ベビーオイルは顔の保湿マッサージに使える?正しい使い方と注意点を解説
ベビーオイルって乾燥している赤ちゃんの保湿やマッサージに使うイメージがありますよね。実は大人でも顔や体、全身のマッサージにも使える万能オイルなんです。今回は顔の保湿マッサージをするときのベビーオイルの正しい使い方や注意点をまとめました。
目次
- 赤ちゃんだけじゃない!大人の顔にも使えるベビーオイル
- ベビーオイルで顔の保湿マッサージのやり方
- ベビーオイルの成分は?顔に使って大丈夫?
- ベビーオイルはクレンジングにも使える
- 洗顔料にもベビーオイル
- 乾燥肌に!ベビーオイルパック
- ベビーオイルで顔の角栓ケアもできる
- ちょっとした顔の乾燥の保湿にもベビーオイル
- 赤ちゃんや乾燥しやすい方はパッチテストを!
- ベビーオイルを顔に塗る前に
- 顔にベビーオイルを使うときの注意点
- 乾燥肌にはご注意を
- 肌内部が乾燥するインナードライ
- ベビーオイルの使用期限を守ろう
- ベビーオイルの正しい保管の仕方は?
- もちろん赤ちゃんの顔にもOK
- 顔の乾燥以外にもベビーオイル
- ベビーオイルは正しく使えば顔にも使える万能オイル
赤ちゃんだけじゃない!大人の顔にも使えるベビーオイル
ベビーオイルは名前の通り本来は赤ちゃんに使うオイルです。しかし赤ちゃんにだけ使えるものではありません。赤ちゃんから大人まで使える便利なプチプラアイテムです。今回は、ベビーオイルを使った顔の保湿マッサージの正しいやり方と注意点を解説します。

ベビーオイルは赤ちゃんに使えるほど低刺激なオイルなので顔のマッサージにも安心して使えます。ですが、肌質によっては注意が必要です。皮脂が多い方やニキビができやすい体質の方は顔につける際ベビーオイルをつける量に特に気をつけましょう。肌トラブルの原因になることがあります。

低刺激なベビーオイルですが、ごくまれにアレルギー症状がでる方もいるので初めて使う時はいきなり顔に塗らずパッチテストをしてからのほうが安心です。

ベビーオイルで顔の保湿マッサージのやり方
まずベビーオイルを顔に塗ります。量が少ないと摩擦によって肌への負担が強くなってしまうので、注意しましょう。ベビーオイルを顔に適量塗ったら軽くなでるように塗り広げマッサージしていきます。

肌への刺激にならないよう力を入れすぎないように注意しましょう。顎のラインから耳の下まで指を使って引き上げるようになぞって流します。目の周り、口周り、鼻は指の腹で優しくクルクルとマッサージしましょう。顔の中でも目の周りは皮膚が薄いので特に優しく丁寧にマッサージしてください。
顔のマッサージはメイククレンジングと一緒に行うことができます。時短にもなり、クレンジングと顔のマッサージを同時にできるので一石二鳥です。
ベビーオイルの成分は?顔に使って大丈夫?

ベビーオイルで一番有名なジョンソンのベビーオイルの成分はミネラルオイルと酢酸トコフェロール。たったこれだけの2種類のシンプルな構成です。酢酸トコフェロールは酸化安定剤なのでごくわずかしか配合されていません。なのでベビーオイルはほぼミネラルオイルでできています。他社製品もこの構成のものが多いようです。
ベビーオイルの主成分ミネラルオイル

ミネラルオイルとは炭素と水素のみで構成された非常に安定性の高いオイルです。鉱物油ともよばれます。他の物質とは反応しない特性があるので肌にも刺激にならず、もちろん肌へ浸透することはありません。長期間酸化しにくい安全性の高い保護油です。

顔にも安心して使える
鉱物油と聞くと少し心配になるかもしれませんが、皮膚科で処方されることもあるワセリンも鉱物油です。現在の精製技術は発達しているので不純物はほとんど除去されていています。ベビーオイルは赤ちゃんも大人も安心して顔に塗ることができるオイルです。

ミネラルオイルを赤ちゃんや顔に使うことにどうしても抵抗がある方はベビーオイルでも植物性油だけを使っている製品もあります。酸化しやすく高価なものが多いため、少量から試してみることをおすすめします。

ベビーオイルはクレンジングにも使える
ベビーオイルはメイククレンジングもできます。適量を顔に塗って白くなるまでしっかり乳化させます。水ではベビーオイルが落ちにくいので蒸しタオルでふき取ります。その後洗顔料でしっかり落としてください。

落ちにくいウォータープルーフなどのハードメイクを落とすのにベビーオイルは向きません。ポイントメイクは先にポイントリムーバーで落としておいたほうがきれいに落ちます。
ベビーオイルでクレンジング
— ゑみゅ@肉 (@matasita3) May 3, 2018
気になってたから試してみたけどお肌がぷるぷるしている気がする〜
暫く試してみる😊
ベビーオイルクレンジングは市販のオイルクレンジングより落ちは悪いですが、肌が荒れにくく皮脂を落としすぎることもありません。ミルククレンジングだと物足りないけどオイルクレンジングをすると顔が荒れやすいと言う方は試してみてはいかがでしょうか?

洗顔料にもベビーオイル
洗顔すると乾燥気味になると言う方はベビーオイルを混ぜて使ってみてください。普段使っている洗顔料にベビーオイルを1滴加えて使うだけで、顔のつっぱり感がなくなります。
お気に入りバスグッズ🐇🌸
— ゆづき (@Yuzuki257) January 24, 2018
【ジョンソン&ジョンソン】
《ベビーオイル(微香性)》
泡立てた洗顔フォームに1~2滴混ぜると、洗い上がりがつっぱりません🙆🏻♀️💗リップ、ヘアケアにも使えます💫
【3COINS】
《ヘアバンド》
タオル生地のフェイスマスクとセットでした!
かわいくて安いのに丈夫🔅 pic.twitter.com/6IhQ2U7eiE
ベビーオイルを加えることによって泡立ちが良くなりしっかりときめ細かい泡ができます。その泡で優しく顔を洗いましょう。最後はぬるま湯でしっかりすすいでください。洗顔と保湿ケアを同時にできます。洗いあがりはもちもち肌に。
最近やってて、とってもハマってるんですが、洗顔料にベビーオイルを少し混ぜると洗顔後のツッパリがなくなって、ふわふわもちもちになります💫
— yamaguchin (@_Jurer) February 25, 2018
入浴後のケアも、ベビーオイルとベビーローション、ベビーパウダーに変えてから毛穴が目立ちません、オススメです🐤🐤

乾燥肌に!ベビーオイルパック
化粧水を顔に塗った後、ベビーオイルを塗ることで保湿効果が期待できます。ミネラルオイルが主な成分のベビーオイルは肌に浸透しないので保湿性の高い化粧水などで顔にしっかり水分を補ってからオイルパックしましょう。
顔にベビーオイルを塗ることで、保護膜となって肌の水分が蒸発するのを防いでくれます。なので水分が蒸発する前に水分を補ったらベビーオイルを素早く塗ることが大切です。普段使っている乳液に混ぜても保湿効果がアップします。
ベビーオイルで顔の角栓ケアもできる
顔の気になる角栓もベビーオイルでケアできます。ベビーオイルを手にのせ、両手で挟むようにして体温で温めます。それを綿棒につけて鼻や顎など顔の気になる角栓部分をコロコロとマッサージするように塗ります。塗り終わったらあとは流せば角栓がすっきり落ちます。

入浴中や蒸しタオルなどで顔中の毛穴を開いてからケアするとさらに効果的です。市販の角栓ケアアイテムは鼻の毛穴を開きすぎてしまうこともあり肌にダメージをあたえてしまうものも多くあるので注意が必要です。ベビーオイルなら優しく簡単に顔の角栓ケアができます。
ベビーオイルしゅごい………騙されたと思ってやってみるかってやったらボロボロ角栓取れ本当にびびった………でも1番気になってる顎と鼻がスッキリしないから日あけて続けてみよ〜〜
— 🐖まりつき🐖 (@marituk_11) May 8, 2018
ちょっとした顔の乾燥の保湿にもベビーオイル
外出先でおでこや顎先など顔が部分的に乾燥してしまったときにもベビーオイルが活躍します。メイクの上からでも気になる乾燥部分に少しベビーオイルを塗ると保湿効果が得られます。

ベビーオイルはさらっとしていてあまりべたつかないので気軽に塗ることができるのも魅力です。顔だけでなく体のちょっとした乾燥対策にも役に立ちます。ほかにもメイク直しにも使えるので携帯用のミニスプレーに入れて持ち歩くと便利です。
赤ちゃんや乾燥しやすい方はパッチテストを!
まれにベビーオイルでアレルギー症状がでたり肌荒が起きたりしてしまう方がいます。赤ちゃんや乾燥肌、敏感肌の方はパッチテストをしてから顔や全身に塗ることをおすすめします。二の腕などにベビーオイルを薄く塗って30分ほど様子をみてください。

何も反応がなければ基本的にはベビーオイルを使っても問題はありません。赤くはれたり湿疹がでたりするようなら使用するのをやめましょう。
顔は体より皮膚が薄い

体に使って何もなくても顔に使うと反応がでる場合もあるので注意しましょう。顔は体に比べて皮膚が薄く、刺激に弱いので赤みや湿疹がでやすいです。反応がでた場合は使ったベビーオイルをもって皮膚科を受診してください。
ベビーオイルを顔に塗る前に

ベビーオイルは赤ちゃんにも使える低刺激で安全なオイルですが、アレルギーなどがなければ誰にでもおすすめできると言うわけではありません。ベビーオイルを使用するのに向かない肌質もあるのです。
顔の皮脂が多くニキビができやすい肌

皮脂の分泌が多い方がベビーオイルを顔に塗るとよりオイリーな肌質になることがあります。そうなると油分がアクネ菌の餌になり、ニキビができやすくなってしまいます。今あるニキビを悪化させることもあるので注意が必要です。特に思春期ニキビは悪化しやすいのでベビーオイルの使用は控えたほうがいいでしょう。
極度の乾燥肌

ちょっとした乾燥には大活躍するベビーオイルですが一時的な保護膜にしかならないため、極度の乾燥肌の方にはあまり向いていません。ミネラルオイルが主成分のベビーオイルではなくセラミドなど肌の水分量を増やす成分が配合されているものを使用することをおすすめします。
顔にベビーオイルを使うときの注意点

ベビーオイルを顔に塗るときはベビーオイルのみの使用は避けましょう。保湿効果はありますが、浸透性がないため水分を補うことはできません。あくまでもベビーオイルは肌の保護膜として作用するだけです。顔にベビーオイルだけを塗ると逆に肌内部が乾燥してしまうことがあります。

ベビーオイルの主成分のミネラルオイルは蒸発しにくく肌に浸透しません。そのため毛穴などにつまってしまうことがあります。ニキビができやすい体質の方はベビーオイルがニキビの原因になることもあるので、要注意です。
乾燥肌にはご注意を
肌の角質層内部には水分を保つ働きをしている肌本来の油分が存在します。肌に塗ったベビーオイルの中のミネラルオイルは肌に浸透することなく表面にとどまります。しかし肌にある油分がミネラルオイルのほうに溶け出して肌の油分が減少してしまうことがあるのです。

肌の水分を保つ働きをしている油分は、水分に囲まれた角質層内部よりミネラルオイルという油性の強い油へ溶け込んだほうが安定しやすい性質をもっています。なので肌の油分がミネラルオイルのほうへと移動してしまうのです。油分が減少すると肌が自ら水分を保つ力が落ちてしまい肌表面は油分で覆われていても、肌内部が乾燥していきます。

乾燥肌はうるおいや保湿が肌に足りていない状態です。その状態からさらに油分がミネラルオイルのほうへと移動してしまうと乾燥肌が慢性化してしまったりインナードライになってしまったりするのです。
肌内部が乾燥するインナードライ

インナードライとは皮脂がたくさんでているのにもかかわらず、角質層の水分量が少なくなってしまっている状態のことです。インナードライ肌は表面は潤っていても内部が乾燥しているため乾燥を防ごうと皮脂が多く分泌されます。そのため、肌がべたついたり毛穴が目立ったりする肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
ベビーオイルの主成分であるミネラルオイルは健康な肌の保護膜として使う場合は問題ありませんが、肌の保水力が落ちている状態で使用するとインナードライを引き起す可能性があります。顔は体よりも日々紫外線等から刺激を受けているため乾燥しやすくなっています。気づかぬうちに乾燥していることもあるので注意しましょう。
ベビーオイルの使用期限を守ろう
赤ちゃんや顔に安心安全につかうためにはベビーオイルの使用期限を守りましょう。オイルは酸化しやすいものです。酸化は質の劣化なので使用期限は重要です。ベビーオイルの容器に記載されている使用期限は未開封の状態の日付なので開封すると短くなります。
保管場所や保管状態によってもベビーオイルの使用期限はかわりますが、状態が良くても開封後は3ヵ月以内に使い切るようにしましょう。使用期限をすぎたものを使うとトラブルを招くことになります。開封後はできるだけ早めに使い切ってしまうほうが安心です。
ベビーオイルの正しい保管の仕方は?

ベビーオイルは一度酸化してしまうと急速に質が劣化していってしまいます。酸化してしまったオイルを顔や体には塗りたくないですよね。酸化をできるだけ防ぐためには保管の仕方が大切です。
保管場所

ベビーオイルは透明な容器に入っていることが多いです。光に当ててしまうと酸化しやすいので日差しの当たる窓際などは避け、遮光性の高い冷暗所に置いてください。温度変化が激しいと成分が変化してしまうこともあります。紫外線を避け、一定の温度でベビーオイルを保管しましょう。
保管方法

ベビーオイルの酸化を防ぐためにはなるべく外気に触れないようにするのが大切です。蓋を開けたらすぐ閉めるようにしましょう。また、使用済みの綿棒を直につけたり、洗ってない手で触れたりすると菌が繁殖してしまいます。菌の繁殖を防ぐためには清潔な状態で使用するようにしましょう。
もちろん赤ちゃんの顔にもOK
ベビーオイルは元々赤ちゃんのためのものなのでもちろん赤ちゃんの顔にも使用して大丈夫です。赤ちゃんは肌が薄く敏感なのでできればオーガニックなものを使用すると安心です。自然由来成分のやさしいベビーオイルを選べば赤ちゃんの顔や全身に安心して塗ることができます。

赤ちゃんの顔にベビーオイルを塗る時は少量を薄くのばして優しく塗ります。塗る前にママの手で温めておくとのびがよくなります。赤ちゃんの顔にベビーオイル塗ることで乾燥してカサカサになってしまったり、かゆみで引っ掻いてしまったりすることを避けることができます。

親子で同じアイテムで肌のお手入れができるのは嬉しいですね。肌トラブルを起こさないようにするためにベビーオイルで赤ちゃんの顔もしっかり保湿してあげましょう。顔だけでなく全身マッサージすればリラックスできて親子の絆が深まります。

顔の乾燥以外にもベビーオイル
ベビーオイルは顔の保湿以外にも全身の保湿にも役立ちます。いつもの生活にベビーオイルを取り入れるだけで顔だけでなく簡単に体のケアもできちゃいます。
お風呂に入るときに
普段つかっているシャンプーに1滴混ぜて洗うだけでパサつく髪が落ち着きます。ボディソープにも1滴混ぜて使えば顔同様、洗いあがりがもちもち肌に。

入浴剤の代わりにベビーオイルを入れることもできます。ベビーオイルを数滴入れて入浴すると保湿効果があるので入浴後の乾燥を防いでくれます。アロマオイルと一緒に使えば香りも楽しむことができます。
体の保湿マッサージにも

お風呂上りに濡れた体のままベビーオイルを塗ってマッサージをします。そのあとタオルで抑えるようにして水分を吸い取るだけで水分の蒸発を防いで乾燥しにくくなります。普段使っているボディクリームに混ぜても使えるので+1アイテムとしても使えます。
ネイルケアもできちゃう

指先のケアまでベビーオイルでできます。キューティクルオイルがないときは代用品としてベビーオイルが使えます。指先が乾燥するとささくれができやすくなってしまうのでベビーオイルを塗って乾燥から指を守りましょう。
かかとケアも

カサカサしがちなかかともベビーオイルでうるおいを与えることができます。ベビーオイルを手にとり少し温めてから乾燥の気になるかかとに塗ります。指などを使ってマッサージすればかかとがしっとりうるおいます。
ベビーオイルは正しく使えば顔にも使える万能オイル
ベビーオイルは1本で何役にもなる便利なプチプラアイテムです。顔や体の保湿マッサージだけでなく色々なことに使えます。赤ちゃんから大人まで家族で使える万能オイルです。ですが、正しく使わないと思わぬ肌トラブルを引き起こしてしまいます。
特に顔は元々皮膚が薄い上に日々紫外線を受けていたり摩擦によるダメージを受けていたりするので刺激に弱く、トラブルが起きやすいので注意が必要です。期限を守り正しく使用して、ベビーオイルを美容に生かしましょう。