360度カメラおすすめ機種まとめ!スマホアプリで遊動画を楽しもう!
インスタグラムやYOUTUBEといったSNSの普及に伴い、カメラ市場も活性化しています。そこで今注目されているのが360度カメラです。世界各国の企業が今、360度カメラの開発に力を入れています。今回はおすすめの360度カメラを様々な視点から紹介します。
目次
- 時代は今360度カメラ!
- 360度カメラには技術革新の粋が詰まっている
- 臨場感がすごい!360度カメラの映像
- SNSで360度カメラの映像をシェアしよう
- 360度カメラはスマートフォンのアプリが必須
- 綺麗な映像を360度カメラで撮影するために
- 綺麗な映像はデータ容量が大きい
- 360度カメラを使用する環境を考える
- 360度カメラには全天球型と半天球型がある
- insta360シリーズの勢いがすごい!
- 薄型ボディのリコーのTHETAシータの進化がすごい!
- 抜群の高性能360度カメラなら360fly4K
- コダックSP360はコスパ最高のアクションカメラ
- 玄人肌のアウトドア派にはカシオの360度カメラEXILIM
- Galaxyユーザーにおすすめ!サムスンGalaxyギア360
- 超ユニークな首かけ式360度カメラFITT360
- GoPro社のアクションカムは5Kの超高画質!
- 過酷な環境で使えるNikonの360度カメラ
- ios専用アプリBubbliでスマホに360度カメラ機能を搭載!
- アウルの360度カメラがビジネスを変える!
- プロ志向なマニアック360度カメラが米国から!
- ハイスペック360度カメラはドローン空撮もしたい!
- 記念写真を360度カメラで撮ろう!
- 登山のお供に360度カメラが必須!
- 感動の絶景スポットは360度カメラで記録しよう!
- マリンレジャーで360度カメラを活用しよう
- アクションカメラとして360度カメラを使い迫力映像を!
- VRヘッドセットで360度動画を楽しむ
- 360度カメラがビジネスも変える
- 360度カメラを有効活用しよう!
時代は今360度カメラ!

友人や家族との思い出の時間や旅先で目にした絶景を映像に残すなら、より綺麗に撮影したいですね。スマートフォンの普及に伴い、写真や動画をインスタグラムやTwitterといったSNSに投稿することが身近になりました。特にインスタグラムではより個性的で綺麗な画像を投稿するため、様々な工夫をすることが多くなりました。
ついに!渾身の!360度動画が完成!「日本列島360便」羽田からセントレアまで飛びます。 pic.twitter.com/tivbiu6Axj
— VoxelKei (@VoxelKei) June 4, 2018
絶景ポイントの事前調査、写真の加工、アングルの選び方のこだわり、といったことはもはや日常の風景になりました。そこで今注目を集めているのが、360度カメラを使って写真や動画を撮影することです。360度カメラを使った写真や動画をSNSに投稿すると、何気ない光景が絶景に変身しインパクトが強いためリアクションが良いと言われています。
360度カメラには技術革新の粋が詰まっている

こちらの写真はCES(セス)という、ラスベガスで毎年開催されているイベントの風景です。CESとは消費者テクノロジービジネスを牽引する企業が、新しい技術を使った製品やサービスを紹介する展示会です。世界中の有名メーカーを筆頭に、起業したばかりのスタートアップ企業までが参加しています。
今、世界中のテクノロジービジネスが注目しているものの一つが360度カメラです。日本からはリコーやキャノンといった老舗メーカーが360度カメラを開発しています。また、欧米のみならず中国や韓国を筆頭にしたアジア各国も、360度カメラの技術革新に積極的になっています。

米国のGO Pro、韓国のサムソン、中国のアラシビジョンといったメーカーが360度カメラでは有名です。またSNSとスマートデバイスの普及に伴い、スマートフォンに対応したアプリとの連動が360度カメラには欠かせない機能となっています。
臨場感がすごい!360度カメラの映像

360度カメラで撮影された映像の一番の利点は臨場感です。そして360度カメラの絶景写真や動画をすぐにインスタグラムやフェイスブックといった、各種SNSで世界中に発信できる機能をほとんどの機種が兼ね備えています。360度カメラを使用するとどのような映像を撮影できるか見て行きましょう。
見よ!これが919星(@quick_hanyu)だ!!
— そーり@自由飲酒党 (@WlgCANKBiaa3p1u) June 5, 2018
YouTubeの360度動画はこちら!https://t.co/npPrumwc3c#埼玉県#羽生市#クイック羽生 #360度動画#リトルプラネット pic.twitter.com/qL1va2rZou
上の投稿は360度カメラで撮影された、ゴーカートでレーシングコースを滑走している動画です。まるで小さな惑星上を走っているかのような、とても不思議な映像です。こんな絶景な映像を気軽に撮影できるのが360度カメラの利点です。
上は実際にYOUTUBEにアップされた動画です。左上のカーソルを操作すると360度にアングルの切り替えができます。現在は防水・耐衝撃機能に優れ、かつスマートデバイスとの連携によってリモートコントロールや編集が可能なモデルが多く、選び方の基準にもなっています。360度カメラを使えば、こんな絶景映像をSNSによって世界中に共有できるのです。
SNSで360度カメラの映像をシェアしよう

現在発売されている360度カメラの多くは、スマートフォンやタブレットとアプリを通じて映像を共有・編集が可能です。そのままリアルタイムでインスタグラム、YOUTUBE等のSNSに投稿できることが360度カメラの普及の要因のようです。360度カメラはそれに伴い企業間競争も激しく、多くの優秀な機種が存在しますので中々選び方が難しい、といった声を聞きます。
#おっさんずラブ聖地巡礼 まとめ!
— 春牧家のソファ@しゃけ (@oszlove_0131) June 9, 2018
1枚目の、360度カメラで撮った、プロポーズの場所牧目線の写真気に入った😭💕
本当に聖地巡礼楽しかったーーー!今日行けなかったところも今度ぜひ行きたい🙌🙌🙌
懐中電灯ちゃんありがとう〜! pic.twitter.com/xdIeNp6UqG
そこで今回は360度カメラの選び方を様々な視点で紹介します。そして360度カメラを手に入れたら、様々な映像をSNSに投稿してみましょう。滅多に訪れることのできない絶景ポイントや映画・アニメ等の聖地巡礼画像をSNSを通して、臨場感ある映像で世界中の仲間たちと感動を分かち合えます。
360度カメラはスマートフォンのアプリが必須
アプリで編集してSNSに投稿

360度カメラはほとんどの場合、絶景ポイントの撮影やアクションカメラの用途で屋外で使用されます。そのため選び方の重要ポイントは、アプリによるカメラとスマートフォンアプリとの連携機能です。iOSのみ対応、Androidのみ対応というケースがあります。360度カメラの選び方の基準の一つとして、頭に入れておきましょう。
360度カメラのinsta 360 oneを使って先日の代々木公園でのパフォーマンスを撮影しました。撮影後、専用アプリを使ってアングルを編集できてあたかも誰かに撮影してもらっているような感じになってとても良いです。#insta360one pic.twitter.com/GLHbdKTv2v
— ユキンコアキラ/YukinkoAkira (@yukinkoakira) June 4, 2018
360度カメラで撮影する方法は、主に据え置き撮影と動きながらの撮影です。どちらの場合も撮影者自身が撮影中の映像を確認できません。スマートフォンのアプリで撮影しながら映像を確認する、スマートフォンでカメラを操作する、といった機能は必須です。さらに編集機能が付いていて、そのままSNSに投稿できることも選び方の基準として覚えておきましょう。
綺麗な映像を360度カメラで撮影するために
画素数の大小を確認する

360度カメラの選び方で普通のカメラ同じポイントは映像の綺麗さです。映像のきめ細かさは画素数によって決まります。画素数とは画像を構成するピクセル(素子)の数のことです。一般的に画素数が大きいほど、記録できる情報が多くなるため綺麗な映像を撮影することができます。カメラは機種により画素数が異なります。ここも選び方のポイントです。

360度カメラは通常のデジカメと違い、カメラ本体で高度な画像処理を行います。高画質な映像ほど処理に時間とエネルギーがかかります。そのため高画質な360度カメラは機種によっては熱暴走により、長時間の撮影に向かないモデルもあります。使用するシーンや用途を明確にした機種の選び方がおすすめです。
綺麗な映像はデータ容量が大きい
ストレージ容量を確認しよう

360度カメラの記憶媒体には大きく分けて2つの形態があります。360度カメラ自体に映像を記憶する内蔵ストレージタイプ、別売りのマイクロSDカードに記録するタイプです。ここも360度カメラの選び方の大切なポイントです。内蔵ストレージタイプは購入後すぐに使用ができますが、容量がいっぱいになるとデータをPC等に移動しなければ追加撮影ができません。

もう一つがマイクロSDカード挿入タイプです。このタイプはカメラ本体と別にSDカードを購入する必要があります。容量がいっぱいになっても、新しいSDカードと交換すれば追加撮影が可能なので旅先での利用にはこのタイプがおすすめです。ただしこのタイプの360度カメラは、機種によりSDカードとの互換性の有無があります。不明なときは販売店に必ず確認しましょう。
360度カメラを使用する環境を考える
防水や耐衝撃性能があると便利

360度カメラの一番の利点は臨場感です。撮影するシーンは時に過酷な環境になることが想定されます。実際に360度カメラはアクションカメラとしてモータースポーツ、マリンスポーツ、スカイダイビング、ドローンを使用した空中撮影等をすることが多いです。SNS上にはそのような映像が多く投稿されています。

360度カメラには元々、高水準な防水・防塵・耐衝撃効果を搭載しているモデルもあります。また360度カメラ自体にこのような機能がなくても、別売りで水中撮影用のケースが準備されている場合もあります。活用したいシーンに合わせた機種の選び方が重要になります。

360度カメラには全天球型と半天球型がある
全天球型360度カメラの特徴

360度カメラには全天球型と半天球型の2つのタイプがあります。全天球型の360度カメラの特性は、超広角型レンズを2基搭載していることです。これにより上下左右360度を余すことなく撮影することが可能です。2基の超広角の魚眼レンズで撮影した映像を、自動で編集し繋ぎ合わせることができます。

全天球型の360度カメラはこれにより、誰でも簡単に全天球の映像を撮影できます。2つの映像を繋ぎ合わせる複雑なスティッチ処理をカメラ内部で自動で行うため、繋ぎ目部分がやや不自然になります。そういった理由で不思議な空間の映像が生まれるのですね。
半天球型360度カメラの特徴

半天球型360度カメラは、全天球型と違い超広角レンズを1基のみ搭載しています。水平方向に360度を、分かりやすく例えると地球儀の上半分のみ撮影ができるのが特徴です。ちょうど全天球型の半分が撮影可能ということです。
このカメラは凄い!#360fly #360fly4k #スノースケート #無理しない#菅平 #菅平高原 #菅平高原スキー場 pic.twitter.com/IBt7iwbFoy
— 菅平ぷりんす専務 (@suga59) January 27, 2018
半天球型360度カメラユーザーには、2つのカメラの映像をPCで繋ぎ合わせる方がいます。一見面倒な作業ではありますが、全天球型に比べハイクオリティな映像を作ることが可能です。もちろん1台のカメラのみの映像でも十分に楽しむことはできます。選び方のポイントとして、全天球か半天球かを購入前にぜひ確認しましょう。
insta360シリーズの勢いがすごい!
開発したのは創業間もないスタートアップ企業

iPhone直挿しタイプの360度カメラ、insta360ナノSが人気のinsta360シリーズが話題です。開発・発売しているのは中国深圳(シンセン)のスタートアップ企業のアラシビジョンです。創業は2015年でCEOはまだ20代という若さで、insta360の市場シェアは70%超えという知る人ぞ知る有名ベンチャーです。
プロユース向けと一般消費者向けの360度カメラで次々と画期的なおすすめ製品を送り出しています。ぐるぐる回して映画マトリックスのような撮影ができるバレットタイム機能、撮影後にカメラワークを変えて動画編集ができるフリーキャプチャー機能のように、多彩な機能で話題を呼んでいます。

アラシビジョンの360度カメラは基本的に全天球型で、マイクロSDカードで映像を記録します。また、insta360エアを除く全ての機種がIOS(アップル製品)向けです。全国のアップルストアでも販売されているinsta360シリーズですが、なにしろラインナップが多彩です。そこでそれぞれの機種ごとに選び方のコツと、おすすめしたい特製を紹介します。
マトリックス気分になれる!Insta360ONE

一般向けのinsta360シリーズの中で一番のハイスペックモデルなのがinsta360ONEです。発売前にバレットタイム機能のデモ映像が流されたときには世界中が謎に包まれました!付属されているオレンジ色のヒモでぐるぐる振り回しながら撮影するだけで、映画マトリックスのような映像を作ることができます。
360度カメラ単体でも撮影は可能ですが、機能的に利用するならスマートフォンやタブレットと同期させるのがおすすめです。基本的にはスマートフォンの端子に直で差し込んで使用できますが、Bluetooth接続に対応していますのでiPhoneからの遠隔操作が可能です。またフリーキャプチャー機能で好きな角度の切り取りや、ズームイン・アウトといった編集が簡単にできます。
Insta360 oneを買いました😆😆 pic.twitter.com/EP3TSiGyqK
— 池澤あやか / いけあや (@ikeay) November 20, 2017
もちろん機能も高性能です。静止画では2400万画素、動画では4Kという高画質での撮影が可能です。さらに本体に6軸の手ぶれ補正機能が内蔵されていますので、初心者にも扱いやすいです。前述したバレットタイム機能は通常は数十台のカメラが必要ですが、1台で自動処理してくれます。これで価格が4万円台前半はかなりおすすめの360度カメラですね。
コスパア重視ならInsta360ナノS

insta360シリーズ中で一番手頃な価格帯のナノ・シリーズのアップグレード版が、insta360ナノSです。本体のみでも360度カメラとして使用できますが、おすすめはスマートフォンに直結しての使用です。iPhoneをライブモニターにでき、撮影した映像をすぐにSNSに投稿することもできます。さらにリアルタイムでのライブ配信機能も付いています!

360度カメラとしての基本性能は、静止画700万画素、動画は4K対応の高画質です。insta360ONEと同様のフリーキャプチャー機能で好きなアングルへの編集も簡単にできます。さらにリアルタイムで通話相手に360度動画を送る360度チャット機能、映像を分割して好きなアングルに調整できるマルチビュー機能などおすすめな機能が付いています。

また、ユニークなことにパッケージがVRゴーグルになっています。アプリで見たい映像をVRモードに切り替えて、スマートフォンをいれるとVRコンテンツを手軽に楽しむことがでいます。insta360ONEと同様、全天球タイプで、記録媒体はマルチSDカードです。価格は3万円台前半と、機能に対しコスパは最高クラスとおすすめの機種です。
Androidユーザー向けモデルのInsta360Air

insta360シリーズ中、唯一のAndroid専用の360度カメラがinsta360エアです。Androidのスマートフォンは端子が2タイプあるのですが、タイプC端子かマイクロUSB端子かを購入時に選択できます。球状の非常にユニークな形状で、重さ26.5gとシリーズ中で最軽量のモデルです。
The #Nokia5 continues to surprise me: It also appears to work with the @insta360 Air despite Snapdragon 430. But #360video only in low-res. pic.twitter.com/T3IJm5tDSw
— smartfilming (@smartfilming) October 24, 2017
360度カメラとしての性能は静止画300万画素、動画も最大3Kと高画質です。ナノSタイプの1ランク下位レベルのinsta360ナノとほぼ同様の性能です。もちろんYOUTUBEやfacebookなどのSNSへのライブ配信機能も付いています。これで価格は2万円ほどですので、Androidユーザーにはかなりおすすめの360度カメラと言えます。
世界屈指のプロ仕様!Insta360Pro

今まで紹介してきたinsta360シリーズ中、最上位モデルなのがinsta360Proです。価格は約45万円と高価ではありますが、同性能の360度カメラには数百万円するものもあります。プロ仕様の360度カメラとしては満足の価格帯と言えるようです。

通常の全天球型360度カメラにはカメラが2つ搭載されていますが、このinsta360Proにはプロフェッショナル機能として6基の魚眼レンズと4基のマイクが付いています。これにより最大8Kという高画質な静止画と動画の撮影が可能となっています。

360度カメラの映像で最大8Kという高画質ということは、映像データの容量は膨大な大きさになります。記録媒体のマイクロSDカードの選び方の基準として、スピードクラスV30プラス、容量128GBの物を準備しておく必要があります。製品本体と合わせると初期投資はかなりかかりますが、プロ仕様の360度カメラでこの性能でしたら決して高い買い物ではないでしょう。
薄型ボディのリコーのTHETAシータの進化がすごい!
国内メーカーとしては圧倒的な存在感
国内メーカーの360度カメラ市場で圧倒的な認知度を誇るのがリコーのTHETA(シータ)シリーズです。かわいいスティック型のポケットサイズで、手軽に持ち運びができます。全天球型360度カメラですのでワンショットで気軽に360度映像の撮影が可能なのです。別売りの水中ケースを使用すれば、360度カメラを海中でも使用できますので気軽に絶景映像を撮影可能です。

また専用のアプリを使用して簡単に映像の編集が可能です。シータシリーズで有名な画像といえば、上の写真のような「リトルプラネット」、そして下の写真の「ミラーボール」と呼ばれる画像です。SNSの投稿でもその絶景映像はインパクトが高く、より目を引き付けます。

360度カメラとしての性能も高水準です。静止画なら全モデルで1200万画素、最高ランクのシータVなら動画も最大4Kでの撮影が可能です。またアンビソニックス方式という特殊なマイク処理により、動画に劣らぬ高音質で360度動画を楽しむことができます。価格帯も2万円前半からとコスパも抜群です。記録媒体は内蔵メモリー方式です。
動画も静止画も綺麗な360度カメラのシータS
現在リリースされているシータの360度カメラでは中位モデルとしての位置づけなのが、このシータSです。静止画像なら1200万画素の高画質で、動画は最大25分の撮影が可能です。シンプルなマットブラックのデザインは飽きが来ず、長く利用したい360度カメラです。
ウユニ塩湖にて全天球カメラRICOH THETA Sで撮影、Small-Planetで投影法変換 @ KAGAYA_11949 さん 20160121 (Lavenderさん RT) pic.twitter.com/pmAUs62Tga
— ふしぎなおはなし (@2oauein2) May 16, 2017
シータユーザーにおすすめな使用方法が、専用アプリ「THETAプラス」の利用です。前述したリトルプラネットやミラーボールといった画像編集が簡単にできてしまいます。さらに加工した映像をすぐにインスタグラムに投稿することもできます。
かわいいカラーバリエーション且つ高性能のシータSC
シータシリーズのスタンダートモデル360度カメラであるシータSCは驚きの2万円台前半です。肝心の性能ですが、上位シリーズのシータSと変わりません。静止画なら1200万画素の高画質です。シータSとの差は動画の録画容量で、最大5分とやや短めです。カラーがブルー、ベージュ、ピンク、ホワイトの可愛らしい4色から選べ、静止画メインで使用するなら断然おすすめです。
RICOH THETA SC Type HATSUNE MIKU・・・やっちゃいましたねぇ・・・アライさん pic.twitter.com/wHh6jlVaLW
— 空羽燐花@1日目西そ04a (@sora_rinka) October 4, 2017
また、話題になっているのが人気キャラクターの初音ミク10周年を記念して作られた限定モデルです。360度カメラ本体のデザインが違うだけでなく、専用アプリを使うと初音ミクと一緒に写真を撮ることができます。ポーズや表情といった細かい点の編集もできます。まるで初音ミクと同じ空間にいるような写真を取れる360度カメラとして人気があります。

シータSCはライブストリーミング機能と動画撮影容量が省略されていますが、実はシャッタースピードが速いという特性があります。シャッタースピードが1/8000~60秒と上位モデルのシータS(1/6400~60秒)から向上されています。選び方は動画重視ならシータS、静止画重視ならシータSCがおすすめです。
リコーの360度カメラ最上位モデルのシータV
シータシリーズの最上位モデルのシータVも実は約5万円とお買い得です。魅力はなんといっても4K動画のきめ細やかさです。またアンビソニックス方式という、4chマイクによる録音により360度カメラとしては異例の音の良さを持っています。

もちろんライブストリーミング機能等の基本性能も搭載しています。さらにユニークな機能が、テレビなどのモニターを通して撮影した360度動画の再生機能です。シータV本体がリモコンとなり、表示された360度動画を上下左右に動かすことができるのです。
抜群の高性能360度カメラなら360fly4K
半球型の360度カメラでは随一の高性能を誇るのが360fly4Kです。この360度カメラの開発には米国の超名門工科大学、カーネギーメロン大学のロボット研究所が関わっています。通常4Kの高画質動画の撮影を長時間続けるとカメラ自体の発熱負荷が大きくなるため、連続撮影は10分程度が限界と言われています。しかしこの360度カメラなら連続45分もの撮影が可能なのです。
これはアクションカメラとしての使用を前提としたスペックと言われています。直径わずか6cmの小さな本体の中にはGPS、加速度センサー、高度計、ジャイロスコープといったセンサーが内蔵されています。そして本体のみで水中撮影が可能な防水・防塵・耐衝撃・耐低温機能を備えています。

またスマートフォンと専用アプリを通じてWi-fi接続して使用すると、驚くほどの高画質でライブビューとして使用できます。当然スマートフォンを通じた遠隔操作や撮影モードチェンジも可能です。さらに人や物の動き、特定の音声をトリガーにして撮影を始めるモーション・オート・トリガー機能があり、遠隔監視用としても利用ができます。
コダックSP360はコスパ最高のアクションカメラ

国内大手のカメラメーカーもやはり360度カメラを出していました。それがコダック社のSP360です。タフな外観の通り、アクションカメラとして使用できるのが最大のおすすめポイントです。この360度カメラは防水・防塵・耐衝撃・耐低温機能が完備されています。そのためかSNS上の投稿では海中での絶景を捉えた映像がよく見られます。

もちろんスマートフォンのアプリでの遠隔操作で遠隔操作が可能です。上の写真が実際にインスタグラムに投稿されていたものです。本当に水中にいるような臨場感を味わえます。PCに繋げるとさらに撮影した映像の編集も簡単にできます。
KODAK SP360で御堂筋のイルミネーションを撮ってみた pic.twitter.com/MxNfNC5NZy
— 岡 宏樹 (@hiroki_oka_) November 19, 2017
その他タイムラプス、エンドレス録画、速射機能に、動態検出機能も付いています。タイプは半球型、1600万画素の高画質です。これだけの機能が付いて価格が2万円台半ばというのは驚きです。SDカードが32GBまでと容量が少なめですので、念のためスペアのSDカードを準備しておくことをおすすめします。
玄人肌のアウトドア派にはカシオの360度カメラEXILIM

こちらも国内メーカーのカシオの360度カメラです。国内メーカーはアウトドアに特化したモデルの開発が進んでいるようです。このExilimのFR200はやはり防水・防塵・耐衝撃・耐低温機能を完備しています。オフィシャルWEBサイトでもシュノーケリングやパラグライダーなどのかなり過酷なシーンでの撮影を推奨しています。アウトドア派にピッタリの360度カメラです。
別売りでカメラ部分だけを購入することができ、2台の360度カメラで別角度からのリモート撮影ができるマルチカメラモードもFR200の特徴です。もちろん専用アプリでスマートフォンと連携できますので、SNSとの相性もピッタリです。3万円台とこちらもお買い得な価格設定です。
Galaxyユーザーにおすすめ!サムスンGalaxyギア360

世界的に有名な韓国の家電メーカー、サムスンからも高性能360度カメラが発売されています。サムスンと言えばスマートフォンのGalaxyで有名ですね。このGalaxyギア360SM-C200はGalaxyスマートフォンユーザーにピッタリのハイスペック360度カメラです。ただしiPhoneとの相性は考慮されていませんのでMacユーザーは注意しましょう。
全天球タイプですので面倒なスティッチ作業が不要で、画質も2590万画素とかなりの高画質です。マイクロSDカードでの記録媒体で200GBまで対応しています。かなり大容量の映像を撮影できるということですね。また、下の写真の通りUSBケーブルの差し込みプラグやSDカードの挿入口がサイドにありますが、しっかりと密閉されますので防滴効果があります。

Androidのスマートフォンで専用アプリを使って簡単に操作ができます。撮影した映像の編集も多機能で、感覚的にとても使いやすいスペックに仕上がっています。この性能で4万円を切る価格ですので、Androidユーザーの360度カメラの選び方としては最適と言えます。
超ユニークな首かけ式360度カメラFITT360

2018年中には発売されるらしい、とIT業界では噂で持ち切りなのが米国のFITT360とい360度カメラです。まずは見た目に注目ですが、首にかけて使用するネックバンド式の360度カメラなのです。3つのフルHDカメラを内蔵しており、ハンズフリーで動きながら360度の映像を撮影することが可能です。最大4Kの高画質で防水・耐熱・耐衝撃機能が付いています。

スマートフォンのアプリでの編集やVRゴーグルでの視聴にも対応していますので、360度カメラとしての性能は文句なしです。さらにカメラ本体にGPSが内蔵されていますので、スマートフォンのアプリと連携して自分だけのストリートビューを作ることもできます。気になる日本での販売価格は約7万円を予定しているようです。

GoPro社のアクションカムは5Kの超高画質!

アクションカメラHeroシリーズで一時代を築いた米国のGoProが、満を持して360度カメラ市場に新製品をリリースしました。それがFusionです。この360度カメラの特徴は5.2K動画と360度音声、18Mピクセル全天球写真撮影、防水機能といったアクションカメラとしての機能性。そしてGoPro社が最も力を入れたオーバーキャプチャー機能です。

オーバーキャプチャーとは一台で全方向を撮影し、後からカメラワークを編集できる機能です。例えばスノーボードやBMXなどのエクストリームスポーツで、アスリートの表情と前方の主観視点を切り替えたり、重ねたりする映像があります。従来は2台のカメラが必要でしたが、Fusionなら1台で撮影が可能になります。
さらにマイクに音声認識機能があり、本体やスマートフォンアプリを操作せずに、声で撮影の開始と停止を操作することができたりもします。ブレ補正機能もジャイロセンサや加速度計、電子コンパスを内蔵した高性能です。アクションカメラの時代を変えるG0Proの360度カメラは約8万円で購入できます。
過酷な環境で使えるNikonの360度カメラ

カメラメーカー大手のNikonのアクション360度カメラも負けていません。KeyMission360は4KウルトラHDと呼ばれる高解像度での撮影が可能です。そして本体のみで防水・防塵・耐衝撃・耐低温機能を完備しています。NikonのオフィシャルYOUTUBEチャンネルを見ると、かなり過酷な環境での使用を視野に入れているのが分かります。
もちろん専用アプリを通じて、スマートフォンやタブレットでの映像編集やリモートコントロールも可能です。国内メーカーの360度カメラなら、機器トラブル時のサポートも問い合わせやすいので安心ですね。アクションカメラは耐久性があるため、長く使う機器としての選び方には最適と言えるでしょう。
ios専用アプリBubbliでスマホに360度カメラ機能を搭載!
360°カメラがなくてもそれなりにパノラマ画像が撮れるアプリその2:「bubbli」https://t.co/rdIura4occ … 無料なのに全天球が撮れる。ただしiOS版のみ。公式サイト> https://t.co/khAy6quYe5 #VR #CametaApps
— Chiho komoriya (@Chihokomoriya) November 25, 2017
ここまでは360度カメラの機種の選び方を紹介してきました。しかし予算が足りない、という方におすすめの方法があります。それがbubbliというios用のアプリです。ダウンロードすればスマートフォンで360度全天球型の画像が撮影できます。しかも無料ですのでお試しには最適ですね。
使い方もとても簡単です。ダウンロードしてアカウントを作成するだけで、スマートフォンで360度撮影が可能になります。もちろんTwitter、Facebook、LineといったSNSへのシェアも簡単にできます。またクラウド上で保存されている他のユーザーの映像も見ることができます。こういったアプリは他にも探せばありますので、興味のある方はチェックしてみましょう。
アウルの360度カメラがビジネスを変える!

360度カメラの技術がビジネスの現場にも影響を与え始めています。米国ボストンのスタートアップ企業のアウル・ラボ社のミーティング・アウルという360度カメラはビデオ会議に特化した360度カメラです。名前の通り、フクロウのような形の機体のトップに360度カメラ、側面に360度スピーカーを搭載しています。
通常、出張等で遠隔地におり大切な会議に参加できない方は、スカイプで参加するなどの工夫をしています。しかし現場にいる臨場感までは伝わりません。このミーティング・アウルの特徴は360度カメラが参加者全員を俯瞰で捉える画面が上段に、発言者を認識してその人をクローズアップした画面が下段に分かれて表示されます。

さらにすごいのが、2人が同時に発言すると、その2人が映し出される仕組みになっているのです。会議中に人は無意識に発言者に目を向けます。これをロボット技術を応用して機器が自動で行うのです。遠隔地のメンバーもまるで現場にいるかのような臨場感で、会議に参加ができるのです。価格は799ドルで国内販売が待たれます。
プロ志向なマニアック360度カメラが米国から!

Rylo社は元インスタグラム社員が起業した米国のスタートアップ企業です。社名を冠して発売された360度カメラRylo、性能もさることながらデザインが素晴らしいです。この仕事は元アップル社のデザイナーのものというので納得です。Ryloカメラは走ったり、サイクリングしたりしながらの撮影でも手ブレをほとんど感じないのが一番の特徴です。
編集は全てスマートフォンで行います。モーショントラッキングという、特定の対象を追跡して編集できる機能、タイムラプス機能、スプリットスクリーンというカメラ映像を分割表示する機能も付いています。Amazonのサイトで平行輸入品が購入可能です。価格は約9万円とやや高めですが、映像メインの生活を送る方のカメラの選び方には適していると言えるでしょう。
ハイスペック360度カメラはドローン空撮もしたい!

ここまでおすすめの360度カメラの機種を紹介しました。予想以上に多くの高性能の機種が多く、選び方に迷ってしまう方も多いでしょう。360度カメラは使用するシーンを想定した選び方をするのがおすすめです。予算に余裕のある方はハイスペックなアクションカメラで、ドローンを利用した空撮を行うと遺跡などの絶景ポイントの映像がさらに臨場感溢れるものになります。

上の写真はカリフォルニアのとあるビーチを空撮したものです。リトルプラネットという機能を使用した絶景な映像に仕上がっていますね。

上の写真はビートルズがコンサートを行ったことでも有名な、コロラド州デンバーのレッドロック公園の空撮映像です。やはりリトルプラネット機能を使用した超絶景映像ですね。このように海外旅行の定番の絶景スポットの写真も、360度カメラを使用するとSNS上でもインパクトを放つことができるのです。
記念写真を360度カメラで撮ろう!

家族や友人と過ごす、何気ない日常の記念写真も360度カメラでの撮影がおすすめです。公園でのピクニック、お気に入りのカフェでの女子会、家族旅行で訪れた水族館や遊園地での記念写真がSNS映えする絶景映像に大変身します。

多くの360度カメラがアプリを通して、スマートフォンで操作・編集ができます。そのままリアルタイムでSNSに投稿できますので、インスタグラムのマイページをアルバムの代わりに使うこともできます。子供の成長の記録にもなりますね。
登山のお供に360度カメラが必須!

近年、登山が夏のレジャーとして定着しましたね。女性のプロ登山家も世界で活躍することもあり、女性グループでの登山旅行も人気があります。山の上から見る景色は絶景ですので、せっかくなら360度カメラを登山のお供に持っていくことをおすすめします。

多くの360度カメラが防水・耐低温・耐衝撃機能を搭載しています。また小型な機種も多く、スマートフォンさえあれば思い立った時に絶景ポイントの映像を残すことができるのも、最新の360度カメラの良さです。

感動の絶景スポットは360度カメラで記録しよう!

中々訪れる機会の少ない海外の有名な史跡に行く機会があれば、360度カメラでその絶景を収めましょう。SNSに投稿することで、遠く離れた家族や友人にリアルタイムで感動の絶景を見せることができます。

ライブストリーミング機能のある機種で、レポートしながら旅行先を回るのも良いですね。またYOUTUBEにUPして、自由なアングルで絶景を堪能してもらうことができるのも360度カメラの強みです。
マリンレジャーで360度カメラを活用しよう

防水機能搭載型の360度カメラを持っているなら、海での使用がおすすめです。船上の光景もリトルプラネット機能を使って、こんな不思議な光景に加工してみましょう。美しい映像はSNSでの反応も良いです。

高画質の360度アクションカメラならこんな水中映像も簡単に撮影できます。せっかくの高画質360度カメラです。有効な活用方法で世界中の人たちと感動を共有しましょう。
アクションカメラとして360度カメラを使い迫力映像を!

コダック、キャノン、カシオ、GoProなど各社のリリースしているアクションカメラには、別売りで様々なアタッチメントがあります。特にマルチアングル用のベルトセットは、頭部に装着するとPOVと呼ばれる主観映像が簡単に撮影できます。パラグライダー、サーフィン、スカイダイビングなどのアクティブスポーツをする際に使用すると大迫力の絶景映像を撮影が可能です。

カメラマウンターと呼ばれる、360度カメラを固定する機材でサーフボードやバイク、スケートボードに取り付ける方も多いですね。アウトドアスポーツが好きな方はアクションカメラをぜひ有効活用しましょう。
VRヘッドセットで360度動画を楽しむ

360度カメラで収めた絶景映像を堪能するなら、ぜひVR(バーチャルリアリティ)ゴーグルやヘッドセットも利用したいですね。撮影していた時に気付かなかった驚きを発見できることもあるようです。

気になる価格帯はスマートフォン簡易対応の1000円程度のものから、プロ仕様の10万円クラスのものまで、カメラと同様多くの機種が出ています。選び方は難しいですが、映画やゲームなど様々な用途に合わせてVRの世界を楽しみましょう。
360度カメラがビジネスも変える

360度カメラの機種が多様化している背景には、消費者のライフスタイルの変化があります。スマートフォンなどのデジタルデバイスの普及、SNSの多様化、IT技術の進歩などにより生活の形態は日々変化しています。

多くの企業が360度カメラを含むVR技術を自社のマーケティングに活用しています。米国のオウルのように仕事の仕方そのものに影響を与える360度カメラも登場しました。今後は人工知能の進化に伴い、360度カメラがどのような変化を遂げるのか非常に楽しみです。
360度カメラを有効活用しよう!

一人ずつライフスタイルが少しずつ異なるのに合わせて、360度カメラも様々な特性を持った機種が発売されています。洋服を選ぶように、ぜひ自分のライフスタイルに合った360度カメラの選び方の参考にしてください。