芋焼酎・人気銘柄ランキング発表!高級〜安いものまで贈り物にも最適な旨い一本!
焼酎の中でも芋焼酎は独特の香りがあり人気があります。焼酎ブームも落ち着いた今、どんな芋焼酎が人気なのかランキング形式で紹介していきます。ランキング1位からランキング10位までの他、芋焼酎に合う飲み方もいっしょに紹介していきます。
人気の焼酎の種類と選び方

焼酎には米焼酎、麦焼酎などありますが、独特の香りを放つ芋焼酎は変わらず人気です。とっておきのプレゼントにする人もいるでしょう。そうなると気になるのが、高級な芋焼酎と安い芋焼酎はどう違うのかです。銘柄による違いを知っておくだけで参考になります。高級だからいい、安いから悪い、というものではありません。芋焼酎の人気ランキングを見ながら、お酒好きの友へのプレゼントを考えましょう。
焼酎の味を決める原材料

焼酎の味というのは、どこで製造され、どんなふうに蒸留され、仕込まれ、何を原材料にされたかによって、何通りにも変化します。同じ会社の芋焼酎でも、商品ごとに味や香りに違いがあります。焼酎は様々な条件によって味が変化する繊細なお酒です。そんな条件の中でも、主原料が何かによって味は大きく変わります。焼酎を作る主原料と焼酎の特徴は人気ランキングの大きな参考になります。
芋焼酎

独特の香りを持ち、多くの人に愛されるのが芋焼酎です。芋らしい甘さと風味が味わえるもの、フルーティな香りが特徴のものなどがあります。芋焼酎に使われる薩摩芋は黄金千貫という品種が一般的ですが、安納芋を使うとねっとりした甘さになります。ジョイホワイトを使った芋焼酎はフルーティに仕上がります。水割り、お湯割りがおすすめの飲み方です。写真の霧島はどれも人気ランキングの上位です。
米焼酎

米焼酎は原料が米であるうえに、原料を糖化させる麹も元は米です。米焼酎は米と水だけでできたシンプルなお酒です。フルーティな味わいで、日本酒と通じる部分があります。日本酒好きの人に特に人気です。日本酒と違って蒸留しているのでアルコール分も高いです。美味しい水や美味しい氷で割って飲むのがおすすめです。芋焼酎とはまた違った人気ランキングがあります。
麦焼酎

麦焼酎は香りに癖がなく飲みやすいため、焼酎初心者におすすめです。麦はウィスキー、ジン、ウォッカといったお酒にも使われています。蒸留方法によって香ばしさを活かしたり、主張を抑えて飲みやすくしたりと、いろいろな銘柄があります。高級なものから安いものまでありますから、プレゼントにもおすめです。気分によって飲み分けるのもいいでしょう。
産地限定の黒糖焼酎と泡盛

黒糖焼酎は奄美近辺のみで作られている焼酎です。黒糖から作りますが甘いわけではなく、黒糖の風味が感じられる程度で、味もすっきりしています。黒糖を舐めながら飲むという粋な飲み方もあります。特殊な酒なので人気ランキングに縛られるより、自分だけのお気に入りにしてはいかがでしょう?もちろんプレゼントにもおすすめです。

泡盛は沖縄で作られるタイ米と黒麹を使った米焼酎です。古酒は40度台と度数が高めのものもあり、がつんとした香りと独特の味わいを持っています。焼酎好きにはたまらないプレゼントになるでしょう。度数の強い酒人気ランキングではいつも上位に位置します。
その他の変わり種焼酎

芋、米、麦の他、焼酎の主原料になる食材は50種類以上あります。紅茶、栗、アロエを使った変わり種焼酎は、女性へのプレゼントにぴったりです。しそ焼酎は酸味があってさっぱりしているので、レモネードやアセロラジュースで割って、カクテルとして楽しめます。「五百年のロマン」という銘柄の玄米と玄米麹で作った玄米焼酎も変わり種焼酎のひとつで、濃厚な味わいがあります。
芋焼酎の種類と選び方
味のタイプ

芋焼酎は味を基準にすると、納得のいく銘柄を選びやすくなります。芋焼酎には、スッキリした淡麗、まろやかな旨口、しっかり辛口の3種に分けられます。ワインで言うところの、ライト、ミディアム、フルボディです。必ずこう分けると決まっている分け方ではありませんが、似たようなカテゴリ分けがされています。芋焼酎をプレゼントするにしても、人気ランキングを決めるにしても重要な要素です。
麹のタイプ

焼酎を発酵させる時、酵母とは別に麹菌が使用されます。麹には黒麹、白麹、黄麹のいずれか使われ、どの麹が使用されるかによって出来上がる焼酎の傾向が分かれます。黒麹はしっかり辛口、白麹はまろやか旨口、黄麹はスッキリ淡麗です。この麹タイプはどの銘柄も記載されていませんし、カテゴリ分けもされていません。麹のタイプ別の芋焼酎の銘柄は別に調べなければなりません。
蒸留方法

次に蒸留法によって知る違いです、芋焼酎には常圧蒸留と減圧蒸留の2種の蒸留法があります。どちらを採用するかで出来上がる芋焼酎の傾向が分かれます。常圧蒸留は普通タイプからしっかりタイプができます。減圧蒸留はすっきりタイプができます。以上のようにタイプを考える上での指針が決まると、好みの芋焼酎が自然と決まってきます。プレゼントする相手がどんな味が好みなのか調べておくといいでしょう。

麹の種類と蒸留方法という2つの基準から考えてみましょう。軽快でスッキリ淡麗な芋焼酎が飲みたい場合、黄麹使用と減圧蒸留の組み合わせがぴったりになります。「海」や「魔王」といった銘柄がこれに当たります。このように麹と蒸留法の2つを基準にすると、より正確になります。銘柄と蒸留法についても調べてみるとプレゼントするにしても自分で楽しむにしても好みの銘柄に辿り着けます。
産地で選ぼう
お酒なら芋焼酎に限らず、産地で選ぶのは鉄板の方法です。ただ芋焼酎の場合は産地が鹿児島か宮崎に限られます。また原料のサツマイモは黄金千貫が使用されています。他のお酒と違い、産地で傾向が分かれるわけではありません。産地で選ぶ場合は、そこで作られる特性でなく、単に好きな土地の銘柄を選ぶだけで充分です。逆に鹿児島と宮崎以外の銘柄を試すのも手ですし、プレゼントにもおすすめです。
人気ランキングで選ぼう

人気ランキングを見て、選ぶのも手です。普通に暮らしていて、全ての芋焼酎を飲み比べるなんてできません。焼酎に限らず、いろいろな買い物をする上で、皆多かれ少なかれ、人気ランキングを参考にしているのではないでしょうか?人気ランキングに入っているということは、美味しいと感じた人が多い証拠です。だから好みと違うことはあっても、美味しいくなかったという失敗を犯さずに済むのです。
芋焼酎が脚光を浴びた時代
過去に3回あった焼酎人気

今でこそ人気ランキングができるほど清酒以上に人気の焼酎ですが、昔は安いだけが取り柄の酒でした。日本にはこれまで3回の焼酎ブームがありました。1度目は1970年代、テレビCMがきっかけで焼酎のお湯割りブームが起きました。「6:4のお湯割り」「酔い醒めさわやか」のキャッチコピーでし「白波」の名が全国に知れ渡りました。

2度目のブームはバブルを控えた80年代です。「缶チューハイ」などの酎ハイが浸透して、安い甲類焼酎の消費量が爆発的に増えました。焼酎は若者の安いお酒、というイメージが蔓延してしまったのもこの時代でした。この時は麦焼酎の「いいちこ」がブームになり、「下町のナポレオン」のキャッチフレーズで呼ばれていますた。「いいちこ」は品切れ続出しました。
2003年芋焼酎人気到来

第3次ブームは2003年です。ナインティナインの矢部浩之が芋焼酎の黒霧島を絶賛したことで、一気に芋焼酎が市場に出回りました。TVや雑誌で焼酎が健康志向の酒だと特集され、人気に拍車がかかりました。安い酒でありながらカロリーが低い、二日酔いをしない、血管の詰まりが軽減される、等々です。爆発的な人気となって焼酎の出荷量は50年ぶりに売上高もピークを迎えました。

焼酎は値段の安い酒です。不景気といった時代背景にあって、美味しい味、安い価格、健康面ともに消費者を満足さました。2003年、焼酎の出荷量は日本酒の出荷量を超えました。1部の焼酎がコンビニでも買えるようになりました。また居酒屋でのラインナップも増えました。ブームは去り、落ち着きを取り戻しましたが、安い焼酎だけでなく、当時高級で手に入りにくいプレミアムな芋焼酎が認知された時代でした。
人気のプレミア芋焼酎とは
手に入りにくい人気のプレミア芋焼酎

芋焼酎の中で3Mとは「森伊蔵」「魔王」「村尾」の3つの高級銘柄を指します。第3次焼酎ブームの産物として、プレミア焼酎と呼ばれる、高級で「なかなか手に入らない幻の芋焼酎」と分類される芋焼酎が生まれました。安い芋焼酎と違い希少性だけでなく味も折り紙付きで、プレゼントやお土産に最適な芋焼酎です。芋焼酎の人気ランキングをこれらを入れて作るなら、必ず上位にはいる高級芋焼酎です。

芋焼酎といえば安い酒、労働者の酒、臭い酒というマイナスイメージが多かったのは事実です。しかし高級なプレミア芋焼酎が脚光を浴びたおかげで、芋焼酎の印象はぐっといいものにアップしました。かつては高級プレミア焼酎のひとつ「森伊蔵」1升瓶が銀座のクラブで5万円したとか。今はブームも収まり、品薄で買うことができないといった現象はなくなりました。
プレミア芋焼酎人気ランキング第1位の森伊蔵

プレミア芋焼酎人気ランキング第1位の銘柄は「森伊蔵」です。創業は明治18年の鹿児島県、錦江湾を一望すう垂水市に森伊蔵酒造は位置しています。初リリースは昭和63年になります。定価は2500円程度ですが酒屋やネットでは高い値が付く高級芋焼酎です。料理店でも高級な酒になり価格は天井知らずです。まさにプレミア芋焼酎の王様です。人気ランキング1位の名に恥じない美味しい酒です。
低農薬の黄金千貫と福井のコシヒカリと垂水の名水を使用します。合掌造りの伝統蔵でかめ壺を使って、丁寧に仕込んでいます。心地良い甘い香りがして、最初の口当たりはとても滑らかで、洗練されています。中盤からやわらかな旨さと骨格がはっきりと感じられれ、全体のバランスは素晴しいです。すっきいりした印象の割に後味が長い点も特徴です。
「極上森伊蔵」は、さらになめらかで、少しとろみがある飲み心地です。「森伊蔵」より骨太ですが、角が取れた印象で艶っぽささえ感じます。氷やお湯で薄めずに、ストレートで飲むことがおすすめです。まさに人気ランキング1位の貫禄の美味しさです。銘柄は「森伊蔵」、「極上森伊蔵」、「楽酔喜酒森伊蔵」とあり、かつてはどれも抽選販売でした。今は高値ながらもネットで購入できますし、プレゼントに最適です。
プレミア芋焼酎人気ランキング第2位の魔王

プレミア芋焼酎の人気ランキング第2位の銘柄は「魔王」です。命名の由来は、「天使を誘惑し、魔界の王へ最高の酒を調達・献上する悪魔たちによってもたらされた特別なお酒」からきています。名前がしゃれていて、インパクトもあるので、爆発的な人気になりました。製造しているの錦絵町の蔵、白玉醸造です。創業は明治37年で、スタンダードな芋焼酎「白玉の露」という銘柄もあります。

人気の要因のひとつはなんといっても、印象的でインパクトのある名前でしょう。それと芋臭さを一切消している、すっきりした味わいにもあります。芋焼酎独特の甘い風味は少ないです。思いの他ドライでシャープな味わいで、後味もキレやアルコール感が感じられます。他の芋焼酎のように甘い余韻も少ないです。
オリジナルの桐箱入りで、1800mlで15000円前後で購入できます。720mlで8000円前後です。箱なしの場合が、1800mlで13000円前後、720mlで6000円前後となります。ネット上では「魔王」単独ではなく、他の銘柄と抱き合わせのセット販売も多いです。ただ、プレゼントには喜ばれるでしょう。
プレミア芋焼酎人気ランキング第3位の村尾

プレミア芋焼酎の人気ランキング第3位の銘柄は、「村尾」です。創業明治35年、鹿児島県薩摩川内市に蔵を構える、村尾酒造によって作られています。黄金千貫芋を使用し、かめ壺仕込みで造っています。高級な相場になってしまう原因は少量しか生産されない点にあります。少量生産になるのはかめ壺仕込みの仕込み方に理由があります。かめ壺仕込みの芋焼酎は、焼き物の容器で醸造、熟成されます。

かめの中で自然な対流がおこることで、ナチュラルな状態で発酵が行われるので、まろやかな味わいになるのです。この造り方により、柔らかい飲み口と甘さの中に、すっきりと芋の味も感じられる芋焼酎になるのです。全体的に芋の香ばしい風味があるのが特徴です。飲みやすい上に、口に含んだ瞬間に、芋の強烈な風味を感じることができます。
焼酎好きならストレートで味わうのがいちばんです。また、お湯割りで飲むのも、まろやかに膨らむ芋の風味を味わうことだできておすすめです。逆にすっきりと味わいたい方は、ロックで飲むといいでしょう。飲みやすさがさらに加速して、ついつい飲み過ぎてしまうほどです。芋焼酎好きにプレゼントすると喜ばれます。
人気のプレミア芋焼酎に物申す

2002年に始まった第3次焼酎ブーム以来、本格焼酎業界は空前の盛り上がりを見せました。2003年には甲類焼酎が日本酒の出荷量を上回るまでになりました。芋焼酎はどんな銘柄でも売れる時代でした。そのブームの産物となったのが、プレミア芋焼酎です。プレミア芋焼酎の中でも人気ランキング1位から人気ランキング3位の3Mと呼ばれる森伊蔵、魔王、村尾は焼酎を飲まない人でも銘柄は知っているほどです。

なかなか手に入らない幻の芋焼酎となり、定価で入手することは困難で、ネット上でも高値で取引されています。店頭でも抱き合わせ商品として販売されています。このように定価より高値の金額を払ってまで、プレミア芋焼酎を飲む価値はあるのでしょうか?たとえば森伊蔵は定価は2500円から3000円です。しかしネットでは10倍近い金額で取引されています。

20000円払うなら他の本格芋焼酎が10本飲めます。プレミア芋焼酎人気ランキング2位、3位の銘柄である、魔王、村尾にも言えることです。
プレミア芋焼酎だけが高価な原料を使っているわけではなく、国産米と九州産黄金千貫を使用した芋焼酎は、プレミア芋焼酎人気ランキングベスト3の3M以外にもたくさんあります。プレミア芋焼酎の特徴とされる長期熟成、こだわりの製法を用いている銘柄も他にたくさんあります。原材料が同じなのに10倍の金額を払ってまで購入する価値はあるのでしょうか?

いくら高級芋焼酎といっても、倉本は定価分しか儲けがありません。高級な芋焼酎が飲みたいからと高額を払ってプレミア芋焼酎を購入するぐらいなら、その他の高級芋焼酎をいくつも試すほうが価値があるのではないでしょうか?ただし、プレミア芋焼酎が定価で購入できるなら、試してみる価値はあります。
人気の芋焼酎の美味しい飲み方

3Mと呼ばれるプレミア芋焼酎の人気ランキングに入るものをプレゼントされたら、どう飲んだらいいのでしょう?焼酎は蒸留酒なので、決まり切った飲み方はありません。しかし、いくつか美味しい飲み方がありますので紹介します。芋焼酎の種類によって、飲み方を変えることもおすすめします。
お湯割りで飲む

もっとも一般的な飲み方です。芋焼酎7、お湯3の割合で割る7:3(シチサン)は少々アルコール濃度が高過ぎます。5:5もしくはそれ以下の低い濃度がおすすめです。人気ランキングに入る芋焼酎などプレゼントされたら、飲む前日に割り水をしておくといいでしょう。アルコールの刺々しさが減り、まろやかな味わいになります。遠火にしてじんわり温めるか、燗付けにして楽しみましょう。
生で飲む

人気ランキングに入る高級芋焼酎も、安い芋焼酎も、良い芋焼酎は淡麗でなおかつ味に深みがあります。生で飲んで旨い焼酎は、お湯割りと比べて芋の香りが少ないのが残念なところです。アルコール度数も25度とウィスキーの水割りとほぼ同じ度数なので、試してみましょう。ショットグラスや薩摩切子のぐい飲みなどあれば、プレゼントされた高級芋焼酎でも安い芋焼酎でも、極上の味になります。
水割りで飲む

最近の芋臭さを抑えた芋焼酎は、水割りでも美味しくいただけるようになりました。安い芋焼酎も高級な芋焼酎も同じことです。栓を抜いて臭いを嗅いで、あまり芋臭さが感じられなかったら、ロックで飲むのも良いでしょう。夏場はあらかじめ割り水した芋焼酎を冷蔵庫で冷やして飲むのもおすすめです。5:5程度、アルコール度数を12、13パーセントにするとアルコールが柔らかくなります。
お茶で割って飲む

ウーロン茶で割ると、芋焼酎の味とかち合い今一つですが、熱いお茶で割ると、安い芋焼酎でもなかなかにいけます。お茶と芋焼酎の香りがうまくミックスするからでしょう。悪酔いも少なくなります。安い芋焼酎も、このように飲み方次第で美味しくいただけます。
芋焼酎人気ランキング
芋焼酎人気ランキング1位の赤霧島

芋焼酎人気ランキング1位の銘柄は、「赤霧島」です。幻の紫芋で造られた本格芋焼酎で、もろみが真っ赤になることから赤霧島と命名されました。気品高い香りが鼻先を刺激し、舌の奥に甘みが残ります。初めて発売された2003年当時、原料のムラサキマサリは生産者も少なく原料の確保にも限界がありました。また、春と秋の年2回販売スタイルという高い希少価値が赤霧島を人気ランキング1位に押し上げました。

「赤霧島」がいくら希少価値がある高級な芋焼酎といっても、美味しくなければ売れるわけがありません。赤霧島という芋焼酎は、ムラサキマサリに豊富に含まれているポリフェノールの影響で、ワインのような香りがあります。人気ランキングにかろうじて届く程度の芋焼酎とはかけ離れた風味を持っています。
「赤霧島」の登場により、これまで親父くさい、カッコ悪いといった芋焼酎のイメージが一気に変わりました。第3次焼酎ブームがピークを迎え、芋焼酎はお洒落な飲み物に変貌を遂げました。「赤霧島」以前は黄金千貫を原料をする芋焼酎がほとんどで、紅芋焼酎はほぼ見かけませんでした。赤霧島は本格芋焼酎のイメージをアップさせ、多品種の薩摩芋焼酎に新たな道を作り上げたという功績があります。
芋焼酎人気ランキング2位の黒霧島

芋焼酎人気ランキング2位の銘柄は、「赤霧島」と同じ霧島酒造で製造されている、「黒霧島」です。クロキリの愛称で知られています。「黒霧島」のコンセプトは、食に合う焼酎、というものでした。かつては黒麹を利用していた芋焼酎も様々な理由で白麹に切り替えていたのですが、「黒霧島」は創業当時の黒麹仕込みの再現をコンセプトに開発されました。まさに原点回帰の芋焼酎でした。

「黒霧島」が爆発的に知られたきっかけというのが、テレビでした。『ナイナイサイズ』という番組内で、お笑いコンビ、ナインティナインの矢部浩之が「黒霧島うまっ!」と言ったのがきっかけでした。2002年の放送です、第3次焼酎ブームに乗り、「黒霧島」は爆発的なヒットを記録しました。
「黒霧島」はとろりとした甘みと、きりっとした後味の良さがあります。芋の香りを残しつつ、癖のある芋臭さは感じられません。プレミア芋焼酎の人気ランキングに入る「森伊蔵」などとは違う、1500円から2000円の価格帯でこのような味わいの芋焼酎はありませんでした。このような芋焼酎を作り出した霧島酒造の努力と技術のたまものです。
芋焼酎人気ランキング3位の伊佐美

芋焼酎人気ランキング第3位の銘柄は、「伊佐美」です。創業当時から一貫して黒麹を使用しています。大手メーカーのようなホーロータンクを使用しないで、かめに入れて仕込んでいます。仕込み時期も新鮮な薩摩芋がとれる9月から3月までという徹底ぶりです。定価は一升瓶で2000円弱ですが、ネットやお店の中には倍近い価格で販売しているところもあります。
プレミア芋焼酎の人気ランキングには入っていませんが、実は人気ランキングの第4位に位置する芋焼酎です。焼酎ブームの頃は地元でも入手困難で、価格もプレミアがつくほどでした。それゆえに、高級なプレミア焼酎の元祖と呼ぶ人もいます。「伊佐美」はお湯割りか、ロックで飲むのがおすすめです。黒麹仕込みの芋焼酎に特徴的な深みある香りとコクが楽しめます。
芋焼酎人気ランキング4位の赤兎馬

芋焼酎人気ランキング第4位の銘柄は、「赤兎馬(せきとば)」です。特徴的な名前は、三国志に登場する「一日に千里を走る」と言われた名馬の名前から来ています。原料芋は厳選された黄金千貫です。手作業で選別し、シラス台地の地下数百メートルから湧き出す天然水を使用して造ります。ベースとなる原液をゆっくりと寝かせて熟成させ、仕上げに力強い味の若い原液をブレンドしています。
口に含むと一瞬で柔らかな水のような口当たりです。しかしすぐに芳醇な旨味が、ぐっと口の中に広がります。飲み終わった後に、口のなかに芋焼酎の枠を超えた、柔らかな甘みが、余韻として残ります。おすすめの飲み方は、ロック、ストレート、水割りです。ネットで手ごろに手に入るので、父の日のプレゼントなどにも適しています。
芋焼酎人気ランキング5位の白玉の露

芋焼酎人気ランキング第5位の銘柄は、「白玉の露」です。この焼酎は、プレミア焼酎の人気ランキング2位の、魔王を造っている白玉醸造で造られています。白玉醸造でも代表的な銘柄で、白玉醸造唯一の常圧蒸留の芋焼酎です。白玉醸造の中でも、芋焼酎はやっぱり芋らしいほうが好きという人に、「白玉の露」はおすすめで、プレゼントにも最適です。
価格は1升瓶で、安いところだと1400円程度と安い芋焼酎なので、味から考えるとコストパフォーマンスは素晴しいです。芋臭いというほど芋っぽさはありませんが、離れていても香るぐらいの芋っぽい香りがあります。飲み方は水割りでも、ロックでもお湯割りでも美味しいです。プレミア焼酎人気ランキングに入る芋焼酎より安いですが、芋焼酎好きな人へのプレゼントにもいいでしょう。
芋焼酎人気ランキング6位の華奴

芋焼酎人気ランキング第6位の銘柄は、「華奴」です。太久保酒造という酒蔵で造られている焼酎です。とても小さな酒蔵で、「量を売ることより質を売ること」を信条にしている、知る人ぞ知る蔵元です。「華奴」はここの自信作です。「若い女性にも華やかな印象を持ってもらいたい」、「心から楽しく酔えるように」といった願いを込めてつけられました。酒好きの女性へのプレゼントにも悪くないでしょう。
白麹を使って、風味や甘みを抑えながらすっきりと飲みやすく仕上がっています。芋は鹿児島県志布市の契約農家で作られた有機栽培の黄金千貫を使って、丁寧に選別し、志布市の「御前の水」で仕込んでいます。飲み口はすっきりしていて、女性でも抵抗なく飲める芋焼酎です。おすすめの飲み方はお湯割りです。華やかでふくよかな香りが増して、ほのかな甘みが広がります。手ごろで安い価格も嬉しいです。
芋焼酎人気ランキング7位の熟柿
芋焼酎人気ランキング第7位の銘柄は、八千代伝酒造の「熟柿」です。柿の実が熟する秋だけに蔵出しされる季節限定の芋焼酎で、販売されると瞬く間に完売になる人気の高級芋焼酎です。昨季に仕込んだ極上の原酒を封印して1年間熟成させます。気候の変化に左右されない変わらない風味の安定感は、妥協を許さない職人魂のたまものです。人気の芋焼酎で、手に入るならプレゼントに喜ばれます。
熟柿は芋臭さがなく、飲みやすい芋焼酎です。熟成酒なだけに、柔らかさと繊細さのある飲み口です。臭みのない柔らかい芋の甘い香りから始まり、口に含むと芋の甘さが広がります。後味はとろっとした芋の甘みがあり、それでいてまるで熟した柿のような不思議な味がします。飲み方はお湯割りだと芋の柔らかい甘さを楽しめます。また、ロックだとお湯割りの甘みとは違った濃厚な甘みを味わえます。
芋焼酎人気ランキング8位の白霧島

芋焼酎人気ランキング第8位の銘柄は、「赤霧島」、「黒霧島」が造られている霧島酒造の、「白霧島」です。白霧島は黒霧島と同じ黄金千貫を原料にしています。通常は蒸した米で米麹を作りますが、薩摩芋を蒸して造る芋麹を使っています。また、平成宮崎酵母を使用しています。「黒霧島」との違いは、「黒霧島」は黒麹を使っているのに対して、「白霧島」は白麹を使っていることです。
麹の種類が違うことで、麹が生成する糖化酵素と蛋白質分解酵素が異なってきます。白麹を使うことで、白麹特有の風味をもたらします。「黒霧島」と比べて香りが強いですが、他の芋焼酎の芋臭さと異なり、華やかな香りがします。軽くて飲みやすい口当たりで、とろっとした甘さがあります。「黒霧島」と「白霧島」を並べて、飲み比べてみるのも楽しいです。安いので気軽に飲めます。
芋焼酎人気ランキング9位の三岳

芋焼酎人気ランキング第9位の銘柄は、「三岳」です。プレミア芋焼酎の人気ランキングのベスト3にこそ入りませんが、鹿児島のプレミア芋焼酎にくくられて紹介されることもあります。プレミア芋焼酎としては手軽に手に入ります。製造されている屋久島の宮之浦岳、永田岳、黒味岳の三山から命名されました。上品な芋の香りとまろやかですっきりした味わいが特徴です。生産量が少ないので高級で希少な芋焼酎です。
ほんのりと芋の上品な香りがして、澄み切った味わいが特徴です。芋焼酎を飲み慣れていない人も、ロックですいすい飲めるタイプの商品です。「鹿児島のプレミア芋焼酎だよ」と称しても間違いはないので、プレゼントにも適しています。
芋焼酎人気ランキング10位の佐藤の黒

芋焼酎人気ランキング第10位は、「佐藤の黒」です。鹿児島県の佐藤酒造が造る本格芋焼酎です。正式名称は「佐藤黒麹仕込み」です。こちらもプレミア芋焼酎の人気ランキングベスト3にこそ入りませんが、プレミア芋焼酎に名を連ねる場合も多い、高級芋焼酎です。霧島山系の清らかな水で醸造され、芋本来の旨味を引き出す酒で、旨味とキレを兼ね備えた深い味わいが人気です。
「佐藤の黒」の特徴は、黒麹仕込みによる芋の、どっしりした力強いボディのある味です。芋の甘みをはっきりと感じることができて、同じシリーズの、「佐藤の白」と比べ重厚な味わいが楽しめます。ゆっくりと口の中に広がるので贅沢な余韻に浸ることもできます。飲み方のおすすめはお湯割りです。手に入ったら、芋焼酎好きにプレゼントすると喜ばれること請け合いです。
芋焼酎に合うおつまみ
さつま揚げ

安い芋焼酎が手に入ったら、真っ先に買いこみたい、おつまみランキング第1位はさつま揚げです。芋焼酎と同じ郷土の味で、芋焼酎のコクや甘みを引き立ててくれる絶妙の味わいです。焼いたり煮たり、簡単で豊富なアレンジ方法があります。それにどこでも手に入ります。急に芋焼酎が飲みたい、と感じたら、スーパーで安い芋焼酎とさつま揚げを買えば、夜が楽しみです。
鳥刺し

芋焼酎に合うおつまみランキング第2位は、鳥刺しです。鳥刺しは鹿児島のソウルフードです。鹿児島では幼い頃から大人たちが鳥刺しを食べながら、芋焼酎を飲んでいるのが日常の光景なのです。特におすすめなのが、鳥皮付きの鳥刺しです。脂がのって、こりこりしていて、小さな部位ながらも鳥の旨味やコクがぎゅっと詰まっています。
きびなご

芋焼酎に合うおつまみランキング第3位は、鹿児島名物のきびなご料理です。これが芋焼酎に合うのです。きびなごの刺身は鹿児島では超定番のおつまみです。このように、芋焼酎が手に入ったら、気軽にいろいろな楽しみ方で夜を過ごしましょう。ブームも落ち着いた今、高級なプレミア芋焼酎も安いスーパーの芋焼酎も、美味しく楽しめる時代なのです。