鉄のフライパンが人気!手入れの仕方とおすすめ11品を紹介!
鉄のフライパンは、手間がかかり重く扱いにくいため、購入時に避けられやすいアイテムでした。しかし最近では、熱の伝導率が高く料理が美味しくなると人気が高まってきています。今回はそんな鉄のフライパンについて、人気の高いおすすめの11品をご紹介します。
目次
- 人気の鉄のフライパンが欲しい!
- 鉄のフライパンのメリット
- 鉄のフライパンのデメリット
- 鉄のフライパンの手入れ方法
- 鉄のフライパンを選ぶポイント
- 100年以上使用可能!クラシックフライパン
- IHにも対応が可能!極ROOTSフライパン
- 持ち手が長くキャンプにピッタリ!
- シンプルデザイン!柳宗理鉄フライパン
- 焦げ付きにくい!硬質アルマイトを使用
- 独特な見た目!オムレット専用の鉄のフライパン
- 高温に強いから焦げない!和平フレイズの鉄フライパン
- レストラン風のおしゃれな見た目の鉄フライパン
- デザインに特化した老舗メーカー釜定
- 扱いやすくお手入れが簡単な打ち出しフライパン
- 低価格・低重量で扱いやすい!ラ・バーゼの鉄フライパン
- 人気の鉄のフライパンを購入しよう
人気の鉄のフライパンが欲しい!

鉄のフライパンは、重量が重く手入れの手間もかかるため、扱いにくいという印象がありがちです。そのため鉄のフライパンは、購入時に避けられやすいです。しかし鉄のフライパンは、一般的に家庭で使用されているフライパンよりも熱の伝導率が高く、食材に一定の熱を加えて焼くことができるため、料理が美味しくなるとも言われています。

最近では鉄のフライパンの良さが見直されており、人気が高まっています。今回はそんな料理が美味しくなると人気の高い鉄のフライパンを、おすすめ11品厳選してご紹介します。手入れ方法や購入時の選び方も一緒に紹介するため、ぜひ参考にしてください。

鉄のフライパンのメリット

鉄のフライパンは、頑丈で焦げが付きにくいです。そして高音に強く熱伝導率が高いことが特徴です。よく中華料理屋で見かけるように、強めの火で一気に料理を仕上げます。短時間で仕上げるため、食材の旨み成分を逃さないように調理をすることができます。そのため料理がより美味しく仕上がります。

また鉄のフライパンには、健康の維持の効果もあります。鉄のフライパンを使用して料理を作ることで、フライパンから鉄の成分が料理へと混ざります。近年の女性は、鉄分不足により貧血の女性が多いです。即効性を期待できるほどの効果はありませんが、料理を通して鉄分を摂取することができます。

鉄のフライパンのデメリット

鉄のフライパンのデメリットは、鉄で使用されているため重く扱いにくいです。そして使用する際のこまめな手入れが必要です。購入したばかりの鉄のフライパンには、錆を防止する加工が施されています。そのため調理をする際には、空焼きを行う必要があります。そして使用した後には、錆を防止するために、鉄のフライパンについている水分を飛ばす必要があります。

そのため通常のフライパンと比べて、手入れがかかりやすく、手間と感じる方もいらっしゃいます。また鉄のフライパンは、熱の伝導率が良いです。そのため火加減に注意して使用する必要があります。また鉄のフライパンの使用方法は、油をフライパンに馴染ませながら使用するため、水分を多く含んでいる煮物料理には不向きです。

鉄のフライパンの手入れ方法
ならし

購入したばかりの鉄のフライパンには、錆を防止するための加工が施されています。そのため使用する前には、この錆の防止加工を取り除く必要があります。ならしを行うためには、まず空焼きを行います。フライパンに直接、火を当てることで錆の防止加工を焼いて取り除きます。料理中に食材には当たらない取っ手の部分や、フチの部分にも火が当たるように焼いていきます。

空焼きをしていると、徐々にフライパンの色が変化していきます。この色合いが青黒くなるまで空焼きを行います。また錆の防止加工は熱せられると、臭い煙を放ちます。そのため空焼きを行う際は、換気扇を必ずオンにして行いましょう。空焼きが終了したら、熱したフライパンの熱を冷ました後に油慣らしを行います。

フライパンの中に油を、フライパンの3分の1程度入れて、弱火で5分程度加熱します。全体に油がいきわたるように、フライパンを動かしながら行いましょう。5分が経過したら油を戻し、キッチンペーパーで残りの油をふき取りましょう。これでならしが完了です。
使用後の手入れ

鉄のフライパンの使用後の洗い方ですが、中性洗剤をしないようにしましょう。中性洗剤を使用すると、鉄のフライパンにならした油が取れてしまいます。そのため鉄のフライパンが温かいうちに、お湯のみを使用したわしやスポンジでゴシゴシと洗いましょう。洗い終えた後は水分を拭きとり、乾かしてから油を薄く塗ってから収納しましょう。

鉄のフライパンを選ぶポイント
重量と鉄フライパンの厚み

鉄のフライパンは、一般的にフライパンの厚みがあるほど、熱を保つ機能に優れています。熱を一定に保つことで、食材にも常に一定の熱を均等に伝えるため、肉料理や魚料理には料理が美味しくなると言われています。しかし鉄フライパンの厚みが増えるほど、重量が重くなります。

重量が重くなるほど、扱いにくく、料理をする際に負担が生じます。そのため肉料理や魚料理に対しては厚みのあるフライパン、中華料理など一気に熱を加えて仕上げるタイプの料理には、薄めのフライパンなど、厚みによって適切な料理は異なります。そのため料理の種類や頻度によって、購入する鉄フライパンの厚みを考えましょう。
用途別

鉄フライパンは、ガスコンロで使用することが一般的です。IHでも使用することはできますが、鉄フライパンの中にはIHに対応していない鉄フライパンもあります。そのためIHで使用したい場合は、必ず「IH対応」の表示を確認してから購入しましょう。

また調理した鉄フライパンのまま食卓のテーブルに置きたい場合や、オーブンに入れて仕上げを焼き上げたい場合は、小さめの大きさで、取っ手が短いタイプがおすすめです。
扱いやすさ

鉄フライパンを高頻度に使用される場合は、やはり扱いやすいタイプの鉄フライパンが良いです。鉄のフライパンによって重さが軽いタイプや、取っ手部分が丸くなっているタイプ、特殊加工で手入れが楽なタイプなど様々です。実際に手に持ってみると、イメージとは異なる場合があります。扱いやすさは人それぞれ異なるため、実際に店頭で手に持って判断しましょう。

100年以上使用可能!クラシックフライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン①クラシックフライパン

クラシックフライパンは、タークで販売されているフライパンです。タークという会社は、ドイツにある鉄製品の会社であり、150年以上変わらない製法でフライパンを作成しています。鉄の塊を加熱してフライパンの形へとしています。通常のフライパンは取っ手の部分につなぎ目がありますが、タークのフライパンは鉄の塊方作っているため、つなぎ目が一切ありません。

値段は約7290円であり、手入れさえしっかりと行えば、100年以上使用することができると言われるほど人気があり、何代にも渡って使用され続けているフライパンです。クラシックフライパンは、熱の伝導率が良く、保温性に優れていることが特徴です。そのため食材の味を生かした料理に向いています。使い込むほどに、油が馴染み料理がしやすくなることもポイントです。

IHにも対応が可能!極ROOTSフライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン②極ROOTSフライパン

極ROOTSフライパンは、リバーライトが販売している鉄のフライパンです。値段は約5890円であり、サイズは約26センチと大きめです。耐久性が高くお手入れがほとんど必要がありません。鉄のフライパンの表面に、特殊な窒素加工を施してあるため、錆が生じにくいです。お手入れがほとんど必要がないため、使用に手間がかからず人気があります。

極ROOTSフライパンは、熱を蓄える力と熱を放射する力に優れています。そのため食材の旨み成分を逃がすことなく、料理をすることができます。また極ROOTSフライパンは、ガスだけでなくIHにも対応をしています。機能面では、IHでもガスコンロと変わらないほどの機能を得ることができます。丈夫で傷に強く、鉄ならではの機能も得られています。

持ち手が長くキャンプにピッタリ!
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン③シーズンスチールスキレット

シーズンスチールスキレットは、ロッジが販売している鉄のフライパンです。値段は6082円であり、大きさが約26センチ、重さが1.6キロあります。スキレットとは、カーボンスチールで作られたアメリカの伝統的なスタイルのフライパンのことを言います。厚みがあり、キャンプや焚火などのアウトドアで使用することが多いです。

ロッジは、スキレットやダッチオーブンなど鉄製のアウトドア商品を、販売しているアメリカのブランドメーカーです。ロッジのシーズンスチールスキレットの特徴は、持ち手が長いことです。そのためキャンプ時に、使用しやすいです。また他の鉄のフライパンと比べて軽く、熱の伝導率が良いことも特徴的です。

シンプルデザイン!柳宗理鉄フライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン④柳宗理鉄フライパン

柳宗理鉄フライパンは、約20000円で販売されている鉄のフライパンです。柳宗理さんという世界的に有名な日本興業デザインの第一人者の方が、作成した鉄のフライパンです。ブルーテンパ材を使用しているため、通常の鉄のフライパンよりも錆びにくくなっています。シンプルなデザインで、長く使用することができるため、価格は高いですが非常に人気が高い鉄のフライパンです。

柳宗理鉄フライパンは、フライパンを購入すると、専用の蓋も一緒についてきます。蓋にも工夫が施されており、蓋を回転させると、鉄のフライパンとの間に隙間ができるようになっています。そのため蒸気を抜いたり、湯切りや油切りをしたりすることもできます。炒め物だけでなく、煮物や蒸し料理など様々な料理に使用できることも、人気の秘訣です。

焦げ付きにくい!硬質アルマイトを使用
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン⑤シャロー・フライパン

シャロー・フライパンは、ルクルーゼが販売している鉄のフライパンです。値段は約8716円で購入することができます。シャロー・フライパンの素材には、硬質アルマイトを使用しています。硬質アルマイトとは、特殊加工により耐久性と硬度を持たせたアルミニウムのことです。シャロー・フライパンには、この硬質アルマイトを使用しているため、非常に耐久性に優れています。

またシャロー・フライパンの内側にも外側にも、3層になっているノンスティック加工が施されています。そのため焦げ付きにくいです。ガスだけでなく、IHにも対応しています。また食器洗い機にも使用が可能のため、洗い物も楽に行うことができます。有効な機能がついているにも関わらず、値段が低価格のため、人気のある鉄のフライパンです。

独特な見た目!オムレット専用の鉄のフライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン⑥南部鉄器フライパンオムレット

南部鉄器フライパンオムレットは、岩鋳が販売している鉄のフライパンです。値段は約4500円で販売されており、鉄のフライパンの中では非常に低価格で購入することが可能です。大きさは22センチで、重さは1.1キロと非常に軽いことが特徴的です。女性の方でも簡単に使用することができるため、人気のある鉄のフライパンです。

見た目も丸みを帯びており、従来の鉄のフライパンとは少々異なるスタイリッシュな見た目をしています。名称に「オムレット」とあるように、美味しいオムレットを作るために開発されたフライパンです。そのため独特なフォルムをしています。見た目が独特のため、おしゃれな鉄のフライパンが欲しい方に人気があります。

高温に強いから焦げない!和平フレイズの鉄フライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン⑦鉄フライパン

鉄フライパンは、和平フレイズが販売している鉄のフライパンです。値段は約3240円で販売されています。和平フレイズの鉄フライパンは、他の鉄のフライパンよりも、高温への耐久性に優れています。通常のフライパンでは、焦げ付いてしまうような高温でも、和平フレイズの鉄フライパンであれば問題なく使用できます。
高温で一気に調理をすることができるため、肉料理や魚料理など、旨みを食材の中に閉じ込めるような料理に優れています。和平フレイズの鉄フライパンは、1.6ミリの鋼板を使用しています。熱が均一にフライパン全体に伝わるようになっているため、熱のムラが生じにくいです。デメリットとして、やや重いことが挙げられます。女性の方では扱いにくい可能性があるため注意です。

レストラン風のおしゃれな見た目の鉄フライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン⑧IH対応鉄フライパン
IH対応鉄フライパンは、デバイヤーが販売している鉄フライパンです。値段は約4680円で購入することができます。IH対応鉄フライパンは、厚みがあるため、フライパン全体にムラなく均一に熱を伝えます。そのため食材をムラなく焼き上げることができます。名称の通りIHへの対応が可能です。

通常の鉄のフライパンと言えば、全体が黒に包まれているイメージがあります。IH対応鉄フライパンは、シルバーの見た目をしており、スタイリッシュです。イタリアンやフレンチのレストランで、使用されているような見た目をしています。使用していないときは、インテリアとして置いておいても違和感がありません。

デザインに特化した老舗メーカー釜定
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン⑨釜定のフライパン

釜定のフライパンは、岩手県盛岡市で明治時代から続いている南部鉄器の老舗メーカーが、作成している鉄のフライパンです。販売されている種類がワンハンドパンのSとL、シャロウパンの3種類あります。ワンハンドパンは、深みがある作りになっています。値段はSが約4200円、Lが約6200円です。

シャロウパンは浅めの作りで、持ち手部分が直角に伸びています。パンケーキやハンバーグに向きであり、値段は約8000円です。全体的にスタイリッシュなデザインをしており、人気が高いです。サイズが小さなワンハンドパンSは、そのままテーブルに出してもおしゃれです。持ち手の部分には、小さな穴が開いており、壁にかけて収納することもできます。

扱いやすくお手入れが簡単な打ち出しフライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン⑩打ち出しフライパン

打ち出しフライパンは、木屋が販売している鉄のフライパンです。サイズごとに3種類あり、値段もそれぞれ異なります。20センチの鉄フライパンが約10000円、24センチの鉄フライパンが約12000円、26センチの鉄フライパンが約13000円です。打ち出しフライパンの特徴は、他のメーカーと比べて、使いやすいところです。

鉄のフライパンは通常重く、女性の方では扱いにくいことが一般的です。しかし打ち出しフライパンの場合、大きいサイズであっても1キロ程度です。また取っ手部分は、握りやすいように楕円形をしています。使用後のお手入れはお湯でさっと洗うだけで、大丈夫です。値段がやや高いですが、扱いやすくお手入れも簡単のため人気の高い鉄のフライパンです。
低価格・低重量で扱いやすい!ラ・バーゼの鉄フライパン
美味しくなるおすすめ鉄のフライパン⑪鉄フライパン
こんにちは!沖縄店オープンしてます。本日は有元さんのラバーゼの鉄フライパンです。丈夫で永く使え、熱まわりも良く、オーブンにも入れられます。少し以前と作りが変わったので店頭にてお手に取ってご覧下さい。 pic.twitter.com/Ldl1HUEu5v
— D&DEPARTMENT OKINAWA (@d_d_OKINAWA) July 23, 2015
鉄フライパンは、ラ・バーゼが販売している鉄のフライパンです。料理研究家の有元菓子さんがプロデュースしており、使い勝手が良く、料理が美味しくなると人気が高いフライパンです。サイズは3種類あり、サイズごとに値段が異なります。18センチが約3000円、20センチが約3500円、26センチが約4000円で販売されています。
ボウルで惚れたラバーゼ。
— みながわよーこ🍺🍷🍶 (@yoo_chang) September 16, 2017
20㎝フライパンを買ったら最高すぎて26㎝も買い足し🍳
道具愛🍳🍳🍳 pic.twitter.com/SAenl3vDJg
全体的にラ・バーゼの鉄フライパンは、重さが非常に軽いです。大きいサイズのフライパンであっても、1キロに達しません。最もサイズの小さいフライパンに至っては、約425グラムしかないため、軽くて女性の方でも簡単に扱うことができます。またオーブンでも使用できるようにと、取っ手の部分が片手で握れる程度の長さしかありません。

人気の鉄のフライパンを購入しよう

人気の高い鉄のフライパンを、11品ご紹介しました。販売されている鉄のフライパンは、それぞれ特徴が異なります。厚みがあり熱の伝導率が他と比べて良い代わりに、重くて扱いにくいフライパンや、鉄のフライパンの厚みが薄く肉料理などには適していない代わりに、軽くて使いやすいフライパンなど様々です。

使い心地も鉄のフライパンごとに、それぞれ異なります。重さや握りやすさなど、様々な特徴があるため、鉄のフライパンを購入される際は、実際に店頭まで足を運び、手に取って確認してから購入することをおすすめします。
