スキレットの手入れ方法!シーズニングでサビを防止しよう!

スキレットはオシャレで熱伝導率が良い鉄製調理道具です。スキレットは鉄製なのでそのまま使うとサビてしまいます。使う前にシーズニングというお手入れをすることでサビを防止し長く使うことができます。スキレットの魅力やお手入れ方法のシーズニングのやり方などを紹介します。

目次

  1. 最近よく見るスキレットとは?
  2. スキレットは均等に焼けて保温性も高い
  3. スキレットでカフェ風オシャレご飯ができる
  4. スキレットを手入れせずに使うと赤サビが発生!
  5. スキレットを使う前にシーズニングしよう!
  6. サビ防止お手入れシーズニングで必要なモノ
  7. シーズニングの前にスキレットを洗おう
  8. スキレットを火にかけて水分を飛ばす
  9. スキレットに食用油を注いで塗り伸ばす
  10. 弱火でスキレットを加熱する
  11. 何度も油をスキレットに塗ってシーズニングを繰り返す
  12. 最後にくず野菜を炒めて臭いを消す
  13. スキレットを冷まして薄く油を塗ったらおしまい
  14. スキレットの簡単な保管方法について
  15. 調理毎のスキレットお手入れ方法
  16. 何度もシーズニングすることで味わいがでる
  17. お手入れやシーズニングをしてスキレットを楽しもう

最近よく見るスキレットとは?

最近、インスタなどにアップされているオシャレなご飯画像やスイーツ画像で鉄製のフライパンをよく見かけませんか?これらはスキレットという鉄製のフライパンです。調理はもちろん、そのままお皿としてテーブルに出すこともできます。ご飯を作ってお皿に移さずそのまま食卓にだせるなんて簡単でいいですよね。

スキレットは見た目がオシャレなだけでなく、その材質と形状からムラなく加熱することができ、均等に食材に火を通すことができます。お肉はもちろん様々な炒めものに使えます。蓋があれば蒸したり、煮たりすることだってできる便利な調理道具です。また、ダッチベイビーなどスイーツも作れます。お皿に移さず熱々のまま食べられるのも魅力の一つです。

スキレットは均等に焼けて保温性も高い

スキレットで簡単ステーキが作れる食べられる!

shin_tabataさんの投稿
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スキレットは鋳鉄製のフライパンです。ゆっくりと熱が食材に伝わり、均等に加熱できるという性質をもっています。また、スキレットは保温性が高く一度熱くなると冷めにくいので、食材のうまみを封じ込めることができます。また弱火でじっくり焼き上げる調理方法にも向いています。さらにお皿に移さずそのまま食卓にだせるので、熱々のまま食べることができます。

スキレットは様々な料理に使えるフライパンです。中でもおすすめしたいのがステーキを焼くときに使うことです。スキレットはムラなく火が通るので分厚いお肉を焼くのにピッタリです。誰でも簡単にジューシーに焼くことができます。そのままテーブルに出せば熱々のままお肉をほお張れます。また、キャンプなどにもっていけばアウトドアな雰囲気が出ます。

Thumbスキレットで焼くステーキのレシピ!ジューシーで美味しい焼き方伝授 | 素敵女子の暮らしのバイブルJelly[ジェリー]

スキレットでカフェ風オシャレご飯ができる

ダッチベイビーの調理方法は簡単!

スキレットでカフェ風スイーツを簡単に作れます。スキレットと相性の良いスイーツといえばドイツ風パンケーキのダッチベイビーです。生地をスキレットに流し込み、スキレットごとオーブンで焼けば外側はカリカリ中はふわふわのダッチベイビーの出来上がりです。テーブルに可愛いマットをひいたり、コーヒーなどを合わせたりすでばお家でカフェ気分を味わえます。

aicolas_monyoさんの投稿
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もちろん、スイーツでなくてもスキレットのまま食卓に出すだけでオシャレな雰囲気を出すことができます。調理後のスキレットはとても熱いので、食卓に出すときにはミトンなどの鍋つかみを使って運びましょう。テーブルが熱で傷つかないようにスキレットの下にはプレートやランチョンマットをひいておきます。これだけでカフェ風ご飯の完成です。

Thumbスキレットの使い方&レシピまとめ!いろんな料理が簡単に作れちゃう! | 素敵女子の暮らしのバイブルJelly[ジェリー]

スキレットを手入れせずに使うと赤サビが発生!

鉄製のなのでお手入れせず使うとサビてしまう

スキレットは鉄でできています。そのため、水に濡らしてそのままにしておくとあっと間にサビてしまいます。サビを防止するためにスキレットなどの鉄製の調理器具は購入直後と使用後にシーズニングというお手入れをする必要があります。お手入れは方法面倒かもしれませんが慣れてしまえば簡単ですし、きちんと手入れされたスキレットは長く使うことができます。

シーズニング作業やお手入れを省いてしまうと、簡単に赤サビが発生していまします。一度赤サビができるとなかなか落とすことができません。できてしまった赤サビは落とす方法は、硬めのたわしやブラシでゴシゴシこすり落とす力作業です。これが結構重労働なので、あらかじめシーズニングをしておいてサビを防止しましょう。

スキレットを使う前にシーズニングしよう!

シーズニングというお手入れをしてサビを防止しよう

toshio5032さんの投稿
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サビを防止するためにはシーズニングという作業が必要になります。シーズニングは鉄製の調理道具を使うさいに油を馴染ませる作業をいいます。日本語では慣らし作業と呼ぶこともあります。その方法は、スキレットを洗って加熱して乾かし、油を塗ってまた加熱するという作業を繰り返すだけです。時間はかかりますが、方法は意外と簡単ですね。

シーズニングはスキレットを使い始める前に必ず行います。使い始める前というのがポイントです。また、調理後も丁寧に油を塗りシーズニングを繰り返すと、油がスキレットに馴染んでいきサビができにくくなるだけでなく、食材がスキレットにくっつきにくくなっていきます。シーズニングの方法をおさえて、長くスキレットを使っていきましょう。

また、スキレットのなかには元々サビ止め剤が塗布されている商品があります。これは、店頭に並べられているときにサビないようにするもので、シーズニングとは異なります。そのまま使うと身体に悪いので、まずはサビ止め剤を落としてシーズニングをするというのが基本的なお手入れ方法になります。

サビ防止お手入れシーズニングで必要なモノ

サビ防止のお手入れに必要なモノはこれだけ

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シーズニング作業で必要なモノはまず油です。スキレットに馴染ませる油は塩分が入っていない食用油を使います。おすすめはオリーブオイルです。手に入りやすく塗りやすいだけでなく、香りが良いのでお手入れが楽しくなります。もちろん、オリーブオイル以外でも塩分が入っていなければ、シーズニングに使用できます。

もう一つ、くず野菜を用意しておきましょう。くず野菜はシーズニングの仕上げ作業で使います。くず野菜を使うことで独特の鉄の臭いが軽減できるのです。くず野菜は玉ねぎや長ネギなどネギ類を使うとより臭い消しができます。スキレットのお手入れ前には、捨ててしまっても構わないくず野菜を確保しておきましょう。

シーズニングの前にスキレットを洗おう

サビ防止お手入れシーズニングの手順①洗剤で洗う

スキレットのシーズニング(慣らし作業)をする前に、スキレットを洗ってサビ止め剤を落とします。買ってきたばかりのスキレットはサビ止め剤が塗布されています。そのままシーズニングをすると、シーズニングの効果が弱くなるばかりか身体にも悪いので必ず洗剤でサビ止め剤を洗い流しましょう。洗い方は簡単です。

スキレットを開封したら、食器洗い用洗剤を使ってよく洗います。スキレットは丈夫なので、硬めのスポンジやタワシでゴシゴシ洗っても構いません。この後シーズニングでスキレットの裏側にも油を塗るので、裏側もしっかり洗い上げます。最後に洗剤を水で流して、水気をよくふき取ったらサビ止め剤落としはおしまいです。

スキレットを火にかけて水分を飛ばす

サビ防止お手入れシーズニングの手順②5分ほど強火にかける

スキレットについているサビ止め剤を落としたら、キッチンペーパーやタオルなどでよく水気を拭きとります。そして油を塗らずにコンロで加熱します。油を塗る作業の前に、しっかり加熱して水分を飛ばすとシーズニングが上手くいくのです。鉄製のスキレットは温まるまで時間がかかるので、余熱という意味でも、一度加熱することがポイントになります。

スキレットには何も塗らず強火にかけます。火にかける時間の目安は5分程度です。小さめのスキレットの場合は少し短めの時間にしてもかまいません。途中で煙がでてきたり、黒く変色したりする場合がありますが気にせず加熱しつづけます。5分経ったら火を止めて冷めるまで放置します。スキレットは非常に熱くなっているので気をつけましょう。

スキレットに食用油を注いで塗り伸ばす

サビ防止お手入れシーズニングの手順③油をスキレット全体に薄く塗る

次にスキレットにオリーブオイル、または塩分が入っていない食用油を塗っていきます。薄く塗りムラができないように塗るのがコツです。キッチンペーパーやハケを使って塗ると塗りやすいですね。スキレットの裏側も忘れずに油を塗っていきましょう。この後数回シーズニング作業を繰り返すので、油はつけすぎず薄く伸ばしていきましょう。

先ほどスキレットを加熱したばかりなので、やけどには十分注意してください。スキレットは一般のフライパンよりも保温性が高いので、時間が経っても熱い場合があります。ミトンや軍手などを使うと簡単に油を塗ることができて安心です。油を塗っている時点で黒光りしているときがありますが問題ないのでそのままシーズニング作業を進めます。

弱火でスキレットを加熱する

サビ防止お手入れシーズニングの手順④弱火で4分間加熱する

ariko_9127さんの投稿
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スキレット全体に油を塗布したらコンロで弱火にかけます。最初の加熱と異なり、必ず弱火にしてください。油を塗ってからいきなり強火にかけるとスキレットを傷めてしまう恐れがあります。加熱しているともくもく白い煙が出てくるときがありますが、シーズニングが順調に進んでいる証拠なので問題ありません。

yosuke0614さんの投稿
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4分ほど弱火で加熱したら火を止めて冷まします。4分経っていなくても、表面の油が消えて乾いてきたら火を止めて構いません。この後、数回油を塗ってシーズニングを繰り返します。スキレットを水で冷ますのは再び水分を含ませることになりますし、破損にもつながるのでしないで下さい。油を塗れることができる程度に冷えるまで放置します。

何度も油をスキレットに塗ってシーズニングを繰り返す

サビ防止お手入れシーズニングの手順⑤3回以上シーズニングを繰り返す

horizontalgraysさんの投稿
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スキレットが冷めてきたら再度同じように油を全体に薄く塗ります。そして、また弱火で4分程度加熱します。スキレットのサビ防止には購入後に3回以上シーズニングを繰り返すのがポイントになります。少し面倒な方法ですが、ここでしっかりと繰り返すことで、スキレットを長く使うことができます。

スキレットを加熱していると煙が出てくることがありますが、そのまま加熱してください。出ていた煙が出なくなってきたら、4分経っていなくても火を止めて構いません。そして、また冷やして油を塗ります。スキレットはお手入れに手間がかかりますが、この作業さえすれば丈夫で長持ちしますのであともう少し辛抱しましょう。

最後にくず野菜を炒めて臭いを消す

サビ防止お手入れシーズニングの手順⑥鉄の匂いはくず野菜で消す

油を塗って加熱する作業を3回以上繰り返したら、そのままスキレットでくず野菜を炒めます。まずは、料理で余った野菜や生ごみとして捨てる予定の野菜を用意します。おすすめの野菜は長ネギや玉ねぎなどの香味野菜のネギ類です。くず野菜を炒めることで、スキレット特有の鉄の臭いを軽減することができます。炒めるだけで臭いがとれるなんて簡単ですね。

スキレットを弱火にかけて、くず野菜を投入します。すでにスキレットに油が馴染んでいるので、油は注ぎ足さなくても大丈夫です。もし、炒めている最中に野菜がスキレットに張り付くようであれば、少量の油を注ぎ足します。くず野菜は焦げる直前まで炒めておきます。こうすることで、鉄の臭いが消えてスキレットを気持ちよく使えるようになります。

スキレットを冷まして薄く油を塗ったらおしまい

サビ防止お手入れシーズニングの手順⑦野菜を捨てて油でキレイにする

くず野菜を炒め終わったら火を止めて野菜を捨てます。そして、スキレットを軽く冷ましておきましょう。冷まし方ですが、冷水を使わずにそのまま放置して冷ましてください。いきなり冷水をかけると、急激に温度が変化してスキレットが割れてしまう場合がありますので注意しましょう。また初回のシーズニング作業では水洗いする必要はありません。

babybook_mamabuさんの投稿
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スキレットが少し冷めてきたら油でお手入れをしましょう。キッチンペーパーにオリーブオイルなどの食用油を染み込ませてスキレット全体をふき取ります。油は少量ずつ使うのがコツです。スキレットの裏側も忘れずに油で拭いていきます。これでシーズニング作業はおしまいです。少し手間がかかりますが、慣れれば簡単です。

スキレットの簡単な保管方法について

お手入れ後はサビの元になる湿気や水分を避けよう

シーズニングをした後のスキレットは水分や湿気を避けて保管します。湿気の多い棚に入れていくとせっかくシーズニングしたのに、サビがでてきてしまう場合がありますので注意しましょう。また、長期間使わない場合は、新聞紙でスキレットを包んで保管するのがおすすめです。サビを防止できるだけでなく、キズも防止できます。

また、スキレットは鉄製で丈夫ですが乱暴に扱うと割れることもあります。スキレットを運ぶときや棚に入れるときには注意しましょう。スキレットのサビを防止して長く使うには料理や食事が終わったあとすぐにお手入れをして水分を飛ばすのがポイントになります。食材が長時間残ったままだと錆や汚れの原因になりますので要注意です。

調理毎のスキレットお手入れ方法

使い終わったらお手入れとシーズニングをしてサビを防ごう

購入後のシーズニング作業が終わったらスキレットを使って料理を楽しみましょう。ご飯を食べ終わったら手早くシーズニングをすることで、サビを防止し長く使うことできます。調理毎のお手入れでポイントなのが、洗剤を使わず水で洗うというところです。食器用洗剤で洗ってしまうとせっかくの油のコーティングが剥がれてしまい、サビが出やすくなってしまいます。

c__styleさんの投稿
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スキレットを使い終わったら、スキレットに水を入れて火にかけ沸騰させます。沸騰後、火からおろして汚れをスポンジやたわしなどで落とします。ゴシゴシ洗ってお手入れできるのもスキレットの魅力です。このとき冷水を使っても良いですが、一度粗熱をとって急激に冷やさないようにしてください。急激に冷えると割れてしまう恐れがあります。

水洗いし終わったら、水を良く切りスキレットを再度火にかけ水分を飛ばします。水分を飛ばしたら、火からおろしてシーズニングと同じ方法でオリーブオイルなどを薄く塗ってお手入れをしましょう。油を塗り終わったら、調理後のお手入れは完了です。

何度もシーズニングすることで味わいがでる

スキレットはお手入れするほど魅力が出る

shiyoki_beaさんの投稿
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スキレットで何度も調理したり、シーズニングしたりするとだんだん黒くなっていきます。黒くなってきたのはサビたせい?と思うかもしれませんが、黒くなるほどお手入れをした証拠で、スキレットが腐食しにくくなり、赤サビを防ぐことができます。きちんとお手入れやシーズニングをしていれば、赤サビは防げますので安心してくださいね。

シーズニングを繰り返して濃い黒色になったスキレットやダッチオーブンなどの鉄製の調理器具をブラックポットといいます。鉄製器具の愛好家はブラックポットになった状態が美しいとして高い価値を見出します。スキレットは、使いこめばこむほど美しくなる調理器具なのです。また、何度もお手入れやシーズニングをしていると愛着もわいていきます。

お手入れやシーズニングをしてスキレットを楽しもう

スキレットを使う前や後にはちょっと特殊なお手入れやシーズニングが必要になります。慣れないうちは面倒かもしれませんが、調理するごとにシーズニング作業に慣れて簡単に感じるようになります。しっかりお手入れやシーズニングをして長く、そして愛着をもってスキレットを楽しんでみてください。

tococomintさんの投稿
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シーズニングなどお手入れ方法が特殊でやや手間がかかるスキレットですが、均等に加熱できることや、保温性に優れていることから、ステーキからスイーツまで様々な調理に使えます。そのままテーブルに出せばオシャレに見えますし、熱々で食べることもできます。ぜひ、スキレットを駆使して美味しいご飯やお菓子を作ってみてください。

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