サボテンの育て方のポイントは?種類や初心者でも種から育てる方法をご紹介!
サボテンは育てやすい多肉植物として人気があります。今回は魅力たっぷりのサボテンの育て方を種植えからご紹介します。初心者でもできるようにサボテンの育て方をまとめますので、ぜひ参考にしてください。室内で楽しめるサボテンは癒し効果もあります!
目次
初心者でもできるサボテンの育て方をご紹介!
水やりや育てる場所などのコツさえつかめば、比較的簡単に育てることができるサボテンの育て方をご紹介します。もともと自生している環境が他の植物が育ちにくいところの種類が多いので、自宅でも育てやすい植物としても人気があります。サボテンの独特の見た目は癒し効果もあって、ゆっくりと育てられる植物としてもおすすめです。
サボテンを自宅で育てるという方はぜひ種を購入して、鉢植えに撒くところから初めてください。観賞用のものを購入してもサボテンは楽しいですが、種から育てたサボテンはより一層愛着が湧いて大切に育てられます。また、サボテンにはたくさんの種類があるので、自分の好みのサボテンをたくさんの中から選べるというのも魅力的です。
多肉植物の魅力があるサボテン

サボテンはアメリカやメキシコ、中米が原産で砂漠や高山などの乾燥した土地に生えている植物です。雨が少なく他の植物が育ちにくい環境下でもしっかりと育つサボテンは茎や根っこに水と栄養分をたっぷりと蓄えています。少ない水でも長期間枯れることなく育っていくので、自宅で育てる際にも手間が少ない植物です。
🌹【サボテン】
— 花言葉を、君に -Message- (@WRDS_of_FLWR) May 21, 2018
トゲトゲな見た目の印象が強いサボテン。
実はほとんどのサボテンは花を咲かせることができます。
花言葉は『燃える心』 pic.twitter.com/cH4zOi7A2K
多肉植物と呼ばれる植物のカテゴリに分類されて、その特徴的な見た目が多くのサボテンファンを魅了しています。最大の特徴でもあるサボテン棘は「刺座」とよばれて、他の動物に食べられにくくされる効果があります。棘の正体は葉っぱではなくサボテンの茎から出る枝が形を変えたものと言われています。

サボテンの育て方を知る前に

サボテンを育て方を知る前に、育てるための道具を揃えましょう。サボテンは育っていく過程で必要になるので、それに備えるためのものも合わせて購入しましょう。まず水はけのよい鉢植えと土、使いやすいサイズのスコップ、ジョウロを準備しておくとものには困らず育てられるでしょう。また、棘に土が入った時のためにピンセットがあると便利です。

サボテンは品種にもよりますが種から育てても意外と育つのが早くて、鉢植えはあっという間に小さくなります・サイズのあっていない鉢植えだとサボテンが花を咲かさなかったり、成長を妨げてしまうことがあります。先ほどのものをあらかじめ準備しておくと、思い立った時に植え替えができるので早めに購入しておきましょう。
サボテンは日光が大好き

まず育て方として大切なことですが、サボテンは日光が大好きです。もともとサボテンは太陽の陽があたる場所で生えていることの多い植物で、実際に種から育てる際にも日光を十分に当てることが大切です。たっぷりの太陽で育てるとサボテンは元気に育ちますが、直射日光を長時間当ててしまうと「葉焼け」という状態になります。
育て方1:日光がポイント
サボテンが咲きました(夜咲き)😳‼️#サボテン #多肉植物 pic.twitter.com/nv5YYEuGIy
— コウ (@tange__maru) May 20, 2018
葉焼けとは植物の日焼けのような状態で、夏場に外で育てたりすると葉焼けを起こしたりします。また、冬に屋内で陽の当たりにくいところから急に陽をあたる場所に移動しても葉焼けを起こします。症状としては茶色っぽく変色するので、すぐに気づけますが葉焼けを直す方法はありません。その部分を切り取って乾かせば回復はします。
サボテンは温度の変化に強い

サボテンを育てるのに適した室温は5度から40度の間で、日本で育てるなら過度の注意は必要ありません。サボテンが生えている土地は昼が暑く夜が寒い環境で、多少の気温差では枯れません。もともとサボテンは夜の間の涼しさで体力を回復して、猛暑を乗り越えているので温度は楽に管理ができます。
育て方2:温度管理は大切

育て方においての注意点としては、日本の夏は熱帯夜で湿度が高くなります。サボテンの育て方は置く場所をできるだけ除湿をして、湿気の少ない場所がおすすめです。
サボテンの水やり

サボテンはもともと少ない水で生きていける植物なので、水やりも他の植物よりも楽に行えると思いがちですが意外とサボテンの水やりは育て方において難しいです。まず、サボテンの成育期には鉢土が乾いた時にたっぷりと水やりをしましょう。成育期のサボテンはたくさんの水を必要とするので、水やりはサボテンの育て方において非常に大切です。
育て方3:水やりは慎重に
お店の前のサボテン🌵
— 石川煎餅店 (@ishikawa_senbei) May 20, 2018
今年も綺麗に咲きました(^o^)#サボテン pic.twitter.com/obPsobernV
成育期が終了したあとは季節によって水やりの方法を変える必要があります。4、5、6、9、10月には土の表面が乾いた翌日にたっぷりと水やりをします。この時期は生育が盛んになるので一年の中でも水を必要とします。7、8月には3日後で3、11月は2週間に1回程度、他は3週間に1回のペースで水やりをしましょう。
初心者が根腐れを見分けるには?

育て方を間違えてサボテンを枯らしてしまう原因の1つに根腐れが挙げられます。日頃から育て方をきちんとして、水やりと植え替えをしていないと意外とあっさり根腐れを起こすことがあります。育て方を間違えて根腐れを起こしたサボテンはくすんだような色合いで、元の色とは変わってしまいます。
育て方4:根腐れには注意する

サボテンの色が変わった時点で根腐れを直す方法はないので、土ごと一緒に処分します。この時土を残してしまうと枯れた時に菌が残ってしまうことがあるので、土を一緒に処分することが大切です。鉢自体は洗って洗浄すれば問題なく使用できます。育て方を間違えて水やりをしすぎても怠っても根腐れの原因になるので注意が必要です。
サボテンに肥料は必要?

サボテンを育てる際には肥料は基本的に不必要です。例えばサボテンをできるだけ大きく成長させたい時などは、肥料を使用すると良いでしょう。育て方は大きく変わりませんが、肥料の与え方には元肥と追肥と言われる2パターンあります。元肥とは植え替えの時に肥料とサボテンを一緒に鉢へ入れることで、効き目がゆっくりと続く緩効性肥料を鉢の底に入れます。
育て方5:サボテンの肥料は無くても大丈夫

追肥は元肥を入れない時や、効果が切れた時に追加で入れる肥料のことです。サボテンの成育期に使用し、水やりの時と一緒に追肥をします。液肥を水に薄めてだいたい週に1回すれば効果を十分に得られます。サボテンの休眠中や2年以上植え替えをしていない場合は、逆効果になりますので肥料には注意が必要です。
種まきに必要な道具

次に種から育てる時に必要な道具をご紹介します。サボテンの種はホームセンターなどで購入することができます。購入する際には肥料の入っていない赤土やパーライト、バームキュライトなどの土と鉢一式、ラップ、霧吹きを種から育てる時は準備をします。土は乾燥していると種まきには適さないので、少し湿らして使用します。
育て方6:種まきの土は清潔なものを使う
サボテンの花が咲いてた(*≧▽≦)
— まゆ (@m_h2n) May 21, 2018
可愛いピンクだ(≧ω≦) pic.twitter.com/4b26M5MQ3D
使用する土は一回も使っていない清潔な土を使用して、他の鉢からの使い回しなどは最近の繁殖がするので注意しましょう。また、植える前にサボテンの種を消毒用アルコールで優しく拭き取って、消毒をしておきましょう。
サボテンの種まきに適した時期
サボテンの種の育て方において気温は大切です。種から育てる時期は季節でいうと5月の終わり頃から秋までの間に種まきをするのがおすすめです。種の状態のサボテンは気温の変化にそこまで強くないので、種から発芽した後よりも温度管理や育て方には注意が必要です。
育て方7:サボテンの種は丁寧に扱う

秋に種植えをしてから種から発芽するのが冬としても、発芽直後に非常に気温の低い日だとサボテンにとってストレスにもなります。種から発芽直後は置き場所を暖かくして、室内の気温を25度前後に保った状態が好ましいです。
種まきの具体的な手順

サボテンの種まきの手順をご紹介します。まず土を鉢に入れて土に水やりをして全体を濡らします。その土にぱらぱらと等間隔で種まきをします。全体的に満遍なく種が撒けたら霧吹きを使って種に直接水分を含ませます。この時育て方を間違えて、直接ジョウロで水やりをすると種が流れてしまうので注意しましょう。
育て方8:種の時は腰水で水やりをする

その後の育て方は霧吹きで水やりをしたらラップを変えて保温と保湿のために、空気穴を開けたラップをかけます。そして鉢の受け皿に水をためて腰水をしまう。形の合う受け皿がなくて腰水をしないという場合は毎日霧吹きで水やりをして、直射日光の当たらない場所で育てます。サボテンは種類によりますがだいたい3日から1週間ほどで発芽します。
慣れてきたらサボテンの植え替えをしよう

サボテンを種からの育て方において植え替えはとても大切な作業です。次に初心者の方でも行える植え替えの方法をご紹介します。育て方を間違えるとサボテンにダメージがあります。まず用意する種は販売されているサボテンの土を使用するのをおすすめします。自分で配合することもできますが慣れるまでは、多肉植物用の土は育て方も気にせずに行えます。
育て方9:年に1回植え替えをする

植え替えのペースは年に一回していると、ストレスも少なく元気に生育していきます。逆に種から育てて植え替えを怠っていると土の中で根が密集して、水はけがわるくなり根腐れの原因にもなります。また、サボテンは古い土よりも新しい土が好きなので、大切なサボテンのためにも年に一回は植え替えを行いましょう。
サボテンの植え替えの時期

他の植物よりも植え替えのペースは頻繁になりますが、季節は暑すぎず寒すぎない季節がおすすめです。植え替えには多少のストレスがサボテンにはかかってしまい、そのタイミングで過度に気温が高かったり低かったりすると、サボテンのダメージも深刻になります。
育て方10:秋か春に植え替えをする
今日は近所にあるサボテンハウスに行ってみました🎵
— Dai (@Dai37808890) May 18, 2018
サボテン以外にもアガベやらユーフォルビアもあって楽しかったよ☀
ちなみに無料です✴ pic.twitter.com/t5j0nXEUo6
作業を快適にする意味でも、サボテンは春か秋に植え替えを行うのがおすすめです。種から育てたサボテンをより綺麗に育てられます。
サボテンの植え替え方法

サボテンの植え替えの手順はまず植えている用土を軽く乾燥させて、丁寧にサボテンを抜きます。サボテンの古い用土をも見落として、根が伸びていたら5cm程度に切ります。新しい鉢穴をネットで塞いで小石を2cm前後入れてから、軽く湿らせた用土とサボテンを入れます。
育て方11:植え替え直後は土に慣らせる

この時用土は押し込まずに軽く置くだけにしておき、水やりはまだ行いません。土をならして平らにしてから根っこが馴染むまで1時間ほど日当たりの良い場所で置いておきます。その後に十分に水やりをして植え替え終了です。数日で根っこが伸びて1ヶ月でしっかりと根が張るので、その間は乾燥に注意しましょう。
初心者なら気になるサボテンの寿命は?

サボテンは多肉植物の中でもとても寿命が長い植物です。日本国内でも200年を超える寿命のサボテンもあるほどで、サボテンは種から育てているとより長く楽しめる植物です。

実際に100年を超えるほどのサボテンを自宅で育てるのは、とても困難で生育環境がとても整った状態でなければ難しいですしょう。通常家でサボテンを育てる際の寿命は10年から20年ほどの場合がほとんどです。また、寿命が長い分育つスピードも他の植物よりものんびりとしているので、ゆっくりと変化を楽しみたい方にはぴったりです。
サボテンが咲かせる綺麗な花について

サボテンは基本的にどの種類もきちんと栽培をしていれば、いずれ花を咲かせます。ですがサボテンの花を咲かせるのは、その条件を家庭で満たすのがとても困難な場合もあります。たとえば10年に1回のペースでしか花を咲かせないものや、身長ほど大きくなってから咲かせるものなどどの条件は様々です。

サボテンの花はどの種類でもとても綺麗で、特有の美しさがあります。花を咲かせるのが難しい分、咲いてくれた時の喜びはより一層感じられます。咲かせるコツが丁寧に慎重に育てて、1年に1回の植え替えも行いましょう。

初心者におすすめの棘ありサボテンの種類

サボテンには多くの種類があり、それぞれの特色があるのもサボテンの魅力の1つです。初心者にもおすすめの棘付きのサボテンをいくつかご紹介します。まず1つめはシンセンギョクというサボテンで、赤くて綺麗な棘が特徴的なサボテンです。日当たりの良いところを好み、初心者の方でも育てやすいサボテンです。

2つめはキンカンリュウと呼ばれるサボテンです。特徴的な黄色い棘をもつサボテンで、生命力が強くて初心者の方でも育てやすいサボテンとして人気があります。漢字では金冠竜と書き、全体的に長めの棘がまるで金色の冠のように見えます。種から育てる時にもおすすめのサボテンです。

3つめはキンシャチというサボテンです。棘は金色に輝いていて、丸いフォルムに綺麗な棘があることからとても人気あるサボテンです。野生で生えているものは絶滅寸前で、寿命は30年ほどとなっています。最終的には1m程にまで成長するサボテンで、20年以上経つと黄色いう小さな花が咲きます。
初心者におすすめの棘無しサボテンの種類

次に棘無しのサボテンの種類をご紹介します。まず1つめはランポー玉というサボテンで、真上から見ると星のような形をしている小さくて可愛いサボテンです。寒さに強くて初心者の方でも育てやすい丈夫なサボテンで、ゆっくりと成長を楽しめます。ただ、直射日光にはあまり強くなく葉焼けを起こしやすいので、室内でカーテンなどを使用して育てましょう。

2つめの棘無しサボテンは兜という種類です。まるくて愛らしいフォルムはかぼちゃのような見た目で、小さいサイズからゆっくり育てられる人気のサボテンです。比較的花を咲かせやすいサボテンで、オレンジの花を中心に咲かせます。初心さにもおすすめで独特な見た目と花の綺麗さが人気のある種類のサボテンです。

3つめはゴジラキッコウボタンという種類のサボテンです。このサボテンは日本品種で海外でもとても人気があります。その名前の通りゴジラのようなボコボコとした表面の質感が人気で、とても個性的な棘無しサボテンの種類です。初心者にもおすすめできるほど、サボテン自体も生命力があるのでぜひ一度育ててほしい種類です。
育て方を知ってサボテンに癒されよう!

初心者の方でも種からサボテンを育てれる情報をご紹介しました。今回の内容を参考にすれば、初心者の方でもきっとうまくサボテンを育てられます。初めは難しくてなやうこともあるかもしれませんが、愛情を持ってサボテンを育てればきっと綺麗に育てられます。
孔雀サボテンが乱れ咲きです😄
— NANASE@HC【福猫】OF担当☆★ドルカニ参加★☆ (@TOMOYAHCOF1) May 20, 2018
花火みたいですね🎆 pic.twitter.com/ox1LVpEWCJ
ご紹介した育て方を参考にしてぜひサボテンを育てて、サボテンの成長を楽しんでください。放置しても大丈夫というイメージがあるサボテンですが、文字だけを見ると意外と育て方が難しく感じるかもしれません。大切なのは育て方の基本的なことを徹底して管理することです。サボテンの事を知れば知るほど魅力の増すサボテンの生育を楽しんでください。