アウトドアでコーヒー・ドッリパーなど道具は?キャンプでの美味しい淹れ方伝授!
美味しいコーヒーを登山やキャンプといったアウトドアでも楽しんでみませんか?道具をある程度揃えるだけで簡単に外でもコーヒーは楽しめます。今回はアウトドアコーヒーでおすすめの道具、そして美味しいコーヒーの淹れ方もまとめてご紹介します。
目次
アウトドアでも美味しいコーヒーが飲みたい
アウトドアでもコーヒーを楽しもう

最近ではコンビニでも手軽に楽しめるほど、コーヒーが浸透しています。インスタントコーヒーなどで楽しむ方もいれば、コーヒー豆を購入して自分で豆を挽いて楽しむ方もいます。また焙煎士と呼ばれる方がコーヒー豆をローストすることが今までは主流でしたが、現在家庭で生豆から焙煎できるような道具も開発されており、今後コーヒー業界の発展がますます楽しみなところです。

そんな楽しみ方や淹れ方がさまざまあるコーヒーですが、中には登山などのアウトドアでも美味しいコーヒーを楽しみたいという人もいます。では実際にコーヒーをアウトドアで楽しむためにはどのような道具が必要になってくるのでしょうか?用意する道具はコーヒーをどのようにアウトドアで楽しみたいかということである程度変わってきます。
キャンプの朝のコーヒーって特別美味しいよね。
— 時田正宏 頑張る女性のお肌の味方 (@ran_shirakaba) July 15, 2018
ということで、キャンプで使うようなカップを買いました。
スタンレーは保温性が抜群です。#スタンレー #モーニングコーヒー pic.twitter.com/WqIaZ3NJjT
しかし反対にどのようなコーヒーの淹れ方であっても必ず用意しておいた方が良い道具もあります。まずはそこからみていきましょう。アウトドアコーヒーで必要な道具1つ目はカップです。いくらコーヒーを美味しく淹れたとしても飲むためのカップがなければ味わえません。身軽に紙コップでも良いですが、せっかくアウトドアで楽しむのであれば、少しこだわってみましょう。
アウトドアコーヒーおすすめ道具1:カップ

暖かい季節のアウトドアであればあまり気にすることがないですが、寒い時期のアウトドアでコーヒーを楽しむのであればなるべくコーヒーが冷めないような保温性があるカップがおすすめです。中でもスノーピークのチタンダブルマグは保温と保冷の両方に優れており、登山などのアウトドアでも重宝します。温度が保てる仕組みはチタンの二重構造です。
チタンの2枚壁によって真空部分が作られ、外からの熱の影響を受けにくくなっています。また飲み物側からの熱も通さないため熱いコーヒーを淹れても本体部分をしっかりと持つことが可能です。またスノーピークのマグカップは軽量です。登山などアウトドアの際には必要物以外は省いてなるべくコンパクトにするのが良いのですが、これならば邪魔にならない重さです。
持ち運びに便利なカップを、と考えるのであれば折りたたみできるカップもおすすめです。折りたたみ式はシリコン製のものが多く、シートゥサミットやウガップといったメーカーから販売されています。どの製品もカラフルなので、さまざまなカラーを用意してアウトドアでコーヒーを楽しめば気分も上がります。またシリコンは耐熱性も高い素材なので熱々のコーヒーにぴったりです。
アウトドアコーヒーおすすめ道具2:ケトル

次にコーヒーを飲むときに必要なお湯をケトルで準備しましょう。ケトルもさまざまな種類があります。大きく考えて、サイズと材質に注目しましょう。サイズは縦長であったり、料理の鍋としても使えるクッカータイプであったりとさまざまあります。サイズによって入る水の量も異なるため、アウトドアでなににケトルを使うのか少し考えてみると良いでしょう。

例えば一人で登山などのアウトドアを楽しむ、または少人数でコーヒーを飲むぐらいであれば比較的小容量のケトルでも事足りますが、大人数で楽しむ、またはインスタント麺などに使うというのであればある程度容量が大きくなければ何度も湯を沸かさなければならなくなってしまい手間がかかります。アウトドアのどのような場面でどう使うのかを考えるとサイズが決めやすいです。
お気に入りのユニフレームキャンプケトル
— tap (@tap_q1) March 22, 2018
焚き火で使える頑丈ステンレス (=´▽`=)ノシ
銅じゃなく、ステンだから焚火の煤で真っ黒にしたらカッコイイっす!
[Amazon]ユニフレーム キャンプケトル https://t.co/ILH6iSPKxC pic.twitter.com/KTqxdXcojI
ちなみに形に注目すると、縦長のものは注ぎ口が細くなっているものも多く、アウトドアでのコーヒーにも向いています。もう一つ材質にも注目しましょう。焚き火などの直火で使えるのは全体がステンレス製のものです。登山などのアウトドアで焚き火で使用するのであればオールステンレス製のケトルを使いましょう。中でもユニフレームのキャンプケトルがおすすめです。

ユニフレームのキャンプケトルはオールステンレスで焚き火ももちろんOKで、しかもありがたいことに焚き火で舞うことが多い灰が中に入るのを防ぐために、注ぎ口部分にフタも付いています。容量はさまざまありますが、縦長タイプのものは1.6リットルほど入るものもありコーヒーだけでなく、インスタント麺などの食事も十分楽しめる量です。価格は5000円ほどします。
コーヒー豆はどうする?
アウトドアコーヒーおすすめ道具3:コーヒー豆や粉

登山やキャンプなどアウトドアでコーヒーを楽しむためにコーヒーはどのようなものを持って行けばよいでしょうか?これは好みによります。例えば手軽にコーヒーを飲みたいという時には、簡単な淹れ方で飲める粉の状態で持参するのがおすすめです。またアウトドアの日程的に余裕もあるし、コーヒーもじっくり楽しみたいというのであれば豆を持っていってみましょう。

後ほど詳しくご紹介しますが、コーヒー豆を挽く道具であるコーヒーミルも最近ではコンパクトなものが販売されているのでアウトドアでも負担なく持っていくことができます。ちなみに最近ではスターバックスコーヒーやドトールなどコーヒーを提供するお店が増えていますが、それらの店舗でもコーヒー豆を購入することができます。また試飲も行なっているカルディもおすすめです。

スターバックスコーヒーではオリジナルブレンドされたコーヒー豆が販売されており、ものによってはアイスコーヒーに適したブレンド豆や淹れるとシトラスの香りがするブレンド豆などさまざまです。インターネット販売も行なっているので、酸味やコクの表示を見ながら自分好みのものを探してみましょう。一方カルディでもコーヒーに力を入れており、様々な種類が販売されています。
カルディーで初めてコーヒー買ってみた☕️豆挽いてくれるんだけど、それがまたいいニオイ♬ pic.twitter.com/TFXWJj3vn5
— halu (@hawaiiikitai) May 22, 2017
コーヒーは200グラムから購入することができます。レジで買いたいコーヒーを店員さんに伝えましょう。豆のままでも購入できますし、もちろん粉に挽いてもらうことも可能です。ドリッパーによって適切な挽き方があります。中挽きや極細挽き、粗挽きなどいろいろありますが、よくわからないときには普段使っているドリッパーや道具がどのようなものが店員さんに伝えると良いです。

アウトドアでドリップコーヒーを楽しむなら
アウトドアコーヒーおすすめ道具4:ドリッパー

粉の状態のコーヒーを用意して、ケトルも準備したら今度はドリッパーを見ていきましょう。家で普段使っているドリッパーでも問題はありませんが、登山などのアウトドアでは持っていっている途中で、バッグの中で破損してしまうという可能性もゼロではありません。なるべくコンパクトで持ち運びやすいドリッパーがおすすめです。おすすめドリッパー1つ目はテトラドリップです。
届いた🎶 届いたー🎶 ネットで ぽち していた 《テトラドリップ》
— 佐々木 亜弥 ☆ はぴごら (@hapigora_fuku) March 21, 2018
これがあれば、旅先でのコーヒーも美味しく飲めますよー(~▽~@)♪♪♪ pic.twitter.com/ocFE30R6fH
テトラといえば最近ではあまり見かけなくなりましたが、三角形の牛乳パックでテトラパックというものが作られていました。まるでピラミッドのような形をしているのが特徴です。軽量で良いのですが、テトラドリップの良さはそれだけではありません。テトラドリップは平らに折りたたむことができます。たたんだ後の厚さはなんと1センチ以下でかなりコンパクトになります。

テトラドリップは先端が尖った円錐形になっています。そのためコーヒーフィルターが円錐形のときには良いのですが、台形のときには少し斜めに折ってから使うとより使いやすくなります。最近ではレザーケースつきのものも販売されているようですが、ドリッパー本体だけであれば3000円ほどで購入できます。気になる方はぜひ「MUNIEQ」(ミュニーク)で検索しましょう。

登山などのアウトドアでも役立つコンパクトなドリッパーがあるかと思えば、フィルターなしでコーヒーをドリップできるドリッパーもおすすめです。中でも人気なのが有田焼のセラミックフィルターです。目にはあまり見えませんが、ドリッパーに細かい穴が空いており、コーヒーの粉を入れて直にお湯を注いでもしっかりとドリップすることができます。

コーヒーだけでなくお茶や水などの他の飲み物でも使用することができます。セラミックフィルターはずっとつかっていると小さなコーヒーの粉などがドリッパーの目に詰まってしまうことがあります。しかしご安心ください。ガスバーナーなどでカラ焼きすると再び目が通り、問題なく使えるようになります。手入れをすれば長く使用することができるおすすめのドリッパーです。

ちなみに先ほどカップのところでもご紹介したシリコンカップのシートゥサミットからはシリコン製のドリッパーが販売されています。こちらもスレンテス製のメッシュフィルターがシリコンドリッパーの中に付いているので、紙のフィルターは必要ありません。価格も2000円以下と手頃で、カップと同じく折りたたみ式のためコンパクトにできてアウトドアでも重宝します。

アウトドアコーヒーを豆から挽くなら
アウトドアコーヒーおすすめ道具5:携帯コーヒーミル

コーヒーにはさまざまな淹れ方があります。粉のコーヒーで手軽にドリップする淹れ方もあれば、コーヒー豆を自分で挽いて酸化させることなく、より新鮮な状態で楽しむ淹れ方もあります。後者の場合、登山であまり荷物は持って行けないから、とコーヒーミルを諦めてしまうのは早いです。実は携帯できるコーヒーミルも販売されています。1つ目はコマンダンテのコーヒーミルです。
ついにきた!個人的に手動コーヒーミルの最高峰だと思っているコマンダンテ!デザインも格好いいし、凄く使いやすい!この機種はゼブラデザインです!#孤独の珈琲#コーヒー#コーヒーミル#コマンダンテ#comandante#手挽きミル pic.twitter.com/ZQogk2REWF
— 孤独の珈琲 (@kodokunocoffee) July 6, 2017
ドイツ製のコーヒーミルで、本体の上部分についているハンドルを回すことでコーヒー豆を挽くことができます。手動でコーヒー豆を砕いていくと、どうしても挽き具合にムラが出てしまうこともありますが、コマンダンテのコーヒーミルはニトロ・ブレードという刃を使って綺麗にコーヒー豆を挽くことができます。さらに調節ネジをひねるだけで挽き目も調節可能です。

極細挽きから粗挽きまでかなり細かく対応ができます。重さも約630グラムとかなり軽量で、登山やキャンプで持ち歩いても苦になりません。カラーバリエーションも豊富で、オークやバンブーなど木目調のものから、レッドソニア、ゼブラなどおしゃれなカラーが施されたものもあります。価格は3万円と少し高めですが、長持ちしアウトドアコーヒーにもおすすめの道具です。
アウトドア向けの変わり種アイテムも
アウトドアコーヒーおすすめ道具6:パーコレーター

アウトドアでも役立つコーヒー用品はほかにもあります。まずはパーコレーターです。一見普通のケトルにも見えるパーコレーターですが、中にバスケットと呼ばれるコーヒーの粉を入れるお皿のようなものが入っています。水とコーヒーの粉を入れ、火にかけることで簡単にコーヒーをドリップすることができます。もちろんコーヒーだけでなくお茶などを沸かすことも可能です。
パーコーレーターを使ったアウトドアコーヒーのコツを紹介します〜
— DOD (@DOPPEL_OUTDOOR) November 15, 2016
コーヒー豆は多めで!
①水は画像のように完全に沸騰しきってからストーレーナーを入れる
②入れたあとは弱火から中火くらいに
③好みですが、3分か4分くらいで火から離します
④粉が落ち着くまで少し置く
完成! pic.twitter.com/QTUCmdAx7P
パーコレーターのバスケットは目が大きなものが多いので、コーヒーの粉が細かすぎるとドリップの途中で一緒に粉も落ちてしまいます。そのためコーヒーは中挽きから粗挽きほどのものを使うようにしましょう。ケトルとしても使えるので、容量の大きなものを購入すればコーヒー要員としても、ご飯要員としても役立ちます。さまざまなメーカーから出ているので調べてみましょう。
アウトドアコーヒーおすすめ道具7:ミニエスプレッソマシン

香港のメーカーから販売されたミニエスプレッソマシンもおすすめです。一見するとなんの道具がわかりませんが、これでエスプレッソを作ることができます。付属されているメジャースプーン1杯分にコーヒーの粉を入れて、別のカップにお湯を注ぎ入れます。最後にすべてをセットして本体の真ん中にあるボタンのような部分を引き出します。

そのボタンを数回プッシュすればエスプレッソが出てきますので、あとはカップに注げば完成です。電源要らずでコーヒーの粉とお湯さえあれば簡単にエスプレッソを作ることができる優れものです。価格も1万円以下とリーズナブルでおすすめです。登山やキャンプなどアウトドアのさまざまな場面で活躍間違いなしのエスプレッソマシンです。
コーヒーの美味しい淹れ方は?
淹れ方のコツは1点にお湯を注ぐこと

さて登山やバーベキューなど、アウトドアでコーヒーを楽しむために道具も全て揃えていざコーヒーを淹れるという時に、せっかくであれば淹れ方をちょっと工夫してより美味しいコーヒーを楽しんでみましょう。コーヒー豆を挽いて、あるいはインスタントの粉コーヒーなどをドリッパーにセットしたら、あとはお湯を注ぐだけですがそのドリップの仕方に注意してみましょう。

ドリッパーに粉のコーヒーを入れたら、まずは粉全体にお湯がいきわたるようにお湯を注いでいきます。全体が湿ったようになったら、あとは1点にお湯をずっと注いでいけばOKです。お湯をずっと回し入れるように注いでいくと、場合によってはコーヒーの余分な苦味が出てしまうことがあります。そのためなるべく注ぎ口を細くしてコーヒーをドリップしてみましょう。
昨夜散々飲み食いしたけどキャンプの朝はこれっしょ!
— Taka㌟@workout (@Taka_kidoriya) July 10, 2017
ハムとトマトとチーズのホットサンド🍅
山梨のソーセージのアラカルト🐽
飲みすぎた朝のコーヒーが美味しい😁☕️#キャンプ #outdoor #テント #snowpeak #コーヒー pic.twitter.com/u5elGG1JUB
たかがコーヒーの淹れ方1つと思うかもしれませんが、実際にコーヒーの味は変わります。もともと苦味にある深煎りのコーヒーなどもありますが、正しい淹れ方をすることで苦味とはまた異なるコーヒーの雑味のようなものが出なくなり、本当に美味しいコーヒーになります。ぜひ正しいコーヒーの淹れ方を覚えて、アウトドアでも満足できるコーヒーを淹れてください。

登山などアウトドアでは景色やテント宿泊など非日常を楽しむのも良いですが、コーヒーなどの飲み物やご飯にもこだわることができればより一層充実したものになります。中でもコーヒーはリラックス効果もあると言われているので、アウトドアで楽しむことができればより一層気持ちもリフレッシュできます。アウトドア用にすると少し費用もかさみがちです。

しかしその分長く使うことができるアイテムです。カップやケトル、コーヒー豆からドリッパーといった一般的な道具から携帯のエスプレッソマシンやコーヒーミルなど必要なものを探してみましょう。そしてアウトドアでも自分が満足できるような美味しいコーヒーを楽しんでみてください。