ユーカリの育て方や飾り方!切り花・ブーケ・スワッグ・リースなど色々!
ハーブの1種でドライやリースでも人気のあるユーカリは、コアラの餌で有名です。ですが、コアラの餌になるのは限られた品種だけなのです。ここでは、ユーカリの種類や育て方、飾り方を分かりやすく紹介していきます。観葉植物、ハーブとして楽しめるユーカリを育てましょう!
目次
- ユーカリを育てて可愛く飾る!
- ユーカリとは?
- ユーカリと風水
- 強烈なレモンの香り
- 串刺しの不思議な葉っぱ!
- 純白の四角い幹がアレンジに便利
- 白くて大きい葉っぱ
- フラワーアレンジの定番
- はちみつレモンの甘い香り
- ハート型の葉っぱで人気
- 最大の赤い花が咲く
- アロマオイルの成分で有名
- 大きく立派な丸葉
- シンボルツリーとしても有名
- 必要な園芸用品
- ユーカリの良い苗の選び方
- 鉢植えをする
- 支柱を立てよう
- 水やりのタイミング
- 病害虫の予防
- 摘心を行う
- 挿し木で増やそう!
- 寄せ植えでユーカリと季節の花を楽しむ
- ユーカリの紅葉を楽しむ
- フラワーベースの飾り方
- クリスマスには人気のリースにする飾り方
- ウェディングドレスでお馴染みのブーケにする飾り方
- 壁飾り最適なスワッグの飾り方
- 超簡単!ぶら下げる飾り方
- ユーカリを育てて癒しの空間を演出!
ユーカリを育てて可愛く飾る!

ユーカリには色々な効能があります。ドライやリース、ブーケにスワッグなど、可愛くインテリアに飾られているのを見かけることがあります。ユーカリはハーブの1種で、清涼感があり、葉っぱや花も形や色が違います。ここでは、観葉植物としても楽しめるユーカリの種類や育て方、インテリアの飾り方を分かりやすく紹介します。

ユーカリは、500種以上の種類があり成長が早く、コアラの餌として知られています。コアラの餌になるのは、20種前後の限られた品種の新芽だけです。鮮やかな緑色の葉っぱ中にもアンティークな雰囲気のあるユーカリを飾り付けると部屋の印象も変わると言われています。ハーブとしても楽しめるユーカリを育てましょう。アイデア次第でおしゃれな飾り方も紹介します。

ユーカリとは?
オーストラリアを代表する常緑樹

ユーカリは、オーストラリアを代表する木で、フトモモ科・ユーカリノキ属に分類されている常緑樹です。常緑樹は1年を通して常に緑葉を保っています。枯死しないのではなく、枯死落葉し次々と新しい新芽が作られていきますので、落葉が目立たない植物です。成長すればドライフラワーアレンジメントで飾り方も多岐にわたり、リースやブーケ、スワッグなどに使われています。
生長が早い

ユーカリは、用土の乾燥を好む品種が多く、根を深くまで伸ばして水分を吸収する力が非常に強い植物です。その為、成長が早く、砂漠化した地域の緑化にも利用されています。日本でも観賞用などとして栽培・出荷が多くなっています。フラワーアレンジメントにも良く用いられて、飾り方教室など盛んにおこなわれています。ブーケやリース、スワッグなども日本に馴染んできています。
ユーカリの花
ユーカリは、2月から5月に変わった形の花を咲かせます。細長い雄しべが多く、ポンポンのような形の花に見えます。数えきれないほどの品種がありますので、花の色や形も様々ですが、群生したユーカリから熱帯の雰囲気が感じられます。
ユーカリの花言葉

ユーカリの花言葉は、「再生」「新生」「思い出」「記憶」などが挙げられます。これは、ユーカリの自生地であるオーストラリアでは山火事の発生が多く、頻繁に山火事で災害に見舞われます。そんな焼け野原の中でユーカリの種は発芽して、どんどん生長する事から生まれた花言葉です。また、種類ごとに花言葉が違うのを参考に組み合わせて、プレゼントとして利用されています。

ユーカリと風水
玄関を明るい雰囲気に

ユーカリは、風水学的には水を吸収する気が強いと考えられています。それは、ユーカリが砂漠化されている地域でも強い生命力で育つところからです。風水では、北向きの玄関は水の気が強く暗い雰囲気になりがちだと言われています。ユーカリを飾ることにより、水の気が緩和されて明るい印象の玄関に変えることで、悪い気を呼び込まないようにすることが出来ると言われています。
良い運気を呼び込む

ユーカリは、植木鉢から切り花、ドライフラワーでも利用して飾る事が出来る生命力の強い植物です。風水では、枯れたものを置いていると悪い気を吸収する言われています。玄関は最も運気を左右する場所です。生命力のあるユーカリを飾って、常に良い運気が入る玄関にしましょう。

強烈なレモンの香り
ユーカリの種類①レモンユーカリ

レモンユーカリは、葉っぱから強いレモンの香りを放ち、暖かい地方で生育します。生長が早く、20メートルにもなると言われています。寒さには弱いので、冬場の育て方には注意が必要となります。ハーブとしてブーケやリース、スワッグなど様々な飾り方で幅広く利用されています。

レモンユーカリは、種を蒔いておけば、比較的早い時期に発芽します。土が湿っている状態を保って水やりをしてあげます。秋には30センチ程度まで生長してくれます。冬場は室内で育てる育て方が良いようです。レモン系のハーブと合わせてハーブティーとして楽しめます。また乾燥した葉っぱは、飾り方を工夫してインテリアにすると、レモンの香りが部屋中に広がります。
串刺しの不思議な葉っぱ!
ユーカリの種類②ツキヌキユーカリ

幹が葉っぱを串焼きのように突き抜けているところからツキヌキユーカリと呼ばれるようになりました。耐寒性は氷点下15℃でも耐えるそうです。その反面、害虫に弱いので、育て方や育てる場所に注意しないといけません。鉢植えで盆栽風に育てるのもおすすめです。個性的で園芸的価値もあり、飾り方もブーケやリース、スワッグにして楽しめます。
スピニングガムとも呼ばれる
日本ではスピニングガムと呼ばれている方が多いようです。葉っぱが幹を囲んでいる特徴的なツキヌキユーカリは、育て方にも注意が必要な場面があります。乾燥気味の気候で育てる方法が適していますので、葉っぱの特徴から葉っぱに水滴が溜まりやすくなっています。日当たりや風通しの良い場所で世話する育て方が最適です。それ以外は耐寒性も強いので育て方も簡単です。
個性的で根強い人気

耐寒性はユーカリの中でもトップクラスですが、暑く湿度の高い日本を苦手にしているようです。出来る限り涼しい風通しの良い場所で育てていれば、夏場でも綺麗な葉っぱを楽しませてくれます。この個性の強い葉っぱの形から、ブーケやリース、スワッグなど色々な飾り方が可能です。また、男性に圧倒的に人気があります。
純白の四角い幹がアレンジに便利
ユーカリの種類③ユーカリテトラゴナ

ユーカリテトラゴナは、切り花や園芸用品種として知られています。白い実が特徴的で、四角っぽく見える幹も白く見えます。葉っぱもシルバーがかかったようで美しく、人気も高いようです。このユーカリテトラゴナには「あなたにエネルギーを与えてくれる」という、癒しの花言葉があります。リースやブーケ、スワッグにしてプレゼントにおすすめです。
アクセントとしても

ユーカリテトラゴナは、幹も葉っぱも白っぽく見えるので、白いリースやブーケ、スワッグに良く利用されています。他の植物に白を混ぜた飾り方がされていれば、ユーカリテトラゴナが含まれています。冬場に限らず、1年を通してポイントづかいで飾り方にアイデアが活かせます。耐寒性も比較的暖かい地方であれば、野外でも冬を乗り越えます。
白くて大きい葉っぱ
ユーカリの種類④銀丸葉ユーカリ
銀丸葉ユーカリは、白銀色の丸い葉っぱが特徴のユーカリです。綺麗に丸くなった葉っぱが人気になっています。リースやブーケ、スワッグなど、おしゃれな飾り方が楽しめます。耐寒性も強く、簡単に栽培出来て日本の環境にも適しています。また、耐暑性も兼ね備えていますので、育て方も簡単で、湿気の多い暑い日本の夏も乗り越えます。ユーカリの中でも生長力が強い植物です。
寒い環境で葉っぱがピンクに!

銀丸葉ユーカリは、耐寒性も強く、氷点下12℃でも生長します。また寒い環境の中で、美しく丸い葉っぱがピンク色に紅葉するので、その姿には癒されます。ハッカ系の爽やかな香りで、飾り方もリースやブーケ、スワッグにして、色の変化を楽しめます。インテリアとして部屋のアクセントや香りを楽しんでいる方も多いようです。
フラワーアレンジの定番
ユーカリの種類⑤銀世界ユーカリ

銀世界ユーカリは、葉っぱが白銀色で肉厚感のある丸い形をしているのが人気で、フラワーアレンジメントで知らない方はいないとまで言われています。ブーケやリース、スラッグなどにも当たり前のように利用されていますし、様々な飾り方が出来ます。銀世界ユーカリと名前が付いたのは、フラワーアレンジメントで親しみを持ってもらうために付けられた販売名です。
切り枝用として親しまれている

非常に肉厚の葉っぱは、枝を切ってからも枯れ落ちずに丸い葉っぱの形状を保ってくれます。切り枝用として親しまれて、飾り方が多数紹介されています。リースやブーケ、スワッグに多肉植物のように利用出来ます。水分や養分を絶たれると、干からびて葉っぱの表面が白っぽくなる特徴があります。注意が必要なのは、日当たりが悪いと葉っぱが育たずに貧弱になってしまいます。
はちみつレモンの甘い香り
ユーカリの種類⑥ハニーレモンユーカリ

ハニーレモンユーカリは、綺麗な緑色の葉っぱで、甘い柑橘系の香りがします。レモンの香りがするユーカリには、紹介したレモンユーカリが有名ですが、香りがきついと感じる方も多いようです。ハニーレモンユーカリの香りは、それよりもレモンの香りが弱く、万人向けの香りで好まれています。ブーケやリース、スラッグのような飾り方で香りを楽しめます。
寒さに弱い
ブログ『はちみつレモンの香りのユーカリ』
— STYLE FACTORY SHOP (@stylefactory_s) December 27, 2013
ユーカリマニアのオーナーが仕入れてきた、甘酸っぱい美味しい香りがするハニーレモンユーカリのご紹介。http://t.co/PMUbgBhhwF pic.twitter.com/JtBZGaWVMX
病害虫の影響を受けにくく、暖かい季節には爆発的に生長するので育て方も簡単です。日当たりが良ければ少し青白く、硬く、丈夫にどんどん新芽を出します。ユーカリの中では比較的小さな部類で、高くのばさなくても開花します。また、ユーカリの中では耐寒性が弱く、冬場は葉っぱの枯れが目立つようになります。室内ではほとんど生長しないので注意が必要です。
ハート型の葉っぱで人気
ユーカリの種類⑦ハートリーフユーカリ

ハートリーフユーカリと呼ばれるユーカリも数多く存在しますが、日本で見かけるオービフェリアの品種になります。葉っぱのサイズがスタンダートで、手ごろで可愛らしいハート型の葉っぱが特徴です。葉柄が短く、左右対称に葉っぱが生長するので観賞用に色々な飾り方がされています。リースやブーケ、スワッグに多く利用されています。水やりも少なくて済みますので、育て方も簡単です。

新芽が白っぽく、耐寒性も高いので、比較的コンパクトに栽培出来ます。香りは、そのままではほとんどありません。葉っぱが柔らかい為、指などで軽くこすってやれば、わずかに柑橘系の香りがします。高く生長するのではなく、脇芽を出して生長するタイプです。十分な日当たりと乾燥気味に水やりをしていれば、育て方は簡単です。
最大の赤い花が咲く
ユーカリの種類⑧マクロカルパ

マクロカルパは世界的に有名なユーカリで、日本でも知る人ぞ知るユーカリの王者的な存在と言われています。葉っぱが白い白銀葉で存在感があります。生長する環境が日本とは真逆で育て方は難しいようです。葉っぱも15センチほどになり、ダイナミックな外観に、直径10センチの真っ赤な花を咲かせるのでリースやブーケ、スワッグに利用して、飾り方をアレンジして楽しめます。
茂みのバラとも呼ばれる

マクロカルパは、樹木としては3メートルほどの低木なので、藪のように広がって育ちます。そのため、Bush(茂み)という名称もあります。ユーカリの王者的な存在のマクロカルパは、日当たりと水やりのバランスが非常に難しいと言われています。冬場の室内管理では枯れてしまいます。ですが、ガーデニングなど、マメに世話が出来ている人ならば、育てがいがあります。
アロマオイルの成分で有名
ユーカリの種類⑨グロブルス

グロブルスは、ギリシャ語で「よく覆った」を意味しています。非常に生命力が強く、高く生長する常緑高木です。アロマテラピーに使われているユーカリとして知られています。別名タスマニアン・ブルーガムとも呼ばれています。ユーカリ精油として日本でもお馴染みのようです。メンターム等に使われているのは、ほとんどがこのグロブルスです。
花粉症対策にも

グロブルスは、古くから日本で親しまれており、日本の環境に合っているようです。ユーカリの中では比較的水分を好みますので、育て方としてはこまめに水やりをしましょう。また、日当たりの良い場所を好み、室内で育てるのには向いていません。精油の含有量が多く、殺菌作用も強く病害虫の心配は少ないです。飾り方もブーケやスワッグ、リースにして爽快感を楽しむ事が出来ます。

大きく立派な丸葉
ユーカリの種類⑩ゴニオカリックス
ゴニオカリックスは、大きく生長すれば、細長い刃のような葉っぱになります。ユーカリの中では生長が早く、短期間で大きな葉っぱに生長します。鉢植えにして育てるなど、コンパクトな育て方が可能です。寒さや過湿にも耐寒性があるので、日本の環境にも適しています。また殺菌力も強く、病害虫にも強いのでリースやブーケ、スワッグにして玄関に飾る飾り方も好まれています。
オレンジや紫色に紅葉する

ゴニオカリックスは暑さ寒さに強く、クーラーが効いている室内でも育てられるので、管理が簡単な育て方で大丈夫です。冬になるとオレンジ色や紫色に紅葉しますので、冬場のベランダや玄関周りを明るくする飾り方もおすすめです。気になる香りですが、少し甘い爽やかなかおりになっています。リースやブーケ、スワッグなど、男性的な大葉を活かした飾り方もおすすめです。

シンボルツリーとしても有名
シンボルツリーとは?

シンボルツリーとは、住宅や建築物を象徴する背が高い樹木のことです。ユーカリの中にも背が高く生長する品種もあります。建物を引き立てる効果や、塀の代わりに背が伸びる樹木を使い、プライバシーの保全や防犯効果の為に利用されています。また日差しの強い地方では、天然のカーテンとしても利用されています。光合成により、建物の周囲の空気を綺麗にしてくれます。
ユーカリグニー

ユーカリをシンボルツリーとして利用するのにおすすめのユーカリグニーは、卵型の小ぶりな葉っぱが密集する常緑高木なので、庭のアクセントにもなりますし、目隠しにぴったりです。ユーカリグニーは、ほんのりと甘い爽やかなミントの香りが特徴ですので、小ぶりで可愛らしい葉っぱと香りを楽しむシンボルツリーにすることが出来ます。
ユーカリポポラス

ユーカリポポラスは、平らで大きな葉っぱが特徴です。日本でも沢山出回っており、育て方も簡単で育てやすい品種です。個性的な葉っぱの形が風で揺れている姿も穏やかな雰囲気を出してくれます。また、ユーカリポポラスは小粒な実をつけます。小さい実はポポラスベリーと呼ばれて、リースやスワッグ、ブーケなどにポポラスベリーがアレンジされています。
必要な園芸用品

ユーカリを育てるにも手入れが必要になります。専門的な道具は必要ありませんが、最低限の物は揃えておくと便利です。また、身の回りのもので代用できるものもあります。最近ではガーデニング人気も高く、100均でも園芸・ガーデニングコーナーが当たり前のようにありますので、自分の手の大きさなどに合わせて購入するのもお得です。
土入れ

ユーカリは生命力が強く、生長も早い品種が多いので、ユーカリを植え替えたり、新しく鉢植えにする場合には、土入れは必需品です。土いじりには欠かせません。100均のプラスチックの土入れで十分です。また、ペットボトルや筒などをカットして代用する事も出来ます。
剪定ハサミ

植物を育てて手入れをする時に剪定ハサミも必要です。園芸・ガーデニングをされている方は複数のの剪定ハサミを使い分けているようですが、自分の手に合った大きさの園芸ハサミがおすすめです。太い茎をカットする時用と、枝先をカットする用の2種類が有ればいいです。剪定ハサミの刃の部分にさび止めとして油が付いている場合がありますので、汚れを落としてから使いましょう。
じょうろ

園芸・ガーデニングの植物に欠かせない水やりに必要です。室内で育てている場合は勿論ですが、庭先で育てている場合も、こまめに水分補給が必要な植物もあります。こちらもペットボトルなどで代用出来るものが沢山ありますので、家の中を見回してみるのもいいです。
霧吹き
植物には水やりが欠かせませんが、茎が弱く、根枯れを起こすものもあります。霧吹きで葉っぱに水分を与える方法でみずやりをすれば、葉っぱも生き生きとしてきますし、害虫を洗い流すことも出来ます。ユーカリは葉っぱに特徴がある品種ですので、霧吹きがあれば便利です。
鉢・受け皿

ユーカリもベランダや室内で育てられる品種がありますが、大きくなれば剪定したり鉢替えが必要となります。土汚れを防ぐためにも鉢の大きさに合わせた受け皿が必要です。サイズも色々な大きさがありますので、必要に合わせて購入するといいです。最近では鉢と受け皿がセットになっているものもあります。また、インテリアに合わせられるような鉢カバーも発売されています。
スコップ

土いじりで最低限必要になるのがスコップです。土を増やしたり、植える穴を掘ったりする場合に必要不可欠です。長さや幅の大きさなど様々ですので、自分のガーデニング・園芸目的に合わせて選びましょう。複数本がセットになっているものもあります。
ユーカリ用の肥料

ユーカリは、生長スピードが早く、特に肥料は与えなくていいと言われています。苗から育てる時、鉢植えにするとき、挿し木にした時など、育成期には緩効性の固形肥料を与えておけば大丈夫です。
ユーカリの良い苗の選び方

ユーカリの苗は年間を通して販売されています。中には100均で購入できるものもあります。園芸・ガーデニングの道具が揃ったら、ユーカリの苗を選びましょう。苗の良し悪しがその後の生育、育て方に大きく影響してきます。良い苗を選ぶ事は園芸・ガーデニングの基本となります。
売り出されたばかりの苗を選ぶ

売れ残った苗は避けるようにしましよう。老化苗になっている場合もあります。また、苗としては生長しすぎている場合もあります。購入したばかりで鉢植えしたにも関わらず茎が細くなったり、葉っぱや根が枯れてしまう事もあります。園芸店をこまめに覗いて、店員さんと知り合いになれば、苗の入荷や育て方などの情報を得やすくなります。
葉っぱが大きくて厚い苗を選ぶ

茎が太目で生育がしっかり出来ている強そうな苗を選びましょう。初心者には難しいようですが、葉っぱがしっかりしているものや、枯れている箇所が無いものを選べば良いでしょう。病気や害虫に侵されていない根がシッカリしている苗を選ぶ事が出来ます。また、珍しい苗は通販でしか買えない場合があります。育て方の難易度や、通販会社の評価などを参考にするのがおすすめです。
鉢植えをする
鉢の選び方

販売店で購入したユーカリの苗は、ほとんどがポリポットで販売されていますので、根詰まりを防ぐためにも2サイズ大きめの植木鉢を選びましょう。固まった根を少しほぐしてから植木鉢に移しましょう。その時にユーカリの置き場所や育て方を決めておくようにしましょう。鉢の素材は、乾燥しやすい素焼きのものがおすすめです。
ユーカリの用土

オリーブは乾燥を好みますので、家庭での育て方として用土に気を付けましょう。水はけの良い観葉植物用の用土、ハーブ用の用土を使用してやれば、水やりの管理も楽になります。根枯れや病害虫の予防にもつながります。用土の中に緩効性固形肥料を混ぜておきましょう。

支柱を立てよう
茎や幹が柔らかい

ユーカリは、生命力が強く、成長が早いのが特徴ですが、小さい苗の幹や枝は非常に柔らかいのです。ほとんどのユーカリが大型樹木になりますので、小さいうちは苗と同じなのです。強い風に倒されないように、支柱を立てて育てるようにしましょう。

大型樹木の特徴として、生長の過程で樹高を伸ばしながら葉っぱを茂らせていきます。水分、栄養分はすべて高くなる事に費やされています。数メートルに生長したのちに幹が生長して、太く立派な常緑樹として生長していくのです。
水やりのタイミング
乾燥具合を確認
鉢に植えたユーカリの手入れ、育て方で欠かせないのは水やりです。ユーカリは生長が早く、一般的な植物より大きくなるので肥料を追加する必要がありません。用土が完全に乾いてから水やりをします。ユーカリの種類や季節に左右されやすいので、鉢に竹串を刺しておいて、乾燥具合を確認するのがおすすめです。
季節で変わる水やり

園芸・ガーデニングで、植物の育て方の基本ともいえる水やりは、季節で変わってきます。冬場は乾燥しにくいので、水やりの回数も減ります。逆に、夏場は乾燥しやすいので水やりの回数が増えます。昼間の水やりは避けましょう。水分の蒸発で葉焼けを起こしてしまいます。夏場は、朝夕の涼しい時間帯の水やりが基本です。
病害虫の予防
育て方の基本を守る

ユーカリは、ハーブの1種で比較的病害虫に強いといわれています。ハーブ特有の香りに病害虫予防の効果があるようですが、室内で育てていても病害虫は発生します。葉っぱが枯れたり、根枯れを起こすこともあります。こまめに観察することで拡大を防ぐことが可能です。

ユーカリは耐寒性のある品種が多く、病気に強いとされていますが、間違った育て方をすれば病気になります。ユーカリ自体が白っぽくなる品種は、白い粉を吹くうどんこ病など、見分けるのが難しい場合もあります。ユーカリは乾燥気味に育てる育て方が基本ですので、ハダニ、うどんこ病はユーカリにはつきものです。
摘心を行う
ユーカリの剪定方法
ちょっとスイッチ入って庭木の剪定(^ ^)
— neige+ 7/28-29「春夏秋冬 色と色展」淡路島 (@yunyun_n7) June 8, 2018
ユーカリもでかくなりすぎたー
さて、仕事に戻らねば!
今日も暑くなりそうです pic.twitter.com/mhtxM98O8w
ユーカリは生長が早いのが特徴で、油断すると取り扱いに困るほどに高く伸びていきますので、剪定は欠かせません。剪定する時期は、春先が秋口がおすすめで、自分の好みの形に切り落として大丈夫です。大事な事は、枝先につく芽を切り取る摘心をします。これでユーカリの伸びる生長を弱めることが出来ます。
バッサリ切り落とす
ようやくブルーベリーと紫陽花の挿し木をやったー!
— なお (@Opipps) June 7, 2018
先日購入したユーカリとミモザとローズマリーも植え替え完了!
ついでに脇芽を伸ばすため&梅雨前に風通しを良くしておくためにバッサリ剪定もしました。
枝はまた挿し木チャレンジ用にキープ!
根と枝のバランスの関係と、盆栽スキルも上げたい pic.twitter.com/cElmg6Ogf6
ユーカリの枝も伸びやすいので、剪定する時に、内側に伸びている枝や絡まっている枝を、付け根からバッサリと切り落としてしまうのがユーカリの育て方です。大胆にコンパクトに切り落としてしまいましょう。剪定後は、水やりを少し減らしても大丈夫です。
挿し木で増やそう!
庭のユーカリいじると手にユーカリの香り(樹液的な)付いてめちゃいい匂いだから好き。
— shoko m(s) (@peleisho) June 8, 2018
今日か明日には挿し木したいな。 pic.twitter.com/o0xgRzHEYD
ユーカリは、種類によって日本での流通の少ないものがあります。人気の高い種類は値段も高くなりますので、剪定したら挿し木にして増やしましょう。枯れそうなユーカリを活かして増やすことも出来ます。挿し木のやり方も、剪定した枝を好みの長さにして、葉っぱを2、3枚残して挿し木用の容器に挿すだけです。やわらかい場合は、添え木をしましよう。
かわいいユーカリの枝をもらったので挿し木してみる pic.twitter.com/RiqhyanvDg
— 楓鈴(ふうりん) (@_wind_bell_) October 14, 2017
ハーブの1種で観葉植物でもあるユーカリを挿し木にする時の注意点は、生長が進んでいる育成期が終わる前に行います。水やりをやりすぎないようにユーカリの好みに合わせた水やりをしながら、育てます。2、3ヶ月過ぎて、根と新芽が生えてきたら好みの鉢に植え替えられます。
寄せ植えでユーカリと季節の花を楽しむ
複数の植物を楽しむ

園芸・ガーデニングをベランダ等、狭い場所で楽しむには、寄せ植えをすることがおすすめされていますが、ユーカリはハーブの1種で、根に毒性を持つ種類があります。そのまま鉢植えすると、他の植物を枯らすので否定的な意見が多いです。似たような特性を持つハーブとの組み合わせで育てる事が出来る種類もあります。
小さくコンパクトにまとめる
エヴリワン興味レスかもしれんけどちょっと見てくれ‼️‼️‼️笑笑
— 🍭甘辛乙女🍭 (@amakaraotome) April 8, 2018
ガーデニングに目覚めて憧れの寄せ植え作ったよ笑笑‼️‼️wwww
ラベンダー、オレガノ、マーガレット
すっげぇ良い香り💜
後ろはユーカリとオリーブ💚
楽しい〜可愛い〜〜⁽⁽꜀(:3꜂ ꜆)꜄⁾⁾ pic.twitter.com/qzFqRkSMIB
ユーカリは、大きくなるにつれて根の張り出しも大きくなりますので、寄せ植えしている他の植物の養分まで吸収してしまい、枯らしてしまいます。それぞれの植物を鉢に植えた状態で、コンテナやプランターに入れて寄せ植えする方法で寄せ植えができ、ユーカリ葉っぱと他の植物の花を楽しむ事が出来ます。また、鉢同士を並べる鉢寄せの方法もおすすめです。
ユーカリの紅葉を楽しむ
落葉しないユーカリ

ユーカリは、冬場の寒い時期に、寒さを感じて葉っぱが赤くなる常緑樹です。落葉樹のように葉っぱが赤みを帯びて、緑と赤のコントラストを楽しむ事が出来ます。落ち葉にはならずに、春先の暖かい日差しを浴びるようになれば、元に戻って、個性的な緑色の葉っぱを楽しむ事が出来ます。

緑と赤のコンストラクトを利用して、フラワーアレンジメントで楽しめるのがユーカリです。ユーカリだけで様々な飾り付けができますので、特徴である香りを活かした飾り方がアレンジできます。
フラワーベースの飾り方
色々なデザインが楽しめる

フラワーベースとは、どこの家にもある花瓶の事です。ユーカリの生け花をアレンジメントするのにおすすめです。また、ドライフラワーを挿したままでも、ユーカリの香りを活かしたインテリアとして利用出来ます。

ユーカリを1本、フラワーベースに挿してシンプルな置物として棚に置いたり、階段途中に置いたり、トイレの小窓等に置かれている方が多いようです。また、色とりどりの花と合わせて、リビングで鮮やかさを演出することも出来ます。
クリスマスには人気のリースにする飾り方
ユーカリだけでシンプルに

ユーカリは、葉っぱが特徴的な形や色を楽しませてくれる観葉植物です。ユーカリだけを使ったナチュラルリースで、さりげなくシンプルでありながらおしゃれに飾ることが出来ます。リースの大きさは自分好みに出来ますので、存在感のある飾り方も出来ます。針金等で形が崩れないようにして、壁に立てかけたり、吊るしたり、引っ掛けたり場所に合わせた飾り方が出来ます。
アクセントを加えて華やかに

クリスマスシーズンには、華やかなリースを見かける事が多いですが、ユーカリのドライフラワーにして、色とりどりの花をリースに加えてボリュームを出す飾り方でしたら、シーズンを問わず、1年を通じて楽しむ事が出来ます。
ウェディングドレスでお馴染みのブーケにする飾り方
ブーケとは?

ウエディングに欠かせないブーケですが、日本では、生け花や造花の梱包手段を花束と呼び、結婚式で花嫁が花束ウエディングブーケをブーケと呼ぶ事が多いようです。様々なバリエーションの飾り方が可能なブーケにもユーカリが使われています。ユーカリは、ウエディングに関係なく、他の植物と組み合わせた飾り方で部屋のインテリアとして楽しめます。
花束に見せる飾り方

オーソドックスなラウンドブーケは、花から数センチの場所で切り、先端に吸水性スポンジを固定させて、半球の形に密集して束ねます。この形が様々なブーケの基本形となっています。このブーケに尻尾を付けるようなアレンジやラウンドブーケの半円形を完全な楕円形にして見せる飾り方も多いです。
花束に見えない飾り方

ブーケのイメージは花束の形が思い浮かびますが、ユーカリを利用して、ボールブーケにして部屋で楽しむ飾り方や、腕輪にして楽しむリストブーケ、自分のお気に入りの籠バッグに飾り付けてカゴブーケにする飾り方もあります。日本では、ブーケを和装にアレンジする飾り方もおすすめです。
壁飾り最適なスワッグの飾り方
スワッグとは?

スワッグとは、ドイツ語で壁飾りという意味です。ドアや壁に掛けたドライフラワーブーケのような飾り方を意味しています。海外では、リースと同じように、魔除けや幸福を呼ぶ飾りとして室内に飾られています。日本でもリースより簡単な飾り方として注目され、人気が出ています。
ユーカリをDIYに利用

リースより簡単に作る事が出来て、飾り方も、ぶら下げるだけで楽しめるスワッグブーケを取り入れておしゃれに見せるお店が増えています。スワッグは、フラワーアレンジメントの1種で、ドライフラワーになるまで楽しめます。ユーカリは成長力が早く、すぐに大きくなるので、剪定したユーカリを束ねてそのままスワッグとして利用する飾り方が出来ます。
超簡単!ぶら下げる飾り方
束ねてぶら下げるだけ!

剪定したユーカリをぶら下げるだけでアクセントとして利用できます。部屋にワンポイントで利用しているレトロな喫茶店やおしゃれなカフェも登場しています。ユーカリの特徴的な香りで、来店者を楽しませてくれます。
簡単にドライフラワーが出来上がる

ユーカリは、吊るしておくだけでドライフラワーになります。特別なことは一切ないので、お手軽にユーカリのドライフラワーが楽しめます。生け花では出来ないアレンジが出来ます。
ユーカリを育てて癒しの空間を演出!
コアラの餌として有名なユーカリは、日本の環境でも育てやすく、一般的な育て方で簡単に育てられます。生命力が強く、成長が早いので育てがいがあります。いろいろな育て方が可能で、観賞しながら楽しめます。フラワーアレンジメントに向いており、特徴のある実を見せてくれ、爽やかな甘い香りで部屋の中をスッキリさせてくれます。

ユーカリは、フラワーアレンジメントとしてリースやブーケ、スワッグにして飾り付ければ、アロマテラピー効果のあるフレグランスとして利用できます。心身ともに爽やかな気分で毎日を過ごすことができます。茎や枝が比較的柔らかく、飾り付けやすい特徴を活かして自分好みの飾り方をアレンジして楽しみましょう。

白っぽい緑色の葉っぱでアンティークな雰囲気の魅力を出してくれるユーカリを育てて、部屋を癒しの空間に、自分好みにDIYしながら、さらに楽しい園芸・ガーデニング生活を送りましょう!