富山のデートでおすすめ穴場スポットは？雨でも楽しめる大人に人気の遊び場を紹介

日本の北中部にある富山県は、山と海の豊富な自然に囲まれており、デートに於ける遊び場として楽しめるスポットも多数存在します。純粋にカップルがデート楽しめるスポットは勿論、土地としても長い歴史を持っており、いわゆる歴女歴男が一日中楽しめる歴史的な名所も多数存在するので、歴史好きのカップルもデートを楽しめます。

そして、富山でデートを楽しめる場所を探すと、海、山、花に博物館と富山にはたくさんの遊び場があります。今回は数ある富山のデートスポットを地元の名所、歴史、スポーツ、雨天でも楽しめる遊び場といったあらゆる角度から抜き出し、幅広く楽しめるようご紹介します。

富山は海と山に囲まれており、海好きのカップルでも山好きのカップルでもデートの時は自然と景色の雄大さを最大限に楽しめます。夏のデートの定番といえば海水浴が真っ先に挙がりますが、富山の海水浴場といえば、日本の白砂青松100選に選ばれた岩瀬浜海水浴場が特に有名です。

しかし、有名すぎるが故に岩瀬浜海水浴場は混むので「遊び場として本当に適しているのか？」そして何よりも「美しい景色を見ながらデートを楽しめるのか？」という心理が働きます。なので、今回は定番の遊び場から少し離れて富山の穴場的デートスポットである島尾浜海水浴場をご紹介します。

氷見市にある島尾浜海水浴場は海から見える立山連峰が美しく、泳ぐのは勿論、富山の山の景観も楽しめます。更に、環境省からは水質、安全性、清潔さ、設備といった海水浴の遊び場として重要な条件に対して基準以上の評価を受けており、環境省による「快水浴場100選」として認定されています。

一昔前に流行って市民権を得た歴女とともに、歴男という言葉も最近になって広く認知されるようになりました。歴史の研究や当時の歴史を残した史跡の訪問はメジャーな趣味であり、歴史という共通の趣味を持ち、歴史探訪デートを行うカップルも少なくありません。

富山も長い歴史を持っており、古戦場から城まで、歴史好きのカップルのデートとして最高の遊び場が揃っています。富山市にある富山城は特に有名で、外から見た城の美しさにも目を奪われます。また、戦国時代に限らず源義仲で有名な倶利伽羅峠など歴史好きには見逃せないスポットが富山には多数あるので歴史探訪デートを楽しめます。

デートのプランに於いて遊び場探しとともに欠かせないのが、食事です。富山の名物料理ですが、海に面している富山は海の幸が豊富であり、おいしい海鮮料理を味わえます。特に富山ではイカが有名で、ホタルイカの身投げが実際に見られるだけでなく、県内にはホタルイカの発光ショーがみられるほたるいかミュージアムもあります。

自然に生きる野性のホタルイカの行動を見たり、新鮮なイカを食べたりするのもいいですが、雨の心配もなく、寒い冬でも暖かい室内でイカを見るのも悪くありません。勿論、ミュージアムでも館内のレストランでおいしいホタルイカを食べる事が出来るので、お食事デートにも最適です。

折角のデートでも、雨に降られると行ける場所が限られてしまいます。ですが、美術館に博物館といった大人な雰囲気を楽しめるスポットは勿論、屋内であれば雨でも関係ありません。勿論、美術館と博物館以外にも富山には雨でも楽しめるデートスポットがたくさんあります。

また、レストランでおいしい現地の名物料理を食べて楽しむのも立派なデートです。このように雨でも楽しめるスポットは車や電車で手軽に行けるところにあるので、屋内デートもプランとして考える価値ありです。

アウトドア派のカップルのデートとして登山も人気ですが、富山には日本百名山にも選ばれた剱岳などたくさんの山があります。とはいえ、知名度があるからといって簡単に登れる訳ではなく、登山の知識が少ない初心者が剱岳に挑むと、最悪の場合死に至る場合もあります。

海や川に限らず山を甘く見ると危険ですが、今回ご紹介するのは富山にある初心者向けの山である尖山です。標高も559メートルと低く、登山に要する時間も2時間も掛からないため手軽に登山と、山頂からの風景を楽しめます。

勿論、雨が降る可能性があるのでカッパなど雨装備を整えておく必要はありますが、一年中（冬はかなり寒いですが）登山を楽しめるので、登山初心者で気軽に登山デートを楽しみたいカップルには最適の山です。

富山で有名な花といえばチューリップですが、県花として指定されているだけあって県もチューリップのイベントやPRに力を入れています。デートに限らず、純粋に観光名所として美しいチューリップが見られるスポットもあり、シーズンになると大勢の観光客が富山に訪れます。

数ある富山のチューリップが見られるスポットで特にデートにおすすめなのが砺波チューリップ公園です。ランドマークとなっているチューリップタワーから見る景色は勿論、美しいチューリップの風景に時間を忘れて楽しむ事が出来ます。

毎年ゴールデンウィークに開催され、富山県にとっても砺波市にとっても一大イベントであるとなみチューリップフェアでは何と300万本にも及ぶチューリップが会場を彩ります。また、最大の見どころとして大花壇にチューリップによって作られた地上絵は圧巻なので、デートの思い出に見る価値ありです。

雄大な自然が広がる富山ですが、カップルで遊んで楽しむ、いわゆる遊び場的スポットでのデートも悪くありませんが、遊び場から少し離れ、景色を楽しむ大人のデートも悪くありません。そんな、富山の自然を最大限に堪能出来るスポットが黒部峡谷です。日本三大渓谷、日本の秘境百選に選ばれている事からも分かる通り、富山でも屈指の観光名所であり、デートスポットとしてもおすすめです。

また、移動に関して黒部峡谷鉄道が大活躍してくれます。自然の要塞とも言うべき絶景と断崖絶壁の山々が続くので移動には絶対にトロッコ電車の利用が必要になりますが、黒部峡谷の景色を楽しみながら移動が出来ます。また、黒部峡谷鉄道の公式サイトにはコースプランも掲載されているので、日帰りに宿泊と自分達だけのデートプランを考える事も出来ます。

富山の名所と聞かれて真っ先に思い浮かぶと言っても過言ではないスポットは黒部ダムです。黒部渓谷にデートを訪れたら是が非でも見ておきたいスポットであり、日本で最も有名なダムの一つでもあります。貯水量2億トンというダムのスケールは勿論、観光客向けのイベントとして6月から10月まで放水もされるので、圧倒的なスケールの黒部ダムを隅々まで楽しめます。

また、黒部ダム周辺は県内でも有数の温泉街が広がっているため、ダムの放水と景色を楽しんだ後に温泉で疲れを癒すという最高に贅沢なデートを楽しめます。数々の困難を経て完成した黒部ダムですが、絶景というべき景観と、観光客向けの観光放水といったイベントが行われるようになり、富山屈指の遊び場としても発展しています。

前述の通り、富山にはたくさんの温泉があります。大人っぽく自然を楽しむために、黒部峡谷と黒部ダムで絶景を楽しんだ後の大人デートのシメには宇奈月温泉がおすすめです。厳密に言えば宇奈月温泉は黒部峡谷の入り口に当たるためスタート地点に戻って来るという言葉の方が適切ですが、富山県最大規模を誇る温泉地は温泉デートを楽しむ意味でも選んで間違いありません。

観光地らしく温泉街には多数のホテル、旅館があり、県内最大の温泉地である事を肌で感じられます。また、宇奈月温泉の近くには宇奈月温泉スキー場があり、黒部ダムの観光放水がお休みの冬場はスキーデートが楽しめます。

大人も子供も人気のキャラクターとして挙げられるのがドラえもんです。そして、ドラえもんの生みの親である藤子・Ｆ・不二雄こと藤本弘の出身地である藤子・Ｆ・不二雄ふるさとギャラリーは高岡市美術館の二階にあります。ミュージアムへの入り口は何とどこでもドアとなっており、大人でも子供でも関係なく、それだけでテンションが上がります。

気になる展示品ですが、藤子・Ｆ・不二雄の愛用していたベレー帽にカメラなどマニアックながらも「美術館」と呼ぶに展示品が並んでいます。また、期間限定で行われる企画展もあり、藤子・Ｆ・不二雄の原画展が開催される事もあるので、時期によっては貴重な原画を見られる大チャンスです。

また、館内にはまんがライブラリーというスペースがあり、藤子・Ｆ・不二雄の作品が自由に読めます。これまで読んだ事のなかった作品との新たな出会いがあるかもしれませんが、それだけでかなりの時間を使ってしまう事になるので、楽しいながらも予定を狂わせてしまう、ある意味危険なスポットです。

藤子・Ｆ・不二雄が亡くなるまで暮らしていた川崎市にある藤子・Ｆ・不二雄ミュージアムに比べると規模は小さいものの、中身は決して負けていません。貴重な展示品だけでも十分楽しめますが、館内では限定グッズの販売もしており、大人になっても子供だった当時を思い出させてくれる、富山屈指の大人の遊び場です。

藤子・F・不二雄こと藤本弘とともに伝説の漫画家ユニット、藤子不二雄の片割れを担った藤子不二雄Ⓐこと安孫子素雄の実家は氷見市にある光禅寺という寺院です。加賀藩前田家から続く由緒ある寺ですが、伝説の漫画家の実家という事もあってファンの間では人気のスポットとなっています。

勿論本人が寺を継いでいる訳ではありませんが、境内に入ると忍者ハットリくんや怪物くん、プロゴルファー猿、喪黒福造といった藤子不二雄Ⓐが生み出した人気キャラクターの石像が参拝者を出迎えてくれます。作者の実家という事もありますが、人気キャラクターの像が境内に揃っている日本唯一の寺であり、歴史ある寺の雰囲気を含め、氷見市デートでは外せないスポットです。

美しい緑が印象的な翡翠ですが、富山では実際に翡翠を拾う事が出来る日本でも数少ないスポットがあります。ここでご紹介する朝日町宮崎にある境海岸（正式名将は宮崎・境海岸）がその数少ない翡翠の拾えるスポットですが、一般的にはヒスイ海岸の名前で通っています。

勿論、美しい翡翠そのものが拾えるのではなく、取れるのはあくまで原石ですが、磨けば美しい緑の宝石になります。勿論、海水浴場としても整備されており、富山有数の海水浴デートのスポットになっています。純粋に海水浴や海岸デートを楽しむのもありですが、翡翠を拾ってデートの思い出にするのも素敵ですね。

富山湾に面した射水市にある海王丸駅から降りてから真っ先に飛び込む帆船、海王丸を中心に広がるベイエリアは、海王丸パークの名で親しまれています。白い船体が印象的な海王丸は「海の貴婦人」の異名を持っている美しい船です。また、海王丸は船に入って船内を見学する事も出来るため、雨で海水浴デートがお流れになった時の代替プランとしても有効です。

また、海王丸は恋人の聖地としても知られ、結婚式を行う事も出来ます。航海練習船だった船の現役時代に時刻を知らせるタイムベルとして使われていた鐘は今では「幸せのベル」と呼ばれており、デートに於ける遊び場というだけでなく、自分達だけの手作り結婚式を行いたいカップルにも人気のスポットです。

富山にはスポーツも盛んでサッカー、バスケ、野球、バレーの4チームが県内を本拠地としており、スポーツ好きのカップルは特に楽しめます。そんな中で県を隣にするFC岐阜のファンからジョークのネタになっていたのが「飛騨の岐阜サポにとって富山はホームより近いアウェイ」という笑い話でした。

岐阜は美濃と飛騨で全くの別世界であり、特に飛騨地方に住むファンは岐阜市の長良川競技場に行くだけでもかなりの労力が必要でした。そして、カターレ富山がJ2に在籍していた2014年まではアウェイであるはずの富山県総合運動公園陸上競技場はむしろ長良川競技場に行くよりも手軽に行ける、ホームより近いアウェイと呼ぶに相応しいスタジアムでした。

今回は例として岐阜サポのエピソードを出しましたが、現在富山はJ3でカテゴリーは違えどチームとサポーターの熱に変わりはなく、スポーツ好きのカップルは贔屓のチーム関係なく純粋に試合を楽しめます。また、スタンドの一部にしか屋根がないので雨の日の観戦は雨装備としてカッパが必要なので天気予報のチェックをと雨対策を万全にしておきましょう。

サッカーのカターレ富山とともに富山県民から熱く応援されているスポーツチームが富山総合体育館を本拠地にしている富山グラウジーズです。2016年のBリーグ発足から日本国内でバスケ熱が高まっていますが、こちらの体育館は富山駅から僅か徒歩10分というアクセスの良さに加え、屋内のアリーナなので雨でも関係なくデートと試合を楽しめます。

一緒に試合を楽しむだけでもデートの思い出になりますが、Bリーグでは試合後に選手がハイファイブ（ハイタッチの正式名称）に来てくれます。メディアで特集されるようなスター選手とハイファイブした時の感動は勿論、目の前で見ると大人と子供が並んでいると錯覚するほど、身長2メートルを超えるビッグマンの身体と手の大きさにも驚かされます。

気になるチケットの価格ですが、選手達とハイファイブが出来る一階席は指定席は高いものの自由席は二階席から大体プラス500円なので、十分リーズナブルな値段で試合を楽しめます。試合の熱気は勿論、ある意味本場のNBA以上に距離が近い選手のファンサービスと、スポーツ好きカップルが富山でデートするには打ってつけのスポットです。

合掌造りといえば岐阜の白川郷が世界遺産として有名ですが、世界遺産として登録されているのは白川郷だけではありません。岐阜の白川村と県境を共有している富山の南砺市の五箇山にある合掌造りも同じく世界遺産として登録されています。

知名度は圧倒的に白川郷の方が上で、観光という観点から見ると五箇山はマイナーという印象を受けますが、五箇山には五箇山の良さがあります。どちらも集落の伝統と文化を守っており、デートを楽しむとともに何百年も変わらない、歴史を味わえます。

また、デートで欠かせないご当地グルメですが、白川郷同様五箇山もそばが有名です。そして、そばとともに食べておきたいのが五箇山豆腐です。縄で縛っても崩れない硬さが特徴で、デートで五箇山を訪れたら是非とも食べておきたい料理です。

デートの定番として挙げられるスポットは水族館です。晴れた日は勿論、雨の日でもゆっくりとデートを楽しめます。魚津市にある魚津水族館は、アザラシやペンギンといったかわいい動物を見る事が出来ます。
 

定番の動物を見るのもいいですが、魚津水族館にはリュウグウノツカイの標本を展示してある日本でも数少ない施設であり、貴重な経験が出来ます。また、魚津水族館は現存する日本最古の水族館であり、デートを楽しむとともに歴史ある水族館の雰囲気も楽しめます。

雨でデートに行ける場所が限られた時におすすめのスポットが富山ガラス工房です。ヒスイ海岸と呼ばれる場所があるように富山では馴染みの深い翡翠を使用した「越翡翠硝子」は目を奪われるほどの美しさなので一見の価値ありです。

大人のデートらしく美しいガラス作品を見て楽しむのは勿論、実際に自分でガラス作品を作る事も出来ます。世界に一つだけの作品を作ってデートの思い出にするのも貴重な経験です。
 

遊園地やカラオケといった定番デートは楽しいけど少し飽きた、何か新しいところに行きたいと思っているカップルにおすすめするデートスポットが、実は博物館です。あまりデートというイメージが沸かない博物館ですが、屋内なので雨に降られる事は勿論なく、冷暖房完備で暑さ寒さも関係ない上に休憩スペースもあるので自分達のペースでデートを楽しめます。

数ある富山の博物館の中で最大規模を誇るのが富山市科学博物館です。富山の自然をテーマにした自然科学と、宇宙科学を楽しく、分かりやすく学ぶ事を目的とした富山最大規模の博物館です。富山に関連した資料、展示品を中心に、富山の自然を楽しく学べます。

勿論、地域色の強い展示品だけでなく、T-REXことティラノサウルスの大型模型から現地富山で発見された足跡化石など恐竜ファンには見逃せない展示品もあるので、行く価値ありです。特に、身近なところで発見された化石は太古の世界に「それが存在した」という証でもあるので、実物を見ると更にテンションが上がります。

また、館内にはプラネタリウムもあり、雨の日でも関係なく美しい夜空の雰囲気を味わう事が出来ます。自然が好き、恐竜など大昔の生物が好き、そして星が好きという好奇心旺盛なカップルは一日過ごしても飽きない、デートにおすすめのスポットです。

富山県美術館は前身であった富山県近代美術館が移転し、2017年にリニューアルオープンしたばかりの新しい美術館で、美しいデザインの外観にも圧倒されます。館内に展示された絵画の美しさは勿論、富山の名産品であるアルミを施設にも使うなど、地元との結び付きを感じさせてくれます。

大人なカップルのデートスポットというイメージのある美術館ですが、絵画への造詣が深くなくてもデートは楽しめます。雨で外を出歩けず、ちょっと憂鬱な気分の時は美しい絵画を鑑賞して楽しむ、デートとしても最適のスポットです。また、晴れた日は窓から見える立山連峰の景色を楽しめるので、晴れた日でもデートを楽しめます。
 

今回は富山にたくさんある名所から特にデートで楽しめるスポットを選んでご紹介しました。海や山といった自然の美しさを楽しむのは勿論、スポーツに宝石探しと大人でも楽しめる、大人の遊び場というべきスポットもたくさんあります。
 

勿論、今回ご紹介したおすすめのスポット以外にもデートで楽しめるスポットはたくさんあり、ここで書いた以外の楽しみ方も出来ます。自然と大人の遊び場が同居し、更には料理もおいしい富山県でデートを楽しみましょう！