肉じゃが・肉の種類や部位別の作り方！柔らかく作れる牛肉や豚バラのレシピも紹介

日本の家庭料理の定番と言われ、家庭によって味が違うので肉じゃがは”おふくの味”とも言われるくらい親しまれている料理です。肉じゃがは肉の種類や部位によって作ると、それぞれの味があり美味しいです。牛肉を使って、また豚肉を使って肉じゃがを作ってみませんか？肉のそれぞれの特徴を生かしたレシピを紹介します。

肉じゃがは肉の味と野菜が煮汁と絡み合って、良い味が出るところにあります。この肉じゃがが全国的に家庭の料理として広まったのは昭和50年頃からで、作り方は家庭によって様々です。定食屋さんで、大盛に盛られている肉じゃがが目に入ると、食べたいという気持ちになるくらい人気のある料理です。
 

肉じゃがに入れる肉も種類や部位などによって作り方は色々ですが、牛肉や豚肉を使って柔らかくて美味しい肉じゃがを作ることが出来ます。肉だけではなくじゃがいもの男爵やメークインなど、じゃがいもの種類によっても食感が違ってきます。お好みに合わせて組み合わせを考えるのも楽しいものです。

美味しい肉じゃがを作るには工夫が必要です。醬油ベースで作る肉じゃがですので、彩りも大事な要素となります。醬油の茶色を鮮やかに彩るのは、ニンジンのオレンジ色や、きぬさやなどの緑色、色の鮮やかなものを加えるとさらに美味しいものになります。また栄養のバランスを考えるのも良いでしょう。

肉じゃがにどんな野菜を加えたら美味しい料理になるでしょうか？煮物として使われる野菜ならば肉じゃがとも合うでしょう。例えば根菜類のレンコンなども加えても良いです。一緒に取ることによって栄養面でも良いですし、じゃがいもやニンジン、玉ねぎ、肉は牛肉または豚肉を柔らかく煮込んで、具だくさんの肉じゃがを楽しんでみる事をお勧めします。

肉じゃがは肉とじゃがいもだけで良いのではと考えている方もいるかもしれません。グリーンサラダを添えても素敵な一品です。しかし料理は彩りを楽しむ事も大切です。ニンジン、玉ねぎ、シイタケ、やさいんげん、アスパラガス、春キャベツなどを肉じゃがの具材とします。組み合わせで色合いも良い、肉じゃがとして食卓に置くのも良いでしょう。

肉じゃがにするなら、牛肉が良いか豚肉が良いか、と迷うかもしれません。関西では牛肉が定番で関東では豚肉のようです。しかし好みによって様々です。肉の部位によっても味は違うでしょうが、牛肉と豚肉では肉じゃがの味が明らかに違います。肉そのものの食感と甘さでしょうか？両方の肉で作ってみて食べ比べるのも良いでしょう。

牛肉で肉じゃがを作る場合、牛肉の肩ロース薄切りで作りますが、柔らかくとても美味しいです。牛肉は煮込むと肉のうまみが増して絶妙です。また豚肉は豚の肩肉やバラ肉の薄切りを使います。味がしみ込みやすく硬くなることはあまりありません。どちらの肉を煮込むときも、アクが出ますのでアク抜きが必要になります。どちらの肉を使うかはお好みです。

しらたきは色々な料理に便利に使われます。満腹感を味わうことが出来、カロリーも少ないことから、とても良い食材と言えるでしょう。ダイエットを考えている方にとっては、特に好まれるのではないでしょうか？野菜たっぷりの味噌汁などに入れても美味しいですし、しらたきそのものには味が無いので、様々な使い方が出来るのが便利です。

肉じゃがの具材として、しらたきの組み合わせはとても良いです。しらたきは肉のうまみと野菜のうまみが良く、味がなじんでボリュウームのある肉じゃがにしてくれます。大皿などに盛り付けると豪華なものになります。しらたきは下準備が必要ですが、美味しい料理を食べることが出来るのですから、問題は無いでしょう。

豚肉で肉じゃがを作る場合、豚肉のどの部位を使ったらよいでしょうか？豚バラ肉は使いやすさからいったら適しています。味がしみ込みやすくじゃがいもとの相性も良いでしょう。先に豚バラ肉と玉ねぎを炒めてから肉じゃがを作れば、玉ねぎの甘さがさらに肉の味を、良くしてくれること間違いなしです。

シンプルな肉じゃがを作ってみましょう。材料はじゃがいも中2個、豚バラ肉200g、玉ねぎ中1個、きぬさや少量を塩ゆでして用意しておき、じゃがいもはレンジで少し柔らかくしておきます。豚バラ肉と玉ねぎを炒め、じゃがいもと合わせ、だし汁、醬油、みりん、砂糖で煮込みます。出来上がったら、先に塩ゆでしておいたきぬさやを細く切り、上に乗せて出来上がりです。

しらたきは、冬の鍋ものに入れても美味しいですし、使い道がたくさんあります。特に今ダイエットを考えている方には、とても良い食材です。カロリーが低いですので安心して食べることが出来ます。最近では色々なレシピが出ています。サラダにも、またスパゲッティの代わりにしても、しらたきを肉で巻いて焼いて食べるなど、どれもマッチしています。色々な種類のしらたき料理を楽しむ事が出来ます。

肉じゃがにしらたきを入れるのも美味しい料理となります。牛肉肩ロース薄切り200gにじゃがいも4個から5個、玉ねぎ1個、しらたき1袋を用意します。牛肉を炒め、あらかじめ切っておいた、玉ねぎ、じゃがいもを加えます。しらたきは食べやすい大きさに切り、だし汁、酒、砂糖、みりんで煮込みます。肉を柔らかくして食べるには、あまり煮込みすぎないようにすることがコツです。
 

色々な種類の野菜を料理に入れることによって、栄養もまんべんなく取ることが出来ます。肉じゃがは、醬油ベースのため、茶色になってしまいます。そこでどんな野菜を入れるかが大切になってきます。ニンジン、アスパラガス、きぬさや、シイタケ、キャベツなどの色合いや相性を考えて、一工夫が必要です。野菜の硬さや柔らかさを考えながら、組み合わせることが大切です。

筑前煮などによく入っているレンコンは、食物繊維が豊富でとても良い食材です。肉じゃがにもレンコンを入れてみるのはどうでしょうか？じゃがいも、玉ねぎ、レンコン、ニンジン、こんにゃくを同じ大きさに切ったものと、牛肩のこま切れ100gをだし汁、酒、砂糖、みりん、醬油で煮込みます。先に茹でておいた柔らかくしたアスパラガスを一緒に和えれば、彩りも綺麗な野菜肉じゃがの出来上がりです。

合い挽き肉を使った料理は色々あります。ハンバーグ、ミートボール、餃子、シュウマイやマーボ豆腐など、どの料理に合い挽き肉を使っても、美味しい出来上がりになります。野菜をみじん切りにして、一緒に合い挽き肉を炒めて、お好みの調味料で一工夫し白いご飯にのせれば、肉のうまみと野菜が上手くあって美味しいそぼろご飯になります。

 

合い挽き肉を使った肉じゃがを作ってみましょう。合い挽き肉の場合、一緒に肉を茹でるのではなく、肉を炒めてから野菜に絡めて作ります。合い挽き肉をごま油でニンニク、しょうがと共に炒め、赤みが消えたら玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを食べやすい大きさに切り炒め、砂糖、みりん、醬油、水で煮込みます。塩ゆでしたどじょういんげんなどを添えれば、綺麗に出来上がります。

牛肉を使った料理にすき焼きがありますが、醬油と砂糖の甘いタレが牛肉を引き立ててくれます。肉じゃがも同じで、中にいれる野菜は異なりますが、肉汁と野菜の絶妙な絡みが食をそそります。じゃがいもの甘さに加わえ、じゃがいものホクホク感も加わり、とても美味しいです。牛肉のうまみを上手に使った料理と言えます。

牛肉肩ロース薄切りで肉じゃがを作ります。牛肉の臭みが気になる方は初めに、さっと茹でてから煮込むと良いでしょう。材料として牛肉肩ロース薄切り200gから300g。肉が多い方がよい方は肉を多めにして作ります。じゃがいも300g、玉ねぎ1こ、ニンジン1本を砂糖、醬油、酒、みりん、だしで煮込みます。綺麗な出来上がりにするために、じゃがいもが崩れないようにする工夫も必要です。

韓国と言ったらキムチです。キムチは各家庭で作り、野菜をたっぷり入れて具材も様々です。ピリッと辛くてとても良い食材です。白いご飯にのせて食べても良いですし、チャーハンに入れても、肉と一緒にに食べても合います。ピリッとした食感が他の食材を引き立ててくれています。おふくろの味の肉じゃがを、韓国風にアレンジしてみてはどうでしょうか？
 

豚バラ肉を使って韓国風肉じゃがを作ってみませんか？豚バラ肉とじゃがいも、ニンジン、玉ねぎ、いんげんを使います。豚バラ肉を食べやすい大きさに切り、先程の野菜と一緒に炒めます。調味料は、砂糖、醬油、酒、みりんを水で煮込み野菜が柔らかくなったら、コチュジャンを入れます。辛さはコチュジャンの量を工夫することで決まります。韓国風肉じゃがの出来上がりです。

台湾の屋台グルメには、豚肉を甘辛く煮込んでおかずにしているものがあります。台湾にも美味しい料理がたくさんあります。小籠包などはとても美味しいです。その秘訣は調味料にあるのでしょうか？肉を使って柔らかく煮込む時の工夫にあるのでしょうか？気になるところです。台湾風豚肉の甘辛煮に、肉じゃがを絡めて台湾風肉じゃがを作ってみましょう。

• 豚肩ロース400g、玉ねぎ1個、ニンニク、醬油、水、酒、砂糖、黒コショウ、五香粉、この五香粉は八角やグローブ、花椒(ホワジャオ)などが入った混合スパイスの事です。豚肩ロースを1センチに切り、玉ねぎをみじん切りにし、ニンニクで炒めた後、調味料を加え煮る。じゃがいは食べやすい大きさに切り、先程柔らかく煮込んだ、豚の甘辛煮を加えてじゃがいもとさらに煮込んだら出来上がりです。

肉じゃがにするなら男爵いも、それともメークインどちらを選びますか？それぞれの特徴を生かして料理を作るのがベストですが、好みもありますので難しいところです。男爵いもはホクホクしていますので、加熱しつぶして使うポテトサラダや、コロッケなどを作るときに適しています。柔らかくなってしまい煮崩れしてしまう事があります。男爵の食感が好きな方にはお勧めです。

メークインで肉じゃがを作った時の特徴はどうでしょうか？メークインは男爵のように煮崩れはしずらいです。しっとりとしていて、とても美味しいじゃがいもです。カレーやシチューなどに入れる時、じゃがいもの形が崩れないため、じゃがいもの存在感を料理に与えてくれます。肉じゃがに関しても同じことが言えるのではないでしょうか？

漬物にはいろいろな種類のものがありますが、肉じゃがを引き立てる漬物には、どんなものがあるでしょうか？酢のきいたもの、塩が効いたものなど、肉じゃがは甘辛く煮込んでありますし、肉の味についても特に牛肉などは、甘さが出るためさっぱりとしたものが良いのではないでしょうか？好みの漬物と一緒に肉じゃがを食べてみましょう。

漬物はそれぞれの地方によって様々なものがあります。塩漬け、味噌漬け、粕漬け、古漬けなど白菜、大根、キャベツ、キュウリやかぶ、なすなど美味しい漬物はたくさんあります。長野県の名産品の緑の濃い野沢菜などは、肉じゃがに合うかもしれません。最近では塩味だけでなく、昆布味のだしのものなども出ていますので、白いご飯に味噌汁、肉じゃやがのおかずにお勧めです。


 

牛肉の部位の種類によって様々な料理を楽しめます。牛肉と言ったらステーキです。サーロイン、ヒレ、らんいち、リブロース、肩ロースなどステーキにするととても美味しい部位です。しゃぶしゃぶ、煮物料理、炒めものに敵しているのは、肩ロース、肩バラなどです。肉の種類によって料理も違ってきますので、それぞれの部位の特徴を知っておくのも大事な事です。

牛肉を使って肉じゃがなど煮物料理を、作る時に適している部位はどこでしょうか？肩ロース、肩、バラ、ももの部分です。肩、バラに関しては、炒めものなどにも適していますが、ももに関しては少し硬いため、カレーやシチューなどに適しています。じっくり煮込めば柔らかくなります。煮物料理に最敵な部位は肩かバラの部分になります。特徴を生かして美味しい煮物料理を作ることが出来ます。

豚肉の部位についても牛肉同様に、ヒレについは脂肪が少ないため、とんかつや焼き豚に適しています。肩ロースや肩の部分については、鉄板やきにしたら美味しい部位です。肩やバラ肉の部位は、炒めものにまた煮物料理に適しています。豚肉は牛肉に比べると価格も安いですので、家庭料理には工夫次第で美味しい料理が楽しめるのではないでしょうか？

豚肉の部位バラ肉の使い方は様々あって、また価格も安いうえ家庭料理には欠かせないものです。豚の角煮からカレー、シチュー、焼き豚、炒めもの、煮物にも使えます。脂肪が多くコッテリしていますので、味わいがあります。価格が安いのはとても助かるのではないでしょうか？食べ盛りの子供たちのいる家庭では、このバラ肉は大活躍となる事間違いなしです。

肉じゃがを牛肉や豚肉で作ってみましょう。肉は柔らかく、野菜も煮崩れしないように気を付けて、見た目も綺麗な肉じゃがに挑戦です。おふくろの味と言われている定番のものと、少し工夫を凝らした肉じゃがなどを、色々楽しんでみると良いでしょう。肉も部位によって硬さが違いますので、組み合わせる野菜との相性を考え、美味しい肉じゃがを作ってみましょう！