「熟女」好きな男性の本当の理由と特徴は？年上女性の魅力とは？

ある時期から「アンチエイジング」（加齢を遅らせる、食い止める）や、「エイジレス」（年齢を感じない、とらわれない）という言葉が美容関係で取り上げられるようになり、魔法をかけているかのように美しく、年齢を感じさせない中年女性が「美魔女」と呼ばれるようになりました。

自ら「熟女」好きを公言する男性芸人の出現もあり、最近、「熟女」に注目が集まっています。そのせいなのか、世の中の「熟女」好きな男性は意外と多いようです。「熟女」が好きな男性にはどんな特徴があり、「熟女」が好きな本当の理由や彼らが感じる年上女性の魅力についてご紹介します。

「熟女」というとちょっと前までは、男性向けのいかがわしいワードという印象でしたが、最近は「年齢を重ねても美しく成熟した大人の色気を持つ女性」を指す、むしろ女性に対する誉め言葉になのだそうです。

最近、大注目の「熟女」ですが、果たして何歳位の女性を指して呼ばれるのでしょうか？これには男女の認識の差が出るようです。男性から見て35歳位からという見方に対し、女性は40代後半から50代にかけてが熟れ頃と感じているようです。この差には、どういう理由があるのでしょうか？

熟女年齢について、女性は自分自身を基準にしてリアルに考えるのに対し、異性である男性にとっては自分以外の周りの人や女優さんなどが基準になるのでしょう。

熟女人気と共に増えてきた、頭に熟女と付くパブやキャバクラで働く女性は30代から40代が多く、アダルト系の女優さんに至っては20代後半で熟女として扱われているので男性の熟女年齢が若くなるのも当然の結果かもしれません。

熟女が好きな男性は基本的に「甘えん坊」な特徴があります。熟女好き男性は、年上の女性に対して優しく、包容力があることが一番の魅力で好きな部分と感じてるようです。年齢を重ねた女性は、人生経験も豊富で男性に対してもある程度の理解があるために好きな男性に何かを期待するということはまずありません。

男性の子供っぽい態度や言動も常に大らかに受け止めてくれる年上の熟女に対し、同年代や年下の女性だと基本的には女性側に甘えたい、頼りたい傾向が強いので始めは受け入れられても、長くは続かないでしょう。甘えん坊の熟女好き男性にとって熟女は、甘えっぱなしでいられる最高の存在なのです。

男性は小さいころから「泣くな！」、「男の子なんだから！」と男らしくあるよう育てられます。そんな男性は大人に社会に出ると、人前で弱音を吐くことや、泣くことができない特徴があります。女性は男性が守るものと思ってる男性も付き合ってる好きな女性の前でも、上手に甘えることができないでしょう。

男らしくあるべきと人に弱い部分を見せない男性も好きな熟女の前では素直になれるのです。熟女は、世の中にそのような特徴の男性がいることも想定内なので、黙って受け入れ、時には励ましてくれる余裕すらあります。熟女好き男性にとって熟女とのひとときは、どんな姿を晒しても愛してくれる大好きだった母親と過ごした時間を思い出すのかもしれません。

熟女好きの男性は、主導権を握り相手をリードすることが苦手という特徴もあります。ですが、熟女はしばらく放っておかれても「どこにも連れてってくれない」と拗ねるようなことは，まずないでしょう。

熟女好き男性の都合のいい時にだけ会っても、会わない時間を疑うこともなければ、理由を問い詰めるようなこともせず、いつもと変わらない優しい熟女との関係は、熟女好き男性にとって束縛を感じることなく自由でいられるし、自分のことを信頼してくれているという安心感をも感じるのです。

熟女好きの男性にとって、自分がリードしなくてもいいという良さはセックスの面でも言えることで、セックスの経験も多いし、好きであろう熟女は相手に合わせる余裕があり、時にはちょっとした冒険にも抵抗なく合わせてくれるので前向きに2人のセックスを追及できるのです。この部分に期待をしている熟女好き男性は多いようです。特に若い男性の熟女好きの理由はここが大部分を占めてるようです。

デートや食事の会計は男がするものという、なんとなくある常識を打ち破ってくれるのも熟女の存在でしょう。経済的にも安定している熟女は、男が奢って当たり前とは、若い子ほどは思ってないので割り勘にも嫌な顔せず応じますし、もちろん奢ってもくれます。

時には熟女好き男性の立場を尊重して、あえて奢ってもらうなど時と場合によって柔軟に対応ができるスマートさが熟女好き男性にとって、変なプレッシャーを感じることなく女性と対等な関係を築いてると感じられる理由なのです。

男性にとって、結婚適齢期の女性と付き合うといずれそれなりの答えを出し、責任を果たさなければならないという、なんとなくある常識も熟女が相手だとそんなに気にしなくて済むとも思うようです。熟女好きの男性は男女の関係で、男性がして当たり前、男性が果たすべき責任などという固定観念を熟女と付き合うことによってあまり感じなくなることで男女が対等だと感じるのでしょう。

熟女好きな男性は、恋愛においてマメではないでしょう。特に理由がなくても、気が向いた時しかメールも電話もしない彼らは一般的な女子とうまく関係を続けることは難しいものです。その点熟女はそのようなマメさを、はなから求めていません。と言っても熟女は理由がないとはいえ、何から何までも受け入れてくれるわけではありません。

熟女は、熟女好き男性の為に良くないと思うことに対しては、それとなくたしなめるという技も使えます。若い女性は好きな相手に対して全力でぶつかりがちですが、人としての経験値が高い熟女は、熟女好き男性の気持ちを推し量りながら上手に「アメとムチ」を使い分けることができるのです。

熟女好きな男性は、年下の女性から意見されたりすると頭にくるものですが、人生経験が豊富で優しい熟女の教育的指導には素直に聞くという特徴もあります。大好きな熟女の大らかな包容力と時折見せる社会を知ってるからこそのアドバイスを受けながら熟女好き男性はすくすくと人間的成長をしていきたいと思うようです。

年上女性が好きな男性は、女性の手のひらで転がされたい傾向が強いという特徴もあります。年上女性は、基本ほったらかしで好き勝手させてくれるけど、それでも好きでいてくれる、ちゃんと気にかけていてくれる、誉めて自信を付けてくれるという年上女性ならではの余裕で年上好き男性と向き合ってくれることを知っています。

それはまるで子供を育てる母のようですが、そんな大好きな年上女性の余裕に素直に感謝でき、尊敬できるのも年上女性が好きな男性の良い特徴でもあります。「手にひらで転がす」というと、人の心を思い通りに操るようなニュアンスを受けますが、包容力のある年上女性にとっては裏表のない愛情表現であり年上好き男性にとっては、むしろいつまでも転がっていたいという絶好の関係が作られるのです。

野球選手やアスリートに姉さん女房が多いのは、この関係性が上手く成り立っているからではないでしょうか？ただ言うことを聞くだけではない年上女性の愛情表現のさじ加減で男性は実力を発揮できるのです。「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」ということわざが昔からありますが、年上女性は、年上好き男性の成長にとって重要な存在でもあるのです。

熟女好き、年上好きの男性は同年代の男性に比べて精神年齢が高いという特徴もあります。キャッキャッとした若いノリに付いていけない熟女好き男性は、ある程度の教養を持ち合わせた女性との会話を楽しみたいのです。

それは、決して知的な会話じゃなければならないというわけではなく、その場限りのような中身のない会話より、ちゃんと対話をしているという誠意のある態度を相手に求めるのでしょう。熟女好き、年上好きの男性は一般的にあまり良いイメージを持たれないようですが、真面目で向上心があるという特徴もあるのです。

男性は社会でも、男女間でも常にプレッシャーと戦ってます。プライドのために時には虚勢を張って、自分を大きく見せることも必要です。ですが、それが経験豊富な熟女相手ではすべて見透かされてしまいます。そのことを知ってる熟女好きの男性は、気を張らずに自分らしくいてもがっかりされることもない、大好きな熟女のそばにいられるだけで最高の癒しになるのです。

男性に限らず、人は誰でも成長と共になかなか自分らしくいられる時や場所が少なくなるものです。自分の周りの社会が広がれば、なおさらでしょう。人生が達観の域に達している熟女は、良くも悪くも恐いものはありません。熟女好きの男性は、そんな熟女といると自分をニュートラルにすることができ、明日からの英気が養えるのです。

熟女や年上女性が好きになる男性は、育ってきた環境が影響していることも多くあります。お姉さんが欲しかったという思いが年上女性好きにつながることもあるようです。性の目覚めに熟女や年上女性が影響している場合もあり、初体験の相手が熟女や年上女性だった男性は、やはり熟女や年上女性を恋愛対象として見るケースは多いようです。

育ってきた環境で、より影響が色濃く出るのは母親との関係性です。幼いころ母親の愛情を十分に受けられなかった男性は大人になると、満たされなかった母性を熟女や年上女性に求めると言われています。逆に子供の成長過程において母親が上手く子離れできず大人になっても母親べったりの、いわゆるマザコン度が強い男性が熟女好き男性のルーツという考えもあるようです。

基本的に、世の中の男性はマザコンです。マザコンというとまるで変態のような扱いをされてしまいますが、男性は皆、お母さんが好きです。おかしいことではありません。生まれて初めて愛情を注いでくれる異性が母親なのですから、本人に自覚がなくても母親の影響は無意識に受けていると言われています。

プレイボーイのイメージが強いイタリア男性は皆、お母さんが大好きで特に母親に対する依存が強いと言われています。イタリアでは、いつまでも結婚せずに親と同居し、母親からお小遣いをもらって生活している男性が多く、むしろ珍しくない存在だそうです。インドの男性に至っては、仕事の休憩中の電話の相手がだいたいお母さんというくらいマザコン度が高く、結婚相手は母親が決めるのが当たり前だそうです。

世界的に見ても男性がお母さんが大好きなマザコンなのは不思議なことでも、珍しいことでもなく、ごく当たり前なことかもしれません。そう考えると、マザコン＝熟女が好き、年上が好きというのは少々短絡的な見方であるかもしれませんね。

熟女好きの男性がすべての年上女性を恋愛対象に見るのかといったら、そうでもないようです。逆もまた然りで、熟女好きの男性と年上好きの男性の違いは、まず好きな女性に求める包容力の大きさでしょう。

大らかにすべてを受け止めて欲しい熟女好き男性に対して年上好き男性は、たまに誉められながら叱られたいと望んでます。年上好きの男性には少しＭっ気があるので、好きな年上女性に叱られることは嫌いではありません。むしろ好きなほうでしょう。

好きな女性との結婚を視野に入れているかの違いもあります。年上好きの男性は、相手が年上だと自分より精神的にも仕事の面でも、ある程度自立しているために家計の不安も多少減り、子供が出来ても安心して家庭を任せられると想定し期待をしています。熟女好きの男性は、どちらかというと結婚はリアルに考えてはいないでしょう。熟女との恋愛関係を楽しむことが先決のようです。

「美魔女」ブームと前後して、数人のお笑い芸人が熟女好きを公言し始めましたが、ほとんどの方が年下や同年代の女性と結婚してるか、実は若い子との合コンが大好きだったなどと取り上げられていますね。この事実になんとなく裏切られたような気持ちになった女性も多いのではないでしょうか？

芸人さんだから、人気取りのためのキャラ作りの可能性もありますが、好きは好きでも、どちらかというと熟女に萌える熟女フェチなのかもしれません。フェチとは、ある物に興奮、執着、または崇拝する性的嗜好を意味します。芸人さんの公言がきっかけのように、巷でも熟女が好きだと言う男性を多く見かけますが、その大半も熟女フェチの可能性が高いです。

熟女好きの男性のほとんどが熟女フェチなのかと言えば、そうでもありません。本当に熟女が好きで熟女とばかり付き合う男性もいます。周りに公言することもなければ、熟女だから好きになるというわけでもなく、結果的にいつも熟女ばかりを好きになってしまう正真正銘の熟女好き男性は、ブームに乗ることなくひっそりと生息しているのです。

熟女フェチでも年下や同年代の女性と交際、結婚することはあり得ることです。フェチや性癖はその人の個性の一つなのですから、後から彼氏や旦那さんの熟女好きが発覚したとしても、彼の日常の行動に疑わしいところがなければ深刻になることではないでしょう。

熟女というと30代～40代の女性はネガティブなイメージを持つようですが、熟女好き男性が思う熟女とは極めてポジティブに捉えるべき言葉のようです。男性から見た熟女とは年齢的な括りが女性ほどなく、年上女性すべてに該当すると思っている男性が多いようです。先述した熟女と感じる年齢に男女の差があったのは、こうしたそれぞれのイメージの差も理由のひとつかもしれませんね。

ただし、すべての年上女性が熟女というわけでもないようなのです。見分け方は簡単でかなり酷です。男性から見て、年上女性を異性として見ることが出来れば「熟女」であり、女を感じられない女性は「おばさん」と分類されてしまうのです。女性にとっては衝撃的な真実かもしれませんが、結局これが男性の本音なのでしょう。

今回は熟女が好きな男性の特徴や年上女性の魅力についてご紹介してきました。「熟女ブーム」は完全に男性目線から生まれたブームといった印象ですが、世の男性にとって女性は、若くて美しければそれで良し、という時代ではなくなってきていることは確かかもしれません。

いつの時代も女性というのは、若く、美しくあり続けたいと願うものですが、残念ながら誰にでも必ず、抗えないものを受け入れなければならない時が来ます。

けれども、熟女好き、年上好き男性は見た目だけに囚われず、仕草、行動、歳を重ねたその人にしかない魅力を、皆さんが思っている以上の深い洞察力を持って見抜いてしまいます。くれぐれも彼らに「おばさん」と呼ばれないよう、素敵に歳を重ねて行きましょう。