ピーマンの保存方法テクニック!長持ちさせるコツと食べきり期間はいつまで?
夏野菜といえば「ピーマン」です。旬の時期は、近所からもらうことも増えて食べきれないことも多いのではないでしょうか?ピーマンの冷蔵保存や冷凍保存、長期に保存するためのコツやポイントをご紹介していきます。ピーマンが食べきれないときは参考にしてください。
目次
ピーマンとは?

夏野菜の代表「ピーマン」は、ほどよい甘みと苦みが人気の野菜です。旬の時期になると、畑の収穫のおすそ分けや、食品スーパーで安く出回ります。もらいものや買ったピーマンを、食べきれずに腐らせてしまうことも多いのではないでしょうか?今回の記事では、ピーマンの上手な保存方法・長持ちさせるコツやちょっとしたテクニック・食べごろの期間などをご紹介していきます。参考にしながら、上手に保存していきましょう!

ピーマンは、夏が旬の夏野菜で、ナス科の一年草です。トウガラシの栽培品種に分類され、種子は食べずに果肉部分を食べます。西洋トウガラシと呼ばれることもありますが、辛みはありません。ピーマンの主な生産地は、茨木県と宮崎県。ハウス栽培されているものは、通年を通して流通しているため、一年中、スーパーで見ることができる野菜の種類です。苦手な子供も多いですが、苦みの少ない種類も出回るようになりました。
ピーマンの旬の時期とは?

ピーマンは通年を通して流通しているため、あまり旬の時期を意識したことが少ないかも知れません。旬の時期を知っていると、安く手に入れることができるので、ぜひ覚えておきましょう。ピーマンの旬の時期は、6~9月で、この時期には最も安く大量に出回ります。同じピーマンを食べるのでしたら、美味しくて安い時期にいただきたいですよね。パプリカもピーマンの一種で、ピーマンにはたくさんの種類が存在しています。
マクロビオティックの観点からピーマンを見てみよう

マクロビオティックでは、食べ物を陰性(体を冷やすもの)・陽性(体を温めるもの)という考え方があります。ナス科の野菜は、陰性の野菜になります。夏野菜の多くは、ナス科の野菜ですので体を冷やす作用があると考えれば、暑い季節に食べるのはとても理にかなっていますね。食べ方・調理方法によって、陰陽の作用が変わりますので、興味のある方は、マクロビオティックを勉強するのもおすすめです。

ピーマンの栄養について
ビタミンC

ピーマンの栄養についてご紹介していきます。ピーマンには、ビタミンCが多く含まれており、美容効果・疲労回復効果・風邪予防効果などが期待できる野菜です。また、ピーマンよりもパプリカのほうがビタミンC含有率が多く、オレンジ色→赤色→緑色の順番に多く含まれています。夏場は汗をかいて、ビタミンCが不足しがちになります。ピーマンを積極的に食べて、栄養を補給しておきましょう!
カロテン

緑黄色野菜のピーマンは、ビタミンA・ビタミンEも含み、カロテンも豊富に含んでいます。カロテンとは、体内でビタミンAに変わる大切な栄養素です。夜間でも視力を維持する効果や、皮膚・粘膜の健康を助ける効果があると言われています。ピーマンは栄養豊富な野菜ですので、積極的に食べていきたい野菜です。食べきれない時は、長持ちするテクニックを使って、上手に保存していきましょう!
クエルシトリン
クリスティーヌ。野菜を買いだめしたい、と……?
— 所帯染みたファントムbot (@FGO_POTO_bot) July 13, 2018
……野菜の長期保存には冷凍庫が便利だ。ピーマン、タマネギ、キャベツ、ネギ、コーン、大根、キノコなどは生のまま冷凍できる。それ以外の野菜も、下茹でした後、容器に入れるなどすれば冷凍保存は容易だ。
いわば手作り冷凍食品と言ったところか。
ピーマンの苦み成分はクエルシトリンという成分です。ピーマンの苦みが苦手という子供も多いですが、このクエルシトリンは素晴らしい働きをするんです。クエルシトリンについては、まだ完全には働きを理解できていない成分なのですが、抗炎症作用があります。また、便秘の改善や利尿作用があるので、体の毒素を排出するのに役立っています。クエルシトリンは高血圧防止や抗うつ作用などもあるのだそうですよ。

ピーマンがおいしく食べられる期間
ピーマンの旬の時期は6~9月の夏場です。この時期にはたくさんのピーマンが流通しますので、おいしいピーマンを食べることができます。ハウス栽培などでは通年を通して出回っていますので、年間を通してピーマンが食べられます。ピーマンを収穫して、どれくらいの期間、おいしく食べられるのかも気になりますよね。夏場で常温保存する場合は、数日しか持ちません。保存期間中に、栄養もどんどん少なくなってしまいます。

冷蔵庫で保存すると、大体一週間くらいは長持ちしますが、普通に冷蔵庫に保存するだけでは、上手な保存方法だとは言えません。長持ちさせるテクニックを試して、少しでも長くピーマンを楽しんでいきたいものですよね。ピーマンは、葉野菜などに比べて、比較的長持ちするほうの野菜ですが、やはり、保存状態が悪いと長持ちしませんので、注意が必要です。食べごろ期間中に食べきれない場合は、上手に保存していきましょう。

ピーマンの冷蔵保存方法
ピーマンの基本的な保存テクニック
ピーマンは水気に弱いので水分を良く拭き取り、密封しないようにビニール袋などに入れ冷蔵庫へ。1週間くらい保存可能。
— 料理が上手くなる魔法のコツ (@magic_cook) July 7, 2018
ピーマンの基本的な保存方法は、冷蔵保存です。水分を良くふき取ってから、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。大体一週間くらいの期間を目安に使い切るようにしましょう。長持ちさせるテクニックのひとつは、水分を良くふき取ることです。冷蔵保存している間に、水分がついてしまうこともありますので、保存期間中も気をつけるようにしましょう。

冷蔵保存する際、水分をふき取り、そのままビニール袋に入れても良いのですが、より長持ちさせるテクニックがありますのでご紹介します。ピーマンをひとつずつを、キッチンペーパーや新聞紙で包むという方法です。余分な水分がつかないので、おすすめのテクニックです。ペーパーで包んだら、ビニール袋に入れて保存しましょう。野菜室の温度が低すぎると、低温障害で傷みますので、注意してくださいね。
野菜を切ってから冷蔵する保存テクニック
作り置きが面倒なので、週末に野菜を少し多めに買いだめして、玉ねぎの皮をむいたものや、人参やピーマンの切ったものを冷蔵庫で保存したり、小松菜などの葉物野菜を水洗いして冷蔵庫に入れておくだけで、毎日の夕飯の調理時間が短くなるってことがわかった。メニューもイメージしやすいので、凄く楽
— なおちゃん (@Nao74688611) July 11, 2018
その後の調理を円滑に行うために、ピーマンをあらかじめ切ってから冷蔵保存するという方法もあります。ただしこれは、ピーマン丸ごと冷蔵保存する方法に比べると、日持ちする期間が短くなります。すぐに傷むというわけではありませんので、切り分けて保存するテクニックも、上手に取り入れながら家事の負担を減らすようにするのがおすすめ。切り分けているのですぐに調理に使えるというのが便利なポイントです。

切り分けて保存するテクニックは、丸ごとのピーマンよりも栄養価が低くなりますが、便利に使えますので上手に活用していきましょう。ピーマンをよく洗い、水分をふきます。ピーマンのワタ部分(種)を取り除き、食べやすい大きさに切っておきましょう。水で濡らしてかたく絞ったキッチンペーパーをタッパーの中に敷いて、そこに切り分けたピーマンを入れます。きっちりフタをして冷蔵して3~4日中に使い切りましょう。
こちらの動画のように、丸ごとのピーマンも切り分けたピーマンも、個別にラップに包んで冷蔵保存するという方法もあります。いずれも水分をよく切ってからラップに包むようにしましょう。密封させるように包むと、エチレンガスの発生がある程度抑えられます。エチレンガスとは、植物の成長を促す作用があるものなので、ピーマンが早く傷んでしまいます。
野菜を切ってから保存する場合、ビニール袋やラップに包む方法もありますが、コンテナ型のジップロックもおすすめです。重ねて保存できるので場所を取りにくいので便利なんです。にんじんや玉ねぎなどを切り分けて保存する場合にも使えますので、同じサイズでいくつか揃えて常備しておくと、色々な用途に使えますね。

ピーマンの冷凍保存方法
ピーマンの基本的な冷凍保存テクニック
【ピーマン】冷凍保存の方法
— 黒執事の家事百科 (@livingalong) June 24, 2014
1:ピーマンを縦に半分に切ります
2:へたと種を取り除きます
3:洗って水気をきります
4:口が閉まる保存袋(ジップロックなど)に入れ、冷凍庫へ
冷凍庫から出し、軽く水洗いすれば調理可能。 pic.twitter.com/3QlpDTW9fj
ピーマンを冷凍保存する、基本テクニックをご紹介します。まず、ピーマンを良く洗い、縦に半分に切っていきます。ヘタと種をきれいに取り除きます。種が残っていた場合は再び洗って種を取ると良いでしょう。その後、しっかりと水気をきります。ジップロックなどの口が閉まり密封できる保存袋に入れて、冷凍庫で冷凍していきます。使う際は、必要な量だけを取り出し、軽く水洗いすればいつも通り調理できますよ。
ピーマンの冷凍保存テクニック・応用編①
刻む、刻む、刻む、ひたすら刻む!
— いづママ (@izunomama) November 9, 2017
ご近所さんが夏の畑じまいされ、ピーマン&とうがらしが大量に舞い込んできたので冷凍保存。以前フォロワーさんに教えてもらってから、どれだけのピーマンがあっても困らなくなった(^^)v炒飯とかオムライスとかドライカレーとか、ほんと便利‼︎ pic.twitter.com/jYeFgPMjeP
調理にすぐに使えるように、あらかじめ小さく切っておくという冷凍テクニックもおすすめです。水で洗って、縦に切り分け、ヘタと種をきれいに取ります。種が残っていたら水で洗い流して水気をきります。その後、食べやすい大きさに切っていきます。炒飯やオムライス、ドライカレーなどに使う用にピーマンを冷凍保存する場合は、ほどよい大きさのみじん切りにして、ジップロックに入れて冷凍しておきましょう。
ピーマンの冷凍保存テクニック・応用編②
ピーマンは冷凍保存がきくので、使い勝手の良い大きさ(青椒肉絲用とか野菜炒め用など)に切ってビニールに入れておけばオッケーです✌️
— Moonfish(もー。) (@Moonmelon) July 10, 2018
あらかじめ調理しやすいようにピーマンを冷凍保存しておく際、調理メニュー別に切り方を分けておくと便利です。チンジャオロースなどに使う場合は、千切りにしておきましょう。また、ピザトーストの飾りなどにも使えるように、ピーマンを輪切りに保存する方法もおすすめです。調理メニュー別に、切り方を変えるテクニックは、その後の調理が簡単になるので、とてもおすすめの方法ですね。

ピーマンの冷凍保存は、冷蔵保存に比べると保存期間は長持ちします。ただし、食感などは少し落ちてしまいます。苦みが少なくなるので、ピーマンが苦手な子供には、冷凍保存したピーマンがおすすめです。冷凍保存したピーマンは、冷蔵保存よりも長持ちしますが、保存期間は大体1ヶ月を目安にして、使い切るようにしましょう。急速冷凍させるテクニックで少し長持ちしますが、家庭用冷蔵庫ですので、大きくは変わりません。
ピーマンを冷凍保存する場合は、袋状のジップロックが便利でおすすめです。素早く冷凍できるように、なるべく薄くまんべんなくピーマンをジップロックに入れると良いでしょう。他の食材を冷凍するのにも便利なジップロックは、大変重宝しますね。

調理したピーマンを保存する方法
これが!こうなって!こうじゃ!
— みいすら@テンピュール (@q4mUXLQewX4hkpK) July 6, 2018
ピーマン沢山頂いたので保存がきく佃煮にしといた( ^ω^ )
中々美味❤️ pic.twitter.com/0S7DjjQ8D4
ピーマンを保存する方法は、生のまま、冷蔵や冷凍させる方法だけではありません。調理してから常備おかずとして保存する方法もあります。こちらのツイッターの投稿のように、ピーマンの佃煮もおすすめです。濃い味付けなので、冷蔵保存でも比較的日持ちするおかずです。数日中に食べきれない場合は、お弁当のおかず用に、小分けにして冷凍保存しておくのも良いですね。朝のお弁当作りの時短にもなりますよ。

同じように、お弁当の冷凍おかずとしてピーマンを調理すると、毎日のお弁当作りが楽になります。お弁当のおかずとして冷凍保存に向いているメニューは、チンジャオロース・ピーマンの炒めものなど、水分が少ないおかずです。
寝る前に呟き。
— NANA氏@看護学生だけど夏だけ水泳インストラクター (@bridges18444208) May 27, 2018
本日は七品(名無し。だけにね)
常備菜作り
ジャーマンポテト
ナポリタンソース四人前
人参とピーマンのしりしり
アスパラの豚肉巻き
ポテトサラダ
豚の生姜焼き
鯛のアラの蒸し焼き
(蒸し焼きの出汁は味噌汁様に保存)
ブロッコリー茹でたよ
明日から弁当生活🍱 pic.twitter.com/lWZrdMuRyk
こちらのツイッターの投稿写真にあるように、にんじんとピーマンのしりしりもおいしいのでおすすめ。平日は仕事が遅く、料理に時間をかけられないという場合、休日にまとめて常備菜を作っておくという方法もあります。
ピーマンの肉詰めでけた!
— 植松寿絵 (@uematsu_san) September 7, 2016
さ、冷凍保存、冷凍保存。
夕飯のオカズ完成。
さ、寝よ(´ぅω・`)ネムタス pic.twitter.com/WjQ8wgjnkQ
ピーマンの肉詰めを作り、焼くだけの状態に仕込んでから、小分けにラップで包み冷凍保存するという保存方法もあります。解凍して焼くだけなので、食べたいときに食べられますよね。ピーマンの肉詰めをたくさん作った際は、冷凍保存しておくと良いでしょう。
ピーマンを長持ちさせるコツ

ピーマンの保存に適した温度は、10度前後です。冷蔵庫内の温度が低すぎると、低温障害を起こし傷みやすくなってしまいます。また、冬場などの室内の温度が10度前後なら、冷蔵庫に入れずに常温で保存することも可能です。

ピーマンを保存する場合は、温度管理にも気をつけるようにしましょう。冷蔵庫に保存する場合は、水分をよく切るということもポイントになります。個別にラップして保存しておくのがおすすめ。

個別にラップせず、密封もせず保存すると、ピーマンはエチレンガスが出て、成長が促進され傷みやすくなってくるからです。少しのポイントで、ピーマンは長持ちしますので、保存方法にも気をつけるようにしてくださいね。

傷んだピーマンの見分け方

ピーマンがシワシワになってきたら、傷んできているしるしです。色が変わっていない場合は食べられる場合もありますので、早めに調理しましょう。

ピーマンが変色して、ぬめりが出てきていた場合は、かなり傷んでいます。切ってみて種が黒ずんでいて、ぬめりが多くあり、嫌な臭いがしたら、残念ながら傷んでいますので処分してください。ピーマンを傷ませて食べられないことが起こらないように、保存には気をつけていきましょう。

ピーマンの保存で注意するポイント
カモシカの仕込み
— 発酵食堂カモシカ (@kamoshika_kyoto) October 18, 2015
「とんがりピーマンのピクルス」3
瓶に入れて保存し3日目くらいから食べ始めます。
命は命で元気になる。
発酵食堂カモシカ pic.twitter.com/jHSblzkmSR
ピーマンは冷蔵保存・冷凍保存、いずれかで保存する場合は、新鮮なものよりも栄養価がどんどん下がってくるということは忘れないようにしましょう。やはり、鮮度が良いうちにおいしくいただくのが一番良いのです。

たくさんありすぎて食べきれない場合は、なるべく早く食べきれるように、適宜保存しながら調理していくと良いでしょう。せっかくのピーマン、おいしくいただきたいですよね。

ピーマンを美味しく長持ちさせるための、保存方法はたくさんあります。少しでも保存期間を伸ばしたいですよね。野菜の旬の時期は、もらいものなど旬の野菜が一気に集まってくるもの。長持ちさせる方法で、保存期間を伸ばしながら、美味しくピーマンをいただいていきましょう!ピーマンは栄養たっぷりのおいしい野菜ですので、上手に保存して、最後までおいしく調理してくださいね。
