しらすパスタの簡単人気レシピ集!大葉やキャベツを使うアレンジなど
しらすと聞くと和風料理を考える人も少なくないはず。でも、このしらす実はパスタと合わせてもとっても美味しいのです。今回は、そんな和風によく使用されるしらすのパスタ簡単人気レシピに、大葉やキャベツを使ったアレンジパスタレシピをご紹介します。
目次
和食だけでなくパスタにも美味しいしらす
しらすと聞くと、和風料理を思い浮かべる方が多いでしょう。しらすは、日本食の料理でも良く出てくる材料です。生のしらすがあると釜揚げにして炊きたてのご飯と食べたり、また、フリットのように揚げて食べたりもできます。そして、しらす干しなどですと、大根おろしなどに合わせても美味しく食べる事ができ、あらゆる和風料理のレシピの材料として人気です。

しかし、このしらすは和風の料理だけではなく、実は洋風のパスタと組み合わせてもとっても美味しいのです。しらすと聞くと和風料理が思い浮かびなかなかパスタのアイディアなどは浮かばない方も少なくないはず。そこで今回は、簡単にできるしらすパスタの人気レシピと共に、大葉やキャベツを使ったアレンジ方法をご紹介していきます。

パスタに使用するしらすの種類
しらすと一言でいっても、日本ではいくつかの種類があります。生しらすからどのように製品化していくかでいくつかの部類に分けられます。しらすの種類は、それぞれに違った特徴があり、同じように人気のパスタ料理に使用するにしても旨味を出す為の調理の仕方が若干違ってきます。ここでは、乾燥度によって違う三種類のしらすをご紹介します。

パスタに合う茹でたて釜揚げしらす
生しらすから簡単に出来る人気の調理法と言えばこれ、「釜揚げしらす」です。水揚げされたばかりのしらすを大量の湯で釜でゆっくり茹で上げたものがこの「釜揚げしらす」で、水分率が75%から88%のものを言います。このシンプルに茹で上げただけの「釜揚げしらす」は、茹でたてのパスタと合わせると絶品です。

そのまま合えてもパスタに美味しいしらす干し
釜揚げしらすに比べて水分率が65から72%のものを「しらす干し」と言います。これは、茹でた釜揚げしらすを干して水分量が減ったしらすです。釜揚げしらすに比べると若干乾燥していますが、まだ柔らかさが残っていますのでそのままパスタに混ぜても、軽く炒めて和えても美味しいしらすです。

炒めて風味が出るちりめんじゃこ
最後の一種類は一般的に「ちりめんじゃこ」と呼ばれる物です。これは、しらす干しをさらに乾燥させて水分率が35から50%のしらすを言います。釜揚げしらすやしらす干しに比べると乾燥していますので、簡単に茹でたパスタに和えるレシピにはあまり向いていません。フライパンでオリーブオイルなどと一緒に炒めて風味を出してから使用するのがおすすめのしらすです。

本場イタリアのしらすパスタ
このしらす、なんだか和風料理やパスタに使用しても和風パスタのようなひびきですが、実は本場イタリアでもよく使われているイタリア料理では人気の材料なのです。イタリアでこのしらすは、「ビアンケッティ」と呼ばれており、いわゆる日本でいう生しらすの事です。

ビアンケッティのレシピは豊富で、イタリア料理にはかかせないオリーブオイルとレモンでマリネにした物や、フライにして揚げたサクサクのビアンケッティフリット、カラブリアの特産品であるビアンケッティを唐辛子と塩に漬け込んだ「ロザマリーナ」があります。

そしてもちろん、イタリアと言えばパスタ料理。この生しらす「ビアンケッティ」はマスカルポーネと合わせてビアンケッティとマスカルポーネを共に包み込んだラビオリに使用されております。もちろん、スパゲティーと合わせたパスタ料理もイタリアでは人気で多くの種類があります。

ビアンケッティのレモン風味トマトクルダイオーラパスタ
クルダイオーラとは、熱々のパスタを火を使わないソースで和えるパスタの事で作り方はとっても簡単です。材料は、トマト、フレッシュバジル、お刺身用のイカやえび、そしてもちろんビアンケッティ・生しらすです。まずは、全ての材料をオリーブオイル、塩・胡椒で味付けしておきます。そこに、湯がきたての熱々スパゲティー(もしくはペンネ)を加え、よーく絡めます。

後は、仕上げにレモンを軽く絞り、バジルをのせて盛りつければ完成です。茹でたてのスパゲティーを冷やすわけではないので、冷製パスタとはまた違います。生しらすが美味しい季節にぜひ試して頂きたい簡単で人気のしらすパスタレシピです。
しらすとアスパラガスの醤油バターパスタ
それでは、しらすを醤油バターで和えた簡単和風パスタのレシピをご紹介します。二人前の材料は、しらす(釜揚げしらすかしらす干し)50gとトッピング用に少々、アスパラガス4本、スパゲティー200g、バター30g、にんにく二片みじん切り、スパゲティーの茹で汁大さじ二杯、醤油適量、刻みパセリ適量に塩・胡椒です。
まず初めに、アスパラガスは根元の硬い皮を向き、厚さ1cmほどの斜め切りにします。スパゲティーは大鍋で茹でておきます。フライパンにバターを熱し、にんにくを入れてきつね色になるまで焦げないように炒めます。そこへ、切ったアスパラガスを入れて、塩・胡椒でしんなりするまで炒め、最後にしらすも入れてさっと炒めます。

フライパンにパスタの茹で汁を足し、一煮立ちさせたら火を止めてスパゲティーを加え、最後に醤油で味を整えながらささっと絡めます。お皿に盛ったらトッピング用のしらすと刻みパセリをちらして出来上がりです。

キャベツやほうれん草で簡単アレンジレシピ
この醤油バター和風しらすパスタのレシピは、キャベツやほうれん草を使用して簡単にアレンジする事ができます。アレンジ方法はとっても簡単。アスパラガスの代わりにザク切りにしたキャベツやほうれん草を使用します。キャベツはアスパラガスに比べると水が出やすいので、味付けの際に気をつけましょう。また、季節に合わせて菜の花を使用するのもおすすめです。

しらすと大葉のペペロンチーノレシピ
パスタ料理で人気の一品と言えばペペロンチーノ。ここでは、にんにくをたっぷり使った簡単なしらすペペロンチーノのレシピをご紹介します。洋風の材料だけではなく、大葉を使用してアレンジする事によって、洋風のペペロンチーノのレシピからほんのり和風の風味を味わう事ができるしらすパスタのレシピです。

二人前の材料は、しらす(釜揚げかしらす干し)50g、スパゲッティー200g、オリーブオイル大さじ二杯、にんにく二片みじん切り、鷹の爪二本、スパゲティーの茹で汁大さじ3杯、刻み大葉適量に塩・胡椒です。もう少し和風にするのが好みであれば、昆布茶小さじ一杯を材料に足します。まず最初に、スパゲティーを大鍋で程よい硬さに茹で上げます。

次に、フライパンでオリーブオイルを熱し、にんにくと鷹の爪を入れてきつね色になるまで焦げないように炒めます。パスタの茹で汁を加え、しらす、好みで昆布茶を入れて混ぜます。沸騰したら、ここへ茹で上げたスパゲティーを加え塩・胡椒で味を整えながら全体を良く混ぜ合わせます。最後に、盛り付けたお皿へ刻み大葉をたっぷりちらせば完成です。

大葉としらすのパスタレシピ
ペペロンチーノで使用しても美味しい大葉ですが、続いては大葉と使用した簡単なしらすパスタのレシピをご紹介します。基本的には、醤油バター和風パスタのレシピと同様ですが大葉をたっぷりと使用する事によってもう少しすっきりとした味わいとなります。

フライパンにバターを熱し、にんにくを入れてきつね色になるまで焦げないように炒めます。そこへ、しらすを入れてさっと炒めます。フライパンにパスタの茹で汁を足し、一煮立ちさせたら火を止めてスパゲティーを加え、最後に醤油で味を整えながらささっと絡めます。そこへ、刻んだ大葉をたっぷりと絡め合わせてお皿に盛りつければ完成です。

二人前の材料は、しらす(釜揚げしらすかしらす干し)50g、スパゲティー200g、バター30g、にんにく二片みじん切り、スパゲティーの茹で汁大さじ二杯、醤油適量、刻み大葉を適量に塩・胡椒です。まず最初に、スパゲティーを大鍋で茹でておきます。

しらすと大葉パスタのアレンジレシピ
このしらすと大葉パスタのレシピを更にアレンジする事ができます。このレシピにお好みでパスタに人気の材料である納豆を加えれば、簡単で美味しい和風納豆しらす大葉パスタの出来上がりです。納豆と大葉の絶妙な組み合わせが、しらすの旨味を更に引き出してくれます。納豆好きな方はぜひお試し下さい。


キャベツでアレンジしたしらすの絶品パスタレシピ
続いて、しらすのパスタをキャベツを使ってアレンジしたレシピをご紹介します。パスタで人気のペペロンチーノのレシピと共に、醤油とバターを使用したキャベツの和風パスタです。二品ともシンプルな材料で簡単に作る事が出来るレシピです。

キャベツとしらすのペペロンチーノ
しらすと大葉のレシピでもご紹介した人気のペペロンチーノですが、キャベツを使用しても美味しくて簡単なしらすとキャベツのペペロンチーノを作る事ができます。このレシピには、普通のキャベツよりも甘みがたっぷりで人気の春キャベツを使用するのがおすすめです。

二人前の材料は、しらす(釜揚げかしらす干し)50gとトッピング用少々、スパゲッティー200g、オリーブオイル大さじ4杯、にんにく二片みじん切り、鷹の爪二本、スパゲティーの茹で汁大さじ3杯、ザク切りにした春キャベツを3から4枚に塩・胡椒です。まず最初に、スパゲティーを大鍋で程よい硬さに茹で上げます。

次に、フライパンでオリーブオイルを熱し、にんにくと鷹の爪を入れてきつね色になるまで焦げないように炒めます。そこへ刻んだキャベツを加え更に炒め、柔らかくなったらパスタの茹で汁としらすを加えます。沸騰したら、ここへ茹で上げたスパゲティーを加え塩・胡椒で味を整えながら全体を良く混ぜ合わせます。盛り付けたお皿に少ししらすをトッピングすれば完成です。
キャベツとしらすにベーコンの和風パスタ
続いてしらすの醤油バターパスタをキャベツとベーコンでアレンジしたレシピです。二人前の材料は、しらす(釜揚げしらすかしらす干し)50gとトッピング用に少々、ザク切りにしたキャベツを3から4枚、スパゲティー200g、バター30g、にんにく二片みじん切り、刻みベーコン100g、スパゲティーの茹で汁大さじ二杯、醤油適量、刻みパセリ適量に塩・胡椒です。

まず最初にスパゲティーを大鍋で茹でておきます。フライパンにバターを熱し、にんにくを入れてきつね色になるまで焦げないように炒めます。そこへ、ベーコンを入れてベーコン軽く炒め、ベーコンに火が通ったところでキャベツも加えほんのり色がつくまで軽く塩・胡椒して炒めます。その後にしらすを加えてさっと炒めます。

フライパンにパスタの茹で汁を足し、一煮立ちさせたら火を止めてスパゲティーを加え、最後に醤油で味を整えながらささっと絡めます。お皿に盛ったらトッピング用のしらすと刻みパセリをちらして出来上がりです。ベーコンの風味に、キャベツの甘さとしらすの組み合わせがとっても美味しい一品です。

簡単で人気の和風しらすパスタのレシピ
今までご紹介してきたしらすパスタ以外にも、しらすを使用した和風パスタはまだまだあります。和風パスタに良く使用される高菜や梅干しを使った簡単レシピをいくつかご紹介します。

高菜としらすの和風パスタ
まずは、高菜としらすの和風パスタです。二人前の材料は、しらす(釜揚げかしらす干し)、刻み高菜30g、スパゲッティー200g、オリーブオイル大さじ2杯、ごま油大さじ1杯、にんにく1片みじん切り、鷹の爪1本、鶏がらスープの素小さじ1杯、醤油適量、刻み海苔適量に塩・胡椒です。まず最初に、スパゲティーを大鍋で程よい硬さに茹で上げます。

フライパンにごま油とオリーブオイルを熱し、にんにくと鷹の爪を入れてこんがり色になるまで焦げないように炒めます。そこへ、刻み高菜と鶏がらスープの素を加えて更に混ぜ炒めます。茹で上がったスパゲティーとしらすを加え、醤油を全体的にまわしかけ、さっと混ぜ合わせます。必要であればここで塩・胡椒も。お皿に盛り付け刻み海苔をちらせば完成です。

しらすと梅干しの簡単パスタ
続いては和食の定番梅干しを使ったしらすのパスタです。二人前の材料は、しらす(釜揚げかしらす干し)50g、種をとった梅干し3から5個、スパゲッティー200g、オリーブオイル大さじ3杯、にんにく1片みじん切り、刻み青ネギ1本、白だし大さじ2杯、スパゲティーの茹で汁大さじ3杯、刻み海苔適量に塩・胡椒です。

このレシピを更に和風にするのが好みであれば、昆布茶小さじ一杯を材料に足します。まず最初にスパゲティーを大鍋で茹でておきます。フライパンでオリーブオイルを熱し、にんにくを入れてきつね色になるまで焦げないように炒めます。

ここへ、しらすと梅干しを加えてさっと炒めます。フライパンにパスタの茹で汁と白だし、好みで昆布茶を足し、一煮立ちさせたら火を止めてスパゲティーを加え、最後に塩・胡椒で味を整えながらささっと絡めます。最後に刻んだ青ネギも軽く混ぜ合わせ、お皿に盛ったら刻み海苔をちらして完成です。しらすと梅干しの和風味がとっても美味しい一品です。

美味しい栄養満点のしらすで素敵女子に!
しらすは、このように簡単にアレンジができ美味しく食べられるだけではなく栄養も満点です。しらすは、小魚ですので特にカルシウムが豊富です。しらすに含まれるカルシウムは100gあたり約520gとパスタ一品食べるだけでもかなりのカルシウムを摂取する事ができます。

更に、しらすにはこのカルシウムの吸収を助ける効果のあるビタミンDも豊富に含まれています。このように二つの栄養素を一緒に吸収する事により丈夫な歯や骨を作り出す効果があると言われています。これにより、骨粗鬆の予防にも効果的だとされています。

この他にも神経の修復をするビタミンB12も含まれており、この栄養素は脳細胞や脳神経の再生修復を行う事が出来るとされておりこれは、不眠症や自律神経失調症を改善すると言われています。このように、とっても簡単に料理に使用する事が出来る材料のしらすですが、私達の健康に欠かせない沢山の栄養素も含んでいるのです。

美味しく食べて、健康にもプラスのしらすは、素敵女子に繋がる食材である事間違いなしです。パスタと合わせる事によって、お洒落な一品にアレンジする事もできますのでぜひしらすパスタレシピを試して、素敵女子力をアップしていって下さい。
