赤ちゃんに離乳食で牛乳を与えるのはいつから?おすすめレシピも紹介
赤ちゃんが離乳食に慣れてくると、牛乳はいつから与えたらいいのかと疑問に思うママは多いのではないでしょうか?今回は赤ちゃんにいつから離乳食で牛乳を与えたらいいのかについてご紹介します。また赤ちゃんのための牛乳を使った離乳食レシピも一緒にご紹介します。
目次
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?

赤ちゃんが離乳食に慣れて、トロトロのお粥や野菜が少しずつ食べれるようになった頃、牛乳はいつからあげればいいんだろう?と思うママも多いかもしれません。牛乳は母乳やミルクに似ていますが、赤ちゃんに与えるときには目安になる時期や量があります。牛乳はアレルギーの原因にもなることもあるので、いつから与え始めるのかについては慎重に進めていきましょう。

赤ちゃんに離乳食で牛乳を与えられるのは、調理用では生後7~8ヶ月頃からです。飲み物として与えられるのは1才を過ぎてからになります。今回は赤ちゃんの時期に応じて、いつからどのくらいの牛乳を離乳食に使っていいのかや、牛乳を使ったおすすめのレシピをご紹介します。

牛乳を使った離乳食の進め方とは?
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつからどのくらい?

赤ちゃんの離乳食の牛乳の進め方はいつからどのくらい与えていけばいいのでしょうか?1回の食事についての目安量で、まず離乳食初期のゴックン期(生後5~6ヶ月)の後半にヨーグルトやチーズなどの乳製品を小さじ1~50g与えられます。この時期の赤ちゃんに離乳食として牛乳はまだ与えません。離乳食中期のモグモグ期(生後7~8ヶ月)に調理用として使います。
量の目安はモグモグ期前半は55ml、後半は75mlです。またヨーグルトなどの乳製品は80g~100gです。離乳食後期のカミカミ期(生後9~11ヶ月)の赤ちゃんには、調理用として90mlが目安で、乳製品は100gです。離乳食完了期のパクパク期(生後1~1才6ヶ月)の赤ちゃんには、飲み物として牛乳を与えられます。1回の目安として110mlで、一日に400mlまでになります。

乳製品に慣れよう(生後5~6ヶ月)
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?①離乳食初期

離乳食を始めたゴックン期(生後5~6ヶ月)の赤ちゃんには、いつから牛乳を与えたらいいのでしょうか?この時期の後半の赤ちゃんには、牛乳を与える前にまずはヨーグルトを与えて乳製品に慣らしていきましょう。赤ちゃんは消化機能が未熟なので牛乳などのタンパク質をうまく吸収できません。牛乳よりもタンパク質の分子が小さい発酵食品のヨーグルトから与えましょう。

赤ちゃんにとって牛乳のタンパク質の成分は消化吸収されにくいので、アレルギーの原因にもなります。まずはヨーグルトやチーズを与えて様子をみましょう。ヨーグルトを与えるときは、砂糖の入っていないプレーンタイプがおすすめです。ヨーグルトの中に茹でた人参などの野菜のペーストを入れたり、バナナやりんごなどの果物を入れるのもおすすめです。

牛乳入りの離乳食を与えてみよう(生後7~8ヶ月)
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?②離乳食中期

離乳食にも慣れてきたモグモグ期(生後7~8ヶ月)の赤ちゃんには、いつから牛乳を与えたらいいのでしょうか?この頃から牛乳で調理した離乳食を与え始めます。初めて与えるときは、温めた牛乳を離乳食にひとさじから始めます。目安として離乳食中期のモグモグ期前半の1回の食事の牛乳の量は55mlになります。モグモグ期の後半は75mlになります。

モグモグ期の赤ちゃんは、舌でつぶして食べるようになり、口をモグモグ動かすようになります。牛乳を使った離乳食のミルク粥やミルクパン粥など少しずつ試してみましょう。この頃の赤ちゃんもまだまだ消化吸収が未熟なので、消化しにくいタンパク質である牛乳は、目安の数量にとどめておきましょう。赤ちゃんにアレルギー反応がないか様子を見ながら増やします。

まだ牛乳は離乳食として(生後9~11ヶ月)
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?③離乳食後期

食べるのが上手になってくる離乳食後期のカミカミ期(生後9~11ヶ月)の赤ちゃんには、いつからどのくらいの牛乳を与えたらいいのでしょうか?この頃の赤ちゃんには、1回の食事で90mlが目安になります。だいぶ増えてきましたね。指でつまんで食べるのも上手になる頃です。手づかみ食べ、遊び食べが多くなる時期です。ママは片付けなど大変ですが、温かく見守ってあげましょう。

牛乳を使った離乳食もスープ、蒸しパン、グラタンなどいろいろあります。カミカミ期の赤ちゃんは朝昼夕の3食をしっかり食べるようになる時期ではないでしょうか?牛乳アレルギーが出ていなければ、1才からは牛乳を飲み物として飲めるようになります。この頃から少しずつコップの練習をするのも良さそうです。少しずつ慣らしていきましょう。

牛乳を飲み物として飲んでみよう(生後1才~1才6ヶ月)
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?④離乳食完了期

離乳食完了期のパクパク期(1才~1才6ヶ月)の赤ちゃんには、いつからどのように牛乳を与えたらいいのでしょうか?いよいよ1才を過ぎた赤ちゃんは、牛乳を飲み物として飲むことができます!初めて牛乳をそのまま与えるときは少しずつからスタートしましょう。一回の食事で牛乳110mlが目安になります。初めのうちは人肌に温めた牛乳を与えましょう。

牛乳に慣れてきたら室温の牛乳を与えましょう。最後に冷蔵庫で冷やした牛乳を与えます。少しずつ段階を踏むように慣らしていきます。この時期の赤ちゃんには、コップで牛乳を飲み物として飲ませてみましょう。運動量が増える1才を過ぎる頃には栄養補給として、一日2回食事にひびかない軽いおやつを用意します。牛乳を間食のときに、おやつと一緒に出すのもおすすめです。

注意点やアレルギーについて
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?⑤注意点

牛乳にはカルシウムが多く含まれているので体に良いイメージがあります。しかし牛乳には鉄分を吸収してしまう作用があるようです。赤ちゃんは離乳食後半のカミカミ期(生後9~11ヶ月)頃に体内に蓄えていた鉄分が減っていきますので、牛乳の与え過ぎには気をつけましょう。また牛乳は消化不良を起こしやすいので、賞味期限に気をつけたり、与える量には気をつけましょう。
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?⑥アレルギー

赤ちゃんの食物アレルギーで卵・牛乳・小麦は最も多い食べ物です。アレルギーとは、体の免疫のしくみが過剰反応してしまう症状のことです。牛乳を与えるときは少量ずつ、赤ちゃんの様子を見ながら与えましょう。アレルギー反応には皮膚炎や呼吸困難があります。特に食べてから15分~2時間の間に出るようです。初めて与えるときは念のため、病院の診察時間内に与えましょう。

アレルギー反応が出るのは2回目以降が多いそうです。もしもアレルギー反応が出たら、迷わずかかりつけの小児科へ行きましょう。少量のうちに出たアレルギー反応で気づいて対処すれば、アレルギー症状が軽くすみます。たくさん与えてしまうと、治療がその分長引きます。もしアレルギーと診断されても、気持ちを楽に持って下さい。9割は小学生までに治ると言われています。
離乳食にも使える牛乳の種類
赤ちゃんの離乳食の牛乳はいつから?⑦種類

スーパーの牛乳売り場に行くといろいろな種類の牛乳があります。離乳食にはどの牛乳を使ってもいいのでしょうか?疑問がわきますが、それぞれ牛乳と同じ扱いで大丈夫なようです。牛乳の種類が変わっても、牛乳のタンパク質の大きさは変わらないので、アレルギーについては牛乳と同じ注意が必要になります。それぞれの特徴を活かして離乳食に活用しましょう。

まず牛乳の種類には、カルシウムや鉄分が加えられている「栄養補給牛乳」があります。その他には、牛乳から脂肪分をとった「低脂肪牛乳」があり、牛乳に比べるとあっさりしています。また粉末の牛乳としては、牛乳から水分をとった「全粉乳」、牛乳から脂肪分と水分をとった「脱脂粉乳」があります。粉末タイプは保存がきくというメリットもあります。
野菜の栄養もとれるミルクスープレシピ
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?①ミルクスープ

離乳食の中期からの牛乳を使ったおすすめレシピはミルクスープです。牛乳を使ったレシピは赤ちゃんの好きなまろやかな風味が出せます。ミルクスープの中に野菜を混ぜると、ビタミンやミネラルもとれます。レシピの材料は「ミニトマト1個・キャベツ10g・牛乳大さじ1・水1/4カップ」です。初めは小さじ1から徐々に増やしていってください。

作り方はまず、ミニトマトを半分に切って種をとります。こし網などで果肉を裏ごしにします。次にキャベツをゆがいて細かく切ります。フードプロセッサーなどがあると便利です。小なべに水1/4カップ、トマト、キャベツ、牛乳大さじ1を入れて煮立ったら完成です。ミルクスープはアレンジもしやすいので、食材を変えて使えるレシピです。
シンプルなミルクかゆレシピ
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?②ミルクかゆ

離乳食中期におすすめなミルクかゆです。離乳食中期のモグモグ期前半はおかゆにも慣れてきた頃ではないでしょうか?レシピの材料は「おかゆ50g・牛乳大さじ1」です。おかゆをすりつぶし、トロトロにします。おかゆに牛乳を入れて弱火で温めます。初めは小さじ1から始めましょう。牛乳の前に赤ちゃんが、慣れている粉ミルクを小さじ1から試してみるのも良さそうです。

ミルクかゆと野菜のペーストを一緒に出すのもおすすめです。ミルクかゆと交互に赤ちゃんの口に運ぶと、食べにくい野菜も食べてくれることもあります。離乳食はせっかく作っても、食べてくれないこともあり、がっかりすることも多いです。食べてくれない食材は数日おいてまたチャレンジしてみましょう。
ミルクかゆに野菜をプラス
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?③野菜のミルクかゆ

離乳食中期のモグモグ期後半におすすめな野菜入りにミルクかゆです。野菜は舌でつぶせる硬さがこの頃の赤ちゃんにおすすめです。こちらはカブとキャベツのミルクかゆになります。レシピの材料は「カブ20g・キャベツ20g・おかゆ25g・牛乳50ml」です。まだ味付けはなしで、食材の自然なままの味を活かします。牛乳の量は少しずつ増やしていきましょう。

作り方はカブとキャベツを細かく刻んでゆがきます。おかゆとゆがいた野菜と牛乳を加えてひと煮立ちさせて完成です。この頃の赤ちゃんは7倍かゆくらいに慣れてきた頃でしょうか?少しずつ食材の形を残した離乳食を与えていきましょう。赤ちゃんは甘味が好きなので、さつまいもやかぼちゃのミルクかゆもおすすめです。
ふわふわな食感のミルクパンかゆレシピ
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?④ミルクパンかゆ
こちらは離乳食中期のモグモグ期におすすめなミルクパンかゆです。ミルクパンかゆはお米のおかゆとは違った食感で、赤ちゃんの好きな甘さのあるおすすめの離乳食です。レシピの材料は「食パン6枚切り1枚・牛乳160ml」です。食パン1枚分のミルクパンかゆを作ると、牛乳の量も多めになりますが、小分けにして冷凍保存ができます。一回の調理で何食か分を作れるのでとてもおすすめです。

ミルクパンかゆの作り方は、まず食パンの耳をとって小さくちぎります。ちぎったパンと牛乳を小なべで弱火で煮ます。水分がなくなってきたら火を止めます。すり鉢などですりつぶして完成です。牛乳の代わりに余っている粉ミルクで作るのもいいですし、豆乳で作るのも良さそうです。ミルクパンかゆはフルーツとの相性もいいので、バナナやいちごなどを混ぜるのもおすすめです。
便利なフリージングを活用しよう!
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?⑤フリージング

赤ちゃんの離乳食は量が少なく大人と味付けも調理の方法も違うので、毎食用意するのは大変です。1回である程度の量を作って保存するととても楽です。できるだけ離乳食作りを楽にするために、おすすめなのがフリージングです。フリージングは冷凍保存のことです。ほぼ毎日食べるおかゆやパンかゆは数日から一週間分をフリーザーパックで保存しておきましょう。

離乳食を始めたてのときは、フリージングにお手持ちの氷用の容器を使うのも良さそうです。月齢が上がって食べる量が増えてきたら、一つの容器が大きめのフリーザーパックを用意しても良さそうです。離乳食のベビー用品の売り場や通販には、いろいろな種類のフリーザーパックが販売されています。忙しいママにフリージングはとてもおすすめです。
おしゃれなリゾット風レシピ
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?⑥リゾット風

離乳食後期のカミカミ期の赤ちゃんにおすすめなリゾット風おかゆです。この時期の赤ちゃんは歯ぐきでつぶせる固さの離乳食になります。おかゆはだいたい5倍かゆくらいになります。こちらのレシピの材料は「人参15g・ブロッコリー10g・高野豆腐10g・おかゆ40g・牛乳大さじ2」です。リゾット感を出すために粉チーズを小さじ1/3ほど加えるのもおすすめです。
149日目.dinner 𓐐
— Tmamaの離乳食記録用垢🍽 (@k_manmatime) June 23, 2018
・夏野菜たっぷりクリームリゾット
・ポテトサラダ
・ひじきハンバーグ
完食💮😃👌🏼✨てか私の家電気暗めで加工せんと全然見えん💦だからめっちゃ色飛ぶllllll(-_-;)llllll綺麗に撮りたいわ〜😞💬 pic.twitter.com/GWY6PYsIn9
作り方は小なべに人参、ブロッコリー、高野豆腐をゆでます。ゆで上がったら、それぞれ7mm角くらいに切ります。なべにおかゆとゆでた食材と牛乳を弱火で熱して、なじませて完成です。器にもったら、お好みで粉チーズをかけます。人参やブロッコリーは緑黄色野菜で栄養も高いのでおすすめです。また季節の野菜を使ってリゾット風に仕上げるのもおすすめです。
たまにはマカロニグラタンで
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?⑦グラタン

カミカミ期の赤ちゃんにはマカロニを使ったグラタンもおすすめです。チーズと牛乳のおいしそうな香りに赤ちゃんの食欲もそそりそうな離乳食です。レシピの材料は「マカロニ15g・ナス15g・玉ねぎ10g・片栗粉小さじ1・牛乳40ml・水大さじ4・粉チーズ少々」です。野菜は冷蔵庫にあるもので作るのもおすすめです。またマカロニの代わりにうどんや食パンで作ってもおいしそうです。

離乳食後期のグラタンの作り方は、マカロニをメーカー記載のゆで時間ゆでます。ゆでたマカロニはグラタン皿にもります。ナス、玉ねぎを7mm角くらいに切ってゆでます。小なべに水、牛乳、野菜を入れて混ぜながら熱します。水でといた片栗粉を入れ、とろみがついたらグラタン皿に入れます。粉チーズをかけてオーブンやトースターで5分ほど焼いて出来上がりです。
おいしそうなシチュー風レシピ
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?⑧シチュー風

離乳食後半のカミカミ期におすすめなシチュー風スープです。寒い季節には体の芯から温まることができそうな離乳食です。レシピの材料は「さつまいも40g、人参5g、インゲン5g、玉ねぎ15g、水1/2カップ、牛乳大さじ1/2、バター少々」です。牛乳とバターの代わりに野菜スープの素とホワイトソースの素での味付けもシチュー風になります。

作り方は野菜を7mm角にみじん切りにします。小なべに刻んだ野菜と水、バターを入れて弱火で柔らかくなるまで煮ます。そこに牛乳をいれて少し熱して出来上がりです。他におすすめの食材として、カキやサケなどの海のものを入れるとまろやかな味になります。
おやつや朝食に向きのホットケーキ
赤ちゃんの離乳食にいつからどのように牛乳を使ったらいい?⑨ホットケーキ

離乳食後期からおやつや朝食におすすめなホットーケーキです。レシピの材料は「薄力粉100g、ベーキングパイダー小さじ1、砂糖20g、卵1個,牛乳75ml」です。薄力粉とベーキングパウダーの代わりにホットケーキミックスを使うのもおすすめです。量は直径6cmくらいのホットケーキが12枚くらい作れます。またホットケーキは冷凍保存もできます。

作り方はボールに薄力粉、ベーキングパウダー、砂糖をいれて泡立て器で混ぜます。卵と牛乳を入れてさらに混ぜます。油をひいたフライパンで焼きます。プツプツの気泡ができたら裏返して、両面が焼けたら完成です。アレンジとしてホットケーキに人参やほうれん草といった野菜を入れたり、バナナを入れるのもおすすめです。またワッフルメーカーがあれば同じ材料で作れます。
牛乳入りの離乳食を試してみよう!

赤ちゃんの離乳食に牛乳を与えるのはいつからなのか?どのように与えていけばいいのかをご紹介してきました。いつからどのくらいの牛乳を使ったらいいのか疑問に思うママも多いかもしれません。あまり深刻に捉えすぎず、まずは乳製品から少しずつ与えてみましょう。また進み方には個性があるのでゆっくり見守りましょう。

赤ちゃんは成長には個人差があるので、分かってはいてもいつから牛乳を与えるのか疑問に思ったり、不安になったりするときは、定期検診などの機会に看護師さんや先生に聞きましょう。自信をもって牛乳入りの離乳食を与えてください。今回は離乳食レシピもご紹介してきました。ぜひ赤ちゃんの離乳食に牛乳入りのレシピを活用してみてください!