冷蔵庫の寿命っていつ?買い替え時期を判断する目安や症状教えます!
冷蔵庫は物なので、いつかは寿命が来ます。そのときは買い替えないといけません。しかし、冷蔵庫は大きな買い物なので、できれば寿命のギリギリで買い替えたいところです。では、その冷蔵庫の寿命や買い替え時といのはいつなのでしょうか?
目次
冷蔵庫の寿命や買い替え時っていつ?
生活になくてはならないアイテムの1つが冷蔵庫です。冷蔵庫が無くては食材が保存できません。おそらく、冷蔵庫が無い家を探す方が難しいでしょう。そんな冷蔵庫もいつかは壊れます。冷蔵庫が壊れると新しい物を買い替えるまでは家に冷蔵庫が無い状態になってしまいます。そんな状況を避けるためには冷蔵庫が壊れる前に買い替えないといけません。
冷蔵庫の寿命が近づくと買い替え時

冷蔵庫は壊れる前に買い替えないと、冷蔵庫を買い替えるまでの間、食材が保存できない状態になってしまうので困ってしまいます。しかし、冷蔵庫を買うとなると、大きな買い物なので慎重な判断が必要になります。なので、できれば壊れる直前で冷蔵庫は買い替えたいところです。では、冷蔵庫は寿命が近づくとどのような症状が見られるのでしょうか?
冷蔵庫の寿命と買い替え時期が近いときの症状
冷蔵庫は使用して年数が経ってくると、当然ながら劣化していきます。その際、冷蔵庫の性能が落ちてきます。よく見られる症状は「庫内の冷え方が弱くなった」、「庫内の一部分だけ冷えない」、「異音がする」、「水漏れしている」などです。これらの症状が出始めると、そろそろ買い替えの目安となります。
冷蔵庫の寿命である症状の原因 (1)コンプレッサー
上記のような冷蔵庫の不調の原因はたいていがコンプレッサーです。コンプレッサーとは冷媒を循環させるためのポンプのような物です。まさに冷蔵庫の心臓とも言える部分です。また、一番負担のかかる部分のため、劣化しやすい場所でもあります。
コンプレッサーが劣化すると
コンプレッサーが劣化すると、当然ながら冷却機能が低下します。冷蔵庫の中をうまく冷やすことができないので、コンプレッサーは必死に庫内の温度を下げようと頑張ってくれます。しかし、無理に冷やそうとすると、必要以上に出力を上げてしまうため、大きな異音が鳴るようになります。
コンプレッサーの修理費は高い
コンプレッサーの修理には高い費用がかかります。テレビや洗濯機、パソコンなどもそうですが、基本的に電気製品は心臓部を修理するとなると費用は高くなります。冷蔵庫も同様です。メーカーや状態によって値段は変わりますが、コンプレッサーの修理には安くて30000円、高いと80000円くらいは必要になります。これだけ高い費用をかけて修理するくらいであれば、新しい冷蔵庫を買った方が良いでしょう。
冷蔵庫の寿命である症状の原因 (2)排水ができない
冷蔵庫が異音がする次に多い症状は、水漏れです。これも冷蔵庫を長い年数使用した劣化によることが原因です。冷蔵庫は長い年数使用しているといろいろな部分が傷んできます。水漏れの場合は、霜取りの水が通る排水経路のどこかが壊れている可能性があります。
故障箇所の特定

冷蔵庫が水漏れを起こしている場合は排水経路の故障箇所を見つけないといけません。そのためには、冷蔵庫を分解して故障箇所を見つけないといけません。当然、素人にはできません。大掛かりなので修理費用もコンプレッサーの修理費用に近い値段になるでしょう。もしも、水漏れで高い修理費用が発生するのであれば、このときも買い替えの目安の時期になります。
冷蔵庫の寿命と思って買い替える前に
冷蔵庫が冷えなくなったり、水漏れをすれば、買い替えの目安になります。また、使用した年数も考慮すると判断しやすいでしょう。しかし、これらの症状が出たからといって、すぐに買い替えてしまう前に、自分の目でも確認してみましょう。もしかすると、重大な故障ではなく、簡単な対処で直るかもしれません。
ゴムの劣化
冷蔵庫の扉には冷気が逃げないようにゴムパッキンが使用されています。もしかすると、庫内がうまく冷えないのは、年数によって劣化したこのゴムパッキンのせいかもしれません。ゴムパッキンが傷むと冷気を逃がしてしまいます。その結果、庫内がうまく冷えなかったり、コンプレッサーが庫内を冷やそうとして、常に出力を上げてしまって音が鳴っているのかもしれません。
冷凍庫が冷えていない
上記などの理由で冷凍庫が冷えていないと、凍った食材が溶けてしまいます。溶けた氷は当然水になります。その水がどこか部品を伝って外に垂れていたりすると、水漏れしているように見えます。しっかりと冷えるようにすれば、改善される可能性があります。
自分で判断できないときは
先に述べたような理由は可能性の一部です。素人では判断が難しい部分も多いので、自分で判断できないと思ったときは、無理に改善しようとせずに電気屋さんを呼んで見てもらいましょう。そのときに、冷蔵庫の症状や自分で試みた改善策などを伝えるとスムーズに事が運びます。
冷蔵庫の寿命で買い替える目安
ここまで述べたような症状が冷蔵庫に表れるには、おおよその使用年数があります。いわゆる寿命です。冷蔵庫の寿命は一般的に8年ほどと言われています。しかし、中には10年、20年と冷蔵庫を使い込んでいる人もいます。この寿命の年数に大きな違いがあるのはどうしてなのでしょうか?
使用頻度
冷蔵庫の寿命が8年というのは、あくまでも目安です。冷蔵庫は物なので、丁寧に扱えばそれだけ長い年数使うことができます。また、使用頻度も関係してきます。例えば、一人暮らしで夜まで使われることのない冷蔵庫と、家族で朝食、昼食、夕食、飲み物を取り出すなど、一日中使われる冷蔵庫では壊れるスピードが違うことは当然です。
高性能過ぎる

「古い家電製品の方が丈夫」、と一度は聞いたことがあると思います。これは正解です。ただ、現在の家電製品が粗悪になっているわけではありません。昔の家電製品は機能がシンプルでした。冷蔵庫であれば冷やすだけです。ですが、今の冷蔵庫は急速冷凍や、温度管理、静音性、高出力など、昔の家電製品と比べることができないほど高性能です。
そのため、良い部品を使って冷蔵庫を作るとコストがかかり過ぎてしまいます。そうなると、販売価格も高くなり過ぎて、誰も買ってくれなくなります。なので、部品のコストを抑えた結果、昔の電化製品よりも長持ちしなくなったのです。それでも、寿命の目安は8年もあるので、十分な耐久力ではあります。
冷蔵庫の寿命と買い替えの目安
上記で述べた通り、冷蔵庫の寿命は8年ほどです。なので、冷蔵庫は使用して9年目、10年目くらいが買い替えの目安の時期となります。これは単純に冷蔵庫がそろそろ壊れる目安の時期であることだけが理由ではありません。
修理部品の最低保有期間
メーカーによって多少の期間の違いはありますが、冷蔵庫には修理部品の最低保有期間が設けられています。この期間がだいたい9年です。この期間を過ぎると修理ができなくなってしまう可能性があります。なので、この期間内に冷蔵庫に異常があれば修理、期間外になると買い替え、という分岐点の目安になります。
引っ越しを機会に買い替える
すでに冷蔵庫をある程度の年数を使用しているのであれば、引っ越しのタイミングで買い替えるという人も多いです。引っ越しで買い替えるメリットは、引っ越し業者によっては不要品の処分が頼めることにあります。冷蔵庫は処分するにもお金がかかります。しかし、引っ越し業者の中には不要品として無料で引き取ってくれることがあります。運び出しもお任せなので安心です、ただし、別料金のときあるので確認は必要です。
冷蔵庫の処分
引っ越しのときのように、冷蔵庫は買い替えではなく、処分だけしたいときもあります。このようなときには電気屋さんに引き取ってもらう必要があります。しかし、冷蔵庫には処分費用がかかります。思ったよりも費用が高くなりそうであれば、リサイクルショップに持っていくという手もあります。しかし、製造年や使用状況によっては引き取ってもらえないこともあります。
冷蔵庫は寿命に注意しながら使う

冷蔵庫は無いと食材が保存できません。そのような困った状況にならないように、冷蔵庫は壊れる前に買い替える必要があります。買い替える前の目安は使用年数が8年以上や、異音や水漏れなどの故障の症状が見られるなどです。しかし、大事に使えば冷蔵庫は長持ちします。物は大事に使いましょう。