有孔ボードでDIYが簡単に!おしゃれな棚や壁の作り方から使い方・アイデアをご紹介
部屋にどんどん物は増えていくけど収納スペースがない!壁面を収納に使えたら見た目も良く出来るのに!そんな時に便利なDIYグッズが有孔ボードです。今回はDIYなんてやった事ないという初心者の人でも扱いやすい有孔ボードを使った棚や壁の作り方やアイデアを紹介します。
目次
- 面倒な穴あけ不要?DIYに有孔ボードを使おう
- DIY便利グッズ?有孔ボードってどんな物?
- DIYをする時に大切なのは「測定」
- 測定が苦手でも使いやすいのが有孔ボードの強み!
- 使いながらも増設しやすいのが有孔ボードのメリット!
- 初めて有孔ボードを扱う!DIY初心者は100均に行こう
- カッティングも簡単!DIY初心者でも扱いやすい
- 本格的に導入するならホームセンターかインターネットで
- 本格的でも値段は手頃!?DIYの強い味方
- 有孔ボードの素材も色々!用途に合わせて使い分けよう
- 有孔ボードのメリットの1つはカラーバリエーション!
- 有孔ボードを使う時はフックもセットで購入しよう
- 有孔ボードで使うフックは形もサイズも色々!
- 有孔ボードを棚の支柱として活用しよう!
- 有孔ボードをおしゃれにしたいならフレームを付けよう
- 賃貸でするDIYならディアウォールと組み合わせよう
- 収納スペースアップ!既製品との組み合わせるDIYも
- キッチン周りのインテリアにも収納にも便利なDIY
- デッドスペースの多いデスク周りを有孔ボードで有効活用
- ディアウォールと組み合わせれば仕切りの一部としても!
- 玄関付近に有孔ボード!?棚を置けない場所でDIY!
- 防音壁の仕上げに有孔ボードをDIYして防音性能アップ!
- 賃貸でDIYする時の強い味方!有孔ボードを利用しよう
面倒な穴あけ不要?DIYに有孔ボードを使おう
日々増える物に対して収納スペースを圧迫している時、真っ先に目に付くデッドスペースが壁面です。この壁面を有効活用できるだけで一気に収納スペースを確保する事ができます。でも壁面に大量に穴を空けるのは嫌!そもそも賃貸だから穴を空けられない!という人おいるでしょう。そんな人におすすめなのが有孔ボードです。
これむちゃくちゃ頭いいな…
— 成倉爻哀 (@narikurako) June 6, 2018
3~5000m巻の糸も置けるし、クソほどあるロック糸も置ける。
作業部屋作れるなら、有孔ボードか。覚えとこ。 pic.twitter.com/3ZLhpvpKtJ
元から穴が空いている有孔ボードを使えば手間な穴あけ作業をする事なく壁掛け収納を実現する事ができます。単体での利用はもちろんの事、棚作りの際に棚の壁として利用したり側面に有孔ボードを付けるなどしてより収納スペースを広げたりと組み合わせても扱いやすいのが有孔ボードの便利な所です。

自宅の環境や好みに合わせた家具を製作するDIYに置いても有孔ボードは初心者でも扱いやすいアイテムとして人気を集めています。今回は有孔ボードの活用方法や有孔ボードを使った壁や棚の作り方、そのアイデアなどを紹介します。

DIY便利グッズ?有孔ボードってどんな物?
そもそも有孔ボードとは、一定の間隔で同じ大きさの穴が空いている板の事です。有孔ボードによって穴の大きさはいくつかの種類がありますが、1つのボードに空いている穴の大きさはどれも等しく、どの穴にも同じ固定用フックなどを利用する事ができます。
有孔ボード、壁に直接付けると穴が必要だけど、床から天井まで突っ張り棒で第二の壁を作るアイテムを使うことで家を傷つけずに壁収納を作れる。ってヒルナンデスでやってた
— みつくに (@Mei_Shin3292) June 10, 2018
サイズは小さい物から壁面全体を覆うような大きい物まで幅広く発売しています。また組み合わせる事で防音性も発揮する事から音楽スタジオや小中学校の音楽室などの壁としても利用されています。

形状は基本的に薄い板状なのでDIYアイテムの中でも測定やカッティングがしやすく、利便性と合わせてもDIYアイテムの中で最も初心者向きなアイテムの1つです。有孔ボードから自作するという人もいる程作り方もシンプルになっています。

DIYをする時に大切なのは「測定」

DIYして生活をより便利にしようと考えたばかりのDIY初心者がまず真っ先に身に付けるべき技術が「測定」技術です。せっかくサイズも全部自由に決める事ができるDIYをするのだからしっかりと測定を行った上でぴったりのサイズの物を作った方が見た目をすっきりさせる事ができます。

もちろん測定が必要なのは設置場所だけではありません。それぞれのDIYグッズのどこに穴を空けるのかなども測定の上で決める必要があります。ですが有孔ボードならこの穴を空ける為の測定作業を省く事ができるのです。

測定が苦手でも使いやすいのが有孔ボードの強み!
有孔ボードは最初から穴が空いてる上に穴の間隔が一定なので、測定する場合でも穴の数を目安に測定する事もできて非常に楽に測定をする事ができます。DIYの自由さは確かに強みですが初心者はその自由さ故に失敗も多くなってしまうので、ある程度制限を受ける有孔ボードの方が扱いやすいです。

制限を受けるとは言っても既製品に比べればまだまだ自由度は高いです。有孔ボードも設置場所の測定こそ必要になりますが、それはDIYに限らず既製品を購入する場合でも同じなので、まずは大きな場所の測定で慣れた上で徐々に本格的な物を作っていく事をおすすめします。

使いながらも増設しやすいのが有孔ボードのメリット!

有孔ボードを使うメリットは使用し始めた後にもあります。それは最初から穴が空いているのでフックなどの増設をしやすい点です。普通の薄い板材の場合、使い始めた後の増設はなかなか難しく、新たに穴を空ける場合には一度バラす必要があったり、最悪本来の壁を傷つけてしまう恐れもあります。しかし有孔ボードをにはその心配はまったくありません。

もちろんフックを付けた後に付け変える事も簡単に行えるのが有孔ボードのメリットでもあります。想定したより物が大きかった、新しい物が増えた時など有孔ボードは使用し始めてからのメリットも非常に大きいです。

初めて有孔ボードを扱う!DIY初心者は100均に行こう

有孔ボードは小さい物なら100均でも扱いのあるアイテムなので、実物を見てみたい人や試しに使ってみたいという人はまず100均の製品を買ってみる事をおすすめします。大手の100均であるダイソーやセリアではオリジナルブランドの製品も発売しているなど手頃に扱いやすくなっています。

小さいと言っても有孔ボードとしてのメリットは存分に発揮してくれますし、使う場所によっては100均の小さい物の方が扱いやすかったりもします。特に既製品の棚などと組み合わせる場合などには上手く活用してみましょう。

カッティングも簡単!DIY初心者でも扱いやすい

有孔ボードに使われる素材には色々な素材がありますが100均の有孔ボードは比較的柔らかい素材が使われている事が多いので、自宅でも簡単にカッティング作業なども行いやすいのもメリットの1つです。

カッティングもDIYを行う上では必須になってくる作業です。いきなり高い物を買って失敗してしまうとせっかくの楽しい気持ちが萎えてしまう事にもなるのでDIY初心者はまず100均で揃えられるアイテムでやってみる事をおすすめします。

本格的に導入するならホームセンターかインターネットで

部屋の壁面の1辺を全て覆うような大型の有孔ボードを使いたかったり、お店のディスプレイなどに利用しようと考えるならホームセンターなどで売っている大型サイズの物を購入する事をおすすめします。持ち帰る事、部屋に入れる事などを考えていくつかの有孔ボードを組み合わせて利用するのがおすすめです。
有孔ボード自体は基本的に1枚の板である事に変わりはないので、接着方法なども通常の薄板などを用いる場合などと違いはありません。用途や環境に合わせた最適な使い方をしましょう。

本格的でも値段は手頃!?DIYの強い味方

DIYの良い所はそのサイズやデザインの自由さもそうですが、値段の安さも1つのポイントです。作り方を把握した上で上手くDIYアイテムを組み合わせれば同じサイズの既製品と比較しておよそ半額の値段で作り上げる事ができる場合もあります。

有孔ボードもその例に漏れず、1000~2000円でもかなり大きめのサイズの製品を購入する事ができます。他のアイテムと合わせてもかなり少ない予算で組み上げられるのも有孔ボードのメリットの1つです。

有孔ボードの素材も色々!用途に合わせて使い分けよう

有孔ボードに使われる素材は木材から合成加工材など幅広く、色々な特徴を持つ有孔ボードが発売しています。基本的には合わせるアイテムや設置する壁面に合わせた素材を選べばいいですが、有孔ボードを支柱替わりにして棚受けを取りつけて棚として扱う場合などはより強度の高い素材の有孔ボードを購入する事をおすすめします。

有孔ボードはその薄板からは想像できない程に高い強度を持っていますが、それでもやはり限界はあります。広めの棚板と組み合わせる場合には、有孔ボードは壁面として利用し、支柱となる物は別に用意するのがより強度の高い棚の作り方になります。

有孔ボードのメリットの1つはカラーバリエーション!

有孔ボードには多くのメリットがありますが、カラーバリエーションの豊富さもその1つです。木材などを購入した場合には自分で塗装する必要がありますが有孔ボードは最初から色が塗装された状態で発売している製品も多くなっており塗装作業を短縮する事ができます。

もちろん元の素材に合わせたペンキを利用すれば自分で塗装する事もできます。部屋の雰囲気に合う物を作りやすいのも有孔ボードの良さです。

有孔ボードを使う時はフックもセットで購入しよう
有孔ボードには無数の穴が空いていますが、残念ながら有孔ボード単体で何かをひっかける事は不可能です。有孔ボードの穴のサイズに合わせたフックを同時に購入する事で有孔ボードを最大限活用できるようになります。

有孔ボードを扱う店に行くと有孔ボード以上にしっかりと展示されているのがフックです。素材やサイズの違いこそあっても形などに違いは少ない有孔ボードと違いフックにはその作り方や使い方、固定方法まで少しずつ違いのある物が多数扱われており、多くの種類の中から選ぶ必要があります。

何かをひっかけるタイプのフックであれば太めの針金を曲げるなどの作り方で自作する事も可能です。既製品を曲げてもいいですし、長めのワイヤータイプの針金を購入して1から作る事もできます。どのような場合でも有孔ボードに通す為に穴のサイズに合わせた製品を購入するようにしましょう。

有孔ボードで使うフックは形もサイズも色々!

もちろんフックからわざわざ自作しなくても有孔ボードの穴のサイズがある程度統一されている事もあってそのフックの種類も実に様々です。単純なS字型の物からより耐荷重性能の高いU字を描いている物、簡単に棚を作れる物まで実に豊富な種類があります。

フックは有孔ボード自体のサイズはもちろん、そこにかけておく物のサイズや重量に合わせて色々な物を使い分けるのがおすすめです。

有孔ボードを棚の支柱として活用しよう!
有孔ボードは壁面として使えるのはもちろんですが有孔ボードの穴のサイズに入る支柱を使った棚も発売しています。なのでひっかけるだけでなく棚の支柱としても活用する事が可能です。棚と言っても作り方は他のフックと同様に引っ掛ける、或いは専用のネジで固定するだけなので非常にシンプルです。

流石に有孔ボードのサイズを越えるような棚を付ける事は耐久力の面でも避けた方がいいですが、コンパクトなサイズの棚板をいくつも取り付けたい場合には非常に便利です。固定はもちろん有孔ボード用の棚は棚受けもしっかりしているので耐荷重性能も高い製品が多くなっています。

有孔ボードをおしゃれにしたいならフレームを付けよう

特に有孔ボードを壁の一部で使う場合、どうしても縁が気になるという人が多いです。そんな時はフレームを付ける事でより見栄えの良いアイテムとして使う事ができます。作り方はいくつかありますが、木材で挟みこむ作り方や有孔ボードの外側に張り付ける作り方などがあります。

敢えてフレームだけ有孔ボードと色を変える事で見栄えをよくするような工夫のアイデアも人それぞれです。簡単なDIYの1つでもあるので、初心者で挑戦してみたいという人にもおすすめできます。

賃貸でするDIYならディアウォールと組み合わせよう
有孔ボードは壁に穴を空ける事なく、壁掛けを実現できるアイテムですが、有孔ボード自体を壁にかける為には最低でも2つの穴は必要になります。張り付ける事もできますが、やはり元ある壁面に何も影響させずに張り付ける事は難しいです。ですがそれを実現してくれるアイテムが柱を固定する事ができるDIYアイテムディアウォールです。

ディアウォールは木材を柱として固定するアイテムです。有孔ボードを取り付けたい所に2本のディアウォールを立てる事でディアウォールの木材に固定する事ができます。ディアウォール自体は天井と床に突っ張り棒の形で固定するアイテムなので、一切穴を空ける事なく有孔ボードを使う事が可能になります。

収納スペースアップ!既製品との組み合わせるDIYも
有孔ボードをDIYで活用するアイデア①
有孔ボードは既製品とも合わせやすいDIYアイテムです。引き出し部分を有孔ボードにするだけで壁掛け分の収納スペースを増やす事ができます。サイズなどをしっかり測る事さえできれば他のアイテムは既製品そのままなので、初心者でも実現しやすいアイデアの1つです。

作り方などは組み合わせる既製品やどこに組み合わせるかでも変わってきますが、多くの場合は「測定」「測定したサイズに合わせて有孔ボードをカッティング」「既製品の不要部分を取り除く」「組み合わせる」の4工程だけで済ませる事ができるので1からDIYをやる前の基本を学ぶ方法としてもおすすめです。

多くの既製品が壁面を使う事を想定していないので、側面に有孔ボードを張り付けるだけでも収納スペースを広げる事に繋がります。

キッチン周りのインテリアにも収納にも便利なDIY
有孔ボードをDIYで活用するアイデア②
細かな道具が多く引き出しなどにしまうとどこにあるか分かりにくいし取りだしにくくなる物が多いキッチン周りは有孔ボードが活躍しやすい場所の1つです。一目で何がどこにあるかを把握しやすい上に1つ1つが取り出しやすく他の物が邪魔する事もありません。

キッチン周りで使う場合は比較的大きな有孔ボードを壁面として実現する必要はあるので少し難易度は高めですが、作り方自体はシンプルな上にフックも調理器具に合わせて変更しやすいので器具事に合わせた保管がしやすいです。

また小さめの物であればフライパンや鍋などの重ねて置くしかなかった物も壁掛けにする事が可能です。キッチンでの作業時間を短縮する事ができるのでDIYに慣れてきたらぜひ取り組んでみる事をおすすめします。

デッドスペースの多いデスク周りを有孔ボードで有効活用
有孔ボードをDIYで活用するアイデア③
デスク周りは家の中でもデッドスペースが多くなりやすいスペースの1つです。それぞれのアイテムの高さもバラバラになる事が多く、最近ではパソコンを利用する人も多く、そもそもデスク周りにスペースが少ないという人も多くなっています。

デスクの背面に有孔ボードを取りつければ、小物などが机の上に散乱するのを防ぐ事もできるので、一部だけでも有孔ボードを活用してみるのがおすすめです。デスクとの組み合わせであればデスクを支柱にするという作り方をする事もできます。

ディアウォールと組み合わせれば仕切りの一部としても!
有孔ボードをDIYで活用するアイデア④

上記でも書いたディアウォールを利用すれば、有孔ボードは壁面以外にも設置が可能になります。部屋の仕切りとして使えると同時に、そこに物を駆ける事もできると言った使い方が可能になるので、特に衣類をまとめるのには非常に便利です。

ディアウォールの設置も非常に簡単なので、作り方は非常にシンプルです。さらに元からある壁面から離せば壁を傷つける心配も少なくなるので、DIY初心者でもやりやすい有孔ボードの活用方法の1つです。

玄関付近に有孔ボード!?棚を置けない場所でDIY!
有孔ボードをDIYで活用するアイデア⑤
有孔ボードをDIYで利用する人が設置場所とする事が意外と多いのが玄関付近です。玄関付近は足がしっかりしている棚などを置きにくい事も多く、また仮に置けたとしてもかなりスペースが限られています。外に行く時に扱う物には小物も多いので有孔ボードを棚として設置する事で収納スペースを広げる事ができます。

足が必要ない有孔ボードであれば利用する場所はかなり限定される上に、有孔ボード1枚あるだけで一気に物をスッキリさせる事が可能です。中には扉に直接有孔ボードを付けている人もいるくらい有孔ボードが活躍する場所の1つです。

防音壁の仕上げに有孔ボードをDIYして防音性能アップ!
有孔ボードをDIYで活用するアイデア⑥
有孔ボードを見た時に音楽スタジオや学校の音楽室の壁面をイメージする人も多いはずです。実は有孔ボードには吸音材などと組み合わせて利用する事で防音性能を高める効果もあります。音は面で広がりやすいので小さい穴が多く空いている有孔ボードはこれらの場所でも活用されています。

壁の薄い賃貸などに住んでいて防音をなんとかしたいという時にも有孔ボードは便利です。ディアウォールと有孔ボードを組み合わせて壁面を覆い、元の壁と有孔ボードの間にできる隙間に吸音材などを詰めればかなり音を緩和する事が可能です。
単体での防音性能が高いわけではありませんが、防音部屋の仕上げとしてなども活用できるので、外の音が気になる人、または楽器などを扱うので外に音を漏らしたくない人にも有孔ボードはおすすめです。

賃貸でDIYする時の強い味方!有孔ボードを利用しよう
デッドスペースになりがちな壁面を棚として利用できたり物をひっかけられるようになるだけでも収納スペースを大きく増やす事ができます。壁面を作る際に便利なのが有孔ボードです。設置もしやすい上に設置後の微調整もしやすいので新しく物が増えた時なども変更がしやすいのが強みです。

強度もそれなりにしっかりしているのでフックと組み合わせれば簡単に棚を作る事もでき、インテリアとして活用する人も多くなっています。これからDIYを楽しみたいと思っている人にはぜひおすすめしたいアイテムです。

有孔ボードは収納ができると同時にインテリア性も高く、「魅せる収納」をするのにまさに最適なアイテムです。他のアイテムや既製品とも組み合わせやすいのでそれぞれのアイデアをフル活用して作り方も簡単で使いやすいDIYを楽しみたい人はぜひ活用して見る事をおすすめします。
