胡椒餅のレシピで台北発の人気の味を楽しもう!日本で食べられるお店も紹介!
日本から近く、日本人観光客に大人気の台湾と言えば美食です。そんな中、最近話題になっているのが台北発の胡椒餅です。胡椒餅は、台湾だけではなく、なんと日本でも食べられるお店があるのです。今回は胡椒餅の魅力と胡椒餅を取り扱うお店やレシピについてまとめます。
目次
胡椒餅発祥の台湾とはどんな国?
台湾は、東京から飛行機で約4時間ほどで行くことの出来る亜熱帯気候の島です。一月でも平均気温が10℃を下回ることのない、まさに南国です。

そんな台湾と言えば、美食の国です。マンゴーやパイナップルなどのフルーツも安くて美味しいですし、夜市に足を運べば、色々な店が出ていて食欲をそそります。台北の夜市に行けば、日本語メニューのあるお店がたくさんあるので、その点も夜市の大きな魅力の一つです。

そんな台湾・台北発祥の今話題の食べ物といえば、胡椒餅です。台北には、美味しいと人気の胡椒餅のお店がたくさんあります。実は日本でも、この胡椒餅を食べることができるお店もあるのです。そこで今回は、胡椒餅のレシピや、日本で胡椒餅が食べられるお店について紹介します。
台湾はなぜ日本人観光客に人気なのか?
台湾が日本人観光客を惹きつける理由は様々ですが、前にも挙げたように、食べ物が安くて美味しいということと、地理的に日本から非常に近く、そして、台湾の人々が日本人に対して好感を持っていることが挙げられます。
こちらは九份という台北で有名な場所です。ご存知な方が大半でしょうが、あの有名な『千と千尋の神隠し』のモデルになったと言われている台北の観光名所です。
胡椒餅とはどんなもの?
胡椒餅という名前だけを聞けば、全くどんな食べ物なのか想像がつきません。胡椒餅について簡単に説明すれば、胡椒をまぶした豚肉とネギを、皮で包み、焼いた食べ物です。日本人のイメージする餅とは少し違ったものですね。

胡椒餅の値段はどれくらい?
写真を見ただけで、よだれが出てしまいそうなほど美味しそうな胡椒餅です。この胡椒餅、1個なんと40元~50元(120円~150円ぐらい)で台北で食べることができるのです。とてもリーズナブルですね。台北の高級料理店でも、この胡椒餅は出されているそうですが、そこではもう少し値段は高くなります。高級料理店から、夜市の屋台までという、台北の色々なところで販売されているということから、胡椒餅の人気の高さがうかがえます。

胡椒餅の魅力
胡椒餅は豚肉を使用した人気の食品です。豚肉を使用して、じっくりと焼き上げているので、皮の中は肉汁がたっぷり入っています。この肉汁がたまらないのです。もちろん豚肉とネギに、胡椒をまぶして作った餡も絶品です。ただし、胡椒餅は非常に熱いので、かぶりついて口の中を火傷しないようにしましょう。また、胡椒餅の魅力は、街を歩いていたらすぐに見つけることができて、その場で食べられることです。

台北の人達はどのように胡椒餅を食べているの?
台湾の人達は、胡椒餅を料理のなかの一品として食べるそうです。一品として料理に出されるぐらいですから、大きさもそれなりにあります。

画像を見ると分かりますが、台北の胡椒餅は、大体手のひらサイズぐらいです。結構大きいですね。また、料理のなかの一品としてだけではなく、夜に屋台に出向いた時には、食べ歩きメニューの一つとしても食べられているそうです。胡椒餅はマルチなグルメだということですね。
胡椒餅はどこで食べられるの?
台北市内であれば、夜市や街中に胡椒餅のお店がたくさんあるので、そこで食べることが出来ます。そのため、胡椒餅を求めて歩かなくとも、胡椒餅を取り扱っているお店は、台北市内を歩いていれば必ず見つかります。

台北市内の胡椒餅が人気のお店
福州世祖胡椒餅
福州世祖胡椒餅は、台北駅の近くにあります。具体的に言うと、台北駅を南に下った重慶南路と開封街一段の交差点にあります。このお店は、なんと2018年3月のミシュランガイドに掲載されているお店なんです。このお店は日本人観光客に非常に人気のあるお店なので、台湾に観光に来た際には、是非訪れるべきお店の一つです。

上の写真を見ていただいたら分かるように、看板に平仮名の「の」が入っていることから、日本人観光客に人気が高いことがうかがえます。この福州世祖胡椒餅は、胡椒餅しか販売していないので、注文するときに、個数を言えば購入することが可能なので、中国語が出来なくても気軽に購入出来ます。赤い壁に胡椒餅と書かれたお店が福州世祖胡椒餅です。是非訪れてみてはいかがでしょうか?ちなみに営業時間は11:00~21:00です。

福元胡椒餅
こちらも台北駅のすぐ近くにある人気の胡椒餅のお店です。台北駅の北側にある問屋街、華陰街にあるお店です。ここのお店と先ほど紹介した福州世祖胡椒餅との違いは、福州世祖胡椒餅ではその場で注文して胡椒餅をもらうという形ですが、福元胡椒餅では、一度来店してそこで注文してから焼きあげられるため番号札が渡されます。胡椒餅が焼きあがるまでは、周辺をブラブラするのも良いかもしれないですね。

焼きあがるまでには、5~10分程度ですので、あまり遠くまでぶらつくと時間通りに戻れなくなるかもしれないので、ご注意ください。ただ、混雑している時は、次の焼きあがる時間が表示されているので、それを目安として、周辺の問屋や食品を扱うお店を見て回りましょう。営業時間は12:00~18:30です。

福州元祖胡椒餅
最後に紹介するのは、福州世祖胡椒餅と名前が似ていてややこしのですが、福州元祖胡椒餅です。こちらは、MRT龍山駅を降りてすぐのところにあります。

上の写真を見る限りかなり裏路地にあるという印象を受けます。こちらのお店も番号札を渡される場合がありますので、その際には周辺をぶらつくなどして時間をつぶしましょう。営業時間は10:00~18:00です。

饒河街夜市
饒河街夜市は、次に紹介する士林夜市と並んで台湾の二大夜市に数えられています。場所はMRT松山駅の近くにあります。胡椒餅を扱う屋台は、ゲートを入ってすぐの所になります。長蛇の列が出来ているので、場所はどこだかすぐに分かります。

饒河街夜市で胡椒餅を販売しているのは、先ほど紹介した福州世祖胡椒餅です。ですので、福州世祖胡椒餅を訪れるなら、自分の気分に合わせたスタイルで行きましょう。夜市でブラブラ歩きながら食べたい方は、饒河街夜市で食べ、市内観光のついでに食べたいという方は、福州世祖胡椒餅のお店で購入するといったように、様々な胡椒餅の楽しみ方があります。

士林夜市
続いて紹介するのは、士林夜市です。この士林夜市は、ひょっとすると日本で一番有名な台北の夜市ではないでしょうか?ご存知な方はたくさんいるでしょう。ここの胡椒餅もなんと、福州世祖胡椒餅なんです。

士林夜市の福州世祖胡椒餅の目印は黒地に黄色の文字で大きく胡椒餅と書かれた看板です。混雑している時は、20分ほど待たなければならないそうですが、士林夜市を訪れたら、是非とも行くことをオススメします。
胡椒餅は店により味が変わる
ここまで色々なお店の胡椒餅グルメを紹介してきましたが、各店舗により味が異なります。中の豚肉が粗かったり、細かかったり、胡椒の効き具合も異なり、外の皮の触感も様々です。

そのため、胡椒餅を一つ食べるだけではなく、ぜひ色々なお店の胡椒餅を食べ比べてみることをオススメします。それぞれのお店に独自の味やこだわりがあります。お気に入りのお店を探してみてくださいね。

胡椒餅以外にも美味しい台湾グルメがたくさん!
ここで少し脱線して、胡椒餅以外の台湾のB級グルメを紹介します。台湾は美食の国として知られていますが、美味しいというだけではなく、胡椒餅のように食品の価格が安いということも、台湾の大きな魅力の一つです。
魯肉飯
魯肉飯とは、お肉がトロトロになるまで、甘ダレで煮込み、それを温かい白ご飯の上にかけるという台湾ではメジャーなグルメです。

写真を見ると、日本の牛丼を彷彿とさせるようなご飯ものという印象を皆さんは持たれるのではないでしょうか?この魯肉飯、夜市の屋台などで食べると100円ほどで食べられる、いわゆるコスパの良い食品となっています。
小籠包
台湾と言えば、小籠包というイメージを持たれている方が多いでしょう。小籠包を出しているお店でも特に日本人観光客に人気なのが、「鼎泰豐」です。あまりの日本人観光客の多さに店員の多くは日本語が話せますし、日本語メニューも置いてあります。
レンゲの上に小籠包を乗せて外の皮を破ると肉汁があふれ出てきます。もう想像しただけでも美味しそうです。この鼎泰豐の小籠包は他店の小籠包よりは高いですが、それでも1000円は下回るので、値段を気にせずに食べることが出来ます。お昼時に行くと人がたくさんいるので11:00頃に来店するとスムーズにいきます。
湯條
最後に紹介するのは台湾の朝ごはん、湯條です。湯條とは、日本でいう揚げパンにあたる食材で、台湾では定番、人気の朝ごはんメニューとなっています。台湾の人達は朝ごはんも外で食べることが多く、お店に出向き、この湯條を食べます。

写真を見ると揚げパンそのものですね。ところで写真の前方に写っているのは、温かい豆乳です。台湾では湯條と一緒に豆乳を飲むという文化があります。気になるという方は、朝に街に出歩きましょう。
日本で胡椒餅が食べられるお店
インスタグラムなどのSNSで、胡椒餅が話題となっていることもあり、日本でも胡椒餅を食べられるお店が増えているようです。胡椒餅の食べられる日本のおすすめのお店を紹介していきます。
山珍居
withnews「SNSで話題、台湾の「胡椒餅」ミシュラン注目、日本でもブームの予感」 https://t.co/JfBAmkkm6F 新宿「山珍居」の胡椒餅が紹介されている! 330円!
— おきらく台湾研究所 (@okiraku_tw) March 22, 2018
まず、初めに紹介するのは、東京の西新宿五丁目駅から歩いてすぐにある、山珍居というお店です。このお店は胡椒餅だけを扱っているわけではなく、台湾料理のお店なので、胡椒餅以外にも色々な食品を食べることが出来ます。

上の写真を見ると、台湾の胡椒餅の外の皮と比べると、外の皮が結構厚めであることが分かります。ちなみに、営業時間は火~金が12:00~14:00 17:00~22:30で、土曜日が12:00~14:00 17:00~21:30、日・祝が17:00~21:30となり、定休日は月曜日となっています。胡椒餅以外にも、からすみ入りチャーハンや細麺の特製汁そばが人気だそうです。
胡椒饅頭KIKI

次に紹介するのは、胡椒饅頭KIKIです。場所は、東京都港区新橋です。新橋日比谷口から徒歩二分の場所にあります。このお店は、胡椒を使ったレシピで作る料理をメインとした、少し変わった中華料理店です。

他のお店の胡椒餅とは違い、外の生地の色が薄いですね。ちなみにお値段の方は二個で税込み604円だそうです。営業時間は、月~金が11:15~14:30 17:30~23:00、土曜日が11:15~14:30 17:30~21:30で、日・祝は休みです。ちなみに、ここの麻婆豆腐もとても美味しそうです。
神戸南京町
先ほどまでは、関東で胡椒餅を食べることの出来るお店を紹介しましたが、ここからは関東以外で胡椒餅を食べることの出来るお店を紹介します。まずは、関西のお店から紹介です。お店というか、中華街として紹介します。関西の中華街と言えば、神戸元町の南京町です。

神戸南京町を注意深く見ながらぶらつけば、胡椒餅を取り扱うお店は見つかります。店前に、胡椒餅と書いているので比較的探しやすいはずです。

上の写真は、京鼎樓というお店の胡椒餅です。手っ取り早く胡椒餅を食べたいという方は、このお店に足を運ぶのがよいでしょう。一方、中華街の食べ歩きを存分に楽しみたいという方は、ブラブラして見つけるのもまた楽しいのではないでしょうか?
胡椒餅のレシピ
日本で作れる台湾料理: 胡椒餅│胡椒餅
— 聡美 (@NDC4_satomi) March 14, 2016
肉圓(バーウァン)のレシピ調べたけど皮で色々詰む(´・ω・`)粉………(´・ω・`) https://t.co/YdTq1zsTsv
胡椒餅のレシピを覚えれば、お家で簡単に胡椒餅を作ることが出来るようになります。胡椒餅を作るのに、使う食品は、肉まん二個、ごま油大さじ2、青みの長ネギを適量、白ごま適量です。
超お手軽な胡椒餅レシピ
【最強レシピ】肉まんを焼くだけの「焼き肉まん」が激ウマ! 今すぐコンビニで発売してほしいレベル!! https://t.co/XVs62qgfKB
— 和田みさき:C94・3日目Z-27b (@wada_misaki) November 25, 2016
これ、例のナチュローの「台湾風胡椒肉まん」で少し多めの油で焼けばまさに胡椒餅になるのでは?
まず、肉まんを軽くレンジで温めます。フライパンにごま油をしき、温めた肉まんをフライパンにのせて、中火で焦げないように気をつけながら両面を焼きます。次に、フライ返しで肉まんを押さえつけながら焼きます。そして油をきって、肉まんの上に白ごまとネギのみじん切りをのせて完成です。

とても簡単ですね。10分、15分程度で、台北で人気の胡椒餅が完成する、非常にお手軽なレシピです。出来上がった肉まんを使用するので、とても簡単です。
少し凝った胡椒餅レシピ
続いて紹介するレシピは先ほど紹介したレシピより多くの食品を使い、手間暇をかけたレシピです。使う食品、食材は、薄力粉、強力粉50g、40度ぐらいのお湯50㏄、ベーキングパウダー、ドライイースト小さじ1/2、ごま油小さじ1、豚ひき肉250g、青ネギ3本程度、ごま油、ブラックペッパー、五香粉、醤油小さじ1、オイスターソース小さじ2、塩少々、卵黄1/2、白いりゴマ大さじ1です。
店員S、太台本屋 tai-tai books小吃部・佐藤敦子先生のレシピで胡椒餅を鋭意試作ちうです! 6月16日(土)太台本屋 tai-tai books小吃部イベント「台湾美食散文を読んで、台湾おやつを作ろう」当日は参加者の皆さんのアシストをします。お申込みは↓こちら!(残席2名!)https://t.co/vQ5F0bEu4F pic.twitter.com/JsHacL1l83
— 太台本屋 tai-tai books (@taitaibooks) May 20, 2018
まず、薄力粉、強力粉50g、40度ぐらいのお湯50㏄、ベーキングパウダー、ドライイースト小さじ1/2、ごま油小さじ1を混ぜ合わせて捏ね、出来たら生地を1時間ほど寝かせます。次に中身の餡を作ります。ひき肉に小口に切った青ネギを混ぜ合わせて、そこにごま油、ブラックペッパー、五香粉、醤油小さじ1、オイスターソース小さじ2、塩少々を加えます。

この餡を最初に作っておいた生地で包み、温かいところで30分ほど置き、発酵させます。その後表面に溶き卵を塗り白いりゴマをかけ、180度に余熱したオーブンで約20分焼きます。これで完成です。

こちらのレシピには、結構多くの食品・食材が必要となります。ちなみに、五香粉という調味料は、あまり馴染みのないものかも知れませんね。この五香粉は、大型スーパーであれば販売しているところも多いようです。本格的な胡椒餅レシピに挑戦したいという方は、ぜひ手に入れてくださいね。
日本で台北で!胡椒餅を食べてみよう
インスタやネットでも話題の食品・胡椒餅についてまとめました。胡椒餅は、様々な食品や食材を使用して作られた、台湾・台北を代表するB級グルメの一つです。台北は、日本人に大変人気の高い観光地として有名です。台北には、本格的で美味しい胡椒餅のお店がたくさんあります。台湾には、美味しい食べ物が他にもたくさんありますが、ぜひ胡椒餅も忘れずに味わってみてください。

また、日本にも美味しい胡椒餅が食べられるお店が続々登場しています。気になるお店にぜひ行って、胡椒餅をオーダーしてみましょう。肉まんを使えば、自宅で簡単に胡椒餅風にアレンジすることもできます。時間があれば、ぜひ本格的な胡椒餅作りにも挑戦してみてくださいね!台北で人気の胡椒餅を台北で、日本で食してみましょう。
