ハーブの寄せ植え!相性の良い種類や準備するものなどおすすめ紹介!
最近はガーデニング人気が高く、小さい庭やベランダでも育てる人が増え続けています。その中でも、家庭で色々な使い方が出来るハーブの寄せ植えが人気です。初心者でも簡単に人気のハーブの寄せ植えが出来るようにおすすめやポイント、注意点などを紹介していきます。
目次
ハーブのある生活
寄せ植えとは

花を咲かせる植物と一緒にして見た目を良くし、ベランダなどの限られた範囲で種類の違う植物を同じ鉢で育てる事を寄せ植えと言います。今回は使い道の多い人気のハーブの寄せ植えを紹介していきます。ハーブの種類、準備するもの、ハーブとの相性などハーブにも特性があります。
寄せ植えと寄せ鉢

ハーブは花も咲かせて相性がいい種類同士で寄せ植えにして観賞出来ますが、相性の悪い種類の場合でも個別に鉢を合わせる事で寄せ鉢として寄せ植えのように楽しむ事が出来ます。また同じ鉢でも仕切り板等を利用する事で一緒に育てられるハーブもあります。日当たりが苦手なハーブと日当たりを好むハーブは、種類が違い、一緒には出来ないので注意が必要です。
ハーブの種類

ハーブには数えきれないほどの種類が存在します。それぞれに効能や効果があると言われています。ここでは初心者でも簡単に寄せ植え出来る人気のおすすめのハーブを紹介します。自分に合うハーブを見つけてハーブの花や効能を楽しみましょう。
ハーブの由来
ハーブの歴史は古い
庭のハーブ、今年も元気に育ってきました。イタリア料理は、香りもご馳走のうち。
— Melanzane(メランツァーネ) (@melanzane_) April 16, 2018
バジル ローズマリー タイム セージ ミント。メランツァーネの料理は、まず、鼻から美味しさをお伝えして、開店です。 pic.twitter.com/Uj5pqSvW3a
ハーブはラテン語で草を意味するherbaに由来していると言われます。ハーブは世界中に生息しており、それぞれの国や地域で伝説や迷信が語られています。漢方として治療にも取り入れられています。

ハーブの由来は古く、人類の起源にまでさかのぼるとまで言われています。そのため、ハーブの効能には古い儀式に使われていたとの伝説も多数語り継がれています。悪霊から身を守るためにハーブを利用して、大流行したペストなどの感染病の治療や予防にハーブは効果的だったようです。

日本では食用として人気のハーブですが、間違った利用方法をしてしまうとアレルギーなどの悪影響を及ぼす事もあります。心と身体がハーブで癒されるようにするためにも間違ったハーブの種類や使い方にならないように知識を身につけるようにする事も大事になってきます。

ハーブの寄せ植えポイント
生長期が似ているハーブとの寄せ植え

ハーブを寄せ植えするときのポイントとして1番に挙げられるのは日当たりになります。基本的にはハーブは日当たりを好みますが、日当たりが苦手なハーブとは水加減も違ってきますので寄せ植えには向いていません。ハーブの寄せ植えをする場合は、生長して育つ環境が似ているもの同士の組み合わせが寄せ植えにおすすめです。
繁殖力の強いハーブは寄せ植えに向かない
レモングラスとフレッシュミント。
— yuu_h (@yu_pudding) April 15, 2018
こんなにちゃんとした
ハーブティーを飲めるなんて
良いお店。 ・
・#消化活動の促進と肌トラブルの予防と改善に効果があり #春のハーブ #100本のスプーン #二子玉川ライズ https://t.co/nKUMzGbsqn pic.twitter.com/mlRurOHpeD
ハーブには繁殖力の強い性質のものがあります。繁殖力の強いハーブと寄せ植えしてしまうと繁殖力の弱いハーブは枯れてしまいます。名前が知られているミントはその代表的なハーブに挙げられます。ミントは鉢などで育てるのがおすすめです。
寄せ植えはハーブの個性を合わせる
日当たりや乾燥を好むハーブ

ハーブの代表とも言えるラベンダーをはじめゼラニウム、セージ、タイム、ローズマリー、ミントなどが日当たりを好み乾燥した風通しの良い場所で成長します。
日当たりに弱く多湿を好むハーブ

多湿を好むハーブとし紫の花を咲かすスィートバイオレット、シソ、チャービル、ルー、マジョラムなどが挙げられます。またフェンネル、キャットニップなどのハーブは乾燥に弱く、こまめな水やりが必要になります。
ハーブは交雑しやすい
オレガノ ケントビューティー
— さくら餅子 (@sakuraricecake) June 15, 2017
シソ科、地中海沿岸原産
ハーブのオレガノを交雑させた
観賞用の園芸品種
苞が花弁のように重なる
開花時期は6〜7月だが
高温多湿に弱い
花名はギリシャ語で「喜びの山」の意味
花言葉は
「自然の恵み、輝き」
良い一日を🍀#花言葉 #私の花世界 pic.twitter.com/WkkvI0z2Uh
ミント科の種類同士、シソ科の種類同士で寄せ植えして放置すると知らない間に交雑してハーブの香りがなくなるものがあります。ハーブが雑草になってしまう可能性があります。せっかくのハーブが台無しにならないように寄せ植えには仕切りと間隔が必要になります。
ミントは危険なハーブ
強い繁殖力と生命力
メントールに富む葉が、料理や菓子類に使われているミントは繁殖力の強いハーブです。ミントは雑草のように抜いても生長して花を咲かせますが、庭には植えてはいけないと言われる方もいるほど強い繁殖力を持ちます。どこからでも根を生やせるので他の植物を枯らしてしまう危険があるのです。
ミントが危険な理由

ミントは色々な用途に良く使われる代表的なハーブですが、危険と言われるほどの繁殖力を持ちます。その理由はミント本体のどこからでも根が生えて生長するからです。放置しておくとミントの根だらけになってしまいます。ミントも花を咲かせますが、観賞用とは言えないようです。撤去するにも大変なほどの生命力を持っています。

ハーブの寄せ植えに必要なものとは
ハーブの苗

ハーブの種もたくさんありますが、初心者なら苗から育てる方が簡単です。初夏の季節より様々なハーブが見て選べるので、自分に合うハーブを探す事が出来ておすすめです。
土や肥料

ハーブをすくすくと生長させるために寄せ植えの土は培養土がおすすめです。ハーブが育つための肥料がバランス良く配合されており、初心者に向いています。また、ハーブを食用に使う予定なら有機培養土を選びましょう。培養土と一緒に土の下に敷いて水はけを良くするための軽石も準備するのがおすすめです。
ハーブの寄せ植え用鉢

ハーブの寄せ植えに合うサイズの鉢も必要となりますが、色々な素材やデザインの物があります。花や置き場所に合わせてインテリアとしての鉢を選ぶことをおすすめします。寄せ植えの苗に対して大きめの鉢を選ぶのがポイントです。

ハーブの寄せ植え用の鉢にプランターをおすすめしている方も多いようです。プランターも形や大きさのバリエーションがあるので、寄せ植えの規模や置き場所などを考えながら自分に合ったプランターを選ぶのがおすすめです。
先が細めのスコップ

ハーブの寄せ植えに使うスコップには先が細めになっているスコップがおすすめです。土をすくう部分は広く使えて、先の細めの部分で鉢の中の細かい作業に適したスコップが良いです。ガーデニング用でしたら殆どの商品が鉢植えに使いやすい形になっています。
じょうろ

じょうろもたくさんの種類が豊富に揃っていますが、どうせなら見た目から花を楽しめるデザインがおすすめです。寄せ植えはスペースの狭さをカバーする意味も兼ねていますので持ちやすい先が細口のインテリアや好みに合わせて選びましょう。
ハサミ

ハサミは植物の茎や枝を切る剪定の用途に使いますので、ガーデニング用の園芸ハサミやガーデニングハサミと呼ばれるものがおすすめです。握り具合や大きさ、重さを確認して購入しましょう。
ガーデニング雑貨

ガーデニング雑貨は100均にもたくさん揃っていますので自分に合ったペースで園芸インテリアとして楽しみましょう。園芸道具や手袋等有れば便利なものが多数揃えられていますので、選ぶ楽しみもありますね。
寄せ植えに良く使われるプランター
プランターのサイズ

寄せ植えを作るのに欠かせないのがプランターです。プランターとは、鉢植えの容器の1種で長方形の形をした物が一般的です。一つの鉢で複数の植物を育てるための鉢と説明する方が分かりやすいですね。大きさの表示方法ですが、型と号が使われています。例えば10型と表示されていれば横幅が10センチ、10号でしたら横幅が30センチと理解しておきましょう。
プランターの使い方

プランターに土を入れる準備として底面に鉢底石やネットを置いて有機培養土を入れましょう。一杯に入れずに3センチほどのウォータースペースを残すのがおすすめです。プランターに鉢底石やネットを置いてから土を入れるのはプランターの底から侵入する病害虫を予防する意味もあります。
いい苗の選び方

病害虫の付いていない葉っぱが鮮やかな色をした苗を選ぶのがおすすめです。下葉が枯れている苗は根詰まりや根腐れの可能性もあります。また根が白く、ぐらつかない苗を選びましょう。

日当たりが悪い場所の苗は徒長してひょろっとしています。コンパクトにまとまっている苗がおすすめです。また、ハーブの種類によってお店に出回る時期も違いますので、早めに購入して手入れ出来る準備をしましょう。
ハーブの水やりの方法
6月中旬から始めた家庭菜園???
— Reila@どこパレ💕AランLOVE💕 (@R_Docopare) July 12, 2017
とりあえず、ハーブ🌿が何らかの原因で病気になり、病気の部分をカットしました(^_^;)
心配していた所、植物って凄いね(* ゚∀゚)
すぐに新しいのニョキニョキ出てきました🎵経過観察しよ~✨
一緒に育ててる、お花は凄い綺麗で水やりが楽しい🍀😌🍀 pic.twitter.com/jkWcoZMj95
ハーブの水やりはハーブの種類で二通りに分かれます。土が乾くと枯れてしまう多湿を好むハーブにはこまめな水やりが必要になります。その反面、乾燥を好むハーブは水の与えすぎにより根が腐ってしまう根腐れを起こしてしまいます。土が乾いたら水やりをするのがおすすめです。
夏の水やり

夏の期間はすぐに土が乾いてしまうのでこまめな水やりが必要です。また昼間の水やりは水蒸気で葉っぱが葉焼けを起こしてしまうので、涼しい午前中か夕方に水やりをするのがおすすめです。
冬の水やり
冬の期間は種類によって水やりが不要なハーブもあります。晴れた日の午前中に水の与えすぎに注意しながら水やりをするのがおすすめです。特に乾燥を好む種類のハーブは、土が乾かないうちに気温が下がってしまい根が傷む原因になります。
ハーブの寄せ植えの時期
1年を通じて楽しめるハーブ

ハーブは1年を通して楽しめる植物です。花も楽しめるので人気があります。寒さや乾燥に強い冬の時期と相性が合うハーブもあります。冬こそハーブの寄せ植えが楽しめる季節だと言われる人もいます。1年草のハーブは春に出回る事が多いので、多くの種類を寄せ植えするなら春先がおすすめです。1年を通じて花が楽しめます。
冬に強いハーブ

冬と相性のいい耐寒性を持つ代表的なハーブにワイルドストロベリー、カモミール、コリアンダーなどがあります。どれも可憐な花を咲かせて観賞も楽しめます。冬に相性の良いハーブ同士の寄せ植えで楽しみも倍増です。
ハーブと花の寄せ植え
見た目と香りが楽しめる

ハーブで香りを楽しみながら寄せ植えした花を観賞出来るのも寄せ植えのメリットです。ハーブとの相性に気を付けていれば花を枯らすことなく長く楽しめます。相性はハーブの種類で決まるので楽しみながら調べるのもいいかもしれません。

見た目と香りを楽しむためにもハーブの種類、相性を理解してから楽しみましょう。ハーブ単体で育てるのは初心者でも簡単ですが、寄せ植えにする場合はハーブの相性が大きく影響してきます。園芸教室も盛んに行われており人気ですので参加してみるのも良いかもしれません。
寄せ植えの相性
寄せ鉢向きのハーブ
初心者でも育てやすいと言われるキッチンハーブでも失敗すること、ありませんか?
— rituka (@ismsweet) June 12, 2017
なんと原因は・・・コレでした。
相性のいい寄せ植えもご紹介しています♪#キッチンハーブ #菜園
▸新着記事https://t.co/Q7uOoG2xy0
植物は単体より複数で楽しみたいものです。繁殖力が強すぎて寄せ植えに向かない相性のハーブは個別に植えて鉢を寄せ合う鉢寄せで楽しむのがおすすめです。ミントやローズマリー、セージなどが繁殖力の強い同じ種類になります。繁殖力の強いもの同士なら相性が良い訳ではないので注意も必要です。
タイムとペパーミント寄せ植え完了♪ヽ(´▽`)/
— しろぼたん (@mizutya4) July 31, 2016
後ろで土がすごいことになってますが…( ̄▽ ̄;)
明日箒を購入するか水で流すかだなw
…植えてから気になったんだけど、ハーブって寄せ植えの相性?とかあるのかな(・・;) pic.twitter.com/qzQDejmmvk
日当たりを好むハーブ同士、乾燥した状態を好むハーブ同士など、同じような生育をするハーブが相性の良いハーブとなるので、プランターの中で仕切り板で仕切ってハーブの間隔をあけてみるのも良いかもしれません。大きく育つハーブは単体で鉢植えにするのがおすすめです。
スィートバジルとスィートバイオレットの相性
真逆の特性をもつハーブ

グルメ番組でも良く使われているスィートバジルは日当たりのいい風通しの良い場所を好んで生長しますが、一方のスィートバイオレットは強い日光を苦手としており水分も好みますので真逆の相性を持つハーブの種類です。これではプランターに寄せ植えするのは不可能です。
相性が良いセージ

ラベンダーのような花を咲かすセージは日当たりを好み乾燥した風通しの良い環境を好む種類のハーブです。スィートバジルとは相性の良いハーブと言えますし、タイムやバジルとも寄せ植えの相性は良さそうでおすすめです。
スィートバイオレットと相性が良いハーブ

スィートバジルと正反対の種類のスィートバイオレットと寄せ植えの相性が良いおすすめは多湿を好むシソやルーなどのハーブがおすすめです。ハーブで鉢寄せの相性の関係を考える時は日当たりを好む種類と日当たりが苦手て多湿を好む種類に分別すると分かりやすくなります。
相性の悪い組み合わせの種類

ハーブの相性の悪い組み合わせの種類は、「ラズベリーとフィーバーフュー」「ルーとセージ」「フェンネルとディル」などの主には日当たりの好みの違いで決まってきます。数多く生息するハーブで寄せ植えの相性の判断基準になります。

スペアミントの寄せ植え
繁殖力が強い

お菓子などで使われるペパーミントですが、ミントの寄せ植えは難しいと紹介しました。寄せ鉢風に寄せ植えをする事は可能です。一つの鉢をプランターに寄せ植えのようにすることで仕切りをした状態と同じに保てます。根を仕切る事も大事です。
ハーブティーの寄せ植えとして

ペパーミントをレモンタイムなどハーブティーとして楽しめるハーブ同士の寄せ植えをおすすめします。生長して花が咲くとハーブの香りが薄れ始めますので刈り取りします。放置してしまうと仕切りして寄せ植えした意味がなくなる位に絡まってしまいます。
ストロベリーポットでハーブの寄せ植え
小さい可憐な花を観賞

ストロベリーポットとはイチゴの栽培用の鉢のことで、苗を密集させない目的で作られています。小さいハーブの寄せ植えにも適しており、観賞用として利用する事も出来ます。
コモンタイムの寄せ植えに
寄せ植え大好きです!
— 実験クッキング (@AG_rdcooking) October 18, 2017
ストロベリーポットは、通販で購入しました。#ヒルナンデス #寄せ植え pic.twitter.com/Xyt7X2QG4s
コモンタイムは料理の香辛料として良く用いられています。丈夫なハーブで小さい花を咲かすので観賞にも適しています。寄せ植えにワイルドストロベリーがおすすめです。ワイルドストロベリーは実も使う事が出来、ジャムやハーブティーに用いられています。
高低差を楽しむ寄せ植え

ローズマリーが高く生長するのを生かして、高さが低くなる順に寄せ植えすると収穫の時に楽しみながら形や高さを整えてあげる事が出来ます。見た目も綺麗で観賞と香りを楽しめます。
ハーブの用途
肉料理の臭み取り

ハーブの特徴である強い香りで肉料理の臭み消しに良く使われています。ローズマリーやタイムなど幅広く使われています。また魚介類にもハーブを加えて旨みを引き出す料理法に使われます。
彩りやサラダとして

最近話題となっているパクチーもハーブの種類です。数多くの食べ物に入れられているのを見かけます。パクチーだけをサラダにして食べてる方もいますが、野菜料理やソースなどにもハーブは利用されています。
人気のハーブティーとして

ハーブで有名なのはハーブティーです。ドライにしてお湯を注げば出来上がる簡単な利用方法で出来上がります。甘くさわやかな風味と香りを楽しまれている方が多いです。
コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは、ハーブと野菜を一緒に植える事で病害虫を防いで野菜の生長を促進する効果があると言われています。ハーブと野菜を共栄させる一石二鳥の効果ですが、まだ詳しくは解明されていないようです。
寄せ植えでハーブのある生活を!

ベランダや玄関先など、限られたスペースでハーブを楽しむ方法の1つとしてハーブの寄せ植えを紹介してきました。ハーブの相性に気をつけて、限られた場所で鉢寄せされたハーブのある生活をしてみましょう。複数の可憐な花と爽やかな香りが日頃の疲れを癒してくれますよ。

観賞と香り、そして家庭菜園として楽しめるハーブを、自分に合ったオリジナルのハーブの寄せ植えを作ってみましょう。