こたつの電気代は安い?高い?節約術や他の暖房器具との比較も!

冬になると、日本人であればこたつは必須アイテムです。冬はこたつを毎日のように使います。すると、電気代が気になるところです。こたつはエアコンやヒーターなど、他の暖房器具と比較すると電気代は高いのでしょうか?安いのでしょうか?

目次

  1. こたつの電気代は安い?
  2. こたつの消費電力
  3. 電気代の計算方法
  4. こたつが電気代を抑えられる理由
  5. こたつの電気代をさらに抑える方法とは?
  6. こたつとエアコンの電気代の差
  7. エアコンの電気代
  8. その他暖房器具との電気代を比較
  9. こたつで冬の節約をしよう

こたつの電気代は安い?

冬になれば暖房器具は必須です。しかし、暖房器具はかなりの熱を出して周囲を暖かくしてくれるので、消費電力も多い印象があります。消費電力が多いということは電気代がかかるということです。暖房器具の代表といえば、こたつです。このこたつは印象通りに電気代がかかる物なのでしょうか?また、どの暖房器具を使えば電気代が節約できるのでしょうか?

こたつの歴史

こたつの電気代に触れる前に、こたつ自体について先に触れておきます。今でも日本の冬には当然のように使われているこたつですが、実はその歴史は意外と古く、室町時代にはすでに使用されていました。当時は電気はもちろんないので、囲炉裏の火力を落としてこたつとして利用していました。そして、江戸時代にはすでに現代のこたつに近い形になりました。

こたつの消費電力

こたつは種類にもよりますが、その消費電力は平均で600Wほどです。この600Wという数字は最大時の数字になります。こたつが最大消費電力になるときはこたつをつけて、暖まるまでの間です。その後は、弱から強の設定で80Wから200Wになるそうです。

こたつの電気代

こたつの消費電力がわかれば、ある程度の電気代を予測することができます。ただし、電力会社との契約の仕方や、こたつの種類など、条件によって変動するので、あくまでも目安としての電気代となります。

電気代の計算方法

大雑把ではありますが、こたつの電気代は消費電力と使用時間がわかれば計算できます。その計算式は「消費電力×使用時間×1kWhあたりの電気代」で求めることができます。消費電力の単位はkW、使用時間の単位はhです。

1時間あたりの電気代

上記の計算方法で1日6時間こたつを使用したとすると、その電気代は月で約700円ほどになります。これを1時間の電気代にすると約4円ほどです。こたつをつけたばかりのときは暖めるために最大消費電力を消費しているので、もう少し値段があがります。それでも値段はしれているので、こたつの電気代はとても安く、節約になることがわかります。

こたつが電気代を抑えられる理由

上記で述べた通り、こたつは暖房器具として優れているだけでなく、電気代も安くて節約になります。こたつがこれだけ安い電気代に抑えることができるには、便利な機能が付いているからです。その機能とはサーモスタットです。

電気代を節約してくれるサーモスタット

こたつはつけたときに、こたつの内部を暖めるために最大消費電力を使います。一通り暖まると、強い熱は必要なくなるので、弱や強の設定に合わせた電力消費になります。さらに最近のこたつにはサーモスタットという温度を自動で調節してくれる機能が付いています。この機能のおかげで余分な電力を使わないようになっているので、結果的に電気代を抑えてくれる効果もあります。

こたつの電気代をさらに抑える方法とは?

こたつはサーモスタットという機能によって温度を自動調節してくれます。十分にこたつが暖まっていると、こたつは電力を抑えるということです。つまり、こたつの温度が下がらなければ、こたつは働かなくて済むので電気代が安くなります。

断熱シートを利用する

こたつが働かないようにすることで電気代の節約になります。そのためには、こたつの熱を逃がさないようにすることが効果的です。こたつの熱を逃がさないようにするために、こたつの敷き布団の下に断熱シートを敷きましょう。これだけでこたつの熱が床から逃げることを防いでくれます。

大きめのこたつ布団を使う

こたつに入るときにはこたつ布団を持ち上げて引っ張ります。そのとき、反対側の布団が短くなって床から浮き上がり、隙間ができます。これに気がつかず、しばらくこたつに入っていて、足が温まらないことで、ようやく気がつきます。このとき、こたつの熱は隙間から逃げ放題となっています。このようなことが起こらないように、こたつ布団は大きめの物を使用するようにしましょう。

設定を弱にしておく

こたつは暖房器具としてとても優れています。エアコンのように部屋全体を暖めることはできませんが、こたつの内部という局所的な部分を暖めるには、これほど効率の良い暖房器具はありません。それほど、こたつは暖房器具として優れているので設定が弱でも十分に効果を発揮してくれます。当然ながら強の方が消費電力が高く、電気代も高いです。弱と強では消費電力が2倍ほど違うので、必要なとき意外は弱設定にしておきましょう。

状況に合わせた暖房器具を使う

上記で述べたように、こたつは部屋全体を暖めることはできません。しかし、こたつというピンポイントの範囲であれば、効率的に暖めることができます。なので、部屋に自分が1人のときはこたつを使用して、家族が帰ってきて、部屋に複数人いる場合はエアコンで部屋全体を暖めて、こたつを切るようにするなど暖房器具を使い分けて、余分な暖房器具は使用しないようにして電気代を節約しましょう。

こたつとエアコンの電気代の差

こたつの節電効果が高いことはわかりました。そこで、よくこたつの電気代と比較されるのがエアコンです。エアコンも消費電力の高い印象があります。しかし、最近のエアコンは省エネを押し出しているだけあって、かなり消費電力が抑えられてきました。ですが、こたつと比較できるほど消費電力は抑えられているのでしょうか?

エアコンの電気代は出力で決まる

エアコンもこたつと同様に、使用状況や電気の契約内容によって電気代は変化します。また、エアコンには部屋の大きさに合わせて出力の高い物を選びます。当然ながら6畳用のエアコンよりも、10畳用のエアコンの方が電気代は高いです。

エアコンの電気代

10畳用のエアコンを1日6時間使用すると、1ヶ月の電気代は約768円ほどになります。こたつと比較すると少し高いです。しかし、8畳用のエアコンであれば、1ヶ月の電気代は約700円ほどになります。これはこたつと同じくらい安いです。

エアコンの落とし穴

エアコンはこたつと電気代を比較しても、非常に安いように思えます。しかし、これは部屋が十分に暖まった状態で使用し続けた場合の電気代です。エアコンは起動時には大量の電力を使い、部屋が暖まるまでもかなりの電力を使用しますので、実際はもう少し高い電気代となるでしょう。やはり、電気代という点で見ると、こたつの方が良いようです。

その他暖房器具との電気代を比較

こたつとエアコン以外にも暖房器具はあります。電気ストーブやヒーター、ホットカーペットなどです。これらの暖房器具もエアコンと同様に、省エネ、高性能な物が増えてきています。電気代はこたつの電気代と比較すると、どうなのでしょうか?

電気ストーブとの比較

最近では電気ストーブを使う家も増えてきました。こたつと同様で、即効性があるので暖房器具として優れています。しかし、電気ストーブはかなり消費電力が高いです。なので、電気代も高く、900Wの物を1時間使用すると、約24円になります。こたつと比較すると、実に6倍もの差があります。

ヒーターとの比較

エアコンのように広範囲を暖める暖房器具にはファンヒーターやオイルヒーターがあります。これらの1時間の電気代はファンヒーターの13円〜27円、オイルヒーターで13円〜32円ほどです。部屋に1人の場合は、こたつの方が節約になりますが、複数人を同時に暖めるのであれば、エアコン同様に効率は良いです。

ホットカーペットとの比較

こたつとホットカーペットを併用している人は多いです。ホットカーペットは体が触れている部分が暖かくなり、こたつよりも広範囲を暖めることが可能です。ホットカーペットは大きさによって電気代は違います。3畳ほどの大きさで、1時間の電気代は12円ほどです。こたつよりも範囲が広いので、その分だけ電気代が高くなります。

電気毛布との比較

電気毛布とホットカーペットの仕組みはよく似ています。ただ、電気毛布はホットカーペットほど大きくないので、その分だけホットカーペットよりも電気代が安いです。電気毛布の1時間の電気代は2円ほどです。こたつよりも電気代が安いですが、完全に1人用になります。

こたつで冬の節約をしよう

最近では省エネのエアコンや、すぐに暖まる電気ストーブなど便利な暖房器具が増えてきています。しかし、どの暖房器具もこたつには敵わないようです。特にこたつが他の暖房器具と比較して、優れている点は電気代です。上手にこたつを利用して、上手に冬の電気代を節約しましょう。

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