動画編集ソフトおすすめを厳選！無料・有料別に使い勝手を比較！

動画を撮影するビデオカメラこそ普及していた物の、編集まで行っている人は少数派でしたが、今では誰でも簡単に動画編集を行う事ができる環境が整っています。せっかくの思い出を映像に残したなら不要な部分はカットしたり演出やエフェクトを加えてより見栄えの良い状態で残す事をおすすめします。

いざ動画編集をしてみようと思っても動画編集ソフトは無料で使えるフリーソフトから有料のソフトまであってどれを使うといいのか分かりにくいです。用途や知識にあっていない動画編集ソフトを使ってしまうと、動画編集自体が嫌になってしまいます。

今回は動画編集ソフトを無料のフリーソフト、有料のソフトそれぞれのメリットやデメリット、おすすめの選び方などを紹介します。

動画編集ソフトを探す時に真っ先に気になるのが無料ソフトと有料ソフトの違いです。パソコンで使うソフトの中でも動画編集ソフトは無料ソフトの性能が高く、無料ソフトであっても使いこなせば有料ソフトよりも使い勝手の良いソフトもあります。

有料ソフトの多くに共通しているのはテンプレートの豊富さとサポートの強さです。また想定しているユーザーのレベルに合わせたカスタマイズがなされているので初心者であってもとっかかりやすいソフトが多いのも特徴と言えます。

動画編集ソフトを選ぶ際に価格以上に確認して欲しいのが対応しているOSです。動画編集ソフトの半分以上のソフトは特定のOSでのみ利用ができるソフトになっています。使ってるOSに対応している必要があるのはもちろん、複数のOSを跨いで利用する場合はそのどちらにも対応している必要があります。

また完成する前のデータを誰かとやりとりするような使い方をする場合には相手のパソコンのOSまで考慮して置く必要があります。出来るのであれば同じソフトを導入できるようにすると円滑に作業を進める事ができるので対応範囲は必ず確認して購入するようにしましょう。

パソコンで扱うソフトのうち無料ソフトは有料ソフトの劣化版で非常に限定的で使いにくいソフトも多い場合がほとんどですが、動画編集ソフトに限れば無料ソフトであっても非常に機能的で使いやすいソフトが多いです。また用途を絞っているからこそ軽量でどんなパソコンでも使う事ができるソフトもあります。

実際にYouTubeやニコニコ動画に動画をアップしている人の中でも多くの人は無料のソフトを利用しておりそれで視聴者を楽しませています。

一口に動画といってもパソコンで扱える動画には様々な出力形式（フォーマット）があります。動画編集ソフトは複数のフォーマットに対応している製品が多いですが、無料ソフトの場合その形式が比較的限定されているソフトが多いです。

フォーマットの形式は動画の利用方法も考慮した上で、決める必要があります。特に動画配信サイトなどでは特定のフォーマットを指定している多いのでメインとなる配信先を決めた上でそこに確実に投稿できるフォーマットができる動画編集ソフトを選ぶようにしましょう。

またビデオカメラなどで撮影した動画を編集する場合、ビデオカメラによって動画のフォーマット形式が異なる場合があります。無料ソフトであっても入力できるフォーマットは幅広い場合が多いので基本的には気にする必要もありませんが、出力方法と合わせて入力できるフォーマットも確認しておく事をおすすめします。

無料ソフトのもう一つの特徴として特定の作業だけをするようなソフトを使う事ができる点があります。動画はパソコンで扱うデータの中でも大容量になりがちで、ソフト自体もどうしても動作の重いソフトが多いですが、これらのソフトを利用する事でできるだけパソコンへの負担を減らす事ができます。

本格的な動画編集の前にこれらで作業をする事で動画自体の容量を減らす事ができるだけでなく、1つの作業に集中しやすくなるので、作業の効率化を図る事もできます。

動画編集ソフトには過去に有料ソフトとして発売しながら、さらに上位のソフトを発売する段階などで無料化して配布しているソフトもあります。機能が制限される場合もありますが多くのソフトではより上位のソフトを購入してもらうための販促の意味も込めて有料ソフト時代とほぼ変わらない機能を使えるソフトが多いです。

元々有料ソフトなので使い方やトラブルシューティングの情報も豊富です。体験版として試しに利用してみるような使い方もできるので元有料ソフトを選ぶのもおすすめできます。

無料ソフトのメリットとしてはいくら導入しても経費がかからないので複数のソフトを導入して試用してみる事ができる事です。フォーマット形式などで絞り込んでも候補が残るようなら一度インストールしてみる事をおすすめします。

それぞれのソフトに互換性こそありませんが、特定の作業単位でソフトを切り替えて編集をするような人もいます。用途を絞りこんだ無料ソフトとの組み合わせも含めて作業しやすい環境を整えるようにしましょう。

YouTubeやニコニコ動画に動画をアップしている人の中でも圧倒的な人気を誇る無料の動画編集ソフトAviUtlです。個人プログラマーが開発したフリーソフトでありながら、その使い勝手の良さと高機能さで人気を集めています。最大の特徴はその拡張性の高さで、有志によって製作されたAviUtl用の拡張プログラムが多く自分で使いやすいようにカスタマイズする事ができます。

しっかりとカスタマイズできればフリーソフトでありながら有料ソフト以上の使い勝手の良さを発揮してくれます。その拡張性の高さ故にしっかりと使えるような状態にまでするのに少し時間と手間がかかるのが難点とも言えますがそれを差し引いてもおすすめできるフリーソフトです。

また元有料ソフトである無料ソフトではない完全にフリーソフトとして発売された動画編集ソフトの難点として、使っていて困った時ややりたい事の実現の為の情報量の少なさがありますが、Aviutlに関してはその利用者の多さで有料ソフトを凌ぐ情報が出回っている点もおすすめできる理由です。本格的に動画編集を行っていくなら一度は検討したい動画編集ソフトになります。

無料で使える動画編集ソフトは使用するOSが限定的なソフトが多いですが、Avidemuxは現在展開している主要のOS全てで利用する事ができるおすすめのフリー動画編集ソフトです。フォーマット変換の多様さもフリーソフトでは群を抜いており、編集作業を終えた後の事も考えて設計されています。

Aviutlと比較した場合Avidemuxの方が最初から出来る事が多いので、本格的にやりたい人、というよりも1つの動画編集を行わないといけなくなったのですぐにでも使えるフリーの動画編集ソフトが使いたいという人におすすめできるフリーソフトです。

使用しているパソコンがMacという人におすすめしたいのが「iLife」に含まれているiMovieです。Macに標準搭載する為に開発されたソフトでありながら非常に使いやすく、初めて利用するという人でも扱いやすいです。その使い勝手の良さはWindowsユーザーが嫉妬する程なので、Macを利用するのであれば真っ先に試して欲しいフリーソフトです。

最大の特徴はほぼ同等の機能を持つiOS版のiMovieが展開されている事で、タッチ操作でも扱いやすい直感的な操作性になっている事です。対応しているフォーマットの豊富さや4Kへの対応、YouTubeやFacebookへの直接のアップロード機能など機能面も非常に充実しています。

MacのiMovieには遠く及びませんがWindowsに標準搭載していたフリーそふと、Windowsムービーメーカーも用途を絞り込めば非常に使い勝手の良い動画編集ソフトです。動画の連結や部分的カット、暗転等、搭載されている機能は少ないですが、直感的な操作ができるので利用する人も多かったソフトです。

2017年を最後に標準搭載ソフトから外れてしまいサポートも終了してしまいましたが、まだまだ使えるソフトなので搭載されているパソコンを利用しているなら導入などの手間なく利用できるので「動画編集ソフトってどういう事ができるんだろう、少し触ってみたい」という人にもおすすめできるフリーソフトです。

用途をかなり絞り込んで動画編集作業の中でも最初に行う事の多いカット作業部分のみに注力したフリーソフトとして人気なのがFreeVideoEditorです。動画編集ソフトに取り込む動画を予め短くする事ができるのでパソコンへの負担を減らす事ができます。また機能を限定している分FreeVideoEditor自体も非常に動作が軽いのもおすすめのポイントです。

単体で利用するには機能不十分ですが、他のソフトと併用する事で力を発揮するタイプのフリーソフトで、他のフリーソフトと併用している人が多いおすすめの動画編集ソフトになります。

有料ソフトMacheteVideoEditorの無料版として機能を制限したソフトがMacheteVideoEditorLiteです。元々のソフトもシンプルで直感的な操作をウリとしている動画編集ソフトな事もあり、機能が減ってよりシンプルで使いやすいソフトになっています。

限定的と言っても最低限必要な機能はしっかりと搭載しており、体験版として使ってみるといった運用方法をしてみる事もできるおすすめのフリーソフトです。

有料ソフトと比較した時に無料ソフトのデメリットとなってしまうのがトラブルシューティングのしにくさです。使い方の情報や特定の作業のやり方であってもその情報量ではどうしても有料ソフトに劣ります。Aniutlのような例外もありますが、よりパソコンや動画編集に対する深い知識が必要になってくる場合も多い点には注意が必要です。

特にフォーマットの形式などからマイナーな無料ソフトを選ぶしかない場合などは自力でなんとかする覚悟や他のソフトのやり方を参考にしての応用などをして対応する必要があります。同じ形式で有料ソフトがある場合には多少出費をしてでも有料ソフトを購入した方が以降の作業が快適に行う事ができるようになります。

無料ソフトが非常に使いやすい動画編集ソフトですが、それでも有料ソフトを選ぶメリットも残されています。情報量の豊富さはもちろんの事、公式からのサポートを受けやすい事、そしてエフェクトなどのテンプレートの豊富さなどが有料ソフトのメリットと言えます。

特にテンプレートは初心者でもカッコいい動画にするためにあるとかなり有効的なのでテンプレートの豊富さや使いやすさでソフトを決める人もいます。

有料ソフトのもう一つの特徴と言えるのが初心者向けや簡単な作業をする時に便利な簡易編集モードを搭載しているソフトがある事です。簡易編集モードではパソコンへの負担も軽減できるのでパソコンのスペックが高くない人にとっても重宝します。

簡単な操作で通常編集モードと簡易編集モードを行き来できる場合が多いので動画編集初心者の人は最初簡易編集モードで使い方に慣れた上で通常編集モードを使うようなステップアップをしやすいソフトが多いです。

有料動画編集ソフトの中でも品質が非常に高く動画編集のプロも愛用するソフトがAdobePremiereProCCです。他の有料動画編集ソフトとは違い買い取り型ではなく月額使用料を払って利用するクラウド型の支払い形式になっています。

プロ愛用という事で動画編集においてAdobePremiereProCCにできない事はほとんどないです。Adobeが展開する他のソフトとの連携もしっかりしているので既にAdobe製品を利用しているという人にはさらにおすすめする事ができます。

本格的な作りになっている分、初心者にはとっつきにくさもありますが、慣れてしまえばこれ以上使い勝手の良いソフトもないおすすめの動画編集ソフトになります。

AdobePremiereProCCは本格的すぎるし、クラウド型はちょっとという人におすすめな有料動画編集ソフトがVideoStudioです。手軽な操作で動画編集を行う事ができ、買い取り型なので、まだまだクラウド型の販売方法が浸透しているとは言えない日本では使用率も高いです。

有料版のメリットでもある情報量の豊富さでも群を抜いており、まさに入門ソフトとして最適なソフトです。さらにPC画面をキャプチャーする機能など編集ソフト以上の使い方をする事もできます。

価格設定も控えめなので初めて購入するソフトとしてもおすすめできます。とっかかりの良さもあって有料ソフトの中でも抜群の人気を誇るおすすめのソフトです。

有料ソフトを使いたいけど極力値段は抑えたいという人におすすめなのがMOVIE STUDIO14です。元々はソニーが開発販売していたソフトなのでセットで音声編集ソフトも付いてくるなど音響面に強いソフトです。

1万円未満で購入できるソフトでは抜群の高機能さを誇りますが、あまり使わない機能はばっさりとカットしているので初心者でも使いやすいソフトになっています。

タッチ操作でも扱えるようなインターフェースになっており、ソフト自体も軽量なので低スペックのパソコンやタブレットでも動画編集を行う事ができる点もおすすめのポイントになっています。

パソコンでは万が一の際に大切なデータが消えてしまうので残したいデータはBlue-Rayディスクに焼いてしまう事をおすすめします。しかし最近では光学ドライブを搭載ノートパソコンやタブレットも増えているので外付けBDドライブを用意する必要があります。

ソニーが発売していたVBD-MA1は外付けBDドライブとして利用できる他、ビデオカメラに直接接続して簡単な編集をした後にそのまま焼き込みまで行う事ができるおすすめの外付けBDドライブです。パソコンに取り込む時間を短縮できるので最低限の編集だけでいいならこちらを使った方がより短い時間で作業を終える事ができます。

もちろん動画編集ソフトを使った本格的な編集を行った動画を焼く事もできるので場面に合わせて利用方法を変更する事ができる点もおすすめのポイントです。

より良い動画を作りたいのであれば編集ソフトと同じくらい重要になってくるのが素材となる元の動画の撮影状態です。今ではスマホで簡単に動画を撮る事ができますが、やはりしっかりとした動画を作ろうと思ったらビデオカメラを利用する事をおすすめします。ビデオカメラならコスパ重視のエントリーモデルであってもスマホよりは良い映像を撮影する事ができます。

手軽に購入できるエントリーモデルのビデオカメラの中でも非常にコスパの良い製品がCanonのiVIS HF R800です。オート機能で撮影をしてもかなり質の良い映像を撮影する事ができ、この価格帯のビデオカメラの中では連続撮影可能時間が長いのがポイントのビデオカメラです。

撮影形式はAVCHD形式とMP4形式と動画編集ソフトでの扱いもしやすい状態で映像を撮る事もできます。ズームも幅広く対応しているので快適に使う事ができるおすすめのビデオカメラになります。

ビデオカメラの普及はパソコンよりも速く動画の撮影はできても動画の編集までやる人は少なかった時代もありましたが、今ではビデオカメラの高機能さもあって一般の人でも手軽に動画編集を行う事ができるようになっています。さらにはYouTobeを始めとした動画配信サイトの普及もあってその需要はさらに高まっています。

さらにはスマホの普及はビデオカメラを利用する以上に動画編集への機会を増やしています。今では多くの人が持っているスマホはカメラの機能も非常に高く、スマホで撮影した動画であっても充分に見る事ができる物になっています。

動画編集ソフトを利用すれば、簡単な切り取りや文字入れからプロ顔負けの動画を作る事もできます。使いやすい動画編集ソフトを使う事はそれだけ作業の効率化にも繋がるのでぜひ環境に合わせた動画編集ソフトを利用する事をおすすめします。