大和言葉の意味とは?日常でも使いたい美しい言葉をご紹介!

大和言葉を日常で使って美しい日本語を話せるようになりましょう!きれいな日本語を使うだけで印象もアップしますよね。日常でさりげなく使える大和言葉をいくつかご紹介いたします。大和言葉の語句の意味や使い方も一緒にご紹介いたします。

目次

  1. 大和言葉を知ろう
  2. 大和言葉を使うコツ
  3. 日常で使えるきれいな大和言葉【ごゆるりと】
  4. 日常で使えるきれいな大和言葉【こよなく】
  5. 日常で使えるきれいな大和言葉【はじかみ】
  6. 日常で使えるきれいな大和言葉【のるかそるか】
  7. 日常で使えるきれいな大和言葉【人となり】
  8. 日常で使えるきれいな大和言葉【ひととき】
  9. 日常で使えるきれいな大和言葉【虫の知らせ】
  10. 日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【着映えがする】
  11. 日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【腕によりをかける】
  12. 日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【足の赴くままに】
  13. 日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【思いを馳せる】
  14. 日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【手間暇をかける】
  15. 日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【幾久しく】
  16. 日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【ほんのお口汚しですが】
  17. 美しい大和言葉を使える素敵な大人になろう!

大和言葉を知ろう

ここ数年、日本古来の言葉である大和言葉が注目されています。大和言葉とは漢語や外来語がやってくる前から使われていた言葉です。風情があり、使う相手に対して思いやりのある意味をもつ大和言葉。みなさんが日常で何気なく使っている言葉も実は大和言葉かもしれません。昔から使われているきれいな本来の日本語を使ってみませんか?美しい響きをもつ大和言葉をぜひマスターしてみましょう!

大和言葉と聞けば難しそうな言葉を連想しがちですが、実はそんなことはありません。「下ごしらえ」「海辺」「日和」「幸先」なんかも実は大和言葉の部類に入ります。こうして見ると大和言葉を身近に感じるのではないでしょうか?今回ご紹介する大和言葉は日常でさりげなく使える大和言葉やなかなか聞かない大和言葉です。美しい大和言葉を知ってみましょう!

大和言葉の表現はそれほど難しくありません。多少は聞きなれない言葉もありますが、たいていの大和言葉はみなさんが一度は聞いたことがあるフレーズや単語が多いです。気構えずに気軽にチョイスして使ってみましょう!

Thumb大和言葉の一覧!名前や日常で使える日本古来の言葉の意味を紹介[ジェリー]

大和言葉を使うコツ

ゆっくり話すこと

大和言葉を使う一つめのコツは、話すスピードをゆっくりすることです。早口で話すよりも考えながらゆっくりとしたスピードで話すことで大和言葉のチョイスもしやすくなります。どうしても早口だとせっかちな印象を与えがち。ゆったりとした会話の空気を作ることによって、大和言葉も使いやすくなりますよ!余裕をもたせることで落ち着きのある好印象になります。

ゆったりと話すことを身に着けると自然と心も落ち着いていきます。せわしなく話していると、焦って言いたいことも言えないようになりがちですよね。ゆっくりと話すことを意識するだけで、大人の女性にみえます。ぜひ、ゆっくり話すことを意識してみてください。

おばあちゃんたちに聞くこと

大和言葉を使う二つめのコツは、おばあちゃんの会話を聞くことです。現代の私たちは「超」「まじで」などを多用しがちですが、おばあちゃんたちは使いません。美しい大和言葉を使うおばあちゃんたちの会話を意識して聞いてみましょう。隣りに座っているおばあちゃんたちの会話はいろんな意味でとても勉強になります。ぜひ聞いてみてください!

日本古来の大和言葉を使おうと意気込むとなかなか使えなかったりするのではないでしょうか?おばあちゃんたちの会話は大和言葉の宝庫です。人生の大先輩であるおばあちゃんたちが話している美しい日本語を学びましょう。お手本はおばあちゃんずです!

また昔の映画は大和言葉を使用していることが多いです。大和言葉といってもどのような場面で使うのかいまいちつかめないときもありますよね。自然な大和言葉の使い方を聞きたい方は、昔の映画を観ることをおすすめします。

日常で使えるきれいな大和言葉【ごゆるりと】

日常で使えるきれいな大和言葉の「ごゆるりと」をご紹介いたします。「ごゆるりと」という大和言葉とは、くつろぐという意味です。ゆっくりしてほしい、くつろいでほしいと相手を気遣ったいいまわしです。よく旅館や和食のお店に行ったときには、店員さんにお声掛けいただくことが多い大和言葉です。さらっと「ごゆるりと」を使いこなせるようになりたいですね。

「ごゆっくりおくつろぎください」を「ごゆるりとおくつろぎください」に変えるだけでだいぶ印象が異なります。きちんとしたきれいな日本語だと思われるのは後者ではないでしょうか?フレーズのどこかでひとつ大和言葉を入れると印象アップになりますよ!

日常で使えるきれいな大和言葉【こよなく】

日常で使えるきれいな大和言葉の「こよなく」をご紹介いたします。「こよなく」という大和言葉とは、この上なくや最高にといった意味合いです。例としては、「こよなく愛している」です。愛するや懐かしいの前につけやすい大和言葉です。私たちが日常で使っている「超」の大和言葉が「こよなく」。同じような意味として「この上ない」があります。

「こよなく」は良い意味のときに使われるので、ぜひ使ってみてください。ほかの使い方として「こよなく親しまれています」もあります。同じような意味の「この上ない」の例は「この上ない幸せです」があります。どちらともポジティブな内容と意味のときに使用しやすいですね。「超」を「こよなく」「この上ない」に変えるだけで美しい風情がある会話になります。

日常で使えるきれいな大和言葉【はじかみ】

日常で使えるきれいな大和言葉の「はじかみ」をご紹介いたします。「はじかみ」という大和言葉とは、もとは山椒という意味をもち、現在は派生して芽生姜の酢漬けという意味で使われます。焼き魚の上に乗っている細長い紅色の生姜をはじかみ生姜といいます。和食のお店では「はじかみ」がよく添えられています。

「はじかみ」はほかにも箸休めやお口直しという意味もあります。料理に「はじかみ」が添えられていることに気付けると大和言葉に詳しいと思われますよ!最近ではなかなか生姜のことを「はじかみ」と呼ばなくなりましたが、知識として知っているだけでもいいですね!

日常で使えるきれいな大和言葉【のるかそるか】

日常で使えるきれいな大和言葉の「のるかそるか」をご紹介いたします。「のるかそるか」という大和言葉とは、成功するか失敗するかわからないが思い切りやるという意味です。同義語に一か八かがあります。勝負ごとに使われることが多い大和言葉です。この「のるかそるか」はみなさん聞いたことがあるのではないでしょうか?

例としては、「のるかそるか、やってみよう」という言い回しで使われていることが多いです。漢字で書くと「伸るか反るか」になります。乗るかではないので間違えないようにしましょう。あまり大和言葉の感じがないように思われがちですが、れっきとした大和言葉です。

日常で使えるきれいな大和言葉【人となり】

日常で使えるきれいな大和言葉の「人となり」をご紹介いたします。「人となり」という大和言葉とは、本来の性格という意味です。他人を紹介する際に使われる大和言葉です。例としては、「○○さんの人となりをご紹介します。」「彼女の人となりはわかっている」「○○さんの人となりが見えた」です。

結婚式の友人代表のあいさつのときや就活の面接の際にも面接官から言われる大和言葉の単語です。もとは漢文の「為人」が由来で、日本語の「人となり」に落ち着きました。本来の性格や性質を使うよりも「人となり」を使うほうが、柔らかい響きを持つ美しい大和言葉なのでおすすめです。

日常で使えるきれいな大和言葉【ひととき】

日常で使えるきれいな大和言葉の「ひととき」をご紹介いたします。「ひととき」という大和言葉とは、もとは約二時間程度の時間の長さを表していました。現在は限られた時間の長さを意味します。「ひととき」は漢字で書くと「一時」ですが、あえてひらがなを使うことで大和言葉になります。例としては、「楽しいひとときをお過ごしください」です。響きがとても美しいので頻繁に使われることが多いですね。

「ひととき」は時間を表すので、すぐに使えるのではないでしょうか?「~する時間」を「~するひととき」と変えるだけで優雅な印象を持ちます。ゆったりしたときを過ごすときにぴったりですね。ぜひ使ってみてください!

日常で使えるきれいな大和言葉【虫の知らせ】

日常で使えるきれいな大和ことばの「虫の知らせ」をご紹介いたします。「虫の知らせ」という大和言葉とは、悪い予感がするという意味です。あまりいい意味では使われないですが、なにか不吉な予感がするやよくないことが起こりそうな感じがするときに使われる大和言葉です。例としては、「なにか虫の知らせがする」です。

「虫」とは人間の中にある第六感的な感情または意識をさす言葉です。「腹の虫」という言葉もあるくらい日本古来の縁のある大和言葉です。大和言葉は良い意味ばかりではなく悪い意味の言葉もある点が魅力的ですね。悪いことを表すときもなるべく間接的に柔和に表現しようとする古来人の計らいではないでしょうか?

日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【着映えがする】

日常で使えるきれいな大和言葉の「着映えがする」をご紹介いたします。「着映えがする」という大和言葉とは、着ると立派にみえるという意味です。同義語に衣装の見栄えがいいがあります。おめかししたときのほめ言葉として使われる大和言葉です。例としては、「○○さんはピンクの服、着映えがするね」があります。簡単に言うと似合っているという意味合いです。

友人や彼氏の服装が素敵だったらぜひ使ってみてはいかがでしょうか?単純に似合っているといわれるよりも「着映えがする」といわれたほうが嬉しさも倍増ですよ。美しい大和言葉でほめてみてください!

日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【腕によりをかける】

日常で使えるきれいな大和言葉の「腕によりをかける」をご紹介いたします。「腕によりをかける」という大和言葉とは、腕前を発揮するという意味を持ちます。たいてい料理を作るときに「腕によりをかけて造ります」というフレーズをよく聞きますよね。「頑張って作るわ」というよりも「腕によりをかけて作るわ」というほうが風情があります。主婦の方は使いやすい大和言葉ではないでしょうか?

「腕によりをかける」を漢字で書くと「腕に縒りを掛ける」です。「縒る」は何本かの糸をねじって一本の強い糸にするという由来を持つ言葉です。一生懸命や頑張ってなどを使うのであれば、ぜひ「腕によりをかける」という美しい大和言葉を使ってみてください!料理を作るときはすぐに使える大和言葉です。

日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【足の赴くままに】

日常で使えるきれいな大和言葉の「足の赴くままに」をご紹介いたします。「足の赴くままに」という大和言葉とは、散歩や気分に任せて歩くという意味です。「赴くまま」は身をゆだねるという意味を持つので、それに「足」をつけたかたちです。なかなか使う機会はありませんが、文庫本にでてきたり、ラジオで使われていたりする美しい大和言葉です。

類義語として「気の赴くままに」「心の赴くままに」があります。どちらかといえば文章で使われていることが多いですね。意味を知っているだけでも雰囲気がつかめるでしょう。口語的よりは文章でのほうが使いやすいです。「足の赴くままに」を使えたら大和言葉の上級者ですよ!

日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【思いを馳せる】

日常で使えるきれいな大和言葉の「思いを馳せる」をご紹介いたします。「思いを馳せる」という大和言葉とは、物理的に離れているもののことを考えるという意味合いを持ちます。こちらも文章でよく使われる大和言葉ですね。美しい文章を書きたいときにはおすすめの言い回しです。例として「遠い故郷に思いを馳せて~」といった使い方があります。

「思いを馳せる」の同義語として「空想する」「想像する」があります。その場にいない人や物に「思いを馳せる」大和言葉を使えたらマスターしたようなものです!お手紙やメールなどで使ってみると風流な感じが相手に伝わるのでおすすめです。年配の方に送るお手紙には大和言葉を使ってみましょう!

日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【手間暇をかける】

日常で使えるきれいな大和言葉の「手間暇をかける」をご紹介いたします。「手間暇をかける」という大和言葉とは、労力を惜しまずや時間をかけるという意味を持ちます。例としては「手間暇をかけてこの作品をしあげた」といった使い方をします。なんでもスピードを求められる時代ですが、おもてなしの心を持って何かをした場合に使ってみてはいかがでしょうか?

「手間暇をかける」は相手のために時間を割いたような印象を持たせるので、とてもおすすめな表現です。逆に時間をかけずともという意味で使うときは、「手間暇いらず」という言い回しがあります。どちらにしても大和言葉特有の相手を慮る意味を持つ美しい大和言葉ですね。

日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【幾久しく】

日常で使えるきれいな大和言葉の「幾久しく」をご紹介いたします。「幾久しく」という大和言葉とは、末永くやいつまでも変わらないさまという意味です。例としては、「幾久しくお幸せに」といった使い方があります。おもにいい意味で使われることが多いですね。幸せを祈るときなどに、使うととても素敵にみえます。なかなか聞かないかもしれませんが、大和言葉のひとつです。

「幾久しく」を使いこなせたらとてもかっこいいですね。結婚式でのときにひとつアレンジした言葉を送りたいときには、ぜひ使ってみてください。末永くと同じ意味なので使いやすいですね。とてもおすすめな大和言葉です。

日常で使えるきれいな大和言葉の文章形【ほんのお口汚しですが】

日常で使えるきれいな大和言葉の「ほんのお口汚しですが」をご紹介いたします。「ほんのお口汚しですが」という大和言葉とは、飲食物が少量のためという意味です。口を汚すという言い回しなので、あまりいい意味で捉えない方もいますが、そんなことはありません。例としては、「ほんのお口汚しですが、こちらをお召し上がりください」といった使い方があります。

手土産を持参したときに使うのもいいですし、来客にお菓子を出したときに使うと印象がいいです。使い方としては、料理をすすめる際にへりくだって使う言葉なので、動作に添える大和言葉だと思うといいかもしれません。「ほんのお口汚しですが」を使えると大人ですね。彼ママへの手土産の際は、ぜひ一言添えてみましょう!

美しい大和言葉を使える素敵な大人になろう!

美しい日本語を話せる大人はいつの年代もかっこいいもの。それが自然と出る大和言葉だとさらに大人びて見えるのではないでしょうか?大和言葉の美しさを会話に取り入れてまわりを虜にしちゃいましょう!言葉の印象はとても大事ですよね。

今回ご紹介した大和言葉は決して難しいものではありません。聞きなれているものや自然と使っていた大和言葉も多いのではないでしょうか?日本古来の美しい表現と響きを持つ大和言葉をチョイスして会話に余裕と品を持たせてみましょう!言葉を美しく話すだけでとてもいい印象を持たれますよ。ご紹介した中で、すぐに使えそうな大和言葉がありますように!

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