折り紙で作るバラの折り方!花が簡単に立体と平面で表現できる!
大人になるとあまり触れることのない折り紙ですが、折り紙で簡単にバラの花が作れたら素敵ですよね?平面だけでなく立体の折り方で作れば、折り紙でもお部屋のちょっとした飾りになります。今回は、折り紙での平面や立体のバラの花の折り方を簡単に紹介します。
目次
- 大人になっても楽しめる折り紙は魅力的!
- 平面と立体の折り紙の折り方のコツ
- まずは簡単な平面のバラの花を折ろう
- 花びらを折り込むタイプの平面のバラの花の折り方
- 平面のバラは葉っぱも折り紙で作ろう
- 立体の中でも簡単なバラの花を折ろう!
- 立体のバラの花の折り紙には種類がある
- バリエーションも色々ある佐藤ローズ
- 世界的に有名な川崎ローズ
- 慣れると立体も1分で作れる1分ローズ
- 川崎さん考案の様々な立体ローズ
- 川崎ローズよりも少し簡単に折れる福山ローズ
- 角香箱から作る角香バラ
- 柔らかい可愛さがある真ローズ
- ギミックが面白いマジックローズキューブ
- 沢山作ると花束にもできる
- バラを折るための折り紙の本もある!
- 折り紙で簡単にお部屋を華やかに!
大人になっても楽しめる折り紙は魅力的!
折り紙は子供の時はよく遊んだけれど、大人になるとなかなか触れる機会がないと言う人も多いでしょう。折り紙は、紙さえあれば様々な物が作れる日本伝統の遊びで、平面だけでなく立体も表現することができます。

様々な色で作ることで、作品の味わいも変わりますし、立体の折り紙は実物に近く、大人でも楽しめる物になっています。今回は、折り紙で作るバラの花の折り方を、簡単な平面のものから立体の物まで紹介していきます。


平面と立体の折り紙の折り方のコツ
平面のバラを簡単に美しくみせる折り方のコツ
折り紙で折るときすべてに言えることですが、まずは折り紙を折り合わせるときにずれないように注意しましょう。初めにズレがあると、折っていくうちに少しずつズレが大きくなっていきます。きれいに折り合わせることで完成した時の見た目が美しくなりますよ。

また立体的なバラと違い平面で表現するため、花びらが浮き上がるものであれば花びらの先端を丸めて曲げておくことで実際の花びららしくなり、美しく仕上がります。花びらを折り込むものであれば、少し厚めの紙を使用することで花全体の凹凸がハッキリするので、見た目がきれいになりますよ。
立体のバラを簡単に美しくみせる折り方のコツ
立体のバラを作成するときに最も重要なのは折り目です。折り目をしっかりつけることで、バラの花びらを表現していくので、折り目をきれいにつけることを意識して作ると良いでしょう。


まずは簡単な平面のバラの花を折ろう
バラの花にも種類があり、様々なバラの花の折り方があります。平面の物も立体の物もありますが、子供でも簡単に作れるのは平面のバラの花です。まずは平面のバラの花の折り方からマスターしていきましょう。

折り紙で作る平面のバラの花【簡単な平面の折り方:折り目を付ける】
まずは平面のバラを作っていきます。折り紙の白い面を上にして置き、長方形になるように折っていきます。長方形になったところで、さらに半分に折り、正方形にします。ここまで折ったら、折り紙を開きます。ここまでは折り目をつける作業です。

折り紙で作る平面のバラの花【簡単な平面の折り方:中心に向かって折る】
折り紙の白い面を上にし、中心に向かって四つ角を折っていきます。折り目をつけているので、中心がわかりやすくなっていますね。四つ角が折れたら、一回り小さい正方形になります。この状態からさらに中心に向かって四つ角を折ります。

折れたら、もう一段階中心に向かって四つ角を折ります。全部で四つ角を中心に向かって3回折ることになります。かなり小さい正方形ができますね。

折り紙で作る平面のバラの花【簡単な平面の折り方:花びらの部分を開く】
作った正方形から、バラの花びらになる部分を開いて作っていきます。中心に向かって折っている四つ角を、外側に折り返します。花びらに見えるように、正方形の辺から少しだけ内側で折り開いていきましょう。

一枚目の花びらを折り開くと、内側に四つ角が出てきます。この四つ角も折り開きます。これで二枚目の花びらが完成しました。さらに内側の四つ角も折り開くと、中心に白い面がでてきます。花びらを調整したら、最後に裏側のとがっている部分を少し折りこんで丸みを持たせると完了です。簡単な折り方なので、お子様でもすぐに作れるようになりますよ。
花びらを折り込むタイプの平面のバラの花の折り方
折り紙で作る平面のバラの花【花びらを折り込むタイプの折り方:土台をつくる】
花びらを浮かせるタイプの平面のバラの折り方は簡単ですが、今度は花びらを折り込んでいくタイプの平面のバラの折り方です。まずは白い面を上にして置き、三角になるように折ります。開くと折り目ができています。折り目が入っていない方向にも折り目をつけ、折り目が対角線になるようにします。

折り目に合わせて折り紙の辺を折っていきます。折り紙を真っすぐに置き、下の辺を合わせるように右下の角を折り目に合わせるように折ります。折れたら折り紙を反時計回りに90度回転させ、同じように折り目に合わせて折っていきます。4辺とも折り込むと、折り紙が正方形になります。最後の折り込みはきれいに整うように、最初の折り込みの下に潜り込ませます。

折り紙で作る平面のバラの花【花びらを折り込むタイプの折り方:折り込む】
正方形になったところで、上の面の折り目に沿って折り紙を開いていきます。折り紙の角のめくれる部分を持ち上げて、折り目に沿って折り広げます。折り終えた角の所は花びらの中に折り込んで出来上がりです。小さいサイズで同じように折り、組み合わせると簡単にきれいに作れますよ。
平面のバラは葉っぱも折り紙で作ろう
平面のバラをバラの花に似せて作るのは難しく、花だけ作るとバラの花らしくない気がします。一緒にバラの葉っぱも作ると、バラの花の雰囲気が出ておすすめです。葉の折り方も簡単なので、マスターしましょう。
折り紙【平面 薔薇】15㎝×15㎝の折り紙1枚で土台の薔薇を中心に7.5㎝×7.5㎝の折り紙を1枚使った
— ichigocake1972 (@ichigocake1972) January 29, 2017
ミニ薔薇を貼り付けて。やや立体的に。(o^^o)お子さんでも簡単に出来ます。中心の色を変えて折っても楽しいです😊✨💝 pic.twitter.com/g3kgXVmcqO
折り紙で作る平面のバラの葉【簡単な平面の葉の折り方】
葉はバラの花の折り紙の4分の1のサイズで作ります。まず白い面を上にし、三角に折って折り目をつけます。折り目がついたら折り紙を開いて、折り紙の隣り合った2辺をそれぞれ折り目に合わせて折り込みます。
カーネーションの反応が良かったので、父の日も折り紙をしようと思っている(*^o^*)折り方はカーネーションより簡単!父の日には黄色いバラらしいけど、あんまりイメージないな〜😳 pic.twitter.com/DFbEztqvLh
— ちづる (@NPT2CH) November 17, 2015
折り込んだら、さらに折っていない2辺を折り目に合わせて折り込みます。菱形になった状態で、半分に折って船型にします。さらに半分に折ったら完成です。葉が花からちらっと見えるように貼り付けると、より簡単にバラらしくなりますよ。

立体の中でも簡単なバラの花を折ろう!
立体のバラの花の折り方で簡単なものは少ないですが、比較的簡単な折り方のものから挑戦していきましょう。真剣にやっていると、手の汗で折り紙が破れたりこすれたりしてしまうことがあるので、ピンセット等を用意すると良いですよ。

折り紙で作る立体のバラの花【簡単な立体の折り方:花の付け根を作る】
まずは折り紙の白い面を上にして、長方形に折ります。作業が細かくなるので、作りにくいと感じる人は大きめの紙を用意すると良いですよ。長方形に折れたら、さらに半分に折り、正方形にします。正方形にできたら、三角になる方向に半分にして折り目をつけ、開きます。折り鶴を作る作業を参考にしましょう。

両サイド開いたら、大きな三角形になります。一番長い辺を下方向に置くように見て、下の辺の角を上の角に合わせるように折ります。中心に折り目ができているので、折り目に合わせるように折るようになります。中心の折り目から両サイドにできている2つの三角形がそれぞれ半分になります。裏返して反対の三角形も同じようにすると、小さい正方形になります。

正方形の表裏で合わせて4つの三角形が袋状になっているので、半分に折り目をつけて折り広げます。最初に大きな三角形を作った工程と似ています。4つとも広げると五角形になります。

折り紙で作る立体のバラの花【簡単な立体の折り方:花びらの部分を開く】
五角形になった折り紙のわかりやすい頂点が上にくるように置くと、長方形の上に三角形が乗っている形になります。長方形と三角形の境目に折り目をつけ、下の辺の部分の折り紙を持ち上げると、折り紙の白い面がでてきます。
持ち上げて行くと、袋状にできる部分があるので、そこで折り広げます。全面に白い部分が出てくると正解です。ここまでできたら、裏返します、裏返すと全面色の面になっています。

折り紙で作る立体のバラの花【簡単な立体の折り方:花びらの形を作る】
中心に正方形が浮いている形になっているので、垂直に立ち上げるようにします。立ち上げた三角形が見えるように置き、三角形の右の辺の一枚が手前の真ん中にくるようにめくります。左側の後ろの一枚を奥の真ん中にいくようにすると、上から見て十字を切った形になります。4本の指でちょうどつまめる形になったら完成です。

4本の指を差し込み、花びらになる部分をつまみます。そのまま時計回りの方向に3~4回ねじります。少しバラの花っぽくなってきました。そこからさらに先端をつまんで3~4回ねじります。

折り紙で作る立体のバラの花【簡単な立体の折り方:花びらを整える】
ここまでできたらほとんどバラの花は完成ですね。あとは花びらの形を整えていくだけです。ピンセット等を使って花びらの先端や内側の形を整えていきます。

バラの花らしさをだすには、花びらの先端を1枚ずつカールさせるときれいに見えますよ。ピンセットやつまようじ等を使ってカールをきれいに作りましょう。最後の整える作業で結構本物に近づけることができるので、初心者で立体のバラをつくるのにおすすめの折り方です。
立体のバラの花の折り紙には種類がある
立体的なバラの花の折り紙には、様々な種類の折り方があります。見た目も折り方も全然違うものが多く、好みのバラを探して折るのもおすすめですよ。
今年中に川崎ローズ折りたい。(折り紙のバラには福山ローズ、佐藤ローズなど種類があるよ)
— てぃにたん (@t2_12) May 25, 2016
本が出ているものや、サイトで紹介されているものも多いので、探してみると良いです。平面のバラにもいくつか種類がありますが、立体のバラほどに名前が有名なものはなかなかないですね。

バリエーションも色々ある佐藤ローズ
フランス在住のポップアーティストである佐藤直幹さんが考案した立体のバラの花は、佐藤ローズと呼ばれています。フランス折り紙協会の副会長でもある佐藤さんは、折り紙の書籍もいくつか出版されています。

大変細かい作業が多いので難易度が高いですが、本物のバラに近く有名な折り方です。様々なバリエーションがあり、応用で五角形から折っていくバラもあります。五角形から作るバラはボリュームが出て美しい仕上がりになりますよ。

世界的に有名な川崎ローズ
数学者である川崎敏和さんが考案したバラの花の折り紙は、川崎ローズと呼ばれています。川崎ローズにもいくつか種類がありますが、海外でもKawasaki Roseと呼ばれ有名なものが本来のカワサキローズでしょう。

「博士の折り紙夢BOOK」に掲載されています。花びらが多く、開ききっていないバラの感じがあります。複雑で難しいと言われていますが、美しいバラが表現できるので、一度作ってみることをお勧めします。

慣れると立体も1分で作れる1分ローズ
「1分ローズ」と題された川崎さん考案のバラの花です。「折り紙夢WORLD花と動物編」に掲載されています。慣れれば1分で作れるということでつけられた名前ですが、1分で作れるようになるのは簡単ではないです。

1分で作れるということで、比較的簡単に作れる折り方ですが、本物に近いバラが作れるのでおすすめです。ただ完全に左右対称にできていないため、しっかり折り目をつけて作りたい人には難しい作品のようです。

川崎さん考案の様々な立体ローズ
Kawasaki Roseも1分ローズも川崎さん考案のものですが、ほかにもいくつか川崎さん考案のバラがあります。8種類程度はバリエーションがあり、組み合わせるとバラの花の個性が出て素敵な仕上がりになります。

つぼみの状態のバラや、開ききった状態のバラもあり、集めるとおしゃれですよね。つぼみのものはガクができるので、よりキレイなバラに仕上がります。

川崎ローズよりも少し簡単に折れる福山ローズ
福山ローズはばらで有名な福山市で「折りばら」プロジェクトとして作られたものです。川崎ローズを原型にして福山版としてアレンジされたものです。

川崎ローズよりも少し簡単にアレンジされているので、作り慣れていない人には良いかもしれませんね。折り方は「折りばらウェブサイト」で紹介されているので、是非作ってみてください。


角香箱から作る角香バラ
こちらのバラは作り方が特殊で、折り紙の基本である角香箱から作り始めるバラの折り方です。山田勝久さん考案の折り方で、折り図も無料公開されています。

折り方を把握しないと折るのが難しい作品のため、折り図だけでは苦戦する人も多いようです。キレイにたたむことができたら、作り方は覚えやすいのでおすすめです。バラの種類も他のものとは一味違う雰囲気になるので、色々な種類のバラを作りたい人にも良いですね。


柔らかい可愛さがある真ローズ
折り紙作家の山口真さん考案のバラです。2012年出版の「飾りたい!贈りたい!すてきな花の折り紙」という本の中で紹介されています。

真ローズは他の立体ローズと比べても工程で難しいところがあり、つまづく人が多いようです。一度折ることができたら折り進められるので、楽しいですよ。丸みのあるフォルムで可愛らしいので、立体ローズに慣れてきたら挑戦してみてください。


ギミックが面白いマジックローズキューブ
折り紙マジックローズキューブバラの花の箱と題されているこちらのバラは、箱が立体のバラになるというギミック付きで面白いです。北条敏彰さん考案のバラです。バラから箱にも戻すことができます。

マジックローズは別の折り方もありますが、北条さん考案のものが折り方も簡単でおすすめです。葉の部分も箱で表現されるので、遊び心と完成したバラの可愛さが大変良いです。


沢山作ると花束にもできる
平面のバラも立体のバラも折り方を紹介しました。様々な種類のバラの折り方がありますが、沢山作って集めることでバラの花束が作れます。立体のバラではつぼみの折り方や開いたバラの折り方もあるので、組み合わせて集めると本物のような花束が作れますよ。

立体のバラを集めるとブーケも作れる
バラの花の折り紙でブーケを作っている人もいます。実際にはないバラの色も表現できるので、大変キレイです。色の組み合わせで好みのブーケを作ることができますよ。


バラを折るための折り紙の本もある!
バラを折るためだけの本もいくつか出版されています。中でもDVDもついていて人気なのが、「ばらの夢折り紙」です。DVDもをしっかり確認しながら折ることができるので、難しいと言われているバラも簡単ではないですが、確実に折ることができますよ。
6種類のローズほかを収録してある『ばらの夢折り紙』を購入。買ってよかった。とっても楽しい!ただ「カワサキローズ」だと思っていたのは「薔薇」でした(^◇^;)
— マルエ (@marue_enju) November 10, 2016
これでもっと上手く折れるようになるといいな。#折り紙 pic.twitter.com/oT71ZMhmyh
また「1枚の紙から作るバラの折り紙」にもDVDが付いています。こちらはバラだけでなくハイビスカスやチューリップ等の他の花の作り方も掲載されていますよ。正方形の折り紙ではなく、正五角形や正六角形から作るのが特徴で、本物そっくりに作りたい人におすすめです。

折り紙で簡単にお部屋を華やかに!
平面や立体のバラの花の折り方を紹介してきました。マスターすれば意外と簡単に作ることができますよ。様々な色のバラの花でお部屋を華やかにしましょう。

おもてなしの時のテーブルに添えたり、プレゼントの包装に使ったりと、折り紙さえあれば様々な場面で活用できます。ちょっとした事に活用して、折り紙の奥深さを感じましょう。
