すのこベッドのおすすめの選び方は?折りたたみなどメリット&デメリット徹底解説!
湿気の多い時期はベッドや布団のカビが気になります。そんな方におすすめなのが、風通しを良くしてカビの予防に役立つ「すのこベッド」です。すのこベッドには材質や形状など種類が豊富にあります。そこで、すのこベッドの種類や特徴を徹底解説しておすすめの選び方を紹介します!
目次
すのこベッドの種類や特徴とおすすめの選び方を紹介!

湿気の多い季節になると、カビの心配が増えてきます。特に、寝室のベッドや布団は眠っている時の熱気がこもりやすく、カビが生えやすいです。そんな、寝室のカビ対策に人気でおすすめなのが「すのこベッド」です。

日本の気候は高温多湿で、梅雨になれば湿度は80%にまで達します。しかも、土地の狭い日本にはマンションが多く、室内は湿気が溜まりやすいです。西洋式ベッドのようにマットを敷きっぱなしにする寝具には、どうしてもカビが生えてしまいます。

そんな日本の気候を考慮した上で、西洋ベッドの寝心地を継承して風通しの良い作りに改良したベッドがすのこベッドです。すのこベッドには、材質や形状などにより多くの種類があります。そこで今回は、すのこベッドの種類やメリット・デメリットなどの特徴を徹底解説して、おすすめの選び方を紹介します!
折りたたみ型すのこベッドとは?
すのこベッドの種類:折りたたみ型

使用しない時には折りたたんで収納することができるベッドが、「折りたたみ型すのこベッド」です。折りたたみ型は、ベッドの脚が付いていない商品がほとんどです。その為、販売する店舗によっては「折りたたみマット」と表現している場合もあります。折りたたんで狭いスペースに収納できるので、部屋を有効活用できると人気でおすすめです。

しかし、床に直接敷く使い方をする折りたたみ型すのこベッドは耐荷重試験が難しく、試験の表記が無い商品が多いです。そのため、折りたたみ部分から破損しやすいといったデメリットがあります。簡易的な作りのベッドが多いので、寝具を直接床に敷いて寝るよりは通気性を良くして、カビの発生を防ぐことができるマットのようなものだと考えて下さい。
ベッド型すのこベッドとは?
すのこベッドの種類:ベッド型

西洋式ベッドの寝心地を継承しつつ、湿気の多い日本の気候でもカビが生えにくいように改良されたベッドが、「ベッド型すのこベッド」です。ベッドの脚が付いているので、折りたたみ型すのこベッドよりも湿気を逃がしてカビの発生を防ぐ効果が高いです。耐久性に優れていて、寝心地も良いので、ぐっすり眠りたい方におすすめです。

大きさは西洋式のベッドと変わりないので、狭いスペースを有効活用することはできません。また、価格も折りたたみ型に比べて高くなります。しかし、寝心地の良さやベッドとしての安定感は抜群です。デメリットも少ないので、湿気の多い時期だけでなく、オールシーズンすのこベッドを活用したい方に人気でおすすめです。
すのこ状だからこそ風通しが良い
すのこベッドのメリット①カビの予防におすすめ

すのこベッドのメリット①は、カビの予防におすすめなことです。カビは湿度が60%を超えると、発生しやすくなります。しかも、毎日使う布団やマットなどの寝具は、眠っている間にこもった熱や湿気により、最もカビの生えやすい条件が揃ってしまいます。そこで重要となるのが、通気性です。こもった熱や湿気を上手に発散して、カビの生えにくい環境に変えることができます。

残念ながら、すのこベッドにすることでカビを完璧に防げるという訳ではありません。しかし、通常のベッド、布団やマットレスで眠る場合と比較すると通気性が良く、カビの発生を抑制できます。また、折りたたみ型すのこベッドであれば、布団をのせたまま折りたたむことができます。毎日布団を干すことができるようになるので、カビ予防に人気でおすすめです。

ベッドマットだけでなく布団も使える
すのこベッドのメリット②寝具を自由に選べて人気

すのこベッドのメリット②は、寝具を自由に選べることです。すのこベッドであれば、布団を敷いて眠ることも、マットレスを敷いて眠ることもできます。部屋や自分の好みに合わせて、寝具の組み合わせをコーディネイトできると人気でおすすめです。

自分の体調に合わせて、布団にするかマットレスにするかを選択することもできます。ベッドにマットレスを組み合わせると、柔らかい寝心地になります。しかし、沈み過ぎて腰を痛めている方には向きません。そんな時にすのこベッドであれば、布団を組み合わせることができます。硬めの寝心地は、腰や背中に悩みのある方におすすめですよ。
和室でも洋室でも違和感が無い
すのこベッドのメリット③和室でも洋室でも使える

すのこベッドのメリット③は、和室でも洋室でも使えることです。すのこベッドは和室にも、洋室にも違和感なく置くことができるベッドとして人気があります。先ほどのメリット②で紹介したように、寝具は布団でもマットレスでも使うことができるので、部屋の雰囲気に合わせてコーディネイトできます。

和室であれば、畳の上にすのこベッドを置くことで湿気を上手く発散できて、より一層のカビ予防効果が期待できます。和室には、和のテイストが強い折りたたみ型すのこベッドが人気でおすすめです。ベッドの脚が無いので、畳を傷つける心配も少ないですよ。

洋室のフローリングに直接布団やマットレスを敷いて眠ると、カビが発生しやすいです。すのこベッドを使うことでカビの予防に役立ちます。フローリングに折りたたみ型すのこベッドを置く場合、毎日たたまないと湿気が溜まってカビが発生しやすいので、注意して下さい。洋室にすのこベッドを置くと、ナチュラルテイストの優しい温もりを感じる部屋になります。
収納できるので狭い部屋にもおすすめ
すのこベッドのメリット④折りたためて狭い部屋にもおすすめ

すのこベッドのメリット④は、折りたためて狭い部屋にもおすすめなことです。これは、折りたたみ型すのこベッド特有のメリットになります。洋室でクローゼットに布団をしまう場所が無い場合にも、折りたたみ型すのこベッドに布団をのせたまま収納できるので人気でおすすめです。布団も干せて、部屋のスペースを有効に活用できます。

コンパクトに折りたたんで収納することができるので、来客用として用意しておいても便利です。マットと一体型の折りたたみ型すのこベッドであれば、ベッドを広げてシーツを敷くだけで眠る準備ができておすすめです。キャスター付きで移動がしやすい商品も人気が高く、掃除がしやすくいつも清潔な寝室を保ちたい方におすすめです。
通常のベッドと比較すると壊れやすい
すのこベッドのデメリット①簡易的な作りで壊れやすい
ベッドのすのこが壊れた。昨夜、寝る時、バキッてイヤな音がした。 pic.twitter.com/Hg1W6vD7bp
— クズデ ダメコ (@YaskomS) October 17, 2016
すのこベッドのデメリット①は、簡易的な作りで壊れやすいことです。このデメリットは折りたたみ型すのこベッドにのみ当てはまります。なぜなら、折りたたんで収納するために、軽量化を重視して作られているベッドだからです。軽量化することでベッド板は薄くなり、ベッド本体の強度が下がってしまいます。そのため、壊れやすく、安定性も低くなります。
だましだまし使ってたベッドのすのこがバッキバキに壊れたから床で寝る
— あろーん (@Alone_300) June 11, 2018
逆に、ベッド型すのこベッドは通常の固定ベットと比較しても強度の強い商品が多いです。通常の固定ベッドは、スプリングマットレスを使って眠ることが前提となっています。そのため、ベッドフレームはスプリングマットレスを使用した時の基準で強度が計算されています。

ベッド型すのこベッドは布団で眠ることも考えて作られています。そのため、ベッドのフレームだけで比較すると、通常の固定ベッドより強度が勝る商品が多いのです。
使い続けることで寝心地が悪くなる
すのこベッドのデメリット②寝心地が悪い

すのこベッドのデメリット②は、寝心地が悪いことです。ベッド板の堅さなどは、布団やマットレスを変えることで改善して寝心地を良くできます。問題は、ネジの緩みやベッド板のしなりによる軋み音です。この軋み音が発生するデメリットは折りたたみ型すのこベッドに発生しやすいです。

折りたたむ部分をつなぎ合わせるために、ネジが使われている商品が多いです。折りたたむことを繰り返すと、どうしてもネジの緩みが発生してギシギシとした軋み音の原因となります。また、軽量化を重視してベッド板が薄くなっている分、板がしなる音が発生します。使い続けると寝返りを打つたびにギシギシと音が発生するので、寝心地が悪くなってしまうのです。
風通しが良く床に近いので冬は寒い
すのこベッドのデメリット③防寒効果が弱い

すのこベッドのデメリット③は、防寒効果が弱いことです。すのこベッドは通気性が良くカビの発生を予防します。しかし、この通気性が冬にはデメリットとなります。通気性が良いので冷たい空気がベッド下を通ってしまい、冬の寒さを強く感じます。
家はすのこベッドなんだけど、涼しいというより寒い…考えたらスカスカの板の間に寝てるのと同じなんだよね
— ねむりじかtheチキンハート (@slats0125) June 25, 2018
また、すのこベッドは通常のベッドより背が低い商品が多いです。暖かい空気は軽いので天井付近に集まり、冷たい空気は比重が重いため、どうしても床付近に集まります。暖房をつけていたとしても、背が低いすのこベッドに眠ると、冷たい空気が集まる床付近で眠ることになってしまうのです。
すのこ板の材質が重要!
すのこベッドのおすすめの選び方①材質をチェック

すのこベッドのおすすめの選び方①は、材質をチェックすることです。すのこの原料は木です。だからこそ、材質が重要になります。通常のベッドは、デザイン性や価格を重視しますが、すのこベッドの選び方では材質を確認しましょう。材質によって、寝心地や機能性が変わってきます。ここでは、主要な原料である「ヒノキ」「キリ」「スギ」「パイン材」の特徴を説明します。
すのこベッドのおすすめの選び方:材質①ヒノキ
ヒノキは水に強く、リラックス効果のある香りが特徴です。独特の香りが人気で、ヒノキ風呂として浴槽にも使われている木材です。柔らかく加工がしやすいですが、強度が高いので昔から家の建築材としても使われてきました。防腐性が強いので、湿気にさらされやすいベッドにおすすめの材質です。
すのこベッドのおすすめの選び方:材質②キリ

キリは古くから家具作りに使われている木材で、キリのタンスは高級家具として人気です。熱伝導が低い特徴があるので、冬は冷たくならず、夏は熱くならないというベッドに最適な特徴を持っています。軽量なのでベッドの組み立てや移動も楽です。湿気が高いと膨張し、乾燥すると収縮する自然の調湿機能を持ち、カビの抑制におすすめの材質です。
すのこベッドのおすすめの選び方:材質③スギ

スギは日本で多く植林されているので安価で手に入る木材です。柔らかく、軽く、加工しやすい材質です。真っ直ぐに伸びて空気を多く含むので、断熱性に優れており、家の建築材としも人気です。空気を多く含む分、細胞の間に水分を吸収できるので高い湿気調節機能を持っており、湿気対策におすすめの材質です。
すのこベッドのおすすめの選び方:材質④パイン材

日本の松にあたる木材がパイン材です。柔らかく肌触りが良く、香りも良いので、癒し効果の高い木材といわれています。針葉樹林特有の柔らかさからDIY用の加工素材としても人気です。価格も手ごろなので、安く天然木のぬくもりを楽しみたい方におすすめの材質です。

どんな特徴があるかを確認しよう
すのこベッドのおすすめの選び方②特徴をチェック

すのこベッドのおすすめの選び方②は、特徴をチェックすることです。折りたたみ型すのこベッドには、軽く薄い素材で持ち上げやすいもの、キャスターが付いて移動しやすいもの、丸めて収納できるロールタイプのものなど、折りたたんだ状態に特徴を持った商品が多いです。
こんなにもコンパクトになるすのこベッド。
— ベルメゾン【公式】 (@bellemaison_jp) May 25, 2018
裏面にもクッション材を貼り付けているので、床をキズつけにくいのが特長◎https://t.co/2lI8b53U60 pic.twitter.com/F2zgCRWIyU
ベッド型すのこベッドには、ヘッドレスト部分に収納がついているもの、コンセントやライトがとりつけてあるもの、本棚がついているもの、すのこ部分の面積が広いものなど、睡眠以外の便利機能に特徴がある商品が多いです。色々な特徴をチェックして、自分のイメージに合ったすのこベッドを選ぶことがおすすめです。
すのこベッドの種類を選択しよう
すのこベッドのおすすめの選び方③種類をチェック

すのこベッドのおすすめの選び方③は、種類をチェックすることです。すのこベッドには先ほど説明したように、折りたたみ型とベッド型の2種類があります。両方ともカビを予防する効果が高いという特徴は同じですが、それ以外の特徴は正反対です。特徴を確認して、自分の好みに合わせて選ぶことがおすすめです。

折りたたみ型すのこベッドは、簡易的に使う時におすすめです。湿気の多い時期だけ使うカビ対策や、来客用に用意するベッドとして重宝します。ベッド型すのこベッドはオールシーズン使えるメインベッドにおすすめです。木のぬくもりと香りで寝心地も抜群です。自分がイメージする目的に合った種類のすのこベッドを選ぶようにしましょう。
寝具と相性の良いすのこベッドを選ぼう
すのこベッドのおすすめの選び方④寝具との相性をチェック

すのこベッドのおすすめの選び方④は、寝具との相性をチェックすることです。すのこベッドは布団でも、マットレスでも眠ることができるベッドです。好きな寝具で眠ることができますが、寝具とベッドの相性は大切です。

フローリングの床に布団を敷いて眠ると硬く感じるように、すのこベッドの上に布団だけでは硬く感じる方もいます。それが好きな方もいれば、嫌いな方もいます。そのため、好みによっては低反発の布団を用意したり、布団の下に薄手のマットレスを敷いたりする必要が出てきます。すのこベッドを選ぶ時には、自分が使う寝具を考慮に入れて寝心地を確認することがおすすめです。
軋み音がしないか寝心地を確認しよう
すのこベッドのおすすめの選び方⑤軋み音の原因部分をチェック
すのこベッドのおすすめの選び方⑤は、軋み音の原因部分をチェックすることです。すのこベッドは木材の部品が多く、軋みやすいベッドです。特に、折りたたみ型すのこベッドの場合はネジでベッドを組み合わせているので、軋み音が出やすいです。すのこベッドの選び方では、なるべく軋まないベッドを見つけることがおすすめです。

軋み音の原因となる部分は、ベッドフレームの接続部分、すのこ部分、折りたたみ型であればネジの接続部分、ベッド型であれば床と接地する足部分であると考えられます。接続部品に使われているネジの緩みや金具のズレは、軋み音の原因になるので良く確認して下さい。ネジの緩みを調節してもらうだけでも、軋み音の軽減に繋がります。

すのこの強度が弱いと、しなりが発生して軋み音が出ます。強度の確認も忘れずに行いましょう。また、床と接地する足部分が並行でないと、ぐらつきによって軋み音が発生します。ベッドが原因か床の傾きが原因かの判断が難しいので、できるだけ並行を保てる6本足のベッドを探すことがおすすめです。
カビが生えにくいすのこベッドを探そう
すのこベッドのおすすめの選び方⑥カビ対策をチェック

すのこベッドのおすすめの選び方⑥は、カビ対策をチェックすることです。すのこベッドはカビの予防に役立ちますが、カビが絶対に発生しないという訳ではありません。カビを発生させない環境作りに役立つベッドと考えて下さい。カビ予防を目的としてすのこベッドを選ぶのであれば、材質、床との距離、布団の干しやすさを確認するようにしましょう。

すのこ板の材質は湿気に強いキリやヒノキがおすすめです。木材自体が湿気の調節を行ってくれますよ。そして、床との距離が離れているすのこベッドを選びましょう。床との距離が離れることで、湿気が逃げやすくなってカビ対策に繋がります。最後に、最も重要なのが布団の干しやすさです。
㈱めいじ屋さんの布団干し機能付き すのこベッド使って室内干ししてます。
— めろす☆冷えとり編み物作家@MCS (@merosu4510_2) July 3, 2018
無垢の檜or桐を使って、接着剤一切使ってないと確認済み。両木材が駄目という方は使えません
木自体の臭いを飛ばすために放置期間が要りますが、布団の湿気もこれを使うようになって減りました(*^^*)
カビを発生させない一番の対策は、布団を干すことです。折りたたみ型すのこベッドであれば、折りたたんで手軽に布団を干すことができておすすめですよ。最近では、ベッド型すのこベッドにも、すのこ部分だけを折り曲げて換気できる商品があります。お店で確認して、布団を干しやすい商品を探すようにしましょう。
選び方を参考にしてお気に入りのすのこベッドを探そう!

今回紹介したように、すのこベッドの選び方には多くの選択肢があります。だからこそ、あなたの目的に合ったベッドが必ず見つかりますよ。すのこベッドのメリット・デメリットやおすすめの選び方を確認して、あなたの目的に合わせたベッド選びに役立てて、お気に入りのすのこベッドを探して下さいね!