はちみつ大根の作り方飲み方・効果まとめ!ヨーグルトや生姜のアレンジも!
はちみつと大根は、常備しているご家庭も多いですよね?この2つの食材を組み合わせると、さまざまな効果をもたらす食品に変身することをご存知ですか?今回は、はちみつ大根の作り方や飲み方、効果をまとめました。ヨーグルトや生姜を使ったアレンジはちみつ大根もご紹介します。
目次
長年伝えられた民間療法はちみつ大根とは?
江戸時代から続く民間療法として現代まで伝わってきたはちみつ大根は、別名、大根のど飴なんていう呼ばれ方もしています。近年、色々な食品の健康効果が見直されていて、このはちみつ大根も再び注目されてきています。では、はちみつ大根とはどのようなものかご紹介します。

はちみつ大根は、辛い喉の痛みや咳などに効果があり、喉の表面に対する効果だけでなく、身体の内側から改善する効果があります。材料は、はちみつと大根というシンプルな組み合わせ。大根をカットしてはちみつに漬けるだけというシンプルな作り方。しかし効果は絶大!魅力的な喉のシロップ薬に変身します。
はちみつ大根は何より安全安心!
あなたは風邪をひいたとき、すぐに風邪薬を飲んでしまいますか?出来ることならば、風邪薬を飲まずに治したいと思うのではないでしょうか?副作用なども気になるので、出来る限り自分の力で何とか治したいですね。

誰しも副作用を気にしながら薬を飲むのは嫌だと思いますが、残念ながら、市販の薬などは副作用ゼロという、完全に安心して服用できるものは数少ないのが現状です。

はちみつと大根という自然の食品だけを使ったはちみつ大根。薬には頼りたくないぞ!という方、小さなお子様やお年寄り、妊婦さん、常用薬を飲んでいるので他の薬がなかなか併用できない方など、どなたでも安心して使うことが出来ます。(ただし、生後一歳未満の赤ちゃんは、はちみつの摂取が禁止されています。)
基本のはちみつ大根の作り方
おうちで簡単に作ることのできる、はちみつ大根。材料は、はちみつと大根。道具は、保存容器とまな板と包丁くらいで、誰のおうちにも常備されているものだけで作れてしまうお手軽さ、ハードルの低さがとても魅力的です。

基本のはちみつ大根の作り方~その1~

まず始めに、保存瓶の消毒をします。ガラス瓶ならば鍋に入れて煮沸消毒もできますが、プラスチック容器などを使う時は、アルコールをキッチンペーパーなどに含ませて内側を拭くことで消毒します。
基本のはちみつ大根の作り方~その2~

作り方は、生の大根を5mm~1cm程度の角切りなどにカットします。大きさは好みで大丈夫ですが小さくカットした方が、大根から有用成分が出やすくなりますので、早く完成します。

もちろん、カットの仕方はどんなものでも構いません。いちょう切り、千切りなど保存瓶に入りやすいかたちにカットします。
基本のはちみつ大根の作り方~その3~

次に、消毒除菌しておいた保存容器に、カットした大根を入れます。そして、大根が浸る位のはちみつを容器に入れ蓋をします。使うはちみつの種類は、お好みのもので大丈夫です。
基本のはちみつ大根の作り方~その4~

常温で最低3時間~一晩ほど寝かせて完成です!寝かせることで、大根の水分と有用成分が出て、サラッとしたシロップ状に仕上がります。大根のエキス、ジアスターゼの消化酵素ではちみつのアクがなくなり、子どもからお年寄りまで、どの方でも安心して飲むことができます。(生後一歳未満の赤ちゃんは飲むことが出来ません。)

これで完成ですが、最後に上の方に上がってきたスカスカの大根と、出来上がったシロップを分けます。有用成分が出きったスカスカの大根をシロップの中に入れっぱなしにしておくと、大根の苦みがシロップに移ってしまいます。
基本のはちみつ大根の作り方~ポイント~
作り方のポイントは3つ。大根を小さくカットした方が大根の有用成分が出やすくなるため、なるべく小さくカットすること、出来上がったら大根とシロップを分けることです。

もう1つのポイントは、大根の皮を使用すること。皮や皮に近い部分には、中心よりも栄養や酵素などが沢山含まれています。そのため、皮ごとはちみつに付けるとさらに効果がアップします。しかし、農薬などの問題もありますので、可能ならば、オーガニックのものを使用することをおすすめします。
もっと手軽に!はちみつ大根の作り方
もっと手軽に時短ではちみつ大根を作りたい方におすすめの作り方です。生の大根を適当な大きさにカットし、はちみつと一緒にミキサーに入れます。一気に撹拌して、出来上がり!こちらの作り方は、本当に一瞬で出来上がってしまいますので、時間がない時におすすめです。大根をミキサーにかけて細かくしているので、時間をおかずに摂取しても、効果が期待できます。

お家にミキサーがない方は、もちろんおろし器で大根をおろしても大丈夫です!大根を摩りおろす分、ちょっと手間はかかりますが、効果は同じです。
免疫力アップ!レモンinはちみつ大根の作り方
レモンinはちみつ大根の作り方

はちみつ大根のアレンジもたくさんあります。はちみつレモンは、みなさんおなじみだと思いますが、はちみつ大根にレモンを入れて、はちみつレモン大根にします。レモンのビタミンがさらに加わって、免疫力を上げ、風邪をひきにくくする効果をアップさせてくれます。

作り方としては、はちみつ大根の中に、レモンをカットして入れるだけ。ただし海外輸入のレモンには、ポストハーベスト農薬や防カビ剤がたくさんついていると言われていますので、しっかりと洗うこと。国産のレモンも農薬は使用しますが、外国輸入のレモンほどではありませんので、国産を使えばより安心です。
野菜、果物、穀物類の輸入品の何が問題って、ポストハーベストよね。輸送前に強力な防カビ剤や殺虫剤をたっぷりかけられているそう。これが非常よろしくないものらしい。https://t.co/m5DjVxOFY2
— mutenka-life (@MutenkaInfo) July 11, 2018
輸入・国産レモンの下処理の仕方
海外輸入のもの、国産問わず、レモンはしっかりと洗います。まずは、塩を手に取り、レモンを揉むように表面のワックスを落とします。また、たわしなどを使ってこすります。その後は、サッと熱湯で茹でて、冷水で洗い流します。ここまですれば、ひとまず安心してレモンを使うことが出来そうです。

レモンinはちみつ大根の飲み方

レモンinはちみつ大根も色々な飲み方があります。暑い時には水割りや、ソーダ割りにしてレモンスカッシュ風にするのも◎です。寒い時には、お湯割りや紅茶に入れて飲めば、身体も温まり免疫も上がります。
はちみつ大根の効果とは?
では次に、はちみつ大根の効果をご紹介する前に、ウイルスと湿度の関係について、少しご紹介します。風邪やインフルエンザの原因となるウイルス。このウイルスは、湿度50%では50%、湿度60%では80%ものウイルスを死滅させることが出来ると言われています。

ウイルスは喉から身体に入ってきますので、“のどを乾燥させない”というのが、風邪をひかない強い体作りへの第一歩です。ですので、喉を効果的に潤すことのできるはちみつ大根は風邪予防には最適です。
健康面も美容面も期待できるはちみつの効果とは?
はちみつは、美容や健康において、様々な効果があるスーパーフードの1つです。美容面では、高い保湿効果から、シャンプーや石けん、リップクリームなど、多くの製品に配合されていますね。また、フェイスパック用の美容液などにも配合されている場合も多く、肌や髪をしっとりと柔らかくする効果もあります。

また、健康面においても、腸内美化、疲労回復効果、高血圧予防などが期待されます。はちみつは、砂糖より糖度が高いですが、カロリーは低く、糖尿病予防やダイエットにも効果があるとされています。しかし、身体によいからと言って、摂りすぎるとエネルギーの過剰摂取となりますので、くれぐれも注意が必要です。

のど飴の成分に、はちみつが配合されていることが良くありますが、ご存知でしょうか?はちみつには、強い殺菌効果があり、はちみつのトロッとした粘性が粘膜を保護して潤いを持たせてくれます。

そのため、直接口からはちみつを摂取することで、のどを通ったはちみつが、風邪の菌やウイルスを殺菌し、のどの粘膜を保護し潤いを与えるため、炎症が緩和し痛みや腫れなどを抑え治してくれます。摂取量は、小さじ1程度でも十分な効果があると言われています。

はちみつは、さまざまな色があることからわかるように、レンゲ花、百花、アカシア花、トチ、みかん花、りんご花…などなどたくさんの種類があります。コーヒーやそばといった珍しいものからも、はちみつは取れるため、世界中を探せば本当に限りない種類のはちみつがあることがわかります。

そんな中で大変注目されているはちみつが、マヌカハニーというはちみつで、非常に高い殺菌効果があることで有名です。のどや風邪のウイルス以外にも、ピロリ菌やブドウ球菌をはじめ、虫歯菌にまで効果があるので驚きますね。マヌカハニーは、希少価値が高く高価なものですが、もしマヌカハニーではちみつ大根が作ることが出来たら、のどの痛みも一発で治りそうですね。

はちみつは、様々な種類があり、種類ごとに色・味が違うように、効果や効能、栄養素も違ってきます。鉄分が豊富なもの、ビタミンが豊富なもの、カルシウムが豊富なもの、マヌカハニーのように殺菌作用が通常よりも優れているものなど、その効果はざまざまです。自分の弱い部分や改善したい部分を見つけて、はちみつを選び、はちみつ大根を作るとより良い効果が期待できそうですね。
風邪だけでなくストレスにも!大根の効果とは?
大根は、昔から“大根おろしに医者いらず”と言われるほど、風邪や疲労の他にストレスなどにも効果があると言われています。その理由の一つは大根の辛味成分、イソチオシアネートという成分です。

イソチオシアネートには抗酸化作用があり、解毒作用や殺菌作用も期待でき、炎症を抑え咳を止めます。また、酵素がたっぷりと含まれているため、消化を助ける効果があります。さらに、ガンの抑制や血液サラサラ効果、アンチエイジング効果も抜群です。ビタミンCも豊富なため、のどを痛めた時にも有効です。

しかし、イソチオシアネートは加熱に弱いと言われていますので、生のままの摂取がおすすめ。その点、はちみつ大根は非加熱のため、生の大根の有用成分がそのまま取り込めますね。
はちみつ大根の賞味期限はどのくらい?

ところで、はちみつ大根の賞味期限はどのくらいなのでしょうか?生の大根を使用するため、はちみつ大根は、冷蔵保存で3~5日が賞味期限の目安です。はちみつ大根は、生もののため賞味期限が短いのは仕方がありませんが、時間がなかなか取れない方には少々扱いづらいですよね。

しかし安心して下さい、裏ワザ保存方法もちゃんとありますのでご紹介いたします。これで、賞味期限の壁もすっきりと解消できますよ!
はちみつ大根の裏ワザ保存方法とは?
冷凍保存です。こまめに新鮮なものを作るのが理想ではありますが、いくら簡単に作ることが出来ても、回数がかさむと手間になって作りたくなくなってしまいますよね?こういう時は、冷凍保存に頼ります。少し多めに作って、製氷皿など小分けにできるものや、ジッパーバッグなど袋になったもので、薄く伸ばして冷凍して使用分ごとに割りながら使います。

冷凍する場合、特に大根を大きく切った場合はシロップのみの保存をおすすめします。摩りおろした大根を使用した場合は、大根を除くのは手間がかかりますので、そのままでも構いません。大根おろしも冷凍できますので、磨りおろし大根で作ったはちみつ大根も冷凍可能で、解凍した後の食感の変化も、大根が細かいためあまり気になりませんし、栄養価も変わりません。

もちろん、加熱しての解凍は厳禁です。はちみつや大根に含まれる栄養素には、加熱することによって効果がなくなってしまうものがたくさんあります。ですので、翌日使用する量を前日の夜に出して冷蔵庫で解凍しておくのがベストな方法です。
はちみつ大根の飲み方
はちみつ大根の飲み方~原液をスプーンで~
はちみつ大根の摂取で一番効果的な方法は、そのままはちみつ大根シロップをスプーンですくって飲む方法です。喉の乾燥や痛みが気になるところに目がけて、じっくりと浸透させるような感じで飲むと、良く効きます。

はちみつ大根は、喉の調子が悪くなってから飲むという方法もありますが、風邪やインフルエンザが流行する時期に、毎日飲んで予防する方法もあります。風邪予防やインフルエンザ予防のためにも、常にはちみつ大根をストックすると安心できますね。
はちみつ大根の飲み方~水・お湯割り~

一番手軽な飲み方は、直接シロップを飲む方法ですが、次に簡単なのは、水割りお湯割りです。シロップ原液だと大根の香りが気になる方、飲みにくい方もいるかもしれません。そのような場合は、シロップを色々な方法で薄めて飲むなどの工夫をします。
はちみつ大根の飲み方~ソーダ割り~

夏には、ソーダ割りもおすすめです。キンキンに冷やした炭酸水にはちみつ大根を入れ、他にはレモンやライムなどの柑橘類やミントなどのハーブ類を入れても爽やかになりますよね。はちみつ大根にいろいろプラスすることで、好みの味を探してみるのもいいですね。
はちみつ大根の飲み方~紅茶・ハーブティにin~

はちみつ大根のお湯割りや温かい紅茶やハーブティ割りは、身体を温めさらに効果を上げる飲み方ですのでとてもおすすめです。身体を温めることで、血行促進につながり代謝を上げて、風邪をひきにくくもします。
はちみつ大根の飲み方~ヨーグルトで美味しく食べやすく~

ヨーグルトにかけて食べたり、飲むヨーグルトに混ぜて飲んだり、フルーツやシリアルと一緒に朝食に食べても効果絶大です!もともと、ヨーグルトとはちみつは相性抜群の味ですので、はちみつ大根のシロップもとっても美味しく食べることができます。ヨーグルトに混ぜる飲み方は、お子さまにおすすめの方法です。

また、ヨーグルトスムージーにする飲み方もおすすめです。はちみつ大根シロップと一緒にカットした大根も一緒にミキサーにかけてしまうといいと思います。食物繊維も一緒に取れて、便秘解消効果もさらにアップしそうです。
ヨーグルトの効果
みなさんもご存知のように、ヨーグルトは、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌をたくさん含んでいて、腸の善玉菌と悪玉菌のバランスを整える働きがあります。また、乳酸菌は腸の中の水分不足を改善する効果があります。その結果として、便秘解消効果が期待できます。

ヨーグルトには、他にもまだまだ健康効果や美容効果がたくさんあります。整腸効果によって、肌荒れやニキビ予防にも適しており、また免疫力も強化してくれます。また、コレステロール値を低下させて生活習慣病予防にもなります。これらは、全てヨーグルトに含まれる乳酸菌による効果です。
腸活にも!はちみつ大根とヨーグルトでパワーアップ!
はちみつ大根にヨーグルトを足した時の効果は一体どのようなものでしょうか?はちみつ大根とヨーグルトを同時摂取すると、便秘解消に絶対的な効果があります。ヨーグルトの効果だけでも便秘解消は期待できますが、はちみつ大根が加わるとより強力になります。はちみつに含まれるグルコン酸は、腸内の善玉菌のエサとなり、大根の水溶性食物繊維は、便を柔らかくして排出しやすくしますので、腸活に打って付けです。

便秘が解消されると、様々な効果が期待できます。腸内が綺麗になることで、代謝が上がり、それに伴って免疫力が上がります。また他にも、代謝が上がるために、肌の活性もすすみ、美肌になったり、ダイエットに結びついたりと嬉しいことばかりです。
はちみつ大根の飲み方~生姜で温活しよう!~
はちみつ大根に、カットした生姜もしくは、すりおろした生姜を入れて飲むのも健康効果がとても大きいです。夏なら水割り、ソーダで割ってジンジャーエール風に、冬ならばお湯割りや紅茶に入れて飲むのもおすすめです。生姜を入れることで、大根の苦味を消すことができますので飲みやすくなります。また、生姜はレモンとも相性が良いので、レモンを少し足すと健康効果や美容効果もさらにアップします。

冬場は、特に生姜のポカポカと温まる成分が恋しいですね。しかし、冷えにたいして注意を忘れがちな夏場も、隠れ冷え性に陥っている方も少なくありません。ですので、生姜は夏にもとっても効果があります。温活をしている方には、なくてはならない食材ですね。
生姜の効果
生姜は、漢方でも大変良く取り入れられている生薬の1つで、人は昔から薬としての価値を見出していました。生の生姜に含まれる辛味成分は、ジンゲロール。血液の循環を良くしてくれ代謝を上げます。また、発汗を促したりデトックス効果も期待できます。また、免疫を高める効果もありますので、風邪をひきづらくなったり、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果もあります。

生姜のジンゲロールを加熱や乾燥させる(パウダー状のものなど)とショウガオールという成分に変化します。ショウガオールは、身体を深部から温める効果や、胃液や唾液の分泌を促して消化吸収を助ける効果があります。また、基礎代謝も上がりますので、痩せやすい身体に変化し、美肌などにも影響があります。
喉の風邪の強い味方!はちみつ大根で風邪予防を!

はちみつ大根の健康効果の高いことがわかっていただけたでしょうか?のどの風邪のみならず、風邪やインフルエンザの予防まで使える非常に安全なシロップ薬。水割り、お湯割り、ソーダ割りで試したり、ヨーグルトや生姜、レモンを入れて更なる健康効果や美容効果を狙ってもいいですね。いづれにしてもとても美味しく飲むことができますので、今年ははちみつ大根にチャレンジして、丁寧な生活をしてみてはいかがでしょうか?
