3分間スピーチのネタと構成のコツは?朝礼や自己紹介に役立つ例文を紹介
朝礼や自己紹介の場で取り入れられる3分間スピーチは何を言えばいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?限られた時間で必要な事を言った上でしっかり完結させるにはネタ選びが重要になってきます。今回は3分間スピーチのネタの選び方や例文を紹介します。
目次
- 避けては通れない3分間スピーチはコツを掴めば簡単に!
- 事前に準備ができるのであればネタを原稿にしてみよう
- 3分間スピーチのネタは原稿にするとどれくらい?
- 実際に3分間スピーチを行う場では簡素なメモ程度に
- 3分間スピーチのネタは行う場面で対策も変わる
- 何故3分間スピーチが行われるのかを考慮して構成しよう
- 「間違い」は許されるけど「嘘」はダメ!
- 朝礼で行う3分間スピーチは起承転結で簡潔に!
- 3分間スピーチの起承転結は結承転起の順だと考えやすい
- 朝礼の3分間スピーチの導入は関連のなさそうなネタを
- 朝礼の3分間スピーチの本題で過去ネタの話は基本NG
- 朝礼の3分間スピーチはモチベを上げる事を意識しよう
- 朝礼の3分間スピーチ例文集
- みんなやるからやりにくい?自己紹介の3分間スピーチ
- 自己紹介ではプロフィールを挟んでネタ時間の調整を
- 自己紹介で行う3分間スピーチは完結させないのがコツ
- 3分間スピーチのネタ構成は時間軸に沿って話そう
- 自己紹介の3分間スピーチでは普遍的なネタがベスト
- 自己紹介の3分間スピーチはありがちなネタは導入に
- 自己紹介で時間を伸ばそうとしてネタを羅列するのはダメ
- 自己紹介の3分間スピーチの理想的なネタは「○○の人」
- 自己紹介でありがちだけど本題にもしやすい「名前」ネタ
- ネタがかぶってしまった時の為に別の内容を用意しよう
- 自己紹介の3分間スピーチ例文集
- 3分間スピーチではゆっくり喋る事を意識しよう
- 人前で喋る事に緊張する人に3分間スピーチは良い練習に
- 日常にはネタが溢れている!?普段からストックを
- 日記はネタのストック!?意識して日記を書いてみよう
- ネットを参考にするなら自分の言葉に置き換えよう
- 3分間スピーチのコツを掴んで上手く乗り切ろう
避けては通れない3分間スピーチはコツを掴めば簡単に!
自己紹介の場で用いられる手法の1つとして、または朝礼の一環として取り入れられる事が多い3分間スピーチ。苦手という人も多いのではないでしょうか?実はこの3分間スピーチはちょっとしたコツを掴めば比較的簡単にする事ができます。

3分間スピーチを乗り切る為のコツとしてはまずその段階を「ネタ探し」「構成」「スピーチ」の3つに分ける方法がおすすめです。より細分化する事でどこに苦手意識があるのかを把握し、まずは得意な所をしっかりこなせるようになるのがコツです。

多くの場合3分間スピーチは事前にやる事が分かっている場合も多いので対策を立てる事も可能です。今回はそれぞれの場面別に3分間スピーチを乗り切る為のコツや例文、ネタ探しのコツまで紹介していきます。
事前に準備ができるのであればネタを原稿にしてみよう
3分間スピーチあるから台本なしで試しにやってみたらめっちゃ時間オーバーして草
— Kozu (@Kozu28080342) June 4, 2018
3分間という時間は短いようで実際に3分間スピーチのような場所で話してみると以外と長く、初めてやると多くの人が短めの時間で終わってしまいます。ですが、慣れてくると今度はその時間の長さを意識し過ぎて喋りすぎてしまい時間オーバーという事にもなります。やはり3分間スピーチはある程度ネタを原稿に起こした上で挑むのが最初のコツになります。

ある程度ゆとりのある事前準備の段階で構成はおろかネタも決まらないという状態で、当日になってネタが思いつくという事はありません。3分間スピーチを乗り切りたいなら必ず事前に準備を行うようにしましょう。
3分間スピーチのネタは原稿にするとどれくらい?

では事前に原稿を書くとしてどれくらいの文字数の原稿があるといいのでしょうか?特に詰まらずに読み続ける場合、1分間で300文字程度のペースで喋るのが良いとされています。それより遅いと内容が薄くなり、それより早いと聞き手が聞き取りづらいからです。1分間で300文字なので単純に3倍して3分間では900文字程度の原稿を用意するのがおすすめです。

いわゆる原稿用紙だと400字詰めなので2枚を少し超えるくらいの量が必要になります。そう聞くと少し多いようにも感じます。ですが、裏を返せばこれだけを事前に埋める事をせずに当日スムーズに喋る事は難しいので、しっかりと構成を練った上で当日に望みましょう。
実際に3分間スピーチを行う場では簡素なメモ程度に
3分間スピーチには事前に原稿を準備するのがコツと書きましたが、実際に3分間スピーチを行う場でその原稿を読み上げるのは好ましくありません。原稿を読み上げようとするとどうしても顔が下がってしまい、声が小さくなって聞き取りづらくなってしまいます。
もうすぐ公立の推薦がありますが、3分間スピーチのポイントは、丸暗記しないことです。
— 愛知の中学生応援 (@sababas0125) February 10, 2015
原稿と箇条書きしたものを準備しておき、箇条書きの方を重点的に覚えるのがオススメです。
伝えたいことが漏れにくくなりますし、焦って内容を忘れてしまっても箇条書きの方が修正しやすいです。
しかし900文字もの原稿を全て覚えるというのはなかなか簡単な事ではありません。なので原稿が仕上がったらその構成やネタ、絶対に使いたい言葉などをピックアップした箇条書きを作り、それを覚えるのがコツです。箇条書きを作ればよりスムーズに覚える事ができます。

実際の3分間スピーチの場でカンニングする場合にも、原稿ではどこを読んでいるかから探さなければならなくなりますが、箇条書きのメモであればパッと見るだけで内容を思いだす手助けをする事ができます。覚えやすさ、当日の扱いやすさどちらの面でも箇条書きのメモを用意するのが3分間スピーチを乗り切るコツです。
3分間スピーチのネタは行う場面で対策も変わる
3分間スピーチを行う時、お題などが用意されている場合は少なく多くの場合はフリーテーマで行う事になります。テーマが決められていないのであれば、ネタはなんでも問題ありませんが、「なんでも」程悩ましいテーマもありません。

特にビジネスシーンで行われる3分間スピーチの場合、最終的に仕事の内容やモチベに繋がる内容を求められている場合が多いです。テーマがないからと言って終始趣味を語るようでは意味がありません。学校などで行われる場合は、モチベを上げるような必要はありませんが、しっかりと話を完結させる事を意識しましょう。

特に同じメンバーの前で行われる場合や周期的に行う場合などは、ネタのかぶりや過去の自分のネタも考慮した上で話す必要があります。最悪ネタが同じでも切り口やいきつく先が変わるように心掛けましょう。
何故3分間スピーチが行われるのかを考慮して構成しよう

3分間スピーチに苦手意識を持っている人の多くが、自分の好きな事をネタにします。もちろんそれが悪い事ではありません。ですが、3分間スピーチが行われる理由も考慮した上で構成を考えるとより上手に3分間スピーチを行う事ができるようになります。

同じネタの出発地点から始まったとしてもその3分間スピーチの主旨に合わせた終わり方ができるように構成すれば、かなり印象の変わる原稿を用意できるようになります。原稿を考える力もついて次回以降がスムーズにできるようになるので、しっかりと構成を考えるのがコツです。
「間違い」は許されるけど「嘘」はダメ!

ネタは浮かぶけど続かないという人の多くが「間違い」がある事を恐れしまいがちです。しかし3分間スピーチにおいては基本的に主観を話す場なので間違いを恐れる必要はありません。「その時の自分がそう思っていた」で問題ありません。

ただし意図して「嘘」の内容を話すのはやめましょう。特に自分の過去などをネタにする場合に嘘の内容を話してしまうとずっとそれを覚えておいて嘘を付き続ける必要が出てきてしまいます。
朝礼で行う3分間スピーチは起承転結で簡潔に!

朝礼で行われる3分間スピーチの構成を考える上で便利な構成が「起承転結」です。日本においてストーリーのある物を考える時に利用される方法ですが、3分間スピーチの構成を考える時にもこの起承転結は使う事ができます。

起承転結を利用すると構成は大きく「起」「承転」「結」の3つに分けて考えるだけでよく、独自の構成をする必要なしに、ある程度まとまった文章に仕上げる事ができます。普段から文章を書く事が好きな人はともかく、苦手だという人はまずこの構成を利用してみるのが3分間スピーチの原稿を楽に作るコツです。
3分間スピーチの起承転結は結承転起の順だと考えやすい

3分間スピーチの構成におすすめな起承転結ですが実際のネタを詰める段階では起承転結の順で考えると思いの他考えにくいです。考える順としては「結」「承転」「起」と後ろから考えていくのがコツです。

特に朝礼なのでの3分間スピーチの場合は、最終的に仕事の内容に繋がるように話すと良いので、どんな内容に繋げたいかが決まった上で「承転」の部分に当たる本ネタを考えると考えやすくなります。本ネタが決まったらどんな形で最後に繋げるのかを決めた上で、本題に繋げやすい始め方を決めるとスムーズでしょう。
朝礼の3分間スピーチの導入は関連のなさそうなネタを

特にビジネスシーンで行われる朝礼での3分間スピーチはこれから仕事を始める為のスイッチを入れる為の役割を持っている場合が多いです。そのような場だからこそ、3分間スピーチの導入には敢えて本題に関連のない話題から入る事をおすすめします。

3分間スピーチがスイッチとは書きましたが、スピーチが終わったタイミングでスイッチが入っていればいいのです。まずは3分間スピーチをしっかり聞いてもらえる土台を作る為の導入にする必要があります。
朝礼の3分間スピーチの本題で過去ネタの話は基本NG

ビジネスでの朝礼の3分間スピーチでは最終的に仕事に繋がる話をするのがベターですが、本題として過去の仕事の話をするのは避けるのが良い雰囲気で3分間スピーチを終えるコツです。3分間スピーチの本題で過去の仕事の話に触れてしまうと、良い時の話でも悪い時の話でもあまり良い雰囲気にはならないからです。

良い時の話ならどんどんすればいいのでは?と考える人もいますが、過去の良い時の話は過去の繁栄期と比較して今はダメなどの現在を否定してしまうような全体的に否定的な内容になりがちだからです。触れるにしても導入部で本題に入る前の一ネタ程度にする事をおすすめします。
朝礼の3分間スピーチはモチベを上げる事を意識しよう

仕事の朝礼で行う3分間スピーチはこれから仕事が始まる大切な時間に行われます。だからこそ最後にはモチベを上がるような話をするのが理想的です。ただしこの時に意識したいのが3分間スピーチを聞いている人全てのモチベを上げる必要はないという事です。聞いてる人の誰もモチベが上がらなくても、最悪自分だけでもモチベが上がるような話をするのが重要です。

全員のモチベの向上に繋がる話は部下を持つような立場になれば必要にはなります。3分間スピーチはその練習の場としても意識してみるとよりスムーズに行えるようになります。ただし誰かのモチベが上がると同時に他の誰かのモチベが下がるような話をしない事も重要です。
朝礼の3分間スピーチ例文集

ここからはこれまでの事を意識した上で、朝礼で行う3分間スピーチのいくつかのパターンを例文として紹介していきます。どの例文もどんな場面でも有効的に使えるわけではありませんんが、自分の言葉に置き換える1つの参考として利用してみてください。
好きな物「好きな歌」をネタにした朝礼3分間スピーチの例文
好きな物をネタにする時はその好きな物を簡単に紹介するのがおすすめです。導入ではその物を知っているかを確認するのがおすすめです。例文としては「皆さんは○○という曲はご存知でしょうか。○○さんが歌う曲の1つで、私の大好きな曲の1つです」と初めてその曲の簡単な紹介と好きになった理由、好きな歌詞のワードなどに触れていくといいでしょう。

好きな歌を利用した場合、締めとしてはその曲のテーマや好きなフレーズに沿ってモチベが上がるような締め方をするのがおすすめです。例文としては「私も○○というフレーズを言えるように頑張ります」「○○のような姿勢を持って仕事に励みます」などとするのがおすすめです。
名言をネタにした朝礼3分間スピーチの例文
名言をネタとする場合にもまずはその名言を簡単に紹介する事から始める必要があります。例文としては「皆さんは○○という名言をご存じでしょうか」から初め、その意味や由来など紹介していくのがベターです。名言の場合は本ネタでも自分のエピソードなどを混ぜずにしっかりとどんな言葉かを理解してもらうのがコツです。

名言をネタとした場合、自分が登場するのは一番最後の締めの部分だけです。そしてどちらかと言えば名言は自分を戒めるような締め方をした方がすっきりとまとまります。「○○の名言を教訓に頑張りたいと思います」などとする方がスムーズに終える事ができます。
昨日・週末に合った事をネタにした朝礼3分間スピーチの例文
自分に起こった近況をネタにするのであれば名言とは逆に基本的には主観で話す必要があります。「実は昨日、○○な事がありまして」とその場にいなかった人でもおおよそのイメージがつくように説明するのがコツです。ただし説明の中に感情が入り過ぎないようにだけは注意しましょう。

締め方としてはそれが悲しい出来事であれば「そんな事があった私ですが、今日から気持ちを一新して頑張りたいと思います」、嬉しかった出来事であれば「これに浮かれる事なく頑張りたいと思います」などと締めるとしっかりと締める事ができます。

みんなやるからやりにくい?自己紹介の3分間スピーチ

朝礼で行う3分間スピーチは持ち回りで毎日行うにしても1度に行う人数は大抵1人、多くて2人程度なのでネタがかぶってしまう心配をする事はありません。しかし一度に何人も行う事が多い自己紹介の3分間スピーチでは、朝礼の3分間スピーチとはまた違った点に配慮する必要があります。

それぞれの話を聞くまでどんな話をするのか分からないのでネタの修正などはしにくく、また聞き手は自分の事を知らない人が多い場合がほとんどなので、今後の人間関係を築く上での重要な機会になります。上手に自己紹介の3分間スピーチを乗り切って以降の良好な環境を作れるようにしましょう。
自己紹介ではプロフィールを挟んでネタ時間の調整を
自己紹介の3分間スピーチでは朝礼と違い導入部の前に簡単に「プロフィール」に触れる必要があります。このプロフィールで言える事が多くなると本題となるネタが短くできるのでどうしてもネタを考えるのが苦手な人はプロフィールを多めに言う事でも対処できます。
おはようございます、今日は3分間スピーチという謎の行事が回ってきてしまうので辛いです(◞‸◟)
— わんわん@研修中 (@splanowanwan) June 4, 2018
自己紹介の3分間スピーチの場合であっても「起承転結」を利用して構成するのがコツですがプロフィールは「起」の最初に後付けする形にするのが理想的です。本題となるネタの構成を終え、文字数を確認した上でプロフィールで何を言うかを決めておきましょう。

ただしプロフィールは当日の流れで「言った方が良さそうな事」が増える場合もあります。特に多くの人が触れる事の多い、「生年月日」や「出身校」「出身地」などは当日の流れを見て取捨選択する事も必要です。プロフィール部分で時間調整などを対応した上でしっかりと本題となるネタを話す準備をしておきましょう。
自己紹介で行う3分間スピーチは完結させないのがコツ

自己紹介の3分間スピーチで触れる本ネタはその3分間の中に全てを収める必要はありません。むしろ話題作りという意味では完結してしまうような内容にはしない事をおすすめします。聞き手に何か疑問を残す事が話題となり、話すきっかけとなります。

もちろん3分の時間をオーバーして良いというわけではありません。1つの話としてはしっかりと纏めた上で、より深くツッコんで聞きたくなるようにするのが上手に構成するコツです。
3分間スピーチのネタ構成は時間軸に沿って話そう
3分間スピーチは一生したくない。って思ったけどあれがうまくなればなにか成長できるんじゃないか!!って思い直しました!!#演劇#3分間スピーチ
— 夢咲レイ (@ts6_geinou) June 5, 2018
3分間スピーチの中でのプロフィール紹介や本題のネタで自分の事、趣味などに触れる場合には時間軸に沿って話す事をおすすめします。時間軸が行ったり来たりしてしまうといつの事を話しているのか分かりにくくなるからです。

もし高校生になって行われる3分間スピーチで本題として「小学生時代から続けている○○について」というネタを用意しているなら敢えてプロフィールでは中学時代には触れず、最後の締めとして「中学時代も続けていました」と添える程度にしておくと聞き手の印象に残りやすいです。
自己紹介の3分間スピーチでは普遍的なネタがベスト
自己紹介の3分間スピーチの原稿を用意するのであれば、時事ネタなどを盛り込んだネタは避け、いつになっても使える普遍的なネタを用意するのがおすすめです。これはその場限りの自己紹介としてではなく以降の自己紹介にもそのまま流用できる為です。時事ネタを取り込んでしまうと自己紹介の度に修正する必要が出てきてしまいます。
まってくれ、3分間スピーチとか喋ることないわとか思ってたけどいざやってみると5分くらいになるんやが。
— \クローネ@ただの声優好きYP/ (@whiteredlive) June 3, 2018
自己紹介をする機会は意外と多く、3分間スピーチを利用する場も以外と多いです。仮に3分間という縛りがなくても3分であれば聞き手も集中して聞く事ができるので上手く流用する事ができます。鉄板となる自己紹介を1つ用意しておくと急な場面でも慌てる事なく対処できるようになるのでおすすめです。
自己紹介の3分間スピーチはありがちなネタは導入に
自己紹介ではありがちなネタを本題にしてしまうとネタがかぶってしまう恐れがグっとあがります。以下に紹介するネタはプロフィールの中に盛り込むか、本題への導入として利用する事をおすすめします。

どちらにも共通して言えるのは多くの人が利用しながらもそれが自己紹介、つまり自分の紹介にならない場合が多いという特徴がある事です。どうしても本ネタにする場合でも必ず自分を紹介するという事を念頭に置いてネタを構成するようにしましょう。
自己紹介の3分間スピーチでありがちなネタ①:部活の話
中学から高校へ、高校から大学へと、学校が変わった時の自己紹介で一番多くなるネタが前の学校での部活の話です。3分間スピーチの本題として利用する人も多いですが、大抵の場合は自分の紹介では無く部活の紹介になってしまいがちです。何か記録的な事を成し遂げたのであれば本ネタとして利用する事もできますが、基本的には避けるのがおすすめです。

また例外として他の学校にはないような独特な部活に属していた場合、その部活での活動を以降も続けていきたい場合などには本題のネタとして触れる事も構成としては悪くありません。ただしあくまでも「自己」紹介である事を頭に入れた上で、部活の紹介にならないように心掛けましょう。
自己紹介の3分間スピーチでありがちなネタ②:家族の話

部活と共に多いネタの1つが家族ネタです。ですが家族ネタも自分の紹介にならない事が多いにも関わらず他にネタが浮かばずに永遠と家族の話をして終わってしまうような人もいます。こちらも例外的に使えるのは動物好きでその動物をペットとして飼っている場合は導入として利用しやすいですが、それ以外のパターンでは避ける事をおすすめします。
自己紹介で時間を伸ばそうとしてネタを羅列するのはダメ
3分間スピーチで最もやってはいけない事はプロフィールの羅列に終始してしまう事、そして本題になるようなネタをいくつも羅列してしまう事です。どちらも3分間スピーチに苦手意識を持つ人、そして事前に準備をしなかった人にありがちな方法ですが、あまりおすすめの方法とは言えません。

人は一度にいくつもの事を覚えてる事はできません。特に3分という短い時間の中で伝えた話で覚えていられるのは精々1つか2つ程度です。どれだけネタを羅列しても印象に残らないのではせっかく事前に準備するのが無駄になってしまうのでしっかり1つのネタを掘り下げて構成する事をおすすめします。
自己紹介の3分間スピーチの理想的なネタは「○○の人」
3分間スピーチ方式に限らず自己紹介をする時の聞き手の印象として最高なのが本ネタの話題で「○○の人」という印象に残る事です。最悪名前すら覚えてもらわなくてもこの「○○の人」さえ覚えてもらう事ができればその自己紹介は成功と言えます。
3分間スピーチ、初めてだったのですが、殊の外好評だったようで嬉しい限りです。構成はとても編集作業と似ていて、①私は誰:20秒②何をするか:40秒③何の効果があるか60秒④発展性40秒⑤結論15秒での2分55秒で収まるようにしてシュミレーションし、残り5秒は当日対応にしました。
— Yusuke Suzuki (@ys_kitchen) February 25, 2013
自己紹介をする上で名前はどうしても「情報」になりがちで、同時に何人もの自己紹介を聞く上ではどうしても埋没しがちです。なので本題のインパクトによって「○○の人」という覚え方をしてもらった方が以降の話題にも繋がり、結果的に名前も覚えてもらいやすくなります。
自己紹介でありがちだけど本題にもしやすい「名前」ネタ
○○の人とは真逆の方法にはなりますが、とにかく名前を覚えて欲しい、こんな風に呼んでほしいというのがある人におすすめの方法が「名前」を本題のネタにする方法です。「名前の由来」や「どうしてその漢字なのか」などを話をする事で印象に残してもらう方法です。

ただしこの方法は名前にこそ直結させられるのもの、本来「情報」でしかない名前をネタにするので何かインパクトのある紹介をする必要があります。珍しい名字や名前の人程用いやすい方法であると同時に名前に関してのエピソードを上手く広げられないと何も残らなくなってしまうので、利用の際には注意しましょう。
ネタがかぶってしまった時の為に別の内容を用意しよう
どれだけ奇抜なネタを用意できたとしても何十人も人がいればネタがかぶってしまう場合はあります。どれだけ好きな物について熱く語ったとしても他にも何人か同じネタを話していればその分印象が薄くなってしまうので、出来る限り複数個のネタを用意しておく事をおすすめします。
日直は昨日の出来事を3分間スピーチしなきゃならないんだけど先生が「つまんない、ありきたり」とか言うからみんな嘘のスピーチするようになってうちのクラス毎日誰かの発表会か家族の誕生日とかだったw
— アリズと太郎8m (@alizTOtaro) May 31, 2018
たまにバランスとって行事続いてるから◯ちゃん晩御飯のお手伝いとかにしないって打ち合わせてた
聞き手側は例え実際には切り口が変わっていたとしても同じネタを出発点とした時点で「また似たような話」という印象を持ってしまうので集中して聞く事が出来なくなります。
自己紹介の3分間スピーチ例文集
朝の3分間スピーチ、俺の番だ( ゚д゚)
— みね@ホイール替えました😊 (@Mine_86_LFA) April 22, 2014
なに話そう?
高校のときがんばったこと?ミニカーコレクションの事?ミニカーカスタムの事? 好きな車について 熱く語る?笑 pic.twitter.com/aJ4jsyVEWj
自己紹介の3分間スピーチの参考としていくつかの例文を紹介します。本ネタとなる部分は個人個人の思いを語る部分なので、導入の仕方や締め方などの参考にしてみてください。
スポーツ観戦をネタにした自己紹介3分間スピーチの例文
初めに「趣味」をネタにした例文を紹介します。例えば趣味が「スポーツ観戦」であるなら部活の話などから入る事もできるでしょう。「今では見る専門ですが、学生時代は部活動で○○をしていました」という導入から入り、何故そのスポーツを始めたのか、好きな所などに触れていくと良いでしょう。

締めとしては「社会人になったのを気にプレイするのは辞めてしまいましたが、今でも見るのは好きで観戦には良くいきます。他のスポーツでももちろん大丈夫なので、興味のある人は一緒にいきましょう」などと締めれば実際に同じスポーツが好きな人はもちろん、違うスポーツだけど見るのが好きな人との話題作りとしても利用できるでしょう。
猫好きをネタにした自己紹介3分間スピーチの例文
「好きな物」をネタにする例文も紹介しておきます。好きな物が猫で実際に飼っているとすれば「うちは父、母、私、弟の4人家族ですが、もう一人大切な家族がいます。それが猫の○○です」などのように家族を導入にして話すとスムーズに話す事ができます。本ネタでは飼っている猫のエピソードなどに触れ同時に他の猫のエピソードも添えるとより猫好きを印象付ける事ができます。

締めは「猫は家族であると同時に私にとって癒しの存在です。これからも大切にしていきたいと思います。他の動物も好きなので何かペットを飼っている方がいたらお話したいです」とすれば、しっかりと締めくくる事ができます。
名前をネタにした自己紹介3分間スピーチの例文
名前をネタにする場合の例文も紹介しておきます。名前を紹介する場合はプロフィールとして最初に名前を言っているはずなので、プロフィールからの繋ぎ方が大切です。「私の名前は比較的珍しいとよく言われます。読み方もそうですが漢字で書くと正しく読まれる事はあまりないです」などと「読み方」と「漢字」に分けて話をすると印象付けやすくなります。
とりあえず3分間スピーチ緊張する
— しーば (@mky316) May 27, 2018
名前をネタにしたのであれば締めでは「どのように呼ばれたいか」を伝えて終わるのがスムーズです。「こんな名前ですが、呼びにくければ○○と呼んで下さい。よろしくお願いします」などと示してあげる事で、気軽に名前を呼んでもらいやすくなります。
3分間スピーチではゆっくり喋る事を意識しよう
今日会社の研修で3分間スピーチってのをやって内容は概ね好評だったんですけど、フィードバックのほとんどに「早口が気になります」って書かれてた(オタク特有の早口)
— 手頃なヨタ車を探しています (@motsuvec) April 16, 2018
3分間スピーチは聞き手の視線が集まり緊張してしまってついつい早く喋ってしまう人が多いです。原稿の文字数でも触れたように900文字という文字数は聞き手が聞き取りやすく間延びを感じない文字数なので、出来る限りゆっくり喋る事を意識しましょう。特に慣れていない人程、ゆっくりを意識したようやく普段と同じくらいの速度になる事も多いです。

人前で喋る事に緊張する人に3分間スピーチは良い練習に
https://t.co/DIJ7iAM98p
— あめいぱわーにおまかせろ! (@amay077) November 2, 2017
3分間スピーチを10年くらいやってたけど、アレがなかったら今のように人前で話す事はできなかっただろうなあ。ネタ探しから3分に要点をまとめる事、話し方や聴衆の反応を感じる事、勉強とよい実践の場だった。というかLTと何が違うんだろう?
3分間スピーチが用いられる理由の1つとして、3分という時間は考えなしに喋り続ける事はできず、また聞き手側も飽きずに聞ける時間だからというのがあります。3分間スピーチに備えてネタを考えて構成し、実際に喋るという事を繰り返すと自然と頭の回転も速くなり人前で話すのが得意になります。

特に学生の間に行われる3分間スピーチは良い練習の機会です。特に人前に立つ事への緊張への慣れは非常に重要な物になります。どれだけ繰り返してもまったく緊張しないといった事はありませんが、数をこなさなければ慣れる事もないので3分間スピーチを良い機会とする事で先々に繋げていきましょう。
日常にはネタが溢れている!?普段からストックを
最近、朝礼の3分間スピーチのネタが尽きてきている。
— オシリス (@HL_1024) October 19, 2017
今週4回のスピーチのうち3回が学生時代にバイトしていたうどん屋のネタだ…
さすがにみんな飽きただろうな。
3分間スピーチの中でも実際に喋る事以上に苦手意識を持つ人が多いのが「ネタ探し」です。特に周期的に3分間スピーチを行うような状態では徐々にネタが尽きてきます。ですが、ネタがないという人程、いざ話してみるとそれをネタにしたら?という事はあります。本人にとっては日常であっても他の人にとって非日常であれば3分間スピーチのネタとしては十分に利用が可能です。

周期的に3分間スピーチを行わなければならないのであれば、常日頃からネタのストックをしておく事をおすすめします。その時はネタと思わなくても日常の中で起こった出来事をストックしていくだけでも後から振り返る事ができてネタになる場合があるので意識してネタをストックするようにしましょう。
日記はネタのストック!?意識して日記を書いてみよう
ネタをストックする最良の方法としてネタ帳以上におすすめの方法が「日記を書く」方法です。ただネタ帳などに記入するだけではなくその日の出来事を添えるだけでよりリアルなネタとして利用する事が出来るようになります。

日記の中身も大切ですが、それ以上に毎日何かを書く事を習慣とする事で、実際に3分間スピーチの原稿を書く時の練習にもなります。毎日意識して書いていくだけでオリジナルの例文を作る事ができるのです。後から読み返した時に読みやすい事を意識して日記をつけてみるようにしましょう。

日記をつける段階では3分間スピーチの原稿のように900文字などの制限などを設けずに行う事が長く続けるコツです。最悪一言だけの日があっても良いのです。毎日少しずつでも書いていく事で「文章を書く事」にも慣れておく事をおすすめします。
ネットを参考にするなら自分の言葉に置き換えよう

今回紹介した例文もそうですが、今ではインターネットで検索すれば3分間スピーチの例文は豊富に出てきます。中にはそれを丸々暗記して3分間スピーチに利用する人もいますが、多くの場合あまり良い結果は生みません。あくまでも「参考」にした上で最低でも自分の状況に合わせ、自分の言葉に置き換える作業はするようにしましょう。

3分間スピーチのコツを掴んで上手く乗り切ろう
日本人は人前で話す事を苦手としている人も多く、友人になると話すのにそこに知らない人がいると思っただけで途端に喋れなくなってしまう人も多いです。ですが特に社会人になると必然的に人前で喋らなければいけない機会も増え、そういう機会を上手く活用した人がより出世していきます。3分間スピーチはその良い練習です。
昔の日本の会社では朝礼の時間に持ち回りの司会者が3分間スピーチをやってた。こーゆースピーチは日本人は苦手で、聞いている方もつまらんし、喋ってる方は苦痛で顔が歪んでるし、何の為にこんなことをやってるのか不思議に思ったものだ。でもたまに、達人がいた。彼が出世したことは言うまでもない。
— 高瀬 慶 (@rikuoharuo) August 25, 2014
3分間スピーチを乗り越える為にはネタ探し、構成、実際に話す時それぞれにコツがあり、中々一度では習得する事が難しいです。まずは3つの段階の中でも得意な部分をより確実にして3分間スピーチに対する苦手意識を無くすのがコツです。苦手意識が無くなれば、その他の部分も一気にやりやすくなります。

最初は例文を参考にしても構いません。時間がオーバーしても構いません。3分間スピーチはほぼ全ての機会が例え失敗しても被害の少ない「練習」です。プレゼンテーションや就職活動などより大切な場面で失敗しない為にしっかりと「練習」の場を活用するようにしましょう。