パーマのスタイリングのポイント・コツは?簡単に決まるセットの方法!
最近はデジタルパーマが人気ですが、これまでメジャーだったコールドパーマのスタイリング方法とどう違うのでしょう? 他にもパーマは種類があります。自分がどのパーマかを知り、適切なスタイリング剤を使うことで、なりたい髪を目指しましょう!
目次
- 思い通りのパーマヘアを楽しむためのスタイリング法
- パーマの種類によってスタイリング方法が変わる
- コールドパーマとは?
- デジタルパーマとは?
- 縮毛矯正とストレートパーマの違いは?
- スタイリングする上でのコールドパーマのメリット
- スタイリングする上でのコールドパーマのデメリット
- スタイリングする上でのデジタルパーマのメリット
- スタイリングする上でのデジタルパーマのデメリット
- デジタルパーマの失敗
- デジタルパーマが傷んだ髪にいい理由
- スタイリングする上での縮毛矯正のメリット
- スタイリングする上での縮毛矯正のデメリット
- エアウェーブパーマとはどんなもの?
- エアウェーブパーマのメリットとデメリット
- 水パーマとはどんなもの?
- 水パーマのメリットとデメリット
- コスメパーマとはどんなもの?
- コスメパーマのメリットとデメリット
- コールドパーマのスタイリング法
- コールドパーマのスタイリングポイント
- とれかけのコールドパーマを復活させるスタイリング
- デジタルパーマのスタイリング法
- デジタルパーマのスタイリングポイント
- コールドパーマ用のスタイリング剤
- デジタルパーマ用のスタイリング剤
- スタイリングでやってはいけないNG行為
- 強めパーマのスタイリング
- ボリュームダウンとボリュームアップのスタイリング
- パーマの種類を見極めてスタイリングを完成させる
思い通りのパーマヘアを楽しむためのスタイリング法

美容院でパーマをかけてもらうと、気分も上がります。ゆるやかなウェーブ、外国人風の強めのカールなど、美容院から出たばかりではスタイリングもしっかり決まっています。美容師さんにせっかく希望通りのスタイリングをしてもらったのに、そのセットの状態をキープするのは難しいものです。家でできるスタイリングの方法やコツを知ることが必要です。

美容師に教えてもらった通りにスタイリングしているのに、ぜんぜん決まらないと嘆いている人も多いのではないでしょうか? パーマヘアのセットには、いくつかコツとポイントがあります。上手なスタイリング方法をマスターして、もっとパーマヘアを楽しみましょう!
パーマの種類によってスタイリング方法が変わる

ひと口にパーマといっても、種類があるのをご存知ですか? パーマには薬剤と施術方法によって、違いがあるのです。あなたが施されたパーマがどんなものかを知らないと、パーマのポイントもセットの方法もスタイリングのコツも違うので髪型が決まりません。

パーマには大きく分けて、コールドパーマとデジタルパーマの2種類があります。縮毛矯正やストレートパーマも含めれば、4種類になります。それぞれの特徴を理解した上でないと、スタイリングもセットもうまく決まりません。
コールドパーマとは?

コールドパーマとは、以前から使用されていた普通のパーマのことです。ポイントとして、コールドの名の通り、髪に熱を与えないで作るパーマです。1剤と2剤の2種類の液剤を使い、薬の力でパーマをかけます。

ポイントとして、濡れている状態のときにいちばんカールが強くなります。髪を乾かすと、カールはゆるやかになります。根本からパーマをかけられるため、ボリュームを出すのに便利です。また柔らかなカールも得意分野です。熱を加えたパーマではないので、傷みにくいとも言われています。スタイリングも難しくはありません。
デジタルパーマとは?

デジタルパーマは近年出て来た、新しいタイプのパーマです。パーマの薬剤と、60度の熱の力でかけるものです。デジタルパーマはコールドパーマと違い、乾いている状態の時がいちばんカールが強く出るのが、スタイリングをする上でのポイントになります。

地肌に近い髪の根元にはかけられません。いっぽうで、コテで巻いたような質感を出すことができて人気です。パーマのもちがよいのもポイントです。パーマの施術の時に熱を加えるため、コールドパーマと比べて傷みが大きいとも言われています。髪質に合う合わないもあります。デジタルパーマは以上のポイントを押さえ、信頼できる美容師とよく相談しましょう。

今はどこの美容院でもデジタルパーマの施術が受けられますが、コールドパーマと比べて、5000円から10000円ほど高い価格設定になっています。しかし美容院の立地条件、美容師の技量、知名度などによって、さらに値段は変わってきます。
縮毛矯正とストレートパーマの違いは?

髪がうねってセットがしにくいから、ストレートパーマか縮毛矯正をかけたい、という人もいるでしょう。しかしこの2つの違いを知っていますか? ストレートパーマは、もともとかかっていたパーマを取り、まっすぐにしていくものです。もともとの髪のうねりやカールを真っ直ぐに伸ばすには不向きです。

縮毛矯正は、もとから地毛にくせがある人がまっすぐに伸ばす施術です。ポイントとして薬剤を使うだけでなく熱処理をして伸ばしていきます。一度まっすぐにすると根元から毛先まで半永久的にまっすぐになってくれます。ただ、高温のストレートアイロンやドライヤーで髪をまっすぐにするので、ストレートパーマに比べて髪のダメージは大きいです。
スタイリングする上でのコールドパーマのメリット

コールドパーマをセットする方法はまず、髪を濡らしてパーマをしっかり出します。そこにスタイリング剤をつけます。自然乾燥をさせると簡単で綺麗にカールが出ます。ワックスなどのスタイリング剤をつけておくと、乾いてもパーマが綺麗に持続します。濡らしてパーマが出る特徴を利用するのがポイントです。

コールドパーマは豊富な種類のロットを使うことができます。さらには根元からしっかりかけることができます。短時間の施術で仕上がりますし、デジタルパーマに比べて、値段が安価です。正しいスタイリング方法やコツとポイントを掴めば、髪の傷みを最小限に抑えるセットができます。
スタイリングする上でのコールドパーマのデメリット

コールドパーマのデメリットは、すぐにパーマが落ちてしまうことです。デジタルパーマより安価で、ダメージも少ないというメリットはありますが、頻繁にパーマをかけにいかなければなりません。1カ月か2カ月ぐらいでパーマはとれてしまいます。

また、もともと傷んでいる髪にコールドパーマはかかりにくい特徴もあります。細くて柔らかい髪、逆に太くて硬い髪にもパーマをあてずらいです。部分的にかけることができるなど、スタイリングをする上での工夫もできるので、髪の傷み具合を美容師に見てもらい、しっかり相談しましょう。
スタイリングする上でのデジタルパーマのメリット

デジタルパーマはホットパーマの一種です。施術に熱を使うので、形状記憶をさせることができて、髪が乾いた時に元の形に戻ろうとする力が強くなります。そのためパーマのかかりを強くすることができます。専用マシンを使うので、細かい温度調整が可能です。パーマがかかりずらい人でも綺麗にかけられる可能性が高いです。パーマの持続期間が長いというメリットもあります。

コールドパーマと違い、髪を乾かすことでカールが復活します。ですから乾き途中にスタイリング剤をつけて乾かすだけで、セットが決まります。乾く瞬間がポイントで、指にくるくると巻きつけながら乾かすと、美容院から帰ってきた時と同じ、ふんわりウェーブを再現するスタイリングができます。
スタイリングする上でのデジタルパーマのデメリット

デジタルパーマはゆるふわな大きいウェーブが付けられます。いっぽうで小さく細かいカールはつけられません。細かいカールが希望なら、コールドパーマをかけるべきです。また髪のダメージが強く、それがスタイリングに影響を及ぼしてしまいます。健康な髪でなければ、艶やかな思い通りのウェーブにセットしにくいからです。
もうひとつ大きなデメリットと言えるポイントがあります。デジタルパーマを落としたい時は、しっかりした形状記憶のため、普通のストレートパーマでは落ちません。縮毛矯正をする必要があります。ただでさえダメージの大きなデジタルパーマに、更なるダメージを縮毛矯正で与えるわけです。ヘアスタイルを変える時は、美容師と話し合って納得した上で行いましょう。
デジタルパーマの失敗

デジタルパーマの失敗は、大きく3つに分かれます。まず、パーマがかかり過ぎて、乾かしただけで縦ロールになってしまったというもの。デジタルパーマは縮毛矯正でしか落とすことができないので、失敗したらストレートヘアにするしかなくなります。せっかくかけたパーマもお金も吹っ飛んでしまいます。デジタルパーマがコールドパーマより高価なためです。

逆に、ウェーブやカールが思ったほど出ない、という失敗もあります。原因は髪質にあるかもしれません。かかりずらい髪質というのは存在します。しかしそこは本来、カウンセリングの段階でクリアしておくべきものです。美容師との意思の疎通も今ひとつだったのかもしれません。また、この失敗は美容師に力量がない場合も起こります。
最後に、髪が傷み過ぎてしまうという失敗があります。髪がチリチリになったり、細くなっていた毛先に強いカールがかかってしまったりします。これを防ぐには、美容師との最初のカウンセリングが重要です。髪質診断を実施して、あなたの髪の傷み具合がどの程度かを知ってもらう必要があります。
デジタルパーマが傷んだ髪にいい理由

過度なダメージヘアには無理ですが、デジタルパーマはある程度傷んだ髪にも施術ができます。パーマはかけたいけれど、これ以上は髪を傷めたくないと言う人は、デジタルパーマをおすすめします。
パーマ液を塗り分けられる

デジタルパーマはパーマ液をクリーム状で塗ります。そのため、薬の塗り分けができるのです。もし3カ月前にかけたパーマが残っている場合、薬を変えて塗り分けできるので、ダメージに合わせた薬を使うことができます。ダメージ部分に弱い薬剤を塗布するので、狙ったカールがつけられ、無駄に傷むのを防ぐことができます。
熱を使うのでパーマ液を弱くできる

パーマ液の力だけでかけようとすると、10の強さのパーマ液が必要だとします。しかしデジタルパーマは熱を使うので、6の強さのパーマ液でも熱の4を加えると、10のパーマが6の強さでできるのです。だからデジタルパーマは、縮毛矯正の髪にもかけられるのです。もちろん、担当美容師と事前のカウンセリングをきちんと行ってください。
スタイリングする上での縮毛矯正のメリット

縮毛均整のメリットはまず、クセがストレートになるので艶がでることです。またどんな強いクセもまっすぐになるので長いことクセ毛で悩んでいた人に向いた施術です。合わせて、ボリュームもダウンします。また、一度施術したら、その部分はずっとストレートが続き、毎日のスタイリングが楽になります。

また、まとまりがよくなるので、頭が小さく見えるメリットもあります。自分のクセ毛がどうしても嫌な人には、夢のような施術です。朝の寝癖が少なくなります。朝のスタイリングをする上で、非常に楽になります。ドライヤーで乾かしただけで髪がまっすぐになるので、コツ要らずでセットが楽です。湿気が多い時も広がりません。
スタイリングする上での縮毛矯正のデメリット

縮毛矯正は強い薬剤を使うので、髪が傷みがちになります。スタイリングする上でのデメリットは、真っ直ぐになり過ぎて自然な丸みが出ないことです。縮毛矯正のあとにパーマやカラーを施したい場合、パーマがかかりにくかったり、色がのりにくかったりします。また、伸びて来た時に出てくるクセと真っ直ぐな部分の境がしっかり出てしまいます。

結果、髪が伸びるたびに縮毛矯正をする必要があります。真っ直ぐの状態を保つために、定期的に美容院に行って施術してもらわなければなりません。真っ直ぐにしたのにやっぱりカールが欲しい、という場合はデジタルパーマでしかかけることはできません。ずっと真っ直ぐの髪を楽しむにしても、いろいろと手間と方法があります。
エアウェーブパーマとはどんなもの?

これまでカールを作るパーマはコールドパーマとデジタルパーマの2種とお話してきました。確かにこの2種はどこの美容院でも施術してくれます。これから紹介するパーマは、どこでも手軽に施してもらえるものではない、特殊な方法のパーマです。まずエアウェーブパーマについて説明しましょう。

エアウェーブパーマを施してくれる美容院は全国でまだ1割程度しかありません。そのため知名度が低く、どのようなパーマなのかを知らない人が多いです。しかしエアウェーブパーマには、コールドパーマやデジタルパーマがおよそ敵わないポイントが多くあります。

なかなかに大きな機械の中に入って行うので、初めて見る人は驚くでしょう。風の力でかけていくので薬の放置時間が少ないところがポイントです。1剤をかける前に風をかけることで薬剤の浸透をよくします。この方法ですと薬剤の浸透時間も短く、何より髪のたんぱく質が変成しません。
エアウェーブパーマのメリットとデメリット

エアウェーブパーマはたんぱく質が変成しないので、髪のダメージが少なく、指通りが違います。ふんわり柔らかなパーマです。それは乾かす温度が低くて済むからです。エアウェーブパーマは55度で乾燥させるためたんぱく質変成が起きないのです。故に、柔らかい髪になるのです。

濡れている時と乾いている時のウェーブの差が少ないのもポイントです。スタイリングの時に無理して伸ばす必要がなく、乾かしただけで丁度いいウェーブがつき、長持ちします。1年に1回程度で充分です。よってこの方法だと客の負担が減り、純粋にパーマを楽しむことができます。
エアウェーブパーマのデメリットは、ずばり、とても時間がかかることです。おまけに機械の中に入るのですが、とてつもなくうるさく、人によっては熱く感じる場合もあります。また、機械に入っている間は身動きが取れません。いいことずくめに見えたエアウェーブパーマという方法ですが、施術最中は忍耐が必要です。
水パーマとはどんなもの?

水パーマは専用のスチーマーを使って、水を蒸気に変えて、蒸気の力で髪にカールやウェーブを施すパーマ施術方法です。ナノサイズの蒸気に変えてパーマを施すことから、ナノパーマ、ナノスチームパーマという呼び方もあります。パーマ剤を使用しますが、キューティクルを広げながらパーマをかけるという方法なので、短時間の施術で済みます。

短時間の施術でパーマをかけることができ、パーマ剤も弱いものでもしっかりかかります。コールドパーマやデジタルパーマと比べて髪へのダメージは少なくなります。
水パーマのメリットとデメリット

水パーマは生まれて初めてパーマをかける人に、最適と言われています。水パーマは他のパーマと違って持続期間が短いので、術後にパーマが似合わなかったと後悔しても、早く元に戻ります。最初にパーマをかける時は、出来上がりのイメージがわかないことが多いので、過度に強いパーマでない水パーマは最適と言えます。

水パーマは施術時間の短さ、ダメージの少なさがメリットです。デメリットとしてはやはり、パーマのかかり具合が弱いです。また、持続期間も短いです。強いクセがある人や、頑固な天然パーマの人には適しません。髪質によって、向き不向きがわかれるパーマです。
コスメパーマとはどんなもの?

コスメパーマも多くあるパーマのひとつの種類です。ポイントとして、化粧品登録されているパーマ剤を髪に塗布して、ウェーブやカールを作ります。髪に優しいのでカラーリングと同日施術を行うことができます。

コスメパーマ料を使って、ストレートパーマをかけることもできます。また、コスメパーマ料を使って、デジタルパーマをかける方法もあります。
コスメパーマのメリットとデメリット
第1のメリットとしてパーマとカラーを同一日にできることは先に挙げました。第2にナチュラルに仕上がります。くせっ毛のようなゆるやかなカールやウェーブが手に入ります。緩やかなウェーブのため、ブラシでスタイリングして、ストレートヘアのように楽しむこともできます。第3にコスメパーマは髪への負担が少ないというポイントがあります。
デメリットというよりこれはコスメパーマの特徴として、猫ッ毛の人や太く硬い髪質の人は、思い通りのパーマスタイルにならない場合もでてきます。あくまで寝癖風のナチュラルなウェーブを作るパーマです。髪の根元にボリュームを出したい場合はおすすめです。
パーマをくっきり出したい時のスタイリング

コスメパーマは髪が濡れている時1番くっきりとカールが出ます。そこでスタイリング方法として濡れた状態の時にムースやジェルといったスタイリング剤をもみ込み、あとはドライヤーを使わずに自然乾燥で乾かすのがコツです。
パーマをゆるく出したい時のスタイリング
くせっ毛のようなスタイルにしたい場合、濡れた髪をタオルドライします。水分を拭き取ったらドライヤーの熱で乾かします。髪の毛先を掌にのせて、カールを作りながら乾かすのがコツです。すると、くせっ毛のような自然なウェーブを出すことができます。完全に乾いたら、スプレーやワックスをつけて、スタイリングが完成します。
コールドパーマのスタイリング法

髪を洗って夜、濡れたままで眠ってしまうと髪が傷んで、パーマがとれやすくなります。夜はしっかりドライヤーで乾かすのがセットの最初のポイントです。コールドパーマは乾くとカールが伸びるのでは、と考えがちですが、乾かさないで髪が痛むことのほうが重大事です。洗い流さないタイプのトリートメントで保護しながら、しっかり乾かすことがスタイリングの第1歩です。
朝のスタイリングが全てを決める

朝、起きたらまず髪を濡らします。寝起きの髪にはミストなどでしっかり髪全体を濡らしましょう。これがコールドパーマのスタイリングのコツです。朝にシャワーを浴びる人は、根本はしっかりドライヤーで乾かすのがコツです。毛先は生乾きのままにします。
コールドパーマのスタイリングポイント

濡らした髪に好みのスタイリング剤やムースをつけるのがポイントです。カール部分にスタイリング剤をもみ込みます。コールドパーマは濡れた状態でカールがつくからです。形ができてきたら、自然乾燥をします。自然乾燥する時間がない時は、毛先を掌で丸めて、ドライヤーで乾かします。もっとくっきりカールしてセットさせたい時はパーマ部分を上に向かって握り、乾かします。

逆にゆるふわにセットしたい時は、髪の毛を指でくるくるっと巻きながら、ドライヤーをあてて乾かします。ある程度乾いたら、毛先を丸めて乾かします。

パーマヘアのスタイリングは、夜寝る前から始まっています。寝る前のケア、乾かし方、朝の髪の濡らし方、乾かし方、と全てがパーマを長持ちさせるコツとなります。コールドパーマは長持ちしにくいパーマなので、ひとつひとつの行程を丁寧に行う方法が最大のポイントです。
とれかけのコールドパーマを復活させるスタイリング

コールドパーマがとれかけていると、寝癖に見えることさえあります。しかしとれかけのパーマもスタイリング剤やドライヤーの当て方で、美容院から帰ったばかりのカールを取り戻せます。ぜひそのコツを覚えてみてください。
半乾きの状態でスタイリング剤をつける

コールドパーマは水分を含むことでウェーブが戻ることがあるので、半乾きの状態でスタイリング剤をつけてしまう方法があります。スタイリング剤が保湿とウェーブの形状をキープしてくれます。髪の傷みが気になるならミルクタイプや、オイルタイプを使いましょう。ウェーブをきりっとさせたいならムースを使うのがコツです。
ドライヤーをうまく使うスタイリング

スタイリング剤をつけた後、ドライヤーをあてます。毛先にボリュームのあるウェーブにする時は、髪を左右2束に分けて、前に持ってきて毛先から持ち上げるよう乾かす方法です。コツは毛先を持ち上げるように乾かすことです。

まとまりのあるウェーブにしたい場合の方法は髪を左右2束にし、さらに片方ずつ2束、全部で4束にします。髪の束を内側にねじりながら、1束ずつ乾かします。内側にねじりながら乾かすことが、まとまりのあるウェーブに仕上げるコツです。またコールドパーマは水分を含んだほうがウェーブが出やすいのでドライヤーを9割ほどで止め、あとは自然乾燥にする方法でもいいでしょう。
コテで巻くスタイリング

それでもウェーブがうまく出ない時は、コテで巻く方法があります。コテの熱でカールを作るだけでなく、コテを使用することで、パーマのみ、カールのみ、の時よりカールの持続時間がもちます。コツとしては、もともとあるカールの通りに、コテを巻くことです。
最後にもう1度スタイリング剤をつける
スタイリング後にとどめにスタイリング剤をつけましょう。その後にヘアスプレーを吹きかけることで、長時間のカールの持続が期待できます。ヘアスプレーを吹きかける時は重さによってカールが伸びないように、頭皮から20センチ離して、内側にも軽く吹きかけるのがコツです。
デジタルパーマのスタイリング法

デジタルパーマは加熱している分だけ傷みやすいです。そこで夜のケアが重要です。洗髪時にトリートメントやパックを念入りに行います。ドライヤーをあてる時は洗い流さないトリートメントを塗布して、熱から守ります。まず根元から乾かして、毛先を指に巻きつけながら乾かします。朝のスタイリングの前段階として重要なコツです。

朝のスタイリングのポイントとしては、乾かしている時にカールが形成されるので、一度髪を湿らせるのがコツです。パーマ部分にはオイルトリートメントを馴染ませます。ドライヤーをあてる時のコツは、掌の上に毛先をのせて、持ち上げるように乾かすことです。ドライヤーの熱でカールが伸びてしまうからです。髪を持ち上げながら、横か斜め上から弱風をあてていきます。
デジタルパーマのスタイリングポイント

デジタルパーマのスタイリングのコツとして、半乾きくらいでセットしていきましょう。デジタルパーマは乾く瞬間にカールが固定されます。髪を濡らす時に湿らせる程度に止めると、スタイリングに時間がかかりません。

コールドパーマとは違ってデジタルパーマは、髪が濡れているとカールがゆるくなります。スタイリング剤は水分が少ないオイルトリートメントかワックスを使いましょう。前夜のお風呂上りにウェーブを作っておくことで、朝のセットが楽になります。夜にしっかりカールを作っておくと、朝まで残っていることが多いです。

朝その状態からスタイリングを始められると、カールの消えたところだけスタイリングをすればいいので、簡単にセットすることができるようになります。髪のセットは夜から始まっているのです。ポイントとコツを掴めば、毎日コテでセットするより楽になります。
コールドパーマ用のスタイリング剤

コールドパーマのセットには、ムース状スタイリング剤が適しています。ふわふわの仕上がりを望むならソフトタイプ、エッジの利いたカールをキープしたいならハードタイプ、濡れ髪スタイリングにはウェットタイプを選びましょう。以下におすすめのムース状スタイリング剤を列記していきます。
ムースによるスタイリング
ウェットスタイルにセットできるムースです。きれいな濡れ髪が作れて、べたつかないウェット感が特徴です。時間が経ってばりばりになってきたら、水を掌につけて再びもみ込む方法で、濡れ感が復活します。
くっきりウェーブスタイルにセットできるムースです。SALAの自然な香りも人気です。つけ過ぎるとバリバリになるので、少な目な分量から使い始めてみましょう。
かけたてのパーマの再現とキープ力に長けたセットができるムースです。使用量によって、つやつやの仕上がりから、濡れ髪まで対応できる便利なスタイリング剤です。
固まらずべたつかず、それでいて自然なカールを作るセット力が優れています。ハード過ぎず、それでいてしっかり長時間のセットキープができる、バランスがいいムース状スタイリング剤です。
デジタルパーマ用のスタイリング剤

デジタルパーマのセットには、ワックスタイプのスタイリング剤が適しています。ワックスの硬さは出したいカールの質感によって使い分けるといいでしょう。大きめウェーブにはミルク系スタイリングワックス、自然な束感にはバーム系スタイリングワックス、エアリーな動きにはスプレータイプのスタイリングワックスがいいでしょう。
ワックスによるスタイリング
ナチュラルでしっとりした毛束感があるセットをキープしてくれる、ミルク系ワックスです。サロン専売品としてお馴染みのワックスで、あらゆるシーンに重宝するスタイリング剤です。
べたつかないのにパサつかないセットができる、根強い人気を誇るヘアワックスです。髪を洗ったあとに少量馴染ませてドライヤーをあてると、翌朝のスタイリングが楽になります。
しっかりしたキープ力でワンカールのセットができるワックスです。弾むような毛先を演出してくれるべたつかないワックス系スタイリング剤です。
カールやウェーブに空気感のある動きをつける、スプレータイプのワックスです。スプレー式なので、つけムラも手の汚れの心配もなく、ふんわり仕上がるスタイリング剤です。
スタイリングでやってはいけないNG行為

パーマをかけたなら、1日でも長持ちさせたいものです。コールドパーマとデジタルパーマの他、エアウェーブパーマなども含めて施術をした後に気を付けるべき問題があります。まず、パーマをかけて48時間は髪が不安定です。美容師が「今日はシャンプーをしないでくださいね」と指示するのは不安定な時に濡らしたりドライヤーで伸ばしたりしないようにという意味です。

パーマをかけたての髪を、目の細かい櫛でとかしたりブラッシングしたりしてはいけません。目の細かい櫛は髪を引っ張る力がとても強いので、まっすぐになる癖がついてしまって、パーマが伸びてしまいます。しばらくは目の粗い櫛を使いましょう。

48時間以内はアイロンやコテを使うのもやめましょう。また、髪を塗れたままの状態にするのもやめましょう。ドライヤーできちんと乾かしてください。さらには、パーマをかけた後に毛先を切ってしまうと、パーマは極端に落ちてしまいます。髪の長さを変えたい場合は、長さを変えずに量を減らす方法を取りましょう。48時間は絶対安静がパーマを長持ちさせるコツです。
強めパーマのスタイリング

強めにパーマをかけるには薬剤を強くするものと誤解されています。実際はパーマのロットの大きさで、パーマの強さが変わってきます。細いロットで巻くとパーマは強くかかり、太いロットで巻くと、パーマはゆるくかかります。

90年代に流行した強めのウェーブは今また新鮮に映ります。強めパーマはカールをはっきりさせるため、ややウェットな仕上がりにしましょう。オイルやバームなどでのスタイリングがおすすめです。アレンジしてもカールがしっかりしたスタイリングになります。ショートだとキュートに、ロングだと抜け感のあるスタイリングになります。

新しいヘアスタイルを試したいと思っている人には、強めパーマをおすすめします。スタイリング剤を塗布するだけで髪型が決まり、アレンジも楽しめます。飽きないヘアスタイルにするコツは、濡れた髪の状態でスタイリング剤をしっかりもみ込むことです。
ボリュームダウンとボリュームアップのスタイリング

パーマがかかり過ぎてしまうと、髪のボリュームを抑えたくなります。パーマのボリュームアップ、ボリュームダウンはスタイリング剤を使えば簡単に調節できます。ボリュームダウンさせるときは、しっとりタイプのコンディショナーや洗い流さないトリートメントを使います。ドライヤは上から下へ、根元の立ち上がりを抑えるように乾かしてスタイリングします。

逆にボリュームアップさせるためには、カールのエッジが出やすいフォーム式のスタイリング剤を使いましょう。ハード系ならしっかりカールが出るし、ソフト系ならふんわりカールがスタイリングできます。ドライヤーを下から上へ毛先を乾かしてスタイリングします。手で毛先を持ち上げながら乾かすと効果的です。

広がるパーマを抑えるためなら、スタイリング剤に頼りましょう。ボリュームダウンさせるため、わざと油分と水分の多い柔らかめのヘアクリームやヘアオイルを使うといいでしょう。マット系のスタイリング剤はぱさついて余計広がりやすくなります。髪のボリュームを逆手に取って髪の広がりを活かしたスタイリングにするのもひとつの手です。
パーマの種類を見極めてスタイリングを完成させる

パーマヘアのスタイリングを極めるには、自分の髪にどんなパーマを施したかを知ることが大事です。パーマの仕組みを理解していれば、どのようにスタイリングすればいいかがわかります。結果、セットを長持ちさせる方法も理解できるというものです。毎日のちょっとした習慣でヘアスタイルは劇的に変わります。今日の夜から是非、実行してみてください。