白髪染めの頻度は?アラフォーが知っておきたい頭皮や髪の傷み回避術!
アラフォーになると白髪染めの頻度が高くなります。白髪染めの頻度が高くなると気になるのが頭皮や髪の傷みですね。年齢とともに髪のツヤやコシがなくなる中、白髪染めでさらにダメージが進行します。そこで今回は、白髪染めによる頭皮や髪の傷みの回避術をご紹介します。
目次
頻度の高い白髪染めの頭皮や髪の傷み回避術をご紹介!
30代に入ると白髪が気になってくる方が増えますよね。早い方では20代から気になっているという方も少なくありません。白髪があると実年齢よりもグッと老けて見られるので、白髪染めをしている方も多いでしょう。でも白髪染めは頻度も高くなってしまうので、頭皮や髪が傷む大きな原因です。頭皮や髪が傷むのを気にして白髪染めをしないと老けて見えるというジレンマが。

美容院でもセルフでも、白髪染めは染めた部分は黒髪となじんでキレイなカラーになりますが、伸びてきた部分が目立ったり、染めた部分の色が抜けてしまいキラキラ光って見えたりと、傷む以外の悩みも多いですよね。せっかくキレイに染めてもキレイな状態は2週間~3週間ほどしか続きませんから、白髪染めの頻度はどうしても高くなってしまいます。

頭皮や髪が傷むと、抜け毛や切れ毛などの原因にもなりますから、頻度の高い白髪染めも何とか頭皮や髪を傷めることなくキレイに染め続けたいですよね。そこで今回は頻度が高くなりがちな白髪染めの、頭皮や髪が傷むのを回避する方法をご紹介します。

白髪に悩む人が増えている!
クラウス
— グリム・リーパーズbot (@grimreapers_bot) April 12, 2018
「白髪…増えたな……。はぁ…また染めなければ…。染毛剤…ストック…あっただろうか……」
周りの同世代の女性が白髪の目立たないキレイな髪をしていると、白髪に悩んで白髪染めをしているのは自分だけ?という気持ちになりますが、実は白髪に悩む人が増えているんです。ある調査によると10代~60代のおよそ70%がヘアカラーをしているとのことです。その中で40代以降はおしゃれ染めのヘアカラーではなく、白髪染めをしている人の割合がグッと高くなります。
自分はことし、二十七になります。白髪がめっきり増えたので、たいていの人から、四十以上に見られます。
— 大庭葉蔵 (@n_longer_human) April 11, 2018
30代に入ったころからチラホラ気になる白髪ですが、最近ではいろいろな要因から若い人でも白髪に悩む人が増えています。そのため、美容院でも白髪染めを希望する割合もアップしているそうです。
白髪の原因
髪はもともとは白髪だった!

頭皮で作られる髪ですが、作られたときから黒いわけではありません。もともとは白髪なんですが、髪が作られる過程で色素が入って黒い髪が伸びてきます。白髪は何らかの原因によって、髪が作られる過程でうまく色素が入らずにそのまま伸びているんです。
白髪の原因:加齢

白髪のもっとも大きな原因は加齢です。年齢とともに髪に色素を入れるメラノサイトの働きが衰えてきてしまうためです。メラノサイトの働きの衰えには個人差があるので、40代になっても白髪が気にならない人もいます。
白髪の原因:栄養不足

食生活の乱れによって栄養が不足すると、頭皮にまで健康な髪を作れる栄養が届かずに、メラノサイトの働きが弱ってしまいます。栄養不足による白髪は、食事を意識することで改善されることがほとんどです。
白髪の原因:ストレス

大きなストレスがかかると、一時的にメラノサイトの働きが弱くなってしまうことがあります。ストレスが原因の白髪は一時的なものなので、原因が解消されると、ほとんどの場合また黒髪に戻ります。
白髪の原因:ホルモンバランス

女性は生理や妊娠出産など、ホルモンバランスが大きく変化します。ホルモンが大きく変化する場面で抜け毛や白髪が増えてしまいます。
白髪染めはダメージが大きい?
頻度が高い白髪染めはやっぱりダメージが大きい!
白髪って目立つよね💦しかもあると数倍老けて見える(๑ó﹏ò๑)
— ゆいりん (@yuirin0930aaa) September 30, 2017
白髪染めするようになって、髪の傷みも激しいし……
かなしいwwwwww
白髪染めは、頭皮や髪へのダメージが大きいと聞いたことはありませんか?おしゃれ染めのヘアカラーと比べても白髪染めの方が髪へのダメージが大きいという話を聞いたことがあるかもしれませんね。普通のヘアカラーも白髪染めも薬剤を使用しますから、どちらも頭皮や髪へのダメージは間違いなくあります。同じように髪を染めるのに白髪染めの方が傷むのはどうしてでしょうか?

白髪は黒髪と比べると染まりにくいので、白髪染めの薬剤はアルカリ剤が多く配合されています。このアルカリ剤がのキューティクルを開いて色素を浸透させる役割を持っています。アルカリ剤は頭皮にも髪にもダメージが大きいですが、白髪染めは頻度が高くなるので、その点でもどうしてもおしゃれ染めのヘアカラーよりも白髪染めの方がダメージが大きくなります。
白髪染めのメカニズム

白髪染めは1剤と2剤に分かれていて、1剤には酸化染料とアルカリ剤が配合されています。酸化染料は白髪染めの色の元になるもので、アルカリ剤は髪のキューティクルを開いて色素を浸透させるという働きがあります。2剤には酸化剤が配合されています。1剤の染料の発色を良くするためのものです。1剤と2剤を混ぜて使うことで白髪にしっかり色が入ります。

白髪染めにもいろいろなタイプがあって、トリートメントタイプやマニキュアタイプ、ヘアカラータイプがありますが、もっともよく使われているのがヘアカラータイプです。ヘアカラータイプは1剤と2剤を混ぜて使うことで、髪の内側にしっかり色が入ることで、染めた色が半永久的に続きます。

ヘアカラータイプの白髪染めに使われている薬剤は、ジアミン系のものが多いです。ジアミン系はアレルギーの原因になることもあります。今まで何ともなくてもある日突然アレルギーを発症してしまうこともあるので、セルフの場合は毎回パッチテストをすると安心です。
白髪染めの理想的な頻度
どのくらいの頻度で白髪染めしてる?
どれくらいの頻度で白髪染めをしていいの?https://t.co/malB8KjcA9
— 大森大樹 (@H7CmwQsA) April 9, 2018
白髪染めをしても2週間もすると生え際や分け目などの白髪が目立ってきますよね。とても気になりますが、だからといって2週間おきに白髪染めをしていては、頭皮や髪は傷んでしまいます。髪が伸びる人が早い人は2週間も経つとかなり白髪が主張し始めます。そういった人は2週間おき、月に2回白髪染めをしているようですが、平均的には月に1回くらいです。
白髪染めの理想的な頻度は?

白髪染めは頭皮や髪に与えるダメージが大きいので、頻度が高くなりすぎるのはあまり良くありません。理想的な白髪染めの頻度は、2ヵ月~3ヵ月に1回くらいです。頭皮が白髪染めから受けたダメージから回復するのには最低2ヵ月~3ヵ月必要だといわれています。頻繁になり過ぎないように気を付けたいですね。
頻度が高い白髪染めを使い続けたらどうなるの?
頻度が高い白髪染めは白髪を増やす原因になることも!

理想的な白髪染めの頻度は2ヵ月~3ヵ月に1回ですが、実際は毎月白髪染めをしている方が多いようです。中にはもっと頻度が高い方も。白髪染めを使い始める年齢は平均で38歳です。毎月染めるとなると年間で12回、80歳まで染め続けるとして、一生で500回以上も白髪染めをすることになります。積み重なるダメージも相当なものになりますよね。

ダメージが大きい白髪染めを使い続けると、頭皮や髪が傷むだけではなく、白髪を増やす原因になるともいわれています。これは白髪染めに含まれている過酸化水素が関係しています。過酸化水素は毛母細胞や色素形成細胞に影響を与え、メラニン色素を作り出せなくしてしまうため、白髪染めを続けるほど白髪が増えるといわれています。
頻度が高い白髪染めは美容院とセルフではどちらが傷みにくい?
市販の白髪染めは傷むよー
— えみち❤ (@Yunho_45) January 5, 2018
枝毛切れ毛パサツキ
頻度が高く頭皮や髪が傷む原因になる白髪染めですが、美容院で染める場合とセルフで染める場合、どちらの方が傷みにくいのでしょうか?美容院の方が傷みにくいイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?最近は市販の白髪染めも進化していて、手軽に染められるようになっています。美容院が苦手な人や忙しい人、コストを抑えたい人にはセルフがありがたいですよね。

美容院でもセルフでも頭皮や髪が傷むのは仕方ありませんが、より傷みが少ないのは美容院です。市販の白髪染めは誰でもしっかり色が入るように薬剤がきつく、より頭皮や髪が傷む原因になります。美容院では髪の傷みに合わせて薬剤を調節したり、伸びてきた部分だけを染めるリタッチもできます。セルフだとムラが出やすいですが美容院だとそんな心配もありません。
髪全体を染めずに伸びた部分だけを染めよう
頻度の高い白髪染めの傷み回避術:伸びてきたところだけを染める

頭皮や髪が傷む白髪染めの傷みを回避するには、伸びたところだけを染めることです。全体的に白髪染めをしてしまうと、すでに白髪染めで髪が傷んでいる部分にさらに薬剤をつけてしまうことになるので、切れ毛やパサつきの原因になります。髪が傷むのを回避するためには、ピンポイントで伸びてきた部分だけを染めることが大切です。

美容院で白髪染めをするときは、伸びてきた部分だけを染めてもらうリタッチというメニューができますが、セルフでは白髪染めをするときは、しっかり髪をブロッキングして、伸びてきた部分1cm~2cmくらいにだけ薬剤を付け、しばらく時間を置いてから最後に全体になじませて、できるだけ美容院のリタッチと同じような染め方をしましょう。
頭皮や髪に優しいカラートリートメントで徐々に染めよう
頻度の高い白髪染めの傷み回避術:カラートリートメントを使う

白髪染めには、トリートメントやヘアマニキュア、ヘアカラーといったタイプがあります。頭皮や髪が傷むのを回避するには、トリートメントタイプの白髪染めがおすすめです。通常の白髪染めは、手袋をして皮膚に薬剤が付かないようにしなければいけませんが、カラートリートメントは素手で一般的なトリートメントと同じような感覚で使えるものがほとんどです。

白髪染めですがトリートメントとしての効果が高いので、髪を労わりながら白髪を目立たなくすることができます。キシキシしたりせずツヤも出ると最近人気がある白髪染めです。アレルギーがあって白髪染めを使えない方はもちろんですが、抜け毛や切れ毛など頭皮や髪の傷みが気になる方にもおすすめです。
白髪の目立たないヘアスタイルに変えよう
頻度の高い白髪染めの傷み回避術:ヘアスタイルを変える

白髪染めによって頭皮や髪が傷むのを回避するためには、ヘアスタイルを変えるのもおすすめです。白髪が目立つ場所といえば、生え際や分け目ですよね。頻繁に白髪染めをしなくてもヘアスタイルを少し変えるだけでも白髪を目立たなくさせることができますよ。白髪が目立つ生え際や分け目が見えないように変えてみましょう。イメチェンもできておすすめです。

頭頂部に段を入れるとつむじ付近の白髪を目立たなくさせることができますし、髪を耳にかけないことで生え際の白髪も隠せます。分け目を付けずに頭頂部から自然に流れるようなヘアスタイルにすると分け目の白髪も目立ちません。白髪があるとつい白髪染めばかりに目が行きますが、ヘアスタイルを工夫するだけでかなり白髪はカバーできますよ。美容院で相談してみましょう。
白髪が多い部分にハイライトを入れよう
頻度の高い白髪染めの傷み回避術:ハイライトを入れる

白髪が多い部分にハイライトを入れるのも白髪染めによる頭皮や髪が傷むのを回避するのにおすすめの方法です。白髪を隠すのではなく、活かすというものです。白髪の生え方のタイプには、全体的に白髪が混ざるタイプと、部分的に密集して生えるタイプがあります。密集して白髪が生えるタイプにハイライトはおすすめです。

白髪が多い部分をあらかじめハイライトで明るくしておくと、白髪が伸びてきてもそれほどめだちませんから、白髪染めの頻度を下げることができます。ヘアスタイルに立体感や動きも出るので白髪だけでなく薄毛が気になる人にもピッタリです。
染める間隔をしっかりあけよう
頻度の高い白髪染めの傷み回避術:染める間隔を2ヵ月以上あける

白髪染めによる頭皮や髪が傷むのを回避するのにもっとも効果的なのが、染める間隔をあけることです。白髪は月に1回の頻度で染める方が多いですが、毎月白髪染めをしていては、白髪染めで受けたダメージを回復しきれないままさらにダメージを与えることになります。

理想的な白髪染めの頻度は2ヵ月~3ヵ月に1回です。白髪は2週間くらいで気になってきますが、マスカラタイプのヘアマニキュアなどを利用して、白髪が目立つ部分をカバーしながら、白髪染めをする間隔をあけましょう。
カラートリートメントの注意点

トリートメント感覚で白髪染めができて、頭皮や髪が傷むのを回避できるとして最近人気が高いカラートリートメント。確かに素手で使えるものがほとんどで、頭皮や髪が傷むのを回避できるのですが、一方で不満もあるようです。不満のほとんどが白髪がしっかり染まらないということです。トリートメント効果は高いものの白髪が染まらないと悩んでいる人もいるようです。

カラートリートメントは、ヘアカラータイプの白髪染めのように1度でしっかり色が入るわけではありません。使い続けるごとに少しずつ髪に色が付いていくタイプの白髪染めです。またシャンプーするたびに色が落ちていくので、定期的に使い続けないと白髪に戻ってしまいます。多くが始めの3日間使い続け、色が入ったら1週間に1回~2回といった使い方をすすめています。
暗いカラーは白髪を目立たせる!

白髪染めによる頭皮や髪の傷みを回避するには、白髪染めの色選びも重要なポイントです。市販の白髪染めもたくさんのカラーが登場していますし、美容院ではさらにたくさんの色が選べますね。暗めの色味の方がなじみが良く、しっかり染まるということで、黒やそれに近い茶色を選んでいる人もいますが、暗めの色は逆に白髪を目立たせてしまうことになります。

日本人はもともとの髪が黒かもしくは黒に近い茶色をしているので、伸びてきたときに白髪と地毛の色の差がはっきりしてしまい目立ってしまいます。伸びた白髪が目立ってしまうと白髪染めの頻度も高くなってしまうので、いくら染まりが良くても、頻度が高くなればダメージは大きくなってしまいますね。伸びてきた白髪を目立たせないためには暗い色味は避けるようにしましょう。
伸びてきても白髪が目立たないカラーは?

伸びてきた白髪が目立たない色に染めることで、白髪染めの頻度が抑えられ、結果的に頭皮や髪が傷むのを防ぐことができます。白髪を目立たせない色味は、少し明るめのアッシュ系やグリーン系です。アッシュというのは英語で「灰」という意味です。つまりアッシュ系とはニュアンスのあるグレー系の色味になります。バリエーションはいろいろありますが、茶色っぽいグレーのこと。

赤味を抑えた寒色系なので、日本人の肌にもマッチします。少しくすんだ感じの落ち着いた印象になるので、アラフォー世代にもおすすめです。グリーン系も赤味を抑える色味でアッシュ系同様に落ち着いた印象になります。染めた部分も日が経つと褪色してきますが、髪の色になじみやすく不自然さはなく白髪も目立ちにくいです。
頻度が高い白髪染めは頭皮や髪の傷みを抑えよう!

白髪が目立つと老けて見えるので、白髪染めの頻度は高くなりがちです。頻度が高くなるとどうしても頭皮や髪へのダメージも大きくなります。できるだけ傷みを抑えるには、カラートリートメントを利用したり、白髪が目立たないヘアスタイルにしたり、伸びてきても白髪が目立たない色を選ぶのがおすすめです。頭皮や髪の傷みを抑えつつ、上手に利用して美髪をキープしましょう。