かぼちゃの種類まとめ!ひょうたん・白皮・黄色など特徴についても
1年中スーパーで見かけるかぼちゃ。最近ではいろいろな種類のかぼちゃがスーパーなどでも見られるようになりました。でもいつもと違う種類のかぼちゃにチャレンジするのは、ちょっと勇気がいりますよね。今回はかぼちゃの種類や味の特徴などをご紹介します。
目次
かぼちゃの種類や特徴をご紹介!

秋の味覚のかぼちゃですが、今は1年中スーパーなどで購入することができますね。そのため食卓にも数多く登場する定番野菜のひとつです。そんなかぼちゃですが、実はたくさんの種類や品種があることをご存知でしょうか?種類によって食感や味に違いがあるんですよ。いつも同じ種類のかぼちゃしか食べないという方は、ぜひ他の種類のかぼちゃを食べてみましょう!

最近ではスーパーでもいろいろな種類のかぼちゃが販売されていますよね。食べられそうなかぼちゃからおもちゃのようなかぼちゃまで選べるようになってきました。いつもと種類の違うかぼちゃは、本当に食べられるのか、美味しいのかなど不安がありますよね。そこで今回は、かぼちゃの種類や珍しい色や形のかぼちゃの特徴などをご紹介します。

かぼちゃにはどんな種類がある?
かぼちゃの種類は大きく3種類ある!

一口にかぼちゃといっても、かぼちゃにはいろいろな種類があります。かぼちゃは大きく「日本かぼちゃ」「西洋かぼちゃ」「ペポカボチャ」3種類に分けられます。
日本かぼちゃ

日本かぼちゃは、水分が多めでねっとりとした食感が特徴です。甘みはありますが控えめなので、さっぱりとした味になります。水分は多いですが煮崩れはしにくく煮物にも向いています。日本かぼちゃはでんぷん質も少ないので、ダイエット中の方にもおすすめです。代表的な品種は、黒皮かぼちゃ、小菊かぼちゃ、菊座かぼちゃなどです。
西洋かぼちゃ
西洋かぼちゃは、甘味が強く栄養価が高いのが特徴です。日本のスーパーなど店頭で見かけるかぼちゃのほとんどが西洋かぼちゃです。西洋かぼちゃに含まれるβカロテンは、日本かぼちゃよりも約5.5倍も多く含まれています。代表的な品種には、黒皮栗かぼちゃ、坊ちゃんかぼちゃ、赤皮栗かぼちゃなどがあります。品種改良が重ねられているので種類もたくさんありますよ。
ペポカボチャ

ペポカボチャは、北米南部で作られた品種で、淡白な味が特徴です。最近話題の金糸瓜もペポカボチャのひとつです。その淡白な味から、単品で食べるというよりも、お肉や野菜など他の食材のお供として食べられることが多い種類のかぼちゃです。
雪をかぶったような白いかぼちゃ「雪化粧」

かぼちゃの種類には、本当に食べられるの?という見た目のものもありますよね。そんな見た目がちょっと珍しいかぼちゃのひとつに、まるで雪をかぶったような白い種類のかぼちゃもあります。白いかぼちゃの代表といえば雪化粧かぼちゃですが、他にも伯爵かぼちゃ、夢見かぼちゃがあります。

雪化粧かぼちゃの産地は北海道や新潟で、涼しい気候での栽培に向いています。雪化粧かぼちゃは、ホクホクとしていて甘みが強いのが特徴です。焼いて食べると甘みがさらに増して美味しくなります。雪化粧かぼちゃの保存期間は3ヵ月と長いのも特徴です。

雪化粧かぼちゃを始めとする白いかぼちゃの白い皮の正体は、デンプンです。そのままだと白い皮をしていますが、加熱すると皮は白みが抑えられて緑っぽくなります。
ひょうたん型がユニークなかぼちゃ「バターナッツ」

見た目が珍しいかぼちゃといえば、バターナッツもそのひとつです。バターナッツは本当にかぼちゃの仲間なの?と思うようなひょうたん型をしています。ひょうたん型をしていても立派なかぼちゃなんですよ。バターナッツは南アメリカ原産のかぼちゃで、アメリカでは人気があります。日本でも大型スーパーや珍しい食材を多く取り扱っているスーパーで販売されています。

ひょうたん型がユニークなバターナッツは、ねっとりした食感でコクがあります。ひょうたん型の下の部分に種があり、実もしっかり詰まっています。そしてその名前の通り、ナッツの風味があります。バターナッツは栄養価も豊富で、カロテノイド、食物繊維、カリウム、ビタミンA・B6・C・Kなどが含まれています。
ひょうたん型のバターナッツの皮はピーラーで向けるほど薄く、オーブンでローストして食べることもできます。バターナッツのおすすめの食べ方はポタージュです。甘みがあって濃厚なかぼちゃのポタージュになりますよ。
黄色く小ぶりで可愛いかぼちゃ「プッチーニ」

インテリアとして飾るだけで食べられないと思っている方が多いかぼちゃといえば、プッチーニです。プッチーニはスーパーでもよく見られるおなじみのかぼちゃです。小ぶりで皮が黄色いのが特徴で、食べるだけでなくインテリアとして使われることも多いかぼちゃです。

プッチーニは皮が黄色いだけではなく、実も黄色く、独特の味わいでしっかりとした甘みがあります。小ぶりで黄色い可愛いかぼちゃなので、料理やスイーツの器として使われることも多いです。比較的栽培方法も簡単なので自分で育てることもできます。店頭で見かけない場合は、自分で栽培してみても良いかもしれませんね。おもちゃみたいで可愛いですね。
煮物にするならどんな種類のかぼちゃがおすすめ?

かぼちゃを使った料理といえば、かぼちゃの煮物がポピュラーですよね。いろいろな種類のかぼちゃの中で、煮物にするならどの種類が向いているのでしょうか?煮物に適したかぼちゃの種類は、スーパーでよく見られる西洋かぼちゃがおすすめです。品種としては、えびす・みやこ・味平・くりゆたかに代表される黒皮栗かぼちゃが向いています。

西洋かぼちゃ以外では日本かぼちゃも煮物に向いている品種がありますよ。かぼちゃの煮物は煮崩れさせないことが大切ですよね。日本かぼちゃの中で煮崩れしにくいものといえば、黒皮かぼちゃです。西洋かぼちゃよりも甘みは少ないですが、食感がねっとりしていて美味しいかぼちゃの煮物になりますよ。ぜひ食べ比べをしてみましょう。
スイーツ作りにはどんな種類のかぼちゃが向いてる?

かぼちゃは煮物などのおかずだけではなく、クッキーやケーキなどスイーツに使うことも多い野菜ですよね。スイーツ作りにはどんな種類のかぼちゃが向いているのでしょうか?スイーツ作りにも煮物と同じように、スーパーで一般的に見かける西洋かぼちゃがおすすめです。甘みも強くほくほくした食感は、スイーツにもピッタリです。
バターナッツの断面!
— 大坂宇津実 どろんこやさい (@utsumissimo) September 18, 2017
キメが細かくて、思っているより濃いオレンジ色をしています(*^^*)
普通のかぼちゃよりもずいぶん甘い♪ pic.twitter.com/TNEuD0ohr5
さらに品種でいえばナッツの風味が美味しいバターナッツがおすすめですよ。バターナッツはねっとりとした濃厚な味が特徴ですから、まさにスイーツにピッタリのかぼちゃといえるでしょう。スイーツようにかぼちゃを購入するなら、カットしたものではなく丸ごと購入し、1ヵ月ほど保存しておくと味が濃くなって甘みも増しますよ。

美味しいかぼちゃの見分け方
黄色い部分に赤みがあるものを選ぼう!

かぼちゃを丸ごと買うとき、どんなところに注目して選ぶ良いのでしょうか?丸ごとかぼちゃを購入する場合は、「皮の色」「肌触り」「ヘタ」をチェックして選びましょう。まず皮の色を見てみると、部分的に黄色いかぼちゃを見かけることがありますよね。黄色い所は中の実の色がそのまま見えているので、黄色い部分が赤っぽく変色しているものを選びましょう。
皮がかたくて凸凹したものを選ぼう!

皮がしっかりかたくて厚みやハリ、ツヤのあるのも、ミネラルの豊富な土壌で育った美味しいかぼちゃです。左右対称で縦の溝がしっかり入った凸凹しているものを選びましょう。
ヘタがしっかり乾いているものを選ぼう!

かぼちゃのヘタをもチェックしましょう。ヘタがしっかりと乾燥しているものが美味しいかぼちゃです。かぼちゃは成熟するとヘタは乾燥します。逆にヘタが乾燥していないものは、実が成熟していないということです。
カットされたかぼちゃの選び方

カットされているかぼちゃの選び方は、色と種とワタに注目しましょう。色は濃いものを、そして種はふっくらとしているものがホクホクした美味しいかぼちゃです。かぼちゃのワタを見れば鮮度がわかります。キレイなものを選びましょう。
いろいろな種類のかぼちゃを食べ比べしてみよう!

かぼちゃの種類は大きく3種類あります。それぞれに味や食感に違いがありますが、適した調理方法で美味しく食べられますよ。いろいろな種類のかぼちゃを食べ比べしてみると、新たな発見があるかもしれません。いろいろなかぼちゃを使って、かぼちゃ料理をたくさん作りましょう。