パクチーの栽培方法・育て方まとめ!種まき・虫対策・収穫まで!

エスニック料理によく使われるパクチーは今女性に人気の出ているハーブです。育て方が比較的楽なので最近は自宅で栽培している人が多いようです。栽培や育て方がとても簡単なので自宅で育てて新鮮なパクチーをいつでも使えるようにしましょう!

目次

  1. パクチーは栽培・育て方がとっても簡単!
  2. 【パクチーの栽培・育て方】種まきの時期はいつ?
  3. 【パクチーの栽培・育て方】どんな土を選ぶ?
  4. 【パクチーの栽培・育て方】種まきの方法
  5. 【パクチーの栽培・育て方】育て方はとっても簡単!
  6. 【パクチーの栽培・育て方】夏の日差しに注意!
  7. 【パクチーの栽培・育て方】害虫と対策方法
  8. 【パクチーの栽培・育て方】収穫方法は?
  9. 【パクチーの栽培・育て方】暮らしの中でどう使う?
  10. パクチーのある暮らしを楽しもう!

パクチーは栽培・育て方がとっても簡単!

家庭菜園やハーブを暮らしの中に取り入れて育てている人にとっては、パクチーの栽培や育て方はとっても簡単なレベルのものでしょう。暮らしの中に植物の栽培を取り入れていない人の場合、パクチーの栽培や育て方を難しく考えている人が多いようです。

しかしパクチーの栽培や育て方はとっても簡単で園芸初心者でもほんの少し注意することがあるだけで、難しいことはありません。これから園芸初心者さんでも簡単にできるパクチーの栽培・育て方について種まきから収穫、また害虫対策などについてお教えします。

【パクチーの栽培・育て方】種まきの時期はいつ?

パクチーは毎年花を付ける多年草ではありません。そのため種まきに適した時期があります。またパクチーに適した土を選ばないと枯れてしまったりすることもあるんです。種まきに適した時期とパクチーに適した土選びはとっても簡単です。

パクチーの種まきに適した時期

パクチーの種まき時期は春(3~4月)と秋(9~10月)の年2回あります。発芽は15~30度、成長時は20~25度が適温です。園芸初心者さんの場合は秋に育てることをおすすめします。理由は春だと気温の上昇が激しいので成長速度が速く、葉が固くなってしまい夏には枯れてしまうためです。

パクチーは耐寒性のある植物なので、秋にまけばゆっくりとした成長で葉が固くなることもないですし、害虫も秋の方が少なく育てやすいのです。また気温も低いので長期間新鮮なパクチーを採取することもできます。

【パクチーの栽培・育て方】どんな土を選ぶ?

パクチーは庭や畑だけでなくプランターなどでも育てることが可能ですが、この時土選びがとても重要になってきます。土の中の水分が多すぎたりすると根腐れを起こしてしまうので、栽培する時は水はけのよい土を選ぶ必要があります。

パクチーは酸性の土に弱い植物です。酸度を中和してある野菜専用培養土を使うか、自分で土を作る場合は赤玉土の小粒6:腐葉土4の割合の土を作り、化成肥料を混ぜて使います。庭や家庭菜園で酸性の土壌の場合は、種まきの2週間くらい前から石灰を混ぜて中和しておきます。そして堆肥・油かすや化成肥料などを混ぜ、土が固くならないようにします。

【パクチーの栽培・育て方】種まきの方法

パクチーの種はコリアンダーシートという別名で販売されていることもあります。実はパクチーの種まきをする時に発芽しやすくなる方法があるんです。パクチーの種はとても固い殻で覆われています。そこで種の殻を割って、中から種子を取り出し、10時間ほど水につけてから種まきすると発芽しやすくなります。

パクチーは一度植えた場所から別の場所へと移植すると弱ってしまうので、種まきはその後も栽培できる場所かプランターや鉢植えなどに直まきします。種まきの方法ですが、すじまき(棒などで土に筋を付けてそこに種まきする)、バラまき(適当な感覚で一面にばらまく)、点まき(約5センチくらいの一定間隔で1か所に4~5個種まきする)という3つの方法があります。

種まきが終わったら土を軽く被せて、土が乾かないように濡れた新聞紙などをかぶせます。パクチーは茎がとても細く、風などで簡単に倒れてしまいます。パクチーの葉や茎に土がつくとそこから病気になってしまうため、種まきの時は1ヶ所に数個まとめて植えて、ある程度大きくなってから間引きするという方法を取ります。

【パクチーの栽培・育て方】育て方はとっても簡単!

発芽すると小さな双葉が現れ、次第にぎざぎざの本葉が生えてきます。本葉が生えてくればその後の成長スピードは速いので、ある程度大きくなったら間引き・収穫が可能です。丈が20センチほどになった時点で株同士の間隔を15センチほどにします。パクチーの育て方で気を付けたいのは大きさがで60センチと大きなこと。小さいプランターではせいぜい1~3株程度が限界です。

肥料はいつあげればよいか

春に種まきをする場合は種まきの段階で遅効性肥料を土に混ぜておく方法があります。最初に遅効性肥料を混ぜておけば追肥の必要がありません。秋に種をまいた場合は4月頃に即効性のある化成肥料を株元に少し与えるようにします。それでも育ちが悪いようなら液体肥料を1週間に1度与えて様子を見ます。

【パクチーの栽培・育て方】夏の日差しに注意!

パクチーの育て方で注意しなければならない点として日差しがあります。パクチーは日当たりが良い場所で水はけのよい土を好み、半日陰でもよく育ちます。しかし夏場の直射日光のような強い日差しはパクチーの葉が固くなる原因となります。真夏はできるだけプランターを日陰に移動したり、直射日光を遮る遮光ネットで日陰を作るなどして葉が固くなるのを防ぐようにしましょう。

【パクチーの栽培・育て方】害虫と対策方法

パクチーを栽培する時に避けて通れないのが害虫の存在です。パクチーは害虫が付きやすいので、害虫は見つけ次第駆除する必要があります。主な害虫とその対処方法をご紹介します。

パクチーにつく害虫:アブラムシ

パッと見なんでもないようにみえても、葉を裏返したり茎の根元を良く見るとアブラムシがびっしりついていることがあります。アブラムシを予防する方法で有効なのが市販されている木酢液です。500倍に希釈して定期的にスプレーするだけでアブラムシが付きにくくなります。

しかし大量にアブラムシが発生した場合には木酢液だけでは対応しきれず、マスキングテープなど粘着力の弱いテープにアブラムシを付けてとる、水を張った容器を用意しはけで水の中にはたき落とすという方法があります。またパクチーに影響のない方法として50度のお湯をスプレーするという方法もあります。

しかし一度大量にアブラムシが発生してしまうと手で取り除く作業も追いつきません。一番良い方法はアブラムシの天敵のテントウムシでしょう。テントウムシの幼虫をアブラムシのいるパクチーに連れてくると、ものすごい勢いで食べてくれます。

パクチーにつく害虫:ナメクジ

ナメクジは昼間には滅多に姿を現しません。夜間にパクチーの葉を食べてしまう害虫です。ナメクジはラベンダー、ニームの香りが大嫌いで木酢液も効果があります。

木酢液の匂いが苦手という人はラベンダーとニームのオイルをブレンドし、水で希釈したものをパクチーにスプレーしましょう。これだけでナメクジは寄り付かなくなります。もちろん、植物や人間には害がありません。市販のナメクジ駆除剤を使う方法もあります。

パクチーにつく害虫:ヨトウムシ

ヨトウムシはヨトウガの幼虫です。昼間は土中に隠れ、夜になると地上に出てパクチーの葉を食べます。かなり大きく食欲が旺盛で、葉を食べ尽くされるということも起こりかねません。親のヨトウガを米ぬかでおびき寄せ、集まったところを駆除するか、株元や近くの土の中に幼虫がいないかチェックし見つけ次第捕殺するのが一番良い方法です。

ヨトウガは1回の産卵数が大量なので、孵化する前に処理する必要があります。葉の裏をチェックして卵を見つけたら葉ごと切り取り処分します。産卵を防ぎたいならパクチーの株にネットをかぶせるのも有効な方法です。

【パクチーの栽培・育て方】収穫方法は?

パクチーは葉と種を収穫し、料理やティーなどに利用します。パクチーの葉や種の収穫方法はどちらも初心者でも簡単に行うことができます。

パクチーの葉の収穫方法

収穫は株の間引きを行った後から始めると良いでしょう。葉の収穫は若い葉をメインに間引くような感じで収穫します。葉が大きくなりすぎると固くなってしまい味が落ちてしまうので、なるべく早い時期に収穫します。ただしあまり葉を収穫しすぎると花が咲かなくなったり、実が付かないなどといったことが起こるので、葉の収穫はほどほどにしましょう。

パクチーは多年草ではなく一年草なので、実を付けると枯れてしまいます。そのため種の収穫をしない時はわざと葉を多めに収穫し、花を咲かせないようにして収穫期間を延ばすという方法もあります。

また収穫期間を延ばす方法として花芽が出てきたのを確認したら、下の方から茎をカットして花芽を摘み取るという方法もあります。パクチーの花芽となる茎は赤い筋がはいり、他の茎よりも太く見た目でわかります。この花芽のある茎を花が咲く前にカットすることで収穫期間を延ばすことができます。

パクチーの種の収穫方法

パクチーの種の収穫方法はとっても簡単です。花が咲き終わり、緑色の丸い種ができ色が淡褐色になった時点で株ごと収穫します。自然乾燥するだけで、香辛料のコリアンダーシートとして利用することができます。

自然乾燥させるときは風通しが良い日陰に吊るしておくと良いでしょう。追熟しきちんと乾燥したのを確認したなら種のみを取り出して密封容器で保存します。乾燥が甘く湿気が残っている状態で保存をするとカビが生えてくることも。また種の香りが強くなることもあるので乾燥しているかの確認はしっかり行いましょう。
 

【パクチーの栽培・育て方】暮らしの中でどう使う?

収穫したパクチーを日々の暮らしの中で使うには、やはり葉は料理に種はスパイスやハーブティーとして使うのが最も有効的な活用法でしょう。

暮らしの中にパクチーを取り入れている人やパクチー好きにとっては平気でも、パクチーの独特の香りが苦手という人もいます。パーティ料理やお呼ばれした持参料理にパクチーを使う場合は、相手がパクチーが苦手かどうかを確認する必要があります。

パクチーのある暮らしを楽しもう!

パクチーの育て方は害虫駆除がポイントです。基本的な栽培方法や育て方はとっても簡単なので園芸初心者でも簡単に育てることができます。

パクチーの栽培を暮らしに取り入れることでフレッシュなパクチーを使うことができ、季節感も感じることができます。この記事を参考にして自分でパックチ―を育て、暮らしの中にパクチーを取り入れてみてください!

Thumbパクチードレッシング(タイの台所)が人気!使い方やおすすめレシピ紹介![ジェリー]
Thumbパクチーの味を表現するとカメムシ?苦手な人へ捧ぐ克服法とレシピ紹介[ジェリー]
Thumbパクチースープ(カルディ)が美味しいと人気!簡単アレンジレシピも[ジェリー]

関連するまとめ

アクセスランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ