コーヒー豆を食べる?お菓子感覚の美味しい料理法と正しい知識!
コーヒー豆は焙煎して美味しい飲み物として楽しむのが一般的です。飲むことでその優れた効果もたくさんありますが、実は食べることもできるって知っていますか?コーヒー豆を挽くだけではなく、様々な料理の材料に使って食べることでさらに心安らぐ香りを味わうのもおすすめです。
目次
コーヒー豆って食べれるの?
コーヒーと聞くと飲み物を思い浮かべるのが普通ですが、焙煎した豆をそのままポリポリと食べることができるんです。飲んだ時とは違う味を感じたりそのまま摂取することでその効果も変化します。抽出した物と直接食べてみた時どんな違いや効果があってどんな味がするのか、またお菓子として美味しく食べる方法を教えます。
食べるとどんな味がするの?
見た目はその他の豆と変わらないコーヒー豆。その黒さから予想できる通り苦みが強く酸味も強烈です。豆の鮮度や焙煎方法そして技術ひとつで味も変わりますが、興味本位で口に入れると驚いてしまうほどなので苦いのが苦手だったり小さいお子さんがいる家庭はすぐ触れないような収納の工夫が必要なので気を付けたいポイントです。
コーヒー豆に入ってる栄養素
コーヒーとして飲んだ場合はおなじみのカフェインを摂ることができます。さらにカリウムというミネラルの一種が入っていて、これは不足すると疲れやすいなどの症状が現れます。そして有名なポリフェノールがたっぷりと入っています。カリウムにはむくみや高血圧の予防に効きますが、利尿作用もあるのでトイレが近い人は飲む量に気を付けましょう。
豆としてそのまま食べた時はコーヒー液とはまた違った栄養素が入っています。体に必要なタンパク質や便秘解消などに効果のある食物繊維が含まれていて、これはコーヒーとして飲んだ時には得られない栄養素なのです。このように固形物と液体では得られる栄養成分が全く異なっていたりするのです。
コーヒー豆は食べると体にいい効果が沢山ある
コーヒー豆にはカフェストールという成分が入っていて、これには抗発がん性と抗炎症性の効果があります。健康にとてもいいのですが、この成分はコーヒー豆を焙煎してドリップする時に使う、ろ紙を通ることでほとんどが紙に付着し失われてしまうので抽出したコーヒー液には残っていないので豆をそのまま食べないと得ることができません。
口臭予防に
にんにくが入った料理など臭いのきつい食事の後は口臭が気になりますよね。そこで変わった口臭対策にコーヒー豆をかじるという方法があります。2~3粒をよく噛んで食べることで口の中の消臭効果があるといわれています。あまり知られていないので興味がある方は試してみると面白いでしょう。
タバコをやめたい時に食べる
禁煙にチャレンジするも挫折してしまった人の中には、吸わないことにより口の中が寂しくなってしまうと言います。そんな時にコーヒー豆を一粒食べるとコーヒーの香りと苦みで満足感を得ることができ、禁煙の成功に繋がります。近頃は喫煙者に対する目も厳しく吸える場も減ってきているので、この機会にコーヒー豆で禁煙チャレンジしてみてはどうでしょうか。
動脈硬化を予防する
コーヒー豆に含まれているクロロゲン酸はポリフェノールの一種です。赤ワインに入っているのは知ってる方が多いですがこの成分は抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐといわれています。これにより体の活性酸素を除去して動脈硬化だけでなく様々な生活習慣病を予防してくれるのです。ポリフェノールが入ったチョコレートも販売されていますが、コーヒーを飲んだ方がより多くの成分が吸収できます。
コーヒー豆の保存法
コーヒー豆を保存するために冷蔵庫に入れる人がいます。ですがコーヒーには脱臭作用があるので、気を付けないと冷蔵庫内の臭いを吸収してしまい移ってしまうのです。色々な食材が詰まった冷蔵庫の匂いがしては、せっかくリラックス効果があるコーヒーのいい香りの魅力が大幅に下がってしまいます。冷蔵庫に入れる場合強い臭いのする物の近くには置かないようにしましょう。
冷凍庫がおすすめ
コーヒー豆の状態と焙煎後の保存に1番適しているのは冷凍庫の中です。冷蔵庫の中より開ける頻度も少ないので空気がゆっくりと回ることで臭いも付きにくく、凍って使えないのではと心配になりますが、焙煎後のコーヒーに含まれている水分量は約1パーセントなのでカチカチになる心配もしなくて大丈夫です。
コーヒー豆を美味しく食べる方法
コーヒー豆をそのまま食べる場合、どんな豆を選ぶかより重要なのは焙煎度合いなのです。焙煎度には8段階あり深めに焙煎した物の方が食べるのには合っています。
焙煎度が深いのはシティローストから始まりフルシティローストやイタリアンローストが色も濃く、苦みも強いですが2、3粒を口に放り込んで食べると心地いい触感と豊富なカフェインで眠気覚ましにもなります。コーヒーが入ったチョコレートもありますが、直接食べた方がいい刺激になるでしょう。
浅煎りはおすすめしない
深煎りと違い浅煎りは食べていると、どんどん口の中の水分が奪われていくので喉に詰まりやすくなります。危険を回避する為によく噛んで食べるのも大事ですが、すぐに水分を摂取できるように手の届く位置に飲み物を置いておきましょう。
コーヒー豆を使ったお菓子
コーヒー豆のチョコをはじめて食べるの図 pic.twitter.com/ZAopftid1Z
— きょーへー╹▿╹ (@kyo_he_) December 16, 2016
コーヒー豆自体には甘みがなく苦いので甘い物と組み合わせるのが美味しく食べる秘訣です。王道なタイプではチョコレートをコーティングしたお菓子があります。甘いチョコレートなら苦みを消してくれて子供でも食べることができます。その他にもデザートなど色々な食べ方の工夫があるので見ていきましょう。
コーヒー豆を生地にそのまま練りこんで作るコーヒークッキーもあります。さっくりとした食感の中にコーヒー豆のザクっとした歯触りと相まって非常に美味しく食べられます。チョコレートクッキーに混ぜても苦みが増して大人の味になります。美味しいと沢山食べるとカロリーも高くなるので注意しましょう。
アフォガードと呼ばれるアイスクリームにコーヒーをかけて食べるデザートに、トッピングとして深煎りコーヒー豆を上に乗せて食べるのもコーヒー好きにはたまらない一品です。
そのままだと大きい時は少し砕いて振りかけたり、クリームの上にのせて食べると粉の状態とはまた違う味わいが堪能できます。
コーヒー豆を食べる時に注意すること
コーヒーは飲むだけでなくチョコレートなどのお菓子にもよく使われています。その中には当然カフェインが含まれていますがどれくらいなら食べても平気なのでしょうか。健康な成人の1日の摂取量は400mgまでとされています。これを大幅に超えると心身に悪影響が出るのでコーヒー成分が入っているお菓子にも気を付けたいところです。
食べると飲むは同じ
コーヒー豆と抽出したコーヒー液のカフェイン量は変化がありません。コーヒー1杯のカフェインは約50ミリグラムです。この1杯を淹れるのに必要なコーヒー豆は約10グラムで、豆の状態で数えると80~90個ほどになります。食べる場合この数はきついので飲むよりは摂取量が少ないですが気を付けましょう。
コーヒー豆を食べるのは人間だけじゃない?
とても高価なコーヒーにコピアルクと呼ばれる物がありますが、これはコーヒー豆を食べたジャコウネコの排泄物から取り出した豆を再び加工して作られている幻のコーヒーなんです。しかしこれは特別な猫なので、飼い猫にコーヒー成分の入ったチョコレートなどは絶対にあげないようにしましょう。
同じようにコーヒー豆を食べるジャクーという鳥もいます。上質な甘いコーヒー豆ばかり狙うのでその排泄物から加工された物は美味しさが約束されているそうです。体内に一度入れることで酵素などが作用して熟成されるのでとても素晴らしい香りを放ち、その味も素晴らしいものに仕上がることがわかっています。
コーヒー豆は適量を食べて楽しい毎日を過ごそう
コーヒー豆ひとつでも様々な使い道があるのがわかりました。チョコレートなどのお菓子として食べたり臭いを消すなどに使ったり工夫次第で色々できますが、何事も過剰に摂りすぎたりは危険なので、これからもカフェイン量に気を付けながら新しいお菓子のレシピなどを発掘したり、カフェに行ったりとのんびりコーヒー豆を美味しく食べる生活をしていきたいです。