コンフィとは?簡単な作り方や人気のアレンジレシピもご紹介
ビストロやカフェのメニューなどで、最近「コンフィ」と言う料理を目にすることはありませんか?コンフィとは一体どんな料理なのでしょうか?今回は、コンフィとは?と言う疑問から、人気のコンフィのレシピやコンフィを使ったアレンジレシピまでをご紹介します!
目次
- コンフィでおもてなし料理を
- コンフィとは?
- コンフィはなぜ保存がきくの?
- 本格的コンフィの作り方
- 時短コンフィの作り方
- 砂肝の食感を楽しむ
- 栄養満点のレバーもコンフィで
- 牡蠣の旨みを閉じ込める
- いわしが骨まで食べられる
- 鶏むね肉でコスパも最強
- お刺身用のサーモンで簡単コンフィ
- きのこを使ってヘルシーに
- 豚肉もコンフィでフレンチに
- オレンジでデザートに大活躍のコンフィ
- りんごの食感が残る果実感溢れるコンフィ
- 炊飯器で作る簡単コンフィ
- 余ったオリーブオイルも万能ソースに
- お弁当にもコンフィは便利
- サラダはコンフィでボリュームアップ
- ブルスケッタもコンフィでアレンジ
- デザートはアレンジしたコンフィで
- コンフィを常備しておけばごちそうができる!
コンフィでおもてなし料理を
お客様を我が家に招待したり、パーティーを開く予定があったり、そんな時に悩むのがおもてなしのお料理ですよね。品数を沢山用意するために、事前に用意できるものは作っておきたいと思いませんか?実は、事前に用意できて、しかもおしゃれで美味しいお料理があるんです。
どうしよう…
— mii* (@mmiii_iiimm) December 22, 2017
クリスマスパーティーに一品持ち寄ることになったけど
料理得意じゃないから、凝ったものはできないけど
簡単にできるようなものが思いつかない
何かいい案あれば教えて欲しいです(*´`*)
最近、レストランなどでもよく見かける「コンフィ」と言うお料理はご存知ですか?実はこのコンフィとは、お好みの食材で作ることができて、しかも簡単で、アレンジメニューとしても使える万能料理と言うことで最近じわじわと人気が出ているんです。ではそんなコンフィとはどんな料理なのでしょうか?
やさいを塩だけで蒸したスープと、鶏肉のコンフィをつくりました🍴🍴なんだかきょうはおしゃれ🍴🍴
— 冬華*とーか (@tohka_kamiya) April 13, 2018
今回はメインディッシュにも、副菜にも、おかずに迷った時に役に立つコンフィの魅力をお届けします。本格レシピから簡単レシピまで作り方もご紹介します。
コンフィとは?
では、まずコンフィとはどんな料理なのかをご説明します。コンフィとはフランス料理の調理法のことを言い、主に鳥や魚の肉、果物などの食材を使い、肉類の場合は油脂に漬け込んでじっくり加熱調理し、果物類の場合は砂糖に漬け込んだ料理です。

コンフィとはフランス語のコンフィルという単語が語源で、コンフィルは保存すると言う意味の動詞です。その名前の通り保存用の食品として作られたのが起源です。このように、油や砂糖に漬け込む調理方法で作った料理の事をコンフィと言いますので、コンフィとは料理名というより保存をするための調理方法と言った方が分かりやすいかも知れません。
このため、コンフィの味付けはそれぞれの食材にあった味付けをしていきます。保存がきく食材ですので、おもてなし用に予め作って置くなど、忙しい方には作り置き料理としても最適なんです。食材を変えれば味付けも変わりますので何種類か作って置いても飽きずに楽しむことができますよね。
コンフィはなぜ保存がきくの?
コンフィとは保存という意味の単語からきているとご説明しましたが、もともと冷凍技術のない時代に保存のために考えられたのがこの調理法です。肉類などの食材は油脂に漬け込んで煮込んだあとそのまま冷やすと油脂が固まります。その固まった油脂が食材が空気に触れるのを防ぎ、酸化を抑えてくれるのです。
コンフィ、一応保存食扱いだから瓶詰めして大学で食いてえな
— たんのり🍆 (@TannoriP) May 27, 2018
果物のコンフィは肉類のコンフィとは漬け込み方が違います。果物の場合は果物に含まれる水分が細菌の増殖の原因となり傷みが進行します。しかし砂糖に漬け込むことで果物の水分を砂糖が吸収し、カビや腐食の進行を減少させるのです。
電気が切れてて、とくに肉などの生鮮食品が腐ってしまいそう、という場合は、コンフィがいいんじゃないかと思う。コンフィは、低温の油(本格的なのはラードでやる)でジビエなどをゆっくり煮て油のなかに漬けたまま保存する料理。冬の間もつらしい。油で空気が遮断されるから。
— えんてん (@on_enten) April 15, 2016
コンフィとは冷蔵庫が無かった時代の生活の知恵だったのですね。今の時代は冷蔵庫がありますので、冷蔵庫で保存すれば食材によっては1週間から1ヶ月も持つのだそうです。魚や肉類は調理する前に予めしっかりと水分を取っておくことが美味しく、長持ちさせるためのポイントです。
本格的コンフィの作り方
ではコンフィとはどんな作り方なのか、レシピをご紹介していきます。まず最初は、料理のプロが作っている本格的な鶏肉のコンフィとはどのような作り方なのかを家庭でできる作り方でご紹介します。

骨付きの鶏もも肉4本に、塩を鶏の重量の1.5パーセント、タイム5~6枝をまぶしてラップをかけ冷蔵庫で一晩漬け込みます。ホーローの鍋にラード500~600グラムを溶かし、鶏肉が脂に浸かっている状態にします。鍋に蓋をしない状態で、予め80℃から90℃に余熱したオーブンで2時間加熱し、脂の中でそのまま冷まします。

80℃から90℃の沸騰しない温度でじっくり加熱することで、鶏肉がしっとりやわらかに仕上がります。脂に浸かったまま保存容器に入れれば、冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。食べる時に鶏肉を脂から取り出し、フライパンに油をひかずに皮がパリッとするように両面を焼いてください。仕上げにコショウで味を調えて完成です。
時短コンフィの作り方
ご紹介したように、本格的なコンフィとは前日に仕込んでオーブンを使ってじっくり仕上げるのが正式な作り方ですが、そんな時間のない方でも美味しく仕上がる時短のコンフィの作り方をご紹介します。

下準備として、鶏もも肉250グラムを余計な脂身を取り除き、筋には切り込みを入れ平らに成型します。成型したら塩コショウをしてジッパー付きの密閉できる袋に入れ、白ワイン大さじ1を加えて空気をしっかりと抜いて袋を密封し、冷蔵庫で1時間から3時間寝かせます。この下準備をすることで、白ワインが鶏肉の臭みを取り、仕上がりもしっとりします。
レモン半分を5mm幅の輪切りにし、にんにく1片をすり潰し、ローズマリー2枝は5センチの幅に切ります。寝かせ終わった鶏肉は水気をよく拭き取り、熱する前のフライパンに鶏肉の皮目を上にして入れ、その上にレモン、にんにく、ローズマリーを乗せます。フライパンにオリーブオイルを食材がひたひたになるまで注ぎ、蓋をし、一番弱いとろ火にして1時間ほどオイルで煮込みます。

鶏肉に火が通ったら完成です。そのまますぐに食べられますが、冷ますことでより味がしっかりと染みこみます。時短とは言っても、とろ火でじっくり煮込むのがコンフィが美味しく仕上がるポイントです。火を強めると焦げ目がついてしまったり、鶏肉の身が固くなってしまうので注意しましょう。
砂肝の食感を楽しむ
人気の簡単コンフィの作り方:砂肝のコンフィ
ここからは様々な食材を使って、簡単に作れるコンフィの作り方をご紹介します。始めは、鶏肉と並びコンフィの定番食材でもある砂肝のコンフィの作り方です。

下処理済み(表面の白い硬い部分が取り除かれているもの)の砂肝200グラムに切り込みを何本か入れておきます。ステンレス製のボウルに砂肝、塩1.6グラム、コショウ少々を混ぜ合わせ、冷蔵庫で30分から1時間寝かせ味を馴染ませます。

冷蔵庫から取り出したら砂肝の入ったボウルに砂肝が浸るくらいのオリーブオイル、タイム2~3枝、にんにく1かけを加え鍋に沸かした熱湯にボウルごとつけ湯煎にかけ1時間から1時間半ほど加熱します。砂肝が好みの食感になったら火を止め、器に盛りパセリをかけ完成です。湯煎にかけて加熱することで砂肝に一気に火が入ってしまうのを防げ、じっくり加熱することができます。
栄養満点のレバーもコンフィで
人気の簡単コンフィの作り方:レバーのコンフィ
レバーは、特に女性には嬉しい栄養素がたっぷりの食材です。コンフィにしておけば、いつでも手軽に食べることができますね。

レバー500グラムは冷水でよく洗い一口大に切ります。小さめの鍋に適量のオリーブオイルを入れ、みじん切りにしたにんにく4片を投入し、香りが立ったらレバーを追加します。そこへタイム5~6枝、塩大さじ1を全体に混ぜ、レバーが浸るくらいまでオリーブオイルを追加で注ぎます。

油がふつふつするぐらいの温度を保ち、弱火で5~6分煮ます。その後火を止め蓋をして2~3分置き余熱を通して完成です。冷めたらガラス容器などに入れれば冷蔵庫で2週間ほど日持ちします。レバーが硬くなり過ぎないように弱火を保つのがポイントです。予熱でも火が通りますので、火を止める時点では少し赤みがあっても大丈夫です。
牡蠣の旨みを閉じ込める
人気の簡単コンフィの作り方:牡蠣のコンフィ
海のミルクとも言われる濃厚な牡蠣ですが、コンフィにすれば旨みをたっぷり閉じ込めることができ、絶品メニューになります。

牡蠣1パックを、塩一つまみと片栗粉少々を入れた水で軽く洗います。ざるにあけた後、もう1度流水で軽く洗い、牡蠣の水分をよく拭き取ります。小さめの鍋に、牡蠣、すり潰したにんにく1片、種を取り除いた鷹の爪2分の1、ローズマリー適量を入れ牡蠣が浸るくらいのオリーブオイルを注ぎます。

一番小さい弱火で20分ほどコトコト煮込み、塩、コショウで味を調えれば完成です。低温でじっくり加熱することで、牡蠣の身がふっくらし、旨みも飛びません。牡蠣を洗う時にしっかりと強めに洗ってしまうと旨みも流れてしまうので、さっと洗うことが美味しく仕上げるポイントです。
いわしが骨まで食べられる
人気の簡単コンフィの作り方:いわしのコンフィ
小いわしをコンフィにする事で骨まで美味しく食べることができます。ワインのおつまみにもぴったりの1品です。

小いわし20匹を、内臓を取り除き洗ってキッチンペーパーなどで水分を取り、並べて塩適量を振りかけます。にんにく1片を薄切りに、鷹の爪2本は種を取り、レモン2分の1個は2~3mmくらいの輪切りにします。塩を振りかけたいわしからまた水分が出るので、キッチンペーパーでよく拭き取ります。水気をとったいわしを、耐熱容器に重ならないように並べます。

そこへ、スライスしたにんにくとレモン、鷹の爪、ローリエ2枚、タイム3~4枝を乗せ、粒コショウ小さじ1をまんべんなく振りかけ、オリーブオイルを具材が浸るまで注ぎます。予め100℃に予熱したオーブンで40分から50分加熱して完成です。いわしは、下ごしらえの時点で水分をよく拭いておくことで、臭みがなく美味しく仕上がります。
鶏むね肉でコスパも最強
人気の簡単コンフィの作り方:鶏むね肉のコンフィ
スーパーでなどで安く手に入る鶏のむね肉ですが、コンフィにすればしっとり柔らかに仕上がりコスパの高いごちそうになります。

鶏むね肉2枚を、繊維を断ち切る向きで削ぎ切りにし、塩小さじ1と2分の1を揉み込み30分ほど置きます。鶏肉の水分を取ったらジッパー付きの袋に、鶏肉、にんにくスライス1片、ローズマリー1本、粗引きコショウ適量、オリーブオイル100CCを入れ、冷蔵庫で1時間以上漬け込みます。

冷蔵庫から出した鶏肉を袋ごと沸かしたお湯に入れ、一番小さい弱火にし裏表5分ずつ、計10分火にかけます。火を止めたらそのまま15分置き、予熱で中まで火が通ったら完成です。召し上がる前に塩コショウで味を調えてください。予熱で火を通すのがジューシーに仕上げるポイントです。冷蔵庫で保存すれば、3~4日ほど日持ちします。
お刺身用のサーモンで簡単コンフィ
人気の簡単コンフィの作り方:サーモンのコンフィ
お刺身用のサーモンを使えば、低温でじっくり調理しても安心して食べられます。ホロリとなめらかな食感が楽しめますよ。
刺身用のサーモン1柵を水200CC、塩20グラム、砂糖10グラムを混ぜた調味液に1時間ほど漬け込みます。漬け込んだサーモンの水気を拭き取り、ジッパー付きの袋に入れひたひたになるまでオリーブオイルを注ぎます。鍋に湯を沸かし、袋ごと湯に入れ1時間ほど湯煎にかけ、火が通ったら完成です。

食べる前に、袋から取り出し1口大に切り分けます。フライパンに香り付け程度のバターを熱し、サーモンを軽く焼きます。黒コショウ適量で味を調えて、好みのハーブを乗せたら美味しく召し上がれます。
きのこを使ってヘルシーに
人気の簡単コンフィの作り方:筍ときのこのコンフィ
副菜にも、コンフィは活躍します。筍とマッシュルームで季節の香りたっぷりのコンフィが作れるんです。

マッシュルーム10個を縦半分に切り、筍の水煮1パックを銀杏切りにします。にんにく1片はすり潰し、ドライトマト3枚は適当な大きさにちぎります。フライパンにサラダ油を熱し、筍に焼き色をつけ、白ワイン大さじ1を振りかけ香り付けします。耐熱の瓶に筍、マッシュルーム、ドライトマト、鷹の爪1本、オイルサーディン(缶詰)小さめ2~3尾程、ローリエ1枚を入れます。

そこへ、材料が浸るくらいのオリーブオイルをそそぎ、瓶ごと水の入った鍋に入れ、水から加熱して20分から30分じっくり茹で、完成です。マッシュルーム以外にも、季節のきのこを何種類か入れても美味しいです。筍は水煮を使う事で簡単に作れます。
豚肉もコンフィでフレンチに
人気の簡単コンフィの作り方:豚肉のコンフィ
豚ロースの塊肉のレシピと言えば、パッと思いつくのは角煮ですが、コンフィにすれば簡単におしゃれなフランス料理ができちゃうんです。

豚肩ロースの塊肉約500グラムを袋に入れ、粒塩コショウとナツメグ適量、にんにく1片のみじん切り、ローリエ1枚を袋の中で揉み込み2~3時間漬け込みます。漬け込んだあとの豚肉は水で洗い、水分をよく拭き取ります。豚肉をジッパー付きの袋に入れ豚肉が浸るくらいのオリーブオイルを注ぎ、空気を抜きます。

鍋にお湯を沸騰させ、そこへ袋ごと豚肉を入れます。20分たったら火を止めそのまま20分置き、再び沸騰させ20分たったら火を止めるという作業を3回繰り返し、肉に火が通ったら完成です。食べる時、袋から取り出したら油を拭き取りフライパンで焼き目をつけると美味しく召し上がれます。沸騰と予熱を繰り返し、肉にゆっくり火を通すのがポイントです。
オレンジでデザートに大活躍のコンフィ
人気の簡単コンフィの作り方:オレンジのコンフィ
ここからはおかずのコンフィとは違う、甘いコンフィの作り方のご紹介です。オレンジのコンフィは、チョコレートをかけたオランジェにしたり、タルトに乗せたり、スイーツ作りに大活躍する一品です。

オレンジに竹串で複数個所穴をあけて1時間以上水に浸します。ヘタとおしりの部分を切り落とし、お好みの薄さにスライスします。鍋にオレンジを並べて砂糖30グラム、水150CCを加え中火にかけます。グツグツとしてきたら弱火にし、落し蓋をして10分から15分煮詰めます。そのあとさらに砂糖30グラムを加え火を止めます。

その状態で一旦冷まし、冷めたらオレンジを裏返して、最初は中火、ぐつぐつしたら弱火で煮詰めたら完成です。オランジェに使う場合は、余分な砂糖を取り網に乗せてべたつきがなくなるまで乾燥させてください。オレンジの皮の苦味が苦手な方は最初に長めに水に浸してください。長ければ長いほど苦味が取れます。
りんごの食感が残る果実感溢れるコンフィ
人気の簡単コンフィの作り方:りんごのコンフィ
りんごのコンフィは、お菓子作りに使ってもトーストに乗せて食べても、そのままデザートとして食べても美味しく食べられます。
りんごは芯を取り皮ごと約5mm角にきざみます。鍋にりんごと砂糖(りんご1個に対して25グラム)を入れ軽く混ぜて30分ほど置きます。その後火をつけ弱火で15分から20分、焦げ付かないように混ぜながら煮詰めます。まだりんごの原型をとどめている状態で、とろっとしてきたら、仕上げにレモン汁(りんご1個に対して大さじ2分の1)を加えて完成です。

粗熱をとって密閉容器に入れ冷蔵庫で保存すれば1週間ほど日持ちします。好みの固さにによって、りんごを煮詰める時間を調整してください。
炊飯器で作る簡単コンフィ
じっくり火を通すコンフィは、簡単なレシピでもそれなりに時間がかかりますよね。しかし炊飯器を使えば、ずっと見張っていなくても自然にコンフィができあがるんです。お好きな食材をジッパー付きの袋などに入れて塩コショウ、ハーブ、すり潰したにんにくなどで予め味を染みこませておきます。

時間を置いて味が染みこんだら、袋の中に食材が浸るくらいのオリーブオイルを入れ完全に密閉します。炊飯器に、袋に入った食材と沸騰直前くらいの温度のお湯を注ぎます。お湯の量は食材が完全に浸かるくらいまで入れてください。

炊飯器の蓋をして、保温で3時間から8時間加熱します。具材の中まで熱が入れば完成ですが、火が入るわけではないのでやりすぎても固くなりません。心配な方は長めに時間を設定しても大丈夫です。

余ったオリーブオイルも万能ソースに
コンフィを作る際に使う大量のオリーブオイルですが、食材のエキスや調味料の混ざった美味しいオイルになっていますのでこちらもアレンジして色々な料理に使う事が出来ます。

コンフィのオイルはペペロンチーノにもぴったりです。フライパンに余ったオリーブオイルと輪切りにした鷹の詰めを入れふつふつとしてきたら、茹でたパスタを水分を切ってフライパンの中のオイルに絡めるだけで完成です。

また、アヒージョを作る時のオイルにしても良く合いますし、野菜や肉をソテーするときにひく油の代わりに使っても、具材にもそのまま味付けができ便利です。捨ててしまってはもったいないので色んな料理にアレンジして再利用しましょう。
お弁当にもコンフィは便利
コンフィを使った人気のアレンジレシピ:鶏むね肉コンフィのサンドイッチ
コンフィは、具材そのままでも味がついていますのでメインのお料理の1品になりますが、アレンジレシピにも使えばバリエーションが広がります。お弁当等にはサンドイッチにしてはいかがでしょうか?
作り方をご紹介した鶏むね肉のコンフィでサンドイッチにアレンジします。鶏肉のコンフィを予め薄く切り分けておきます。マヨネーズとマスタードを小さじ1ずつ混ぜて食パンにぬります。その上にレタス2枚、鶏むね肉のコンフィ、クリームチーズ適量、スライスしたトマト、スライスした玉ねぎを乗せもう1枚の食パンでサンドします。

ラップをきつめに巻いて冷蔵庫でしばらく置きます。具材とパンが馴染んだら包丁で半分に切って完成です。スライスした玉ねぎにレッドオニオンを使うと切ったときの断面がきれいな色合いになるのでおすすめです。
サラダはコンフィでボリュームアップ
コンフィを使った人気のアレンジレシピ:いわしコンフィのサラダ
作り方をご紹介したいわしのコンフィをサラダにアレンジします。お好きな野菜で作れますが、よく合うのはレタス、ブロッコリー、スナップえんどう、ミニトマト、じゃがいもなどです。
じゃがいもは茹でて粉ふき芋を作っておきます。ブロッコリーとスナップえんどうは塩茹でしておきます。野菜を器に盛り、上にいわしのコンフィを乗せます。余ったオリーブオイルに酢やレモン汁などの酸味を加えドレッシングにして上からかけて完成です。

ちょっと贅沢にオリーブの実を加えると、ワインに良く合う、イタリアンの前菜にもなり特別感を出したいときにおすすめです。
ブルスケッタもコンフィでアレンジ
コンフィを使った人気のアレンジレシピ:レバーコンフィのブルスケッタ
パーティーの定番料理のブルスケッタも、コンフィを使えば簡単に作れます。ご紹介したレシピのレバーのコンフィをアレンジします。

トマトとアボカドを小さめの角切りにし、チューブにんにく、塩こしょう、オリーブオイル、醤油で味付けをします。フランスパンを適当な厚さにスライスし、きつね色の焼き色がつくまでトーストします。トーストしたフランスパンにクリームチーズをぬります。その上に、味付けしたトマトとアボカド、レバーのコンフィを乗せ、上からドライパセリを散らして完成です。
デザートはアレンジしたコンフィで
コンフィを使った人気のアレンジレシピ:オレンジコンフィのカスタードトースト
コンフィを使えば、手の込んだデザートも簡単に作ることができます。作り方をご紹介したオレンジのコンフィをアレンジして、オレンジとカスタードの甘酸っぱさが絶妙なカスタードトーストを作ります。

耐熱ボウルにバター大さじ1と薄力粉大さじ1を入れ電子レンジ600Wで40秒加熱し、バターと薄力粉を混ぜ合わせます。そこへ、砂糖大さじ1、牛乳75CCを入れて混ぜ合わせます。更に卵黄1個を加え良く混ぜ、電子レンジ600Wで1分加熱します。レンジから出したらレモン汁小さじ3を加えカスタードクリームが出来上がります。

食パンにカスタードクリームをまんべんなく乗せて、その上にオレンジのコンフィを並べます。更にアーモンドスライスを乗せてオーブントースターに入れ表面に焼き色がついたら最後に粉砂糖を振りかけて完成です。
コンフィを常備しておけばごちそうができる!
コンフィとは何か知らなかった方も、その便利さに驚かれたのではないでしょうか?最近人気になっている理由も頷けますね。食材も選びませんので冷蔵庫の中で使ってしまいたい食材をアレンジしてコンフィにしておけば食べたいときに食べることができます。

普段のおかずにも、パーティー料理にも、アレンジしてお弁当にも、コンフィを覚えておけば料理の幅も広がります。ぜひお好みの食材で、オリジナルのコンフィも作ってみてください!
