郎は、円城塔や佐藤賢一などのちの小説家が多数いたと言われている東北大学を卒業後に執筆活動を行っていました。システムエンジニアとして勤務しながら文学賞に応募し、2000年に新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューが決まりました。その後は執筆活動に専念し多くの人気作品を手がけています。

その後、日本文学界隈でも注目度が上がり続けた伊坂幸太郎は、吉川英治文学新人賞や本屋大賞、山本周五郎賞などと数々の有名な文学賞を受賞しました。執筆した作品は映画化や舞台化され、様々な方面からファンを獲得しました。また伊坂幸太郎の小説では多くの名言が隠れていることでも知られています。何気ない一言が、心に響くようなそんな素朴な魅力があります。
映画のみならず舞台・漫画化もされる伊坂幸太郎の小説

「グラスホッパー」や「アヒルと鴨のコインロッカー」、「重力ピエロ」などのタイトルを耳にしたことがありませんか?これらは映画化されて人気を集めている伊坂幸太郎の作品です。初心者でも楽しむことができるようなワクワクするミステリー小説を多く執筆する伊坂幸太郎は、老若男女幅広い世代に愛され続けています。
伊坂幸太郎作品を映画しか見たことのないという方は、ぜひ小説も一度読んでみてください。映画の世界観とはまた一味違った魅力がつまっています。伊坂幸太郎が抱く現実の曖昧さを忠実に、ミステリアスに描かれています。たくさんある伊坂幸太郎作品の中からおすすめをピックアップし、初心者でも親しみやすいような作品をランキングでご紹介していきます!
ランキング25位:小説の枠組みを超えたユーモラスな一冊
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説25位:マリアビートル

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキングの第25位にランクインした「マリアビートル」をご紹介していきます。のちのち読み返したくなるようなユーモアたっぷりの伊坂幸太郎の名作です。小説という枠組みを超えている伊坂幸太郎の世界観が緻密に練りこまれています。数名の殺し屋たちにフォーカスが当てられたエンターテイメント性に富んだ作品です。

飲んべえである元殺し屋や、優等生の自分を保ちつつも悪に染まった心を潜めている中学生、運がとことん悪い臆病で気の弱いような殺し屋などと、非常にユーモアのある登場人物は見所満載です。マリアビートルは「グラスホッパー」という小説からの続きでもあるため、初心者の方はまずそちらの小説から読むのがおすすめです。

ランキング24位:摩訶不思議な長編ミステリー
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説24位:夜の国のクーパー

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第24位には「夜の国のクーパー」がランクインしました。伊坂幸太郎による通算10冊目の書き下ろし作品である夜の国のクーパーは摩訶不思議な世界観で描かれるミステリー長編小説です。猫、戦争、そして世界が秘めている秘密という3つの視点をテーマに独特なストーリーは展開していきます。

読み応えのある長編小説ではありますが、独特な伊坂幸太郎にしか出すことができないテンポ感があり、サクッと読むことができます。また人が本来持っているような役割を大事にしなければならないということを教えてくれるような素敵な作品でもあります。とても面白いストーリーに隠されている名言やメッセージ性に心を持って行かれる方も少なくありません。
ランキング23位:心を掴まれるような名言炸裂!
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説23位:あるキング

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第23位には「あるキング」がランクインしました。「人は死ぬまで不死身だ。」という名言がつまっている作品です。誰もが気づかなかったようなことにフォーカスを当てて名言を綴るのが伊坂幸太郎の魅力の一つでもあります。いつも自分一人では気づくことのない多くのことを教えてくれるような名言をかけるのは才能でもありますよね。

あるキングは、数ある伊坂幸太郎の作品の中でも少し異質と言われています。ファンタジーの要素も他の作品と比べると非常に強くシェイクスピアの要素がプラスされたような不思議な今までにない世界観が広がっている作品です。世界観は独特ですがしっかりと人間味は存在しており、どこか憎めない主人公たちに共感を覚える方も多いのではないでしょうか?
ランキング22位:スピーディーに読める長編ミステリー
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説22位:モダンタイムス

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第22位には「モダンタイムス」がランクインしました。システムエンジニアである渡辺拓海は出会い系サイトの仕様変更の仕事を受け持つことになるという設定でストーリーがどんどん展開していきます。しかし請け負った今回のプログラムは発注元も不明で、よくわからないことだらけで戸惑いを隠せません。その状況に続くように職場の人間を不幸が襲っていきます。

不思議でスピード感のあるようなミステリー小説で、どんどん次の展開がやってきます。かなりの長編作品ではありますが、最初から最後まで読者を飽きさせることのない世界観で包み込んでくれるような作品です。元システムエンジニアでもある伊坂幸太郎が描く、システムエンジニアの主人公はどこか伊坂幸太郎にも似ている部分があるのかもしれません。
ランキング21位:特殊能力を持つ男によるストーリー
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説21位:魔王

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第21位には「魔王」がランクインしました。弟と一緒にクラスサラリーマンの安藤にはある特殊能力があります。その能力は自分が念じることで相手がそれを口に出すという一風変わったものでした。この能力に気づいた安藤は、ある男に接近します。日常生活が流れながらもどこか異質な要素を併せ持つ独特な世界観が見物です。

読了感はなんとも言えないようなもので、爽快さはありません。しかしこの感覚は後々読み返したくなるような依存性となって表面化してきます。もう一度再読することで、一回目に読んだ時には気付けなかった細部にも手が届くようになっているかもしれません。読み応えのある非常に巧みな世界観が構築されている一冊です。
ランキング20位:巧みな登場人物らの会話劇
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説20位:サブマリン

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第20位には「サブマリン」がランクインしました。一見強く見えるのにどこか中身が繊細でもろさを持つ人間らしい伊坂幸太郎の登場人物の魅力を存分に味わうことができる作品の一つです。伊坂幸太郎の描く登場人物は、どこか共感できるような要素がつまっています。かわいいなと思えるような一面もあり、憎めないところもあります。

サブマリンは会話劇も非常に見所が満載です。登場人物らによって繰り広げられている会話劇の中に、自分が言われているかのようなぐっとくるような名言が隠されているかもしれません。チルドレンの続編とも言われており、登場人物がかぶっています。まだチルドレンを読んでいないという初心者の方はまずそちらから読んでみてください。
ランキング19位:初心者より上級者向けの伊坂幸太郎作品
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説19位:SOSの猿

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第19位には「SOSの猿」がランクインしました。ユーモアがあちこちに散らばっている伊坂幸太郎ワールド全開の巧みな小説です。またも名言が度々飛び出す作品として、ファンの間でも人気の高い一冊です。多額の損失を生み出した株に関わる事件を調査する男と、ひきこもりをなんとか治そう工夫を凝らす男がメインの考えさせられるような要素がつまったミステリーです。

後味の爽快さも非常に心地よく、また他の伊坂幸太郎作品にも触れたいと思わせるような魅力があります。題材が少し複雑ということもあり、初心者向けというよりは伊坂幸太郎の作品を熟読している上級者向けと言えるような作品です。あちらこちらに張り巡らされている伏線が最後に回収された時、非常にすっきりとしたなんとも言えない感情を味わうことができます。
ランキング18位:伊坂ワールド全開のテーマ性ある作品
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説18位:ジャイロスコープ

初心者でも非常に読みやすいような「ジャイロスコープ」が伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第18位にランクインしました。書き下ろしの短編作品「後ろの声がうるさい」という小説も収録されている初心者だけではなく熱烈なファンにもおすすめです。ジャイロスコープは、伊坂幸太郎にしか出すことのできない世界観を如実に再現した作品の一つです。

7編の読みやすく軽快なテンポ感を感じるような短編がつまっており、そのところどころにまた名言が隠されています。一つ一つは非常に短くさらっと読めるのにもかかわらず、密度の高い魅力がつまりにつまっています。何か大事なテーマ性も隠されており、名言とともに読者なりに紐解くという楽しみもあります。伊坂幸太郎の作品は、どの作品も新鮮な気持ちで読ませてくれます。
ランキング17位:映画化された有名な代表作
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説17位:チルドレン

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第17位にランクインしたのは「チルドレン」です。伊坂幸太郎作品を読んだことのない初心者の方でも名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?2005年の本屋大賞の第5位にランクインしたり、日本推理作家協会賞の短編部門候補作品としてノミネートされたりと非常に各方面から話題となっていた作品です。
2006年5月にWOWOWのテレビドラマとして放送され、一躍名が知れ渡ったチルドレンは、人気が高まったことも相まって、同年の11月に映画化もされています。坂口憲二や小西真奈美らという豪華な演者を迎えた映画も大ヒットしました。「僕たちは奇跡を起こす」という名言をモットーに、主人公らが前に進んでいく姿には心を打たれます。
ランキング16位:直木賞の候補作としても話題に
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説16位:重力ピエロ

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第16位には「重力ピエロ」がランクインしました。16位ではありますが、この作品が一番好きという伊坂幸太郎ファンも少なくありません。2003年に出版された重力ピエロは第一回の本屋大賞ノミネート作品としても注目されていました。また、直木賞の候補作品としてや2004年の「このミステリーがすごい!」第3位にも選ばれています。

伊坂幸太朗は自身の執筆活動に集中したいということもあり、現在は直木賞選考から辞退しています。このようなところにも伊坂幸太郎の人柄や、魅力を感じます。また、重力ピエロは加瀬亮や岡田将生らが出演し、2009年に映画化されています。小説ではなく映画を知っているという方も多いのではないでしょうか?まだ未読の伊坂幸太郎作品初心者の方はぜひ読んでみてください!
ランキング15位:6つの人生が独特な視点で描かれる
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説15位:死神の精度
伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第15位にランクインした「死神の精度」をご紹介していきます。日本推理作家協会賞の短編部門を受賞した短編「死神の精度」が収録されている一冊です。死をテーマにしてあるような作品で重い印象を与えますが、実際には非常に読みやすい初心者でも楽しめる作品となっています。ユーモアのある登場人物も非常に愉快で、サクサクと読めます。
伊坂幸太郎おすすめ小説:死神の浮力

死神の精度を読んだ方におすすめしたい作品が「死神の浮力」です。こちらは死神をテーマにした作品の第二弾として、人気の作品です。死神の精度がオムニバス形式で描かれているのに対して、第二弾である死神の浮力は長編の小説となっています。第一弾を読んだ上で第二弾を読むと面白い発見があるかもしれません!初心者にもおすすめです。
ランキング14位:シリーズ物のユーモラスな小説
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説14位:陽気なギャングが地球を回す

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第14位には「陽気なギャングが地球を回す」がランクインしました。特殊な能力を持っている4人組による強盗団はある日売り上げを奪われてしまします。この売り上げをなんとしてても奪還すべく、動き出していくという臨場感にあふれるストーリーです。大沢たかおや松田翔太などの演者によって2006年に映画化された作品です。

陽気なギャングが地球を回すはシリーズ物の第1作目に当たる作品です。続編として「陽気なギャングの日常と襲撃」が出版され、そのまたさらに続編として「陽気なギャングは三つ数えろ」が出版されました。いずれも伊坂幸太郎作品として人気の高い作品で、多くの人に読まれたシリーズ物の小説です。ぜひ映画と合わせて小説の方も読んでみてはいかがでしょうか?
ランキング13位:友情と裏切りを緻密に描いた作品
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説13位:残り全部バケーション
伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第13位には「残り全部バケーション」がランクインしました。岡田と溝口の二人のコンビによってストーリーは展開していき、裏切りと友情を巧みに描いた作品です。当たり屋などといった非常に倫理観に欠いた悪の仕事で生計を立てている二人のコンビでしたが、ある日岡田は足を洗うことを決心します。

岡田の先輩にあたる溝口は「適当に打った携帯番号の相手と友人関係を結ぶ」というユニークな条件を提示してきました。非常に最後まで結末が気になるようなストーリーで、読むことに夢中になってしまう方も多くいる作品です。初めて伊坂幸太郎の作品を読む初心者の方にも楽しんで読めるような読みやすさもありますので、ぜひ一度読んでみてください。
ランキング12位:命の大事さを考えさせられる一冊
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説12位:終末のフール
伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第12位には「終末のフール」がランクインしました。短編が連なってストーリーが進んでいく伊坂幸太郎の終末のフールは人間味をしっかりと味わうことができるような魅力があります。ストーリーは非常に独特で、本当に起こりえないような話ですが登場人物の強さと弱さを感じることができるお話です。

8年後、地球に小惑星が衝突するという予告があり、人類はパニックで絶望的なムードに包まれていました。しかし5年が経ち、なんとも言えない平穏さが流れている現状です。余命3年しかない人間たちはどのような人生を送っていくのかというところにフォーカスが当てられて、話は進んでいきます。生きる意味や今日の命の大事さを考えさせられるような一冊となっています。初心者も非常に読みやすいです。
ランキング11位:愛おしい主人公の数週間
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説11位:バイバイブラックバード

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第11位には「バイバイブラックバード」がランクインしました。星野一彦という男の奇妙でミステリアスな数週間がつまっている濃度の濃い小説です。ユーモアがいたるところに張り巡らされており、最初から最後まで独特なテンポで読み進めることができます。不幸なストーリーなはずなのに不思議と嫌な気持ちにならない点からは伊坂幸太郎の力量が伺えます。

予想のできない結末は、なんとも言えない熱い感情が残ります。他の作品では決して味わうことのできないような読了感が魅力の一つです。5名の恋人に別れを告げなければならないという星野一彦のどこか憎めない数週間の日々には、愛おしさすら感じます。また少し時間が経ってから読み返したくなるような魅力があるような一冊です。
ランキング10位:上級者向けの独特な世界観の小説
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説10位:首折り男のための協奏曲

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第10位には「首折り男のための協奏曲」がランクインしました。他人の首を折り殺害するという奇妙な手口で知られる「首折り男」の物語です。背筋がピンとなるようなホラーとミステリーが融合した作品で、伊坂幸太郎ワールドがこれでもかというほど広がっています。2名の男性によってストーリーが展開していき、最後は繋がっていきます。

しかしいつもの最後はすっきりすべて伏線が回収されて爽快な気分を味わえるというような、普段の作品とは一味違っています。実はじっくりと読み解いていくとこことここが繋がっていたのかという小さな驚きがたくさんあるのです。そのためこの作品は、伊坂幸太郎の他の作品をよく読んでいる上級者におすすめしたい小説です。
ランキング9位:初心者の方はまずは他の小説から入ろう!
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説9位:フィッシュストーリー

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第9位にランクインした「フィッシュストーリー」をご紹介していきます。初心者の方にももちろん読みやすいような仕様になっていますが、伊坂幸太郎の以前の作品から順番に読んでいくと新たな発見があるかもしれません。以前の小説を読んでからこの小説に挑むことでさらに伊坂幸太郎の面白さの深みに触れることができます。

ところどころに散らばっている名言も、他の作品を読むことでさらに納得できるような魅力があります。まだまだ伊坂幸太郎の作品を読んだことのない初心者の方はデビュー作や映画化されている他の作品もぜひ読んでみてください。他の小説の主人公などもこの小説では登場します。そのために、他の小説を先に読むとなおそのユニークさを実感することができるのです。

ランキング8位:ポジティブな名言がつまった作品
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説8位:PK

とにかく名言が多い「PK」が伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第8位にランクインしました。「臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する。」などという何か自分でアクションを起こしたくなるような力強い名言がたくさんつまっています。少し自分に自信が持てないでいる方に染みる名言もありますので、ぜひ読んでみてください。伊坂幸太郎の小説につまっている名言からは、多くの勇気や元気などのポジティブな要素を得ることができます。
#読了 『PK』伊坂幸太郎#伊坂幸太郎 #再読 #読書好きと繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/qYA9AzA03R
— まっしぐら(読書垢・読書会開催構想中) (@45a5m58) February 16, 2018
臆病と勇気を題材に綴られている三つのストーリーが最終的に一つのストーリーになるという伊坂幸太郎が得意とする形態の小説です。歴史はどんどん作られていき、その先に浮かび上がる世界は伊坂幸太郎にしか描けないような世界観をもっています。何度も読み返したくなるような小説で、初心者の方にも非常に読みやすい一冊となっています。
ランキング7位:テンポの良いユーモラスな作品
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説7位:ホワイトラビット

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第7位には「ホワイトラビット」がランクインしました。伊坂幸太郎作品を読み込んでいる上級者も、まだあまり読んだことのない初心者も虜になるようなミステリー小説です。楽しさを追求して執筆したという伊坂幸太郎のユーモアがつまっている誰にも予測ができない作品となっています。独自のテンポの良さとユーモラスなストーリーと数々の名言にあふれています。

仙台を舞台に、人質立てこもり事件が発生するという設定のもと、ストーリーが展開していきます。途中読者までもが騙されてしまいそうになるような展開がありますが、最後はすべて一本の筋にまとまり爽やかな読了感を感じることができます。会話劇や何気ない描写には名言も隠されており、様々な見方ができるような多面性ある作品です。
ランキング6位:ほろりとくる名言もある小説
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説6位:アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第6位には「アヒルと鴨のコインロッカー」がランクインしました。2003年に小説が出版され、2007年に濱田岳主演で映画化された作品です。松田龍平や瑛太、大塚寧々などと豪華出演陣が演じたことによって非常に注目を集めた作品でもあります。吉川英治文学新人賞を受賞した作品としても知られており、多くの読書初心者に読まれています。

時系列を巧みに操り、男子大学生椎名の現在と、琴美という名の女性の2年前のストーリーが同時並行で進んでいくという斬新なスタイルの作品です。読み進めるうちに徐々に話はつながりを持って行き、交錯していきます。かなり激しい展開があるため、伊坂幸太郎は映画化は難しいと考えていたようですが様々な方の協力によって実現しました。ぜひ映画も小説も読んでみてはいかがでしょうか?
ランキング5位:ユニークで面白いサスペンス小説
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説5位:オー!ファーザー
伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第5位には「オー!ファーザー」がランクインしました。こちらはコメディ要素とサスペンス要素を併せ持った非常に多面性に富んでいる作品です。驚きなのはそのストーリー設定で、お父さんが四人もいる家庭で成長した少年が主人公という不思議でユニークな設定で読者からの圧倒的な支持を得ています。

自由でとりとめない四人の父と高校生の主人公による愉快でハラハラさせられるような展開には、驚きもあり笑いもありと、飽きなく最後まで読み進めることができる作品です。岡田将生や忽那汐里ら出演で、2014年に映画化されたことでも知られるこの作品をぜひ一度読んでみてはいかがでしょうか?映画を見たことがある方は、また一味違う魅力を小説で感じてみてください。
ランキング4位:映画化決定の読みやすいオムニバス
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説4位:アイネクライネナハトムジーク

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第4位には「アイネクライネナハトムジーク」がランクインしました。2014年に出版された作品で、2018年冬に今泉力哉監督によって映画化することが決定しました。伊坂幸太郎が直接今泉監督にオファーをし、映画化が実現したそうです。主演は三浦春馬という豪華さで今から公開を待ちわびるファンも多くいます。

気になる小説の方は、視点が切り替わって最後はつながるというオムニバス形式の作品となっています。恋愛要素も混じっており数々の名言があるのも見所です。伊坂幸太郎の恋愛ものはなかなか珍しいと非常に注目された作品でもありました。癖がなく一編一編も非常に短く読みやすいので、初心者の方に読んでいただきたい一冊です。
ランキング3位:初心者も読みやすい爽やかな青春小説
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説3位:砂漠
伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第3位には「砂漠」がランクインしました。こちらは伊坂幸太郎の代表的な青春小説の一つで、ミステリー初心者や小説初心者にとっても非常に読みやすい作品です。テンポ感の良いストーリーは軽快に進んでいき、長編小説ではありますがさらっと読むことができます。同じ大学の5名の男女によって話が進んでいき、涙あり笑いありといろいろな魅力がつまっています。

捨てられている犬を助けだしたり、通り魔と偶然鉢合わせてしまったりとハラハラの展開も組み込みつつ、互いの絆を深めていくというフレッシュな青春要素が基盤にあります。読了感も非常に爽やかで他の伊坂幸太郎の作品を読んでみたくなるような一冊です。また、ところどころで描かれる大学生の悩む姿には、人間らしい未熟さがつまっており心に染み込むような名言もあります。
ランキング2位:映画化され話題となった名言連発の作品
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説2位:ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキング第2位には「ゴールデンスランバー」がランクインしました。ゴールデンスランバーは2008年の本屋大賞、山本周五郎賞を受賞した実力のある作品の一つです。また2009年の「このミステリーがすごい!」で第1位にも輝いています。多くの名言もつまっている小説で、初心者の方にもおすすめです。

堺雅人や竹内結子らによって映画化されていることでも知られているゴールデンスランバーは、主人公が首相暗殺の疑いをかけられ訳も分からぬまま逃走するというハートボイルドミステリー小説です。人間が生きていく上で大事な人とのつながりの重要性が込められており、心に響くような名言も多く飛び交います。ユニークなストーリー展開で最後まで目が離せません。
ランキング1位:映画化された伊坂幸太郎のデビュー作
映画化作品多数!伊坂幸太郎おすすめ小説1位:オーデュボンの祈り

伊坂幸太郎おすすめ小説ランキングの栄えある第1位に輝いた作品は「オーデュボンの祈り」です!こちらは2000年に第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伊坂幸太郎のデビュー作として多くの方に読み継がれている作品です。伊坂幸太郎の作品を初めて読むという初心者の方にもおすすめしたい一冊です。原点である伊坂幸太郎のオーデュボンの祈りには、たくさんの魅力がつまっています。

自身との関わりの深い仙台との関連性もあるオーデュボンの祈りは、なんと主人公がコンビニ強盗という設定です。気づくと主人公はある無人島に到着しており、そこで次々と不思議な出来事がふりかかるというワクワクするようなファンタジー要素とミステリー要素を併せ持つ作品となっています。映画にはなっていないものの、舞台化・漫画化・ラジオドラマ化されています。
ランキング番外編!こんな本もおすすめ!
おすすめ本:短編工場

伊坂幸太郎の短編小説だけではなく、他の作家の短編小説がつまっている「短編工場」をご紹介します。浅田次郎、石田衣良、荻原浩、奥田英朗、乙一、熊谷達也、桜木紫乃、桜庭一樹、道尾秀介、宮部みゆき、村山由佳、そして伊坂幸太郎の11名の作家の短編が一冊につまっているのです。その作家ごとに色味は異なりますので、読者初心者の方で何を読めば良いかわからない時はこの本がおすすめです。
おすすめ本:3652

伊坂幸太郎のエッセイ集「3652」をご紹介します。伊坂幸太郎は小説の他に自身についてを綴ったエッセイを執筆しています。こちらは伊坂幸太郎のことをさらに知るきっかけになる本ですのでファンの方は必見です。エッセイが得意ではないと話す伊坂幸太郎ですが、デビューしてから自身のペースで発表し続けている魅力あるエッセイがつまっています。
おすすめの伊坂幸太郎の小説や映画を堪能しよう!

伊坂幸太郎のおすすめ作品ランキングはいかがでしたでしょうか?もちろん映画から見ても良いですが、やはりまずは小説から読んで映画も見るという流れがおすすめです。小説には作者の意図や思いがそのままつまっています。伊坂幸太郎の小説は初心者でも読みやすいので、ぜひチャレンジしてみてください。たくさん作品はありますが、どれもまた違った魅力を持っています。

ミステリーを読んだことがないという初心者の方でも伊坂幸太郎の作品を読んでからははまってしまったという方も少なくありません。伊坂幸太郎は、なかなか他の作家には出すことのできないような不思議で引き込まれるような世界観を持っています。最後の読了感もなんとも不思議なものです。名言もつまっていますので、ぜひ一度伊坂幸太郎作品を読んでみてはいかがでしょうか?