キッチン【シンク下収納】引き出し片付け術まとめ!便利なアイデアがいっぱい
キッチンのシンク下収納はどのように使っていますか?シンク下の開きや引き出しに収納したいものはたくさんあるけど、ただ詰め込むだけでは使い勝手の悪いキッチンになってしまいます。今回はシンク下の引き出しに使える便利な片付け術を紹介していきます。
目次
- すぐ手に取れる使いやすさが嬉しいシンク下収納
- キッチンのシンク下には何を収納するの?
- シンク下は水回りの掃除道具やストックの収納にも使える
- シンク下収納に入れない方が良いものとは?
- キッチンの引き出しの中身を全部出してみよう
- キッチンのシンク下を使いやすくするには引き出しが便利
- キッチンのシンク下収納を選ぶ時のコツ
- 観音開きのシンク下収納は広々した高さと奥行が強み
- シンク下専用ラックなら排水管を避けてスペース確保
- 100均の突っ張り棒とプラかごで引き出しが作れる
- もっと手軽に作るなら100均のキッチンラックがおすすめ
- 100均のワイヤーラックでシンク下に引き出しをDIY
- シンク下には丈夫で衛生的なスチールラックが人気
- 高さがあるものはファイルボックスを活用すると便利
- 細かいキッチン用品はトレーにまとめると見やすい
- 引き出し付き収納ケースはそのまま入れるだけで完成
- 引き出し式のシンク下収納は見やすくて効率も良い
- 仕切りを活用すれば横長の引き出しもより使いやすく
- キッチン収納は2割の余裕をもって
- スペースに余裕があればザルやボウルも平置きできる
- 高さのある引き出しは立てる収納に
- 鍋やフライパンは専用ラックならさらに省スペース
- まな板やトレーは薄さを活かして隙間を利用
- 袋類は100均の袋用専用ケースでスタイリッシュに
- すぐ近くに収納すればキッチン掃除も面倒にならない
- スポンジやダスターはカゴにまとめて取り出しやすく
- かさばるタッパーも自分に合った収納で使いやすく
- 使う頻度で引き出し内の配置を決める
- 一番下の引き出しには重たいものを収納しよう
- シンク下の収納アイデアで使いやすく便利なキッチンに
すぐ手に取れる使いやすさが嬉しいシンク下収納

最近はキッチン収納をたっぷりと設けたキッチンが多いですが、フライパンや鍋などの大きなものから、お弁当に使うピックや小物など小さなものまで、キッチンで収納しなければならないものは大小様々です。そんな時にさっと取り出せるシンク下収納は、得に重宝しますよね。

シンク下は洗い物中にも調理中にも取り出しやすいベストな位置です。しかし、何をどう収納すれば良いか分からず、とりあえずキッチン用品を詰め込んでいるという人も少なくありません。せっかくのシンク下ですから、収納を見直すことで使い勝手も良くなり、家事の効率アップも間違いなしですよ。今のシンク下収納がしっくりきていないという人も必見です。
キッチンのシンク下には何を収納するの?
シンク下とコンロ下の収納スペースに何を入れるかで母上と口論。
— 平和(ヤモ) (@OcyanoJikan123) June 2, 2018
母上「コンロ下に調味料とか入れたらアカンねんで!」
私「いやコンロ下に調味料やろ?シンク下にザルやボウルや鍋やらやろ?」
母「いやシンク下に醤油とかを入れ」
私「いやいや」
母「いやいやいや」
キッチンのシンク下には何を収納していますか?色々なものを入れられる場所ではありますが、実はシンク下に特に適しているキッチン用品があるんです。料理をしたり、掃除をしたり、キッチンでやることはたくさんありますが、動線を考えて収納することで家事効率も上がります。具体的にどんなものを収納すれば良いのか、一つずつ見ていきましょう。
キッチンのシンク下に収納OK:ザルやボウル

調理の時に頻繁に使うザルとボウルは、調理中にも取り出しやすいキッチンのシンク下に収納するのがおすすめです。よく使うから出しっぱなしにしているという人もいますが、どうしても生活感が出てしまうのでシンク下に収納してしまいましょう。
キッチンのシンク下に収納OK:鍋やフライパンなどの調理器具
鍋やフライパン類も、キッチンのシンク下なら大きな収納があるのですっきり収まります。コンロ下に収納する人も多いですが、コンロ下に場所が足りない場合は、洗ってすぐにしまえるというメリットのあるシンク下もおすすめですよ。
キッチンのシンク下に収納OK:ラップやホイル

ラップやホイルは、意外とどこに収納するか迷ってしまうキッチン用品の一つです。出しっぱなしにしておくよりも、使うときにその都度出すほうが衛生的なうえ、キッチンもすっきり片付きます。キッチンの調理台からすぐそばのシンク下に収納しておけば、洗った野菜にさっとラップをしたいと思ってもすぐに手が届きます。
キッチンのシンク下に収納OK:缶詰や未開封調味料

キッチンのシンク下は湿気が溜まりやすいので、食品は置かない方が良いと思われがちですが、缶詰や未開封の調味料なら置いていても問題ありません。特に、重たい缶詰などは上の戸棚などに置くと危険なので、シンク下など低めの位置に収納すると安全で取り出しやすいですよ。
シンク下は水回りの掃除道具やストックの収納にも使える
キッチンのシンク下に収納OK:掃除道具やストック類

掃除道具やスポンジ、ダスターなどのストックもキッチンのシンク下なら必要なときにさっと手に取ることができます。掃除道具は常に出しやすい位置に収納しておくことで、清潔なキッチンを保つことができます。どれぐらいストックがあるか分かるように整理して収納すれば、必要なときに無いなんてこともありません。
キッチンのシンク下に収納OK:タッパーやジッパー付き保存袋

タッパーは食品の保存や調理など様々な用途に使える便利グッズなので、使わなくてもいざという時のためにたくさん持っているという人も多いです。でも使わない時はかさばってしまって、場所をとりますよね。そんな時にはシンク下収納を利用して、使いやすくかさばらない収納を目指しましょう。ジッパー付き保存袋もシンク下なら取り出しやすいのでおすすめです。
キッチンのシンク下に収納OK:ゴミ袋やキッチンポリ袋

ごみ袋やキッチンポリ袋などは、一つの場所にまとめて置いておくことで効率よく家事をすることができます。ごみをまとめたり、野菜を保存袋に入れたりするのもキッチンでの作業がメインになるので、キッチンのシンク下はゴミ袋やキッチンポリ袋の収納にぴったりの場所です。
シンク下収納に入れない方が良いものとは?
キッチンのシンク下に収納NG:お米

キッチンのシンク下に収納しない方が良いものとして、お米が挙げられます。シンク下は水道管が通っているため、お湯を使えばその熱で暖かくなってしまいます。その上湿度も高いので、お米をシンク下へ保存しておくと虫が湧いてしまう可能性があるのです。お米は湿気が少なく風通しの良い冷暗所に保管するようにしましょう。
キッチンのシンク下に収納NG:外箱などの段ボール類
たこ焼き器やホットプレートなどを外箱に入れたまま収納していませんか?段ボールは湿気をすぐに吸う性質があるので、キッチンのシンク下に箱に入れたまま収納すると、虫が湧いたりカビが生えたりする原因になります。ホットプレートなどをシンク下に収納すること自体は問題ありませんが、収納する際には外箱から出すようにしましょう。
キッチンのシンク下に収納NG:乾物類や開封済み食材

乾物や開封済みの食材なども、キッチンのシンク下には収納しない方が無難です。きちんと包装してあっても、乾物はどうしても湿気を吸ってしまいがちです。美味しさを保ったまま長期保存するには、シンク下ではなく、パントリーなどの風通しの良い場所に収納してください。開封済みの食材も、シンク下に収納するとカビが生えてしまうことがあるので、冷蔵庫などで保存しましょう。
キッチンの引き出しの中身を全部出してみよう

キッチンのシンク下に収納するものが分かったら、次はキッチン用品を全て出して断捨離をしてみましょう。キッチン用品を出しながら、賞味期限が切れている食材や、まったく使っていないキッチン用品など、明らかに必要が無いものはゴミ袋に入れていきます。

不要なものを手放して収納する全体量が減ったら、次は残ったものをカテゴリーで分類していきます。その中でシンク下にあると便利そうなものや、シンク下で収納したいものを、細かくグループ分けしてまとめていきましょう。最初は片付く見通しが立たずに不安になりますが、引き出しから全て取り出すことで全体量も減り、最初よりも断然使いやすい収納になりますよ。

キッチンのシンク下を使いやすくするには引き出しが便利

調理中に使うことの多いシンク下収納ですが、しゃがんで奥から引っ張り出しては立ち上がり、使ったらまたしゃがんで片付けるなんて、アクションが多すぎてとても面倒ですよね。調理中だからこそ、少ないアクションで効率アップを図りたいところです。

そんな時に便利なのが引き出しです。キッチンのシンク下収納を引き出し化することで、物を取り出す時のアクションがぐっと減り、奥の物もさっと取り出すことができます。しゃがまなくても上から見るだけで中身が分かるので、引き出しはとても理にかなった使い勝手の良いシンク下収納なのです。

キッチンのシンク下収納を選ぶ時のコツ
キッチンのシンク下収納を選ぶポイント①引き出しには角が四角い仕切りを

キッチンのシンク下収納が既に引き出しになっている場合もそうでない場合も、おすすめなのは角が角ばっている仕切りです。角が丸い仕切りよりも、引き出し内のデッドスペースを減らし、引き出しの容量全体を有効活用することができます。これから買うのであれば、角が四角い仕切りを選びましょう。
キッチンのシンク下収納を選ぶポイント②引き出しや収納グッズは白で統一

キッチンのシンク下収納で引き出しの代わりにするプラスチックケースや、仕切りとして使うカゴなどは、白で統一するときれいで清潔感があります。しかも、色が多くごちゃごちゃとしがちなキッチン用品も、白いカゴに入れることですっきりとした印象になり、見た目も良くなります。
キッチンのシンク下収納を選ぶポイント③:シンク下や引き出しの採寸を忘れずに

意外と忘れがちなのが、キッチンのシンク下の採寸や、シンク下の引き出し内の採寸です。きちんと図ってから収納グッズを買いに行かなければ、棚が大きすぎてシンク下に入らなかったり、収納ボックスが小さすぎて入れたいものを収納できなかったりして、結局二度手間になってしまいます。
観音開きのシンク下収納は広々した高さと奥行が強み
観音開きのシンク下収納は棚を作って高さを活かす

背の高いものや、大きい鍋などを収納するには、そのままがばっと入れることのできる観音開きのシンク下収納はうってつけです。また、棚を入れることによってその広々とした高さを活かしながら、細々したものも収納することができます。観音開きの場合は排水管もあるため、そこを上手に避けて収納スペースを確保しましょう。
奥行を活かすには収納するものに合った引き出しを
観音開きになっているシンク下収納は、奥行が広いからといって奥から手前に向かって物を詰め込んでしまうと、奥の物が取れなくなり、使い勝手の悪い収納になってしまいます。収納したいものに合った引き出しを使用することで、広い奥行を活かしながら、かがんだだけで必要な物を取り出すことができるようになります。
シンク下専用ラックなら排水管を避けてスペース確保
シンク下の引き出し片付けアイデア:シンク下専用ラックで棚を作る

シンク下専用の収納ラックを使って、排水管を気にせず最大限にシンク下のスペースを活用するアイデアです。これなら邪魔になりがちな排水管も、気にすることなく収納することができますね。設置も簡単なので、女性でも気軽に組み立てられます。

シンク下専用ラックは、棚の高さや幅も調節できるものがほとんどなので、収納するものに合わせてサイズを変えることができ、とても便利です。鍋やバット、ボウルなどはそのまま置いて、スポンジや掃除道具など細かいものはプラスチックケースの引き出しにまとめることで、使いやすく片付けやすいシンク下収納になっています。
100均の突っ張り棒とプラかごで引き出しが作れる
シンク下の引き出し片付けアイデア:突っ張り棒なら手軽に棚をDIY
トトロのおかげで順調に引っ越し準備な本日。母は同級生とランチー♥️と行ってしまわれた。そろそろ休んでもいい??シンクの下の棚とか捨てたー。今時は観音開きのシンク下収納ってないんだよね。ほぼ、全部引き出し。だから全部買い直し(笑)まぁ、いい機会だと思って…#k家作り
— さーや。 (@sayao55) July 10, 2014
観音開きのキッチンはアパートなどの集合住宅に多いですが、引っ越し予定があったり、新築を立てる予定があったりする場合は、観音開き用に新たに棚を買うのはもったいないですよね。そんな時は、簡単なDIYにチャレンジしてみましょう。

突っ張り棒とワイヤーラックを結束バンドで留めれば、とても簡単にシンク下の手作り収納棚が完成します。この上に100均のプラスチックケースを置けば、安く手軽に引き出し収納を作ることができますよ。万が一引っ越しになってしまうことがあっても、突っ張り棒とワイヤーラックなら他に使い道も見つかりやすいので、買っておいて損はありません。

もっと手軽に作るなら100均のキッチンラックがおすすめ
シンク下の引き出し片付けアイデア:キッチンラックなら並べるだけ
100均のコの字ラックを使えば、もっと簡単に棚を作ることができます。引き出しはもちろん100均のプラスチックケースです。同じ種類のプラスチックケースで片付ければ、見た目もすっきりとして必要なものが見つけやすいですね。

上の写真のキッチンラックは、脚が折れ曲がるタイプのラックです。こちらはスタッキングできるので、二つ重ねれば三段にすることもできますよ。シンク下の中でも大きすぎないちょうど良いサイズなので、扉を片方だけ開いても取り出すことができます。

取って付きのプラスチックケースで片付ければ、さっと取り出すことができるので家事が楽になります。ごちゃごちゃしていたシンク下も、キッチンラックと取っ手付きプラスチックケースで、すぐに見つけて取り出せる収納へと変わっています。
100均のワイヤーラックでシンク下に引き出しをDIY
シンク下の引き出し片付けアイデア:ワイヤーネットだけで作る収納術

100均ではおなじみのワイヤーネットですが、ワイヤーネット同士を連結することで、シンク下でも便利なワイヤーラックを作ることができます。ワイヤーラックは突っ張り棒のようにずり落ちる心配が無いのが嬉しいですね。
ワイヤーラックを作るのはとても簡単です。100均の材料だけで作ることができるので、シンク下に少しだけスペースがあるという時に便利です。しかも、ワイヤーラックなら側面や手前など、ワイヤー部分を利用してキッチン用品を吊り下げることも可能ですよ。

シンク下には丈夫で衛生的なスチールラックが人気
シンク下の引き出し片付けアイデア:スチールラックなら水回りにも安心

汚れてもさっと拭き取れるスチールラックは、衛生的に保ちたいシンク下収納にはぴったりです。しかも、重たいものでもしっかり支えることができるスチールの丈夫さは、色々なものを収納したいシンク下では安心できるため、安定の人気を誇っています。
100均(ダイソー)で購入したスチールラックを組み立ててみよう!
— koji-(*´∇`) ノ☆ (@ferretti_1219) June 24, 2018
ヾ(*'-'*)
パーツは8点
864円でございます。 pic.twitter.com/JOj9wvVEEM
最近ではスチールラックも100均の材料で作ることができます。100均のスチールラックは小さめなので、大きさが限られるシンク下にはうってつけです。少しの隙間を活用して片付けたいという時にも、100均のスチールラックが便利です。
高さがあるものはファイルボックスを活用すると便利
シンク下の引き出し片付けアイデア:ファイルボックスは複数個揃えて並べよう

シンク下の片付けに役立つアイデアが、ファイルボックスです。観音開きのシンク下で、背の高い物を収納したい時には、このファイルボックスに入れると省スペースですっきり片付きます。上の写真のように、引き出しとして調味料ボトルをまとめておけば、引っぱるだけで取り出すことができます。

白いファイルボックスなら、複数個並んでいても圧迫感がなく、ごちゃごちゃした印象にもなりません。調味料ボトル以外にも、ラップやホイル、お玉などのキッチンツール、かさばりがちなタッパーなども、このファイルボックスに片付けておけば、高さを活用して上手に収納することができます。

細かいキッチン用品はトレーにまとめると見やすい
シンク下の引き出し片付けアイデア:浅いトレーに仕分けるのがおすすめ

お弁当のカップやピックなど、細々としたものもキッチンのシンク下に収納したいものです。でも観音開きのシンク下だと、広すぎて無くなりはしないかと心配ですよね。そんな時は、浅いトレーに収納しましょう。仕切り付きならなお良いですが、100均の仕切り板などを活用するのもおすすめですよ。

浅いトレーに片付けたら、あとはキッチンのシンク下にしまうだけです。わざと浅い棚を作って、細々したものを置けるスペースを確保しましょう。そうすれば、便利な浅い引き出しの完成です。そのままトレーごと引き出して、調理台に置いて使っても良いですね。
引き出し付き収納ケースはそのまま入れるだけで完成
シンク下の引き出し片付けアイデア:引き出し付きのケースは棚代わりにもなる

キッチンのシンク下に引き出しが無いのなら、引き出しつきのプラスチックケースをはめ込んでしまう収納アイデアはいかがですか?ケース上部にも物を置くことができるので、これならわざわざ棚を作る必要もありません。

引き出し付きのプラスチックケースが便利なのは、浅いケースや深いケースなど、用途によって大きさを選べることです。上の写真のように、同じ引き出し付きプラスチックケースでも、深さのあるものはレジ袋を、浅いケースには洗剤などのストックを入れて、使いやすいようにカスタマイズしています。
引き出し式のシンク下収納は見やすくて効率も良い
上から全体を見ることができるのがメリット

引き出し式の収納は、開けると収納している物全体がぱっと目に飛び込んできます。そのため、必要なものを見つけるのにも時間がかからず、ストックが無くなればすぐに気づくことが出来ます。軽く引き出すことで奥の方のものまで見ることができるので、シンク下の奥行も存分に活用される作りになっています。
取り出して片付けるまでの動さも少なく効率的
最近のキッチンの主流は「引出し式キッチン」。どうしてなのか?それはモノを取り出すアクション回数が3回と少なく身体への負担も「扉式キッチン」よりもかからないから。扉式のキッチンは1つのモノを取り出す際に8回のアクションが必要で約30秒もかかるのです。調理時間もかかりますね。
— キッチン収納コンサルタント 弥生 (@kitchen_storage) June 19, 2018
アクションが少なく済むというのも、引き出し式収納のメリットです。引き出しを開ければどこに何が入っているのか一目瞭然なので、すぐに必要なものを手に取ることができます。シンクや調理台により近い引き出しには頻繁に使うものを収納し、一番下の方の引き出しにはあまり出番の無いものをしまっておくと、さらに動きが限られて効率アップします。
仕切りを活用すれば横長の引き出しもより使いやすく

最近のシステムキッチンは、横長の大きな引き出しが主流です。小さな引き出しならざっくりと同じグループのものを収納できますが、大きな引き出しの場合、引き出し内をいかに上手く仕切るかによって使い勝手の良さが決まります。

グループ分けしたものを、それぞれまとめて収納ボックスに入れましょう。収納ボックスは様々な種類のものが売ってあるので、引き出しの深さに合ったのものが見つかります。出来るだけ細かく仕分けることで、大きすぎる引き出しを使いやすくすることができますよ。
キッチン収納は2割の余裕をもって

収納スペースに余裕があると、ついつい一杯になるまで詰め込みたくなりますが、そこは8割の収納で留めておきましょう。詰め込みすぎると、不必要なものが増えてしまったり、今持っているものに対して管理が行き届かなくなってしまいます。
キッチンのシンク下収納は、常に2割程度の空きスペースを保つことで、今あるキッチン用品が取り出しやすく、しかも片付けやすい収納にすることができるのです。スペースがあるからといって新たに買い足したり詰め込みすぎることをやめて、必要なものだけを大切に使うようにしましょう。
スペースに余裕があればザルやボウルも平置きできる
シンク下の引き出し片付けアイデア:ザルやボウルは取り出しやすさ重視

キッチンに立っていると何かと出番の多いザルやボウルですが、いつもどのように収納していますか?ザルやボウルは大きいものだと場所をとるので、積み重ねて使いやすい位置に出しっぱなしにしているという人も多いです。しかし、詰め込みすぎない引き出しなら、余裕を持ってザルやボウルを収納することができます。

水回りで出番の多いザルやボウルは、一番使いやすい位置に収納するのがおすすめです。さっと取り出せる位置に置いておけば、出しっぱなしとそれほど変わらない手間で出すことができますよ。
高さのある引き出しは立てる収納に
シンク下の引き出し片付けアイデア:ファイルボックスが便利

深い引き出しは、ファイルボックスを使ったアイデアを活用しましょう。ファイルボックスを並べれば、フライパンや鍋も立てて収納することができます。フライパンや鍋は、積み重ねていると上のものが重たくてなかなか取り出せませんが、立てて収納すれば引き出しを開けた時にさっと取り出すことができるのでストレスになりません。

フライパンの蓋もファイルボックスに入れれば倒れることもなく、すっきりと収まってくれます。ファイルボックス内に収まるだけの数しか入れることができないので、必要個数以上になることも防いでくれます。

高さのある調味料ボトルを引き出しにしまっている例です。ファイルボックスに収納すると、引き出しを動かしても倒れることなく整然と並べることができます。ファイルボックスに収納していれば、万が一液だれや漏れることがあっても、さっと洗うだけで綺麗になるので衛生的ですよね。
鍋やフライパンは専用ラックならさらに省スペース
シンク下の引き出し片付けアイデア:専用ラックなら大きさを調節できる

ファイルボックスでも収納できる鍋やフライパンですが、専用のラックなら手持ちの鍋等に合わせて調節できるため、より省スペースで収納することができます。もちろん蓋も一緒に収納できるので、深い引き出しのスペースが限られている時には便利です。

一緒にボウルも収納したり、余っているスペースには調理で必ず使用するお玉や菜箸などのキッチンツールをまとめて置いておくのがおすすめです。ワンアクションでお鍋とお玉を同時に取り出すことができるので、あっちも開けてこっちも開けてという手間がありません。一緒に使うものは同じ引き出しに収納しましょう。
まな板やトレーは薄さを活かして隙間を利用
シンク下の引き出し片付けアイデア:収納ボックスの隙間に立てて収納

シンク下に設置した収納ボックス、ぴったりだと思ったら隙間ができてしまったということってありますよね。その隙間は、まな板やトレーの収納に活用してしまいましょう。横にすると場所を取るまな板やトレーですが、立ててしまえば驚くほど狭いスペースで収納することができます。しかもシンク下なら、お茶を出すときや食材を切る時にも、さっと取り出せますよね。

まな板やトレー以外にも、揚げ物用のバットやオーブンに使う鉄板などもシンク下の隙間に収納することができます。まとめて収納すれば、どこにしまったか分からないなんていうことも起こりません。使い勝手も良いので、キッチンのシンク下に薄い隙間がある時にはぜひ活用してみてください。
袋類は100均の袋用専用ケースでスタイリッシュに
シンク下の引き出し片付けアイデア:袋類専用ケースはキッチンの必須アイテム

キッチンでは、ゴミ袋やキッチンポリ袋など、色々な種類の袋を扱います。全てを平置きしてしまうと、場所をとるうえにいちいち探さなくてはならないので面倒ですよね。そんな時には、薄型で立てて収納できる袋専用ケースを使いましょう。指定ゴミ袋はカラフルなものが多いですが、シンプルな色とデザインのケースならキッチンのインテリアにも馴染みます。

立てて収納する袋専用ケースは、気持ちよくスルッと出すにはきれいに折りたたんだ状態で入れる必要があります。しかし、スーパーでもらうポリ袋などはもらうたびにきれいに折りたたんでケースに追加するわけにもいきません。そんな時に便利なアイデア商品が、十字の取り出し口が特徴の「プルアウトボックス」です。十字の部分は柔らかい素材でできているので、かさばるポリ袋も詰め込むだけでどんどん収納できてしまいます。100均で購入できるのも嬉しいですね。
すぐ近くに収納すればキッチン掃除も面倒にならない
シンク下の引き出し片付けアイデア:掃除道具はシンク下にひとまとめ

キッチンで使う掃除道具も、ラベリングしてひとまとめにしておくと使う時に分かりやすく便利です。ファイルボックスに収納しておけば、万が一中身が漏れても安心ですね。液体洗剤は同じ形のスプレーボトルに、粉洗剤は口が広い容器に詰め替えておけば、引き出し内もすっきりとして清潔感のある収納になりますよ。

ボウルやまな板など、直接食品に触れるものと同じ場所に保管するのが気になるという人は、洗剤だけを入れる引き出しを作っても良いでしょう。洗剤やスポンジ、ダスターなどの掃除用品がたくさんある場合は、大きい引き出しを丸々掃除用の引き出しにして、手洗い石鹸のストックやフローリングシートの予備なども揃えて入れておくと便利です。小さめの引き出しに入れる場合は、写真のように袋類と同じ引き出しに入れているケースが多いです。
スポンジやダスターはカゴにまとめて取り出しやすく
シンク下の引き出し片付けアイデア:水回りの必需品はシンク下がベスト

キッチン用のスポンジやダスターは、水回りには欠かせないキッチン用品です。スポンジは何個かストックしているものですが、収納場所を決めておかないと、買った後からストックが出てきたなんてことになりがちです。スポンジ類は一カ所にまとめて、あといくつあるか確認できるようにしておきましょう。

台拭きや皿用の布巾などは、毎日取り換えて洗濯し、綺麗に洗ったものは元の場所に戻すなど、出入りの多いグッズです。だからこそ、すぐにさっと出せてしまうのにもワンアクションで済む場所に収納したいですよね。キッチンのシンク下なら、たくさんあるダスターもすっきりとまとめることができます。畳んで綺麗に入れるのも良いですが、くるくると丸めて入れると取り出す時に隣り合うダスターが崩れず、気持ちよく取り出せます。
かさばるタッパーも自分に合った収納で使いやすく
シンク下の引き出し片付けアイデア:重ねて収納or立てて収納

タッパーは使わないとかさばるけど、無いととても不便です。料理の保存や漬け込み、時には料理以外の用途にまで使えてしまうので、各家庭に必ず複数個はありますよね。使っている間は良いのですが、使っていない時はかさばる上に場所もとって、とても邪魔になります。キッチンの貴重な収納スペースを空っぽのタッパーが占めていると思うと、何だかもったいない気もしてきますよね。

そんな時にはシンク下に重ねてまとめてしまいましょう。この時のポイントは、タッパーの大きさを揃えることです。大きいもの、中ぐらい、小さめ、ご飯用など、大きさを何種類かに絞って、同じメーカーのタッパーで揃えます。そうすることで、タッパーの容器と蓋、それぞれ重ねて省スペースで収納することができるのです。これなら見た目もきれいで気持ち良く使うことができますね。

タッパーを重ねてしまうのはスペースを取らなくて素敵ですが、「やっぱり手早く取り出せる方が便利だわ」という人には蓋をしたまま立てて収納する方法をご紹介します。これなら蓋と容器をそれぞれ取り出す手間もないので、使いやすさ重視の人にはとてもおすすめです。小さくて他のものとは大きさが違うタッパーなどは、収納ボックスを利用して他と分けて収納しましょう。
使う頻度で引き出し内の配置を決める
シンク下の引き出し片付けアイデア:引き出しの上下に差を付けて活用

最近では、深くて大きい引き出しの中に浅い引き出しが内蔵されているタイプのキッチンがあります。このタイプの引き出しのメリットは、よく使うものや、細々しているものを上の浅い引き出しに収納することができ、深い引き出しの中で迷子になることがないということです。浅い引き出しには頻繁に出し入れするものを、深い引き出しにはそこまで出番のないものを収納して差をつけるアイデアなら、自分の使用頻度に合わせてどちらも有効活用できます。

ピックやおかずカップなどのお弁当グッズは、どれも細かくてごちゃごちゃしがちです。仕切り付のケースに収納し、そのケースごと浅い引き出しにしまうことで、使う時にはケースごと調理台に出し、使い終わったらそのまま片付けることができます。つまようじや輪ゴムなどの小さなキッチン用品も、同じように浅い引き出しに収納すれば、深い引き出しに収納するのに比べて取り出しやすく便利です。

反対に、割りばし紙皿、あまり使わないキッチン用品などは、深い方の引き出しに収納すると、調理台もすっきりと片付きます。頻繁には使わないけど使う時には必要なので、あまりにも奥にしまい込むわけにはいかないというキッチン用品にはぴったりの収納場所ですね。
一番下の引き出しには重たいものを収納しよう
シンク下の引き出し片付けアイデア:重たくて使用頻度の低いものは一番下に
一番床に近い引き出しには、重たくてたまにしか使わないキッチン用品を収納するのがおすすめです。ホットプレート、たこ焼き器、カセットコンロなどがそれにあたります。また、土鍋など特に重たいものは、戸棚にしまうと取り出すときに誤って落としてしまう危険性もあります。地震の際にも心配ですよね。上の方にしまうよりも、下の床に近い場所にしまうほうが、ずっと安全で取り出しやすい場所だと言えます。

床に近い引き出しに重たいものをしまうアイデアは、同時に腰にも負担をかけにくくなっています。開け閉めするたび一回一回しゃがまなければならないこの引き出しは少し面倒なようにも感じますが、重たいものを持つときにはきちんとしゃがんでから持ち上げるのが腰に負担のかからない最良のやり方です。中途半端に中腰で取り出したりすると、腰に負担がかかってしまうので気を付けましょう。
シンク下の収納アイデアで使いやすく便利なキッチンに

キッチンのシンク下は、整理すればたくさんのものが収納できる便利な場所です。今は整理できていなくて使いにくいシンク下収納だという人は、まず引き出し内の断捨離から始めてみてください。引き出しの中がパンパンになっている人も、いらないものを仕分けると意外に物が少ないことが分かります。

断捨離が終わったら、今回ご紹介した引き出しの収納アイデアをどれでも一つ試してみてください。引き出し内が少しでも片付いて整理されると、とても使い勝手がよくなり、家事効率も格段に上がります。すっきりとしたシンク下の引き出しは、使うたびにその良さを実感するはずです。ぜひ便利なシンク下の引き出し収納にチャレンジしてみてくださいね。