包丁を研ぐなら砥石を!おすすめ商品と砥ぎ方や手入れ方法を紹介

包丁のお手入れどうしていますか?すぐに切れなくなる包丁、そのまま使うのは危険です。シャープナーで簡単に切れ味を復活させるのは一時しのぎなので、しっかりお手入れするならやっぱり砥石を使うのがベストです。大切に使いたい包丁の研ぎ方やおすすめ砥石をご紹介します。

目次

  1. 砥石でお手入れして包丁の切れ味を良くしたい!
  2. 包丁の砥石とは
  3. ピッタリの砥石はどれ?砥石の種類
  4. 砥石とシャープナーの違い
  5. 砥石を使った包丁の研ぎ方
  6. 包丁の切れ味が復活するおすすめの砥石①シャプトン「刃の黒幕オレンジ」
  7. 包丁の切れ味が復活するおすすめの砥石②貝印「コンビ砥石」
  8. 包丁の切れ味が復活するおすすめの砥石③キング「トイシの王様」
  9. 包丁を砥石でお手入れをして気持ちよく料理をしよう!

砥石でお手入れして包丁の切れ味を良くしたい!

毎日のお料理で使う包丁。定期的な頻度でお手入れはしていますか?「安物の包丁だからお手入れはいらない」なんて放っていませんか?包丁はしっかりお手入れをしないと切れ味が悪くなってしまいます。包丁は切れ味が良くて何でもスパスパ切れる方がケガをしやすいイメージがありますが、実は切れ味が悪くなるほどケガをしやすくなるので注意が必要です。

砥石を使って定期的な頻度でお手入れするだけで、100均に売っている包丁でも電話帳もスパッと切れるくらい切れ味を良くすることができるんですよ。愛用している包丁ほどいつまでも切れ味良く長く使いたいですよね。今回は砥石を使ったお手入れの方法や、研ぎ方、おすすめの砥石をご紹介します。

包丁の砥石とは

昔はどこの家にでもあり、定期的な頻度で使われていた砥石ですが、最近の家ではあまり見かけなくなりましたので、砥石を見たことがないという方も多いのではないでしょうか。砥石とは包丁を研ぐための石のことで、どんなお手入れをしたいかによって適した粒度があります。適当に砥石を選んで使っても、思ったような仕上がりにならないので選ぶときには粒度をチェックしましょう。

適切な粒度の砥石を選ばないと、包丁を傷つけたり、思ったような切れ味にならなかったりするので、砥石選びはとても重要になります。砥石を使った包丁の研ぎ方にはポイントがいろいろあります。初めて包丁を砥石で研ぐときは時間もかかりますので、誰でも簡単なシャープナーに走りがちですが、シャープナーは長期間使うと包丁が切れなくなることもあるんですよ。

ピッタリの砥石はどれ?砥石の種類

砥石には粒度で「荒砥石」「中砥石」「仕上砥石」の3種類に分けられます。どの粒度の砥石を選ぶかは、今どんな包丁を使っているか、どういった研ぎ方をしたいかによって変わってきます。荒砥石は粒度が120~600で、研ぐことで包丁がすり減ります。そのため固いものを切っていて包丁の刃が欠けてしまったときに使います。


中砥石は粒度が800~2000で、切れ味が悪くなったと感じたときのお手入れに向いています。仕上砥石は粒度が3000~で、鋭い切れ味にしたいときに使います。家庭で使っている方も多いステンレスの包丁には、中砥石が向いていますよ。

砥石とシャープナーの違い

家庭で「包丁の切れ味が悪くなったな」と感じたときに使う方が多いのがシャープナーですよね。シャープナーにもいろいろな形がありますが、基本的には包丁の刃の部分に当ててこするだけで簡単に切れ味が復活するしますし、小さいので置き場所も取りません。デザインもおしゃれなものもあって、インテリアの一部として置きっぱなしにできるものもありますよね。

シャープナーで包丁の切れ味が復活すると、「包丁を研いだ」という気持ちになってしまいますが、シャープナーで包丁を研ぐことはできません。そもそも包丁の切れ味が悪くなってしまうのは、食品を切っているうちに刃先がだんだんと丸くなってくるからです。

シャープナーは包丁を研ぐのではなく、単にこすって刃先をギザギザにして一時的に切れ味を良くしているにすぎません。例えるならノコギリのような感じです。だから少し時間が経つとまた切れなくなるので、頻繁なお手入れが必要になります。その上長期間シャープナーを使うことで、刃先はどんどん丸くなり切れない包丁になってしまうんです。

一方砥石は包丁の刃を削って丸くなった刃先を薄くして、新品同様にしてくれるので、切れ味が長持ちします。だからお手入れの頻度もシャープナーと比較するとかなり少なくなります。

砥石を使った包丁の研ぎ方

砥石を使った包丁の研ぎ方は、初心者にはコツを掴むまでは少し難しいかもしれませんが、大きな失敗をすることはありませんし、危険なこともありませんから、怖がらずに正しい研ぎ方をマスターしましょう。家庭でよく使われている両刃の三徳包丁の研ぎ方をご紹介します。頻度は月に1回~2回を目安にするといつも良い切れ味をキープできますよ。

まず初めに砥石をボウルなどに入れて30分ほど水につけておきましょう。砥石にしっかりと水を吸わせましょう。そのあと包丁を研いでいる間に砥石が滑らないように、濡れタオルを敷いてその上に砥石を乗せると良いですよ。刃先を体側に45°~60度に持ち、包丁と砥石との接地角度は15°の角度(10円玉1枚分)をつけて砥ぎます。

砥いでいるとだんだん濁ったドロドロしたものが出てきますが、それは捨てずにそのまま研ぎましょう。カエリができていればちゃんとした研ぎ方ができているということです。カエリとは刃返りなどとも呼ばれ、包丁を背の方から刃に向かって指で触ったときに引っかかるもののことです。反対側も同じように研ぎましょう。

包丁を研ぐときは、刃先・中間部分・持ち手に近い部分の3つのパートに分けて磨いていきます。それぞれカエリができるまで、全部で6パートを研ぐことになります。最後にカエリが残っている方の刃を2回~3回研いでカエリを取ります。中性洗剤でしっかり洗ってください。砥石は軽く洗って乾くまで日陰干しします。乾くまでに2日くらいかかります。

包丁の切れ味が復活するおすすめの砥石①シャプトン「刃の黒幕オレンジ」

ほとんどの家庭で使っている三徳包丁のお手入れに向いている砥石は中砥石です。いろいろなメーカーから販売されていますが、「シャプトン」の刃の黒幕シリーズの粒度1000の中砥石がおすすめです。おすすめポイントは、研いでいる感が実感しやすいことです。

初心者の方だとちゃんと包丁が研げているのか不安になることもありますよね。でもシャプトンの中砥石ならしっかりと研いでいる感が実感できるので、面倒な包丁研ぎが楽しくなるんです。包丁を正しく研ぐには包丁と砥石の角度などが重要になってきますが、そういったものもコツが掴みやすいですよ。可愛いオレンジのケースも素敵です。

包丁の切れ味が復活するおすすめの砥石②貝印「コンビ砥石」

キッチンツールのメーカーとしても有名な貝印でも砥石を扱っています。こちらの砥石は荒砥石(#400)と中砥石(#1000)がセットになった砥石で、黒とグレーのカラーで見た目もおしゃれな砥石なので、キッチンの隅に出しっぱなしにしてもカッコいいですね。

貝印のコンビ砥石は、台座がとてもしっかりしているのもおすすめのポイントです。台座の裏には滑り止めのゴムがついていますし、水はけが良くなっているので、改めて場所を取らずに台座の上に置いておいてもしっかりと乾かすことができておすすめです。刃が欠けたときや荒砥石で、切れ味アップには中砥石でという感じに1つで2通りの使い方ができますよ。

包丁の切れ味が復活するおすすめの砥石③キング「トイシの王様」

透明のハードカバーがついたキングのトイシの王様。家庭で使うのにちょうどいい中砥石(#800)と仕上砥石(#6000)の両方がセットになったお得な使い勝手の良いおすすめの砥石です。大きく刃こぼれしてしまっているような包丁には向きませんが、普段のお手入れはこちらのセットで十分です。

お値段もお手頃で、包丁だけではなくナイフやハサミなど他の刃物の切れ味が悪くなたときにも使えますよ。包丁以外は研ぐときにちょっとしたコツがいりますが、慣れれば大丈夫です。仕上がりに応じて必要な粒度の方で研ぎましょう。

包丁を砥石でお手入れをして気持ちよく料理をしよう!

包丁は月1回~2回くらいの頻度でお手入れすることで、切れ味を保ったまま長く使い続けることができます。砥石は1つ持っておくと包丁だけでなくいろいろな刃物のお手入れに役立ちますよ。忙しいときはシャープナーを使って切れ味を復活させるのも良いですが、定期的な頻度で砥石で研いで気持ち良い料理を!

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