アニメ映画おすすめまとめ!感動の名作や面白い良作を紹介!

ジャンルやテーマにとらわれず、実写で描けないこともアニメーションなら自由に描けることができます。そんなアニメ映画は面白いしおすすめです。笑って、泣いて、ときには深く考えさせられて。もっとたくさんの人に観てほしい、魅力あふれるおすすめのアニメ映画をご紹介します。

目次

  1. 大人になった今だからこそアニメ映画を
  2. アニメ映画ならではの自由な演出に圧倒されよう
  3. 絵が動くという感動を体感しよう
  4. おすすめアニメ映画①イヴの時間
  5. おすすめアニメ映画②宇宙ショーへようこそ
  6. おすすめアニメ映画③怪盗グルーの月泥棒
  7. おすすめアニメ映画④Colorful(カラフル)
  8. おすすめアニメ映画⑤傷物語
  9. おすすめアニメ映画⑥君の名は。
  10. おすすめアニメ映画⑦紅の豚
  11. おすすめアニメ映画⑧クレヨンしんちゃん
  12. おすすめアニメ映画⑨劇場版文学少女
  13. おすすめアニメ映画⑩言の葉の庭
  14. アニメ映画を見たあとは原作を読んでみよう
  15. アニメ映画の原作者や監督をチェックしよう
  16. アニメ映画が舞台となった場所を散策しよう
  17. 素敵なアニメ映画と出会うために

大人になった今だからこそアニメ映画を

小さいころはたくさんアニメを見ていたのに、成長していくにつれ、勉強やアルバイトなどの事情で自然とアニメから離れてしまった方は多いのではないでしょうか。あるいはアニメは子ども向けで、大人には面白いと感じたり、感動できないという方もいるかもしれません。

大人になり、物事を広い視野で見られるようになった今だからこそ、アニメ映画はおすすめです。幼い時期に見ていた映画をもう一度見直すと、以前とは違った感覚で見られるかもしれませんよ。今回はアニメ映画ならではの魅力をはじめ、大人にもおすすめできる面白い良作アニメ映画や、感動の名作アニメ映画をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アニメ映画ならではの自由な演出に圧倒されよう

邦画でも洋画でもなく、アニメ映画をおすすめする理由は、演出における自由度の高さがあるからです。登場人物を小さくデフォルメさせてコミカルな演出ができるのは、アニメーションならではです。劇画タッチに描いて緊迫感を表現する演出もあります。同じキャラクターなのに描き方ひとつで見た目が様変わりしていくのは、アニメ映画ならではの面白いところではないでしょうか。

絵が動くという感動を体感しよう

大好きな漫画や小説のキャラクターが、大きなスクリーン画面で動きまわることこそ、アニメ映画最大の魅力です。漫画などでは動きの細部は各々で想像するしかできませんが、アニメ映画として視聴することで、細部まで同じイメージを共有できます。これからおすすめするアニメ映画を見て、キャラクターの躍動感に感動する方もいるのではないでしょうか。

おすすめアニメ映画①イヴの時間

おすすめアニメ映画として、まずは「イヴの時間」をご紹介します。人間とアンドロイドが出てくる、いわゆるSF映画です。人間とアンドロイドの関係性はどうあるべきか、と優しく問いかけてきます。見終わったあとは、温かいコーヒーを飲みながら余韻に浸りたくなるような、柔らかい空気感に包まれる良作なアニメ映画ですよ。

あらすじ

人型のロボットが家電として普及した時代。高校生のリクオは友人のマサキと、自身のハウスロイド、サミィの行動履歴を追います。行き先は「イヴの時間」という喫茶店。そこは「人間と機械を区別しない」という不思議なルールがあります。ハウスロイドが人間と同列の存在だと考えたこともないリクオ。彼が目にしたのは、人間のようにふるまうハウスロイドばかりです。

おすすめポイント

人は知らず知らずに「誰か」と「誰か」を比べています。この映画はそれを「人間」と「ロボット」で表しています。主人公のリクオと友人のマサキの、アンドロイドに対する認識を少しずつ変えていく心の描写を、とても丁寧に表現しています。「人はこうあるべき」ではなく「こういう人もいかがでしょうか」と優しく提供してくれる雰囲気が、本作をおすすめする理由のひとつです。

おすすめアニメ映画②宇宙ショーへようこそ

エンターテインメントとして王道を通した、SFアニメ映画「宇宙ショーへようこそ」。この作品は胸を熱くするほどに、直球でテーマを投げてきます。ラストに向かって物語は大きく動いていきますが、どの部分で感動して琴線に触れるかは、人によって変わってくるのではないでしょうか。勧善懲悪のストーリー展開はあと味もよく、おすすめの良作アニメ映画ですよ。

あらすじ

小学校の全校生徒が5人しかいない田舎町、村川村。小学5年生の夏紀(なつき)は夏休みのある日、ほかの4人の生徒とともに犬の姿をした宇宙人、ポチと出会います。ポチとの出会いをきっかけに、夏紀たちは月での宇宙旅行を満喫します。ひと夏の大冒険は、夏紀たちを少しだけ成長させる感動ストーリーです。

おすすめポイント

なんといっても絵がきれいなのでおすすめです。地球で描かれている美しい田舎の風景と、宇宙の奇抜な造形や色合いに魅了されます。鮮やかな映像の中で巻き起こる、夏紀たち子どもどうしの衝突と、ポチたち大人の確執をうまく対比させています。子ども向けのテーマを前面に出しながら、もうひとつ別の大人の物語も二重に絡み合わせ、面白い良作アニメ映画に作られています。

おすすめアニメ映画③怪盗グルーの月泥棒

当時の3D技術を駆使して臨場感たっぷりに作られた「怪盗グルーの月泥棒」をおすすめします。とにかく可愛い、面白い、と人気を博したミニオンズでおなじみですね。意地悪で皮肉屋な怪盗グルーと、孤児の3姉妹との出会いと絆が丁寧に描かれています。2017年7月には怪盗グルーシリーズ3作目となる「怪盗グルーのミニオン大脱走」も公開された、大人気の良作アニメ映画です。

あらすじ

誰もが恐れる大悪党として有名になるため、グルーは月を盗むという計画を企てます。月を盗むため、グルーはクッキーを売っていた3姉妹を養子として迎え入れ、利用しようと考えます。紆余曲折ありつつも無事に月を盗んだグルー。しかしグルーが地球に戻ると、ライバルのベクターによって3姉妹が誘拐されてしまいます。

おすすめポイント

おすすめはやはり3Dを意識したカメラワークでしょう。ジェットコースターなどの高所からのシーンは、2Dでもヒヤッとしてしまいますよ。ミニオンズたちの行動も面白くて可愛らしいですが、グルーの3姉妹に対する心境の変化や、不器用な愛情表現も見どころです。ラストのおやすみのキスシーンは何度見ても心が温まります。面白いし感動できる、そんな良作アニメ映画です。

おすすめアニメ映画④Colorful(カラフル)

良作アニメ映画「Colorful(カラフル)」は、生前に罪を犯した「ぼく」が「小林真(こばやしまこと)」として生きるアニメ映画です。森絵都先生による小説「カラフル」が原作となっており、タイトル通りカラフルな映像でメッセージを伝えてくる感動作品です。アニメ特有のアクションなど派手な描写はあまりありませんが、独特の色遣いやシナリオで心を強く揺さぶってきます。

あらすじ

生前に大きな罪を犯した「ぼく」の魂は、自殺した少年、小林真に入り込み人生を再スタートさせます。目的は「ぼく」が犯した罪を思い出し、自身の魂を救うこと。しかし真につきまとう劣等感や孤独感、家庭環境に「ぼく」は絶望していきます。「生きる」ということに対して改めて考えることができる、おすすめの良作アニメ映画です。

おすすめポイント

静かに進んでいくこのアニメ映画のおすすめは、個々のキャラクターが際立っているところです。それぞれのキャラクターが真を通して「ぼく」にメッセージを投げかけています。特にアニメオリジナルのシーンである、東急砧(きぬた)線の廃線跡を真と同級生の早乙女(さおとめ)と散策するシーンは、「ぼく」にとっての「カラフル」な世界のひとつとして描かれています。

おすすめアニメ映画⑤傷物語

アニメシリーズ「化物語」の待望の劇場版です。主人公の阿良々木暦(あららぎこよみ)が吸血鬼になった「春休み」に、主軸が置かれています。物語の導入部分にあたるので、シリーズを知らなくても気軽に見ることができるのでおすすめです。3部構成で作られており、2017年1月に3部作目が公開され、完結しています。夢中になって最後まで一気に見てしまう面白いアニメ映画です。

あらすじ

高校2年生から3年生になる春休みのある夜。阿良々木暦は、深い傷を負った吸血鬼キスショットと出会います。阿良々木は吸血鬼を見捨てることができず、自らの血液を差し出すことで助けます。その行為は彼のすべてを狂わせていきます。阿良々木の言葉で物語を構成していく、これまでのスタイルをくつがえすアニメ映画「傷物語」は、劇場作ならではの見せ方をしています。

おすすめポイント

アニメでは特徴的だったモノローグを極力カットして「間」と「画」でストーリーを魅せていく技法は、映画ならではのこだわりを感じます。バトルも多く、少々グロテスクなシーンもあるので人を選ぶ作品かもしれません。その分、ヒロインの羽川翼(はねかわつばさ)のキャラクターには可愛さが惜しみなくつめ込まれていて、シリアスな場面でも癒されますよ。

おすすめアニメ映画⑥君の名は。

社会現象にもなり、世界中で注目された新海誠監督の「君の名は。」をおすすめします。誰もが認める名作アニメ映画ではないでしょうか。男女が入れ替わるというありがちな設定ですが、出会ったことのない異性を意識する描写は見ていて微笑ましいです。過酷すぎる現実に反比例するように想いを募らせていく、青春ラブストーリー。感動すること間違いなしの名作アニメ映画です。

あらすじ

物語は男子高校生の瀧(たき)が見覚えのない少女、三葉(みつは)に入れ替わるところから始まります。同様に女子高生の三葉も瀧と入れ替わってしまいます。お互いにスマホで残した日記を通して、相手とぶつかり、相手の人生を楽しみながら、入れ替わりという現実を受け入れ始めます。少しずつ気持ちが打ち解け始めたころ、途端に入れ替わりができなくなってしまったのです。

おすすめポイント

おすすめは黄昏時というわずかな時間、瀧と三葉が直接出会うシーンです。黄昏とは「誰そ彼(たそかれ)」が転じた言葉といわれています。夕暮れ時で人の顔が見えにくくなり「あなたは誰?」と尋ねたことからできた言葉。黄昏時での逢瀬はまさに「君の名は。」のタイトルにふさわしいシーンでしょう。過酷な運命も凌駕するふたりの強い想いに、心揺さぶられる名作アニメ映画です。

おすすめアニメ映画⑦紅の豚

数々の名作アニメ映画を生み出しているジブリ作品からは「紅の豚」をおすすめします。「飛ばねぇ豚はただの豚だ」という豚になったポルコのセリフは印象的です。男の意地とプライド、大人の恋模様が丁寧に描かれています。子どものために名作を生み出してきた宮崎駿監督ですが、幼いころに抱いていた「空を飛びたい」という自身の憧れを、あえて大人向けに具現化した名作です。

あらすじ

深紅の飛行艇で自由気ままに空を舞う豚のポルコ。賞金稼ぎをしながら、密かに想いを寄せる、ジーナのバーに夜な夜な通う日々。そんなある日、ポルコは腕利きパイロットカーチスとの空中戦で敗れてしまいます。ボロボロになった飛行艇の修理を若い設計士フィオにまかせ、リベンジを果たそうと静かに闘志を燃やします。互いのプライドがぶつかり合う、胸を熱くするストーリーです。

おすすめポイント

空での勝負がつかず、海辺でポルコとカーチスが素手で決闘するシーンは見どころですし、おすすめです。男同士で腹の内まですべてさらけ出し、なりふりかまわず互いを殴り合う場面は手に汗を握ります。「紅の豚」の結末は、ポルコの恋愛模様やジーナの賭けなど、見た人それぞれの想像にゆだねられる、大人のアニメ映画らしい余韻を残した名作といえるのではないでしょうか。

おすすめアニメ映画⑧クレヨンしんちゃん

人気アニメ「クレヨンしんちゃん」からおすすめするアニメ映画は「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」です。面白いギャグシーンは盛り込まれているものの、この作品からは懐かしさとともに、不穏な雰囲気を漂わせています。それでもこのアニメ映画をおすすめするのは、野原一家の絆の強さを通じて家族の大切さを教えてくれる、感動の名作アニメ映画だからです。

あらすじ

大人が子どもに戻れるテーマパーク、20世紀博。昔懐かしい世界にとりこになる大人たち。野原一家のヒロシとミサエも例外ではありません。20世紀博を建設した目的は、現代に絶望したケンとチャコによる「古き良き昭和」の再現。大人を子どもへと退化させ、未来を捨てるという恐ろしい計画だったのです。家族と未来を救うため、しんのすけたちは20世紀博に乗り込みます。

おすすめポイント

小さな子どもたちは大人と一緒でないと、アニメ映画を見られません。テレビでは大人に不評の「クレヨンしんちゃん」ですが、劇場作は違います。一緒にアニメ映画を見に来た大人も楽しめるように、配りょされています。劇場作はどのシリーズも家族の絆の強さと大切さを教えてくれる、名作ばかりです。その中でも家族の大切さが強く伝わる「オトナ帝国の逆襲」をおすすめします。

おすすめアニメ映画⑨劇場版文学少女

2010年にアニメ映画化された「劇場版文学少女」は、ライトノベル「文学少女」が原作となった良作です。可愛らしい絵柄ですが、意外とシリアスな恋愛映画です。タイトル通り文学作品を絡めて話が展開していきますので太宰治先生の「人間失格」、宮沢賢治先生の「銀貨鉄道の夜」と「よだかの星」が好きな方も、このアニメ映画を良作で面白いと感じられるのではないでしょうか。

あらすじ

かつて井上ミウとして小説を書いた男子高校生の心葉(このは)。井上ミウの小説が大好きな文学少女、遠子(とおこ)。心葉は小説を書くのを辞めていましたが、事情を知らない遠子は彼の物語を求めます。穏やかに高校生活を送っていたある日、入院した友人のお見舞いに病院へ足を運んだ心葉は、元恋人の美羽(みう)と再会します。心葉と美羽の心の傷が、微かにうずき始めます。

おすすめポイント

このアニメ映画は、原作を知らない方にこそおすすめしたい作品です。ドロドロとした愛憎劇が繰り広げられる様は、昼ドラと並べても見劣りしません。それでも終盤のプラネタリウムのシーンでは「銀河鉄道の夜」の物語に奇跡を起こします。「文学少女」というタイトルを利用したラストの結末は、技巧的でとても面白い作り方をしているので必見です。

おすすめアニメ映画⑩言の葉の庭

「君の名は。」で有名な新海誠監督が手がけた良作アニメ映画「言の葉の庭」。繊細でとても美しい映像は本作でも存分に発揮されています。雨の日だけ会うことが許されたふたりの男女。現代が舞台になっているのに、とても古風な設定が際立ちます。雨の質感や匂いが伝わってくるような演出に圧倒されながら、切ない恋模様の行く末を見守ってください。

あらすじ

靴職人になることを胸に抱く高校生のタカオ。タカオはある雨の日、昼間からお酒を飲んでいるユキノと出会います。雨の日の庭園で、逢引きを繰り返しながらタカオは素性の知れないユキノに惹かれていきます。しかし梅雨が明け、庭園から足が遠のいていたタカオは、思いもよらないところでユキノの正体を知ることになります。

おすすめポイント

おすすめはなんといっても映像の美しさでしょう。テーマのひとつとなっている「雨」ですが、映像越しからでも雨の匂いまで感じられることができるような作品です。ストーリーもとても魅力的に作られています。雨の日だけの逢瀬。現代が舞台なのにとてもノスタルジックで切ない演出です。タカオがユキノに万葉集の返し歌を詠むシーンは胸を打たれます。

アニメ映画を見たあとは原作を読んでみよう

おすすめのアニメ映画を見たあとは、お話のベースになった原作も読んでみませんか?漫画や小説など媒体はたくさんあるでしょう。「このアニメ映画のことをもっと知りたい」と感じたら、ぜひ原作にも触れてみることをおすすめします。面白い発見や新たな感動が見つかるかもしれませんよ。脚本がアニメ映画オリジナルの場合でも、あとから漫画や小説が発売されることがあります。

アニメ映画の原作者や監督をチェックしよう

お気に入りのアニメ映画を何度も見ることも楽しいですが、同じ作家さんが手がける、ほかのタイトルの映画を見るのもおすすめです。感動したり、面白いと感じたアニメ映画作品の原作者や、映画監督の名前をチェックしてみましょう。別の作品を見ることによって、新たな感動に出会ったり、良作アニメ映画を発掘できるかもしれませんよ。

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アニメ映画が舞台となった場所を散策しよう

旅行感覚で、聖地巡礼をするのもおすすめです。世間を騒がせた名作映画でなくても、物語の舞台いは、モデルとなった場所や、インスピレーションを受けて描かれた地域があるはずです。お気に入りの良作アニメ映画が見つかったら、物語の情景を思い浮かべながら散策してみてはいかがでしょうか。「この場所はあのシーンに似ている」という場所を自ら探しにいくのもおすすめですよ。

素敵なアニメ映画と出会うために

あなたの好みに合いそうな素敵なアニメ映画は見つかりそうですか?アニメ映画の世界はまだまだ広いです。笑いたいとき、泣きたいとき、温かい気持ちになりたいとき、その日の気分によって見たいアニメ映画、求めるアニメ映画は変わるものです。映画館に出向いたり、DVDをレンタルしてみたりして、名作アニメ映画や、良作アニメ映画とたくさん出会えるといいですね。

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