こなれ感を極める!ファッションコーデ・ヘアアレンジ・メイクの方法
最近雑誌の見出しなどでよく見かける「こなれ感」ですが、こなれ感とはどんなファッションなのか知っていますか?すでに世間に浸透しているこなれ感の意味をいまさら聞けないという方のために、コーデ、メイク、ヘアアレンジのこなれ感をご紹介します。
目次
こなれ感を出したい!

最近、こなれ感と言うファッション用語をよく耳にしますが、こなれ感を取り入れたくてもどうしたら良いのか分からないと言う方も多いのではないでしょうか?雑誌の中のコーデでなんとなく意味が分かっていても、いざ自分のコーデに取り入れると「何かちがう!?」となってしまいがちなのがこなれ感ですよね。今回はそんなこなれ感を具体的に指南します。
こなれ感が出ない(笑)。こなれてないからなんだけどね・・ふふ・・
— トーカ (@to_ka666) June 28, 2018
ファッションコーデから、メイク、ヘアアレンジまで全身のこなれ感の演出方法の他、こなれ感を出そうとして陥りがちな注意点も合わせてお届けします。こなれ感を出しておしゃれに磨きをかけちゃいましょう!
こなれ感とはどんな意味?
こなれ感ってなんぞや
— らい (@lichi_0507) July 2, 2018
ではまず、ファッションで言うこなれ感とはどのような意味なのでしょうか?こなれ感とは、大きい意味で言うと無理せず着こなしている様子や着慣れている雰囲気の事を指します。肩ひじ張った無理したスタイルではなくてあくまで「着慣れている」というところがポイントです。

そしてメイクやヘアアレンジに関してのこなれ感とは、きっちりしている中に併せ持つナチュラルさや柔らかい雰囲気を意味します。つまりこなれ感とは普段着や普段メイクなのに、どこかおしゃれに見せるテクニックが必要なのです。
カジュアルすぎるとこなれない
こなれ感が出ない理由①ただのカジュアルスタイルになってしまう
こなれ感の意味が分かったところで、自分なりにこなれ感を出そうとしてもいまいちこなれ感が出ないという方が陥りがちな状況をご紹介します。
おたくが求めるこなれ感はおそらく間違ってるからパリッとしたカジュアルを目指せば失敗しないはずだ。くたっとしたカジュアルではしまむらになるからダメ
— ぽ (@chuusiyouze) October 20, 2014
こなれ感とはただのカジュアルファッションではありません。着慣れているというところに注目するとカジュアルスタイルに走りがちですが、カジュアルコーデの中にこなれ感のポイントとなるようなアイテムや着こなし方が必要となるのです。

もっと言えば、こなれ感とはあくまで「きれいめ」ファッションが基本となるので、こなれ感を出すためにはカジュアルはちょっとした要素として加えるくらいがちょうど良いのです。
ゆる過ぎるとこなれない
こなれ感が出ない理由②野暮ったくなってしまう
ナチュラルや柔らかさが必要だからと言って、体系をカバーするような上下ゆるめのファッションや慌てて束ねたようなぼさぼさなヘアアレンジでは、野暮ったい印象になってしまい、特に年齢が上に行くほどおばさんっぽい印象が抜けなくなってしまいます。
簡単♡こなれ感ヘア♡みたいなサムネの動画とかで本当に簡単だったらやってみようと思ってよく見てるんだけど、自分でやったらこなれ感どころかむしろただセットに失敗した変な髪型にしかならんし寝癖と見分けつかなそう~は~しんどいしんどい
— しろろん@お絵描き🎨 (@shirocute222) October 13, 2017
こなれ感は、ゆるっとした部分と、シャープな部分をうまくコーディネートする緩急がポイントなんです。こなれ感とは一見ラフに見えますがオフィスなどで着ても浮かない、ちょうど良いバランスの計算されたファッションやメイク、ヘアアレンジが重要です。
チラっと見せる肌
こなれ感を極める!ファッションコーデ編:肌見せを意識
では、こなれ感が出ない理由を打開するべくこなれ感を出すための具体的なポイントを紹介していきます。

肌見せと言っても、露出の多いコーデの意味ではありません。シャツの袖やデニムの裾をまくって、足首や手首をチラ見せするのです。あくまでもチラ見せなのでまくり過ぎにも注意です。手首や足首の細くなっている部分をチラっと見せる程度が目安です。そうすることで、すっきりまとまるばかりでなく女性らしさもあわせ持ったこなれ感が出せます。

裾のまくり方もラフにくしゃっとまくるのがポイントです。まくった手首にバングルやブレスレット、華奢な腕時計を着けてもいいですね。袖や裾がダボつくのが気になるという人は、予め短め丈のトップスやパンツでもこなれ感が出ます。この場合、七分だと短すぎるので8~9分丈くらいを意識するといいですね。
あえてはずしたコーデ
こなれ感を極める!ファッションコーデ編:外しのテクニックを投入
外しのテクニックとは、テーマに敢えてミスマッチなアイテムをコーディネートするテクニックのことです。具体的に一番挑戦しやすいのが、今や定番となりつつある、ブラウスとタイトスカートやフレアスカートのようなキレイめファッションにスニーカーを合わせるコーデです。ベーシックなカラーのキャンバススニーカーなどが合わせやすく初心者でもこなれ感が出しやすいです。

また、その逆のパターンでカジュアルなデニムの裾をまくってパンプスやヒールとコーディネートする外しテクも取り入れやすいです。この場合は差し色になるような色のパンプスと合わせるとよりこなれ感が出ます。

ロゴTシャツで外すテクニックもおしゃれです。フェミニンなコーデにシンプルなロゴTシャツは程よいこなれ感を演出してくれます。このコーデの場合、ロゴTはボトムにインしてすっきり見せるのがカジュアルになり過ぎないポイントです。キレイめコーデに、だてめがねやスポーティーな腕時計、キャップなどでボーイッシュな要素をプラスするのも外しテクとして有効です。
ひと手間加えて垢抜ける
こなれ感を極める!ファッションコーデ編:アレンジを加えた着こなし
いつもの定番アイテムも、アレンジを加えて着こなすことで、こなれ感を演出することができるんです。例えば襟付きのブラウスやシャツは、「襟抜き」というアレンジで一気にこなれた雰囲気になります。襟抜きの方法は、シャツやブラウスなどの後ろ襟をぐいっと下にひっぱるだけです。ボタンは、この状態でデコルテが見えるくらいまであけておくとバランスがいいです。

襟抜きをする場合は、少しオーバーサイズのシャツを選ぶと様になります。この場合も袖はラフにまくってください。また、Gジャンやトレンチコートも、この襟抜きでぐっとこなれ感が出ます。

そして、「フロントイン」というアレンジもこなれ感に効果的です。これはトップスの裾を前だけボトムにインするアレンジです。方法は、トップスを一旦全てボトムにしまい、フロントの裾だけ残して後ろとサイドの裾をボトムから出すだけです。インしているフロントの部分もきっちりとインするのではなく、つまんで少したるませます。

フロントインは足長効果と体型カバーの効果があるので、こなれ感プラスコンプレックスの解消にもなる便利なアレンジです。あとは、上着に袖を通さずに羽織るように肩にかけるアレンジもこなれます。この場合の上着はジャケットなどを選ぶと様になります。
スタイルアップがコーデの基本
こなれ感を極める!ファッションコーデ編:ウエストの位置を意識

ボトムのウエストの位置は、意外とこなれ感を左右する重要なポイントになります。少し前に流行った浅めのウエストのボトムはこなれ感のコーデにはラフすぎる印象となりあまり向いていません。ファッションで言うこなれ感とは、着くずしながらもスタイルが良く見えたり、きちっと感が出ていたりというのがポイントですので、ハイウエストを選んでスタイルアップしましょう。

ただのシャツとデニムのコーデだってデニムをハイウエストにしてTシャツをイン、もしくはシャツをフロントインするだけで見違えるようなこなれ感が出ます。また、太めのベルトやシャツを腰に巻くなどでウエストをマークする方法も効果があります。普段着なのになんだかシュッとして見えるというのがこなれ感には必要なんです。
ほどよいウェーブでナチュラル感アップ
こなれ感を極める!ヘアアレンジ編:ナチュラルなウェーブ
ファッションコーデのこなれ感を演出できたら、ヘアアレンジもこなれたいですよね。ヘアアレンジでのこなれ感とはラフなニュアンスでありながら女性らしいエアリー感を意味します。

まずはヘアアレンジをする前のベースの作り方です。こなれ感の出るヘアアレンジでは髪の毛を柔らかくしなやかに見せたいので髪の毛にコテやアイロンで軽くウェーブのクセをつけます。最終的にまとめたり結んだりするので、巻き方は適当でも大丈夫です。

全体にボリュームをつけたい場合はフォワードとリバースとをランダムに巻き、まとめ髪のニュアンス作りには波巻きでウェーブがつけばOKです。こうしておくことでただの一つ結びやポニーテールのヘアアレンジでも驚くほどこなれ感が出るんです。
手ぐしを使って無造作に
こなれ感を極める!ヘアアレンジ編:手ぐしでラフにまとめる
髪をまとめるときにくしやブラシを使ってしまうと、せっかくベースで施したウェーブヘアが活きなくなってしまいます。まとめるときは手ぐしを使ってください。手ぐしでまとめると毛の流れがランダムになり、まとめ髪のヘアアレンジでも毛流れに動きが出るんです。

しかし、全てをゆるくまとめるとなんだかぼさぼさで疲れた印象になりかねません。こなれ感を出すコツはサイドと襟足はタイトにまとめて、結び目もきつめに結んでください。こうすることで、こなれ感の他にもヘアアレンジが崩れにくいというメリットもあります。
ボリュームはトップに出す
こなれ感を極める!ヘアアレンジ編:髪を引き出す
髪の毛がまとまったら表面の髪の毛を指でつまんでランダムに髪の毛を引き出すとさらに今っぽさとこなれ感が出ます。引き出す場所はトップの髪の毛をメインにして、トップにボリュームを持たせましょう。この時に空いてる手で結び目を押さえながら引き出すと、イメージ通りの場所にボリュームが出て、結び目も緩くなりません。

タイトにまとめたサイドの髪も、少し下に引き出して耳の上部にかかるようにするとラフなニュアンスが強調されておしゃれです。髪質が柔らかい人や猫毛の人は、このニュアンスがキープできるようにヘアアレンジ前にワックスやミルクを髪全体に揉み込んだり、完成後にスプレーをかけるなどスタイリング剤を使うこともおすすめします。
ダウンスタイルもナチュラルに
こなれ感を極める!ヘアアレンジ編:作り込んでいない無造作感

ショートやショートボブなど、まとめ髪にするにはまだ短い髪の毛でもこなれ感は出すことができます。コテやアイロンでくせをつけていくのですが、ポイントはしっかりと巻かないことです。波巻きでゆるくウェーブをつけたら、ワックスやミルクを髪の毛に揉み込んで束感を出し、さらにくしゃくしゃっとほぐして完成です。

また、短めショートボブのハーフアップもおすすめです。髪の毛全体をコテやアイロンでクセをつけてベースを作ったら、耳より上の髪の毛をまとめてゴムで結び、まとめ髪同様、表面の髪をつまんで引っ張り崩します。残りの下ろした髪の毛もスタイリング剤で動きと束感を出します。結び目にヘアアクセサリーをつけてもおしゃれですね。
透明感のあるツヤ肌
こなれ感を極める!メイク編:ベースメイク
ファッションも、ヘアアレンジもこなれ感が作れたら、メイクでもこなれていきましょう。メイクの上でのこなれ感とは、ナチュラルがメインの頑張り過ぎないメイクを意味します。まずはベースメイクです。内側から輝くような透明感とツヤ感がこなれ感を出すベースメイクの肝です。ベースメイクを作る前に化粧水や乳液などの保湿で肌を整えておきましょう。

化粧下地はパール大を手のひらに出して、指の腹で顔全体にまんべん無く乗せていきましょう。この時の下地は、くすみや毛穴をしっかりカバーしながら厚塗りに見えないものが効果的です。コントロールカラー効果のある、肌色を明るくするようなタイプの下地もおすすめです。上に乗せるファンデーションはリキッドファンデーションを使うと自然なツヤがでます。

さらにリキッドファンデーションにも美容液又は乳液を一滴加えて指でよく混ぜます。頬、おでこ、鼻先、あごなどの顔の凸部分に乗せてそこから伸ばしていきます。ベースメイクの最後は、パール系やハイライト効果のあるルースパウダーをブラシを使って薄くのせてください。これでこなれ感の出る基本のベースメイクの完成です。
ふんわり優しい目もと
こなれ感を極める!メイク編:アイメイク

アイメイクも基本はナチュラルです。まず顔全体の印象を左右する眉ですが、薄めにすることでこなれ感がでます。輪郭を強調せずに自眉毛を活かしてふわっとした印象に仕上げましょう。カラーは髪の毛の色と同じか、ワントーン明るくすると自然です。ペンシルタイプよりもパウダータイプのアイブローを使うとよりナチュラルな輪郭になります。

ナチュラルなアイメイクと言ってもアイライナーを使って目を大きく見せたいという願いは叶えたいですよね。そんなときは、定番の黒のアイライナーを使うのではなくブラウンや濃いブラウンを使うと、肌に馴染みながらも目もとも可愛く演出できます。マスカラも同様にブラウン系の色味で揃えるようにしてください。
血色感チークでヘルシーな印象
こなれ感を極める!メイク編:チーク
ナチュラルメイクでもチークを入れて肌に自然の血色感を与えましょう。血色感とはほんのり上気したような発色を意味します。健康的な血色感を演出するには、薄いピンクやオレンジのチークがおすすめです。より自然な血色感を印象付けたいなら肌なじみの良い練りチークやリキッドチークを使いましょう。人差指、中指、薬指の3本の指を使って頬骨のあたりにぼかしながらのせます。

鏡で見て濃いなと感じたらリキッドファンデーションやCCクリームを薄く重ねて調整し、あくまでナチュラルを意識しましょう。また、もともとの赤みが悩みの肌にはラベンダーピンクなどの、ブルー系の色味が入ったチークががおすすめです。ブルー系のピンクは上手く赤みを隠しながら血色感を出してくれます。

いかにもチークを使っていますと言わんばかりのメイクはこなれ感が出ませんので内側からじゅわっと滲み出るような発色にこだわりましょう。
ナチュラルセクシーなリップ
こなれ感を極める!メイク編:リップ
リップメイクは輪郭をぼかしてこなれ感を出しましょう。塗り方は、唇の端を避けて中心部分に色を乗せ、上下の唇を合わせて色を馴染ませます。指や綿棒を使って塗るとより自然な感じに仕上がります。

大人っぽく仕上げたい場合は、レッド系ピンクのリップがおすすめです。はっきりとした発色ですが、ぼかしながら塗ればナチュラルな印象を出すことができます。また、可愛らしさと潤いを重視する場合はグロスタイプのリップがおすすめです。透明感のある発色でぷるんとしたうるうるの印象を与えます。

チークの色が薄い場合は、鮮やかなレッドのリップをつけることで、肌が明るく、きれいに見えます。チークとのバランスでリップの色を調節してください。カジュアルなのに色気のある唇が、こなれ感のあるメイクのポイントになります。
こなれ感を出してコーデを楽しもう

こなれ感を出すためのファッション、ヘアアレンジ、メイクをご紹介してきましたが、こなれ感とはどういう意味なのか分からなかった人も、意味は知っていたけど取り入れられなかった人も、具体的なこなれ感の出し方が分かったのではないでしょうか?

こなれ感とはコーディネート全体の雰囲気を示す意味の言葉なので、お手持ちのアイテムでも使い方次第で充分こなれ感が出せるんです。まずは、クローゼットの中の服、メイクポーチの中のアイテムでこなれ感を取り入れてみてください!
